JPH06312758A - 容器の蓋構造 - Google Patents

容器の蓋構造

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JPH06312758A
JPH06312758A JP5119316A JP11931693A JPH06312758A JP H06312758 A JPH06312758 A JP H06312758A JP 5119316 A JP5119316 A JP 5119316A JP 11931693 A JP11931693 A JP 11931693A JP H06312758 A JPH06312758 A JP H06312758A
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cap
thin
cut
protruding
container
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JP5119316A
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Inventor
Yoshio Yamahiro
義夫 山廣
Masayoshi Munakata
正義 宗像
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APUTODEITO KK
Original Assignee
APUTODEITO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 キャップの高さを従来のように高くせずに、
キャップの上面部のほぼ全域の任意の場所に印刷を施す
ことができるようにすること。 【構成】 キャップ10の上面部16の中央にその上面
部16より上方に突出する筒状の突出筒部18とその突
出筒部18の先端を覆う押圧用上面部20とを一体に形
成する。その上面部16に押圧用上面部20を指で適度
の力で押した際にそこが切断される薄肉部22を形成す
る。容器12の開口部を閉鎖する密閉栓14は弾力性の
あるゴム等を用い、その上面部28の密閉栓14にそこ
より上方に突出する突出腕30を一体に形成する。この
突出腕30の先端を押圧用上面部20の下側と接触する
ように設定すると共に、密閉栓14の上面部のうち、キ
ャップ10の上面内側部24と対向する箇所をその上面
内側部24と接触するよう設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注射用薬液等の液体を
密閉栓で封鎖した状態で収納し、その開口部と密閉栓と
をキャップで覆うようにした容器の蓋構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から注射用薬液等の液体を収納する
容器は、その開口部をゴム栓等の密閉栓等で密閉し、そ
の容器の開口部とゴム栓とを金属製または樹脂性のキャ
ップで密閉的に覆っている。容器内に収容する液体が注
射用薬液の場合には、ゴム栓に注射針を刺し、ゴム栓を
開けずに注射器に注射用薬液を吸入するようにしてい
る。このように、ゴム栓を開けないのは、容器内の注射
用薬液に異物が混入するのでそれを避けるためであり、
ゴム栓を開口部を含んでキャップで密閉するのは、注射
針を刺す場所のゴム栓に黴菌が付着して注射針から黴菌
が注射用薬液に混入するのを防止するためである。
【0003】従来からキャップの種類として、フリップ
オフキャップやプルトップキャップやクリーンキャップ
等があるが、病院のように注射用薬液を多量に使用する
場合には、片手で開封できしかも操作が容易なクリーン
キャップが用いられている。容器の開口部とゴム栓とを
密閉し、片手で開封できる従来既知のクリーンキャップ
としては、特開平1−99969号が知られている。こ
の従来既知のクリーンキャップは、図13に示すよう
に、キャップ90の上面部92の中央でその上方に伸び
る筒状の閉鎖突起94を一体に形成し、その閉鎖突起9
4と上面部92との境界に破断用薄肉部96(図14)
を形成する。筒状の閉鎖突起94は、指でその側面を押
せるような高さ、例えば約15〜20ミリの高さに設定
されている。このキャップ90は、容器97の開口部と
その開口部に取り付けられた密閉栓であるゴム栓98と
を密閉的に封鎖している。即ち、キャップ90を容器9
7の開口部に取り付けた状態においては、容器97の内
部の薬液99はゴム栓98によって無菌性が保たれ、そ
のゴム栓98はキャップ90によって無菌性が保たれ
