JP2004319961A - 基板処理装置、基板処理方法、及び該方法を実行するプログラム - Google Patents

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宣昭 清水
Kimihiro Fukazawa
公博 深澤
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和博 金谷
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Abstract

【課題】 未完了半導体ウエハの残処理を効率良く実行することができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】 プラズマ処理装置は、半導体ウエハの処理を行う処理室、制御装置を備える。制御装置は、プラズマ処理装置の異常を検知すると(ステップS1)、エッチング処理を中止し(ステップS2)、未完了半導体ウエハの残処理工程を表す情報である残処理レシピを作成すると判別すると(ステップS4でYES)、プロセス・ログとプロセス・レシピとを比較し(ステップS5)、プロセス・レシピの異常以降のエッチング処理工程情報を表すプロセス・レシピを作成し(ステップS6)、このプロセス・レシピの先頭に異常点を含む工程の直前の工程を表す情報を付加して残処理レシピを作成し(ステップS7)、この残処理レシピに基づいて未完了半導体ウエハに対して残処理を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板処理装置、基板処理方法、及び該方法を実行するプログラムに関する。
半導体、FPD(Flat Panel Display)の製造工程では、半導体ウエハ、ガラス基板等の被処理体のエッチング処理工程、プラズマCVD工程などにおいて、例えばプラズマ処理装置が基板処理装置として用いられている。
プラズマ処理装置は、例えばエッチング処理装置としての平行平板型プラズマ処理装置の場合、エッチング反応ガスが導入される処理室と、処理室内において互いに対向して平行に配設された処理室内部品としての上部電極及び下部電極とを備える。下部電極の上には半導体ウエハが配置され、この電極に高周波電力を印加することにより励起されて上部電極及び下部電極間に発生したプラズマによってエッチング反応ガスを解離させ、これにより生じたラジカル成分によって半導体ウエハをエッチングする。プラズマ処理装置には、上記のような平行平板型プラズマ処理装置の他に、RIEプラズマ処理装置、ECRプラズマ処理装置、ICPプラズマ処理装置、マグネトロン型プラズマ処理装置、TCPプラズマ処理装置、及びヘリコン波プラズマ処理装置等がある。
プラズマ処理装置は、半導体ウエハのエッチング処理等を制御する制御装置を備えており、この制御装置は、半導体ウエハに対するエッチング処理の工程等を表す情報(プロセス・レシピ)を記憶装置に記憶しており、このプロセス・レシピに基づいて半導体ウエハをエッチングする。プロセス・レシピは、プラズマ処理装置の備えるレシピ操作画面を操作することにより編集することができる。
また、プラズマ処理装置は、制御装置において、半導体ウエハのエッチング処理状況等を表す情報(プロセス・ログ)を記憶装置に記憶し、プラズマ処理装置のオペレータ等は、この記憶装置に記憶されたプロセス・ログに基づいて、半導体ウエハに施されたエッチング処理の状況を知ることができる。
処理室内で半導体ウエハをエッチング処理中にプラズマ処理装置の故障やプロセス異常等の何らかの異常が発生すると、プラズマ処理装置は、実行中のエッチング処理を途中で強制的に終了する。
この未完了半導体ウエハの再処理を行う場合、オペレータが、制御装置の記憶装置に記憶されたプロセス・ログのうち未完了半導体ウエハに対応するプロセス・ログと、記憶装置に記憶されたこの未完了半導体ウエハのエッチング処理に使用したプロセス・レシピとを比較することにより、未完了半導体ウエハの未処理のエッチング処理(残処理)を割り出し、未処理のエッチング処理時間等を計算し、レシピ操作画面を操作して未完了半導体ウエハの残処理工程を表す情報(残処理レシピ)を作成し、これを制御装置に入力して記憶装置に記憶させ、プラズマ処理装置がこの残処理レシピに基づいて未完了半導体ウエハにエッチング処理を行うことにより実行されていた(例えば、特許文献1)。
特開平11−330185号公報
しかしながら、従来の未完了半導体ウエハの残処理は、オペレータが手作業で、対象の未完了半導体ウエハに対応するプロセス・ログを制御装置の記憶装置の中から探し出し、このプロセス・ログと未完了半導体ウエハのエッチング処理に使用されたプロセス・レシピとを比較して未処理のエッチング処理時間等を計算して残処理レシピを作成し、この残処理レシピを記憶装置に入力していたため、未完了半導体ウエハの残処理を行うために相当の時間が掛かると共に、未処理のエッチング処理時間等の計算を間違える可能性が高いため残処理された半導体ウエハの良品率が低く、未完了半導体ウエハの残処理の効率が悪かった。また、未処理のエッチング処理時間等の計算にはオペレータの経験が要求されるため、未完了半導体ウエハに残処理を行えるオペレータは経験を積んだ者に限られており、未完了半導体ウエハの残処理効率を悪化させていた。
更に、プラズマ処理装置において、半導体ウエハの搬送中に何らかの異常が発生すると、プラズマ処理装置は実行中の処理を中止し、オペレータの作業によりプラズマ処理装置が再度起動されると、搬送中の未完了半導体ウエハは回収されてカセットとしてのフープに格納されるが、この未完了半導体ウエハに既に実行され処理(処理履歴)は、オペレータが上述のように対応するプロセス・ログを検索することにより検出されており、記憶装置に記憶されたプロセス・ログの件数が多いため、未完了半導体ウエハに対応するプロセス・ログを検出することは困難であり、また対応するプロセス・ログを誤認する可能性もあり、直ちに再処理可能な未完了半導体ウエハを検査器により検査して処理履歴を検出したり、プロセス・ログを検索して更に検査器により検査して確認しなければならず、処理履歴の確認に多くの工程を必要とし、未完了半導体ウエハの残処理効率を悪化させていた。
