JP4903750B2 - 還元型補酵素q10油状物の製造方法 - Google Patents
還元型補酵素q10油状物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4903750B2 JP4903750B2 JP2008132288A JP2008132288A JP4903750B2 JP 4903750 B2 JP4903750 B2 JP 4903750B2 JP 2008132288 A JP2008132288 A JP 2008132288A JP 2008132288 A JP2008132288 A JP 2008132288A JP 4903750 B2 JP4903750 B2 JP 4903750B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reduced coenzyme
- solvent
- coenzyme
- ascorbic acid
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/01—Preparation of ethers
- C07C41/34—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C41/40—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of physical state, e.g. by crystallisation
- C07C41/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of physical state, e.g. by crystallisation by distillation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/01—Preparation of ethers
- C07C41/18—Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds
- C07C41/26—Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds by introduction of hydroxy or O-metal groups
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/02—Nutrients, e.g. vitamins, minerals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/01—Preparation of ethers
- C07C41/34—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Hematology (AREA)
- Obesity (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
しかしながら、従来の方法では、生成した還元型補酵素Q10の有機溶媒を用いた抽出及び濃縮等の操作が必要であるため、製造工程の所要時間は必然的に長くなり、又、高価な製造装置や容量等を必要とする。
このように、有機溶媒による抽出及び濃縮等の付加的な操作を必要とせず、還元型補酵素Q10を直接かつ簡便に取得する方法、及び/又は、還元型補酵素Q10を含有する有機相から、攪拌不良を引き起こすことなく、簡便かつ短時間で有機溶媒を留去する方法が求められていた。
本発明の製造方法によれば、得られた反応混合物から水相を分離することにより、還元型補酵素Q10の油状物を取得することができ、また、得られた反応混合物を冷却することにより、還元型補酵素Q10を該反応系中において結晶化させ、該結晶を取得することもできる。
本発明の取得方法によれば、攪拌不良を生じることなく、簡便かつ短時間で、還元型補酵素Q10を含有する有機相から、有機溶媒を留去し、還元型補酵素Q10の油状物を取得することができる。
本発明は、酸化から還元型補酵素Q10を好適に防護する観点から、濃縮、溶媒置換等の操作時間を短縮するために、還元型補酵素Q10の油状物を製造あるいは取得するものであり、本発明には以下の二つが含まれる。
第一は、酸化型補酵素Q10の油状物を水中で還元剤と反応させ、還元型補酵素Q10の油状物を製造あるいは取得する発明であり、第二は、還元型補酵素Q10を含有する有機相から、還元型補酵素Q10の融解温度以上の温度で有機溶媒を留去することにより、還元型補酵素Q10の油状物を製造あるいは取得する発明である。
本発明においては、酸化型補酵素Q10を水中で還元剤と反応させ、還元型補酵素Q10を合成する。
本発明に用いる酸化型補酵素Q10の油状物は、酸化型補酵素Q10を融解させて油状化したものであり、反応に悪影響を及ぼさない程度に種々の不純物や溶媒等を含んでいてもよいが、単に酸化型補酵素Q10を有機溶媒に溶かした溶液とは異なる。
本発明における反応溶媒は、実質的に水のみからなるものである。有機溶媒をわずかに含むものであってもよいが、その含量は水に対して10w/w%以下が好ましく、5w/w%以下がより好ましく、1w/w%以下がさらに好ましい。
鉄または亜鉛を用いる還元は、酸を使用して実施されることが好ましい。酸としては特に制限されないが、例えば、酢酸等の脂肪酸、メタンスルホン酸等のスルホン酸、塩酸や硫酸等の無機酸等を挙げることができる。好ましくは無機酸であり、より好ましくは、硫酸である。
亜鉛の使用量は特に制限されないが、酸化型補酵素Q10の仕込み重量に対して、例えば、約1/10重量以上で好適に実施できる。上限は特に制限されないが、経済性の観点等から、約2倍重量が好ましい。
上記次亜硫酸類の使用量は特に制限されないが、酸化型補酵素Q10の仕込み重量に対して、約1/5重量以上が好ましく、より好ましくは約2/5重量以上、さらに好ましくは約3/5重量以上である。多くても特に支障はないが、経済的に不利であるため、好ましくは約2倍重量以下、より好ましくは同重量以下で用いられる。普通、約2/5重量〜約同重量の範囲で好適に実施できる。
