JP4900904B2 - 基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体 - Google Patents

基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4900904B2
JP4900904B2 JP2006053670A JP2006053670A JP4900904B2 JP 4900904 B2 JP4900904 B2 JP 4900904B2 JP 2006053670 A JP2006053670 A JP 2006053670A JP 2006053670 A JP2006053670 A JP 2006053670A JP 4900904 B2 JP4900904 B2 JP 4900904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
substrate
unit
substrate processing
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006053670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007234809A5 (ja
JP2007234809A (ja
Inventor
健 横内
文子 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2006053670A priority Critical patent/JP4900904B2/ja
Priority to CNA2007100791296A priority patent/CN101030525A/zh
Priority to KR1020070018840A priority patent/KR100874278B1/ko
Priority to TW096106879A priority patent/TWI445047B/zh
Priority to US11/679,363 priority patent/US20070199655A1/en
Publication of JP2007234809A publication Critical patent/JP2007234809A/ja
Publication of JP2007234809A5 publication Critical patent/JP2007234809A5/ja
Priority to US13/115,673 priority patent/US20110224818A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4900904B2 publication Critical patent/JP4900904B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/306Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching
    • H01L21/3065Plasma etching; Reactive-ion etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67063Apparatus for fluid treatment for etching
    • H01L21/67069Apparatus for fluid treatment for etching for drying etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体に関し、特に、基板の処理条件を変更する基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体に関する。
基板としてのウエハに所定の処理、例えば、プラズマ処理を施す基板処理装置は、通常、1枚のウエハを処理する間において、このウエハに施すプラズマ処理の処理条件を変更することがない。また、基板処理装置が実行するプラズマ処理の処理条件はプロセス・レシピ(以下、単に「レシピ」という。)と呼ばれ、レシピは基板処理装置に接続されたサーバ等に保存される。
基板処理装置は、処理室内において各ウエハにプラズマ処理を施すプロセスユニットと、1ロットに相当する複数のウエハを収容する容器からウエハを取り出し搬送するローダーユニットと、ローダーユニット及びプロセスユニット間のウエハの受け渡しを行うロード・ロックユニットとを備える。
この基板処理装置は、ウエハに、例えばプラズマ処理を施す場合において、該処理を施すプロセスユニットに故障やプロセス異常等の何らかの異常(エラー)が発生したことによって当該ウエハに対する処理を中止したときに、このウエハ(以下、「未完了ウエハ」という。)の残りの処理条件から残処理レシピを作成し、該残処理レシピに基づいて未完了ウエハに対して処理を再実行していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−319961号公報
しかしながら、従来の基板処理装置では、上述したようにウエハに対する処理を中止した時点での未完了ウエハの残りの処理条件から残処理レシピを作成していたので、処理を中止するに至った状況によっては、当該残処理レシピに基づいて当該未完了ウエハに対して処理を再実行できない場合があり、この場合、当該未完了ウエハを処理室内から取り出す必要があった。
本発明の目的は、処理が中止された基板を処理室内から取り出すことなく処理が中止された基板に対して最適な処理を再実行することができる基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理装置は、基板に対して所定加工処理を実行する基板処理ユニットと、前記所定の加工処理の処理条件を設定する設定部と、前記処理条件に基づく前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理の実行中における前記基板処理ユニットの異常を検知する検知部と、前記検知部により異常が検知されたときに前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理を中止する中止部とを備える基板処理装置であって記基板を前記基板処理ユニットから取り出すことなく前記検知部によって検知された常に対応した加工処理を前記基板に実行させために、前記中止部によって処理が中止された基板の前記処理条件を変更する変更部を備えることを特徴とする。
請求項2記載の基板処理装置は、請求項1記載の基板処理装置において、前記変更部は、操作者による前記処理条件に対する修正入力があったときに前記修正入力に応じて前記処理条件を修正することにより前記処理条件の変更を行い、操作者による前記処理条件に対する修正入力がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする。
請求項3記載の基板処理装置は、請求項1又は2記載の基板処理装置において、前記処理条件は複数の処理単位を含み、前記変更部は、操作者により前記複数の処理単位の中から再実行が指定された処理単位があるときは前記指された処理単位を実行するように前記処理条件の変更を行い、操作者により前記複数の処理単位の中から再実行が指定された処理単位がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の基板処理条件変更方法は、基板に対して所定加工処理を実行する基板処理ユニットにおける処理条件を設定する設定ステップと、前記処理条件に基づく前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理の実行中における前記基板処理ユニットの異常を検知する検知ステップと、前記検知ステップにより異常が検知されたときに前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理を中止する中止ステップとを有する基板処理条件変更方法であって記基板を前記基板処理ユニットから取り出すことなく前記検知ステップによって検知された異常発生に対応した加工処理を前記基板に実行させために、前記中止ステップによって処理が中止された基板の前記処理条件を変更する変更ステップを有することを特徴とする。
請求項5記載の基板処理条件変更方法は、請求項4記載の基板処理条件変更方法において、前記変更ステップは、操作者による前記処理条件に対する修正入力があったときに前記修正入力に応じて前記処理条件を修正することにより前記処理条件の変更を実行し、操作者による前記処理条件に対する修正入力がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする。
請求項6記載の基板処理条件変更方法は、請求項4又は5記載の基板処理条件変更方法において、前記処理条件は複数の処理単位を含み、前記変更ステップ、操作者により前記複数の処理単位の中から再実行が指定された処理単位があるときは前記指定された処理単位を実行するように前記処理条件の変更を行い、操作者により前記複数のステップの中から再実行が指定された処理単位がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載の記憶媒体は、基板処理装置が備えるコンピュータに基板処理条件変更方法を実行させるためのプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記基板処理条件変更方法は、基板に対して所定加工処理を実行する基板処理ユニットにおける処理条件を設定する設定ステップと、前記処理条件に基づく前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理の実行中における前記基板処理ユニットの異常を検知する検知ステップと、前記検知ステップにより異常が検知されたときに前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理を中止する中止ステップと、前記基板を前記基板処理ユニットから取り出すことなく前記検知ステップにより検知された常に対応した加工処理を前記基板に実行させために、前記中止ステップによって処理が中止された基板の前記処理条件を変更する変更ステップとを有することを特徴とする。
