JP3200830B2 - バイアル口部の密閉閉鎖具 - Google Patents
バイアル口部の密閉閉鎖具Info
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- JP3200830B2 JP3200830B2 JP19187994A JP19187994A JP3200830B2 JP 3200830 B2 JP3200830 B2 JP 3200830B2 JP 19187994 A JP19187994 A JP 19187994A JP 19187994 A JP19187994 A JP 19187994A JP 3200830 B2 JP3200830 B2 JP 3200830B2
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- JP
- Japan
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- cap
- skirt
- vial
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はバイアル口部の密閉閉鎖
具に関し、さらに詳しくは、バイアルの口部を密封する
際にアルミキャップによる巻き締めを必要とせず、しか
も使用時にゴム栓の露出が容易なバイアル口部の密閉閉
鎖具に関する。
具に関し、さらに詳しくは、バイアルの口部を密封する
際にアルミキャップによる巻き締めを必要とせず、しか
も使用時にゴム栓の露出が容易なバイアル口部の密閉閉
鎖具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、凍結乾燥製剤を収容するバイアル
の口部の密封は、バイアルの口部をゴム栓で閉鎖し、さ
らにこの上にアルミキャップを被せて巻き締めることに
より行われている。しかしながら、上記のアルミキャッ
プで巻き締め密封したバイアルは、アルミキャップを剥
ぎ取った後に、ゴム栓に注射針を刺通して溶解液を注入
し、内部の薬剤を溶解して薬剤を使用する必要がある
（あるいは、ゴム栓を取って内部に溶解液を入れ、内部
の薬剤を溶解して薬剤を使用する必要がある）、また、
アルミキャップが金属でできているため手などを引っ掛
けて怪我をすることがある、使用後、アルミを分別して
廃棄する必要がある、などの欠点を有している。
の口部の密封は、バイアルの口部をゴム栓で閉鎖し、さ
らにこの上にアルミキャップを被せて巻き締めることに
より行われている。しかしながら、上記のアルミキャッ
プで巻き締め密封したバイアルは、アルミキャップを剥
ぎ取った後に、ゴム栓に注射針を刺通して溶解液を注入
し、内部の薬剤を溶解して薬剤を使用する必要がある
（あるいは、ゴム栓を取って内部に溶解液を入れ、内部
の薬剤を溶解して薬剤を使用する必要がある）、また、
アルミキャップが金属でできているため手などを引っ掛
けて怪我をすることがある、使用後、アルミを分別して
廃棄する必要がある、などの欠点を有している。
【０００３】そこで、本発明者等は、上記の欠点を解消
するものとして、スカートと天面を有してなるキャップ
外枠と、スカートと天面を有してなり該天面に透孔が形
成されたキャップ内枠と、フランジと脚を有してなるゴ
ム栓、から構成されてなり、該ゴム栓は、前記脚が前記
キャップ内枠の透孔に挿着されるとともに、前記フラン
ジが前記キャップ外枠と前記キャップ内枠の間に位置す
るように保持されており、前記キャップ外枠は前記キャ
ップ内枠のスカートの外壁に沿ってスライド可能であ
り、キャップ外枠がキャップ内枠のスカートに沿って下
方にスライドしたときに、キャップ内枠がキャップ外枠
に押圧されて内側に変形し、バイアル口部のフランジと
係合するように構成してなるバイアル用キャップをすで
に提案している（特願平５−３５３２４１号）。しかし
ながら、このバイアル用キャップはゴム栓天面の露出を
するものではなくキャップ全体を取り外すものであり、
キャップを取り外すのに比較的大きな力を要するという
欠点を有している。
するものとして、スカートと天面を有してなるキャップ
外枠と、スカートと天面を有してなり該天面に透孔が形
成されたキャップ内枠と、フランジと脚を有してなるゴ
ム栓、から構成されてなり、該ゴム栓は、前記脚が前記
キャップ内枠の透孔に挿着されるとともに、前記フラン
ジが前記キャップ外枠と前記キャップ内枠の間に位置す
るように保持されており、前記キャップ外枠は前記キャ
ップ内枠のスカートの外壁に沿ってスライド可能であ
