JP2015195450A - 比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影対象の時間的に前後する写真を、定点カメラを用いたごとく撮影させ、その比較表示を行う。【解決手段】表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用い、時間的に前後して撮影対象の写真を撮影し、撮影した写真を比較するために、撮影対象の前状態の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、後状態の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影した前状態の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、前状態の撮影対象の写真に、後状態の撮影対象の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせて後状態の撮影対象の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、前記前状態の写真と後状態の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムに関する。例えば住宅や店舗、オフィス等のリフォーム工事の前後の写真を見栄えよく、かつ、比較しやすい状態で撮影させ、その比較表示を行うことが可能な比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムに関する。
従来から、住宅や店舗、オフィス等のリフォーム(設備の新設・交換や内外装の変更を伴う改装工事だけではなくインテリアやコーディネートの変更をも含む広い概念の行為を意味する。)の際には、リフォーム前の状態とリフォーム後の状態とを比較するために、リフォームの前後の写真を撮影することが多い。撮影されたリフォーム前後の写真は、施主に工事の報告書の一部として提示されたり、また、そのリフォーム会社の施工実績として後発のリフォーム希望者用の宣伝資料に利用されるなど、対外的利用に供されることがほとんどである。
これまでも例えば特許文献1の「改装前後の家屋表示媒体及びその作成方法」のように、改装前に撮影した写真と、その写真を基に作成した改装後のイメージとを並べて表示することで、改装後の雰囲気を施主等に明確に把握させるための発明などもなされている。
特開2008−144545号公報
ところで、リフォーム前後の写真は対外的利用に供されることが多いにもかかわらず、カメラマンを雇う人件費等の問題から、その撮影は特段の撮影知識のないリフォーム会社の社員等が行うのが通常である。そのため、リフォーム前後の写真が撮影理論に基づいて見栄えよい構図で撮影できていないことが多く、また写真が傾いて状態で撮影されてしまっている場合などもあった。さらに、リフォーム前後の写真は、リフォーム会社の社員等が自身の感覚のみに基づき、適当な位置から適当な角度で撮影しているため、リフォーム前後の写真を比較のために並べるだけでは、ときとしてリフォーム前後の違いが判りにくく、リフォームによる改善点やメリットについて、施主やリフォーム希望者に対して視覚的に十分なインパクトを与えることができないこともあった。
なお上記特許文献1の発明は、実際のリフォームの工事を行う前に、リフォーム後のイメージを作成してリフォーム希望者に提示するものであり、実際に行ったリフォームの前後の状態を比較するものではない。また、写真の撮影を素人でも見栄えよくできるようにさせるための工夫や、リフォームの前後の写真やイメージをその違いがわかりやすいように撮影・比較するための別段の工夫もされていない。
本発明は、かかる事情に鑑みて創案されたものである。すなわち本発明の目的は、撮影対象を前後した異なる時間に定点カメラを用いたかのごとく撮影させることを可能とし、また、撮影した2以上の写真の違いを比較容易に表示させることが可能な比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムを提供することにある。特に、例えば、住宅や店舗、オフィス等のリフォーム工事の前後の写真を見栄えよく、かつ、比較しやすい状態で撮影させ、その比較表示を行うことを一つの大きな目的とする。
上述した目的を達成するための本発明は、
表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用い、時間的に前後して撮影対象の写真を撮影し、撮影した写真を比較するために、
撮影対象の前状態の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
後状態の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影した前状態の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
前状態の撮影対象の写真に、後状態の撮影対象の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせて後状態の撮影対象の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記前状態の写真と後状態の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示方法を提供する。
また本発明は、
表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較するために、
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示画面上に表示する補助線表示段階と、
表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とするリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法を提供する。
ここで、前記補助線表示段階での補助線には、壁面の入隅又は出隅の垂直方向および、入隅又は出隅の構図上の左右位置を位置合わせさせるための縦線を少なくとも含む、ものとする。
さらに、前記補助線表示段階での補助線には、写真に写り込む床面の最上端の位置を位置合わせさせるための横線をさらに含む、ことも好ましい。
また本発明は、
表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較するために、
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための見本画像を選択させる見本選択段階と、
リフォーム前の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該画像選択段階で選択させた見本画像を透過した状態で該実画像に重ねて表示画面上に表示する見本透過表示段階と、
表示させた見本画像に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とするリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法を提供する。
そして、前記前後写真比較表示段階での前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真の表示は、一方の写真を下レイヤー、他方の写真を上レイヤーとして重ね、上レイヤーとなる写真の透過率を変更自在に表示させることにより行う、ことが好ましい。
