JP4902820B1 - 容器のキャップ構造 - Google Patents

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Abstract

開口部(11)に弾性を有するシール部材(12)を設けて密閉した容器の前記シール部材を覆って開口部(11)に外嵌されるバイアル等のキャップ(1)であって、該キャップ上壁面(1A)にシール部材(12)の上面に接して形成される切り離し用の円板部(2)と、該円板部の外周縁となる切り離しガイド用の薄肉部(3)と、前記円板部と一体に突設されて切り離し時に押し付けるための突起部(4)とからなる容器のキャップ構造において、円板部(2)ないし突起部(4)の底部で、突起部(4)の軸線から径方向に離間した位置に下方に突出する1又は複数の突部(5)を設け、該突部はシール部材(12)を反発可能に押し込んだ状態でシール部材上に取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、注射用薬液等の液体を収納した容器をゴム栓等のシール材で密封し、その開口部とシール材とをキャップで覆うようにした容器のキャップ構造に関する。
従来、バイアル瓶等のキャップとして、例えば、特開平6−312758号の容器の蓋構造では、キャップの上面部に加えられる所定以上の力で切断される一連の環状の薄肉部を形成し、その環状の薄肉部の位置より内側に上面部に対してほぼ直角方向に突出する突出筒部とその突出筒部の先端を覆う押圧用上面部とをその上面部に一体に形成し、その押圧用上面部を密閉栓側に押すことによって前記薄肉部を切断してその切断した薄肉部の内側に位置する部材をキャップから分離し、押圧用上面部を押す力を除いた際に前記キャップから分離した部材を前記弾力性のある密閉栓の突出腕によって密閉栓とは反対方向に反発移動するようにした構造が開示されている。
しかし、上記構成では、円盤部の破断面が突起部破断面とほぼ平行にセリ合う形態で離脱する為に抵抗が大きく離脱ができなかった。
一方、特公平4−76871号の容器用蓋では、作業者が指先に切り傷を負わないように、薄肉部は突出部を折り取った時に裂断された折り口が返りバリを生じないように形成される構成が開示されている。
しかし、上記構成では、突出部を横から押し倒す方法であって、突出部を長くする必要が有り、嵩張るため梱包形態が大きくなる、という不具合がある。
特開平6−312758号公報 特公平4−76871号公報
この発明の解決しようとする課題は、密閉したキャップを指で簡単に切り離しシール部材上から取り除くことができるバイアル等の容器のキャップ構造を提供することにある。
この発明は、開口部に弾性を有するシール部材を設けて密閉した容器の前記シール部材を覆って開口部に外嵌されるバイアル等のキャップであって、該キャップ上壁面にシール部材の上面に接して形成される切り離し用の円板部と、該円板部の外周縁となる切り離しガイド用の薄肉部と、前記円板部と一体に突設されて切り離し時に押し付けるための突起部とからなる容器のキャップ構造において、
円板部ないし突起部の底部で、突起部の軸線から径方向に離間した位置に下方に突出する1又は複数の突部を設け、
該突部はシール部材を反発可能に押し込んだ状態でシール部材上に取り付けられていることを特徴とする。
前記突起部の軸線は円板部の中心と同心又は偏心した位置に配置することができる。
突部は、円板部の外周縁に沿った内側に配置することが好ましい。
本発明では、指で突起部を押すことで、円板部を切り離すことができ、切り離された突起部付きの円盤部はその底部に突設された突部がシール部材の反発復元力により押し上げられるので、シール部材上から容易に取り外すことができる。
また、突起部を円板部の中心から偏心した位置に配置した場合には、指で突起部に偏荷重を与えることで、突起部と一体に形成された円板部が偏荷重で押し切られ、異なる方向に位置した突起部により更に、円板部の傾斜が増大形態が維持されたまま離脱されるので、セリ合う抵抗が小さく円板部を容易に外すことができる。
切り離された円板部は、シール部材上で突部によって傾斜姿勢に保持されるので、容易にシール部材上から取り外すことができる。
また、突部の底面を断面円弧状又は角部を湾曲面とすることで、切り離す際にシール部材に破断部分が食い込むことがない。
更に、突起部の上面に傾斜面を形成することで、容易に偏荷重を加えることができる。