本発明の目的は、未完了半導体ウエハの残処理を効率良く実行することができる基板処理装置、基板処理方法、及び該方法を実行するプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理装置は、基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶する記憶手段を備え、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理装置において、当該基板処理装置に異常が発生したか否かを判別する異常判別手段と、前記異常が発生したときに前記処理情報に基づく前記基板の処理を中止する中止手段と、前記異常の発生時に前記処理情報における前記異常の発生時以降に前記基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成する残処理情報作成手段とを備え、前記処理が中止された基板である未完了基板に対して前記残処理情報に基づく処理を実行することを特徴とする。
請求項2記載の基板処理装置は、請求項1記載の基板処理装置において、前記残処理情報は、前記異常の発生時に実行していた処理の直前に実行していた処理を表す直前処理情報を有することを特徴とする。
請求項3記載の基板処理装置は、請求項2記載の基板処理装置において、前記未完了基板に対して前記直前処理情報に基づく処理を実行した後に、前記異常後処理情報に基づく処理を実行することを特徴とする。
請求項4記載の基板処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記残処理情報は編集可能であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項5記載の基板処理方法は、基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法において、前記基板の処理に異常が発生したか否かを判別し、前記異常の発生時に前記処理情報に基づく前記基板の処理を中止し、前記異常の発生時に前記処理情報における前記異常の発生時以降に前記基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成し、前記処理が中止された基板である未完了基板に対して前記残処理情報に基づく処理を実行することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載のプログラムは、基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法を実行するプログラムにおいて、前記基板の処理に異常が発生したか否かを判別するモジュールと、前記異常の発生時に前記処理情報に基づく前記基板の処理を中止するモジュールと、前記異常の発生時に前記処理情報における前記異常の発生時以降に前記基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成するモジュールと、前記処理が中止された基板である未完了基板に対して前記残処理情報に基づく処理を実行するモジュールとを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載の基板処理装置は、基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶する記憶手段と、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する処理手段と、前記基板を格納する格納手段と、前記処理手段と前記格納手段とを接続し前記基板を搬送する搬送装置を有する搬送手段とを備える、基板処理装置において、前記処理手段により前記基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、前記基板処理装置に異常が発生したか否かを判別する異常判別手段と、前記異常が発生したときに前記処理手段の処理を中止する中止手段と、前記履歴情報作成手段によって作成された履歴情報を表示する表示手段とを備え、前記搬送手段は前記異常が発生したときに前記処理手段又は前記搬送手段に存在する前記処理が中止された基板である未完了基板を前記格納手段に回収可能であり、前記表示手段は前記搬送装置により前記未完了基板が前記格納手段に回収されたときに前記履歴情報を表示することを特徴とする。
請求項8記載の基板処理装置は、請求項7記載の基板処理装置において、前記履歴情報は、前記中止手段が前記処理手段の処理を中止した時に、前記処理手段が実行していた処理を表す情報を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項9記載の基板処理方法は、基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法において、前記基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を作成し、前記基板処理に異常が発生したか否かを判別し、前記異常が発生したときに前記基板の処理を中止し、前記異常が発生したときに前記処理が中止された基板である未完了基板を回収し、前記未完了基板が回収されたときに前記履歴情報を表示することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項10記載のプログラムは、基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法を実行するプログラムにおいて、前記基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を作成するモジュールと、前記基板処理に異常が発生したか否かを判別するモジュールと、前記異常が発生したときに前記基板の処理を中止するモジュールと、前記異常が発生したときに前記処理が中止された基板である未完了基板を回収するモジュールと、前記未完了基板が回収されたときに前記履歴情報を表示するモジュールとを備えることを特徴とする。
