JP5709190B1 - 比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較する比較写真の撮影補助・表示方法であって、
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示画面上に表示する補助線表示段階と、
表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ、保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせて、リフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする。
表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較する比較写真の撮影補助・表示方法であって、
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための見本画像を選択させる見本選択段階と、
リフォーム前の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該見本選択段階で選択させた見本画像を透過した状態で該実画像に重ねて表示画面上に表示する見本透過表示段階と、
表示させた見本画像に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ、保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせて、リフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする。
図1は本発明の比較写真の撮影補助・表示方法を実施するためのシステムの構成を示すシステム構成図である。
本実施形態のシステムは、撮影対象の時間的に前後した写真の撮影を補助するとともに、撮影した前後の写真を比較対比可能に表示するためのものであり、図1に示すような構成の携帯型の情報処理端末そのものである。
以下、住宅のリフォームの前後の状態の違いを比較しやすいように写真撮影させ、撮影した前後の状態の写真を比較容易に表示するためのシステムおよび方法を具体例として本発明を説明する。
次に本システムを用いた本発明のリフォーム前後の比較写真の撮影補助・表示方法について図3のフローチャートおよび図4〜図7の画面表示のイメージ図を用いて説明する。
本実施形態のシステムはインストールされたプログラムを実行することにより、主にリフォーム会社の社員などが、リフォームの前後の対象空間の写真を見栄えよく、かつ、比較対比が容易となるように撮影させ、これを表示するものである。なお対象空間とはリフォーム工事の対象となる住宅や店舗、オフィス等の内部(内装)、例えば、キッチン、浴室、リビング、トイレ、居室、玄関、接客フロアー、ワーキングスペース等の空間の他、建物の外部(外装)の空間(外観)をも意味している。かかる機能を実現するために、本システムは上述した構成を有する情報処理端末を用い、以下の各段階を実行する。
この段階は、撮影者に、撮影対象となる対象空間の種別を選択させる段階である。
リフォーム工事を行おうとするリフォームの社員である撮影者は、まず、本発明のアプリケーションソフトを起動して実行し、「リフォーム前写真撮影モード」の指定から表示画面に表示されたガイダンスに従って撮影対象となる対象空間の種別を選択する。例えば、対象空間の種別がイラストを用いて一覧表示され、撮影者がその中から「キッチン」を選択するような場合を想定している。もちろん「キッチン」の他にも、「浴室」、「リビング」、「トイレ」、「居室」、「玄関」、「接客フロアー」、「ワーキングスペース」、「建物の外装」などの種別も選ぶことができる。そして、種別を選択した後には、表示画面にはおおよそどのような構図で対象空間の撮影を行うのかの撮影パターンを尋ねる表示がイラスト(またはサンプル写真)を用いてなされ、右斜め方向から対象空間を撮影するパターン(左寄せ)、左斜め方向から対象空間を撮影するパターン(右寄せ)、正面から対象空間を撮影するパターン(正面)の選択を行わせる。なお、対象空間の種別の選択と撮影パターンの選択を一度に行わせることももちろん可能である(図4参照)。
この段階は、選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示装置の画面上に表示する段階である。
上記空間選択段階で対象空間が選択され、また、撮影パターンが選択された後には、照明をつけ逆光を避ける旨や、できるだけ下がった引き位置で撮影する旨、入隅と補助線とを合わせる旨のガイダンスが画面上に表示され(図5(a)、(b)、(c)参照)、その撮影パターンの構図での写真撮影をガイドするためのグリッド線である補助線が表示画面上に表示される。上述したようにこの補助線は、斜め方向や正面から対象空間の写真を撮影する場合に、三分割法に基づきその構図が見栄えよく、かつ、傾くことなく撮影させるためのものである。またこれと同時にカメラ装置が起動してファインダーとしての表示画面に、補助線を上レイヤーとして対象空間の実画像が表示される(図5(d)参照)。なおガイダンスを表示させずにすぐにカメラ装置を起動することも可能となっている。
この段階は、表示画面上に表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する段階である。
撮影者による実際の撮影に際しては、撮影者は画面上に表示された対象空間の実画像の所定箇所と補助線とが一致するように、立ち位置やタブレット端末などの情報処理端末の高さ、撮影角度などを調整し、位置合わせができたときにシャッターを押すことによりリフォーム前の状態の写真を撮影する(図6参照)。ここで補助線と実画像の所定箇所との位置合わせとは、対象空間を斜め方向から撮影する場合には、縦線の補助線においては壁面の入隅又は出隅の線との一致を、横線の補助線においては画面に写り込んだ床面の最上端の頂点との一致を意味している(図6(a))。また対象空間を正面から撮影する場合には、縦線の補助線においては対象空間の中心線との一致を、横線の補助線においては床面の水平を意味している(図6(b))。そして撮影されたリフォーム前の写真は、情報処理端末内の記憶装置であるEEPROMに不揮発状態に記録される。このように補助線との位置合わせがなされて撮影されたリフォーム前の写真は、対象空間の種別に応じて適切な構図で見栄えよく水平・垂直が正確な写真となっている。
この段階は、リフォーム後の撮影対象の実画像を表示装置の画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する段階である。