また、薄肉部の角部を湾曲面とし、もう片側をエッジにすることで破断面のバリの発生を抑えることができる。
また薄肉部の反対側に段差溝を設ければ一層バリの発生を抑えうる。
キャップが金属製の場合に、金属のみだけでなく、金属に合成樹脂をラミネートしたりコーティングした材料を使用することができ、装飾や印刷も容易に行うことができカラーコードの区別が可能である。
また、従来のシール部材をそのまま使用することができるし、キャップはプラスチック製としてもよい。
(a)は実施例1のキャップ部分の断面図、(b)は同要部拡大図である。 (a)は同側面図、(b)は同底面図である。 である。 実施例1の突部を複数設けた場合の底面図である。 (a)は実施例2のキャップ部分の断面図、(b)は同要部拡大図である。 実施例2の底面図である。 実施例3のキャップの断面図である。 同底面図である。 同要部拡大図である。 (a)は実施例4のキャップの正面図、(b)は同断面図である。 同要部拡大図である。 (a)はキャップの切り離し前の容器の断面図、(b)はキャップの切り離し後の容器の要部断面図である。 実施例5のキャップの図であって(a)は断面図、(b)は底面図、(c)は要部拡大断面図である。 実施例6の合成樹脂製のキャップの断面図である。 同底面図である。 (a)は同要部拡大断面図、(b)は詳細拡大図である。 同斜視図である。 (a)は実施例6のキャップの切り離し前の容器の断面図、(b)は同キャップの切り離し後の容器の要部断面図である。
1 キャップ
1A キャップ上壁面
1B キャップ周壁部
2 円板部
3 薄肉部
4 突起部
4A 窪み部
5 突部
6 段差部
7 傾斜面
8 段差溝
10 バイアル瓶
11 開口部
12 シール部材
13 溝底部
13a 溝底部の外周縁部の角部
13b 溝底部の内周縁部の角部
14 係止手段
15 頸部
この発明は、キャップの突起部を切り離し用の円板部上に配置し、該円板部ないし突起部の底部に突部を設けることで、円板部に偏荷重がかかってキャップ上壁面からの切り離しが容易となり、また突部がシール部材の弾性復帰力で浮き上がるので、切り離された突起部付き円板部をシール部材上から取りはずしやすくなる。
以下に、この発明の容器のキャップ構造をバイアル瓶のキャップ構造に適用した場合の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示す実施例1のキャップ1は金属製であって、バイアル瓶10の筒状の開口部11に、ゴムやエラストマ等の弾性を有するシール部材12を隙間無く嵌合して密閉したバイアル瓶10に、前記シール部材12を覆って開口部11に外嵌し固定した構造からなっている。
キャップ1は、円形状のキャップ上壁面1Aと、キャップ上壁面1Aの外周に沿って垂下し、内面にバイアル瓶10の前記開口部11の外周壁に外嵌し固定される円柱状のキャップ周壁部1Bとからなっている。
上記キャップ1の上面1Aには、シール部材12の上面に接して形成される切り離し用の円板部2と、該円板部2の外周縁となる切り離しガイド用の薄肉部3と、前記円板部2上に一体に突設された突起部4とからなっている。
円板部2は、図2(b)に明瞭なように、キャップ上壁面1Aと同心小径の円形に設定されている。
該円板部2の外周に沿って薄肉部3が形成されている。
該薄肉部3は、本実施例ではキャップ上壁面1Aの底面が開口する環状溝に形成されており、上部の溝底面が薄肉に設定されている(図1(b)参照)。
突起部4は、図2に示すように、上面を有し底面を開口した略筒状からなって前記円板部2と一体に形成されており、上記突起部4の軸線C2が前記円板部2の中心(キャップ上壁面の中心と同じ)C1と同心位置に配置されている。
また、前前記円板部2の底部で、円板部2及び突起部4の中心C1,C2対して径方向に離間した位置に下方に突出する突部5が配置される。
該突部5は、本実施例の場合、図1(b)に明瞭なように、突起部4の下部に半分が形成され残りの半分が突起部4に連なる円板部2に形成された図示例形状となっている。
上記突部5は1つであっても複数設けられていてもよい。
突部5を例えば、図3に示すように120度間隔に3つ配置すれば、突起部4に任意の方向から偏荷重がかかっても、いずれかの突部5を確実に強く押し下げることができる。
また、突起部4の上面の全部又は一部を、漸次下降傾斜する傾斜面7に設定し