請求項1記載の基板処理装置によれば、基板処理装置の異常の発生時に、残処理情報作成手段が、処理情報における異常の発生時以降に基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成し、未完了基板に対してこの残処理情報に基づく処理を実行するので、未完了基板の残処理を効率良く実行することができる。
請求項2記載の基板処理装置によれば、残処理情報は、異常の発生時に実行していた処理の直前に実行していた処理を表す直前処理情報を有するので、未完了基板の残処理において再度の異常が発生することを低減することができる。
請求項3記載の基板処理装置によれば、未完了基板に対して直前処理情報に基づく処理を実行した後に、異常後処理情報に基づく処理を実行するので、未完了基板の残処理において再度の異常が発生することをさらに低減することができる。
請求項4記載の基板処理装置によれば、残処理情報は編集可能であるので、未完了基板の状態に基づいた適切な残処理を実行することができる。
請求項5記載の基板処理方法によれば、基板の処理の異常の発生時に、処理情報における異常の発生時以降に基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成し、未完了基板に対してこの残処理情報に基づく処理を実行するので、未完了基板の残処理を効率良く実行することができる。
請求項6記載のプログラムによれば、基板の処理の異常の発生時に、処理情報における異常の発生時以降に基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成し、未完了基板に対してこの残処理情報に基づく処理を実行するので、未完了基板の残処理を効率良く実行することができる。
請求項7記載の基板処理装置によれば、表示手段が、基板処理装置の異常発生により搬送装置によって未完了基板が格納手段に回収されたときに、基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を表示するので、表示された履歴情報を見ることにより、基板処理装置のオペレータ等は、回収された未完了基板の履歴情報を容易に知ることができ、回収された未完了基板に対してどのような残処理をする必要があるかを判断するために必要な情報等を容易、迅速、且つ的確に知ることができ、未完了基板の残処理効率を向上させることができ、未完了基板の残処理を効率良く実行することができる。
請求項8記載の基板処理装置によれば、履歴情報が、処理手段の処理を中止した時に処理手段が実行していた処理を表す情報を有するので、より的確な履歴情報を得ることができる。
請求項9記載の基板処理方法によれば、基板処理の異常発生により未完了基板が回収されたときに基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を表示するので、基板処理装置のオペレータ等は、回収された未完了基板の履歴情報を容易に知ることができ、回収された未完了基板に対してどのような残処理をする必要があるかを判断するために必要な情報等を容易、迅速、且つ的確に知ることができ、未完了基板の残処理効率を向上させることができ、未完了基板の残処理を効率良く実行することができる。
請求項10記載のプログラムによれば、基板処理の異常発生により未完了基板が回収されたときに基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を表示するので、基板処理装置のオペレータ等は、回収された未完了基板の履歴情報を容易に知ることができ、回収された未完了基板に対してどのような残処理をする必要があるかを判断するために必要な情報等を容易、迅速、且つ的確に知ることができ、未完了基板の残処理効率を向上させることができ、未完了基板の残処理を効率良く実行することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。
図1において、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置としてのプラズマ処理装置1は、アルミニウム等の導電性材料から成り、内部が基板(被処理体)としての半導体ウエハのエッチング処理を行うべく高真空に保持される処理室11と、処理室11内の下部に配設され且つ半導体ウエハを載置する載置台を兼ねる下部電極12と、処理室11内において下部電極12の上方に配設され、後述するプロセスガスを処理室11内に供給するシャワーヘッドを兼ねる上部電極13と、後述する図2の制御装置41とを備える。下部電極12の頂部の周縁には、後述する処理室11内で発生するプラズマPを半導体ウエハに集束してプラズマ処理の効率を向上させるためのフォーカスリング12aが配設され、フォーカスリング12aの内側には半導体ウエハを静電吸着する図示しない静電チャックを有する。また、処理室11は、その内部圧力を検出する圧力センサ14を有する。
上部電極13には、共通ガス配管21を介してガス配管22及びガス配管23が接続されており、ガス配管22には、流量制御装置26を介してCF系ガス等のエッチングガス供給用のエッチングガス供給源24が接続され、また、ガス配管23には、流量制御装置28を介してArガス等のキャリアガス供給用のキャリアガス供給源25が接続されている。流量制御装置26はエッチングガスの供給量を制御し、流量制御装置28はキャリアガスの供給量を制御する。エッチングガス供給源24から供給されたエッチングガスと、キャリアガス供給源25から供給されたキャリアガスとは、共通ガス管21で混合されてプロセスガスとして上部電極(シャワーヘッド)13を介して処理室11内に均等に分散して放出される。また、ガス配管22にはエッチングガスの流量を検出するガス流量センサ27が配され、ガス配管23にはキャリアガスの流量を検出するガス流量センサ29が配されている。