り、キャップ外枠がキャップ内枠のスカートに沿って下
方にスライドしたときに、キャップ内枠がキャップ外枠
に押圧されて内側に変形し、バイアル口部のフランジと
係合するように構成してなるバイアル用キャップをすで
に提案している（特願平５−３５３２４１号）。しかし
ながら、このバイアル用キャップはゴム栓天面の露出を
するものではなくキャップ全体を取り外すものであり、
キャップを取り外すのに比較的大きな力を要するという
欠点を有している。
【発明の解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、バイアルの口部を密封する際
にアルミキャップによる巻き締めを必要とせず、しかも
使用時にゴム栓の露出が容易なバイアル口部の密閉閉鎖
具を提供することを目的とする。
に鑑みてなされたもので、バイアルの口部を密封する際
にアルミキャップによる巻き締めを必要とせず、しかも
使用時にゴム栓の露出が容易なバイアル口部の密閉閉鎖
具を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、フランジを有するゴム栓と、透孔の形
成された天面と軸方向にスリットの形成されたスカート
を有しており前記ゴム栓をバイアルの口部に固定するキ
ャップ内枠と、天面とスカートを有しておりキャップ内
枠をバイアルの口部に固定するキャップ外枠、とから構
成される密閉閉鎖具であって、前記キャップ外枠は天面
がスカートから容易に分離可能に接続されるとともに、
キャップ内枠のスカートの外壁に沿ってスライド可能で
あり、キャップ外枠をキャップ内枠に沿って下方にスラ
イドさせたときに、キャップ内枠のスカートがキャップ
外枠のスカートによって押圧されて内側に変形し、バイ
アル口部のフランジと係合して固定されるようにしてな
るバイアル口部の密閉閉鎖具を採用している。ここで、
キャップ内枠がバイアル口部のフランジと係合するよう
に、キャップ内枠の下端部内壁にバイアル口部のフラン
ジと係合する係合突起を設けてもよい。また、キャップ
外枠のスカートの下部がキャップ内枠から外れないよう
に、キャップ外枠の下端部内壁にキャップ内枠の下端と
係合する環状の係合突起を設けてもよい。また、さら
に、キャップ内枠のスカートの上部外壁に環状溝を設
け、この環状溝がキャップ外枠の係合突起と係合するよ
うにして、キャップ外枠の上方および下方への移動を制
限するようにしてもよい。尚、スカートから分離可能な
天面には、天面と連続するスカートの一部が含まれてい
ても良い。
解決するために、フランジを有するゴム栓と、透孔の形
成された天面と軸方向にスリットの形成されたスカート
を有しており前記ゴム栓をバイアルの口部に固定するキ
ャップ内枠と、天面とスカートを有しておりキャップ内
枠をバイアルの口部に固定するキャップ外枠、とから構
成される密閉閉鎖具であって、前記キャップ外枠は天面
がスカートから容易に分離可能に接続されるとともに、
キャップ内枠のスカートの外壁に沿ってスライド可能で
あり、キャップ外枠をキャップ内枠に沿って下方にスラ
イドさせたときに、キャップ内枠のスカートがキャップ
外枠のスカートによって押圧されて内側に変形し、バイ
アル口部のフランジと係合して固定されるようにしてな
るバイアル口部の密閉閉鎖具を採用している。ここで、
キャップ内枠がバイアル口部のフランジと係合するよう
に、キャップ内枠の下端部内壁にバイアル口部のフラン
ジと係合する係合突起を設けてもよい。また、キャップ
外枠のスカートの下部がキャップ内枠から外れないよう
に、キャップ外枠の下端部内壁にキャップ内枠の下端と
係合する環状の係合突起を設けてもよい。また、さら
に、キャップ内枠のスカートの上部外壁に環状溝を設
け、この環状溝がキャップ外枠の係合突起と係合するよ
うにして、キャップ外枠の上方および下方への移動を制
限するようにしてもよい。尚、スカートから分離可能な
天面には、天面と連続するスカートの一部が含まれてい
ても良い。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、密閉閉鎖具の打栓は図３
〜５のように行うことができる。すなわち、密閉閉鎖具
Ｃを図３のようにバイアル４の口部４１に載置して下方
に押すと、密閉閉鎖具Ｃは、図４のように、ゴム栓３の
脚３２がバイアル４の口部４１に完全に挿着され、ゴム
栓３のフランジ３１が口部４１の上端に接触する位置ま
で移動する。さらに密閉閉鎖具Ｃを押すと、キャップ外
枠１の係合突起１３がキャップ内枠２の環状溝（アンダ