上記次亜硫酸類を用いる還元は、収率等の観点から、pH7以下で実施するのが好ましく、より好ましくはpH3〜7、さらに好ましくはpH3〜6で実施される。上記pHは、酸(亜例えば、塩酸や硫酸等の鉱酸)や塩基(例えば、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物)を用いて調整することができる。
上記還元反応後、生成した還元型補酵素Q10を該反応系から結晶化する場合には、結晶化した還元型補酵素Q10のスラリー濃度やスラリー性状を好適な範囲に調整・維持するために、還元型補酵素Q10の濃度を適宜増減できる。スラリー濃度、スラリー性状の観点から、水重量に対する反応後の還元型補酵素Q10の重量として、20w/w%以下が好ましく、より好ましくは15w/w%以下である。
本発明における還元反応は、強制流動下に実施するのが好ましい。単位容積当たりの撹拌所要動力として、通常約0.01kW/m3以上、好ましくは約0.1kW/m3以上、より好ましくは約0.3kW/m3以上の流動が好ましい。上記の強制流動は、通常、撹拌翼の回転により与えられるが、上記流動が得られれば必ずしも撹拌翼を用いる必要はなく、例えば、液の循環による方法などを利用しても良い。
上記還元反応は、通常、48時間以内、好ましくは24時間以内、より好ましくは10時間以内、とりわけ5時間以内に完了させることができる。
このように、反応混合物から結晶化を行うことにより、酸化型補酵素Q10の副生を最小にして、高品質の還元型補酵素Q10結晶を得ることができる。
具体例としては、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン、2−ペンテン、ヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、1−ヘキセン、シクロヘキセン、ヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2、3−ジメチルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、メチルシクロヘキサン、1−ヘプテン、オクタン、2,2,3−トリメチルペンタン、イソオクタン、エチルシクロヘキサン、1−オクテン、ノナン、2,2,5−トリメチルヘキサン、1−ノネン、デカン、1−デセン、p−メンタン、ウンデカン、ドデカン等を挙げることができる。
中でも、炭素数5〜8の飽和脂肪族炭化水素が好ましく、炭素数5のペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン(ペンタン類と称す);炭素数6のヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン(ヘキサン類と称す);炭素数7のヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメチルペンタン、2,4−ジメチルペンタン)、メチルシクロヘキサン(ヘプタン類と称す);炭素数8のオクタン、2,2,3−トリメチルペンタン、イソオクタン、エチルシクロヘキサン(オクタン類と称す)、及びこれらの混合物が好ましく用いられる。とりわけ、上記ヘプタン類は酸化からの防護効果が特に高い傾向がありさらに好ましく、ヘプタンが最も好ましい。
具体例としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、ペンタクロロエタン、ヘキサクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,2−ジクロロプロパン、1,2,3−トリクロロプロパン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン等を挙げることができる。
好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンであり、より好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンである。
酢酸エステルとしては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、酢酸sec−ヘキシル、酢酸シクロヘキシル、酢酸ベンジル等を挙げることができる。好ましくは、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、酢酸sec−ヘキシル、酢酸シクロヘキシルであり、より好ましくは、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルであり、最も好ましくは、酢酸エチルである。
ギ酸エステルとしては、例えば、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸イソプロピル、ギ酸ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸sec−ブチル、ギ酸ペンチル等を挙げることができる。好ましくは、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸ペンチルであり、最も好ましくは、ギ酸エチルである。
具体例としては、例えば、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ジオキサン、フラン、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等を挙げることができる。
好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ジオキサン、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルであり、より好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、アニソール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルであり、さらに好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、アニソール等であり、最も好ましくは、メチルtert−ブチルエーテルである。
