JP2006194120A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各気筒の吸入空気量のばらつきを抑制して、トルク変動、エミッションの悪化等の弊害を防止することが可能な内燃機関の吸気装置を提供する。
【解決手段】 本発明の吸気装置は、複数の接続路60にそれぞれ設けられて各分岐部60を開閉する複数の弁体61と、内側軸体621と外側軸体622とが回転自在に同軸に組み合わされた回転軸62と、内側軸体621を回転駆動する第1ロータリーソレノイド64と、外側軸体622を回転駆動する第2ロータリーソレノイド65と、を有し、吸気行程が重ならない#1及び#4の気筒2のそれぞれに連通する接続路60の弁体61が、内側軸体621に取り付けられ、吸気行程が重ならない#2及び#3の気筒2のそれぞれに連通する接続路60の弁体61が外側軸体621に取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の吸気装置に関する。
内燃機関の吸気装置として、4つの気筒のうち吸気行程が重ならない1番目の気筒と4番目の気筒のそれぞれに連通する分岐部を互いに隣り合せに配列し、これらの分岐部に吸気制御弁をそれぞれ配置して、これらの吸気制御弁を一つのアクチュエータで制御するものが知られている(特許文献1)。その他本発明に関連する先行技術文献として、特許文献2〜4が存在する。
特開平7−71277号公報 特開2003−3855号公報 特開2002−309946号公報 特開平8−218906号公報
特許文献1に記載された吸気装置は、1番目の気筒に連通する分岐部と4番目の気筒に連通する分岐部とが互いに隣り合うように引き回されているので、それぞれの分岐部の長さに差が生じる。このため、1番目の気筒と4番目の気筒とで吸入空気量のばらつきが発生し、トルク変動、エミッションの悪化等の弊害が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、各気筒の吸入空気量のばらつきを抑制して、トルク変動、エミッションの悪化等の弊害を防止することが可能な内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の吸気装置は、吸気行程が重ならない複数の気筒間に少なくとも一つの気筒が更に配置され、かつ、気筒毎に区分された複数の分岐部を有する吸気通路が設けられた内燃機関に適用される吸気装置であって、前記複数の分岐部にそれぞれ設けられて各分岐部を開閉する複数の弁体と、内側軸体と外側軸体とが回転自在に同軸に組み合わされた回転軸と、前記内側軸体を回転駆動する第1の駆動手段と、前記外側軸体を回転駆動する第2の駆動手段と、を有し、前記吸気行程が重ならない複数の気筒のそれぞれに連通する分岐部の弁体が、前記内側軸体又は前記外側軸体のいずれか一方の軸体に取り付けられ、前記吸気行程が重ならない複数の気筒間の気筒に連通する分岐部の弁体がいずれか他方の軸体に取り付けられていることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
この発明によれば、吸気行程が重ならず、かつ隣接しない複数の気筒のそれぞれに連通する分岐部の弁体が内側軸体又は外側軸体のいずれか一方の軸体に取り付けられているので、隣接しない複数の気筒のそれぞれに連通する分岐部の弁体を共通の駆動手段で駆動できる。従って、吸気行程が重ならない複数の気筒の間に他の気筒が配置されている場合でも、当該複数の気筒のそれぞれに連通する分岐部を互いに隣り合わせになるように引き回す必要がないので、気筒から弁体までの分岐部の長さを全ての気筒に関して容易に揃えることができる。このため、各気筒の吸入空気量のばらつきが抑制されてトルク変動やエミッション悪化等の弊害を防止することができる。
本発明の多気筒内燃機関の吸気装置において、前記弁体が、前記回転軸の半径方向外側にオフセットされて前記内側軸体に取り付けられていてもよい(請求項2)。この形態によれば、内側軸体に取り付けられた弁体が回転軸の半径方向外側にオフセットされているので、弁体が外側軸体に干渉することを回避できる。従って、的確な弁体の動作性能を確保できる。