なお、本発明は、上記リフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示プログラムをも提供する。
本発明の比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムでは、カメラ付き情報処理端末を用いて予め撮影した撮影対象の前状態の写真を透過表示させ、これに重ねるように後状態の撮影対象の実画像を表示させ、前状態の写真を基準に実画像がちょうど重なるように位置合わせさせた後に、後状態の写真を撮影させることで、あたかも定点カメラを用いて撮影対象を撮影したかのごとく前後の写真を撮影することができる。そして、撮影した前後の状態の写真を比較可能に表示してやれば、撮影対象の前後の相違も理解容易となる。
具体的な例としては、本発明の比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムでは、カメラ付き情報処理端末の表示画面上に表示させた補助線や見本画像に従ってリフォーム前の状態の撮影を行わせることで、撮影対象に応じて撮影理論に基づいた構図で傾きなく写真撮影を行うことができる。また、撮影し保存しておいたリフォーム前の写真を表示画面に透過表示させ、この透過写真の下レイヤーに重ねるようにして撮影対象となる対象空間の実画像を表示画面に表示し、リフォーム前の写真にリフォーム後の対象空間が重なる状態となるように位置合わせができたときにシャッターを押させて撮影させることで、リフォーム前後の写真を同じ場所から同じ構図で撮影させることができ、撮影したリフォーム前後の写真を対比させた場合にもその違いの比較が容易になる。
このように本発明によれば、写真撮影のための特段の知識のない者であっても、リフォーム前後の写真を対象空間の種別に応じた適切な構図で見栄えよくまっすぐ撮影することができるだけでなく、リフォーム前後の写真を定点カメラのように撮影することができる。そして、これらの写真を比較・対比させることで、リフォームによる改善点やメリットについて、リフォーム会社は施主やリフォーム希望者に対し、視覚的に十分なインパクトを与えることができるようになる。これにより、顧客満足度の向上、顧客獲得の促進などを効果的に図ることができるようになる。
本実施形態に係る方法を実施するためのシステム構成を示した説明図である。 表示画面上に表示される補助線のイメージ図である。 本実施形態に係る方法のフローチャートである。 空間選択段階における画面表示のイメージ図である。 補助線表示段階における画面表示(ガイダンス)のイメージ図である。 前写真撮影段階における画面表示のイメージ図である。 後写真撮影段階における画面表示のイメージ図である。 本実施形態の変形例に係る方法のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る比較写真の撮影補助・表示方法を実施するためのシステムの構成を示した説明図である。
<本システムの概要>
本実施形態のシステムは、撮影対象の時間的に前後した写真の撮影を補助するとともに、撮影した前後の写真を比較対比可能に表示するためのものであり、図1に示すような構成の携帯型の情報処理端末そのものである。
以下、住宅のリフォームの前後の状態の違いを比較しやすいように写真撮影させ、撮影した前後の状態の写真を比較容易に表示するためのシステムおよび方法を具体例として本発明を説明する。
この情報処理端末はリフォーム会社の担当者が所持する携帯性に優れたタブレット端末やスマートフォン、ノートパソコンなどであり、住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を撮影・保存・比較表示させることで、施主に対してリフォームの報告のために用いられたり、そのリフォーム会社の施工実績としてリフォーム希望者への説明する際などに主に利用される。
具体的には、この情報処理端末はリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法を実施するプログラムを機能させるために、画像表示機能、カメラ機能、アプリケーションソフト利用機能、AR(Augmented Reality)機能等を備えており、液晶画面などに画面表示を行う表示装置(表示画面)と、写真撮影や動画撮影を行うためのCCDやCMOSセンサなどを用いたカメラ装置を実装している。
なお現在では、これらの情報処理端末は主に無線により通信ネットワークに接続可能であることが一般的であり、本発明に用いられる情報処理端末もネットワーク接続が可能となっているが、本発明のリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法を実施する上では、情報処理端末が通信ネットワークに接続可能であることは必須条件とはなっていない。
図1に示したようにこの情報処理端末10のシステムバス11には、表示装置2(表示画面)、カメラ装置4、RAM12、EEPROM13、CPU14、TIMER15、USB I/F16、ラジオI/F17などが接続されている。
画像表示機能の中核をなす表示装置2は、オペレーションシステムやアプリケーションソフトをCPU14の演算処理によって実行した結果や、予め保存してある画像や写真、文章などのデータを呼び出した結果を表示するための液晶や有機ELなどを用いたディスプレイである。またこの表示装置2はマルチタッチディスプレイ (タッチスクリーン/タッチパネル)となっており、表示画面上を指先で触ることで入力操作を行うことができるようになっている。
カメラ機能の中核をなすカメラ装置4は、カメラ撮影用のアプリケーションソフトの実行により起動し、表示画面の背面方向の空間の実画像を自動焦点により表示画面に表示し、表示画面上に表示されたシャッターボタンに触れることでその瞬間の実画像を撮像してデジタル写真として情報処理端末10内の記憶装置内に保存することができるようになっている。
RAM12は、CPU14の演算処理等において一時記憶領域として機能するメモリである。EEPROM13は、システムプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶するための書き換え可能な不揮発メモリである。CPU14は、EEPROM13に記憶されたプログラム等に従って演算を行うための電子機器である。TIMER15は、システム動作に必要なクロックを発生するための電子機器である。USB I/F16は、USB機器を接続するためのインターフェースである。
また、ラジオI/F17には、ラジオローカルメモリ18とリンクレイヤエンジン19が接続されている。また、ラジオローカルメモリ18とリンクレイヤエンジン19は、相互に接続されている。ラジオI/F17は、通信機器を接続するためのインターフェースである。ラジオローカルメモリ18は、通信機器の動作時に種々のデータを記憶するためのメモリである。リンクレイヤエンジン19は、データリンク層におけるプロトコルエンジンである。
また、リンクレイヤエンジン19には、シンセサイザ20、変調器21、復調器23が接続されており、変調器21は、送信器22を介してアンテナ25に接続されている。また、復調器23は、受信器24を介してアンテナ25に接続されている。さらに、シンセサイザ20は、送信器22及び受信器24に接続されている。シンセサイザ20は、送受信に必要な電波周波数を生成するための発振器である。変調器21は、送信すべきデータを所定の電気信号に変換するための電子機器であり、送信器22は、データを担時して変調された電波をアンテナ25を介して発信するための電子機器である。受信器24は、アンテナ25を介して電波を受信するための電子機器であり、復調器23は、受信した電波からデータを取り出すための電子機器である。
