JPH07187216A - バイアル用キャップ - Google Patents

バイアル用キャップ

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JPH07187216A
JPH07187216A JP5353241A JP35324193A JPH07187216A JP H07187216 A JPH07187216 A JP H07187216A JP 5353241 A JP5353241 A JP 5353241A JP 35324193 A JP35324193 A JP 35324193A JP H07187216 A JPH07187216 A JP H07187216A
Authority
JP
Japan
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cap
frame
vial
skirt
inner frame
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5353241A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadatoshi Uchida
忠敏 内田
Takahide Okamoto
隆英 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Pharmacetuical Co Ltd
Nissho Corp
Original Assignee
Nissui Pharmacetuical Co Ltd
Nissho Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissui Pharmacetuical Co Ltd, Nissho Corp filed Critical Nissui Pharmacetuical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアルの口部を密封する際にアルミキャッ
プによる巻き締めを必要としないゴム栓付きのバイアル
用キャップを提供する。 【構成】 キャップ外枠1とキャップ内枠2およびゴム
栓3からなっており、キャップ外枠1はキャップ内枠2
のスカート22の外壁に沿ってスライド可能になってい
る。キャップ内枠2は天面21に透孔27が形成されて
おり、そのスカート22の縦方向には、キャップ内枠2
がキャップ外枠1によって押圧された時に内側に変形可
能なように、スリット28が形成されている。ゴム栓3
はその脚32がキャップ内枠2の透孔27に挿着されて
おり、フランジ31がキャップ外枠1とキャップ内枠2
の間に位置するように保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイアル用キャップに関
し、さらに詳しくは、バイアルの口部を密封する際にア
ルミキャップによる巻き締めを必要としないゴム栓付き
のバイアル用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、凍結乾燥製剤を収容するバイアル
の口部の密封は、バイアルの口部をゴム栓で閉鎖し、さ
らにこの上にアルミキャップを被せて巻き締めることに
より行われている。しかしながら、上記のアルミキャッ
プで巻き締め密封したバイアルは、アルミキャップを剥
ぎ取った後に、ゴム栓に注射針を刺通して溶解液を注入
し、内部の薬剤を溶解して薬剤を使用する必要がある
(あるいは、ゴム栓を取って内部に溶解液を入れ、内部
の薬剤を溶解して薬剤を使用する必要がある)、また、
アルミキャップが金属でできているため手などを引っ掛
けて怪我をすることがある、使用後、アルミを分別して
廃棄する必要がある、などの欠点を有している。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、バイアルの口部を密封する際
にアルミキャップによる巻き締めを必要としないゴム栓
付きのバイアル用キャップを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、スカートと天面を有してなるキャップ
外枠と、スカートと天面を有してなり該天面に透孔が形
成されたキャップ内枠と、フランジと脚を有してなるゴ
ム栓、から構成されてなり、該ゴム栓は、前記脚が前記
キャップ内枠の透孔に挿着されるとともに、前記フラン
ジが前記キャップ外枠と前記キャップ内枠の間に位置す
るように保持されており、前記キャップ外枠は前記キャ
ップ内枠のスカートの外壁に沿ってスライド可能であ
り、キャップ外枠がキャップ内枠のスカートに沿って下
方にスライドしたときに、キャップ内枠がキャップ外枠
に押圧されて内側に変形し、バイアル口部のフランジと
係合するように構成してなるバイアル用キャップを採用
している。キャップ内枠には、キャップ内枠が内側に変
形可能な様に、そのスカートに縦方向のスリットを設け
てもよい。また、キャップ内枠のスカートの上部と下端
部にそれぞれ環状溝を設けるとともに、キャップ外枠の