好ましくは、アセトニトリル、プロピオニトリル、スクシノニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢酸エチル、ベンゾニトリル、トルニトリル、クロロプロピオニトリルであり、より好ましくは、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリルであり、最も好ましくは、アセトニトリルである。
しかして、上記溶媒の使用によって、望ましくない酸素の副反応は、還元工程を通して最小化される。
鉄または亜鉛を用いる還元は、酸を使用して実施されることが好ましい。酸としては特に制限されないが、例えば、酢酸等の脂肪酸、メタンスルホン酸等のスルホン酸、塩酸や硫酸等の無機酸等を挙げることができる。好ましくは無機酸であり、より好ましくは、硫酸である。
亜鉛の使用量は特に制限されないが、酸化型補酵素Q10の仕込み重量に対して、例えば、約1/10重量以上で好適に実施できる。上限は特に制限されないが、経済性の観点等から、約2倍重量が好ましい。
上記次亜硫酸類の使用量は特に制限されないが、酸化型補酵素Q10の仕込み重量に対して、約1/5重量以上が好ましく、より好ましくは約2/5重量以上、さらに好ましくは約3/5重量以上である。多くても特に支障はないが、経済的に不利であるため、好ましくは約2倍重量以下、より好ましくは同重量以下で用いられる。普通、約2/5重量〜約同重量の範囲で好適に実施できる。
還元反応においては、後述するアルコール類及び/又は水を好適に使用することができる。水は、特に還元剤として鉄、亜鉛、次亜硫酸類を用いる場合に好適である。還元剤として水素化金属化合物やアスコルビン酸類を用いる場合にはアルコール類を使用することができる。水、アルコール類の併用は、これら水、アルコール類の特性が発揮され、反応速度の向上や反応収率の向上等に寄与する。
上記次亜硫酸類を用いる還元は、水と、上記の炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類のうち少なくとも一種の有機溶媒(好ましくは炭化水素類、より好ましくは脂肪族炭化水素、なかでもヘプタン類、特にヘプタン)との混合溶媒系で実施するのが好ましい。その際、反応時のpHは、収率等の観点から、pH7以下が好ましく、より好ましくはpH3〜7、さらに好ましくはpH3〜6で実施される。上記pHは、酸(例えば、塩酸や硫酸等の鉱酸)や塩基(例えば、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物)を用いて、調整することができる。
また、亜硫酸水素塩としては、例えば、亜硫酸水素ナトリウム等のアルカリ金属亜硫酸水素塩等を好適なものとして挙げることができる。
このようにして得られた還元反応液は、生成した還元型補酵素Q10を含有する有機相を採取し、必要に応じ(好ましくは)、有機相を更に、繰り返し、例えば、水や食塩水等を用いて水洗して夾雑物を完全に除去することができる。
還元型補酵素Q10の油状物を取得するために用いる還元型補酵素Q10を含有する有機相は特に制限されないが、望ましくない酸素による副反応を抑制して高品質の還元型補酵素Q10の油状物を得るために、還元型補酵素Q10を酸化から防護する作用の高い有機溶媒、即ち、炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類のうち少なくとも一種の溶液であるのが好ましい。なかでも、有機溶媒として、炭化水素類、脂肪酸エステル類が好ましく、より好ましくは炭化水素類であり、最も好ましくはヘプタン類である。なお、本発明に用いる還元型補酵素Q10を含有する有機相は、上記溶液であっても良く、また、該溶液を通常の方法で濃縮した濃縮物であってもよい。
尚、溶媒を留去して還元型補酵素Q10の油状物を取得する態様に関して記載される上記還元型補酵素Q10油状物中の溶媒の含有量は、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下、さらに好ましくは2重量%以下である。
このように、上記二種類の態様を用いることにより、極めて簡便に、且つ、効率的に還元型補酵素Q10の油状物を取得することができる。
特に、還元型補酵素Q10を含有する有機相から他の溶媒へと置換するとき、以下の態様のいずれかによって、又は、以下の態様の二以上を組み合わせることによって、本発明の効果を最大限に発揮することができる。
3価のアルコールとしては特に限定されず、例えば、グリセリン等を好適に用いることができる。
この場合、上記油状物を融解温度未満の温度に下げて望みの形状にし、種晶を接触させることにより固化物を得ることができる。種晶との接触は該油状物の形状をつくる前でも後でも差し支えない。固化温度は、前記油状物の融解温度未満であれば良く、特に制限されないが、通常48℃未満、好ましくは45℃未満、より好ましくは40℃未満である。望ましくは0℃以上である。