また、上部電極13には、整合器18を介して高周波電源19が接続され、高周波電源19は、例えば60MHzの高周波電力を上部電極13に印加する。上部電極13と整合器18の間には電気測定器20が接続され、電気測定器20は、上部電極13に印加される高周波電源19の基本周波数及び高調波の電圧、電流、位相、及びインピーダンス等の電気信号を検出する。
下部電極12には、整合器15を介して高周波電源16が接続され、高周波電源16は、例えば2MHzの高周波電力を下部電極12に印加する。下部電極12と整合器15の間には電気測定器17が接続され、電気測定器17は、下部電極12に印加される高周波電源16の基本周波数及び高調波の電圧、電流、位相、及びインピーダンス等の電気信号を検出する。また、下部電極12には、エッチング処理時における下部電極12の温度及び半導体ウエハの温度を検出する温度センサ12bが配されている。
上述のように構成されたプラズマ処理装置1は、高真空に維持された処理室11内に供給されたプロセスガスに上部電極13を介して、例えば60MHzの高周波電力を作用させてRF放電によりプラズマPを生成すると共に下部電極12を介して、例えば2MHzの高周波電力によりバイアス電位を印加して半導体ウエハに対して反応性イオンエッチング処理を行う。
処理室11の側壁には、例えば石英ガラスを埋め込んだ窓30が形成され、窓30には、プラズマ発光分光器31が配設されている。プラズマ発光分光器31は、特定波長のプラズマを分光してプラズマの状態の変化を検出したり、この特定波長のプラズマの強度の変化に基づいてエッチング処理の終点を検出したりする。
高周波電源16,19、流量制御装置26,28、電気測定器17,20、ガス流量センサ27,29、温度センサ12b、プラズマ発光分光器31、及び圧力センサ14は、夫々制御装置41に接続されている。
制御装置41は、電気測定器17,20、ガス流量センサ27,29、温度センサ12b、プラズマ発光分光器31、及び圧力センサ14を介してエッチング処理の状況を検出し、これらの検出値に基づいて所望のエッチング処理を行うように高周波電源16,19、及び流量制御装置26,28を制御して半導体ウエハをエッチングする。
図2は、図1のプラズマ処理装置1における制御装置41の概略構成を示すブロック図である。
図2において、制御装置41は、処理室11の下部電極12上に載置された半導体ウエハに対するエッチング処理の工程等を表す情報であるプロセス・レシピ(処理情報)を記憶する大容量のHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置45と、記憶装置45に記憶されたプロセス・レシピに基づきROM43やRAM44を用いて半導体ウエハに対するエッチング処理を制御するCPU42(異常判別手段,残処理情報作成手段)とを備える。本実施の形態において、プロセス・レシピは、第1安定工程、第1エッチング処理工程、第1終点工程、第2安定工程、第2エッチング処理工程、第2終点工程、及び終了工程の順で各工程を含むエッチング処理工程を表す情報であり(図3(a))、各工程は所定の時間間隔t1〜t7に夫々設定されている(図3(b))。各工程の時間間隔は、t1が30秒、t2が60秒、t3が10秒、t4が10秒、t5が20秒、t6が10秒、t7が10秒とする(図3(c))。
プロセス・レシピにおいて、安定工程は、続くエッチング処理工程において半導体ウエハにエッチング処理を実行するために、処理室11内の状態を整える工程であり、終点工程は、直前のエッチング工程におけるエッチング処理実行後の処理室11内の状態を整える工程であり、終了工程は、全てのエッチング処理が実行された半導体ウエハ(完了半導体ウエハ)を処理室11外に搬出するために処理室11内の状態を整えたり、完了半導体ウエハを処理室11外に搬出したりする工程である。
CPU42は、電気測定器17,20、ガス流量センサ27,29、温度センサ12b、プラズマ発光分光器31、及び圧力センサ14を介して検出された半導体ウエハのエッチング処理状況を検知して、高周波電源16,19、及び流量制御装置26,28を制御することにより、記憶装置45に記憶されたプロセス・レシピに基づいたエッチング処理を実行する。また、CPU42は、電気測定器17,20、ガス流量センサ27,29、温度センサ12b、プラズマ発光分光器31、及び圧力センサ1を介して検出された半導体ウエハのエッチング処理状況を認識して、半導体ウエハのエッチング処理状況等を表すプロセス・ログを記憶装置45に記憶する。
また、制御装置41は、記憶装置45にプロセス・レシピを入力することができ、記憶装置45に記憶されたプロセス・レシピを編集することができると共に、記憶装置45に記憶されたプロセス・レシピ及びプロセス・ログを所定の記憶媒体等に夫々出力することができる入出力装置46と、記憶装置45に記憶されたプロセス・レシピ及びプロセス・ログ等を表示する表示装置47と、プラズマ処理装置1に故障やプロセス異常等の何らかの異常が発生した際に、プラズマ処理装置1のオペレータ等に警報を発する警報装置48とを備える。
プラズマ処理装置1に故障やプロセス異常等の何らかの異常が発生する等、半導体ウエハのエッチング処理の継続ができないとCPU42が判断すると、CPU42は、半導体ウエハに対するエッチング処理を途中で中止し、警報装置48を介してオペレータ等に異常を知らせる。次いで、CPU42は、後述する方法により途中までエッチング処理が実行された未完了半導体ウエハに対して、中止された以降のエッチング処理を行うための後述する図4の残処理レシピ作成処理及び図6の残処理を実行する。
以下、プラズマ処理装置1の実行する未完了半導体ウエハに対する残処理について詳細に説明する。
図4は、図1のプラズマ処理装置1の実行する残処理レシピ作成処理のフローチャートである。
残処理レシピ作成処理は、プラズマ処理装置1における制御装置41のCPU42が実行する。