る。
【0004】ここで、容器97内の薬液99を取り出す
場合は、図13に示すように、指によって閉鎖突起94
の側面を押し、破断用薄肉部96を破断して、閉鎖突起
94をキャップ90から切り離す。それによって、キャ
ップ90の上面部92の中央に穴が開き、その穴からゴ
ム栓98を通して容器97内に図示しない注射針を刺
し、容器97内に収納された薬液99を注射器内に吸入
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のクリーンキャッ
プは、指で閉鎖突起94を横方向に押して、閉鎖突起9
4を横に倒す構成であるので、閉鎖突起94は15ミリ
乃至20ミリの高さが必要となっていた。例えば液体が
薬液の場合、一般的に使用される容器97は、その高さ
が約50ミリでその直径が25ミリである。ここで、従
来のクリーンキャップでは、キャップ90の閉鎖突起9
4の高さが15ミリ乃至20ミリであるため、容器全体
としての高さが高くなり、その分だけ余分な収納スペー
スを必要とするという欠点があった。更に、製薬会社等
としては、キャップ90の表面に薬の種類やその他の注
意事項等の種々の印刷を施したいという要望があるが、
キャップ90の上面部92より15ミリ乃至20ミリ上
方に突出する閉鎖突起94があるために、キャップ90
の上面部92への印刷可能箇所が非常に狭いものとなる
という欠点があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、密閉したキャップを指で簡単に開けることができる
と共に、キャップの高さを従来のものより大幅に低く
し、しかもキャップの上面部の全域の任意の場所に印刷
を施すことができるようにした容器の蓋構造を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、弾力性のある材料から成る密閉栓によって
本体の開口部を塞ぎ、その開口部と前記密閉栓とをキャ
ップで密閉的に覆う容器において、キャップの上面部に
加えられる所定以上の力で切断される一連の環状の薄肉
部を形成し、その環状の薄肉部の位置より内側に上面部
に対してほぼ直角方向に突出する突出筒部とその突出筒
部の先端を覆う押圧用上面部とをその上面部に一体に形
成し、その押圧用上面部を密閉栓側に押すことによって
前記薄肉部を切断してその切断した薄肉部の内側に位置
する部材をキャップから分離し、押圧用上面部を押す力
を除いた際に前記キャップから分離した部材を前記弾力
性のある密閉栓によって密閉栓とは反対方向に反発移動
するようにしたものである。また、キャップの上面部に
形成される環状の薄肉部は一連のものではなく、環状の
一部を薄肉部でない状態としたものである。
【0008】
【作用】キャップの薄肉部で囲まれた箇所を押すことに
よって、その内部の部分である分離蓋を切断できる。そ
の切断された分離蓋を弾力性のある密閉栓で押し戻すこ
とによって分離蓋が直ちに除去できる状態となる。この
ように、薄肉部で囲まれた箇所を押すだけでキャップの
密閉を解くようにしたので、指で押圧する押圧用上面部
を支持する突出筒部の高さを、従来のような突出筒部の
側面を指で押せるような高さと比べて、大幅に低くする
ことができる。また、キャップの上面部に形成される環
状の薄肉部は一連のものではなく、一部を薄肉部でない
ものとすることにしたので、薄肉部が切断されても、そ
の切断した箇所はキャップと連絡していてキャップから
離れることはない。よって、切断した箇所は容器と分離
することなく容器と共に捨てることができる。
【0009】
【第1実施例】次に、本発明を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係る容器の蓋構造の一実施例を示す
断面図、図2は図1で使用する密閉栓の平面図である。
キャップ10は、容器12の開口部とその開口部を塞ぐ
密閉栓14とを外部から完全に密閉するものである。こ
の密閉栓14は弾力性のあるゴム等を用いる。キャップ
10の上面部16の中央には、その上面部16より上方
に突出する筒状の突出筒部18とその突出筒部18の先
端を覆う押圧用上面部20とを一体に形成する。この突
出筒部18は、指でその側面が横方向に押されることに
よって後述する薄肉部22を切断するものではないの
で、上面部16より上方に突出する高さはできるだけ低
い方が好ましい。この実施例では、突出筒部18の高さ
は、上面部16より上方に突出している箇所であると目
で区別できるような高さ、即ち2ミリ乃至3ミリ程度の
高さが好ましいが、その高さは特に限定するものではな