てもよい(図9参照)。
この場合、傾斜面7の下降する延長線上に突部5を設けることが好ましい。
突起部4は、突部5に対応する個所が平面視半円状に凹む窪み部4Aが形成されており、該窪み部4Aの円弧に沿って底面が下方へ突出して突部5の半分を形成し、残りの半分が前記円板部2の底面を下方に突出させて成形されている。
上記突部5は、切り離した際にシール部材12に食い込まないように底面が断面円弧状又は角部を面取りした湾曲面とすることが好ましい。
本実施例では、有底の筒体の角部を湾曲面にした形状からなっているので、シール部材12に押し付けて取り付けられた状態(図1参照)から突起部4によって更にシール部材12側に深く押し付けられた際に、シール部材12の反発力を損なうことなく、弾性復帰したシール部材12上に浮き上がることができる(図11に準じる)。
また、図示例では突部5は、突起部4と円板部2に半々にかかるように配置したが、この発明では上記配置に限らず、突起部4に全部が含まれる配置、あるいは突起部4を除いた円板部2に含まれる配置などとし、その位置、数量にこだわらない。
本実施例のキャップ1は上記構成からなっているので、突起部4を下に押し込むと、薄肉部3が破断されて突起部4を有する円板部2がキャップ上壁面1Aから切り離される。
これにより突部5を押さえ付けていた負荷が無くなり、シール部材12の弾性復元力で突部5が押し上げられ、前記切り離された円板部2が突部5を介してシール部材12上に浮き上がり、該円板部2を容易にキャップ上壁面1Aから取り外すことができる。
前記実施例1では、突起部4は円板部2と同心に配置された構成を示したが、突起部4の軸線を円板部2の中心と偏心させてもよい。
一例を図4以降に示す。
その他の構成は前記実施例1に準じた構成となっている。
即ち、突起部4は略筒状からなって前記円板部2と一体に形成されており、上記突起部4の軸線C2が前記円板部2の中心(キャップ上壁面の中心と同じ)C1に対して一方に偏った偏心位置に配置されている(図5参照)。
また、前記円板部2の底部で、該円板部2の中心C2に対して突起部4の偏心方向と異なる方向に離間した位置に下方に突出する突部5が配置される。
該突部5は、突起部4の下部に半分が形成され残りの半分が突起部4に連なる円板部2に形成された図示例形状となっている(図4(b)参照)。
また、突起部4の上面の全部又は一部を、漸次下降傾斜する傾斜面7に設定してもよい(図9参照)。
上記突部5は、実施例1と同様に底面が断面円弧状又は角部を面取りした湾曲面とすることが好ましく、本実施例では、有底の筒体の角部を湾曲面にした形状からなっている。
また、本実施例でも突部5は、突起部4と円板部2に半々にかかるように配置したが、上記配置に限らず、突起部4に全部が含まれる配置、あるいは突起部4を除いた円板部2に含まれる配置などとすることができる。
また、突起部4は円板部2の中心C1から離間した位置であればよいが、突起部4の偏心した方向と反対側の方向であることが好ましい。
更に、突部5は1つ設けた場合を例示したが、2つ以上を設けてもよい。
前記薄肉部3は、図4(b)に示すように、上部となる溝底面に僅かな一定の幅を有する環状溝からなっている。
該環状溝からなる薄肉部3の溝底部13の外周縁部の角部13aを面取りして湾曲面に形成し、溝底部13の内周縁部の角部13bは湾曲せず角部のままとすることで、該内周縁部の角部13bにクラックを発生させることができる。
これにより、切り離される円板部2は角部13bに沿って破断されるので破断面のバリの発生を抑えることができる。
また、環状溝の開口側の内周縁部及び外又は周縁部の角部も面取りして湾曲面に形成してもよい。
上記薄肉部や段差溝の構成は、その他の実施例においても適用することができる。
キャップ周壁部1Bは、キャップ1をバイアル瓶10の筒状の開口部11に嵌合し固定するための係止手段14を設けている。
本実施例では、係止手段14は、キャップ周壁部1Bの下端を開口部11から小径の頸部15に沿って内側に折り曲げることで固定している(図11参照)が、その他公知の固定手段を用いることができる。
実施例2のキャップ1は上記構成からなっているので、図11(a)の状態から突起部4を下に押し込むと偏心した突起部4の中心(軸線C2)側に下向きの力がかかり偏荷重となり、突部5には上向きの力が作用する。
上記の傾斜状態により破断面への抵抗を小さくしたまま薄肉部3が破断され、突部5は弾性復帰したシール部材12によりその上に載置され、図11(b)に示すように突起部4付きの円板部2は傾斜姿勢に保持される。
これにより切り離された突起部4付きの円板部2は、簡単にシール部材上から離脱させることができる。
図6から図8には実施例3のキャップ1を示す。
このキャップ1は、実施例1のキャップ1に対して、薄肉部3の外側に段差による補強を行った点に相違がある。
また、薄肉部3の環状溝部の開口がキャップ上壁面1Aの上面に形成されているが、その他の構成は実施例2と同様であるので共通部分の説明は省略する。
前記薄肉部3と同心大径に段差部6が形成される。
該段差部6はキャップ上壁面1Aに対して環状の段差6aを介して段違いに折り曲げて低くして平行に延びる円形面からなっており、該円形面内に薄肉部3を介して突起部4付きの円板部2が形成されている。
また、突起部4の上面の全部又は一部を、漸次下降傾斜する傾斜面7に設定してもよい(図9参照)。
上記段差部6を形成することで折板構造によりキャップ上壁面1Aを補強することができ、突起部4により円板部2の切り離しに際して、薄肉部3の外側のキャップ上壁面1Aが撓んだり変形しないように補強することができる。
図9及び図10には、偏心した突起部4の頂壁面に傾斜面7を有しており、該傾斜面7が突部5に向かって下降傾斜している構成、及び環状溝13の近傍に段差溝8を設けた構成を有する実施例4のキャップ1を示す。
突起部4に傾斜面7を設けたことで円板部2に偏荷重を与え、薄肉部13の破断を容易に行うことができる。
また、このキャップ1は、実施例2のキャップ1に対して、環状溝13の角部13a、13bの上下方向の反対側に段差溝8を設けることで、さらに、バリがなくクラックを発生させることができる(図10(a)参照)。
段差溝8は、図10(a)のように径方向に部分的に設けるものでも、図10(b)のように一連に設けるものでもよい。
図示例では、段差溝8は薄肉部3より突起部4に接近した側に配置したが、離間側に設けてもよい。
その他の構成は実施例1と同様であるので共通部分の説明は省略する。
図12には、突部5を複数並べて配置した異なる実施例を示す。
突部5は、傾斜面7の下降傾斜する方向の延長線上の円板部2内で、傾斜面の中心線Lに対して左右対称に並んで複数(図示例では2つを示したが3つ以上でもよい)配置されているので、傾斜面7を押圧した際にかかる指の力が左右にぶれても、突部5で確実に受けることができる。
また、本実施例では、突部5は、突起部4と重なることなく離間した位置で、円板部2の面に直接に凹設した構成からなっている。
その他の構成は前記実施例と同様である。
本実施例の突部の構成は、その他の実施例の突部に適用することができる。
上記実施例では、キャップはいずれも金属製の場合を例示したが、この発明ではキャップは合成樹脂で成形してもよい。
実施例6として突起部4が円板部2に対して偏心した場合を例示するが、同心状に配置されたものであってもよい。
図13〜図17に示すキャップ1はプラスチック製からなっている。
このキャップ1は、キャップ上面1Aに段差部6を設けている。
該段差部6内に上面が開口した環状溝からなる薄肉部3が形成され、該薄肉部3を外周縁とする円板部2が形成されている。
該円板部2には、円板部2の中心と離間した位置に軸線を配置した突起部4が一体に形成されている。
本実施例で、突起部4の上面は、突部5形成側の半分を、突部5側に向かって漸次下降傾斜する傾斜面7に設定している。
これにより突起部4を押し込む際に、偏荷重を与えやすくなる。
突起部4の上面全体又は傾斜面7の表面は、粗面化したり、小さな段差や突起を設けるなどして、指で押しやすくまたは滑り止めとした形状にしてもよい。
突部5の配置は、突起部4の底面、その外側の円板部2の底面、または突起部4と円板部2に跨る位置の底面でも良いが、本実施例では突起部4と円板部2に跨る位置に設けている。
突起部4や円板部2を曲成することなく、それらの底面に突部5を隆起して成形してもよい。
また、本実施例では成形のヒケ防止策として突部5は、上面が開口する中空の凹みに形成している。
キャップ周壁部1Bの係止手段14は、本実施例の場合、キャップ周壁部1Bに縦方向に伸びて外径を拡縮自在にするスリット14aと、下端に形成された内向き爪部14bとからなっている。
前記スリット14aは等間隔に4つ設けられており、スリット14aで分断されたキャップ周壁部1Bの分断片の下端に沿って爪部14bが設けられているが、その数は特に限定されない。
上記係止手段はその他公知の構造を用いることができる。
また、薄肉部3は、図15(a)及び(b)に示すように、その溝の深さを部分的に深くなるように溝底部内に凹凸を設けてもよい。
上記構成は本実施例に限らずその他の実施例のキャップ1に適用してもよい。
これにより、段差溝8と薄肉部3に設けた最深部との間隔は一層狭まり、突起部4の切り離しを容易にすることができ、また成形性を良くする。
また、突部5を複数設けた場合に、突部5の高さに高低差を付けることで、前記突起部4の傾斜面7と同じく、傾斜を維持した状態でセリ上がるので、荷重の分散ができ荷重抵抗を小さくすることができる。
この場合、突起部4には傾斜面7を設けなくてもよいし、傾斜面7を設けた場合には突部5間の高低差による傾斜が増減されることになる。
複数設けた突部5の高さに高低差があることで、シール部材12に接する面積や押圧力に差異が生じ、低い個所は面積が狭く、受ける反発力も小さくなる。
上記各実施例の各要素は、それぞれの実施例に適宜置き換えて実施することができる。
また、前記突部の形状や配置、数量は前記実施例に限定されない。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
バイアル瓶のキャップに限らず、シール部材で密閉された各種用途の容器のキャップ構造として適用できる。

Claims (11)

  1. 開口部に弾性を有するシール部材を設けて密閉した容器の前記シール部材を覆って開口部に外嵌されるバイアル等のキャップであって、該キャップ上壁面にシール部材の上面に接して形成される切り離し用の円板部と、該円板部の外周縁となる切り離しガイド用の薄肉部と、前記円板部と一体に突設されて切り離し時に押し付けるための突起部とからなる容器のキャップ構造において、
    円板部ないし突起部の底部で、突起部の軸線から径方向に離間した位置に下方に突出する1又は複数の突部を設け、
    該突部はシール部材を反発可能に押し込んだ状態でシール部材上に取り付けられていることを特徴とする容器のキャップ構造。
  2. 突起部の軸線が円板部の中心と偏心した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器のキャップ構造。
  3. 円板部の底部で該円板部の中心に対して突起部の偏心方向と異なる方向に離間した位置に配置され下方に突出した突部を設けてなることを特徴とする請求項2に記載の容器のキャップ構造。
  4. 突部が、断面円弧状又は角部を湾曲面とした突部からなっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  5. 突起部の上面に、突部の配置された方向に下降傾斜する傾斜面を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  6. 薄肉部が、底面に一定の幅を有する環状溝からなっており、該環状溝の溝底部の外周縁部の角部を湾曲面に形成し、溝底部の内周縁部の角部にクラックを形成させてなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  7. 突部が、上面を開口した中空の凹みに形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  8. 薄肉部に対して突起部に近接する側で薄肉部と上下方向の反対側に段差溝を設け、薄肉部と段差溝との間の肉厚を薄く設定してなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  9. 突部が、傾斜面の中心線に対して対称となるように複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器のキャップ構造。
  10. キャップの素材が金属又はプラスチックからなることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  11. 突起部が中空又は中実構造からなっていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
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