図4において、例えば図3(c)に示すように、第2エッチング処理工程開始後5秒後(異常点A)に、プラズマ処理装置1に故障やプロセス異常等の何らかの異常が発生したことを検知すると(ステップS1)、処理室11におけるエッチング処理を中止し(ステップS2)、警報装置48から警報を発する(ステップS3)。次いで、未完了半導体ウエハの残処理工程を表す情報である残処理レシピを作成するか否かを判別する(ステップS4)。
オペレータ等は所定の方法により、例えば入出力装置46に対する所定の操作により残処理レシピの作成を実行させる否かを選択でき、このオペレータの選択に基づいてステップS4における判別が行われる。オペレータは、ステップS3の警報の原因を調べ、例えば容易に解消できない異常であれば、残処理レシピの作成を選択し、一方、例えば容易に解消できる異常のときは、異常を解消した後に未完了半導体ウエハのエッチング処理を再実行させるために、また、例えば未完了半導体ウエハの損傷がひどい場合等、これに再実行や残処理をしたとしても製品として使えないときは未完了半導体ウエハを破棄するために再処理レシピの作成を選択しない。
ステップS4において、残処理レシピを作成しないと判別すると、本処理を終了する。
オペレータは、異常が解消した後に、入出力装置46に対する所定の操作により、残処理レシピを作成しないと選択した未完了ウエハ(ステップS4でNO)に対してエッチング処理を再実行させることができる。エッチング処理は、プロセス・レシピが異常点Aで止まっている状態であるので(ステップ2)、上記再実行は、プロセス・レシピを異常点Aから実行することにより行われる。また、再実行しない場合には、未完了半導体ウエハは、処理室11内から取り出されて、次いでプラズマ処理装置1は、新たな半導体ウエハのエッチング処理を開始する。
一方、ステップS4において、残処理レシピを作成すると判別すると、記憶装置45に記憶されたこの未完了半導体ウエハのプロセス・ログと、記憶装置45に記憶されたこの未完了半導体ウエハに対して実行していたエッチング処理のプロセス・レシピとを比較して(ステップS5)、プロセス・レシピの異常点A以降のエッチング処理工程情報を表すプロセス・レシピ(異常後処理情報)、すなわち、開始から5秒以降の第2エッチング処理工程、第2終点工程、及び終了工程から成るプロセス・レシピを作成し(ステップS6)、このプロセス・レシピの先頭に異常点Aを含む工程の直前の安定工程を表す情報(直前処理情報)、すなわち、第2安定工程を表す情報を付加して残処理レシピ(図5)を作成し(ステップS7)、残処理レシピに所定の名前を付与し(ステップS8)、記憶装置45に記憶された未完了半導体ウエハのプロセス・ログに残処理レシピの名前を記録し(ステップS9)名前と対応付けて残処理レシピを記憶装置45に記憶させて(ステップS10)、本処理を終了する。
オペレータは、入出力装置46に対する所定の操作により、残処理レシピの名前として任意の名前を入力することができ、ステップS8において、この入力された名前が残処理レシピの名前として付与される。残処理レシピの名前は、例えば未完了半導体ウエハに対応するロードポート番号やスロット番号を含み、未完了半導体ウエハと関連付けできる。また、オペレータは、入出力装置46に対する所定の操作により、記憶装置45記憶された残処理レシピを所定の記憶媒体に記憶させることができる。
作成された残処理レシピは、オペレータが入出力装置46に対して所定の操作を行うことにより、その内容をプロセス・レシピと同様に編集することができ、膜厚計などにより未完了半導体ウエハの膜厚を測定して、この測定結果の基づいて残処理プロセスの第2エッチング工程の時間t5a(15秒)や、第2エッチング工程の直前の工程、すなわち、第2安定工程を任意に変更することにより、未完了半導体ウエハの膜厚に適したエッチング処理を行わせることができる。
尚、ステップS4において、残処理レシピを作成すると判別すると、プラズマ処理装置1は、未完了半導体ウエハを処理室11内から搬出し、新たな半導体ウエハのエッチング処理を開始する。図4の残処理レシピ作成処理は半導体ウエハ毎に実行されるので、残処理レシピ作成処理(ステップS5〜S10)の実行の間、プラズマ処理装置1は新たな半導体ウエハのエッチング処理を行うことができる。オペレータは、図6で後述する残処理を行うべく、未完了半導体ウエハを所定の方法で保管する。
図6は、図1のプラズマ処理装置1の実行する残処理のフローチャートである。
通常の半導体ウエハと区別無く、上記回収された未完了半導体ウエハをプラズマ処理装置1の図示しないスロットに格納し、入出力装置46に対して所定の操作を行うことにより、プラズマ処理装置1がこれらの格納された半導体ウエハに対して、夫々対応するプロセス・レシピに基づく処理を行うように設定する。これにより、プラズマ処理装置1は、記憶装置45に記憶された所定のプログラムに基づき、スロットに格納された各半導体ウエハに対して対応するプロセス・レシピに基づくエッチング処理を夫々実行し、未完了半導体ウエハに対して対応する残処理レシピに基づく後述する図6の残処理を実行する。
残処理は、未完了半導体ウエハプラズマ処理装置1が、各半導体ウエハにプロセス・レシピに基づいてエッチング処理を始めると開始される。残処理は、プラズマ処理装置1における制御装置41のCPU42が実行する。
まず、未完了半導体ウエハが処理される順番であるか否かを判別する(ステップS21)。ステップS21において、未完了半導体ウエハが処理される順番ではないと判別すると、本処理を終了する。一方、ステップS21において、未完了半導体ウエハが処理される順番であると判別すると、記憶装置45においてこの未完了半導体ウエハに対応する残処理レシピを検索する(ステップS22)。次いで、ステップS22において検索された対応する残処理レシピに基づいて未完了半導体ウエハに対して残処理を実行し(ステップS23)、本処理を終了する。