リフォームが完了した後、リフォーム終了後の写真を撮影しようとする撮影者は、同じ情報処理端末を用い、本アプリケーションを起動して実行し、「リフォーム後写真撮影モード」を指定する。そしてガイダンスに従って上記前写真撮影段階で撮影し保存したリフォーム前の写真を指定する。リフォーム前の写真の指定が行われるとカメラ装置が起動するとともに、指定がされたリフォーム前の写真が透過率の調整可能な状態で表示画面に表示され、また、その下レイヤーにカメラ装置が写した映像である実画像が表示される。この上レイヤーに表示させたリフォーム前の写真の透過率は、同じ画面の端に表示したスライダースイッチのスライド操作により0〜100%まで変更することができるようになっている。なお透過状態の実画像を上レイヤーとして、その下レイヤーにリフォーム前の写真を重ねて表示することも勿論可能である。
この段階は、リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する段階である。
撮影者は、リフォーム後の対象空間を、透過して表示させたリフォーム前の写真を参考に、あたかも定点カメラを用いて撮影するかのごとく、情報処理端末のカメラ装置の高さや撮影角度などを調整して位置合わせをする。そしてその位置合わせができたときにシャッターを押すことで、リフォーム後の対象空間の写真を好適に撮影しこれを記憶装置に保存することができる。なお間取り変更など大幅なリフォームが行われた場合であっても、例えば、窓の位置などを参考にすることで、あたかも定点カメラによる撮影のごとくリフォーム後の対象空間を撮影することが可能である。
この段階は、リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する段階である。
リフォーム会社の社員等は、同じ情報処理端末を用い、本アプリケーションを起動して実行し、「前後写真比較モード」を指定することで、上記前写真撮影段階で保存した写真と後写真撮影段階で保存した写真とを、その一方の透過率を変更可能にして上レイヤーに表示するとともに、他方の写真をその下レイヤーに重ねて表示画面に表示させる。この上レイヤーに表示させた写真の透過率も上記と同様にスライダースイッチのスライド操作により変更することができるようになっている(図7参照 図7では便宜上「施工前」「施工後」の写真をずらして表示されているが、実際にはこれらの写真は位置合わせされた状態で重なって表示される。)。そのためリフォーム前後の写真をあたかも定点カメラを用いて撮影したごとく位置合わせした状態で自由な透過率で重ねて表示でき、リフォーム前後の違いを視覚的に分かりやすい形で施主やリフォーム希望者に対して提示することができる。これにより、リフォームによる改善点やメリットについて、十分なインパクトを与えることができるようになり、顧客満足度の向上、顧客獲得の促進などを効果的に図ることができる。
4 カメラ装置
10 情報処理端末
11 システムバス
12 RAM
13 EEPROM
14 CPU
15 TIMER
16 USB I/F
17 ラジオI/F
18 ラジオローカルメモリ
19 リンクレイヤエンジン
20 シンセサイザ
21 変調器
22 送信器
23 復調器
24 受信器
25 アンテナ
Claims (6)
- 表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較する比較写真の撮影補助・表示方法であって、
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示画面上に表示する補助線表示段階と、
表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ、保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせ、リフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示方法。 - 前記補助線表示段階での補助線には、壁面の入隅又は出隅の垂直方向および、入隅又は出隅の構図上の左右位置を位置合わせさせるための縦線を少なくとも含む、ことを特徴とする請求項1に記載の比較写真の撮影補助・表示方法。
- 前記補助線表示段階での補助線には、写真に写り込む床面の最上端の位置を位置合わせさせるための横線をさらに含む、ことを特徴とする請求項2に記載の比較写真の撮影補助・表示方法。
- 表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較する比較写真の撮影補助・表示方法であって、
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための見本画像を選択させる見本選択段階と、
リフォーム前の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該見本選択段階で選択させた見本画像を透過した状態で該実画像に重ねて表示画面上に表示する見本透過表示段階と、
表示させた見本画像に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ、保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせて、リフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示方法。 - 前記前後写真比較表示段階での前後の写真の表示は、一方の写真を下レイヤー、他方の写真を上レイヤーとして重ね、上レイヤーとなる写真の透過率を変更自在に表示させることにより行う、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の比較写真の撮影補助・表示方法。
- 請求項1乃至5の少なくともいずれか1つに記載の比較写真の撮影補助・表示方法をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示プログラム。
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JP2014071397A JP5709190B1 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラム |
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JP2014071397A Active JP5709190B1 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラム |
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