ーカット２３）から外れて、キャップ外枠１がキャップ
内枠２のスカート２２の外壁に沿って下方に移動し、図
５のように、キャップ外枠１の天面１１がキャップ内枠
２の天面２１と接触する位置に達して、係合突起１３が
キャップ内枠２の下端と係合する。この時、キャップ内
枠２のスカート２２はキャップ外枠１によって内側に押
圧されて変形し、その係合突起２４がバイアル４のフラ
ンジ４１と係合する。一方、密閉閉鎖具Ｃのゴム栓３の
天面（フランジ３１の表面）を露出するには、図６に示
すように、バイアル４を手に持って親指で密閉閉鎖具Ｃ
の脱落用フランジ１４を上方に押せばよい。この時、キ
ャップ外枠１の天面１１は接合部１５で容易にスカート
１２から分断される。
〜５のように行うことができる。すなわち、密閉閉鎖具
Ｃを図３のようにバイアル４の口部４１に載置して下方
に押すと、密閉閉鎖具Ｃは、図４のように、ゴム栓３の
脚３２がバイアル４の口部４１に完全に挿着され、ゴム
栓３のフランジ３１が口部４１の上端に接触する位置ま
で移動する。さらに密閉閉鎖具Ｃを押すと、キャップ外
枠１の係合突起１３がキャップ内枠２の環状溝（アンダ
ーカット２３）から外れて、キャップ外枠１がキャップ
内枠２のスカート２２の外壁に沿って下方に移動し、図
５のように、キャップ外枠１の天面１１がキャップ内枠
２の天面２１と接触する位置に達して、係合突起１３が
キャップ内枠２の下端と係合する。この時、キャップ内
枠２のスカート２２はキャップ外枠１によって内側に押
圧されて変形し、その係合突起２４がバイアル４のフラ
ンジ４１と係合する。一方、密閉閉鎖具Ｃのゴム栓３の
天面（フランジ３１の表面）を露出するには、図６に示
すように、バイアル４を手に持って親指で密閉閉鎖具Ｃ
の脱落用フランジ１４を上方に押せばよい。この時、キ
ャップ外枠１の天面１１は接合部１５で容易にスカート
１２から分断される。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図１は本発明の一実施例を示す密閉閉鎖具
の一部破断平面図であり、図２は図１の軸上断面図であ
る。また、図３〜図５は図１に示す密閉閉鎖具をバイア
ルに打栓する操作の説明図であり、図３は密閉閉鎖具を
バイアルの口部に載置した状態を示す図、図４は半打栓
の状態を示す図、図５は打栓操作が終了した状態を示す
図である。また、図６はキャップ外枠の天面を取り外す
操作を示す図である。図１〜２に示すように、本発明の
密閉閉鎖具は、キャップ外枠１とキャップ内枠２および
ゴム栓３から構成されており、キャップ外枠１はキャッ
プ内枠２のスカート２２の外壁に沿ってスライド可能に
なっている。キャップ内枠２は天面２１に透孔２５が形
成されており、そのスカート２２の縦方向には、キャッ
プ内枠２がキャップ外枠１によって押圧された時に内側
に変形可能なように、スリット２６が形成されている。
ゴム栓３はそのフランジ３１がキャップ内枠２にその脚
３２を下にして装着されている。
て説明する。図１は本発明の一実施例を示す密閉閉鎖具
の一部破断平面図であり、図２は図１の軸上断面図であ
る。また、図３〜図５は図１に示す密閉閉鎖具をバイア
ルに打栓する操作の説明図であり、図３は密閉閉鎖具を
バイアルの口部に載置した状態を示す図、図４は半打栓
の状態を示す図、図５は打栓操作が終了した状態を示す
図である。また、図６はキャップ外枠の天面を取り外す
操作を示す図である。図１〜２に示すように、本発明の
密閉閉鎖具は、キャップ外枠１とキャップ内枠２および
ゴム栓３から構成されており、キャップ外枠１はキャッ
プ内枠２のスカート２２の外壁に沿ってスライド可能に
なっている。キャップ内枠２は天面２１に透孔２５が形
成されており、そのスカート２２の縦方向には、キャッ
プ内枠２がキャップ外枠１によって押圧された時に内側
に変形可能なように、スリット２６が形成されている。
ゴム栓３はそのフランジ３１がキャップ内枠２にその脚
３２を下にして装着されている。
【０００７】キャップ外枠１はキャップ内枠２の外に被
さるように配置される部材であり、天面１１とスカート
１２を有しており、キャップ内枠２のスカート２２の外
壁に沿ってスライド可能になっている。スカート１２の
下端部内壁には環状の係合突起１３が設けられており、
この係合突起１３は後述のキャップ内枠２のアンダーカ
ット２３と係合してキャップ外枠１の上方移動を阻止す
るとともに、キャップ内枠２のスカート２２の外壁に沿
って下方にスライドしたときに、スカート２２を内側に