下端部に前記環状溝と係合する環状の係合突起を設け
て、キャップ外枠の上方および下方への移動を制限する
ようにしてもよい。さらに、キャップ内枠がキャップ外
枠に押圧されて内側に変形したときに、キャップ内枠が
バイアル口部のフランジと係合するようにキャップ内枠
の下端部にバイアル口部のフランジと係合する環状の係
合突起を設けてもよい。また、キャップ内枠の天面の外
側にゴム栓のフランジを収容する環状の枠を設けてもよ
い。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、キャップの打栓は図3〜
5のように行うことができる。すなわち、キャップCを
図3のようにバイアルの口部に載置して下方に押すと、
キャップCは、図4のように、ゴム栓3の脚32がバイ
アルVの口部に完全に挿着され、キャップ内枠2が口部
の上端に接触する位置まで移動する。さらにキャップC
を押すと、キャップ外枠1の係合突起13がキャップ内
枠2の環状溝24から外れて、キャップ外枠1がキャッ
プ内枠2のスカート22の外壁に沿って下方に移動し、
図5のように、キャップ外枠1の天面11がゴム栓3と
接触する位置に達して、係合突起13がキャップ内枠2
の環状溝25と係合する。この時、キャップ内枠2のス
カート22はキャップ外枠1によって内側に押圧されて
変形し、その係合突起26がバイアル4のフランジ41
と係合する。一方、キャップCを外す操作は、キャップ
Cを上方に移動させることにより、打栓の時と反対の動
作で行うことができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例を示すキャップの
一部破断平面図であり、図2は図1のX−X線断面図で
ある。また、図3〜図5は図1に示すキャップをバイア
ルに打栓する操作の説明図であり、図3はキャップをバ
イアルの口部に載置した状態を示す図、図4は半打栓の
状態を示す図、図5は打栓操作が終了した状態を示す図
である。図1〜2に示すように、本発明のキャップは、
キャップ外枠1とキャップ内枠2およびゴム栓3からな
っており、キャップ外枠1はキャップ内枠2のスカート
22の外壁に沿ってスライド可能になっている。キャッ
プ内枠2は天面21に透孔27が形成されており、その
スカート22の縦方向には、キャップ内枠2がキャップ
外枠1によって押圧された時に内側に変形可能なよう
に、スリット28が形成されている。ゴム栓3はその脚
32がキャップ内枠2の透孔27に挿着されており、フ
ランジ31がキャップ外枠1とキャップ内枠2の間に位
置するように保持されている。
【0007】キャップ外枠1はキャップ内枠2の外に被
さるように配置される部材であり、天面11とスカート
12を有しており、キャップ内枠2のスカート22の外
壁に沿ってスライド可能になっている。天面11の内壁
には好ましくはキャップが完全に打栓された時にゴム栓
3を押さえるための環状突起14が形成されている。そ
して、スカート12の下端部内壁には環状の係合突起1
3が設けられており、この係合突起13は後述のキャッ
プ内枠2のアンダーカット24と係合してキャップ外枠
1の上方移動を阻止するとともに、キャップ内枠2のス
カート22の外壁に沿って下方にスライドして、丁度係
合突起13がキャップ内枠2の下端部の環状溝25と係
合したときに、スカート22を内側に変形させて、スカ
ート22の下端部の環状の係合突起26とバイアル4の
口部のフランジ41とを係合させるようになっている。
【0008】キャップ内枠2は天面21とスカート22
を有しており、天面21には透孔27が穿設されてお
り、この透孔27にゴム栓3の脚32が挿着され、ゴム
栓3のフランジ31は天面21の外壁に載置されるよう
になっている。スカート22には、キャップ内枠2がキ
ャップ外枠1によって押圧されて内側に変形できるよう
に、1つまたは複数の縦方向のスリット28が形成され
ており、スカート22の上方すなわち天面21側は延長
されて、ゴム栓3のフランジ31を収容する環状枠23
に形成されている。環状枠23は天面21と鉛直に形成
されており、高さがゴム栓3のフランジ31の高さと略
同等であり、直径はフランジ31のそれと同等になって
いる。スカート21の外壁には、環状枠23との境目お
よび下端部にそれぞれキャップ外枠1の係合突起13と
係合するアンダーカット24および環状溝25が形成さ
れており、スカート21の下端部内壁には、キャップ外
枠1の係合突起13がキャップ内枠2のスカート22外
壁に沿ってスライドして、丁度環状溝25と係合したと
きに、バイアル4の口部のフランジ41と係合する係合
突起26が形成されている。
【0009】ゴム栓3はフランジ31と脚32を有して
おり、その脚32がキャップ内枠2の透孔27に挿着さ
れ、フランジ31は天面21の外側に載置される。33
は半打栓用のストッパーであり、このストッパー33の
位置まで打栓された状態で内部に充填された薬剤の凍結
乾燥が行われ、凍結乾燥後、完全な打栓が行われる。
尚、キャップ外枠1、キャップ内枠2およびゴム栓3の
形成材料としては、従来のバイアル用キャップの形成材
料と同様なものが採用可能である。