請求項1記載の基板処理装置、請求項4記載の基板処理条件変更方法及び請求項7記載の記憶媒体によれば、処理が中止された基板の処理条件を変更するので、当該処理が中止されるに至った状況に基づいて当該処理が中止された基板に対する処理条件を任意に変更することができ、もって、処理が中止された基板を処理室内から取り出すことなく処理が中止された基板に対して最適な処理を再実行することができる。
請求項2記載の基板処理装置及び請求項5記載の基板処理条件変更方法によれば、修正入力があるときは処理条件を修正することにより前記処理条件の変更を行い、前記修正入力がないときは処理条件の変更を行わないので、当該処理が中止されるに至った状況に基づいて当該処理が中止された基板に対する処理条件を容易に変更することができる。
請求項3記載の基板処理装置及び請求項6記載の基板処理条件変更方法によれば、指定された再実行があるときは複数の処理条件から処理条件を指定することにより処理条件の変更を行い、前記指定された再実行がないときは前記処理条件の変更を行わないので、当該処理が中止されるに至った状況に基づいて当該処理が中止された基板に対する処理条件を更に容易に変更することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。
図1において、基板処理装置10は、電子デバイス用のウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)(基板)Wに反応性イオンエッチング(以下、「RIE」という。)処理を施す第1のプロセスシップ11と、該第1のプロセスシップ11と平行に配置され、第1のプロセスシップ11においてRIE処理が施されたウエハWに後述するCOR(Chemical Oxide Removal)処理及びPHT(Post Heat Treatment)処理を施す第2のプロセスシップ12と、第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12がそれぞれ接続された矩形状の共通搬送室としてのローダーユニット13とを備える。
ここで、COR処理は、被処理体の酸化膜とガス分子を化学反応させて生成物を生成する処理であり、PHT処理は、COR処理が施された被処理体を加熱して、COR処理の化学反応によって被処理体に生成した生成物を気化・熱酸化(Thermal Oxidation)させて被処理体から除去する処理である。以上のように、COR処理及びPHT処理、特に、COR処理は、プラズマを用いず且つ水成分を用いずに被処理体の酸化膜を除去する処理であるため、プラズマレスエッチング処理及びドライクリーニング処理(乾燥洗浄処理)に該当する。
ローダーユニット13には、上述した第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12の他、1ロットに相当する25枚のウエハWを収容する容器としてのフープ(Front Opening Unified Pod)14がそれぞれ載置される3つのフープ載置台15と、フープ14から搬出されたウエハWの位置をプリアライメントするオリエンタ16と、ウエハWの表面状態を計測する第1及び第2のIMS(Integrated Metrology System、Therma-Wave, Inc.)17,18とが接続されている。
第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12は、ローダーユニット13の長手方向における側壁に接続されると共にローダーユニット13を挟んで3つのフープ載置台15と対向するように配置され、オリエンタ16はローダーユニット13の長手方向に関する一端に配置され、第1のIMS17はローダーユニット13の長手方向に関する他端に配置され、第2のIMS18は3つのフープ載置台15と並列に配置される。
ローダーユニット13は、内部に配置された、ウエハWを搬送するスカラ型デュアルアームタイプの搬送アーム機構19と、各フープ載置台15に対応するように側壁に配置されたウエハWの投入口としての3つのロードポート20とを有する。各ロードポート20は対応する各フープ載置台15が載置するフープ14と接続する。搬送アーム機構19は、フープ載置台15に載置されたフープ14からウエハWをロードポート20経由で取り出し、該取り出したウエハWを第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12、オリエンタ16、第1のIMS17や第2のIMS18へ搬出入する。
第1のIMS17は光学系のモニタであり、搬入されたウエハWを載置する載置台21と、該載置台21に載置されたウエハWを指向する光学センサ22とを有し、ウエハWの表面形状、例えば、表面層の膜厚、及び配線溝やゲート電極等のCD(Critical Dimension)値を測定する。第2のIMS18も光学系のモニタであり、第1のIMS17と同様に、載置台23と光学センサ24とを有し、ウエハWの表面におけるパーティクル数を計測する。
第1のプロセスシップ11は、ウエハWにRIE処理を施す第1のプロセスユニット25と、該第1のプロセスユニット25にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第1の搬送アーム26を内蔵する第1のロード・ロックユニット27とを有する。
第1のプロセスユニット25は、円筒状の処理室容器(チャンバ)と、該チャンバ内に配置された上部電極及び下部電極とを有し、該上部電極及び下部電極の間の距離はウエハWにRIE処理を施すための適切な間隔に設定されている。また、下部電極はウエハWをクーロン力等によってチャックするESC28をその頂部に有する。
第1のプロセスユニット25は、チャンバ内部に処理ガスを導入し、上部電極及び下部電極間に電界を発生させることによって導入された処理ガスをプラズマ化してイオン及びラジカルを発生させ、該イオン及びラジカルによってウエハWにRIE処理を施す。
第1のプロセスシップ11では、ローダーユニット13の内部圧力は大気圧に維持される一方、第1のプロセスユニット25の内部圧力は真空に維持される。そのため、第1のロード・ロックユニット27は、第1のプロセスユニット25との連結部に真空ゲートバルブ29を備えると共に、ローダーユニット13との連結部に大気ゲートバルブ30を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
第1のロード・ロックユニット27の内部には、略中央部に第1の搬送アーム26が設置され、該第1の搬送アーム26より第1のプロセスユニット25側に第1のバッファ31が設置され、第1の搬送アーム26よりローダーユニット13側には第2のバッファ32が設置される。第1のバッファ31及び第2のバッファ32は、第1の搬送アーム26の先端部に配置されたウエハWを支持する支持部(ピック)33が移動する軌道上に配置され、RIE処理が施されたウエハWを一時的に支持部33の軌道の上方に待避させることにより、RIE未処理のウエハWとRIE処理済みのウエハWとの第1のプロセスユニット25における円滑な入れ換えを可能とする。
第2のプロセスシップ12は、ウエハWにCOR処理を施す第2のプロセスユニット34と、該第2のプロセスユニット34に真空ゲートバルブ35を介して接続された、ウエハWにPHT処理を施す第3のプロセスユニット36と、第2のプロセスユニット34及び第2のプロセスユニット36にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第2の搬送アーム37を内蔵する第2のロード・ロックユニット49とを有する。
図2は、図1における第2のプロセスユニット34の断面図であり、図2(A)は図1における線II−IIに沿う断面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA部の拡大図である。
図2(A)において、第2のプロセスユニット34は、円筒状の処理室容器(チャンバ)38と、該チャンバ38内に配置されたウエハWの載置台としてのESC39と、チャンバ38の上方に配置されたシャワーヘッド40と、チャンバ38内のガス等を排気するTMP(Turbo Molecular Pump)41と、チャンバ38及びTMP41の間に配置され、チャンバ38内の圧力を制御する可変式バタフライバルブとしてのAPC(Automatic Pressure Control)バルブ42とを有する。
ESC39は、内部に直流電圧が印加される電極板(図示しない)を有し、直流電圧により発生するクーロン力又はジョンソン・ラーベック(Johnsen-Rahbek)力によってウエハWを吸着して保持する。また、ESC39は調温機構として冷媒室(図示しない)を有する。この冷媒室には所定温度の冷媒、例えば、冷却水やガルデン液が循環供給され、当該冷媒の温度によってESC39の上面に吸着保持されたウエハWの処理温度が制御される。さらに、ESC39は、ESC39の上面とウエハの裏面との間に伝熱ガス(ヘリウムガス)を満遍なく供給する伝熱ガス供給系統(図示しない)を有する。伝熱ガスは、COR処理の間、冷媒によって所望の指定温度に維持されたESC39とウエハとの熱交換を行い、ウエハを効率よく且つ均一に冷却する。
