JP4901779B2 - 多気筒内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の吸気制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、サージタンクから吸気弁までの間に吸気制御弁が設けられた多気筒内燃機関の吸気制御装置に関する。
内燃機関に対する吸気の供給方法として、サージタンクと吸気弁との間に設けられた吸気制御弁を閉弁させた状態で吸気行程におけるピストン下降を利用して気筒内の負圧を高めておき、圧縮行程に移行する前に速やかに吸気制御弁を開弁して吸気通路内に吸気圧力波を発生させて慣性過給効果を積極的に活用するインパルス過給が知られている。
一般に、内燃機関では吸気行程の初期に気筒内に生じる負圧が慣性効果で反転して正圧になるタイミングと、吸気弁が閉弁するタイミングとが同期しているときに、最も効率の良い慣性過給効果が得られることが知られている。そのため、最大トルクを実現したい機関回転数でこれらのタイミングが同期して高効率の慣性過給効果が得られるように、内燃機関の吸気系が設計されている。従って、内燃機関の回転数が設計基準となっている回転数から外れると慣性過給効果を十分に得ることができず出力トルクが低下する。例えば、その基準の回転数よりも低回転域では吸気弁の開弁時間、即ち吸気行程時間が圧力の反転時間に対して長くなるので、気筒内の圧力が最大になるタイミングをやり過ごしてから吸気弁が閉弁することになってしまう。
こうした内燃機関にインパルス過給を適用した場合には、上述した設計基準よりも低回転域において、吸気制御弁を閉弁状態に維持したまま吸気行程を開始しその後吸気制御弁を開弁することで吸気行程の開始時期を実質的に遅らせることができる。これにより、低回転域において圧力の反転時間に対して間延びした吸気行程時間が短くなるから、慣性過給効果を広範囲で活用することができる。
インパルス過給を多気筒内燃機関に対して適用する場合には気筒毎の慣性過給効果のばらつきを抑えて吸気充填効率を気筒毎に均一化することが望ましい。例えば、インパルス過給を行い得る吸気制御装置として、V型6気筒の内燃機関の気筒毎に設けられた独立通路に吸気制御弁を設け、バンク毎に設けられた共通の弁軸に吸気制御弁を連結し、各吸気制御弁をバンク毎に駆動するものが知られている(特許文献1)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
特開平5−248247号公報 特開2006−207454号公報
特許文献1の吸気装置は、バンク毎の吸気制御弁を共通の弁軸で駆動するものであるので、独立通路に対する吸気制御弁の配置を各バンクの気筒間で揃えることは容易である。しかし、一本の弁軸で駆動できる吸気制御弁の個数には限界があるので、気筒数の増加に伴って吸気制御弁の駆動を複数の弁軸で分担せざるを得ない場合がある。複数の弁軸を用いる場合、各弁軸を相互の干渉を回避しつつ同軸に配置することは困難であるので、独立通路の長手方向に位置をずらして各弁軸を配置する必要がある。このように各弁軸を配置した場合には、吸気制御弁から吸気弁までの距離が異なることから、サージタンクから吸気制御弁までの距離も気筒間で相違することになる。その結果、吸気制御弁を利用した慣性過給効果に気筒間のばらつきが生じる。そのばらつきを抑えるために吸気制御弁の開閉時期を気筒毎に相違させる対応もあり得るが、その場合には制御内容の複雑化を回避することが困難である。
そこで、本発明は、吸気制御弁から独立通路を開閉する吸気弁までの距離が異なる場合であっても、気筒毎の慣性過給効果のばらつきを抑制できる多気筒内燃機関の吸気制御装置を提供することを目的とする。