カラム:SYMMETRY C18(Waters製)250mm(長さ)4.6mm(内径)、移動相;C2H5OH:CH3OH=4:3(v:v)、検出波長;210nm、流速;1ml/min、還元型補酵素Q10の保持時間;9.1min、酸化型補酵素Q10の保持時間;13.3min。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を攪拌しながら50℃で融解させた。この油状物に、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、50℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、2℃まで冷却することにより白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を、冷水、冷エタノールで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶98gを得た(有姿収率98モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5、還元型補酵素Q10の純度は99.2%であった。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を攪拌しながら50℃で融解させた。この油状物に、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、50℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、油状物を含む反応液より水相を除去し、50℃に加温したエタノールを1400g添加後、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、2℃まで冷却して白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を、冷エタノール、冷水、冷エタノールで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶95gを得た(有姿収率95モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6、還元型補酵素Q10の純度は99.2%、であった。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を攪拌しながら50℃で融解させた。この油状物に、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、50℃、pH4〜6で還元反応を行った。油状物を含む反応液から水相を除去し、脱気し50℃に加熱した飽和食塩水1000gで油状物を6回洗浄し、還元型補酵素Q10の油状物を得た。なお、すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。この油状物に25℃のエタノールを添加し、還元型補酵素Q10の白色スラリーを得た。得られたスラリーを2℃まで冷却した後、減圧ろ過し、湿結晶を、冷エタノール、冷水、冷エタノールで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶95gを得た(有姿収率95モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6、還元型補酵素Q10の純度は99.2%、であった。
100gの酸化型補酵素Q10を攪拌しながら48℃で融解させた。この油状物に、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、50℃、pH4〜6で還元反応を行った。油状物を含む反応液から水相を除去し、脱気し、48℃に加熱した飽和食塩水1000gで油状物を6回洗浄し、還元型補酵素Q10の油状物を得た。なお、すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。この油状物にトルエンを添加し、還元型補酵素Q10を含有したトルエン溶液を調整した。なお、このトルエン溶液に含まれる還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5であった。
実施例2で得た還元型補酵素Q10の油状物を自結晶を敷いたプレートの上(40℃)に滴下したところ、油状物は速やかに固化し、半球状の固形物を得ることができた。
実施例2で得た還元型補酵素Q10の油状物を、自結晶を敷かないプレートの上(40℃)に滴下し、1時間温度を維持したが固化しなかった。
100gの酸化型補酵素Q10を50℃で融解させた。得られた油状物に、攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)60gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、50℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、還元型補酵素Q10の油状物を得た。得られた油状物の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.3/0.7であった。なお、すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を25℃で1000gのヘプタンに溶解させた。攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、脱気した飽和食塩水1000gでヘプタン相を6回水洗した。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。このヘプタン溶液から、50℃、減圧下にてヘプタンを留去し、油状物の還元型補酵素Q10を得た。この油状物は容易に攪拌および払い出しが可能であった。この油状物の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5であった。また、ヘプタン残量は1.3%であり、ヘプタンを除いた還元型補酵素Q10の純度は99.2%であった。
実施例7と同様にして、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。このヘプタン溶液から30℃、減圧下にてヘプタンを留去した。還元型補酵素Q10は容器壁面に固着し、払い出しが困難であった。