変形させて、スカート２２の下端部の係合突起２４とバ
イアル４の口部のフランジ４１とを係合させ、自らもそ
の係合突起１３でキャップ内枠２の下端と係合するよう
になっている。
さるように配置される部材であり、天面１１とスカート
１２を有しており、キャップ内枠２のスカート２２の外
壁に沿ってスライド可能になっている。スカート１２の
下端部内壁には環状の係合突起１３が設けられており、
この係合突起１３は後述のキャップ内枠２のアンダーカ
ット２３と係合してキャップ外枠１の上方移動を阻止す
るとともに、キャップ内枠２のスカート２２の外壁に沿
って下方にスライドしたときに、スカート２２を内側に
変形させて、スカート２２の下端部の係合突起２４とバ
イアル４の口部のフランジ４１とを係合させ、自らもそ
の係合突起１３でキャップ内枠２の下端と係合するよう
になっている。
【０００８】キャップ外枠１は、その天面１１（実施例
の様にスカート１２の上部を含んでいてもよい）とスカ
ート１２が容易に分離することが出来るように接続され
ている。そして好ましくは、天面１１側には親指等で押
し易いように脱落用フランジ１４が設けられている。天
面１１とスカート１２の分離可能な接続方法としては、
実施例に示すような、天面１１とスカート１２を一体成
型により脆弱な接合部１５で接続する方法や、天面１１
とスカート１２を別々に成型し、どちらか一方に形成し
た突起部分で両者を点接着する方法などが採用可能であ
る。
の様にスカート１２の上部を含んでいてもよい）とスカ
ート１２が容易に分離することが出来るように接続され
ている。そして好ましくは、天面１１側には親指等で押
し易いように脱落用フランジ１４が設けられている。天
面１１とスカート１２の分離可能な接続方法としては、
実施例に示すような、天面１１とスカート１２を一体成
型により脆弱な接合部１５で接続する方法や、天面１１
とスカート１２を別々に成型し、どちらか一方に形成し
た突起部分で両者を点接着する方法などが採用可能であ
る。
【０００９】キャップ内枠２は天面２１とスカート２２
を有しており、天面２１には透孔２５が穿設されてお
り、この透孔２５にゴム栓３の天面（フランジ３１を含
む部分）の表面が露出するようになっている。また、ス
カート２２には、キャップ内枠２がキャップ外枠１のス
カート１２によって押圧されて内側に変形できるよう
に、１つまたは複数の縦方向のスリット２６が形成され
ている。そして、スカート２２の外壁には、その上部外
壁にキャップ外枠１の係合突起１３と係合するアンダー
カット２３が形成されており、また、スカート２２の下
端部内壁には係合突起２４が形成されている。この係合
突起２４は、キャップ外枠１の係合突起１３がキャップ
内枠２のスカート２２外壁に沿ってスライドしてその下
端と係合したときに、バイアル４の口部のフランジ４１
と係合するようになっている。
を有しており、天面２１には透孔２５が穿設されてお
り、この透孔２５にゴム栓３の天面（フランジ３１を含
む部分）の表面が露出するようになっている。また、ス
カート２２には、キャップ内枠２がキャップ外枠１のス
カート１２によって押圧されて内側に変形できるよう
に、１つまたは複数の縦方向のスリット２６が形成され
ている。そして、スカート２２の外壁には、その上部外
壁にキャップ外枠１の係合突起１３と係合するアンダー
カット２３が形成されており、また、スカート２２の下
端部内壁には係合突起２４が形成されている。この係合
突起２４は、キャップ外枠１の係合突起１３がキャップ
内枠２のスカート２２外壁に沿ってスライドしてその下
端と係合したときに、バイアル４の口部のフランジ４１
と係合するようになっている。
【００１０】ゴム栓３はフランジ３１と脚３２を有して
おり、ゴム栓３の天面はキャップ外枠１の天面１１が剥
離されたときに天面２１の透孔２５から露出されるよう
になっている。３３は半打栓用のストッパーであり、こ
のストッパー３３の位置まで打栓された状態で内部に充
填された薬剤の凍結乾燥が行われ、凍結乾燥後、完全な
打栓が行われる。 尚、キャップ外枠１、キャップ内枠
２およびゴム栓３の形成材料としては、従来のバイアル
用キャップの形成材料と同様なものが採用可能である。
おり、ゴム栓３の天面はキャップ外枠１の天面１１が剥
離されたときに天面２１の透孔２５から露出されるよう
になっている。３３は半打栓用のストッパーであり、こ
のストッパー３３の位置まで打栓された状態で内部に充
填された薬剤の凍結乾燥が行われ、凍結乾燥後、完全な
打栓が行われる。 尚、キャップ外枠１、キャップ内枠