本発明の吸気制御装置は、多気筒内燃機関の気筒毎に設けられて吸気弁にて開閉される独立通路及び前記独立通路のそれぞれが接続されたサージタンクを有する吸気通路と、前記独立通路毎に設けられた吸気制御弁と、を備え、前記独立通路毎に設けられた前記吸気制御弁のなかに前記吸気弁までの距離が異なる少なくとも二つの吸気制御弁が含まれ、かつ前記吸気弁までの距離が同一の吸気制御弁が共通の弁軸にて駆動される多気筒内燃機関の吸気制御装置であって、前記気筒毎に設けられた前記独立通路の前記サージタンクに対する開放端から前記吸気制御弁までの距離が互いに異なり、かつ前記開放端から前記吸気制御弁までの距離が短い前記独立通路の通路断面積が前記開放端から前記吸気制御弁までの距離が長い前記独立通路の通路断面積よりも小さくなるように構成され、前記開放端から前記吸気制御弁までの距離が短い前記独立通路は、その通路断面積が前記サージタンクに向かって徐々に縮小するように構成されていることにより、上述した課題を解決する(請求項)。
この吸気制御装置によれば、各吸気制御弁を駆動するために少なくとも2つの弁軸が必要になるが、各弁軸に一つずつアクチュエータを設けることにより全ての吸気制御弁を駆動できる。そのため、各吸気制御弁に対して弁軸を一つずつ設ける態様に比べてアクチュエータの数を減らすことができる。また、開放端から吸気制御弁までの距離が短い独立通路は、その通路断面積がサージタンクに向かって徐々に縮小するように構成されているから、独立通路の通路断面積の急変を防止できる。これにより、独立通路間における通路抵抗の差違を低減できる。
慣性過給の原理として周知なヘルムホルツの共鳴の原理によれば、容量がVの容積部に長さL、通路断面積Aの管が繋がっている系の共鳴の振動数fは、音速をCとすると式:f∝C×[(A/(L×V)]0.5で表される。従って、共鳴の振動数fを気筒毎に揃えることにより慣性過給効果を気筒毎に揃えることができるようになる。第2の吸気制御装置は、独立通路の開放端から吸気制御弁までの距離が互いに異なっているが、その距離が短い独立通路の通路断面積はその距離が長い独立通路の通路断面積よりも小さくなっている。そのため、共鳴の振動数fの気筒間の差違をなくす、又は低減することができる。これにより、独立通路の開放端から吸気制御弁までの距離を揃えずとも、吸気制御弁を利用した慣性過給効果の気筒間のばらつきを抑えることができる。
なお、本発明における開放端は、サージタンク内部に向かって独立通路の通路断面積が増加して行く過程でその増加割合が所定割合に達した位置に設定される。
以上説明したように、第1の吸気制御装置によれば、気筒毎に設けられた独立通路のサージタンクに対する開放端から吸気制御弁までの距離が互いに等しいので、吸気制御弁を利用した慣性過給効果の気筒間のばらつきを抑えることができる。また、第2の吸気制御装置によれば、開放端から吸気制御弁までの距離が短い独立通路の通路断面積がその距離が長い独立通路の通路断面積よりも小さくなっているため、独立通路の開放端から吸気制御弁までの距離を揃えずとも、吸気制御弁を利用した慣性過給効果の気筒間のばらつきを抑えることができる。
(第1の形態)
図1は本発明の一形態に係る吸気制御装置が適用された内燃機関の要部を模式的に示した図である。内燃機関1は一方向に並ぶ4つの気筒2を有した直列4気筒型の多気筒内燃機関として構成されている。なお、以下の説明で各気筒2を互いに区別する必要があるときには気筒2の並び方向に対応する気筒番号♯1〜#4を付与して説明する場合がある。
各気筒2には吸気通路5と排気通路6とがそれぞれ接続されており、吸気通路5は各気筒2に2本ずつ設けられた吸気弁7にて開閉され、排気通路6は各気筒2に2本ずつ設けられた排気弁(不図示)にて開閉される。これらの弁は不図示の動弁機構にて所定のタイミングで開閉駆動される。各気筒2に対する燃焼順序は#1、#3、#4、#2の順番に設定されている。
吸気通路5は、気筒2毎に設けられて吸気弁7にて開閉される独立通路10と、各独立通路10が接続されたサージタンク11とを有している。各独立通路10は各気筒2に開口する吸気ポート10aを含んでいる。サージタンク11は気筒2毎の吸気干渉を緩和し得る所定容積を持っている。サージタンク11の上流側には吸気絞り弁12が設けられている。