上述のように、本発明の第1の実施の形態に係るプラズマ処理装置1は、エッチング処理工程中に、プラズマ処理装置1に故障やプロセス異常等の何らかの異常が発生したことを検知すると(ステップS1)、未完了半導体ウエハの残処理工程を表す情報である残処理レシピ(図5)を作成して(ステップS6)、残処理レシピを記憶装置45に記憶させるので(ステップS10)、オペレータが手作業で残処理レシピを作成する必要がなく、オペレータの誤作業とにより残処理レシピが不適切なものとなることがなく、未完了半導体ウエハの残処理に要する時間を短縮できると共に、残処理された半導体ウエハの良品率を高くすることができ、もって未完了半導体ウエハの残処理を効率良く実行できる。
プラズマ処理装置1は、未完了半導体ウエハに対して実行していたエッチング処理のプロセス・レシピの異常点以降の処理工程を表す情報の先頭に、異常点を含む工程の直前の安定工程を付加した情報を残処理レシピとして作成するので、未完了半導体ウエハの残処理において、プロセス・レシピの異常点から処理を実行することがなく、安定工程を経た後に異常点以降の処理を実行することができ、もって再度の異常の発生を防止して、未完了半導体ウエハの残処理を効率良く実行できる。
プラズマ処理装置1は、作成した残処理レシピを記憶装置45に記憶するので、プラズマ処理装置1に何らかの異常が発生した場合に、未完了半導体ウエハを処理室11内から取り除いて新たな半導体ウエハのエッチング処理を実行することができ、半導体ウエハのエッチング処理を効率良く実行できる。
プラズマ処理装置1は、エッチング処理工程中に、プラズマ処理装置1に故障やプロセス異常等の何らかの異常が発生したことを検知すると(ステップS1)、オペレータの選択に基づいて未完了半導体ウエハの残処理レシピを作成するか否かを判別する(ステップS4)ので、無駄な残処理レシピの作成を防止することができる。
プラズマ処理装置1により作成された残処理レシピは、入出力装置46を用いて編集可能なので、プラズマ処理装置1による未完了半導体ウエハに対する残処理を適切なものにできる。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置はプラズマ処理装置1であるが、基板処理装置はこれに限るものではなく、例えば他の基板処理装置、例えば、スパッタリング処理装置、CVD処理装置、塗布処理装置、及び熱処理装置などであってもよい。基板処理装置が塗布処理装置である場合、塗布工程途中で装置が停止したときに、塗布工程の直前で行われる加熱工程を安定工程として設定することで、上述の本実施の形態と同様の処理を行うことが可能となる。また、基板(被処理体)は、半導体ウエハに限らず、FPD用のガラス基板などであってもよい。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。
図7において、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置としてのプラズマ処理システム2はタンデム型であり、半導体ウエハWにエッチング処理を実行する第1処理ユニット51及び第2処理ユニット52と、被処理体搬出入ステージ53と、フープ台54とを備える。
第1処理ユニット51は、半導体ウエハWにエッチング処理を行う図1のプラズマ処理装置1と、気密に開閉可能なゲート弁55を介してプラズマ処理装置1の処理室11に接続されて半導体ウエハWを処理室11に搬出入する搬送室56と、気密に開閉可能なゲート弁57を介して搬送室56に接続されて半導体ウエハWを搬送室56に搬出入するロードロック室58とを備える。第2処理ユニット52は第1処理室51と同一構造であるので説明を省略する。
搬送室56は、残留物等のパージ及び真空排気可能に構成されており、搬送室56の内部には、処理室11及びロードロック室58と搬送室56との間で半導体ウエハWの搬出入を行う、例えば、屈伸及び旋回可能な多関節構造の搬送アーム59が設けられている。また、搬送アーム59の先端に設けられて半導体ウエハWを載置可能な載置台60には、載置台60に半導体ウエハWが載置されているか否かを検出可能なウエハ検出センサ61が配設されている。
ロードロック室58は、残留物のパージ及び真空排気可能に構成されており、内部には、半導体ウエハWを載置可能な受渡台62が設けられている。受渡台62には、受渡台62に半導体ウエハWが載置されているか否かを検出可能なウエハ検出センサ63が設けられている。
被処理体搬出入ステージ53は、第1処理ユニット51及び第2処理ユニット52の各ロードロック室58と、気密に開閉可能に構成されたゲート弁64を介して接続されており、被処理体搬出入ステージ53は一方の端部に、内部に回転載置台73と半導体ウエハWの周縁部を光学的に検出する光学センサ74とを有する位置合室72を備える。位置合室72は半導体ウエハWのオリエンテーションフラットやノッチ等を光学センサ74により検出して回転載置台73により半導体ウエハWを回転させて所定の位置に位置合わせを行う。また、回転載置台73には、回転載置台73上に半導体ウエハWが載置されているか否かを検出するウエハ検出センサ75が配設されている。
また、被処理体搬出入ステージ53は、その長手方向に配置された図示しない案内レールに沿って移動可能に構成された搬送アーム65が配設されており、搬送アーム65は例えば、別々に駆動されるウエハ搬送用の多関節フォーク66,67を備え、多関節フォーク66,67は屈伸及び旋回可能に構成されている。また、搬送アーム65は、多関節フォーク66,67の先端に半導体ウエハWを把持可能なアーム68,69を夫々備え、アーム68,69には、アーム68,69に半導体ウエハWが把持されているか否かを検出可能なウエハ検出センサ70,71が夫々設けられている。
搬送アーム65は、後述するフープ台54のフープ76に収容された半導体ウエハWを、位置合室72の回転載置台73、及びロードロック室58の受渡台62上に搬送可能であり、また、受渡台62上に載置された半導体ウエハWを回転載置台73上、及びフープ76内に搬送可能である。
フープ台54は、被処理体搬出入ステージ53の側面に連結されており、内部に半導体ウエハWを例えば、25枚収容可能であって開閉可能に蓋体が設けられたフープ76が載置される。
ウエハ検出センサ61,63,70,71,及び75は、例えば、公知のピックアップセンサから成る。