本発明の多気筒内燃機関の吸気装置において、前記弁体は、前記分岐部の中心線と直交し、かつ前記回転軸の軸線を含む平面を跨がる姿勢で前記分岐部が全閉状態にされるように、前記内側軸体に取り付けられていてもよい(請求項3)。弁体が回転軸の半径方向外側にオフセットされている場合には、弁体の端部の回転軌跡がオフセットしない場合と比べてオフセット相当量膨らむ。このため、例えば、分岐部の中心線と直交する姿勢で分岐部を弁体にて全閉状態にする場合には、予め弁体と分岐部との干渉を回避するため分岐部に逃げ部を形成して、分岐部の中心線方向の幅をその干渉を回避する限度で広げておく必要がある。この形態によれば、分岐部の中心線と直交し、かつ回転軸の軸線を含む平面を跨る姿勢で分岐部が弁体にて全閉状態とされるので、逃げ部を形成しなくても弁体と分岐部との干渉を回避することができる。従って、分岐部をその中心線に沿って直線状に形成できるので、分岐部の加工性を向上でき、しかも気流の乱れを抑えることができる。
この形態においては、前記分岐部の少なくとも一部及び前記弁体のそれぞれが、前記回転軸の軸線から前記弁体が前記平面を跨がる位置に亘り前記軸線方向の幅が一定となるように形成されていてもよい(請求項4)。例えば、分岐部が円形断面である場合には、回転軸の軸線方向の分岐部の幅が軸線から離れるに従って次第に狭まる。弁体は回転軸の半径方向外側にオフセットされて回転軸に取り付けられているので、弁体の形状が分岐部の断面形状に合わせて形成されていると、弁体の回転に伴って分岐部に食い込むように干渉してしまう。この形態によれば、当該幅が一定となるように分岐部の一部及び弁体がそれぞれ形成されているため、弁体と分岐部との干渉を回避でき弁体の動作をスムーズにできる。
以上説明したように、本発明によれば、吸気行程が重ならない複数の気筒の間に他の気筒が配置されている場合でも、当該複数の気筒のそれぞれに連通する分岐部を互いに隣り合わせになるように引き回す必要がないので、気筒から弁体までの分岐部の長さを全ての気筒に関して容易に揃えることができる。その結果、各気筒の吸入空気量のばらつきが抑制されてトルク変動やエミッション悪化等の弊害を防止することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の吸気装置をレシプロ型の4サイクル多気筒内燃機関に適用した一形態を示している。内燃機関1は4つの気筒2が一列に並べられた直列4気筒型である。図1では各気筒2をそれらの並び方向一端から他端側に向かって#1〜#4の番号を付して区別している。内燃機関1は、その爆発順序が#1→#3→#4→#2となるように設定され、外側の一対の気筒2(#1,#4)及び内側の一対の気筒2(#2,#3)の吸気行程は互いに重ならない(図7参照)。
内燃機関1は、シリンダヘッド4、吸気マニホールド5、及びシリンダヘッド4と吸気マニホールド5との間にガスケット(不図示)等のシール手段を介在させて配置された吸気制御弁ユニット6を備えている。シリンダヘッド4には各気筒2と連通する吸気ポート4a及び排気ポート4bが形成されている。吸気マニホールド5は、入口部5aと、入口部5aに連通するサージタンク5bと、サージタンク5bに連通し各気筒2のそれぞれに向かって分岐する分岐路5cとを有している。吸気マニホールド5の入口部5aには吸気流量を調整するスロットル弁7が設けられている。吸気制御弁ユニット6は、各吸気ポート4a及び分岐路5cのそれぞれの開口部の断面形状に対応して形成された4つの接続路60を有しており、各吸気ポート4aと分岐路5cとが接続路60を介して接続される。内燃機関1の吸気通路8は、吸気マニホールド5(入口部5a、サージタンク5b、分岐路5c)、接続路60、及び吸気ポート4aを含んで構成される。分岐路5c、接続路60、及び吸気ポート4aは気筒2毎に区分されており、本発明の分岐部に相当する。
図2にも示したように、吸気制御弁ユニット6は、各接続路60に配置された4つの弁体61を有している。なお、図2では、図示の便宜上、#2の気筒2に対応する接続路60及び弁体61の図示を省略した。各弁体61は各接続路60を貫くように配置された回転軸62に取り付けられて各接続路60を開閉する。各接続路60は、動作中の弁体61との干渉を回避するように断面形状が適宜に設定される。こうして、各弁体61は各吸気ポート4aに導かれる吸気量を調整する吸気制御弁として機能する。図3は回転軸62の一部の詳細を示している。回転軸62は、内側軸体621と外側軸体622とが回転自在に組み合わされた二重構造となっている。外側軸体622は内側軸体621と対応する寸法の孔が形成された中空軸体であり、その孔に内側軸体621が挿入されて回転軸62が形成される。図4は内側軸体621に弁体61が取り付けられている状態を示し、図5は図4の側面図を、図6は図4のIV-IV線断面図をそれぞれ示している。これらの図に示したように、外側軸体622には内側軸体621を露出させる切り欠き部622aが形成され、弁体61は、切り欠き部622aから突出する脚部63を介在させて外側軸体622と接触しないようにして内側軸体621に取り付けられている。従って、弁体61は回転軸62の半径方向外側に脚部63相当の距離だけオフセットされる。脚部63は、弁体61にカシメ等の締結手段にて取り付けられ、内側軸体621に溶接等の固定手段にて固定される。
切り欠き部622aの寸法は弁体61の可動範囲及び脚部63の寸法に応じて適宜に設定すればよい。但し、切り欠き部622aの寸法が大きくなると、外側軸体622の強度が低下するので許容できる範囲でできる限り小さくするとよい。本実施形態では、図5に示したように、切り欠き部622aは、回転軸62の軸線C1方向に関する寸法が脚部63の寸法よりも若干大きくされて脚部63と外側軸体622との干渉が回避される。また、図6に示したように、切り欠き部622aは、回転軸62の円周方向に関する寸法が脚部63の大きさを見込んで180度よりも若干大きくされる。これにより、図8(a)及び(b)にそれぞれ示したように、内側軸体621に取り付けられた弁体61の可動範囲X1と外側軸体622に取り付けられた弁体61の可動範囲X2とがそれぞれ最大90度に設定される。
図1及び図2に示したように、本実施形態では、#1及び#4の気筒2の弁体61が内側軸体621に、#2及び#3の気筒2の弁体61が外側軸体622に、それぞれ取り付けられる。図2に示したように、#2及び#3の気筒2の弁体61は、回転軸62の軸線C1から各弁体61までの距離が揃うように、脚部63よりも短い脚部66を介して外側軸体622に取り付けられている。内側軸体621の一端は第1ロータリーソレノイド(第1の駆動手段)64に、外側軸体622の一端は第2ロータリーソレノイド(第2の駆動手段)65にそれぞれ連結されて、それぞれの軸体が別々に回転駆動される。第1ロータリーソレノイド64及び第2ロータリーソレノイド65はそれぞれドライバ(不図示)を介して制御装置10に接続されている。本実施形態では、制御装置10として、内燃機関1の燃料噴射量等の各種パラメータに基づいて内燃機関1の運転状態を適正制御するためのエンジンコントロールユニット(ECU)を利用している。なお、ECUとは別に、第1ロータリーソレノイド64及び第2ロータリーソレノイド65を制御するための専用の装置を制御装置10として設けてもよい。以上によって、#1及び#4の気筒2の弁体61が同時に開閉制御され、#2及び#3の気筒2の弁体61が同時に開閉制御される。
図7は、内燃機関1のクランク角(°CA)に対する各気筒2の吸気弁及び弁体61の開度変化の一例を、吸気行程順に並べて示したものである。吸気弁の開度変化は曲線Aで、弁体61の開度変化は曲線Bでそれぞれ示されている。吸気弁が開弁している状態で弁体61を開閉制御することにより、吸気弁の開弁期間を変えずとも見かけ上の開弁期間を変化させることができる。図示の例では、斜線部Pに示したように、吸気弁の開弁開始に遅れて弁体61の開弁が開始され、吸気弁が完全に閉弁される前に弁体61が閉弁される。従って、図7の矢印Tに示したように、各気筒2の吸気行程が吸気弁を遅開き早閉じした状態と同等の状態に制御される。