い。前記上面部16には、突出筒部18の外径より径大
の一連の薄肉部22が形成される。即ち、薄肉部22
は、突出筒部18の根元から離れた位置に形成される。
この薄肉部22の厚みは、前記押圧用上面部20を指で
適度の力で押した際に、そこが切断されるように設定さ
れている。上面部16において突出筒部18の根元位置
から薄肉部22までの間の環状の領域を上面内側部24
とし、薄肉部22の内側の上面内側部24と突出筒部1
8と押圧用上面部20とから成る一体の部材を分離蓋2
6とする。
【0010】前記密閉栓14において、その上面部28
にはそこより上方に突出する突出腕30が一体に形成さ
れる。この突出腕30の先端は、前記押圧用上面部20
の下側と接触するように設定する。ここで、前記押圧用
上面部20が指で下方に押し下げられて薄肉部22が切
断された場合に、この突出腕30は押圧用上面部20
(分離蓋26)を上方に押し上げる働きをする。密閉栓
14の上面部28のうち、キャップ10の上面内側部2
4と対向する箇所を、その上面内側部24と接触するよ
う設定する。この上面内側部24と接触する上面部28
の箇所は、前記押圧用上面部20が指で下方に押し下げ
られて薄肉部22が切断された場合に、上面内側部24
(分離蓋26)を上方に押し上げる働きをする。前述し
たように、薄肉部22を切断した際に分離蓋26を上方
に押し上げる働きをする密閉栓14の箇所は、密閉栓1
4と上面内側部24と接触する上面部28の部分の2箇
所としたが、そのうちのいずれか1箇所だけとしても良
い。
【0011】キャップ10を開ける場合には、指で前記
押圧用上面部20を密閉栓14側に向けて(図1の方
向)押す。これによって、薄肉部22が切断され、分離
蓋26はキャップ10における容器12に固定した部分
(キャップ固着部32)と分離される。キャップ固着部
32と切断分離された分離蓋26によって、密閉栓14
の突出腕30が圧縮されると共に、密閉栓14の上面部
28のうち上面内側部24と接触する箇所も圧縮され
る。分離蓋26がキャップ固着部32と切断分離した後
に押圧用上面部20から指を離すと、圧縮された突出腕
30と上面内側部24と接触する箇所とが反発伸長し
て、分離蓋26は少なくとも切断前の位置にまで持ち上
げられる。もし、分離蓋26が切断前の位置より下方に
下がった状態で静止するとなると、分離蓋26はキャッ
プ固着部32に引掛かって容易に外せなくなるおそれが
生じるが、分離蓋26は少なくとも切断前の位置にまで
持ち上げられるので、分離蓋26はキャップ固着部32
に引掛かることなく容易に外すことができる。
【0012】分離蓋26をキャップ固着部32より外す
ことによってキャップ10の上面部16の中央に穴34
(図3)ができ、密閉栓14が露出される。その穴34
から密閉栓14を通して容器12内に注射針を刺し、容
器12内に収納された薬液36(図1)を注射器内に吸
入する。なお、図1に示すように、突出筒部18の内壁
側面に突出腕30の外壁側面を接触させているが、突出
腕30の外壁側面を突出筒部18の内壁側面に接触しな
いようにしても良い。即ち、突出腕30の外径面の直径
D(図2)を、これより小さくする。それによって、キ
ャップ固着部32より切断分離された分離蓋26はより
外れ易くなる。
【0013】以上のように本発明によれば、指で押圧用
上面部20を密閉栓14側に押圧することによって、キ
ャップ10は分離蓋26とキャップ固着部32とに切断
分離され、その分離蓋26を取り去ることによって、密
閉栓14を露出させるようにするものである。このよう
に、キャップ10の分離蓋26は指で押されてキャップ
固着部32より分離するので、キャップ10の上面部1
2より上方に突出する突出筒部18の突出高さは、従来
のような横に倒すために必要な15ミリ乃至20ミリで
はなく、2ミリ程度で済む。従って、密閉栓14への密
閉性を確保することを前提として、従来のものと比べて
容器全体としての高さを充分低くすることができ、その
分だけ余分な収納スペースを必要としなくなる。その
上、本発明では、突出筒部18が上面部16より突出す
る高さが2ミリ程度であり、上面部16と押圧用上面部
20との高さが殆ど変わらないので、キャップ10の押
圧用上面部20と上面部16とのほぼ全域に印刷を施す
ことができ、印刷可能面積を広くすることができる。
【0014】
【第2実施例】次に、他の実施例について説明する。こ
の実施例と第1実施例との相違点は密閉栓の形状のみで
あり、第1実施例と同一符合は同一部分を示す。図4に
示す密閉栓38は、その突出腕40の高さを、第1実施