搬送室56の搬送アーム59やウエハ検出センサ61、ロードロック室58のウエハ検出センサ63、ゲート弁55,57,及び64、被処理体搬出入ステージ53の搬送アーム65やウエハ検出センサ70,71や位置合室72の回転載置台73や光学センサ74やウエハ検出センサ75等は、図1の制御装置41に電気的に接続されており、搬送アーム59,65、ゲート弁55,57,及び64、及び回転載置台73等は制御装置41により制御され、ウエハ検出センサ61,63,70,71,及び75、及び光学センサ74の検出信号は、制御装置41に受信される。
次いで上記プラズマ処理システム2において実行される処理動作について説明する。プラズマ処理システム2の処理動作は、記憶装置45に予め記憶されているプロセス・レシピに基づいてCPU42が各装置を制御することに実行される。
図7において矢印線X1は半導体ウエハWの搬送経路を示す。まず、搬送アーム65の一方の多関節フォーク、例えば多関節フォーク66が所定のフープ76、例えばフープ76aに収納された未処理の半導体ウエハWを取り出して位置合室72の回転載置台73上に載置する。回転載置台73に載置された半導体ウエハWは、回転載置台73が光学センサ74の検知信号に基づいて回転することにより所定の位置に位置合わせされ、該位置合わせされた半導体ウエハWは多関節フォーク66によって搬送されて、大気圧に復帰されているロードロック室58内の受渡台62上に載置される。
次いで、ゲート弁64が閉鎖してロードロック室58内を密閉し、ロードロック室58内を所定の圧力まで真空引きした後に、ゲート弁57を開放して、予め真空状態になされている搬送室56とロードロック室58とを連通し、また、ゲート弁55が開放して、予め真空状態になされているプラズマ処理装置1の処理室11内と搬送室56とが連通し、搬送室56内の搬送アーム59を用いて受渡台62上に載置されている半導体ウエハWを処理室11内の下部電極12上に載置する。
次いで、ゲート弁55が閉鎖し、処理室11内でプロセス・レシピに基づいて半導体ウエハWにエッチング処理を実行する。エッチング処理が終了すると、処理室11内の残留処理ガスを排気した後にゲート弁55が開放し、搬送アーム59が処理室11から半導体ウエハWを取り出してロードロック室58の受渡台62上に載置し、ゲート弁55が閉鎖する。
次いで、ゲート弁57が閉鎖した後に、ロードロック室58内で残留物のパージを行い、ロードロック室58内を大気圧に復帰させ、ゲート弁64が開放してロードロック室58と被処理体搬出入ステージ53とが連通する。搬送アーム65の多関節フォーク66が受渡台62上の処理済みの半導体ウエハWを所定のフープ76、例えばフープ76a内へ収容し、プラズマ処理システム2の一連の処理動作が終了する。
上記プラズマ処理システム2の一連の処理動作は、プロセス・レシピに従ってフープ76に収納されている未処理の半導体ウエハに対して順次実行される。
プラズマ処理システム2の半導体ウエハWへの上述の処理実行中、制御装置41は、CPU42によりプロセス・レシピ及びウエハ検出センサ61,63,70,71,及び75の検出信号等に基づいて、半導体ウエハWに対して実行した処理(処理履歴)を表わす情報(履歴情報)であるプロセス・ログを逐次作成して記憶装置45に記憶する。
上記プラズマ処理システム2において、半導体ウエハWの処理中に故障やプロセス異常等何らかの異常が発生すると、CPU42は半導体ウエハに対する処理を途中で中止する。処理が中止されてオペレータがプラズマ処理システム2の電源を切り、再度電源を入れてプラズマ処理システム2を再起動させると、プラズマ処理システム2の制御装置41等が初期化される。次いで、CPU42は、記憶装置45に記憶されたプロセス・ログと、ウエハ検出センサ61,63,70,71,及び75の検出信号とにより、プラズマ処理装置1の処理室11、未完載置台60、受渡台62、搬送アーム65のアーム68,69、回転載置台73に未完了半導体ウエハが存在するか否かを検出する。
即ち、CPU42は、プロセス・ログからプラズマ処理システム2が処理中止時に実行していた処理(中止時処理)を検出し、該検出した中止時処理と検出信号の送信元ウエハ検出センサとが対応している場合は、未完了半導体ウエハが、プラズマ処理システム2の搬送室56、ロードロック室58、又は被処理体搬出入ステージ53内(搬送路内)に存在すると検出する。
また、ウエハ検出センサ61,63,70,71,及び75から検出信号を受信せず、検出した中止時処理が処理室11内でのエッチング処理である場合は、未完了半導体ウエハは処理室11内に存在すると検出する。
検出した中止時処理と検出信号の送信元ウエハ検出センサとが対応していない場合、搬送路内の未完了半導体ウエハの存在の検出が不能と判断し、ウエハ検出センサ61,63,70,71,及び75から検出信号を受信せず、検出した中止時処理が処理室11内でのエッチング処理でない場合は、搬送路内及び処理室11内に未完了半導体ウエハは存在しないと判断する。また、ウエハ検出センサ61,63,70,71,及び75の故障や、記憶装置46の故障等により検出信号を受信できないときやプロセス・ログの検出ができないときは、搬送路内及び処理室11内の未完了半導体ウエハの存在の検出が不能と判断する。
プラズマ処理システム2の搬送路内又は処理室11内に未完了半導体ウエハが存在するときは、後述する方法により所定のフープ76に未完了半導体ウエハが回収される。また、搬送路内又は処理室11内に未完了半導体ウエハが存在しないときは、プラズマ処理システム2は、プロセス・レシピに従ってフープ76内の半導体ウエハに対して新たに処理を開始する。
上述したプラズマ処理システム2の初期化後に搬送路内又は処理室11内に未完了半導体ウエハが存在すると検出された場合の未完了半導体ウエハのフープ76への回収方法としては、例えば、未完了半導体ウエハが処理開始前に収容されていたフープ76に未完了半導体ウエハを回収する方法(元フープ回収)、未完了半導体ウエハが処理開始前に収容されていたフープ76に拘らず、未完了ウエハを予め設定された所定の順番、例えば、フープ76a、フープ76b、フープ76c、フープ76dの順番で半導体ウエハを収納する空きを有するフープ76に未完了半導体ウエハを回収する方法(空フープ回収)がある。