実施例7と同様して、還元型補酵素Q10のヘプタン溶液を得た。このヘプタン溶液から48℃、減圧下にてヘプタンを留去し、油状物の還元型補酵素Q10を得た。1000gのテトラヒドロフランを添加することにより、還元型補酵素Q10のテトラヒドロフラン溶液を得た。なお、溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5であった。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を25℃で1000gのヘキサンに溶解させた。攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、脱気した飽和食塩水1000gでヘキサン相を6回水洗した。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。このヘキサン溶液から50℃、減圧下にてヘキサンを留去し、油状物の還元型補酵素Q10を得た。この油状物に50℃のエタノールを1000g添加することにより、還元型補酵素Q10のエタノール溶液を得た。なお、溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6であった。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を25℃で1000gのヘキサンに溶解させた。攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、脱気した飽和食塩水1000gでヘキサン相を6回水洗した。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。このヘキサン溶液から50℃、減圧下にてヘキサンを留去し、油状物の還元型補酵素Q10を得た。この油状物に25℃のエタノール1000gをゆっくりと添加することにより、還元型補酵素Q10の白色のスラリーを得た。得られたスラリーを2℃まで冷却した後、減圧ろ過し、湿結晶を冷エタノール、冷水、冷エタノールで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶95gを得た(有姿収率95モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.3/0.7であり、還元型補酵素Q10の純度は99.0%であった。
還元剤として、次亜硫酸ナトリウムの代わりに亜鉛粉末15gおよび2.9N硫酸1100gを使用する以外は、実施例7と同様に還元、濃縮を行った。得られた油状物の還元型補酵素Q10は、容易に攪拌および払い出しが可能であった。なお、この油状物の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6であった。また、ヘプタン残量は1.9%であり、ヘプタンを除いた還元型補酵素Q10の純度は99.1%であった。
1000gのエタノール中に、100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)、60gのL−アスコルビン酸を加え、50℃にて攪拌し、還元反応を行った。24時間後、反応液を50℃まで冷却し、同温度で、減圧下、エタノールを留去し、油状物の還元型補酵素Q10を得た。この油状物を48℃の1000gの脱気した飽和食塩水で6回水洗した後、1000gのアセトンを添加することにより、還元型補酵素Q10のアセトン溶液を得た。溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5であった。
実施例7で得た還元型補酵素Q10の油状物を、自結晶を敷いたプレートの上(40℃)に滴下したところ、油状物は速やかに固化し、半球状の固形物を得ることができた。
実施例7で得た還元型補酵素Q10の油状物を、自結晶を敷かないプレートの上(40℃)に滴下し、1時間温度を維持したが固化しなかった。
表1に示す各種溶媒20gに1gの還元型補酵素Q10(還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.6/0.4)を、25℃下で溶解した。大気中、25℃で24時間の攪拌後、液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定した結果を表1に示す。
表2に示す各種溶媒100gに1gの還元型補酵素Q10(還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.6/0.4)を、35℃下で溶解した。大気中、35℃で24時間の攪拌後、液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定した結果を表2に示す。
Claims (13)
- 還元型補酵素Q10を含有する有機相から、撹拌下に有機溶媒を留去するに際し、還元型補酵素Q10の融解温度以上の温度で有機溶媒を留去することにより、還元型補酵素Q10の油状物を取得する方法であって、
前記有機相中の還元型補酵素Q 10 の純度が、80重量%以上である
ことを特徴とする、還元型補酵素Q10の取得方法。 - 還元型補酵素Q10油状物中の溶媒の含有量を10重量%以下とする、請求項1記載の取得方法。
- 有機溶媒の留去を40℃以上で行う請求項1又は2に記載の取得方法。
- 取得した還元型補酵素Q10の油状物に溶媒を加えて、還元型補酵素Q10の溶液又はスラリーを得る請求項1〜3のいずれかに記載の取得方法。
- 添加する溶媒が、留去される有機溶媒よりも沸点が低いものである請求項4記載の取得方法。
- 添加する溶媒が、留去される有機溶媒と共沸混合物を形成するものである請求項4記載の取得方法。
- 還元型補酵素Q10を含有する有機相は、還元剤を用いて酸化型補酵素Q10を含有する有機相を還元して得られたものである請求項1〜6のいずれかに記載の取得方法。
- 還元剤は次亜硫酸類又はアスコルビン酸類であり、かつ、次亜硫酸類が次亜硫酸の塩であり、アスコルビン酸類がアスコルビン酸、rhamno−アスコルビン酸、arabo−アスコルビン酸、gluco−アスコルビン酸、fuco−アスコルビン酸、glucohepto−アスコルビン酸、xylo−アスコルビン酸、galacto−アスコルビン酸、gulo−アスコルビン酸、allo−アスコルビン酸、erythro−アスコルビン酸、6−デスオキシアスコルビン酸、それらのエステル、及び、それらの塩から選ばれる少なくとも1種である請求項7記載の取得方法。