各独立通路10には吸気制御弁13が一つずつ設けられている。各吸気制御弁13は二つの弁駆動装置15、16にて開閉駆動される。第1弁駆動装置15は#1、#4気筒に対して設けられた二つの吸気制御弁13の開閉を担当し、第2弁駆動装置16は#2、#3気筒に対して設けられた二つの吸気制御弁13の開閉を担当する。
第1弁駆動装置15は気筒2の並び方向に延びる弁軸17を有し、その弁軸17には#1、#4気筒に対して設けられた二つの吸気制御弁13が一体回転可能に取付けられている。また、第2弁駆動装置16は気筒2の並び方向に延び、かつ弁軸17に対して独立通路10の長手方向に位置をずらして配置された弁軸18を有し、その弁軸18には#2、#3気筒に対して設けられた二つの吸気制御弁13が一体回転可能に取り付けられている。各弁軸17、18は独立通路10を貫いていて、これらの一端にはアクチュエータ20が一つずつ取り付けられている。このアクチュエータ20は電動アクチュエータとして構成されている。アクチュエータ20に対して所定のタイミングで制御信号を送ることにより、各吸気制御弁13は全閉位置から全開位置までの間で回転駆動される。
各弁駆動装置15、16が図示のように構成されているので、4つの吸気制御弁13のなかには吸気弁7までの距離が短い吸気制御弁13と、吸気弁7までの距離が長い吸気制御弁13とが2つずつ含まれる。本形態では、第1弁駆動装置15にて駆動される吸気制御弁13が吸気弁7までの距離が短いものに相当し、第2弁駆動装置16にて駆動される吸気制御弁13が吸気弁7までの距離が長いものに相当する。
本形態では、吸気制御弁13から吸気弁7までの距離に拘わらず、独立通路10のサージタンク11に対する開放端10bから吸気制御弁13までの距離L1、L2が互いに等しくなるようにサージタンク11の形状が設定されている。即ち、#1、#4気筒に設けられた独立通路10に接続するサージタンク11の両端部11aは、独立通路10よりも外側に膨らんでいる。そのため、#1、#4気筒に設けられた独立通路10の開放端10bは他の独立通路10の開放端10bよりも気筒2に近い側に位置する。その結果、独立通路10の開放端10bから吸気制御弁13までの距離L1、L2が互いに等しくなっている。そのため、ヘルムホルツの共鳴の原理に係る共鳴の振動数が各気筒2に関して均一化できる。これにより、吸気制御弁13を利用した慣性過給効果の気筒間のばらつきを抑制することができる。
(第2の形態)
次に、図2を参照して本発明の第2の形態について説明する。図2は本発明の第2の形態に係る吸気制御装置の一例を示している。第2の形態において、第1の形態と共通する部材には同一の参照符号を図2に示して説明を省略する。図2に示すように、この形態では、第1弁駆動装置15と第2弁駆動装置16との並び順、言い換えれば各気筒2に対して設けられた吸気制御弁13の配置が図1に示した形態と比べて入れ替わっている。つまり、本形態では第1弁駆動装置15にて駆動される吸気制御弁13が吸気弁7までの距離が長いものに相当し、第2弁駆動装置16にて駆動される吸気制御弁13が吸気弁7までの距離が短いものに相当する。本形態も、図1の形態と同様に独立通路10の開放端10bから吸気制御弁13までの距離L1、L2が互いに等しくなるように形状が設定されたサージタンク21が設けられている。サージタンク21は、#2、#3気筒に設けられた独立通路10に接続するその中央部21aが気筒2に近い側に膨らんでいる。そのため、#2、#3気筒に設けられた独立通路10の開放端10bは他の独立通路10の開放端10bよりも気筒2に近い側に位置する。その結果、独立通路10の開放端10bから吸気制御弁13までの距離L1、L2が互いに等しくなり、図1に示した形態と同等の効果を発揮できる。
(第3の形態)
次に、図3を参照して本発明の第3の形態について説明する。図3は本発明の第3の形態に係る吸気制御装置の一例を示している。第3の形態において、第1の形態と共通する部材には同一の参照符号を図3に付して説明を省略する。図3に示すように、この形態では、第1弁駆動装置15と第2弁駆動装置16とが図1に示した形態と同様に配置されている。また、本形態には各独立通路10が接続されたサージタンク31が設けられている。#2、#3気筒に設けられた独立通路10の開放端10bはサージタンク31の内部に位置している。言い換えれば、#2、#3気筒に設けられた独立通路10の一端がサージタンク31の内部に突出している。#2、#3気筒に設けられた独立通路10と#1、#4気筒に設けられた独立通路10との間で、開放端10bから吸気制御弁13までの距離L1、L2を互いに等しくすることができる。これにより本形態も図1に示した形態と同等の効果を発揮することができる。
サージタンク31の内部に突出した独立通路10の突出部の形状は任意であり、また、その突出部が独立通路10と一体であっても良いし別体であってもよい。図4は図3の形態の変形例を示した拡大図である。この図に示すように、この変形例には独立通路10の突出部として機能するファンネル33が設けられており、そのファンネル33はボルト等の締結部材34を利用してサージタンク31の内側に着脱可能に取り付けられている。ファンネル33は、サージタンク31から空気を効率良く気筒2に取り込むことができるように開放端10bに向かって通路断面積が徐々に拡大するように構成されている。この変形例においても図3の形態と同等の効果を発揮できる。
(第4の形態)
次に、図5を参照して本発明の第4の形態について説明する。図5は本発明の第4の形態に係る吸気制御装置の一例を示している。第4の形態において、第1の形態と共通する部材には同一の参照符号を図5に付して説明を省略する。本形態は第1弁駆動装置15と第2弁駆動装置16とが図1に示した形態と同様に配置されている。また、本形態は吸気弁7までの距離が長い吸気制御弁13が設けられた独立通路40を有している。独立通路40は気筒2に開口する吸気ポート40aを含んでいて#2、#3気筒に接続されている。独立通路40のサージタンク41に対する開放端40bの位置は、#1、#4気筒の独立通路10の開放端10bと同一レベルに並んでいる。従って、独立通路10の開放端10bから吸気制御弁13までの距離L1は、独立通路40の開放端40bから吸気制御弁13までの距離L2よりも長い。上述したヘルムホルツの共鳴の原理によれば、通路断面積の平方根が共鳴の振動数に比例し、通路長さの平方根が共鳴の振動数に反比例する。そこで、本形態は各独立通路10、40に関して共鳴の振動数を等しくするため、独立通路40の通路断面積を独立通路10の通路断面積よりも小さくしている。図示の例では、吸気制御弁13よりも上流側に位置する独立通路40の上流部分40cの通路断面積を、独立通路10の通路断面積よりも小さくし、かつ上流部分40cの通路断面積を略一定としている。これにより、共鳴の振動数が各気筒2に関して均一化又は気筒間の差を低減できる。このため、各独立通路10、40の開放端10b、40bから吸気制御弁13までの距離L1、L2を揃えずとも、吸気制御弁13を利用した慣性過給効果の気筒間のばらつきを抑えることができる。
(第5の形態)
次に、図6を参照して本発明の第5の形態について説明する。この形態は、図5の形態の変形例に相当する。本形態の独立通路50は#2、#3気筒に開口する吸気ポート50aを含んでいる。そして、独立通路50はその上流部分50cが開放端50bに向かって向かって徐々に縮小するように構成され、サージタンク51に接続されている。その縮小具合は共鳴の振動数が各気筒2に関して均一化又は気筒間の差を低減できるように設定されている。従って、この形態によれば、吸気制御弁13を利用した慣性過給効果の気筒間のばらつきを抑えることができ、なおかつ独立通路40の通路断面積の急変を防止できるので、独立通路間における通路抵抗の差違を低減できる。
(第6の形態)
次に、図7を参照して本発明の第6の形態について説明する。図7は本発明の第6の形態に係る吸気制御装置の一例を示している。第6の形態において、第1の形態と共通する部材には同一の参照符号を図7に付して説明を省略する。図7に示すように、第1弁駆動装置15と第2弁駆動装置16とが図1に示した形態と同様に配置されている。また、#2、#3気筒の独立通路60は気筒2に開口する吸気ポート60aを含んでおり、独立通路60のサージタンク61に対する開放端60bの位置は#1、#4気筒の独立通路10の開放端10bと同一レベルに並んでいる。従って、第4及び第5の形態と同様に、独立通路10の開放端10bから吸気制御弁13までの距離L1は、独立通路60の開放端60bから吸気制御弁63までの距離L2よりも長い。本形態は、各独立通路10、60に関して共鳴の振動数を等しくするため、独立通路10の通路断面積よりも独立通路60の通路断面積をその全長に亘って小さくしている。そして、独立通路60の通路断面積に対応するように、独立通路60の吸気制御弁63は独立通路10の吸気制御弁13に対して小型化されている。この形態によれば、ヘルムホルツの共鳴の原理に係る共鳴の振動数が各気筒2に関して均一化又は気筒間の差を低減できるため、距離L1、L2を揃えずとも、吸気制御弁13、63を利用した慣性過給効果の気筒間のばらつきを抑えることができる。しかも、小型化された吸気制御弁63はその重量及び慣性が他の吸気制御弁13よりも小さくなるので、吸気制御弁63の応答速度が向上するとともに、その駆動に要するエネルギー消費を抑えることができる。
本発明は以上の各形態に限定されず、種々の形態にて実施することができる。本発明の吸気制御装置はその適用対象となり得る内燃機関の気筒数に制限はない。従って、本発明の吸気制御装置を、上述した4気筒の他、6気筒や8気筒の多気筒内燃機関に適用して実施することもできる。本発明に係る独立通路の通路断面形状は任意である。即ち、上述したヘルムホルツの共鳴の原理は通路断面積がパラメータの一つであるので、独立通路は円形や楕円形或いは多角形状であってもよい。
また、本発明に係る吸気制御弁の搭載位置はサージタンクから吸気弁までの間であればいずれの箇所でもよく、例えばシリンダヘッドに形成された吸気ポート内に吸気制御弁を搭載することもできる。
本発明の一形態に係る吸気制御装置が適用された内燃機関の要部を模式的に示した図。 本発明の第2の形態に係る吸気制御装置の一例を示した図。 本発明の第3の形態に係る吸気制御装置の一例を示した図。 図3の形態の変形例を示した拡大図。 本発明の第4の形態に係る吸気制御装置の一例を示した図。 本発明の第5の形態に係る吸気制御装置の一例を示した図。 本発明の第6の形態に係る吸気制御装置の一例を示した図。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
5 吸気通路
7 吸気弁
10 独立通路
10b 開放端
11 サージタンク
13 吸気制御弁
17、18 弁軸
21 サージタンク
31 サージタンク
40 独立通路
40b 開放端
41 サージタンク
50 独立通路
50b 開放端
60 独立通路
60b 開放端
63 吸気制御弁

Claims (1)

  1. 多気筒内燃機関の気筒毎に設けられて吸気弁にて開閉される独立通路及び前記独立通路のそれぞれが接続されたサージタンクを有する吸気通路と、前記独立通路毎に設けられた吸気制御弁と、を備え、前記独立通路毎に設けられた前記吸気制御弁のなかに前記吸気弁までの距離が異なる少なくとも二つの吸気制御弁が含まれ、かつ前記吸気弁までの距離が同一の吸気制御弁が共通の弁軸にて駆動される多気筒内燃機関の吸気制御装置であって、
    前記気筒毎に設けられた前記独立通路の前記サージタンクに対する開放端から前記吸気制御弁までの距離が互いに異なり、かつ前記開放端から前記吸気制御弁までの距離が短い前記独立通路の通路断面積が前記開放端から前記吸気制御弁までの距離が長い前記独立通路の通路断面積よりも小さくなるように構成され、
    前記開放端から前記吸気制御弁までの距離が短い前記独立通路は、その通路断面積が前記サージタンクに向かって徐々に縮小するように構成されていることを特徴とする多気筒内燃機関の吸気制御装置。
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