本発明の方法を実現するためのアプリケーションソフト利用機能のベースとなるプログラムはEEPROM13に記憶されている。なおプログラムとはCPU等のハードウェアで実行されることによりその機能を発揮するEEPROMなどに記憶されたアプリケーションソフトの他にも、同等の機能を発揮することが可能な論理回路も含む概念であるため、EEPROM13に記憶したアプリケーションソフトの代わりにそのような論理回路によって代用することも可能である。
またEEPROM13には後述するように、撮影対象となる対象空間の種別に応じて、その対象空間ごとに撮影に適した構図をガイドするための補助線のデータが記録されている。この補助線は、撮影理論におけるいわゆる三分割法に則った撮影をガイドするためのものであり、リフォーム前の写真の撮影に際し、カメラ装置がファインダーとしての表示画面に表示させた実画像(カメラ装置が捕らえた撮影前のリアルタイムの映像を意味する。)の上に表示される。
より具体的には対象空間を斜め方向から撮影する場合、この補助線には図2(a)にイメージ図として示したように、壁面の入隅又は出隅の垂直方向、および、入隅又は出隅の構図上の左右位置を示すために表示画面を横方向に三分割する2本の縦線(垂直線)のいずれか1本の縦線(太実線)が含まれる。また対象空間の種別によっては、写真に写り込む床面の最上端の位置を示すために、表示画面を縦方向に三分割する2本の横線(水平線)のうち下側の1本の横線(太破線)をさらに含ませてやってもよい。また対象空間を正面から撮影する場合には、図2(b)に画面表示のイメージ図で示したように、補助線には画面の左右方向の中心を示す縦線(太実線)と、必要に応じて床面や地面とその上に立設した設備や構造物との境界線の水平方向、および、その境界線が表示画面の下側1/3の位置と一致するようにさせるための1本の横線(太破線)をさらに含ませてやってもよい。
<本システムを用いた本発明のリフォーム前後の比較写真の撮影補助・表示方法>
次に本システムを用いた本発明のリフォーム前後の比較写真の撮影補助・表示方法について図3のフローチャートおよび図4〜図7の画面表示のイメージ図を用いて説明する。
本実施形態のシステムはインストールされたプログラムを実行することにより、主にリフォーム会社の社員などが、リフォームの前後の対象空間の写真を見栄えよく、かつ、比較対比が容易となるように撮影させ、これを表示するものである。なお対象空間とはリフォーム工事の対象となる住宅や店舗、オフィス等の内部(内装)、例えば、キッチン、浴室、リビング、トイレ、居室、玄関、接客フロアー、ワーキングスペース等の空間の他、建物の外部(外装)の空間(外観)をも意味している。かかる機能を実現するために、本システムは上述した構成を有する情報処理端末を用い、以下の各段階を実行する。
[空間選択段階(S1)]
この段階は、撮影者に、撮影対象となる対象空間の種別を選択させる段階である。
リフォーム工事を行おうとするリフォームの社員である撮影者は、まず、本発明のアプリケーションソフトを起動して実行し、「リフォーム前写真撮影モード」の指定から表示画面に表示されたガイダンスに従って撮影対象となる対象空間の種別を選択する。例えば、対象空間の種別がイラストを用いて一覧表示され、撮影者がその中から「キッチン」を選択するような場合を想定している。もちろん「キッチン」の他にも、「浴室」、「リビング」、「トイレ」、「居室」、「玄関」、「接客フロアー」、「ワーキングスペース」、「建物の外装」などの種別も選ぶことができるようになっている。そして、種別を選択した後には、表示画面にはおおよそどのような構図で対象空間の撮影を行うのかの撮影パターンを尋ねる表示がイラスト(またはサンプル写真)を用いてなされ、右斜め方向から対象空間を撮影するパターン(左寄せ)、左斜め方向から対象空間を撮影するパターン(右寄せ)、正面から対象空間を撮影するパターン(正面)の選択を行わせる。なお、対象空間の種別の選択と撮影パターンの選択を一度に行わせることももちろん可能である(図4参照)。
[補助線表示段階(S2)]
この段階は、選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示装置の画面上に表示する段階である。
上記空間選択段階で対象空間が選択され、また、撮影パターンが選択された後には、照明をつけ逆光を避ける旨や、できるだけ下がった引き位置で撮影する旨、入隅と補助線とを合わせる旨のガイダンスが画面上に表示され(図5(a)、(b)、(c)参照)、その撮影パターンの構図での写真撮影をガイドするためのグリッド線である補助線が表示画面上に表示される。上述したようにこの補助線は、斜め方向や正面から対象空間の写真を撮影する場合に、三分割法に基づきその構図が見栄えよく、かつ、傾くことなく撮影させるためのものである。またこれと同時にカメラ装置が起動してファインダーとしての表示画面に、補助線を上レイヤーとして対象空間の実画像が表示される(図5(d)参照)。なおガイダンスの表示をさせずにすぐにカメラ装置を起動することも可能となっている。
[前写真撮影段階(S3)]
この段階は、表示画面上に表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する段階である。
撮影者による実際の撮影に際しては、撮影者は画面上に表示された対象空間の実画像の所定箇所と補助線とが一致するように、立ち位置やタブレット端末などの情報処理端末の高さ、撮影角度などを調整し、位置合わせができたときにシャッターを押すことによりリフォーム前の状態の写真を撮影する(図6参照)。ここで補助線と実画像の所定箇所との位置合わせとは、対象空間を斜め方向から撮影する場合には、縦線の補助線においては壁面の入隅又は出隅の線との一致を、横線の補助線においては画面に写り込んだ床面の最上端の頂点との一致を意味している(図6(a))。また対象空間を正面から撮影する場合には、縦線の補助線においては対象空間の中心線との一致を、横線の補助線においては床面の水平を意味している(図6(b))。そして撮影されたリフォーム前の写真は、情報処理端末内の記憶装置であるEEPROMに不揮発状態に記録される。このように補助線との位置合わせがなされて撮影されたリフォーム前の写真は、対象空間の種別に応じて適切な構図で見栄えよくまっすぐな写真となっている。
[透過表示段階(S4)]
この段階は、リフォーム後の撮影対象の実画像を表示装置の画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する段階である。
リフォームが完了した後、リフォーム終了後の写真を撮影しようとする撮影者は、同じ情報処理端末を用い、本アプリケーションを起動して実行し、「リフォーム後写真撮影モード」を指定する。そしてガイダンスに従って上記前写真撮影段階で撮影し保存したリフォーム前の写真を指定する。リフォーム前の写真の指定が行われるとカメラ装置が起動するとともに、指定がなされたリフォーム前の写真が透過率の調整可能な状態で表示画面に表示され、また、その下レイヤーにカメラ装置が写した映像である実画像が表示される。この上レイヤーに表示させたリフォーム前の写真の透過率は、同じ画面の端に表示したスライダースイッチのスライド操作により0〜100%まで変更することができるようになっている。なお透過状態の実画像を上レイヤーとして、その下レイヤーにリフォーム前の写真を重ねて表示してやるようにしてやることももちろん可能である。
[後写真撮影段階(S5)]
この段階は、リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する段階である。