また、ESC39は、その上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン56を有し、これらのプッシャーピン56は、ウエハWがESC39に吸着保持されるときにはESC39に収容され、COR処理が施されたウエハWをチャンバ38から搬出するときには、ESC39の上面から突出してウエハWを上方へ持ち上げる。
シャワーヘッド40は2層構造を有し、下層部43及び上層部44のそれぞれに第1のバッファ室45及び第2のバッファ室46を有する。第1のバッファ室45及び第2のバッファ室46はそれぞれガス通気孔47,48を介してチャンバ38内に連通する。すなわち、シャワーヘッド40は、第1のバッファ室45及び第2のバッファ室46にそれぞれ供給されるガスのチャンバ38内への内部通路を有する、階層状に積み重ねられた2つの板状体(下層部43、上層部44)からなる。
ウエハWにCOR処理を施す際、第1のバッファ室45にはNH3(アンモニア)ガスが後述するアンモニアガス供給管57から供給され、該供給されたアンモニアガスはガス通気孔47を介してチャンバ38内へ供給されると共に、第2のバッファ室46にはHF(弗化水素)ガスが後述する弗化水素ガス供給管58から供給され、該供給された弗化水素ガスはガス通気孔48を介してチャンバ38内へ供給される。
また、シャワーヘッド40はヒータ(図示しない)、例えば、加熱素子を内蔵する。この加熱素子は、好ましくは、上層部44上に配置されて第2のバッファ室46内の弗化水素ガスの温度を制御する。
また、図2(B)に示すように、ガス通気孔47,48におけるチャンバ38内への開口部は末広がり状に形成される。これにより、アンモニアガスや弗化水素ガスをチャンバ38内へ効率よく拡散することができる。さらに、ガス通気孔47,48は断面がくびれ形状を呈するので、チャンバ38で発生した堆積物がガス通気孔47,48、引いては、第1のバッファ室45や第2のバッファ室46へ逆流するのを防止することができる。なお、ガス通気孔47,48は螺旋状の通気孔であってもよい。
この第2のプロセスユニット34は、チャンバ38内の圧力と、アンモニアガス及び弗化水素ガスの体積流量比を調整することによってウエハWにCOR処理を施す。また、この第2のプロセスユニット34は、チャンバ38内において初めてアンモニアガス及び弗化水素ガスが混合するように設計されている(ポストミックス設計)ため、チャンバ38内に上記2種類のガスが導入されるまで、該2種類の混合ガスが混合するのを防止して、弗化水素ガスとアンモニアガスとがチャンバ38内への導入前に反応するのを防止する。
また、第2のプロセスユニット34では、チャンバ38の側壁がヒータ(図示しない)、例えば、加熱素子を内蔵し、チャンバ38内の雰囲気温度が低下するのを防止する。これにより、COR処理の再現性を向上することができる。また、側壁内の加熱素子は、側壁の温度を制御することによってチャンバ38内に発生した副生成物が側壁の内側に付着するのを防止する。
図1に戻り、第3のプロセスユニット36は、筐体状の処理室容器(チャンバ)50と、該チャンバ50内に配置されたウエハWの載置台としてのステージヒータ51と、該ステージヒータ51の周りに配置され、ステージヒータ51に載置されたウエハWを上方に持ち上げるバッファアーム52と、チャンバ内及び外部雰囲気を遮断する開閉自在な蓋としてのPHTチャンバリッド(図示しない)とを有する。
ステージヒータ51は、表面に酸化皮膜が形成されたアルミからなり、内蔵された電熱線等によって載置されたウエハWを所定の温度まで加熱する。具体的には、ステージヒータ51は載置したウエハWを少なくとも1分間に亘って100〜200℃、好ましくは約135℃まで直接加熱する。
PHTチャンバリッドにはシリコンゴム製のシートヒータが配される。また、チャンバ50の側壁にはカートリッジヒータ(図示しない)が内蔵され、該カートリッジヒータはチャンバ50の側壁の壁面温度を25〜80℃に制御する。これにより、チャンバ50の側壁に副生成物が付着するのを防止し、付着した副生成物に起因するパーティクルの発生を防止してチャンバ50のクリーニング周期を延伸する。なお、チャンバ50の外周は熱シールドによって覆われている。
ウエハWを上方から加熱するヒータとして、上述したシートヒータの代わりに、紫外線放射(UV radiation)ヒータを配してもよい。紫外線放射ヒータとしては、波長190〜400nmの紫外線を放射する紫外線ランプ等が該当する。
バッファアーム52は、COR処理が施されたウエハWを一時的に第2の搬送アーム37における支持部53の軌道の上方に待避させることにより、第2のプロセスユニット34や第3のプロセスユニット36におけるウエハWの円滑な入れ換えを可能とする。
この第3のプロセスユニット36は、ウエハWの温度を調整することによってウエハWにPHT処理を施す。
第2のロード・ロックユニット49は、第2の搬送アーム37を内蔵する筐体状の搬送室(チャンバ)70を有する。また、ローダーユニット13の内部圧力は大気圧に維持される一方、第2のプロセスユニット34及び第3のプロセスユニット36の内部圧力は真空に維持される。そのため、第2のロード・ロックユニット49は、第3のプロセスユニット36との連結部に真空ゲートバルブ54を備えると共に、ローダーユニット13との連結部に大気ドアバルブ55を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
図3は、図1における第2のプロセスシップ34の概略構成を示す斜視図である。
図3において、第2のプロセスユニット34は、第1のバッファ室45へアンモニアガスを供給するアンモニアガス供給管57と、第2のバッファ室46へ弗化水素ガスを供給する弗化水素ガス供給管58と、チャンバ38内の圧力を測定する圧力ゲージ59と、ESC39内に配設された冷却系統に冷媒を供給するチラーユニット60とを備える。
アンモニアガス供給管57にはMFC(Mass Flow Controller)(図示しない)が設けられ、該MFCは第1のバッファ室45へ供給するアンモニアガスの流量を調整すると共に、弗化水素ガス供給管58にもMFC(図示しない)が設けられ、該MFCは第2のバッファ室46へ供給する弗化水素ガスの流量を調整する。アンモニアガス供給管57のMFCと弗化水素ガス供給管58のMFCは協働して、チャンバ38へ供給されるアンモニアガスと弗化水素ガスの体積流量比を調整する。
また、第2のプロセスユニット34の下方には、DP(Dry Pump)(図示しない)に接続された第2のプロセスユニット排気系61が配置される。第2のプロセスユニット排気系61は、チャンバ38とAPCバルブ42の間に配設された排気ダクト62と連通する排気管63と、TMP41の下方(排気側)に接続された排気管64とを有し、チャンバ38内のガス等を排気する。なお、排気管64はDPの手前において排気管63に接続される。
第3のプロセスユニット36は、チャンバ50へ窒素(N2)ガスを供給する窒素ガス供給管65と、チャンバ50内の圧力を測定する圧力ゲージ66と、チャンバ50内の窒素ガス等を排気する第3のプロセスユニット排気系67とを備える。
窒素ガス供給管65にはMFC(図示しない)が設けられ、該MFCはチャンバ50へ供給される窒素ガスの流量を調整する。第3のプロセスユニット排気系67は、チャンバ50に連通すると共にDPに接続された本排気管68と、該本排気管68の途中に配されたAPCバルブ69と、本排気管68からAPCバルブ69を回避するように分岐し、且つDPの手前において本排気管68に接続される副排気管68aとを有する。APCバルブ69は、チャンバ50内の圧力を制御する。
第2のロード・ロックユニット49は、チャンバ70へ窒素ガスを供給する窒素ガス供給管71と、チャンバ70内の圧力を測定する圧力ゲージ72と、チャンバ70内の窒素ガス等を排気する第2のロード・ロックユニット排気系73と、チャンバ70内を大気開放する大気連通管74とを備える。
窒素ガス供給管71にはMFC(図示しない)が設けられ、該MFCはチャンバ70へ供給される窒素ガスの流量を調整する。第2のロード・ロックユニット排気系73は1本の排気管からなり、該排気管はチャンバ70に連通すると共に、DPの手前において第3のプロセスユニット排気系67における本排気管68に接続される。また、第2のロード・ロックユニット排気系73及び大気連通管74はそれぞれ開閉自在な排気バルブ75及びリリーフバルブ76を有し、該排気バルブ75及びリリーフバルブ76は協働してチャンバ70内の圧力を大気圧から所望の真空度までのいずれかに調整する。
図1に戻り、基板処理装置10は、第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12及びローダーユニット13の動作を制御するシステムコントローラと、ローダーユニット13の長手方向に関する一端に配置されたオペレーションパネル88を備える。
オペレーションパネル88は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部を有し、該表示部は基板処理装置10の各構成要素の動作状況を表示する。
図4に示すように、システムコントローラは、EC(Equipment Controller)89と、3つのMC(Module Controller)90,91,92と、EC89及び各MCを接続するスイッチングハブ93とを備える。該システムコントローラはEC89からLAN(Local Area Network)170を介して、基板処理装置10が設置されている工場全体の製造工程を管理するMES(Manufacturing Execution System)としてのPC171に接続されている。MESは、システムコントローラと連携して工場における工程に関するリアルタイム情報を基幹業務システム(図示しない)にフィードバックすると共に、工場全体の負荷等を考慮して工程に関する判断を行う。