- 留去される有機溶媒が、炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類からなる群より選択される少なくとも1種であり、かつ、炭化水素類が脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又はハロゲン化炭化水素であり、脂肪酸エステル類がプロピオン酸エステル、酢酸エステル又はギ酸エステルであり、エーテル類が炭素数3〜20のエーテルであり、ニトリル類が炭素数2〜20のニトリルである請求項1〜8のいずれかに記載の取得方法。
- 添加する溶媒がアルコール類であり、かつ、アルコール類が炭素数1〜20のアルコールである請求項4〜9のいずれかに記載の取得方法。
- 添加する溶媒がケトン類であり、かつ、ケトン類が炭素数3〜6のケトンである請求項4〜9のいずれかに記載の取得方法。
- 取得した還元型補酵素Q10の油状物を、前記油状物の融解温度未満の温度で還元型補酵素Q10の種晶と接触させることにより、前記油状物を固化させ、還元型補酵素Q10の固形物を得る請求項1〜3のいずれかに記載の取得方法。
- 脱酸素雰囲気下に実施する請求項1〜12のいずれかに記載の取得方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008132288A JP4903750B2 (ja) | 2001-07-13 | 2008-05-20 | 還元型補酵素q10油状物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001214475 | 2001-07-13 | ||
JP2001214475 | 2001-07-13 | ||
JP2001214480 | 2001-07-13 | ||
JP2001214480 | 2001-07-13 | ||
JP2002114875 | 2002-04-17 | ||
JP2002114875 | 2002-04-17 | ||
JP2002114873 | 2002-04-17 | ||
JP2002114873 | 2002-04-17 | ||
JP2008132288A JP4903750B2 (ja) | 2001-07-13 | 2008-05-20 | 還元型補酵素q10油状物の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003512184A Division JP4157032B2 (ja) | 2001-07-13 | 2002-07-15 | 還元型補酵素q10油状物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009007335A JP2009007335A (ja) | 2009-01-15 |
JP4903750B2 true JP4903750B2 (ja) | 2012-03-28 |
Family
ID=27482433
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003512184A Expired - Lifetime JP4157032B2 (ja) | 2001-07-13 | 2002-07-15 | 還元型補酵素q10油状物の製造方法 |
JP2008132288A Expired - Fee Related JP4903750B2 (ja) | 2001-07-13 | 2008-05-20 | 還元型補酵素q10油状物の製造方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003512184A Expired - Lifetime JP4157032B2 (ja) | 2001-07-13 | 2002-07-15 | 還元型補酵素q10油状物の製造方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7208639B2 (ja) |
EP (2) | EP1415971B1 (ja) |
JP (2) | JP4157032B2 (ja) |
KR (2) | KR20080053420A (ja) |
CN (1) | CN1242971C (ja) |
AU (1) | AU2002318845B2 (ja) |
CA (1) | CA2453163A1 (ja) |
DK (1) | DK2289866T3 (ja) |
TW (1) | TW200604159A (ja) |
WO (1) | WO2003006410A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI305547B (en) | 2001-12-27 | 2009-01-21 | Kaneka Corp | Processes for producing coenzyme q10 |
US7358402B2 (en) | 2003-09-10 | 2008-04-15 | Kaneka Corporation | Reduced coenzyme Q10 crystal with excellent stability and composition containing said reduced coenzyme Q10 crystal |
US20060147542A1 (en) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Tadao Ono | Solid preparation containing reduced coenzyme Q10 and method for producing the same |
US8067217B2 (en) | 2004-12-28 | 2011-11-29 | Kaneka Corporation | Method for preserving reduced coenzyme Q10 |