撮影者は、リフォーム後の対象空間を、透過して表示させたリフォーム前の写真を参考に、あたかも定点カメラを用いて撮影するかのごとく、情報処理端末のカメラ装置の高さや撮影角度などを調整して位置合わせをする。そしてその位置合わせができたときにシャッターを押すことで、リフォーム後の対象空間の写真を好適に撮影しこれを記憶装置に保存することができる。なお間取り変更など大幅なリフォームが行われた場合であっても、例えば、窓の位置などを参考にすることで、あたかも定点カメラによる撮影のごとくリフォーム後の対象空間の撮影してやることが通常は可能である。
[前後写真比較表示段階(S6)]
この段階は、リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する段階である。
リフォーム会社の社員等は、同じ情報処理端末を用い、本アプリケーションを起動して実行し、「前後写真比較モード」を指定することで、上記前写真撮影段階で保存した写真と後写真撮影段階で保存した写真とを、その一方の透過率を変更可能にして上レイヤーに表示するとともに、他方の写真をその下レイヤーに重ねて表示画面に表示させる。この上レイヤーに表示させた写真の透過率も上記と同様にスライダースイッチのスライド操作により変更することができるようになっている(図7参照 図7では便宜上「施工前」「施工後」の写真をずらして表示されているが、実際にはこれらの写真は位置合わせされた状態で重なって表示される。)。そのためリフォームの前後写真の写真をあたかも定点カメラを用いて撮影したごとく位置合わせした状態で自由な透過率で重ねて表示でき、リフォーム前後の違いを視覚的に分かりやすい形で施主やリフォーム希望者に対して提示することができる。これにより、リフォームによる改善点やメリットについて、十分なインパクトを与えることができるようになり、顧客満足度の向上、顧客獲得の促進などを効果的に図ることができる。
ここで情報処理端末が通信ネットワークに接続可能であれば、前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真をデータベースサーバにアップロードして登録し、後写真撮影段階ではリフォーム前の写真をデータベースサーバからダウンロードして利用してやることで、異なる情報処理端末によっても、リフォーム前後の写真を定点カメラによる撮影のごとく行うことが可能となる。また後写真撮影段階で撮影したリフォーム後の写真をもデータベースサーバにアップロードして登録しておけば、前後写真比較表示段階におけるリフォーム前後の写真の比較を、データベースサーバにアクセスすることにより、任意の情報処理端末(デスクトップパソコンなども含む。)を用いて行うことができるようになる。その他にも、上記実施例では情報処理端末自体が記憶し、計算処理を行っていた各段階の情報処理を、クラウドコンピューティングにより実現してやることももちろん可能である。
なお上記補助線表示段階では、写真撮影をガイドするための補助線を表示画面上に表示させたが、その変形例として、この補助線に換えて、またはこの補助線とともに、対象空間を撮影する際の構図の参考となる見本画像を表示画面上に表示させてやるようにしてやってもよい。この見本画像は、対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための写真やイラスト、線画等であり、空間選択段階で選択される対象空間の種別ごとに右斜めからの構図、左斜めからの構図、正面からの構図などが用意されている。またこの見本画像には、例えば赤線により補助線に相当する線が付記されているようにしてやってもよい。
この場合撮影者は、図8のフローチャートに示したように、空間選択段階で対象空間の選択を行った後(空間選択段階(S1))、表示された見本画像から希望する構図の見本画像の選択を行う(見本選択段階(S2’))。見本画像の選択が行われると、表示画面にはこの見本画像が透過した状態で上レイヤーに表示されるとともに、これに重ねてその下レイヤーに撮影対象となる対象空間の実画像が表示される(見本透過表示段階(S2’))。なおこの見本画像はその透過率を自在に変更可能となっており、撮影者は好みに応じてその変更を行うことができる。また透過表示の意味には、見本画像が線画の場合、線以外の部分を透明とすることが含まれている。そして撮影者に表示させた見本画像に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせ、リフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存するのは上記と同様である(前写真撮影段階(S3))。またこれ以後の透過表示段階(S4)、後写真撮影段階(S5)、前後写真比較表示段階(S6)も基本的には上記と同様であるためその説明は省略する。
以上に説明したように本発明のリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法(およびこれを実施するためのソフトウェア)によれば、写真撮影のための特段の知識のない者であっても、撮影対象に応じた適切な構図で、傾きなく見栄えのよい写真を撮影することができる。また、リフォーム前後の写真をあたかも定点カメラを用いて撮影したかのごとく同じ場所から同じ構図で撮影させることができ、撮影したリフォーム前後の写真の比較・対比が容易になる。
このように本発明によれば、リフォーム前後の写真を対象空間の種別に応じた適切な構図で見栄えよくまっすぐ撮影することができるだけでなく、リフォーム前後の写真を定点カメラのように撮影することができる。そして、これらの写真を比較・対比させることで、リフォームによる改善点やメリットについて、リフォーム会社は施主やリフォーム希望者に対し、視覚的に十分なインパクトを与えることができるようになる。これにより、顧客満足度の向上、顧客獲得の促進などを効果的に図ることができるようになる。
なお上記実施例ではリフォームの前後の2枚の写真の撮影、比較表示について説明したが、もちろん途中経過の写真など3枚以上の写真の撮影、比較表示にも本発明を応用して適用することができる。
本発明は、前後の状態を比較しやすい状態で撮影させ、また、その比較対比をわかりやすい状態で表示させるものであれば、リフォームの場合に限られず、ダイエット結果の比較や、車や模型など各種改造の前後の比較、また子供の成長過程の比較など、多種多様な分野に応用して利用することができる。
2 表示装置
4 カメラ装置
10 情報処理端末
11 システムバス
12 RAM
13 EEPROM
14 CPU
15 TIMER
16 USB I/F
17 ラジオI/F
18 ラジオローカルメモリ
19 リンクレイヤエンジン
20 シンセサイザ
21 変調器
22 送信器
23 復調器
24 受信器
25 アンテナ
本発明は、比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムに係り、特に住宅や店舗、オフィス等のリフォーム工事の前後の写真を見栄えよく、かつ、比較しやすい状態で撮影させ、その比較表示を行うことが可能な比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムに関する。
従来から、住宅や店舗、オフィス等のリフォーム(設備の新設・交換や内外装の変更を伴う改装工事だけではなくインテリアやコーディネートの変更をも含む広い概念の行為を意味する。)の際には、リフォーム前の状態とリフォーム後の状態とを比較するために、リフォームの前後の写真を撮影することが多い。撮影されたリフォーム前後の写真は、施主に工事の報告書の一部として提示されたり、また、そのリフォーム会社の施工実績として後発のリフォーム希望者用の宣伝資料に利用されるなど、対外的利用に供されることがほとんどである。