EC89は、各MCを統括して基板処理装置10全体の動作を制御する主制御部(マスタ制御部)である。また、EC89は、CPU、RAM、HDD等を有し、オペレーションパネル88においてユーザ等によって指定されたウエハWの処理条件、すなわち、レシピに対応するプログラムに応じて制御信号を送信することにより、第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12及びローダーユニット13の動作を制御する。
また、EC89は、図5に示すように、ウエハWのレシピを設定する設定部と、各プロセスユニットの異常を検知する検知部と、該検知部が異常を検知したときに各プロセスユニットのウエハWの処理を中止する中止部と、ウエハWに設定されたレシピを変更する変更部と、これらに夫々接続されたシステムバスとを備える。
図4に戻り、スイッチングハブ93は、EC89からの制御信号に応じてEC89の接続先としてのMCを切り替える。
MC90,91,92は、それぞれ第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12及びローダーユニット13の動作を制御する副制御部(スレーブ制御部)である。各MCは、DIST(Distribution)ボード96によってGHOSTネットワーク95を介して各I/O(入出力)モジュール97,98,99にそれぞれ接続される。GHOSTネットワーク95は、MCが有するMCボードに搭載されたGHOST(General High-Speed Optimum Scalable Transceiver)と称されるLSIによって実現されるネットワークである。GHOSTネットワーク95には、最大で31個のI/Oモジュールを接続可能であり、GHOSTネットワーク95では、MCがマスタに該当し、I/Oモジュールがスレーブに該当する。
I/Oモジュール98は、第2のプロセスシップ12における各構成要素(以下、「エンドデバイス」という。)に接続された複数のI/O部100からなり、各エンドデバイスへの制御信号及び各エンドデバイスからの出力信号の伝達を行う。I/Oモジュール98においてI/O部100に接続されるエンドデバイスには、例えば、第2のプロセスユニット34におけるアンモニアガス供給管57のMFC、弗化水素ガス供給管58のMFC、圧力ゲージ59及びAPCバルブ42、第3のプロセスユニット36における窒素ガス供給管65のMFC、圧力ゲージ66、APCバルブ69、バッファアーム52及びステージヒータ51、並びに、第2のロード・ロックユニット49における窒素ガス供給管71のMFC、圧力ゲージ72及び第2の搬送アーム37等が該当する。
なお、I/Oモジュール97,99は、I/Oモジュール98と同様の構成を有し、第1のプロセスシップ11に対応するMC90及びI/Oモジュール97の接続関係、並びにローダーユニット13に対応するMC92及びI/Oモジュール99の接続関係も、上述したMC91及びI/Oモジュール98の接続関係と同様の構成であるため、これらの説明を省略する。
また、各GHOSTネットワーク95には、I/O部100におけるデジタル信号、アナログ信号及びシリアル信号の入出力を制御するI/Oボード(図示しない)も接続される。
基板処理装置10において、ウエハWにCOR処理を施す際には、COR処理のレシピに対応するプログラムに応じてEC89が、スイッチングハブ93、MC91、GHOSTネットワーク95及びI/Oモジュール98におけるI/O部100を介して、所望のエンドデバイスに制御信号を送信することによって第2のプロセスユニット34においてCOR処理を実行する。
具体的には、EC89が、アンモニアガス供給管57のMFC及び弗化水素ガス供給管58のMFCに制御信号を送信することによってチャンバ38におけるアンモニアガス及び弗化水素ガスの体積流量比を所望の値に調整し、TMP41及びAPCバルブ42に制御信号を送信することによってチャンバ38内の圧力を所望の値に調整する。また、このとき、圧力ゲージ59がチャンバ38内の圧力値を出力信号としてEC89に送信し、該EC89は送信されたチャンバ38内の圧力値に基づいて、アンモニアガス供給管57のMFC、弗化水素ガス供給管58のMFC、APCバルブ42やTMP41の制御パラメータを決定する。
また、ウエハWにPHT処理を施す際には、PHT処理のレシピに対応するプログラムに応じてEC89が、所望のエンドデバイスに制御信号を送信することによって第3のプロセスユニット36においてPHT処理を実行する。
具体的には、EC89が、窒素ガス供給管65のMFC及びAPCバルブ69に制御信号を送信することによってチャンバ50内の圧力を所望の値に調整し、ステージヒータ51に制御信号を送信することによってウエハWの温度を所望の温度に調整する。また、このとき、圧力ゲージ66がチャンバ50内の圧力値を出力信号としてEC89に送信し、該EC89は送信されたチャンバ50内の圧力値に基づいて、APCバルブ69や窒素ガス供給管65のMFCの制御パラメータを決定する。
図4のシステムコントローラでは、複数のエンドデバイスがEC89に直接接続されることなく、該複数のエンドデバイスに接続されたI/O部100がモジュール化されてI/Oモジュールを構成し、該I/OモジュールがMC及びスイッチングハブ93を介してEC89に接続されるため、通信系統を簡素化することができる。
また、EC89が送信する制御信号には、所望のエンドデバイスに接続されたI/O部100のアドレス及び当該I/O部100を含むI/Oモジュールのアドレスが含まれているため、スイッチングハブ93は制御信号におけるI/Oモジュールのアドレスを参照し、MCのGHOSTが制御信号におけるI/O部100のアドレスを参照することによって、スイッチングハブ93やMCがCPUに制御信号の送信先の問い合わせを行う必要を無くすことができ、これにより、制御信号の円滑な伝達を実現することができる。
上述した基板処理装置10において、複数のウエハWにRIE処理、COR処理やPHT処理を施すことによって電子デバイスを量産する場合、操作者はオペレーションパネル88を通じてレシピバッファリング機能を「有効」に設定する。レシピバッファリング機能はレシピに対応した各処理の途中でエラーが発生したことにより操作者によってレシピが修正された場合において、次のウエハWに修正されたレシピが反映されるのを禁止する機能である。このとき、EC89は1つのフープ14に収容された1ロットに相当するウエハWに各処理が施される間、上述した各処理の途中でエラーが発生した場合を除いて、操作者による第1のプロセスユニット25、第2のプロセスユニット34、又は第3のプロセスユニット36のレシピの修正入力を受け付けない。また、EC89はMC90やMC91を制御して第1のプロセスユニット25、第2のプロセスユニット34、又は第3のプロセスユニット36のレシピをそのまま維持する。
次に、本発明の実施の形態に係る基板処理装置によって実行される基板処理について説明する。
基板処理はEC89がプログラムや操作者による入力等に応じて第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12、及びローダーユニット13の動作を制御することによって実行される。また、基板処理は第1のプロセスユニット25、第2のプロセスユニット34、及び第3のプロセスユニット36のいずれにも適用可能であるが、以下、簡単のために、第1のプロセスユニット25に着目して説明を行う。
図6は、本実施の形態に係る基板処理装置によって実行される第1の基板処理の手順を示すフローチャートである。図7は、オペレーションパネル88の表示部に表示されるレシピ編集画面を示す図である。
図6において、まず、操作者により、ウエハWに施すRIE処理のレシピとして図7(A)に示すレシピが入力される。図7(A)に示すレシピは、安定ステップ、第1の時間ステップ、第2の時間ステップ、及び終了ステップの順で各ステップを含むRIE処理ステップを表す情報であり、各ステップの処理時間等の情報を含む。このレシピにおいて、安定ステップは、続く時間ステップにおいてウエハWにRF印可処理等を実行するために、チャンバ内の状態を整えるステップであり、時間ステップは、RF印可処理やRF無印可処理等の処理をウエハWに施すステップであり、終了ステップは、全てのRIE処理が実行されたウエハWをチャンバ外に搬出するためにチャンバ内の状態を整えたり、当該ウエハWをチャンバ外に搬出したりするステップである。
次いで、EC89は、ウエハWに施すRIE処理のレシピとして上述した操作者により入力されたレシピを設定し、該レシピを第1のプロセスユニット25に展開する(ステップS601)(設定ステップ)。
次いで、フープ14からローダーユニット13や第1のロード・ロックユニット27を介して第1のプロセスユニット25へウエハWを搬入して(ステップS602)、当該レシピのステップを実行しても問題がないか否かを検査(以下、「レシピチェック」という。)して(ステップS603)、該レシピに対応したRIE処理を最初のステップから順にウエハWに対して実行する(ステップS604)。
さらに、第1のプロセスユニット25において、該レシピに対応したRIE処理の途中でエラーの発生を検知すると(ステップS604)(検知ステップ)と、EC89は第1のプロセスユニット25におけるRIE処理を中断する(ステップS606)(中止ステップ)。本処理においては、図7(A)のレシピにおける第2の時間ステップの途中でエラーが発生した場合を想定する。このとき、ウエハWは第1のプロセスユニット25から搬出されず、第1のプロセスユニット25内に留められる。そして、EC89はオペレーションパネル88に図7(A)に示すレシピ編集画面を表示する。操作者は、このレシピ編集画面からレシピの修正入力を行うことができる。本処理では、レシピにおける安定ステップ以外のステップの途中でエラーが発生し、ウエハWに対してRIE処理を中断した場合、操作者によってエラーが発生したステップ(以下、「エラー発生ステップ」という。)の終了条件、処理時間、並びにRFの印可から無印可又は無印可から印可への修正入力以外のレシピの修正入力によりレシピが修正されたときは、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行してから当該エラー発生ステップをエラー発生時の残りの処理時間(以下、「残時間」という。)だけ実行するので、操作者はエラー発生ステップの直前の安定ステップのレシピをエラー発生ステップのレシピの修正入力に対応するように修正入力を行う(図7(B))。