例の密閉栓14の突出腕30の高さより高くしたもので
ある。この実施例では、キャップ10を容器12の開口
部と密閉栓38とを密閉するように取り付けた状態にお
いて、密閉栓38の突出腕40は前記押圧用上面部20
によって既に圧縮された状態になっている。この実施例
においては、薄肉部22が切断されると、密閉栓38の
突出腕40が上方に伸長して押圧用上面部20(分離蓋
26)は、切断前の位置より上方に持ち上げられる(図
4)。これによって、分離蓋26はより容易に外すこと
ができる。この突出腕40においても、外径面の直径D
(図2に示したもの)を、これより小さくしても良い。
【0015】
【第3実施例】次に、更に他の実施例について説明す
る。この実施例と第1実施例との相違点も密閉栓の形状
のみであり、第1実施例と同一符合は同一部分を示す。
図5に示す密閉栓42は、第1実施例の密閉栓14の突
出腕30に相当するものを備えないものである。この密
閉栓42では、その上面部のうちキャップ10の上面内
側部24と対向する箇所に、第1実施例の密閉栓14と
比べて上方に突出する突出リブ44を一体に形成する。
この実施例では、キャップ10を容器12の開口部と密
閉栓42とを密閉するように取り付けた状態において、
密閉栓42の突出リブ44は上面内側部24によって既
に圧縮された状態になっている。この実施例において
は、薄肉部22が切断されると、密閉栓42の突出リブ
44が上方に伸長して上面内側部24(分離蓋26)
は、切断前の位置より上方に持ち上げられる(図5)。
これによって、分離蓋26はより容易に外すことができ
る。
【0016】本発明におけるその他の密閉栓として、第
2実施例に示す押圧用上面部20によって圧縮される突
出腕40と、第3実施例に示す上面内側部24によって
圧縮される突出リブ44とを同時に備えるようにしても
良い。
【0017】
【第4実施例】次に、更に他の実施例を図6及び図7に
示す。この実施例と第1実施例との主な相違点はキャッ
プの薄肉部の位置である。この実施例では、キャップ5
0における薄肉部52の位置は、突出筒部54と上面部
56とのほぼ境界に備える。一方、密閉栓58には、キ
ャップ50の突出筒部54が密閉栓58側に移動した際
に、突出筒部54の切断先端を受け入れるための溝60
を形成する。この溝60は、突出筒部54の切断先端が
密閉栓58に突き刺さるのを防止する。キャップ50の
分離蓋62を上方に移動させるために、密閉栓58に突
出腕64を形成する。この突出腕64は、キャップ50
を容器の開口部と密閉栓58とを密閉するように取り付
けた状態において、押圧用上面部66によって既に圧縮
された状態に設定する。この実施例においては、薄肉部
52が切断されると、密閉栓58の突出腕64によって
押圧用上面部66(分離蓋62)は、切断前の位置より
上方に持ち上げられ(図7)、分離蓋62はより容易に
外すことができる。
【0018】
【第5実施例】次に、更にその他の実施例を図8及び図
9に示す。この実施例と第1実施例との主な相違点はキ
ャップの押圧用上面部の位置である。このキャップ70
における押圧用上面部72の高さは、上面部74の高さ
かそれよりへこんだ高さにする。この実施例は、容器1
2を上に積み重ねる場合に、押圧用上面部72の高さが
上面部74の高さより高い位置にあると、押圧用上面部
72が容器12で押されて薄肉部52が切断されるおそ
れがあるので、それを避けるためである。
【0019】なお、前記第1実施例から第5実施例まで
において、キャップの押圧用上面部は突出筒部と直角に
なるように設定されているが、図10に示すように、指
で押し易くするために、押圧用上面部78を突出筒部1
8と直角になる角度からずらすようにしても良い。
【0020】
【第6実施例】本発明のその他の実施例について、図1
1及び図12に基づいて説明する。この実施例と第1実
施例との相違点はキャップの薄肉部の形状のみであり、
第1実施例と同一符合は同一部分を示す。図4に示すキ
ャップ80に形成される薄肉部82は、環状のものでは
あるが一周に渡って連絡するものではなく、その一部の
箇所は薄肉部82とならないようにしたものである。こ
の薄肉部82とならない箇所を折返部84とする。この
実施例では、例えば密閉栓86を図4に示した密閉栓3
8と同様に、2つの突出腕88a,88bを有するもの
とする。2つの突出腕88a,88bのうち、折返部8
4より遠い位置の突出腕88aを相対的に長くし、折返
部84より近い位置の突出腕88bを相対的に短くす
る。ただし、短い突出腕88bでも図4に示した密閉栓