２およびゴム栓３の形成材料としては、従来のバイアル
用キャップの形成材料と同様なものが採用可能である。
【００１１】次に、図３〜５を用いて、本発明のキャッ
プをバイアル４に打栓する操作を説明する。先ず、本発
明のキャップＣをバイアル４の口部に図３に示すように
載置する。次いで、キャップＣを押圧して、ゴム栓３の
フランジ３１がバイアル４の口部４１上端に接触する位
置まで移動させる。この時、図４に示すような半打栓の
状態になる。更にキャップＣを押圧すると、キャップ外
枠１はキャップ内枠２のスカート２２の外壁に沿って下
方に移動し、その係合突起１３がキャップ内枠２の下端
と係合する。この時、キャップ内枠２のスカート２２は
内側に変形して、その係合突起２４がバイアル４の口部
のフランジ４１と係合し、図５に示すような完全に打栓
された状態になる。尚、ゴム栓３の天面を露出する場合
には、バイアル４を手に取り、図６に示すようにキャッ
プ外枠１の脱落用フランジ１４を親指などで上に押し
て、キャップ外枠１の天面１１を剥離すればよい。
プをバイアル４に打栓する操作を説明する。先ず、本発
明のキャップＣをバイアル４の口部に図３に示すように
載置する。次いで、キャップＣを押圧して、ゴム栓３の
フランジ３１がバイアル４の口部４１上端に接触する位
置まで移動させる。この時、図４に示すような半打栓の
状態になる。更にキャップＣを押圧すると、キャップ外
枠１はキャップ内枠２のスカート２２の外壁に沿って下
方に移動し、その係合突起１３がキャップ内枠２の下端
と係合する。この時、キャップ内枠２のスカート２２は
内側に変形して、その係合突起２４がバイアル４の口部
のフランジ４１と係合し、図５に示すような完全に打栓
された状態になる。尚、ゴム栓３の天面を露出する場合
には、バイアル４を手に取り、図６に示すようにキャッ
プ外枠１の脱落用フランジ１４を親指などで上に押し
て、キャップ外枠１の天面１１を剥離すればよい。
【００１２】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明のバイアル用キャップを採用することによ
り、バイアルの口部を密封する際にアルミキャップによ
る巻き締めが不要なので、バイアル口部の密封が容易で
あり、また、使用後の廃棄に際しての分別廃棄も容易で
ある。また、キャップ外枠の天面を親指などで容易に剥
離することができるので使用時のゴム栓の天面の露出が
容易である。
に、本発明のバイアル用キャップを採用することによ
り、バイアルの口部を密封する際にアルミキャップによ
る巻き締めが不要なので、バイアル口部の密封が容易で
あり、また、使用後の廃棄に際しての分別廃棄も容易で
ある。また、キャップ外枠の天面を親指などで容易に剥
離することができるので使用時のゴム栓の天面の露出が
容易である。
【図１】本発明の一実施例を示す密閉閉鎖具の一部破断
平面図である。
平面図である。
【図２】図１の軸上断面図である。
【図３】図１に示す密閉閉鎖具をバイアルに打栓する操
作の説明図であり、密閉閉鎖具をバイアルの口部に載置
した状態を示す。
作の説明図であり、密閉閉鎖具をバイアルの口部に載置
した状態を示す。
【図４】図１に示す密閉閉鎖具をバイアルに打栓する操
作の説明図であり、半打栓の状態を示す。
作の説明図であり、半打栓の状態を示す。
【図５】図１に示す密閉閉鎖具をバイアルに打栓する操
作の説明図であり、打栓操作が終了した状態を示す。
作の説明図であり、打栓操作が終了した状態を示す。
【図６】キャップ外枠の天面を取り外す操作を示す図で
ある。
ある。
１ キャップ外枠 １３ 係合突起 １５ 接合部 ２ キャップ内枠 ２３ アンダーカット（環状溝） ２４ 係合突起 ２５ 透孔 ２６ スリット ３ ゴム栓
Claims (4)
- 【請求項１】 フランジを有するゴム栓と、透孔の形成
された天面と軸方向にスリットの形成されたスカートを
有しており前記ゴム栓をバイアルの口部に固定するキャ
ップ内枠と、天面とスカートを有しておりキャップ内枠
をバイアルの口部に固定するキャップ外枠、とから構成
される密閉閉鎖具であって、前記キャップ外枠は天面の
一部がスカートから容易に分離可能に接続されるととも
に、キャップ内枠のスカートの外壁に沿ってスライド可
能であり、キャップ外枠をキャップ内枠に沿って下方に
スライドさせたときに、キャップ内枠のスカートがキャ
ップ外枠のスカートによって押圧されて内側に変形し、
バイアル口部のフランジと係合して固定されるようにし
てなるバイアル口部の密閉閉鎖具。 - 【請求項２】 キャップ内枠の下端部内壁にバイアル口
部のフランジと係合する係合突起を設けてなる請求項１
に記載の密閉閉鎖具。 - 【請求項３】 キャップ外枠の下端部内壁にキャップ内
枠の下端部と係合する環状の係合突起を設けてなる請求
項１または２に記載の密閉閉鎖具。 - 【請求項４】 キャップ内枠のスカートの上部外壁にキ
ャップ外枠の係合突起と係合する環状溝を設けてなる請
求項３に記載の密閉閉鎖具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19187994A JP3200830B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | バイアル口部の密閉閉鎖具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19187994A JP3200830B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | バイアル口部の密閉閉鎖具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0834466A JPH0834466A (ja) | 1996-02-06 |
| JP3200830B2 true JP3200830B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=16281993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19187994A Expired - Fee Related JP3200830B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | バイアル口部の密閉閉鎖具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3200830B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6388045B1 (en) | 1999-05-07 | 2002-05-14 | Kabushiki Kaisha Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo | Liquid-crystalline polymer |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI303565B (en) * | 2002-08-16 | 2008-12-01 | Glaxosmithkline Biolog Sa | Closure system,vial having the closure system,method of closing a vial,method of filling a pharmaceutical vial, and vial closure |
| JP4739049B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-08-03 | 紀伊産業株式会社 | 樹脂製キャップおよびそれを用いた樹脂製キャップ付容器 |
| FR2975976B1 (fr) * | 2011-06-06 | 2014-08-29 | Biocorp Rech Et Dev | Dispositif de bouchage et recipient equipe d'un tel dispositif |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP19187994A patent/JP3200830B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6388045B1 (en) | 1999-05-07 | 2002-05-14 | Kabushiki Kaisha Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo | Liquid-crystalline polymer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0834466A (ja) | 1996-02-06 |
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