次いで、EC89は上述したような操作者によるレシピの修正入力があるか否かを判別し(ステップS607)、レシピの修正入力があるときは、EC89はレシピの修正入力に応じてレシピを修正し、該修正されたレシピを第1のプロセスユニット25において展開して(ステップS608)(変更ステップ)、当該修正されたレシピのレシピチェックを行い(ステップS609)、次いで、修正されたレシピのエラー発生ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS610)。
ステップS610の処理では、エラー発生ステップの終了条件、処理時間、並びにRFの印可から無印可又は無印可から印可への修正以外のレシピの修正がされた場合は、上述したようにエラー発生ステップの直前の安定ステップを実行してからエラー発生ステップを残時間だけ実行する。
また、エラー発生ステップの終了条件、及び処理時間のレシピが修正された場合は、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行してからエラー発生ステップを実行する。しかしながら、例外としてエラー発生ステップが安定ステップに修正された場合は、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行することなくエラー発生ステップを実行し、エラー発生ステップが終了ステップに修正された場合は、修正されたレシピの最初のステップから再実行する。
また、エラー発生ステップのRFの印可から無印可又は無印可から印可へレシピが修正された場合は、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行することなくエラー発生ステップを実行する。
また、ステップS604の後、操作者によって異なるレシピの修正入力がされ、EC89が操作者による異なるレシピの修正入力に応じてレシピを修正し、該修正されたレシピを第1のプロセスユニット25において展開した場合は、ステップS607では当該修正されたレシピの最初のステップから実行する。
ステップS607の判別の結果、操作者によるレシピの修正入力がないときは、エラー発生ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して再実行する(ステップS612)。
ステップS612の処理では、エラー発生ステップが安定ステップ以外である場合は、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行してからエラー発生ステップを残時間だけ実行する。また、エラー発生ステップが安定ステップである場合は、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行することはない。
ステップS610又はS612でRIE処理が実行されたウエハWは、第1のプロセスユニット25から搬出され(ステップS611)、本処理を終了する。
図6の第1の基板処理によれば、EC89は、第1のプロセスユニット25におけるRIE処理を中断した場合(ステップS606)において、操作者によるレシピの修正入力があるとき(ステップS607でYES)は、レシピの修正入力に応じてレシピを修正し、該修正されたレシピを第1のプロセスユニット25において展開して(ステップS608)、修正されたレシピのエラー発生ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS610)ので、未完了ウエハに対する処理条件を任意に修正することができ、もって、未完了ウエハを処理室内から取り出すことなく未完了ウエハに対して最適な処理を再実行することができる。
また、本処理において、レシピバッファリング機能が「有効」に設定される場合は、次のウエハWに修正されたレシピが反映されることはなく、レシピバッファリング機能が「無効」に設定される場合は、次のウエハWに修正されたレシピが反映される。しかしながら、レシピバッファリング機能が「無効」に設定される場合において、操作者による異なるレシピの修正入力により、EC89が異なるレシピにレシピを修正したときは、次のウエハWに修正されたレシピが反映されることはない。
図8は、本実施の形態に係る基板処理装置によって実行される第2の基板処理の手順を示すフローチャートである。図9は、オペレーションパネル88の表示部に表示されるレシピ編集画面を示す図である。
図8において、まず、操作者により、ウエハWに施すRIE処理のレシピとして図9(A)に示すレシピが入力される。図9(A)に示すレシピは、第1の安定ステップ、第1の時間ステップ、第2の時間ステップ、第2の安定ステップ、第3の時間ステップ、及び終了ステップの順で各ステップを含むRIE処理ステップを表す情報であり、各ステップの処理時間等の情報を含む。
次いで、EC89は、ウエハWに施すRIE処理のレシピとして上述した操作者により入力されたレシピを設定し、該レシピを第1のプロセスユニット25に展開する(ステップS801)(設定ステップ)。
次いで、フープ14からローダーユニット13や第1のロード・ロックユニット27を介して第1のプロセスユニット25へウエハWを搬入して(ステップS802)、レシピチェックを行い(ステップS803)、該レシピに対応したRIE処理を最初のステップから順にウエハWに対して実行する(ステップS804)。
さらに、第1のプロセスユニット25において、該レシピに対応したRIE処理の途中でエラーの発生を検知する(ステップS805)(検知ステップ)と、EC89は第1のプロセスユニット25におけるRIE処理を中断する(ステップS806)(中止ステップ)。このとき、ウエハWは第1のプロセスユニット25から搬出されず、第1のプロセスユニット25内に留められる。そして、EC89はオペレーションパネル88に図9(B)に示すレシピ編集画面を表示する。このレシピ編集画面は「Skip」ボタンを有する。操作者は、この「Skip」ボタンを押下し、RIE処理が中断したウエハWに対して再実行させるステップを指定することができる。
本処理では、エラー発生ステップがRF印可の時間ステップ(例えばステップ3)の場合は、操作者によって再実行を指定することが可能なステップは、エラー発生ステップ(ステップ3)、及び当該エラー発生ステップの次のステップ(ステップ4)である。
また、エラー発生ステップが安定ステップ(例えばステップ1)の場合は、操作者によって再実行を指定することが可能なステップは、エラー発生ステップ(ステップ1)のみである。
また、エラー発生ステップがRF無印可の時間ステップ(ステップ2)の場合は、操作者によって再実行を指定することが可能なステップは、エラー発生ステップ(ステップ2)のみである。
次いで、EC89は上述したような操作者による再実行が指定されたステップ(以下、「再実行指定ステップ」という。)があるか否かを判別し(ステップS807)、再実行指定ステップがあるときは、再実行指定ステップの実行に応じて実行されるステップのレシピチェックを行い(ステップS808)、再実行指定ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS809)(変更ステップ)。
ステップS809の処理では、再実行指定ステップが安定ステップ以外である場合は、再実行指定ステップの直前の安定ステップを実行してから再実行指定ステップを実行する。また、再実行指定ステップが安定ステップである場合は、再実行指定ステップの直前の安定ステップを実行することなく再実行指定ステップを実行する。
ステップS807の判別の結果、操作者による再実行指定ステップがないときは、エラー発生ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して再実行する(ステップS811)。
ステップS811の処理では、エラー発生ステップが安定ステップ以外である場合は、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行してからエラー発生ステップを残時間だけ実行する。また、エラー発生ステップが安定ステップである場合は、エラー発生ステップの直前の安定ステップを実行することなくエラー発生ステップを残時間だけ実行する。
ステップS809又はS811でRIE処理が実行されたウエハWは、第1のプロセスユニット25から搬出され(ステップS810)、本処理を終了する。
図8の第2の基板処理によれば、EC89は、第1のプロセスユニット25におけるRIE処理を中断した場合(ステップS806)において、操作者による再実行指定ステップがあるとき(ステップS807でYES)は、再実行指定ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS809)ので、未完了ウエハに対する処理条件を任意に指定することができ、もって、未完了ウエハを処理室内から取り出すことなく未完了ウエハに対して最適な処理を再実行することができる。
図10及び図11は、本実施の形態に係る基板処理装置によって実行される第3の基板処理の手順を示すフローチャートである。図12は、オペレーションパネル88の表示部に表示されるレシピ編集画面を示す図である。
図10及び図11において、まず、操作者により、ウエハWに施すRIE処理のレシピとして図12(A)に示すレシピが入力される。図12(A)に示すレシピは、安定ステップ、第1の時間ステップ、第2の時間ステップ、EPDステップ、及び終了ステップの順で各ステップを含むRIE処理ステップを表す情報であり、各ステップの処理時間等の情報を含む。このレシピにおいて、EPDステップは、RIE処理の終点を検出するステップである。
次いで、EC89は、ウエハWに施すRIE処理のレシピとして上述した操作者により入力されたレシピを設定し、該レシピを第1のプロセスユニット25に展開する(ステップS1001)(設定ステップ)。
次いで、フープ14からローダーユニット13や第1のロード・ロックユニット27を介して第1のプロセスユニット25へウエハWを搬入して(ステップS1002)、レシピチェックを行い(ステップS1003)、該レシピに対応したRIE処理を最初のステップから順にウエハWに対して実行する(ステップS1004)。
さらに、第1のプロセスユニット25において、該レシピに対応したRIE処理の途中でエラーの発生を検知する(ステップS1005)(検知ステップ)と、EC89は第1のプロセスユニット25におけるRIE処理を中断する(ステップS1006)(中止ステップ)。本処理においては、図12(A)のレシピにおける第2の時間ステップの途中でエラーが発生した場合を想定する。このとき、ウエハWは第1のプロセスユニット25から搬出されず、第1のプロセスユニット25内に留められる。そして、EC89はオペレーションパネル88に図12(A)に示すレシピ編集画面を表示する。操作者は、このレシピ編集画面から例えば図12(B)に示すようにレシピの修正入力を行うことができる。また、このレシピ編集画面は「Skip」ボタンを有する。操作者は、この「Skip」ボタンを押下し、RIE処理が中断したウエハWに対して再実行させるステップを指定することができる。
次いで、EC89は上述したような操作者によるレシピの修正入力があるか否かを判別し(ステップS1007)、レシピの修正入力があるときは、EC89はレシピの修正入力に応じてレシピを修正し、該修正されたレシピを第1のプロセスユニット25において展開して(ステップS1008)(変更ステップ)、当該修正されたレシピのレシピチェックを行う(ステップS1009)。そして、EC89はオペレーションパネル88に図12(B)に示すレシピ編集画面を表示する。また、このレシピ編集画面も「Skip」ボタンを有する。操作者は、この「Skip」ボタンを押下し、RIE処理が中断したウエハWに対して再実行させるステップを指定することができる。
本処理では、操作者によって再実行を指定することが可能なステップは、エラー発生ステップ(ステップ3)、当該エラー発生ステップの次のステップ(ステップ4)、及び終了ステップ(ステップ5)の次のステップ(ステップ6)である。
次いで、EC89は上述したような操作者による再実行指定ステップがあるか否かを判別し(ステップS1010)、再実行指定ステップがあるときは、再実行指定ステップの実行に応じて実行されるステップのレシピチェックを行い(ステップS1011)、修正されたレシピの再実行指定ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS1012)(変更ステップ)。
ステップS1012の処理では、再実行指定ステップが安定ステップ以外である場合は、再実行指定ステップの直前の安定ステップを実行してから再実行指定ステップを実行する。また、再実行指定ステップが安定ステップである場合は、再実行指定ステップの直前の安定ステップを実行することなく再実行指定ステップを実行する。
ステップS1010の判別の結果、操作者による再実行指定ステップがないときは、修正されたレシピのエラー発生ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS1014)。
ステップS1007の判別の結果、操作者によるレシピの修正入力がないときは、EC89は上述したような操作者による再実行指定ステップがあるか否かを判別し(ステップS1015)、再実行指定ステップがあるときは、再実行指定ステップの実行に応じて実行されるステップのレシピチェックを行い(ステップS1016)、再実行指定ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS1017)(変更ステップ)。
ステップS1015の判別の結果、操作者による再実行指定ステップがないときは、エラー発生ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して再実行する(ステップS1018)。
ステップS1012、S1014、S1017、又はS1018でRIE処理が実行されたウエハWは、第1のプロセスユニット25から搬出され(ステップS1013)、本処理を終了する。
図10及び図11の第3の基板処理によれば、EC89は、第1のプロセスユニット25におけるRIE処理を中断した場合(ステップS1006)において、操作者によるレシピの修正入力があるとき(ステップS1007でYES)は、レシピの修正入力に応じてレシピを修正し、該修正されたレシピを第1のプロセスユニット25において展開し(ステップS1008)、そして、操作者による再実行指定ステップがあるとき(ステップS1010でYES)は、修正されたレシピの再実行指定ステップに対応したRIE処理をウエハWに対して実行する(ステップS1012)ので、未完了ウエハに対する処理条件を任意に変更することができ、もって、未完了ウエハを処理室内から取り出すことなく未完了ウエハに対して最適な処理を再実行することができる。
また、本処理において、レシピバッファリング機能が「有効」に設定される場合は、次のウエハWに修正されたレシピが反映されることはなく、レシピバッファリング機能が「無効」に設定される場合は、次のウエハWに修正されたレシピが反映される。しかしながら、レシピバッファリング機能が「無効」に設定される場合において、操作者による異なるレシピの修正入力により、EC89が異なるレシピにレシピを修正したときは、次のウエハWに修正されたレシピが反映されることはない。
本実施の形態において、操作者は、RIE処理が中断したウエハWのRIE処理の再実行時に、当該ウエハWのプロセスログの情報を確認することにより、該ウエハWのレシピが修正されたか否かを確認することができる。プロセスログは、当該ウエハWに対するRIE処理が中断して操作者によってレシピが修正されたか否かの情報を含む。
上述した実施の形態に係る基板処理装置は、2つのプロセスシップの構造が互いに異なるが、2つのプロセスシップの構造が同一、例えば、いずれのプロセスシップもウエハWにRIE処理を施す構造であってもよい。
また、上述した実施の形態に係る基板処理装置においてRIE処理等が施される基板は電子デバイス用の半導体ウエハに限られず、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等に用いる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であってもよい。
上述した実施の形態に係る基板処理装置は、図1に示すような互いに平行に配されたプロセスシップを2つ備えるパラレルタイプの基板処理装置に限られず、図13や図14に示すように、ウエハWに所定の処理を施す真空処理室としての複数のプロセスユニットが放射状に配置された基板処理装置も該当する。
図13は、上述した実施の形態に係る基板処理装置の第1の変形例の概略構成を示す平面図である。なお、図13においては、図1の基板処理装置10における構成要素と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図13において、基板処理装置137は、平面視六角形のトランスファユニット138と、該トランスファユニット138の周囲において放射状に配置された4つのプロセスユニット139〜142と、ローダーユニット13と、トランスファユニット138及びローダーユニット13の間に配置され、トランスファユニット138及びローダーユニット13を連結する2つのロード・ロックユニット143,144とを備える。
トランスファユニット138及び各プロセスユニット139〜142は内部の圧力が真空に維持され、トランスファユニット138と各プロセスユニット139〜142とは、それぞれ真空ゲートバルブ145〜148を介して接続される。
基板処理装置137では、ローダーユニット13の内部圧力が大気圧に維持される一方、トランスファユニット138の内部圧力は真空に維持される。そのため、各ロード・ロックユニット143,144は、それぞれトランスファユニット138との連結部に真空ゲートバルブ149,150を備えると共に、ローダーユニット13との連結部に大気ドアバルブ151,152を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。また、各ロード・ロックユニット143,144はローダーユニット13及びトランスファユニット138の間において受渡されるウエハWを一時的に載置するためのウエハ載置台153,154を有する。
トランスファユニット138はその内部に配置された屈伸及び旋回自在になされたフロッグレッグタイプの搬送アーム155を有し、該搬送アーム155は、各プロセスユニット139〜142や各ロード・ロックユニット143,144の間においてウエハWを搬送する。
各プロセスユニット139〜142は、それぞれ処理が施されるウエハWを載置する載置台156〜159を有する。ここで、プロセスユニット139,140は基板処理装置10における第1のプロセスユニット25と同様の構成を有し、プロセスユニット141は第2のプロセスユニット34と同様の構成を有し、プロセスユニット142は第3のプロセスユニット36と同様の構成を有する。
なお、基板処理装置137における各構成要素の動作は、基板処理装置10におけるシステムコントローラと同様の構成を有するシステムコントローラによって制御される。
図14は、上述した実施の形態に係る基板処理装置の第2の変形例の概略構成を示す平面図である。なお、図14においては、図1の基板処理装置10及び図13の基板処理装置137における構成要素と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図14において、基板処理装置160は、図13の基板処理装置137に対して、2つのプロセスユニット161,162が追加され、これに対応して、トランスファユニット163の形状も基板処理装置137におけるトランスファユニット138の形状と異なる。追加された2つのプロセスユニット161,162は、それぞれ真空ゲートバルブ164,165を介してトランスファユニット163と接続されると共に、ウエハWの載置台166,167を有する。プロセスユニット161は第1のプロセスユニット25と同様の構成を有し、プロセスユニット162は第2のプロセスユニット34と同様の構成を有する。
また、トランスファユニット163は、2つのスカラアームタイプの搬送アームからなる搬送アームユニット168を備える。該搬送アームユニット168は、トランスファユニット163内に配設されたガイドレール169に沿って移動し、各プロセスユニット139〜142,161,162や各ロード・ロックユニット143,144の間においてウエハWを搬送する。
なお、基板処理装置160における各構成要素の動作も、基板処理装置10におけるシステムコントローラと同様の構成を有するシステムコントローラによって制御される。
本発明の目的は、上述した本実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、EC89に供給し、EC89のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した本実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムコードの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 図1における第2のプロセスユニットの断面図であり、図2(A)は図1における線II−IIに沿う断面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA部の拡大図である。 図1における第2のプロセスシップの概略構成を示す斜視図である。 図1の基板処理装置におけるシステムコントローラの概略構成を示す図である。 図4におけるECの主要部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る基板処理装置によって実行される第1の基板処理の手順を示すフローチャートである。 オペレーションパネルの表示部に表示されるレシピ編集画面を示す図である。 本実施の形態に係る基板処理装置によって実行される第2の基板処理の手順を示すフローチャートである。 オペレーションパネルの表示部に表示されるレシピ編集画面を示す図である。 本実施の形態に係る基板処理装置によって実行される第3の基板処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る基板処理装置によって実行される第3の基板処理の手順を示すフローチャートである。 オペレーションパネルの表示部に表示されるレシピ編集画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る基板処理装置の第1の変形例の概略構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る基板処理装置の第2の変形例の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
W ウエハ
10,137,160 基板処理装置
11 第1のプロセスシップ
12 第2のプロセスシップ
13 ローダーユニット
14 フープ
20 ロードポート
25 第1のプロセスユニット
34 第2のプロセスユニット
36 第3のプロセスユニット
38,50,70 チャンバ
49 第2のロード・ロック室
88 オペレーションパネル
89 EC
90,91,92 MC
93 スイッチングハブ
138,163 トランスファユニット
139,140,141,142,161,162 プロセスユニット
170 LAN
171 PC

Claims (7)

  1. 基板に対して所定加工処理を実行する基板処理ユニットと、前記所定の加工処理の処理条件を設定する設定部と、前記処理条件に基づく前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理の実行中における前記基板処理ユニットの異常を検知する検知部と、前記検知部により異常が検知されたときに前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理を中止する中止部とを備える基板処理装置であって
    記基板を前記基板処理ユニットから取り出すことなく前記検知部によって検知された常に対応した加工処理を前記基板に実行させために、前記中止部によって処理が中止された基板の前記処理条件を変更する変更部を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記変更部は、操作者による前記処理条件に対する修正入力があったときに前記修正入力に応じて前記処理条件を修正することにより前記処理条件の変更を行い、操作者による前記処理条件に対する修正入力がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記処理条件は複数の処理単位を含み、
    前記変更部は、操作者により前記複数の処理単位の中から再実行が指定された処理単位があるときは前記指された処理単位を実行するように前記処理条件の変更を行い、操作者により前記複数の処理単位の中から再実行が指定された処理単位がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理装置。
  4. 基板に対して所定加工処理を実行する基板処理ユニットにおける処理条件を設定する設定ステップと、前記処理条件に基づく前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理の実行中における前記基板処理ユニットの異常を検知する検知ステップと、前記検知ステップにより異常が検知されたときに前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理を中止する中止ステップとを有する基板処理条件変更方法であって
    記基板を前記基板処理ユニットから取り出すことなく前記検知ステップによって検知された異常発生に対応した加工処理を前記基板に実行させために、前記中止ステップによって処理が中止された基板の前記処理条件を変更する変更ステップを有することを特徴とする基板処理条件変更方法。
  5. 前記変更ステップは、操作者による前記処理条件に対する修正入力があったときに前記修正入力に応じて前記処理条件を修正することにより前記処理条件の変更を実行し、操作者による前記処理条件に対する修正入力がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする請求項4記載の基板処理条件変更方法。
  6. 前記処理条件は複数の処理単位を含み、
    前記変更ステップ、操作者により前記複数の処理単位の中から再実行が指定された処理単位があるときは前記指定された処理単位を実行するように前記処理条件の変更を行い、操作者により前記複数のステップの中から再実行が指定された処理単位がないときは前記処理条件の変更を行わないことを特徴とする請求項4又は5記載の基板処理条件変更方法。
  7. 基板処理装置が備えるコンピュータに基板処理条件変更方法を実行させるためのプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記基板処理条件変更方法は、
    基板に対して所定加工処理を実行する基板処理ユニットにおける処理条件を設定する設定ステップと、
    前記処理条件に基づく前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理の実行中における前記基板処理ユニットの異常を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにより異常が検知されたときに前記基板処理ユニットの前記基板の加工処理を中止する中止ステップと、
    記基板を前記基板処理ユニットから取り出すことなく前記検知ステップにより検知された常に対応した加工処理を前記基板に実行させために、前記中止ステップによって処理が中止された基板の前記処理条件を変更する変更ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
JP2006053670A 2006-02-28 2006-02-28 基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体 Expired - Fee Related JP4900904B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006053670A JP4900904B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体
CNA2007100791296A CN101030525A (zh) 2006-02-28 2007-02-14 基板处理装置、基板处理条件变更方法和存储介质
KR1020070018840A KR100874278B1 (ko) 2006-02-28 2007-02-26 기판 처리 장치, 기판 처리 조건 변경 방법 및 기억 매체
US11/679,363 US20070199655A1 (en) 2006-02-28 2007-02-27 Substrate processing apparatus, method for modifying substrate processing conditions and storage medium