38の突出腕40と同じ長さとする。ここで、指でキャ
ップ80を押して薄肉部82を切断すると、密閉栓86
の2つの突出腕88a,88bによってキャップ80の
開き蓋89(図4の分離蓋26に相当する)が上方に持
ち上げられる。ここで、開き蓋89は折返部84でキャ
ップ80の本体と連結しており、かつ折返部84より遠
い位置の密閉栓86の突出腕88aがより上方に伸長す
るので、開き蓋89は折返部84を中心にして回転する
ように開く(図13)。この結果、キャップ80が開け
れらて密閉栓86に注射針を刺し込むことが可能とな
る。この実施例においては、開き蓋89がキャップ80
の本体から離れることがないので、キャップを開いた後
のゴミが増えるのを抑えることができる。
【0021】なお、図11に示したキャップ80を使用
する場合に、密閉栓は図5に示したものを用いても良
い。更に、キャップ80の押圧用上面部は図10に示し
たものにしても良い。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明に係る容器の蓋構造
によれば、キャップの一部を指で押すことによってキャ
ップを開くことができるようにしたもので、キャップに
おける突出筒部の高さを従来のような横に倒すための高
いものにしなくて済むようにしたものである。従って、
本発明では、キャップの高さを従来のものより低いもの
とすることが出来、容器全体の高さを従来のものより低
くして、容器1個当たりの収納スペースを狭くすること
ができる。また、従来のものは、キャップの上面部の印
刷可能面積が狭い位置に限られていたのに対し、本発明
では指で押す押圧用上面部とその他の上面部との高さが
殆ど同じであるので、キャップの上面部のほぼ全域に印
刷を施すことができる。更に、キャップの一部を指で押
すことによってキャップを開いた際に、その開いた部材
がキャップ本体と離れないようにすることによって、ゴ
ミを増やさないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器の蓋構造の一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1に用いた密閉栓の平面図である。
【図3】図1の状態から分離蓋を外した状態の要部断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明に用いるケースの斜視図である。
【図7】図6の状態から薄肉部が切断された状態を示す
断面図である。
【図8】本発明に用いるケースの斜視図である。
【図9】図8の状態から薄肉部が切断された状態を示す
断面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の容器の蓋構造に用いる
キャップの平面図である。
【図12】図11示すキャップを用いた容器の蓋構造の
平面図である。
【図13】従来の容器用蓋を示す斜視図である。
【図14】図13の容器用蓋の要部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 キャップ 12 容器 14 密閉栓 16 上面部 18 上方突出部 20 押圧用上面部 22 薄肉部 24 上面内側部 26 分離蓋 30 突出腕 38 密閉栓 40 突出腕 42 密閉栓 44 突出リブ 50 キャップ 52 薄肉部 54 上方突出部 56 上面部 58 密閉栓 60 溝 70 キャップ 72 押圧用上面部 74 上面部 76 薄肉部 78 押圧用上面部 80 キャップ 82 薄肉部 84 折返部 86 密閉栓 88a 突出腕 88b 突出腕 89 開き蓋

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性のある材料から成る密閉栓によっ
    て本体の開口部を塞ぎ、その開口部と前記密閉栓とをキ
    ャップで密閉的に覆う容器において、キャップの上面部
    に加えられる所定以上の力で切断される一連の環状の薄
    肉部を形成し、その環状の薄肉部の位置より内側に上面
    部に対してほぼ直角方向に突出する突出筒部とその突出
    筒部の先端を覆う押圧用上面部とをその上面部に一体に
    形成し、その押圧用上面部を密閉栓側に押すことによっ
    て前記薄肉部を切断してその切断した薄肉部の内側に位
    置する部材をキャップから分離し、押圧用上面部を押す
    力を除いた際に前記キャップから分離した部材を前記弾
    力性のある密閉栓によって密閉栓とは反対方向に反発移
    動するようにしたことを特徴とする容器の蓋構造。
  2. 【請求項2】 前記密閉栓に前記キャップの押圧用上面
    部と接触する突出腕を一体に形成し、前記薄肉部が切断
    される前の状態において前記密閉栓に一体に形成される
    突出腕がキャップの押圧用上面部によって圧縮された状
    態とし、薄肉部を切断すると突出腕が伸長して、キャッ
    プから分離した部材が薄肉部を切断する前の状態より容
    器の外方に移動させることを特徴とする請求項1記載の
    容器の蓋構造。
  3. 【請求項3】 前記薄肉部の位置を前記突出筒部の外縁
    よりも広く設定し、その突出筒部の根元の位置と薄肉部
    の位置との間に環状の上面内側部を形成し、前記密閉栓
    にその上面内側部と接触する突出リブを一体に形成し、
    前記薄肉部が切断される前の状態において前記密閉栓に
    一体に形成される突出リブがキャップの上面内側部によ
    って圧縮された状態とし、薄肉部を切断すると突出リブ
    が伸長して、キャップから分離した部材が薄肉部を切断
    する前の状態より容器の外方に移動させることを特徴と
    する請求項1記載の容器の蓋構造。
  4. 【請求項4】 前記環状の薄肉部の位置を前記突出筒部
    の根元に設け、前記密閉栓に前記キャップの押圧用上面
    部と接触する突出腕を一体に形成し、前記薄肉部が切断
    される前の状態において前記密閉栓に一体に形成される
    突出腕がキャップの押圧用上面部によって圧縮された状
    態とし、薄肉部を切断すると突出腕が伸長して、キャッ
    プから分離した部材が薄肉部を切断する前の状態より容
    器の外方に移動させることを特徴とする請求項1記載の
    容器の蓋構造。
  5. 【請求項5】 前記上面部に対してほぼ直角方向に突出
    する突出筒部が容器の内部側に向けて伸びており、その
    突出筒部に連続する押圧用上面部が前記上面部と同じ面
    位置かそれより容器内部側に位置することを特徴とする
    請求項1記載の容器の蓋構造。
  6. 【請求項6】 前記上面部に対して前記押圧用上面部が
    平行でなく傾斜した状態としたことことを特徴とする請
    求項1記載の容器の蓋構造。
  7. 【請求項7】 弾力性のある材料から成る密閉栓によっ
    て本体の開口部を塞ぎ、その開口部と前記密閉栓とをキ
    ャップで密閉的に覆う容器において、キャップの上面部
    に加えられる所定以上の力で切断されるものであって一
    部を残して遮断される環状の薄肉部を形成し、その環状
    の薄肉部の位置より内側に上面部に対してほぼ直角方向
    に突出する突出筒部とその突出筒部の先端を覆う押圧用
    上面部とをその上面部に一体に形成し、その押圧用上面
    部を密閉栓側に押すことによって前記薄肉部のみを切断
    し、その押圧用上面部を押す力を除いた際に前記キャッ
    プから分離した箇所が密閉栓の弾力によって反発移動す
    るようにしたことを特徴とする容器の蓋構造。
  8. 【請求項8】 前記密閉栓に前記キャップの押圧用上面
    部と接触する突出腕を一体に形成し、前記薄肉部が切断
    される前の状態において前記密閉栓に一体に形成される
    突出腕がキャップの押圧用上面部によって圧縮された状
    態とし、薄肉部を切断すると突出腕が伸長して、キャッ
    プから分離した箇所が薄肉部を切断する前の状態より容
    器の外方に移動させることを特徴とする請求項7記載の
    容器の蓋構造。
  9. 【請求項9】 前記薄肉部の位置を前記突出筒部の外縁
    よりも広く設定し、その突出筒部の根元の位置と薄肉部
    の位置との間に環状の上面内側部を形成し、前記密閉栓
    にその上面内側部と接触する突出リブを一体に形成し、
    前記薄肉部が切断される前の状態において前記密閉栓に
    一体に形成される突出リブがキャップの上面内側部によ
    って圧縮された状態とし、薄肉部を切断すると突出リブ
    が伸長して、キャップから分離した部材が薄肉部を切断
    する前の状態より容器の外方に移動させることを特徴と
    する請求項7記載の容器の蓋構造。
  10. 【請求項10】 前記上面部に対して前記押圧用上面部
    が平行でなく傾斜した状態としたことことを特徴とする
    請求項1記載の容器の蓋構造。
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