【0010】次に、図3〜5を用いて、本発明のキャッ
プをバイアル4に打栓する操作を説明する。先ず、本発
明のキャップCをバイアル4の口部に図3に示すように
載置する。次いで、キャップCを押圧して、そのキャッ
プ内枠2の天面21がバイアル4の口部に接触する位置
まで移動させる。この時、ゴム栓3の脚32はバイアル
4の口部に挿着され、図4に示すような半打栓の状態に
なる。更にキャップCを押圧すると、キャップ外枠1は
キャップ内枠2のスカート22の外壁に沿って下方に移
動し、その係合突起13がキャップ内枠2の環状溝25
と係合する。この時、キャップ内枠2のスカート22は
内側に変形して、その係合突起26がバイアル4の口部
のフランジ41と係合し、図5に示すような完全に打栓
された状態になる。尚、キャップCを開栓する場合に
は、キャップCを上に引っ張ることにより、ゴム栓3も
一緒に取り除くことができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明のバイアル用キャップを採用することによ
り、バイアルの口部を密封する際にアルミキャップによ
る巻き締めが不要なので、バイアル口部の密封が容易で
あり、また、使用後の廃棄に際しては、分別廃棄をする
必要がない。また、開栓に際しては、ゴム栓も一緒に取
り外すことができるので、ゴム栓を取り外す手間を省く
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すキャップの一部破断平
面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1に示すキャップをバイアルに打栓する操作
の説明図であり、キャップをバイアルの口部に載置した
状態を示す。
【図4】図1に示すキャップをバイアルに打栓する操作
の説明図であり、半打栓の状態を示す。
【図5】図1に示すキャップをバイアルに打栓する操作
の説明図であり、打栓操作が終了した状態を示す。
【符号の説明】
1 キャップ外枠 13 係合突起 2 キャップ内枠 23 環状枠 24 アンダーカット 25 環状溝 26 係合突起 27 透孔 28 スリット 3 ゴム栓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スカートと天面を有してなるキャップ外
    枠と、スカートと天面を有してなり該天面に透孔が形成
    されたキャップ内枠と、フランジと脚を有してなるゴム
    栓、から構成されてなり、該ゴム栓は、前記脚が前記キ
    ャップ内枠の透孔に挿着されるとともに、前記フランジ
    が前記キャップ外枠と前記キャップ内枠の間に位置する
    ように保持されており、前記キャップ外枠は前記キャッ
    プ内枠のスカートの外壁に沿ってスライド可能であり、
    キャップ外枠がキャップ内枠のスカートに沿って下方に
    スライドしたときに、キャップ内枠がキャップ外枠に押
    圧されて内側に変形し、バイアル口部のフランジと係合
    するように構成してなるバイアル用キャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ内枠のスカートに縦方向のスリ
    ットが形成されてなる請求項1に記載のバイアル用キャ
    ップ。
  3. 【請求項3】 キャップ内枠のスカートの上部と下端部
    にそれぞれ環状溝を設けるとともに、キャップ外枠の下
    端部に前記環状溝と係合する環状の係合突起を設けてな
    る請求項1または2に記載のバイアル用キャップ。
  4. 【請求項4】 キャップ内枠の下端部にバイアル口部の
    フランジと係合する環状の係合突起を設けてなる請求項
    1〜3のいずれかに記載のバイアル用キャップ。
  5. 【請求項5】 キャップ内枠の天面の外側にゴム栓のフ
    ランジを収容する環状の枠を設けてなる請求項1〜4の
    いずれかに記載のバイアル用キャップ。
JP5353241A 1993-12-28 1993-12-28 バイアル用キャップ Withdrawn JPH07187216A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004108549A1 (ja) * 2003-06-03 2006-07-20 大成化工株式会社 容器のキャップ
WO2010038580A1 (ja) 2008-09-30 2010-04-08 株式会社 大協精工 合成樹脂キャップおよび合成樹脂キャップの製造方法
JP2011511741A (ja) * 2008-02-11 2011-04-14 ビオコルプ ルシェルシェ エ デブロプマン 押圧キャップを有するストッパ装置、およびかかる装置を具備した容器
JP2013504499A (ja) * 2009-09-15 2013-02-07 アー ライモント エ カンパニュイ 首部を有する容器のための係止蓋

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Effective date: 20010306