本実施形態では、#1及び#4の気筒2の弁体61は互いに同一動作をするが、#1及び#4の気筒2は吸気行程が互いに重ならない。即ち、#1及び#4の気筒2いずれか一方の吸気弁が開弁されている期間は、他方の吸気弁は閉弁されている期間となるため、吸気弁の閉弁期間に弁体61が開閉されても問題はない。従って、互いに隣接しない#1及び#4の気筒2の開弁期間を一つの駆動手段(第1ロータリーソレノイド64)でそれぞれ独立に制御できる。#2及び#3の気筒2についても互いに吸気行程が重複しないから、これらの気筒2の開弁期間を一つの駆動手段(第2ロータリーソレノイド65)でそれぞれ独立に制御できる。
従って、本実施形態によれば、各気筒2に関して駆動手段をそれぞれ設ける形態と比べて駆動手段の数を削減できる。また、内側軸体621と外側軸体622が同軸に設けられているため、2本の軸を並列に並べて弁体を回転させる形態と比較して吸気制御弁ユニット6をコンパクトにでき、更に、#1〜#4の気筒2について吸気弁から弁体61までの距離を揃えることができる。即ち、吸気弁、吸気ポート3a、接続路60、及び弁体61のそれぞれに囲まれた空間の体積を揃えることができるので、この体積が不揃いになった場合に生じる吸入空気量のばらつきが緩和されトルク変動やエミッションの悪化を抑制できる。
(第2の実施形態)
次に本発明の吸気装置の他の形態について説明する。この実施形態では、吸気制御弁ユニット6の接続路60の断面形状と、弁体61の形状及びその姿勢とを除き第1の形態と共通する。従って、以下の説明については第1の形態との相違点を中心に説明し、内燃機関の構成、弁体の取り付け構造等の共通の構成については説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る接続路60の断面図であり、図10は図9のIX-IX線断面図である。これらの図に示したように、弁体61は、回転軸62の軸線C1に関して図9の矢印方向に回転可能に設けられている。図9に示した弁体61の姿勢は、接続路60が全閉状態にされた場合の姿勢であり、接続路60の中心線C2方向に対して弁体61が回転方向側に傾き、接続路60の中心線C2と直交しかつ軸線C1を含む平面Sを跨いでいる。また、図10に示したように、弁体61が配置された接続路60の一部は、軸線C1から位置Qに亘る領域R1において軸線C1方向の幅Wが一定となるように形成されている。弁体61は、接続路60を全閉状態にできるように、接続路60の形状に合わせて軸線C1から位置Qまでに亘り軸線C1方向の幅Wが一定となるように形成される。
本実施形態では、弁体61にて接続路60が全閉状態にされた場合に、図9及び図10に示した平面Sを跨る姿勢となるので、弁体61が図9の矢印方向に回転して接続路60を開く場合においても弁体61の上端部61aが接続路60に干渉しない。従って、図11に示したような逃げ部Uを形成して上端部61aの接触が回避されるように中心線C2に沿って接続路60を広げる必要がない。図11のように弁体61が配置された場合、弁体61の斜線で示された領域R2が弁体の回転に伴って図11の上方に移動するため逃げ部Uの形成が不可避となる。
よって、本実施形態によれば、逃げ部Uを設けること無く図9に示した如く接続路60を中心線C2に沿って直線状に形成できるので、接続部60の加工性を向上でき、しかも気流の乱れを抑えることができる。また、接続路60の一部が、図10に示したように軸線C1から位置Qに亘る領域R1において軸線C1方向の幅Wが一定となるように形成されているため、弁体61の回転に伴って接続路60に干渉することを回避できる。
本発明は以上の実施形態に限定されず、種々の形態で実施してよい。本発明の適用対象となる内燃機関の形式は上記の実施形態に限定されず、直列4気筒以外の他の内燃機関に適用できる。要は、吸気行程が重ならない複数の気筒間に少なくとも一つの気筒が更に配置された内燃機関であれば本発明を適用できる。
吸気制御弁ユニット6がシリンダヘッド4及び吸気マニホールド5と別体であることは必須ではなく、吸気制御弁ユニット6をシリンダヘッド4又は吸気マニホールド5に一体化してもよい。弁体61は、本発明の分岐部を構成する吸気マニホールド5の分岐路5c、接続路60、及び吸気ポート4aのいずれに設けてもよい。内側軸体621又は外側軸体622の駆動手段は特に限定されず、電動モータ等でもよい。
また、第2の実施形態に係る発明については、弁体が吸気制御弁として機能し、かつ弁体が設けられる回転軸が二重構造のものに限定されない。例えば、吸気通路に配置されるスロットル弁等にこの発明を適用してもよい。従って、この発明を、所定の通路に配置される弁体が回転軸の半径方向外側にオフセットされるとともに、通路の中心線と直交し、かつ回転軸の軸線を含む平面を跨がる姿勢で通路が全閉状態にされるようにして回転軸に設けられている弁構造として実現してもよい。この場合には、通路の少なくとも一部及び弁体のそれぞれが、回転軸の軸線から前記平面を弁体が跨がる位置に亘り軸線方向の幅が一定となるように形成されてもよい。
本発明の吸気装置をレシプロ型の4サイクル内燃機関に適用した一形態を示した図。 図1の吸気制御弁ユニットの詳細を示した図。 図1の回転軸の詳細を示した図。 内側軸体に弁体が取り付けられている状態を示した図。 図4の側面図。 図4のIV-IV線断面図。 内燃機関のクランク角(°CA)に対する各気筒の吸気弁及び弁体の開度変化の一例を吸気行程順に並べて示した図。 各弁体の可動範囲を示した図であり、(a)は内側軸体に取り付けられた弁体の可動範囲、(b)は外側軸体に取り付けられた弁体の可動範囲をそれぞれ示している。 第2の実施形態に係る接続路の断面図。 図9のIX-IX線断面図。 接続路に逃げ部を形成する必要がある弁体の配置状態を示した図。
符号の説明
1 多気筒内燃機関
2 気筒
60 接続路(分岐部)
61 弁体
62 回転軸
64 第1ロータリーソレノイド(第1の駆動手段)
65 第2ロータリーソレノイド(第2の駆動手段)
621 内側軸体
622 外側軸体
C1 軸線
C2 中心線
S 平面
W 幅

Claims (4)

  1. 吸気行程が重ならない複数の気筒間に少なくとも一つの気筒が更に配置され、かつ、気筒毎に区分された複数の分岐部を有する吸気通路が設けられた内燃機関に適用される吸気装置であって、
    前記複数の分岐部にそれぞれ設けられて各分岐部を開閉する複数の弁体と、内側軸体と外側軸体とが回転自在に同軸に組み合わされた回転軸と、前記内側軸体を回転駆動する第1の駆動手段と、前記外側軸体を回転駆動する第2の駆動手段と、を有し、
    前記吸気行程が重ならない複数の気筒のそれぞれに連通する分岐部の弁体が、前記内側軸体又は前記外側軸体のいずれか一方の軸体に取り付けられ、前記吸気行程が重ならない複数の気筒間の気筒に連通する分岐部の弁体がいずれか他方の軸体に取り付けられていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記弁体が、前記回転軸の半径方向外側にオフセットされて前記内側軸体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記弁体は、前記分岐部の中心線と直交し、かつ前記回転軸の軸線を含む平面を跨がる姿勢で前記分岐部が全閉状態にされるように、前記内側軸体に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 前記分岐部の少なくとも一部及び前記弁体のそれぞれが、前記回転軸の軸線から前記弁体が前記平面を跨がる位置に亘り前記軸線方向の幅が一定となるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の多気筒内燃機関の吸気装置。
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JP2009191746A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Toyota Motor Corp 多気筒内燃機関の吸気制御装置

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