これまでも例えば特許文献1の「改装前後の家屋表示媒体及びその作成方法」のように、改装前に撮影した写真と、その写真を基に作成した改装後のイメージとを並べて表示することで、改装後の雰囲気を施主等に明確に把握させるための発明なども提案されている。
特開2008−144545号公報
ところで、リフォーム前後の写真は対外的利用に供されることが多いにもかかわらず、カメラマンを雇う人件費等の問題から、その撮影は特段の撮影知識のないリフォーム会社の社員等が行うのが通常である。そのため、リフォーム前後の写真撮影理論に基づいて見栄えよい構図で撮影できていないことが多く、また写真傾い状態で撮影ている場合などもあった。さらに、リフォーム前後の写真は、リフォーム会社の社員等が自身の感覚のみに基づき、適当な位置から適当な角度で撮影しているため、リフォーム前後の写真を比較のために並べるだけでは、ときとしてリフォーム前後の違いが判りにくく、リフォームによる改善点やメリットについて、施主やリフォーム希望者に対して視覚的に十分なインパクトを与えることができないこともあった。
なお上記特許文献1の発明は、実際のリフォームの工事を行う前に、リフォーム後のイメージを作成してリフォーム希望者に提示するものであり、実際に行ったリフォームの前後の状態を比較するものではない。
また、写真の撮影を素人でも見栄えよくできるようにさせるための工夫や、リフォームの前後の写真やイメージをその違いがわかりやすいように撮影・比較するための別段の工夫もされていない。
本発明は、かかる事情に鑑みて創案されたものである。すなわち本発明の目的は、撮影対象を前後した異なる時間に定点カメラを用いたかのごとく撮影させることを可能とし、また、撮影した2以上の写真の違いを比較容易に表示させることが可能な比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムを提供することにある。特に、住宅や店舗、オフィス等のリフォーム工事の前後の写真を見栄えよく、かつ、比較しやすい状態で撮影させ、その比較表示を行うことを一つの大きな目的とする。
上述した目的を達成するための本発明は、
表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較する比較写真の撮影補助・表示方法であって
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示画面上に表示する補助線表示段階と、
表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする。
ここで、前記補助線表示段階での補助線には、壁面の入隅又は出隅の垂直方向および、入隅又は出隅の構図上の左右位置を位置合わせさせるための縦線を少なくとも含む、ものとする。
前記補助線表示段階での補助線には、写真に写り込む床面の最上端の位置を位置合わせさせるための横線をさらに含むようにすることができる。
また本発明は、
表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較する比較写真の撮影補助・表示方法であって
撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための見本画像を選択させる見本選択段階と、
リフォーム前の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該見本選択段階で選択させた見本画像を透過した状態で該実画像に重ねて表示画面上に表示する見本透過表示段階と、
表示させた見本画像に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする。
前記前後写真比較表示段階での前後の写真の表示は、一方の写真を下レイヤー、他方の写真を上レイヤーとして重ね、上レイヤーとなる写真の透過率を変更自在に表示させることにより行う、ことが好ましい。
本発明は、上記リフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法をコンピュータに実行させる、ことができる
本発明の比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムでは、カメラ付き情報処理端末を用いて予め撮影した撮影対象の前状態の写真を透過表示させ、これに重ねるように後状態の撮影対象の実画像を表示させ、前状態の写真を基準に実画像が正確に重なるように位置合わさせた後に、後状態の写真を撮影させることで、あたかも定点カメラを用いて撮影対象を撮影したかのごとく前後の写真を撮影することができる。そして、撮影した前後の状態の写真を比較可能に表示れば、撮影対象の前後の相違も理解容易となる。
具体的な例としては、本発明の比較写真の撮影補助・表示方法及びプログラムでは、カメラ付き情報処理端末の表示画面上に表示させた補助線や見本画像に従ってリフォーム前の状態の撮影を行わせることで、撮影対象に応じて撮影理論に基づいた構図で傾きなく写真撮影を行うことができる。また、撮影し保存しておいたリフォーム前の写真を表示画面に透過表示させ、この透過写真の下レイヤーに重るようにして撮影対象となる対象空間の実画像を表示画面に表示し、リフォーム前の写真にリフォーム後の対象空間が重なる状態となるように位置合わせができたときにシャッターを押させて撮影させることで、リフォーム前後の写真を同じ場所から同じ構図で撮影させることができ、撮影したリフォーム前後の写真を対比させた場合にもその違いの比較が容易になる。
このように本発明によれば、写真撮影のための特段の知識のない者であっても、リフォーム前後の写真を対象空間の種別に応じた適切な構図で見栄えよく水平・垂直に撮影することができるだけでなく、リフォーム前後の写真を定点カメラのように撮影することができる。そして、これらの写真を比較・対比させることで、リフォームによる改善点やメリットについて、リフォーム会社は施主やリフォーム希望者に対し、視覚的に十分なインパクトを与えることができる。これにより、顧客満足度の向上、顧客獲得の促進などを効果的に図ることができる。
図1は本発明の比較写真の撮影補助・表示方法を実施するためのシステムの構成を示すシステム構成図である。 表示画面上に表示される補助線のイメージ図である。 本実施形態に係る方法のフローチャートである。 空間選択段階における画面表示のイメージ図である。 補助線表示段階における画面表示(ガイダンス)のイメージ図である。 前写真撮影段階における画面表示のイメージ図である。 後写真撮影段階における画面表示のイメージ図である。 本実施形態の変形例に係る方法のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の比較写真の撮影補助・表示方法を実施するためのシステムの構成を示すシステム構成図である。
<本システムの概要>
本実施形態のシステムは、撮影対象の時間的に前後した写真の撮影を補助するとともに、撮影した前後の写真を比較対比可能に表示するためのものであり、図1に示すような構成の携帯型の情報処理端末そのものである。
以下、住宅のリフォームの前後の状態の違いを比較しやすいように写真撮影させ、撮影した前後の状態の写真を比較容易に表示するためのシステムおよび方法を具体例として本発明を説明する。
この情報処理端末はリフォーム会社の担当者が所持する携帯性に優れたタブレット端末やスマートフォン、ノートパソコンなどであり、住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を撮影・保存・比較表示させることで、施主に対してリフォームの報告のために用いられたり、そのリフォーム会社の施工実績としてリフォーム希望者への説明する際などに主に利用される。