TW200810776A (en) * | 2006-04-28 | 2008-03-01 | Kaneka Corp | Purification method of reduced coenzyme Q10 |
JP5283359B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2013-09-04 | 株式会社カネカ | 還元型補酵素q含有組成物 |
CN106117033B (zh) * | 2016-06-23 | 2018-12-25 | 浙江大学 | 一种同时分离制备高纯度辅酶q10和还原型辅酶q10的工艺 |
CN106222209B (zh) * | 2016-09-05 | 2020-12-29 | 米涛(上海)环保科技有限公司 | 还原型辅酶q10的生产方法 |
US11471426B2 (en) | 2019-10-16 | 2022-10-18 | American River Nutrition, Llc | Compositions comprising quinone and/or quinol and methods of preparations and use thereof |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3068295A (en) * | 1962-12-11 | diether groups | ||
GB947643A (en) * | 1959-05-25 | 1964-01-22 | Merck & Co Inc | Substituted chroman compounds |
JPS5915894B2 (ja) | 1975-12-15 | 1984-04-12 | ニツシンセイフン カブシキガイシヤ | ホコウソqノセイゾウホウホウ |
JPS5352690A (en) * | 1976-10-26 | 1978-05-13 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Preparation of coenzyme q |
JPS609796B2 (ja) | 1977-04-21 | 1985-03-13 | 日清製粉株式会社 | 補酵素qの製造法 |
JPS593197B2 (ja) * | 1978-09-25 | 1984-01-23 | 十條製紙株式会社 | 補酵素q↓1↓0の製造法 |
JPS5915625B2 (ja) * | 1979-03-01 | 1984-04-10 | 東洋紡績株式会社 | 新規なアシルコエンザイムaオキシダ−ゼおよびその製法 |
JPS5692238A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-25 | Ajinomoto Co Inc | Separation and recovery of hydroquinone derivative |
JPS56169592A (en) * | 1980-05-16 | 1981-12-26 | Univ Nagoya | Preparation of coenzyme q10 |
JPS5771396A (en) * | 1980-10-07 | 1982-05-04 | Univ Nagoya | Preparation of coenzyme q10 |
JPS5770834A (en) * | 1980-10-17 | 1982-05-01 | Takara Shuzo Co Ltd | Preparation of coenzyme q |
JPS6075294A (ja) | 1984-03-16 | 1985-04-27 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | 補酵素qの製造法 |
US4661448A (en) * | 1984-03-28 | 1987-04-28 | Takara Shuzo Co., Ltd. | Method for producing reduced-form coenzyme |
CA2207093A1 (en) | 1994-12-06 | 1996-06-13 | Ryan Pharmaceuticals, Inc. | Water soluble ubiquinone compositions, prodrugs, and methods relating thereto |
JP3889481B2 (ja) | 1996-08-16 | 2007-03-07 | 株式会社カネカ | 医薬組成物 |
JPH1156372A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-02 | Alpha- Shokuhin Kk | ユビキノン−10の生成方法 |
JP4307609B2 (ja) * | 1999-02-10 | 2009-08-05 | 株式会社カネカ | コエンザイムq10の製造法 |
CN1092986C (zh) * | 1999-08-16 | 2002-10-23 | 上海本草生物医学工程研究所 | 一种用于降血脂的辅酶a口服制剂及制备方法和应用 |
JP3941998B2 (ja) * | 1999-08-24 | 2007-07-11 | 株式会社カネカ | コエンザイムq10の製造法 |
DE10003493A1 (de) * | 2000-01-27 | 2001-08-09 | Wacker Chemie Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Koezym Q10-/y-Cyclodextrin Komplexes |
TWI237019B (en) * | 2001-07-13 | 2005-08-01 | Kaneka Corp | Method of producing reduced coenzyme Q10 |
-
2002
- 2002-07-12 TW TW094136128A patent/TW200604159A/zh unknown
- 2002-07-15 US US10/483,870 patent/US7208639B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-15 WO PCT/JP2002/007145 patent/WO2003006410A1/ja active Application Filing
- 2002-07-15 EP EP02746038.5A patent/EP1415971B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-15 DK DK10177580.7T patent/DK2289866T3/en active
- 2002-07-15 CA CA002453163A patent/CA2453163A1/en not_active Abandoned
- 2002-07-15 KR KR1020087012594A patent/KR20080053420A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-07-15 AU AU2002318845A patent/AU2002318845B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-07-15 EP EP10177580.7A patent/EP2289866B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-15 JP JP2003512184A patent/JP4157032B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-15 CN CNB028173996A patent/CN1242971C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-15 KR KR10-2004-7000453A patent/KR20040017295A/ko active IP Right Grant
-
2007
- 2007-03-12 US US11/716,828 patent/US7524993B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2008
- 2008-05-20 JP JP2008132288A patent/JP4903750B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW200604159A (en) | 2006-02-01 |
KR20040017295A (ko) | 2004-02-26 |
EP1415971A1 (en) | 2004-05-06 |
AU2002318845B2 (en) | 2008-09-11 |
AU2002318845A2 (en) | 2003-01-29 |
EP2289866B1 (en) | 2017-08-30 |
EP1415971B1 (en) | 2017-03-22 |
US20040254403A1 (en) | 2004-12-16 |
CA2453163A1 (en) | 2003-01-23 |
US20070161825A1 (en) | 2007-07-12 |
KR20080053420A (ko) | 2008-06-12 |
CN1551863A (zh) | 2004-12-01 |
EP2289866A2 (en) | 2011-03-02 |
US7524993B2 (en) | 2009-04-28 |
US7208639B2 (en) | 2007-04-24 |
DK2289866T3 (en) | 2017-10-09 |
WO2003006410A1 (en) | 2003-01-23 |
JP2009007335A (ja) | 2009-01-15 |
EP1415971A4 (en) | 2006-02-01 |
JP4157032B2 (ja) | 2008-09-24 |
JPWO2003006410A1 (ja) | 2004-10-28 |
EP2289866A3 (en) | 2012-03-21 |
CN1242971C (zh) | 2006-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4903750B2 (ja) | 還元型補酵素q10油状物の製造方法 | |
JP4057523B2 (ja) | 酸化防護効果の高い溶媒を用いる還元型補酵素q10の製造方法 | |
JP2009046495A (ja) | 操作性に優れた還元型補酵素q10結晶の製造法 | |
JP4149917B2 (ja) | 還元型補酵素q10の安定化方法並びに酸性結晶化方法 | |
JP4170657B2 (ja) | 還元型補酵素q10の結晶化法 | |
JP4116540B2 (ja) | 還元型補酵素q10を水溶液中から結晶化する方法 | |
JP4579835B2 (ja) | 還元型補酵素q10の精製方法 | |
JP4220565B2 (ja) | 酸化防護効果の高い溶媒を用いる還元型補酵素q10の製造方法 | |
JP4170656B2 (ja) | 還元型補酵素q10結晶の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110817 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111018 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111026 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111213 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4903750 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |