JPWO2015037156A1 - 容器のキャップ構造 - Google Patents

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Abstract

本発明は、注射用薬液等の液体を収納した容器をゴム栓等のシール材で密封し、その開口部とシール材とをキャップで覆うようにした容器のキャップ構造の改良に関する。本発明の容器のキャップ構造は、バイアル瓶等のキャップが、キャップ上壁面の一部で上向きに突設されて上面が開口した中空の環状周壁部を設けた金属製のキャップ本体と、前記環状周壁部の上端の衝合面に、押圧面を有する押圧面部の裏面が衝合すると共に、押圧本体部が環状周壁部の中空内に固定され、該押圧本体部の下方にシール部材の弾性力に抗してシール部材を押圧する下方突部を有し、少なくとも押圧面部が所定の色に着色された合成樹脂製の押圧部とからなり、前記環状周壁部の外周壁の基部に沿って環状の薄肉部が形成されていることを特徴とする。

Description

本発明は、注射用薬液等の液体を収納した容器をゴム栓等のシール材で密封し、その開口部とシール材とをキャップで覆うようにした容器のキャップ構造の改良に関する。
従来、バイアル瓶等のキャップとして、例えば、特開平6−312758号の容器の蓋構造では、キャップの上面部に加えられる所定以上の力で切断される一連の環状の薄肉部を形成し、その環状の薄肉部の位置より内側に上面部に対してほぼ直角方向に突出する突出筒部とその突出筒部の先端を覆う押圧用上面部とをその上面部に一体に形成し、その押圧用上面部を密閉栓側に押すことによって前記薄肉部を切断してその切断した薄肉部の内側に位置する部材をキャップから分離し、押圧用上面部を押す力を除いた際に前記キャップから分離した部材を前記弾力性のある密閉栓の突出腕によって密閉栓とは反対方向に反発移動するようにした構造が開示されている。
しかし、上記構成では、円盤部の破断面が突起部破断面とほぼ平行にセリ合う形態で離脱する為に抵抗が大きく離脱ができなかった。
一方、特公平4−76871号の容器用蓋では、作業者が指先に切り傷を負わないように、薄肉部は突出部を折り取った時に裂断された折り口が返りバリを生じないように形成される構成が開示されている。
しかし、上記構成では、突出部を横から押し倒す方法であって、突出部を長くする必要が有り、嵩張るため梱包形態が大きくなる、という不具合がある。
そこで、本出願人は、特許第4902820号で、キャップ上壁面にシール部材の上面に接して形成される切り離し用の円板部と、該円板部の外周縁となる切り離しガイド用の薄肉部と、前記円板部と一体に突設されて切り離し時に押し付けるための突起部とからなる容器のキャップ構造において、円板部ないし突起部の底部で、突起部の軸線から径方向に離間した位置に下方に突出する1又は複数の突部を設け、該突部はシール部材を反発可能に押し込んだ状態でシール部材上に取り付け密閉したキャップを指で簡単に切り離しシール部材上から取り除くことができるようにして、相応の成果をあげている。
本出願人は、更に鋭意研究を行い、金属製のキャップに着色した樹脂製の押圧部を組み合わせて識別を容易にすると共に、切離された部分の一部がキャップの開口縁部の下に潜り込んで引っ掛かることがなく、確実にキャップから分離させ取り除くことができる構造を創案するに至った。
特開平6−312758号公報 特公平4−76871号公報 特許第4902820号公報
この発明の解決しようとする課題は、金属製のキャップの上部に着色した樹脂製の押圧部を組み合わせて切離し用突起部を形成して、容器の識別を容易にすると共に、前記切離し用突起部の外周縁下部に沿って切り離しガイド用の薄肉部を形成し、前記樹脂製の押圧部に下向きに突出する突部を設けることで、容器の識別を樹脂製の押圧部の着色により確実に行うことができると共に、切離し用突起部をキャップから切離した際に、離し用突起部の外周壁の下部に外方へ突出するフランジ部分を形成させることなく、指で容易に且つ確実に切離し用突起部をシール部材上から取り除くことができるバイアル等の容器のキャップ構造を提供することにある。
この発明は、容器の開口部を密封した弾性を有するシール部材と、該シール部材を覆って開口部に外嵌されるキャップと、該キャップの上壁面で前記シール部材の上面に対応する個所に切離し用の環状の薄肉部を介して一体に形成される切離し用突起部とを設けたバイアル等の容器のキャップ構造において、