TW096106879A TWI445047B (zh) 2006-02-28 2007-02-27 A substrate processing apparatus, a substrate processing condition changing method, and a memory medium
US13/115,673 US20110224818A1 (en) 2006-02-28 2011-05-25 Substrate processing apparatus, method for modifying substrate processing conditions and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006053670A JP4900904B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007234809A JP2007234809A (ja) 2007-09-13
JP2007234809A5 JP2007234809A5 (ja) 2009-02-12
JP4900904B2 true JP4900904B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=38555101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006053670A Expired - Fee Related JP4900904B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4900904B2 (ja)
KR (1) KR100874278B1 (ja)
CN (1) CN101030525A (ja)
TW (1) TWI445047B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8369975B2 (en) * 2007-09-21 2013-02-05 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Online recipe synchronization in a real-time batch executive environment
JP5511190B2 (ja) * 2008-01-23 2014-06-04 株式会社荏原製作所 基板処理装置の運転方法
KR100986805B1 (ko) * 2008-11-21 2010-10-11 에코피아 주식회사 온도 가변형 프로브 스테이션
US10541163B2 (en) 2014-01-20 2020-01-21 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing method and substrate processing apparatus
KR102308587B1 (ko) 2014-03-19 2021-10-01 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP6380887B2 (ja) * 2014-03-19 2018-08-29 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
JP6598242B2 (ja) * 2015-08-19 2019-10-30 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置、および基板処理方法
CN118081604A (zh) * 2018-07-09 2024-05-28 东京毅力科创株式会社 加工装置、加工方法以及计算机存储介质
JP7161896B2 (ja) * 2018-09-20 2022-10-27 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2723764B2 (ja) * 1992-09-01 1998-03-09 株式会社日立製作所 半導体製造装置の停電処理装置
JPH09134857A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Kokusai Electric Co Ltd 半導体製造における異常対策処理方法
JP3771347B2 (ja) * 1997-03-19 2006-04-26 株式会社日立製作所 真空処理装置及び真空処理方法
JP2004319961A (ja) * 2003-03-31 2004-11-11 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置、基板処理方法、及び該方法を実行するプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007234809A (ja) 2007-09-13
TW200739668A (en) 2007-10-16
CN101030525A (zh) 2007-09-05
TWI445047B (zh) 2014-07-11
KR100874278B1 (ko) 2008-12-17
KR20070089604A (ko) 2007-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4839101B2 (ja) 基板処理装置、基板処理条件検討方法及び記憶媒体
JP4900904B2 (ja) 基板処理装置、基板処理条件変更方法及び記憶媒体
JP4933789B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
US7266418B2 (en) Substrate processing apparatus, history information recording method, history information recording program, and history information recording system
JP5225815B2 (ja) インターフェイス装置、基板を搬送する方法及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2007201037A (ja) 加熱処理装置、加熱処理方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記憶媒体
JP5185054B2 (ja) 基板搬送方法、制御プログラム及び記憶媒体
US20110224818A1 (en) Substrate processing apparatus, method for modifying substrate processing conditions and storage medium
JP4961893B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP2006278396A (ja) 処理装置及びプログラム
JP4279102B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2007266455A (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP2010251655A (ja) 基板収納方法及び制御装置
JP5243205B2 (ja) 基板処理装置
JP4712462B2 (ja) 基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体
US20080069669A1 (en) Substrate processing device, method of adjusting pressure in substrate processing device, and method of executing charge neutralization processing on mounting table of substrate processing device
US20070201156A1 (en) Substrate processing apparatus, parameter management system for substrate processing apparatus, parameter management method for substrate processing apparatus, program, and storage medium
JP5997542B2 (ja) 真空処理装置及び真空処理方法
JP4900903B2 (ja) 基板処理装置、基板処理装置のパラメータ管理システム、基板処理装置のパラメータ管理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2010225957A (ja) 基板処理装置およびそれを用いた基板処理方法
JP2011210814A (ja) 基板処理ユニット、基板処理方法および基板処理装置
WO2019186654A1 (ja) 部品の診断方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、及びプログラム
KR20240143834A (ko) 기판 처리 장치, 클리닝 방법, 기판 처리 방법, 반도체 장치의 제조 방법 및 프로그램
JP2009252785A (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4900904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees