JP4901797B2 - 工事写真用デジタルカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、工事現場における工事の施工状況の写真撮影を行うための工事写真用デジタルカメラに関する。
一般的に、工事を行った場合には、工事施工後、工事現場の施工記録を工事写真アルバムとして作成する必要がある。これは、後日完成検査時に工事アルバム写真で完成検査を受けるためである。このとき、施工状況の写真撮影条件として、「施工前」、「施工中」、「施工後」とも、同じ位置・同じ角度から撮影した写真であることが必要で、検査は、これらを対比した検査となる。
そこで、従来は、前回と同じ位置・同じ角度から撮影を行うために、例えば、ユーザが前回撮影した位置および角度を記憶しておくことにより、あるいは前回撮影した写真を見て前回撮影した位置および角度を推定することにより、今回撮影するためのデジタルカメラの位置および角度(撮影方向)を決定していた。
なお、従来、デジタルカメラに、GPS機能(GPSとは、グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System):全地球測位システム)と、磁石などの方位を感知する機能とを設けて、シャッターを押すと同時にこれらの機能により撮影した位置情報と撮影した方位情報とを取得し、撮影画像とともにこれらの情報を記録することは行われている(例えば、特許文献1参照)。しかし、工事現場などにおいて、同じ位置・同じ角度(方位角)から複数回撮影を行う場合に、前回と同じ位置・同じ角度(方位角)から撮影を行うために、これらの機能を用いてデジタルカメラの位置および角度(方位角)を特定することは行われていない。
また、工事記録写真の必要なもう一つの理由は、工事施工後、施工場所がコンクリートや土で埋設され、後日掘り起こして確認することが困難な場所を、工事の記録写真として残すことである。後日、進行状況・施工手順・安全・品質等を写真により確認検証出来る工事写真アルバムを作成する。しかし、例えば、盤の機能追加工事を施工する場合、盤と壁の通路が狭く盤の扉を開くと扉と工事用看板が邪魔で、施工部分が扉と工事看板の陰に隠れて工事写真が撮影出来ない欠点があった。
この欠点を除去するため、例えば、工事名、工事種別、撮影年月日・時間、進行状況などの入力欄を設けた工事看板のフォーマットをデジタルカメラに保存しておき、この工事看板のフォーマットを読み出してデジタルカメラのLCD画面に表示し、デジタルカメラに設けられたキーボードにより、工事看板のフォーマットの入力欄にデータを入力した後、デジタルカメラのLCD画面の片隅(四隅のうちの一つ)に縮小した工事看板画像を貼り付けて表示した後、この画像を工事の記録写真とすることも従来行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−48427号公報 特開2003−9067号公報
しかしながら、前回撮影したのと同じ位置・同じ角度を特定するために、ユーザが前回撮影した位置および角度を記憶しておくことは容易なことではなく、またユーザが前回撮影した写真をみた場合でも、撮影するためのデジタルカメラの位置および角度を前回撮影したのと同じ位置・同じ角度に設定することは大変手間のかかることであるという欠点があった。
また、デジタルカメラのLCD画面の片隅に縮小した工事看板画像を貼り付ける場合に、デジタルカメラに設けられたキーボードにより、工事看板のフォーマットの入力欄にデータを入力することは、大変手間のかかることであるという欠点があった。
本発明は、このような従来の欠点を解決するために為されたもので、前回撮影した位置および角度と同じ位置および同じ角度を簡単に特定するための機能を備えた工事写真用デジタルカメラを提供することを目的とする。
また、本発明は、上記の機能に加え、さらに、撮影して得られる画像に貼り付ける工事看板画像などの画像を簡単に得るための機能を備えた工事写真用デジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、工事現場の写真撮影を行う工事写真用デジタルカメラにおいて、所定の光線を利用して被写体からの距離を測定することによりカメラの位置を検出する位置検出手段と、ジャイロ機能によりカメラの角度を検出する角度検出手段と、位置検出手段により検出された位置データおよび角度検出手段により検出された角度データを画像データとともに記録する記録手段と、位置検出手段により検出された現在のカメラの位置と記録手段から読み出されたカメラの位置とが一致したことを検出する検出手段と、角度検出手段により検出された現在のカメラの角度と記録手段から読み出されたカメラの角度とが一致したことを検出する検出手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上述の工事写真用デジタルカメラにおいて、予め工事看板を撮影して得られた工事看板の画像データを記録する記録手段と、被写体を撮影して得られる画像の四隅のうちの一つに、記録手段から読み出された工事看板の画像データから得られる工事看板の画像が貼り付けられた画像となるように、被写体を撮影して得られる画像データと記録手段から読み出された工事看板の画像データとを合成する手段とを更に備えたことを特徴とする。
更に、本発明は、上述の工事写真用デジタルカメラにおいて、工事現場に設けられたICタグに記録された工事に関するICタグ情報を読み取るICタグ情報読取手段と、この手段により得られたICタグ情報を画像として表示するためのICタグ情報画像データを生成するためのICタグ情報画像データ生成手段と、被写体を撮影して得られる画像の所定位置に、ICタグ情報を表示する画像が貼り付けられた画像となるように、被写体を撮影して得られる画像データとICタグ情報画像データ生成手段により生成されたICタグ情報画像データとを合成する手段とを更に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、工事写真用デジタルカメラの位置および角度を、前回と同じ位置および角度に、簡単に設定することが出来る。
また、撮影して得られる画像に貼り付ける工事看板画像などの画像を簡単に得ることも出来る。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図において、同符号は同一部分または対応部分を示す。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る工事写真用デジタルカメラの概略構成を示す図である。図において、1は工事看板および工事現場等の被写体、2はレンズ、3はレンズ2を介して到来する被写体1からの光を受光して画像信号を得るCCD、4はCCD3を駆動するとともに、CCD3からの画像信号をデジタル化するA−D変換器を含むCCDドライバ、5はCCDドライバからの画像データを画像処理(例えば、色調補正、解像度変更等の画像処理)するイメージプロセッサ(DSP)、6はCCD3から取り込まれ、CCDドライバでデジタル化されイメージプロセッサ5に入力された画像データを一時保存するためのDRAM、7はイメージプロセッサで処理された画像データを記録するメモリカード、8は画像データを画面表示するLCD表示器である。
また、9はGPSアンテナ、10は地図情報を有し、位置を検出するためのGPS受信機、11はデジタルカメラ全体の制御と、ユーザインタフェースの制御を行うCPU、12はCPU11における制御に必要なデータを記憶するフラッシュメモリ、13はユーザがデータを入力したり、デジタルカメラを操作したりするための操作ボタンである。
また、14はデジタルカメラの角度(方位角)を設定するためのジャイロ機能である。すなわち、このジャイロ機能14は、コマの回転を用いたジャイロセンサで構成されており、角速度を積分すると角度を計算することができ、反対に角度を微分すると角速度を求めることができるものである。従って、特に地球の自転軸を基準にした真北に対する角度(方位角)を検出するセンサである。なお、このジャイロセンサにより、デジタルカメラの傾斜角度を検出して、画像を自動的に水平に写るようにデジタル処理を行うこともできる。
この実施形態の動作について説明する。
まず、工事の施工前に、工事現場に工事看板を立て、工事現場の写真を撮影するには、操作ボタン13により操作を行って被写体1の撮影を行う。このときの撮影位置は、GPS受信機10により検出され、またこのときのカメラの角度(方位角)はジャイロ機能14により検出される。これらの撮影位置および角度(方位角)のデータは、CPU11に取り込まれ、フラッシュメモリ12に記憶される。なお、このとき、必要に応じて、撮影位置のデータを、地図情報とともに、LCD表示器8の画面の所定の箇所に表示できるようにしてもよい。そして、撮影時、被写体1からの光はレンズ2を介してCCD3で受光され、画像信号が得られる。この画像信号は、CCDドライバ4でデジタル化された後、イメージプロセッサ5に転送され、画像データとしてDRAM6に一時保存されるとともに、LCD表示器8に画像として表示される。そして、ユーザが、操作ボタン13中のシャッターを押すとDRAM6に一時保存されている画像データが、イメージプロセッサ5で色調補正、解像度変更等の画像処理された後、CPU11に取り込まれた撮影位置および角度(方位角)のデータとともに、メモリカード7に記録される。
次に、工事の施工中に、工事現場に工事看板を立て、前回の施工前と同じ位置および同じ角度で、工事現場の写真を撮影するには、操作ボタン13により、メモリカード7より前回の施工前の写真の画像データと撮影位置および角度(方位角)のデータを読み出してイメージプロセッサ5で再生し、前回の撮影位置をLCD表示器8に表示する。また、前回の施工前の撮影位置および角度のデータはCPU11にも供給される。
更に、現在の撮影位置は、GPS受信機10により検出され、CPU11に取り込まれるとともに、LCD表示器8に現在の撮影位置が表示される。ユーザは、この表示を見ながら、現在の撮影位置が前回の撮影位置に一致するように、カメラを移動させる。また、CPU11で、前回の施工前の撮影位置と、現在のカメラの撮影位置が一致したことを検出したら、このことをスピーカ(図示せず)により音または音声ガイドで知らせたり、発光ダイオード(図示せず)を発光させたりして、今回のカメラの撮影位置が前回の施工前の撮影位置と一致したことをユーザに知らせる。そして、CPU11に取り込まれている前回の施工前のカメラの角度(方位角)と現在ジャイロ機能14により検出されているカメラの角度(方位角)が、LCD表示器8に表示される。ユーザは、この表示を見ながら、現在のカメラの角度(方位角)が前回のカメラの角度(方位角)に一致するように、カメラを回転させる。前回の施工前のカメラの角度(方位角)と、現在のカカメラの角度(方位角)が一致したことを検出したら、このことをスピーカ(図示せず)により音または音声ガイドで知らせたり、発光ダイオード(図示せず)を発光させたりして、今回のカメラの角度(方位角)が前回の施工前のカメラの角度(方位角)と一致したことをユーザに知らせる。このようにしてユーザは前回と同じ位置および同じ角度で今回の撮影を行う。すなわち、工事現場に工事看板を立て、操作ボタン13により操作を行って、被写体1の撮影を行う。被写体1からの光はCCD3で受光されて画像信号が得られ、この画像信号は、CCDドライバでデジタル化された後、イメージプロセッサ5に転送され、画像データとしてDRAM6に一時保存されるとともに、LCD表示器8に画像として表示される。そして、ユーザが、操作ボタン13中のシャッターを押すとDRAM6に一時保存されている画像データが、イメージプロセッサ5で色調補正、解像度変更等の画像処理された後、CPU11に取り込まれている撮影位置および角度(方位角)のデータとともに、メモリカード7に記録される。このようにして、前回の施工前と同じ位置および同じ角度で、工事の施工中の写真を撮影することができる。また、このとき、GPS受信機10およびジャイロ機能14を用いて位置および角度(方位角)を検出しているので、簡単に、カメラを前回の施工前と同じ位置および同じ角度に設定することができる。
工事の施工後の撮影についても、同様にして、簡単に、施工前および施工中と同じ位置および同じ角度にカメラを設定して、工事現場の写真を撮影することができる。
なお、各撮影時において、ジャイロ機能14のジャイロセンサにより、デジタルカメラの水平方向からの傾斜角度を検出して表示するようにすることも可能であり、また検出した水平方向からの傾斜角度に基づいて、撮影した画像の傾きを自動的に補正するソフトウエアを用いることにより、カメラが斜めであっても、水平が保たれた画像を得るようにすることも可能である。
また、数年〜数十年後に、別の工事で同じ現場を掘削する工事が発生することが度々ある。この場合、当時の担当者が転勤・退職などでいなかったり、設計記録があいまいだったりする場合が多く、確認するための手段として現場を直接掘削して埋設シートなどで状況確認する以外に方法がなかった。この問題を解決するためには、各撮影時において、CPU11で、GPS受信機10により検出された撮影位置のデータを、位置情報を示す画像として表示するための位置情報画像データとし、イメージプロセッサ5において、この位置情報画像データを被写体1から得られた画像データと合成し、被写体1の画像の片隅(四隅のうちの一つ)に位置情報を示す画像が貼り付けられた画像の画像データとするように構成すればよい。このように、撮影画像の片隅に、GPSで測位した位置情報を工事情報として貼り付けた画像の画像データを、例えばCD−ROMに記録して、工事アルバムとしておくことにより、掘削・埋設ポイントが明確で高品質の工事施行情報として残すことが出来る。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態においては、GPS受信機10を用いたGPS機能により、撮影位置を検出したが、GPS信号が届かない地下室またはトンネル内ではGPS機能が使用できない。そこで、この第2の実施形態においては、GPS機能の代わりに、赤外線またはレーザ距離測定機能を用いてカメラから被写体1までの距離を測定することにより撮影位置を検出するような構成とする。
すなわち、この第2の実施形態においては、カメラから被写体1までの距離はカメラから発射される赤外線またはレーザの反射により検出されるので、これにより、カメラから被写体1までの距離を撮影位置として検出することが出来る。
なお、GPS機能の代わりに、赤外線またはレーザ距離測定機能を用いてカメラから被写体1までの距離を測定することにより撮影位置を検出すること以外の、他の構成および動作については、上記第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、GPS信号が届かない地下室またはトンネルにおいて、前回撮影した画像を再度呼び出して、カメラのLCD表示器8のLCD画面に薄く画像を写して、その画像の上に、撮影中の現在のカメラのレンズ2から入った画像を重ね合わせて、画像が一致することで、前回と同じ位置および同じ角度であることを検出する構成としたものである。
この実施形態の動作について説明する。
まず、工事の施工前に、工事現場に工事看板を立て、工事現場の写真を撮影するには、操作ボタン13により操作を行って被写体1の撮影を行う。撮影時、被写体1からの光はレンズ2を介してCCD3で受光され、画像信号が得られる。この画像信号は、CCDドライバ4でデジタル化された後、イメージプロセッサ5に転送され、画像データとしてDRAM6に一時保存されるとともに、LCD表示器8に画像として表示される。そして、ユーザが、操作ボタン13中のシャッターを押すとDRAM6に一時保存されている画像データが、イメージプロセッサ5で色調補正、解像度変更等の画像処理された後、メモリカード7に記録される。
次に、工事の施工中に、工事現場に工事看板を立て、前回の施工前と同じ位置および同じ角度で、工事現場の写真を撮影するには、操作ボタン13により、メモリカード7より前回の施工前の写真の画像データを読み出してイメージプロセッサ5で再生し、この画像データの画像を前回の画像として図2に示すようにLCD表示器8に薄く表示する。また、現在の被写体1からの光はレンズ2を介してCCD3で受光され、画像信号が得られる。この画像信号は、CCDドライバ4でデジタル化された後、イメージプロセッサ5に転送され、画像データとしてDRAM6に一時保存されるとともに、図2に示すようにLCD表示器8に現在の画像として、薄く表示された前回の画像とともに表示される。ユーザは、この前回の画像と現在の画像を見ながら、LCD表示器8の画面における現在の画像が前回の画像に重なり合って一致するように、カメラを移動させるとともに、カメラの角度を調整する。そして、イメージプロセッサ5で、前回の画像と、現在の画像とが重なり合って、二つの画像が一致したことを検出したら、このことをスピーカ(図示せず)により音または音声ガイドで知らせたり、発光ダイオード(図示せず)を発光させたりして、今回のカメラの撮影位置および角度が前回の施工前の撮影位置および角度と一致したことをユーザに知らせる。これにより、ユーザはこの状態で、今回の撮影を行う。すなわち、ユーザが、操作ボタン13中のシャッターを押すとDRAM6に一時保存されている画像データが、イメージプロセッサ5で色調補正、解像度変更等の画像処理された後、メモリカード7に記録される。
以上のように、この実施形態においては、現在のカメラのレンズから入った画像を、メモリカードから読み出した前回の画像に重ね合わせて、画像が一致することで、前回と同じ位置および同じ角度を、簡単に検出することが出来る。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態は、上述の第1から第3の各実施形態において、工事看板に工事名、工程、施工場所、発注者、監督員、工事請負人などを記入した工事看板を予め撮影し、撮影した工事看板の画像を、工事現場を撮影する画像の片隅(四隅のうちの一つ)に貼り付けて、これを工事写真の画像とするものである。
この第4の実施形態に係る工事写真用デジタルカメラの概略構成を、図3に示す。この図3の構成は、図1の構成に、看板用画像処理機能(画像トリミング機能、拡大縮小機能を含む)21、工事看板専用メモリ22、および看板用画像処理機能21を操作するための操作ボタン23を付加した構成としたものである。
この実施形態の動作について説明する。
この実施形態においては、まず、例えば図4に示すような工事看板に工事名、工程、施工場所、発注者、監督員、工事請負人などを記入し、この工事看板を予め撮影する。すなわち、工事看板を立てて、この工事看板の前方の適当な位置で、デジタルカメラを工事看板に向けると、工事看板を含む被写体1からの光はレンズ2を介してCCD3で受光され、画像信号が得られる。この画像信号は、CCDドライバ4でデジタル化された後、イメージプロセッサ5に転送され、画像データとしてDRAM6に一時保存されるとともに、LCD表示器8に画像として表示される。そして、ユーザが、操作ボタン13中のシャッターを押すとDRAM6に一時保存されている画像データが、イメージプロセッサ5で色調補正、解像度変更等の画像処理された後、メモリカード7に記録される。その後、メモリカード7に記録された画像データをイメージプロセッサ5に読み出し、操作ボタン23を操作して、看板用画像処理機能21の画像トリミング機能により、画像トリミングを行って画像データ中の看板画像データを抽出し、この看板画像データを工事看板専用メモリ22に記憶する。
以上のように予め看板画像データを工事看板専用メモリ22に記憶した後、施工前、施工中、または施工後の工事現場の写真を撮影する。なお、このときは工事現場には工事看板を立てる必要はない。被写体1からの光はレンズ2を介してCCD3で受光され、画像信号が得られる。この画像信号は、CCDドライバ4でデジタル化された後、イメージプロセッサ5に転送され、画像データとしてDRAM6に一時保存されるとともに、LCD表示器8に画像として表示される。そして、ユーザの操作ボタン23を用いた操作により、工事看板専用メモリ22に記憶された看板画像データが読み出され、看板用画像処理機能の拡大縮小機能により看板画像が縮小して表示されるような処理がなされた後、イメージプロセッサ5に入力されて、LCD表示器8の画面の片隅(四隅のうちの一つ)に貼り付けて表示される。そして、ユーザが、操作ボタン13中のシャッターを押すとDRAM6に一時保存されている画像データと、看板用画像処理機能から入力された看板画像が、イメージプロセッサ5で合成されて、画面の片隅に看板画像が貼り付けられた画像データがメモリカード7に記録される。
なお、この第4の実施形態においても、撮影位置及び角度の検出や、前回と同じ撮影位置及び角度の特定については、上述の第1から第3の各実施形態の場合と同様に行うことができる。
以上説明したように、この第4の実施形態によれば、工事看板を予め撮影し、この画像を工事現場を撮影する画像の片隅(四隅のうちの一つ)に貼り付けて、これを工事写真の画像とすることとしたので、従来、工事現場を撮影するとき工事看板が邪魔になり撮影が困難となっていたような場合でも、容易に撮影を行うことが出来る。例えば、機能追加盤と壁との距離が1m未満の通路からの写真撮影は盤の扉と工事看板が邪魔になり撮影が困難となるが、その障害を除去するために工事看板を画像化してデジタルカメラのLCD画面の片隅に縮小された任意の大きさに画像を貼り付けて撮影することで、狭い場所でも、機能追加した盤の工事施工部分を中心に撮影が出来て工事アルバムの作成が容易となる。
また、実際の工事看板を予め撮影して片隅に貼り付ける看板画像を得ているので、特許文献2のように、工事看板のフォーマットをデジタルカメラに保存しておき、デジタルカメラの操作ボタンから工事看板のフォーマットの入力欄にデータを入力するものより、簡単に看板画像を得ることが出来る。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態は、上述の第1から第4の各実施形態において、デジタルカメラに、例えば図6に示すように、更にICタグ情報の送受信機能(UHF送受信機能)、即ちアンテナ56を有するリーダー/ライター55を設ける。このICタグ情報の送受信機能のリーダー/ライター55は、CPU11に接続される。一方、例えば工事施行現場に、図5(a)に示すように、ICタグ51を内蔵し、樹脂でモールドされたアンカ(杭)52を標識として埋設する。
工事現場の撮影時に、GPS受信機10により得られた撮影位置のデータは、CPU11に取り込まれているが、この撮影位置のデータを工事に関するICタグ情報として、ICタグ情報の送受信機能、即ちアンテナ56を有するリーダー/ライター55から工事施行現場に埋設されたアンカ52に内蔵されたICタグ51に送信され、ICタグ51はこの工事に関するICタグ情報を受信して記録する。なお、送受信し記録する工事に関するICタグ情報としては、撮影位置のデータに加えて、工事に関する他の情報を含めてもよい。
このように、工事に関するICタグ情報を工事施行現場に埋設されたアンカ52に内蔵されたICタグ51に記録しておくことにより、時が経って人事異動・図面紛失が有っても、ICタグ情報の送受信機能を有するデジタルカメラでこの工事に関するICタグ情報を読み取り、例えば、図5(b)に示すように、LCD表示器8に表示される被写体の画像53の下方にICタグ情報表示54として表示することが出来る。例えば、デジタルカメラを埋設箇所に向け予備シャッタボタンを押せば、ICタグ情報の送受信機能、即ちアンテナ56を有するリーダー/ライター55によりICタグ51から工事に関するICタグ情報を読み取り、CPU11で、このデータを、ICタグ情報を示す画像として表示するためのICタグ情報画像データとし、イメージプロセッサ5において、このICタグ情報画像データを被写体1から得られた画像データと合成し、被写体1の画像の下方にICタグ情報を示す画像が貼り付けられた画像の画像データとなるような処理を行う。このような処理を行うことにより、ICタグ51に記録された工事に関するICタグ情報と現場写真を同時に映像・画像として得ることが出来る。
本発明の第1の実施形態に係る工事写真用デジタルカメラの概略構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態における二つの画像の重ね合わせを説明するための図。 本発明の第4の実施形態に係る工事写真用デジタルカメラの概略構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態における工事看板の例を示す図。 本発明の第5の実施形態を説明するための図で、(a)はICタグが内蔵されたアンカの概略構成を示す図、(b)はLCD表示器に表示される画像の例を示す図。 本発明の第5の実施形態に係る工事写真用デジタルカメラとICタグの概略構成を示すブロック図。
符号の説明
1…被写体
2…レンズ
3…CCD
4…CCDドライバ
5…イメージプロセッサ(DSP)
6…DRAM
7…メモリカード
8…LCD表示器
9…GPSアンテナ
10…GPS受信機
11…CPU
12…フラッシュメモリ
13…操作ボタン
14…ジャイロ機能
21…看板用画像処理機能
22…工事看板専用メモリ
23…操作ボタン
51…ICタグ
52…アンカ
53…被写体の画像
54…ICタグ情報表示
55…リーダー/ライター
56…アンテナ

Claims (3)

  1. 工事現場の写真撮影を行う工事写真用デジタルカメラにおいて、所定の光線を利用して被写体からの距離を測定することによりカメラの位置を検出する位置検出手段と、ジャイロ機能によりカメラの角度を検出する角度検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置データおよび前記角度検出手段により検出された角度データを画像データとともに記録する記録手段と、前記位置検出手段により検出された現在のカメラの位置と前記記録手段から読み出されたカメラの位置とが一致したことを検出する検出手段と、前記角度検出手段により検出された現在のカメラの角度と前記記録手段から読み出されたカメラの角度とが一致したことを検出する検出手段とを備えたことを特徴とする工事写真用デジタルカメラ。
  2. 予め工事看板を撮影して得られた工事看板の画像データを記録する記録手段と、被写体を撮影して得られる画像の四隅のうちの一つに、前記記録手段から読み出された工事看板の画像データから得られる工事看板の画像が貼り付けられた画像となるように、被写体を撮影して得られる画像データと前記記録手段から読み出された工事看板の画像データとを合成する手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の工事写真用デジタルカメラ。
  3. 工事現場に設けられたICタグに記録された工事に関するICタグ情報を読み取るICタグ情報読取手段と、この手段により得られたICタグ情報を画像として表示するためのICタグ情報画像データを生成するためのICタグ情報画像データ生成手段と、被写体を撮影して得られる画像の所定位置に、ICタグ情報を表示する画像が貼り付けられた画像となるように、被写体を撮影して得られる画像データと前記ICタグ情報画像データ生成手段により生成されたICタグ情報画像データとを合成する手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工事写真用デジタルカメラ。
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