キャップが、キャップ上壁面の一部で上向きに突設されて上面が開口した中空の環状周壁部を設けた金属製のキャップ本体と、
前記環状周壁部の上端の衝合面に、押圧面を有する押圧面部の裏面が衝合すると共に、押圧本体部が環状周壁部の中空内に固定され、該押圧本体部の下方にシール部材の弾性力に抗してシール部材を押圧する下方突部を有し、少なくとも押圧面部が所定の色に着色された合成樹脂製の押圧部とからなり、
前記環状周壁部の外周壁の基部に沿って環状の薄肉部が形成されていることを特徴とする。
本発明では、切離し用突起部が、金属製のキャップ本体に一体形成された環状周壁部と、着色された樹脂製の押圧部との組み合わせからなっており、押圧部の底面にシール部材を押圧する下方突部を形成するので、環状周壁部から突出する押圧部の色彩により容器の色分けによる識別が確実にでき、また下方突部はキャップ本体と一体に形成する必要がなく、容器内に内蔵されたシール部材に対応して最適の形状のものを使用することができる。
使用に際しては、指で切離し用突起部を押すことで、下方突部を介して切離し用突起部の外周壁の下部が薄肉部から切断されるので、前記外周壁の下部に外方へ突出するフランジ状の部分を形成させることなく、開口したキャップの口縁部に対して切離し用突起部の外周壁の下部が立ち上がっているので、切離し用突起部の外周壁の下部が前記開口の口縁部の下に入り込む虞れが無い。
実施例1のキャップ本体の断面図である。 環状周壁部と薄肉部の要部を示す拡大断面図である。 実施例1のキャップの断面図である。 環状周壁部に押圧部を嵌合する状態を示す要部断面図である。 切離し用突起部を切り離す前のキャップを嵌着したバイアル瓶の断面図である。 切離し用突起部を切り離した状態の部分断面図である。 実施例2のキャップの断面図である。 同環状周壁部と薄肉部の要部を示す拡大断面図である。 実施例3のキャップの断面図である。 同環状周壁部と薄肉部の要部を示す拡大断面図である。 実施例4のキャップの底面図である。 図11のA−A線断面図である。 下方突部の異なる実施例を示す断面図である。
この発明は、切離し用突起部が、金属製のキャップ本体に一体形成された環状周壁部と、着色された樹脂製の押圧部との組み合わせからなっているので、容器の色彩による識別を確実に行えると共に、押圧部に下方突部を一体成形するので成形しやすく、切離し用突起部をキャップから確実に切離されることを実現した。
以下に、この発明の容器のキャップ構造をバイアル瓶のキャップ構造に適用した場合の実施例について図面を参照しながら説明する。
実施例1のキャップ1は、バイアル瓶10の開口部11にゴムやエラストマ等の弾性を有するシール部材12を隙間無く嵌合して密閉した前記バイアル瓶10に冠着されるもので、前記シール部材12の上面を覆って外嵌し固定した構造からなっている(図5参照)。
[キャップ]
キャップ1は、図1〜4に示すように、前記開口部11を覆う平面視円形状のキャップ上壁面1Aと、キャップ上壁面1Aの外周に沿って垂下し、内面にバイアル瓶10の前記開口部11の外周壁に外嵌し固定される円柱状のキャップ周壁部1Bとからなる金属製のキャップ本体2と、該キャップ本体2のキャップ上壁面1Aと組み合わせて切離し用突起部14を形成する樹脂製の押圧部5とからなっている。
[切離し用突起部]
切離し用突起部14(図3、図5参照)は、キャップ上壁面1Aの一部で上向きに一体に突設されて上面が開口した環状周壁部4と、該環状周壁部4に嵌合固定される樹脂製の押圧部5とからなっている。
[環状周壁部]
前記キャップ上壁面1Aには、その中央ないし中央位置近傍に、略筒形状の環状周壁部4が一体に形成されている。
該環状周壁部4は上面が開口4Cし、そのまま貫通して前記押圧部5を嵌合するための中空部4Aが形成されている。
また、環状周壁部4の上端は、押圧部5の押圧面部6の裏面と衝合して、押圧面6aにかかる
下向きの力をキャップ本体2側に伝える衝合面4Bが形成されている。
また、図示例の場合は、環状周壁部4の上端の内周面側は、開口を上方に向かって漸次大径にするテーパー面44にして、押圧部5の挿入を容易にしている。
そして、上記環状周壁部4の開口から押圧部5を中空部4Aに嵌合し、前記上端の衝合面4Bに押圧面部の底面を衝合させており、また押圧部5が環状周壁部4から抜け出ることがないように一体に連結している。
押圧部5が環状周壁部4から抜け出ない構成としては、環状周壁部4の内壁面で押圧部の外壁面を挟圧する方法(図2、図4参照)、環状周壁部4の内壁面と押圧部の外壁面の接触する面に凹凸係合する段部を設けて係合させる方法(図8参照)、前記接触面を接着剤などで接着する(蒸着・溶着を含む)方法(図示せず)、固定具で両者を固着する方法(図示せず)などの構成を単独で、あるいは複数を組合わせて用いてもよい。
本実施例では、図4に明瞭なように、環状周壁部4は、上部41の内径が押圧部5の押圧本体部7の外径より小さく(径を短く)設定されており、上部41の内壁面と接する押圧本体部7の外壁面を挟圧するようになっている。
また、周壁面の下部42の内径は上部41の内径より長く拡開しており、前記上部41の内壁面を通過した押圧本体部7の下部が収縮状態から弾性復帰して収納しうるようになっているので、本実施例の環状周壁部4は、一種のアリ溝構造となっている。
これにより、押圧部5を環状周壁部4の開口から強く押し込んで、押圧本体部7を弾性で横幅方向に圧縮して環状周壁部4の中空内に嵌合し、上部41の内壁面により押圧部5の外壁面を挟圧することで、強固に連結することができる。
更に、本実施例では、上部41の内壁面を通過した押圧本体部7の下部は下部42の内壁面により縮小状態から復帰して拡大されるので、押圧本体部7は前記上部41の内壁面による挟圧と下部42による復元とによって緊締することができる。
[薄肉部]
前記環状周壁部4は、その基部に切り離しガイド用の薄肉部3が形成されており、該薄肉部3を介してキャップ上壁面1Aと一体に形成されている。
この薄肉部3は、本実施例では、切離し用突起部14の外周壁の下部と接した位置で環状に形成された溝からなっている。
薄肉部3は、環状周壁部4の下部42の外周面に接する個所がキャップ上壁面1Aで肉厚を最も薄くした最薄部3aとなっており、該最薄部3a向かって外方から漸次薄肉となるように断面傾斜状に切り欠かれている。
従って、切離し用突起部14の押圧面6aを下向きに押圧すると、最も脆弱な最薄部3aに亀裂が生じて前記環状周壁部4の下部42と切り離されるので、前記下部42の下端にはフランジやフランジ状に延びるバリなどが形成することがない。
本実施例では、薄肉部3はキャップ上壁面1Aの上面側が窪む溝として形成されているが、底面側が窪む溝、あるいは上面と底面の双方が窪む溝状に形成されるものでもよい。
本実施例で薄肉部3は、キャップ上壁面1Aの厚みより薄肉にした基部薄肉部31と、該基部薄肉部31を介して切離し用突起部14の周壁面の下部42の外周面下端側に向かって漸次薄肉となる薄肉部本体30とからなっており、最も薄肉となって前記外周壁の下部と接する最薄部3aが薄肉部本体30の先端となるように形成されて切り取りが確実に行えるようにしている。
この発明で薄肉部3の構成は、断面V字状やU字状の溝、その他公知の溝形状や、ミシン目のような構造でもよい。
このように構成されているので、キャップ上壁面1Aに形成された薄肉部3に沿って切り離された切離し用突起部14によって開口2(図6参照)が形成されると、薄肉部3によって切り離された環状周壁部4の下端は下向きとなっており、略水平に延びるキャップ上壁面1Aの前記開口2の口縁部とは互いに交差する方向になる。
従って、押圧部5に加わるシール部材12の反発力により上昇する切離し用突起部14の下端縁部が前記開口2の口縁部の下に入り込む虞れがなく、切り離された切離し用突起部14は、支障なくシール部材12上に浮き上がり、容易に取り除くことができる。
[押圧部]
押圧部5は、所定の色に着色された合成樹脂材からなっており、上面に押圧面6aを有し、裏面6bが環状周壁部4の上端の衝合面4Bに掛け止められると共に、押圧力を受けるための厚みと強度を備えた押圧面部7と、該押圧面部7に連接し前記環状周壁部4の中空部4Aに嵌合される押圧本体部7と、該押圧本体部7の下方に設けられて、バイアル瓶10にキャップ1を装着した際に、シール部材12を反発可能に押圧する下方突部8とからなっている。
[押圧面部]
本実施例では、押圧面部6は、その外周が環状周壁部4の外周と一致するように形成されているが、この発明では後述のように、環状周壁部4の外周より大きく形成されるものでもよい。
押圧面部6の頂面となる押圧面6aは、図示例では水平面からなっているが、一方に傾く傾斜面、その他の任意の形状としてもよい。
また、素材が合成樹脂であるので、押圧面6aには、梨地、凹凸、波形などの滑り止め用の表面加工を施してもよい。
[押圧本体部]
押圧本体部7は、無垢のブロックでもよいし、図3に示すように中央に空間7aを設けて横方向の弾性を備えた可撓性を高める筒状体であってもよい。
押圧本体部7は、環状周壁部4とほぼ同じ長さからなっており、前述のように環状周壁部4の内壁面によって挟圧される。
押圧本体部7が筒状体の場合、無垢材に比べて強度が低下するので、中空部分に十字状や放射状に掛け渡される補強桟(図示省略)を一体に設けてもよい。
図示例では筒状体の肉厚を厚くすることで強度を保持している。
[下方突部]
下方突部8は、押圧本体部7の底部に一体に形成される。
即ち、本実施例では、押圧本体部7は前記押圧本体部材7の環状の周壁部を超えて下方に突出する部分が下方突部8となる。
下方突部8は、本実施例では、押圧本体部7を延長方向に延出して形成されているので、前述のように環状周壁部4を超えて下方に突出する部分が下方突部8となる。
この発明で、下方突部8は、筒状に限らず、筒体を外周方向に沿って隙間を介して複数に分断し、複数の横断面円弧状とした突部形状(後述の図11、12参照)、または半球体(図13参照)などの任意の立体形状などでもよく、バイアル瓶10に嵌着されたシール部材12を反発可能に押圧して、切離された際に、反発力で切離し用突起部14を上向きに押し上げさせるものであればよい。
これにより、押圧部5の押圧本体部7を環状周壁部4の中空部4Aに押し込んで一体に連結して切離し用突起部14を形成し、このキャップ1をバイアル瓶10に冠着する(図5参照)。
本実施例では、キャップ1の成形に際して、薄肉部3の位置を押圧面部6の外周よりも外側位置に設定しているので、上記押圧部5を環状周壁部4に装着した後に、加工装置を用いて薄肉部成形個所を下から支持し上から切削して薄肉部3の成形を行うことができる。
即ち、押圧部5の装着前に、薄肉部3を成形した場合には、成形後に環状周壁部4に押圧部5を押し込むことになるので、押圧部5を押し込む際にかかる荷重で薄肉部3が破断したり亀裂が生じるおそれがあるが、そのような不具合を解消することができる。
本実施例では、環状周壁部4の下部42は、上部41より大きくなるように外向きに拡開したテーパー状となっているので、アリ溝状になると共に、薄肉部3の位置を押圧部5の外周の真下よりも外側に配置することができ、好ましい。
このように完成されたバイアル瓶10は、切離し用突起部14の押圧面6を押し下げることで、環状周壁部4を介して薄肉部3の最薄部3aを破断し、切離し用突起部14をキャップ1のキャップ上壁面1Aから分離することができる(図6参照)。
分離された切離し用突起部14は、シール部材12の弾性力によってシール部材12上に持ち上げられ、キャップ1から確実に取り外すことでき、キャップ1に開口部11を形成することができる。
また、押圧部5は、全部又は少なくとも押圧面部6を着色しておくことで、バイアル瓶10の充填液を識別するための識別子として用いることができ、金属製のキャップに塗料を塗布した場合に比して、色彩が剥げたり、変色したりすることがない。
図7〜8に示すキャップ1は、薄肉部3の位置をキャップ上壁面1Aの裏面に形成した異なる実施例である。
即ち、この薄肉部3は、その形成箇所がキャップ上壁面1Aの表面側か裏面側かの相違だけで、薄肉部3の構成は前記実施例と同様であり、キャップ上壁面1Aの厚みより薄肉にした基部薄肉部31と、該基部薄肉部31を介して切離し用突起部14の周壁の下部42の下端側に向かって漸次薄肉となる薄肉部本体30とからなっており、最も薄肉となって前記外周壁の下部と接する最薄部3aが薄肉部本体30の先端となるように形成されている。
この場合も、加工装置を用いて薄肉部成形個所を上から支持し下から切削して薄肉部3の成形を行うことができる。
また、本実施例の環状周壁部4は、内壁面に1又は複数の係合段部を設けている。
即ち、環状周壁部4の内壁面には、上端よりやや下方となる上方位置に、内壁面を上端部分より僅かに薄くした第1段部61を形成し、その下方位置に、内壁面を更に僅かに薄くした第2段部62を形成している。
押圧部5の押圧本体部7の外周面は平坦面からなっており、押圧部5を環状周壁部4に押し込む際に、前記第1段部61、第2段部62が押圧本体部7に食い込んで、係合力により押圧部5が環状周壁部4によって係止される。
この発明では、押圧本体部7の外周面側にも上記段部61、62に隙間無く係合するように対応した段部を形成しておいてもよい。
このように、本実施例では、係合力またはこれに加えて挟圧力によって押圧部5を環状周壁部4に連結している。
その他の構成は前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
図9〜10に示すキャップ1は、押圧部5の押圧面部6の外周を薄肉部3の位置より外側に延出した異なる実施例である。
本実施例では、押圧面部6が大径となり押圧面6aが広く、押圧しやすい形状となっているが、その他の構成は前記実施例と同様であるので、その説明を省略する。
この場合、薄肉部3の成形に際しては、真上から加工装置を降ろして薄肉部3を加工することができないが、押圧面部6を避けた下方位置から環状周壁部4を挟むように移動させて薄肉部3を整形することができる。
その他の構成は前記実施例と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例で、薄肉部3は実施例2のようにキャップ上壁面1Aの裏面に形成してもよい。
図11〜12に示すキャップ1は、下方突部8の異なる実施例である。
前述のように、下方突部8の形状は問わず、本実施例では、筒体を外周方向に沿って隙間を介して等間隔に3つに分断し、3つの横断面円弧状の突部形状としている。
また、図13に示すように、押圧本体部7を無垢のブロックとし、その底面に先端を球面状とした突部を複数設けたものでもよい。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、その発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうる。
この発明は、バイアル瓶のキャップに限らず、シール部材で密閉された各種用途の容器のキャップ構造として適用できる。
1 キャップ
1A キャップ上壁面
1B キャップ周壁部
2 キャップ本体
2a 開口
3 薄肉部
3a 最薄部
4 環状周壁部
4A 中空部
4B 衝合面
5 押圧部
6 押圧面部
6a 押圧面
6b 裏面
7 押圧本体部
8 下方突部
10 バイアル瓶
11 開口部
12 シール部材
14 切離し用突起部
30 薄肉部本
31 基部薄肉部
41 周壁面の上部
42 周壁面の下部
61 第1段部
62 第2段部

Claims (8)

  1. 容器の開口部を密封した弾性を有するシール部材と、該シール部材を覆って開口部に外嵌されるキャップと、該キャップの上壁面で前記シール部材の上面に対応する個所に切離し用の環状の薄肉部を介して一体に形成される切離し用突起部とを設けたバイアル等の容器のキャップ構造において、
    キャップが、キャップ上壁面の一部で上向きに突設されて上面が開口した中空の環状周壁部を設けた金属製のキャップ本体と、
    前記環状周壁部の上端の衝合面に、押圧面を有する押圧面部の裏面が衝合すると共に、押圧本体部が環状周壁部の中空内に固定され、該押圧本体部の下方にシール部材の弾性力に抗してシール部材を押圧する下方突部を有し、少なくとも押圧面部が所定の色に着色された合成樹脂製の押圧部とからなり、
    前記環状周壁部の外周壁の基部に沿って環状の薄肉部が形成されていることを特徴とする容器のキャップ構造。
  2. 環状周壁部に押圧本体部を圧縮して押し込み、環状周壁部の内壁面で押圧本体部を挟圧して固定してなることを特徴とする請求項1に記載の容器のキャップ構造。
  3. 環状周壁部の上部に対して下部が漸次外方へ拡開してなることを特徴とする請求項2に記載の容器のキャップ構造。
  4. 押圧面部の外周が、環状周壁部の外周と同一又は外周より内側に設定されており、薄肉部がキャップ上壁面の上面側に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  5. 押圧面部の外周が、環状周壁部の外周より外側に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  6. 薄肉部がキャップ上壁面の底面側に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  7. 押圧本体部が筒状体からなっていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の容器のキャップ構造。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の容器のキャップ構造を備えてなることを特徴とする容器。
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