具体的には、この情報処理端末はリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法を実施するプログラムを機能させるために、画像表示機能、カメラ機能、アプリケーションソフト利用機能、AR(Augmented Reality)機能等を備えており、液晶画面などに画面表示を行う表示装置(表示画面)と、写真撮影や動画撮影を行うためのCCDやCMOSセンサなどを用いたカメラ装置を実装している。
なお現在では、これらの情報処理端末は主に無線により通信ネットワークに接続可能であることが一般的であり、本発明に用いられる情報処理端末もネットワーク接続が可能となっているが、本発明のリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法を実施する上では、情報処理端末が通信ネットワークに接続可能であることは必須条件とはなっていない。
図1に示ようにこの情報処理端末10のシステムバス11には、表示装置2(表示画面)、カメラ装置4、RAM12、EEPROM13、CPU14、TIMER15、USBI/F16、ラジオI/F17などが接続されている。
画像表示機能の中核をなす表示装置2は、オペレーションシステムやアプリケーションソフトをCPU14の演算処理によって実行した結果や、予め保存してある画像や写真、文章などのデータを呼び出した結果を表示するための液晶や有機ELなどを用いたディスプレイである。またこの表示装置2はマルチタッチディスプレイ (タッチスクリーン/タッチパネル)となっており、表示画面上を指先で触ることで入力操作を行うことができるようになっている。
カメラ機能の中核をなすカメラ装置4は、カメラ撮影用のアプリケーションソフトの実行により起動し、表示画面の背面方向の空間の実画像を自動焦点により表示画面に表示し、表示画面上に表示されたシャッターボタンに触れることでその瞬間の実画像を撮像してデジタル写真として情報処理端末10内の記憶装置内に保存することができるようになっている。
RAM12は、CPU14の演算処理等において一時記憶領域として機能するメモリである。EEPROM13は、システムプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶するための書き換え可能な不揮発メモリである。CPU14は、EEPROM13に記憶されたプログラム等に従って演算を行うための電子機器である。TIMER15は、システム動作に必要なクロックを発生するための電子機器である。USBI/F16は、USB機器を接続するためのインターフェースである。
また、ラジオI/F17には、ラジオローカルメモリ18とリンクレイヤエンジン19が接続されている。また、ラジオローカルメモリ18とリンクレイヤエンジン19は、相互に接続されている。ラジオI/F17は、通信機器を接続するためのインターフェースである。ラジオローカルメモリ18は、通信機器の動作時に種々のデータを記憶するためのメモリである。リンクレイヤエンジン19は、データリンク層におけるプロトコルエンジンである。
また、リンクレイヤエンジン19には、シンセサイザ20、変調器21、復調器23が接続されており、変調器21は、送信器22を介してアンテナ25に接続されている。また、復調器23は、受信器24を介してアンテナ25に接続されている。さらに、シンセサイザ20は、送信器22及び受信器24に接続されている。シンセサイザ20は、送受信に必要な電波周波数を生成するための発振器である。変調器21は、送信すべきデータを所定の電気信号に変換するための電子機器であり、送信器22は、データを担時して変調された電波をアンテナ25を介して発信するための電子機器である。受信器24は、アンテナ25を介して電波を受信するための電子機器であり、復調器23は、受信した電波からデータを取り出すための電子機器である。
本発明の方法を実現するためのアプリケーションソフト利用機能のベースとなるプログラムはEEPROM13に記憶されている。なおプログラムとはCPU等のハードウェアで実行されることによりその機能を発揮するEEPROMなどに記憶されたアプリケーションソフトの他にも、同等の機能を発揮することが可能な論理回路も含む概念であるため、EEPROM13に記憶したアプリケーションソフトの代わりにそのような論理回路によって代用することも可能である。
またEEPROM13には後述するように、撮影対象となる対象空間の種別に応じて、その対象空間ごとに撮影に適した構図をガイドするための補助線のデータが記録されている。この補助線は、撮影理論におけるいわゆる三分割法に則った撮影をガイドするためのものであり、リフォーム前の写真の撮影に際し、カメラ装置がファインダーとしての表示画面に表示させた実画像(カメラ装置が捕らえた撮影前のリアルタイムの映像を意味する。)の上に表示される。
より具体的には対象空間を斜め方向から撮影する場合、この補助線には図2(a)にイメージ図として示したように、壁面の入隅又は出隅の垂直方向、および、入隅又は出隅の構図上の左右位置を示すために表示画面を横方向に三分割する2本の縦線(垂直線)のいずれか1本の縦線(太実線)が含まれる。また対象空間の種別によっては、写真に写り込む床面の最上端の位置を示すために、表示画面を縦方向に三分割する2本の横線(水平線)のうち下側の1本の横線(太破線)をさらに含ませてやってもよい。また対象空間を正面から撮影する場合には、図2(b)に画面表示のイメージ図で示したように、補助線には画面の左右方向の中心を示す縦線(太実線)と、必要に応じて床面や地面とその上に立設した設備や構造物との境界線の水平方向、および、その境界線が表示画面の下側1/3の位置と一致させるための1本の横線(太破線)をさらに含ませてもよい。
<本システムを用いた本発明のリフォーム前後の比較写真の撮影補助・表示方法>
次に本システムを用いた本発明のリフォーム前後の比較写真の撮影補助・表示方法について図3のフローチャートおよび図4〜図7の画面表示のイメージ図を用いて説明する。
本実施形態のシステムはインストールされたプログラムを実行することにより、主にリフォーム会社の社員などが、リフォームの前後の対象空間の写真を見栄えよく、かつ、比較対比が容易となるように撮影させ、これを表示するものである。なお対象空間とはリフォーム工事の対象となる住宅や店舗、オフィス等の内部(内装)、例えば、キッチン、浴室、リビング、トイレ、居室、玄関、接客フロアー、ワーキングスペース等の空間の他、建物の外部(外装)の空間(外観)をも意味している。かかる機能を実現するために、本システムは上述した構成を有する情報処理端末を用い、以下の各段階を実行する。
[空間選択段階(S1)]
この段階は、撮影者に、撮影対象となる対象空間の種別を選択させる段階である。
リフォーム工事を行おうとするリフォームの社員である撮影者は、まず、本発明のアプリケーションソフトを起動して実行し、「リフォーム前写真撮影モード」の指定から表示画面に表示されたガイダンスに従って撮影対象となる対象空間の種別を選択する。例えば、対象空間の種別がイラストを用いて一覧表示され、撮影者がその中から「キッチン」を選択するような場合を想定している。もちろん「キッチン」の他にも、「浴室」、「リビング」、「トイレ」、「居室」、「玄関」、「接客フロアー」、「ワーキングスペース」、「建物の外装」などの種別も選ぶことができる。そして、種別を選択した後には、表示画面にはおおよそどのような構図で対象空間の撮影を行うのかの撮影パターンを尋ねる表示がイラスト(またはサンプル写真)を用いてなされ、右斜め方向から対象空間を撮影するパターン(左寄せ)、左斜め方向から対象空間を撮影するパターン(右寄せ)、正面から対象空間を撮影するパターン(正面)の選択を行わせる。なお、対象空間の種別の選択と撮影パターンの選択を一度に行わせることももちろん可能である(図4参照)。
[補助線表示段階(S2)]
この段階は、選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示装置の画面上に表示する段階である。
上記空間選択段階で対象空間が選択され、また、撮影パターンが選択された後には、照明をつけ逆光を避ける旨や、できるだけ下がった引き位置で撮影する旨、入隅と補助線とを合わせる旨のガイダンスが画面上に表示され(図5(a)、(b)、(c)参照)、その撮影パターンの構図での写真撮影をガイドするためのグリッド線である補助線が表示画面上に表示される。上述したようにこの補助線は、斜め方向や正面から対象空間の写真を撮影する場合に、三分割法に基づきその構図が見栄えよく、かつ、傾くことなく撮影させるためのものである。またこれと同時にカメラ装置が起動してファインダーとしての表示画面に、補助線を上レイヤーとして対象空間の実画像が表示される(図5(d)参照)。なおガイダンス表示させずにすぐにカメラ装置を起動することも可能となっている。
[前写真撮影段階(S3)]
この段階は、表示画面上に表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する段階である。
撮影者による実際の撮影に際しては、撮影者は画面上に表示された対象空間の実画像の所定箇所と補助線とが一致するように、立ち位置やタブレット端末などの情報処理端末の高さ、撮影角度などを調整し、位置合わせができたときにシャッターを押すことによりリフォーム前の状態の写真を撮影する(図6参照)。ここで補助線と実画像の所定箇所との位置合わせとは、対象空間を斜め方向から撮影する場合には、縦線の補助線においては壁面の入隅又は出隅の線との一致を、横線の補助線においては画面に写り込んだ床面の最上端の頂点との一致を意味している(図6(a))。また対象空間を正面から撮影する場合には、縦線の補助線においては対象空間の中心線との一致を、横線の補助線においては床面の水平を意味している(図6(b))。そして撮影されたリフォーム前の写真は、情報処理端末内の記憶装置であるEEPROMに不揮発状態に記録される。このように補助線との位置合わせがなされて撮影されたリフォーム前の写真は、対象空間の種別に応じて適切な構図で見栄えよく水平・垂直が正確な写真となっている。
[透過表示段階(S4)]
この段階は、リフォーム後の撮影対象の実画像を表示装置の画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する段階である。
リフォームが完了した後、リフォーム終了後の写真を撮影しようとする撮影者は、同じ情報処理端末を用い、本アプリケーションを起動して実行し、「リフォーム後写真撮影モード」を指定する。そしてガイダンスに従って上記前写真撮影段階で撮影し保存したリフォーム前の写真を指定する。リフォーム前の写真の指定が行われるとカメラ装置が起動するとともに、指定がされたリフォーム前の写真が透過率の調整可能な状態で表示画面に表示され、また、その下レイヤーにカメラ装置が写した映像である実画像が表示される。この上レイヤーに表示させたリフォーム前の写真の透過率は、同じ画面の端に表示したスライダースイッチのスライド操作により0〜100%まで変更することができるようになっている。なお透過状態の実画像を上レイヤーとして、その下レイヤーにリフォーム前の写真を重ねて表示することも勿論可能である。
[後写真撮影段階(S5)]
この段階は、リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像が正確に重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する段階である。
撮影者は、リフォーム後の対象空間を、透過して表示させたリフォーム前の写真を参考に、あたかも定点カメラを用いて撮影するかのごとく、情報処理端末のカメラ装置の高さや撮影角度などを調整して位置合わせをする。そしてその位置合わせができたときにシャッターを押すことで、リフォーム後の対象空間の写真を好適に撮影しこれを記憶装置に保存することができる。なお間取り変更など大幅なリフォームが行われた場合であっても、例えば、窓の位置などを参考にすることで、あたかも定点カメラによる撮影のごとくリフォーム後の対象空間撮影ることが可能である。
[前後写真比較表示段階(S6)]
この段階は、リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する段階である。
リフォーム会社の社員等は、同じ情報処理端末を用い、本アプリケーションを起動して実行し、「前後写真比較モード」を指定することで、上記前写真撮影段階で保存した写真と後写真撮影段階で保存した写真とを、その一方の透過率を変更可能にして上レイヤーに表示するとともに、他方の写真をその下レイヤーに重ねて表示画面に表示させる。この上レイヤーに表示させた写真の透過率も上記と同様にスライダースイッチのスライド操作により変更することができるようになっている(図7参照 図7では便宜上「施工前」「施工後」の写真をずらして表示されているが、実際にはこれらの写真は位置合わせされた状態で重なって表示される。)。そのためリフォーム前後の写真をあたかも定点カメラを用いて撮影したごとく位置合わせした状態で自由な透過率で重ねて表示でき、リフォーム前後の違いを視覚的に分かりやすい形で施主やリフォーム希望者に対して提示することができる。これにより、リフォームによる改善点やメリットについて、十分なインパクトを与えることができるようになり、顧客満足度の向上、顧客獲得の促進などを効果的に図ることができる。
ここで情報処理端末が通信ネットワークに接続可能であれば、前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真をデータベースサーバにアップロードして登録し、後写真撮影段階ではリフォーム前の写真をデータベースサーバからダウンロードして利用ることで、異なる情報処理端末によっても、リフォーム前後の写真を定点カメラによる撮影のごとく行うことが可能となる。また後写真撮影段階で撮影したリフォーム後の写真をもデータベースサーバにアップロードして登録しておけば、前後写真比較表示段階におけるリフォーム前後の写真の比較を、データベースサーバにアクセスすることにより、任意の情報処理端末(デスクトップパソコンなども含む。)を用いて行うことができる。その他にも、上記実施例では情報処理端末自体が記憶し、計算処理を行っていた各段階の情報処理を、クラウドコンピューティングにより実現することも勿論可能である。
なお上記補助線表示段階では、写真撮影をガイドするための補助線を表示画面上に表示させたが、その変形例として、この補助線に換えて、またはこの補助線とともに、対象空間を撮影する際の構図の参考となる見本画像を表示画面上に表示させてもよい。この見本画像は、対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための写真やイラスト、線画等であり、空間選択段階で選択される対象空間の種別ごとに右斜めからの構図、左斜めからの構図、正面からの構図などが用意されている。またこの見本画像には、例えば赤線により補助線に相当する線が付記されているようにしてやってもよい。
この場合撮影者は、図8のフローチャートに示したように、空間選択段階で対象空間の選択を行った後(空間選択段階(S1))、表示された見本画像から希望する構図の見本画像の選択を行う(見本選択段階(S2’))。見本画像の選択が行われると、表示画面にはこの見本画像が透過した状態で上レイヤーに表示されるとともに、これに重ねてその下レイヤーに撮影対象となる対象空間の実画像が表示される(見本透過表示段階(S2’))。なおこの見本画像はその透過率を自在に変更可能となっており、撮影者は好みに応じてその変更を行うことができる。また透過表示の意味には、見本画像が線画の場合、線以外の部分を透明とすることが含まれている。そして撮影者に表示させた見本画像に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせ、リフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存するのは上記と同様である(前写真撮影段階(S3))。またこれ以後の透過表示段階(S4)、後写真撮影段階(S5)、前後写真比較表示段階(S6)も基本的には上記と同様であるためその説明は省略する。
以上に説明したように本発明のリフォーム前後の写真の撮影補助・表示方法(およびこれを実施するためのソフトウェア)によれば、写真撮影のための特段の知識のない者であっても、撮影対象に応じた適切な構図で、傾きなく見栄えのよい写真を撮影することができる。また、リフォーム前後の写真をあたかも定点カメラを用いて撮影したかのごとく同じ場所から同じ構図で撮影させることができ、撮影したリフォーム前後の写真の比較・対比が容易になる。
このように本発明によれば、リフォーム前後の写真を対象空間の種別に応じた適切な構図で見栄えよく水平・垂直を正確に撮影することができるだけでなく、リフォーム前後の写真を定点カメラのように撮影することができる。そして、これらの写真を比較・対比させることで、リフォームによる改善点やメリットについて、リフォーム会社は施主やリフォーム希望者に対し、視覚的に十分なインパクトを与えることができる。これにより、顧客満足度の向上、顧客獲得の促進などを効果的に図ることができる。
なお上記実施例ではリフォームの前後の2枚の写真の撮影、比較表示について説明したが、もちろん途中経過の写真など3枚以上の写真の撮影、比較表示にも本発明を応用して適用することができる。
本発明は、前後の状態を比較しやすい状態で撮影させ、また、その比較対比をわかりやすい状態で表示させるものであれば、リフォームの場合に限られず、ダイエット結果の比較や、車や模型など各種改造の前後の比較、また子供の成長過程の比較など、多種多様な分野に応用して利用することができる。
2 表示装置
4 カメラ装置
10 情報処理端末
11 システムバス
12 RAM
13 EEPROM
14 CPU
15 TIMER
16 USB I/F
17 ラジオI/F
18 ラジオローカルメモリ
19 リンクレイヤエンジン
20 シンセサイザ
21 変調器
22 送信器
23 復調器
24 受信器
25 アンテナ

Claims (7)

  1. 表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用い、時間的に前後して撮影対象の写真を撮影し、撮影した写真を比較するために、
    撮影対象の前状態の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
    後状態の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影した前状態の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
    前状態の撮影対象の写真に、後状態の撮影対象の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせて後状態の撮影対象の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
    前記前状態の写真と後状態の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示方法。
  2. 表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較するために、
    撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
    選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための補助線を表示画面上に表示する補助線表示段階と、
    表示された補助線に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
    リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
    該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
    前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示方法。
  3. 前記補助線表示段階での補助線には、壁面の入隅又は出隅の垂直方向および、入隅又は出隅の構図上の左右位置を位置合わせさせるための縦線を少なくとも含む、ことを特徴とする請求項2に記載の比較写真の撮影補助・表示方法。
  4. 前記補助線表示段階での補助線には、写真に写り込む床面の最上端の位置を位置合わせさせるための横線をさらに含む、ことを特徴とする請求項3に記載の比較写真の撮影補助・表示方法。
  5. 表示画面を有するカメラ付き情報処理端末を用いて住宅や店舗、オフィス等のリフォームの前後の写真を比較するために、
    撮影対象となる対象空間の種別を選択させる空間選択段階と、
    選択された対象空間の種別に応じて該対象空間の適切な構図での撮影をガイドするための見本画像を選択させる見本選択段階と、
    リフォーム前の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該画像選択段階で選択させた見本画像を透過した状態で該実画像に重ねて表示画面上に表示する見本透過表示段階と、
    表示させた見本画像に撮影対象となる対象空間の所定箇所を位置合わせさせてリフォーム前の対象空間の写真を撮影させ保存する前写真撮影段階と、
    リフォーム後の撮影対象の実画像を表示画面に表示し、かつ、該前写真撮影段階で撮影したリフォーム前の写真を透過した状態で該実画像に重ねて表示する透過表示段階と、
    該リフォーム前の対象空間の写真に、リフォーム後の対象空間の実画像がちょうど重なるように位置合わせをさせてリフォーム後の対象空間の写真を撮影させて保存する後写真撮影段階と、
    前記リフォーム前の写真とリフォーム後の写真を比較可能に表示する前後写真比較表示段階と、を含む、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示方法。
  6. 前記前後写真比較表示段階での前後の写真の表示は、一方の写真を下レイヤー、他方の写真を上レイヤーとして重ね、上レイヤーとなる写真の透過率を変更自在に表示させることにより行う、ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の比較写真の撮影補助・表示方法。
  7. 請求項1乃至6の少なくともいずれか1つに記載の比較写真の撮影補助・表示方法をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする比較写真の撮影補助・表示プログラム。
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