搬送路内及び処理室11内の未完了半導体ウエハの存在の検出が不能と判断された場合、又は搬送路内及び処理室11内に未完了半導体ウエハは存在しないと判断された場合であって、搬送路内又は処理室11内に実際は未完了半導体ウエハが存在している場合の未完了半導体ウエハのフープ76への回収方法としては、搬送アーム59が処理室11内、搬送室56内、及びロードロック室58内を、搬送アーム65がロードロック室58内及び位置合室72内を移動することにより、ウエハ検出センサ61,70,及び71が処理室11内、搬送室56内、ロードロック室58内、及び位置合室72内に未完了半導体ウエハが存在するか否かを検出し、処理室11内、搬送室56内、ロードロック室58内、及び位置合室72内に未完了半導体ウエハが存在すると検出された場合、未完了半導体ウエハが処理開始前に収容されていたフープ76に拘らず、予め設定された所定の順番、例えば、フープ76a、フープ76b、フープ76c、フープ76dの順番で半導体ウエハを収納する空きを有するフープ76に未完了半導体ウエハを回収する方法(探り回収)がある。
上記元フープ回収、空フープ回収、及び探り回収の選択は、プラズマ処理システム2の初期化後に、制御装置41の表示装置47に表示される図示しない回収方法選択画面においてオペレータが入出力装置46に対して所定の操作を行うことによりなされる。また、各回収方法において対応するフープ76に半導体ウエハを収容する空きがない場合は、表示装置47にエラー画面が表示され、未完了半導体ウエハの回収はできない。
上記各方法により未完了半導体ウエハが所定のフープ76に回収されると、制御装置41は、回収された未完了半導体ウエハの履歴情報を表示装置47に表示する、履歴情報表示処理を実行する。
未完了半導体ウエハがフープ76に回収されると、履歴情報を表示したい未完了半導体ウエハが回収されたフープ76を選択する、図示しないフープ選択画面が表示される。例えば、未完了半導体ウエハがフープ76aに回収された場合であって、フープ選択画面においてオペレータが所定の操作によりフープ76aを選択すると、フープ76aに収容されている半導体ウエハの収容状況を表わすウエハ収容状況画面(図8)が表示される。
ウエハ収容状況画面は、図8に示すように、フープ選択画面において選択されたフープ名(フープ76a)と、25行、3列のセルとが表示されており、一列目には表示装置47の下方から1〜25のシリアル番号が付されており、シリアル番号1〜25は、半導体ウエハが収容される25個の段(ウエハ収容段)をフープ76の底部から順番に示すものである。
シリアル番号の横の2列目は、半導体ウエハの収容状況を表わすウエハ収容状況表示セルである。ウエハ収容状況表示セルにおいて、プラズマ処理装置1における処理が終了して所定のフープに収容された完了半導体ウエハが収容されているウエハ収容段に対応するセル、未完了半導体ウエハが収容されているウエハ収容段に対応するセル、及び完了半導体ウエハ及び未完了半導体ウエハのいずれも収容されていないウエハ収容段に対応するセルが、模様、色彩等により分類されて表示されている。図8においては、斜線が表示されたセルは完了半導体ウエハが収容されているウエハ収容段を、横線が表示されたセルは未完了半導体ウエハが収容されているウエハ収容段を、ブランクであるセルは完了半導体ウエハ及び未完了半導体ウエハのいずれも収容されていないウエハ収容段を表わす。即ち、図8のウエハ収容状況画面は、シリアル番号1〜22までのウエハ収容段には完了半導体ウエハが収容されており、シリアル番号23のウエハ収容段には未完了半導体ウエハが収容されており、シリアル番号24,25のウエハ収容段には完了半導体ウエハ及び未完了半導体ウエハのいずれも収容されていないことを表わしている。
収容状況表示セルの横の列は、各ウエハ収容段に収容された完了半導体ウエハ及び未完了半導体ウエハのウエハIDを示す、ウエハID表示セルである。ウエハIDは、半導体ウエハの処理前にオペレータによって付されるIDであり、例えば、処理前にフープ76に収納された半導体ウエハに対してオペレータが入出力装置46に対して所定の操作をすることにより設定される。図8のウエハ収容状況表示画面は、シリアル番号1〜23のウエハ収容段に収容された完了半導体ウエハ及び未完了半導体ウエハのウエハIDが、シリアル番号1のウエハ収容段に収容された完了半導体ウエアから順に、76a−1,76a−2,・・・・,76a−22,76a−23であることを表わしている。
ウエハ収容状況画面において、オペレータが入出力装置に対して所定の操作を行って履歴情報を表示したい半導体ウエハを選択することにより、半導体ウエハの履歴情報を表示する履歴情報画面(図9)が表示される。本実施の形態においては、例えば、入出力装置46によってウエハ収容状況画面に表示されたアイコンを操作してシリアル番号23を選択することによりシリアル番号23のウエハ収容段に収容された未完了半導体ウエアの履歴情報を表わす履歴情報画面が表示される。
履歴情報画面は、図9に示すように、フープ選択画面において選択されたフープ名(フープ76a)と、ウエハ収容状況画面において選択されたウエハ収容段のシリアル番号(シリアル番号23)と、ウエハ収容状況画面において選択されたウエハ収容段に収容された未完了半導体ウエハの履歴表を表示する。履歴表は、第1の列に示された処理番号と、第2の列に示されて、プラズマ処理システム2において実行された各処理を表わすために半導体ウエハが通過した各装置を表示したロケーション情報と、各装置に搬入・搬出された時間を表わす経過時間とから成る。また、履歴表において、未完了半導体ウエハに対するプラズマ処理システム2での処理開始時間をSTARTTIME:T1として表示し、プラズマ処理システム2に何らかの異常が発生して処理が途中で中止された時を、処理番号が7、ロケーション情報が搬送室、経過時間がSTOPTIME:T11として表示している。
図9において、シリアル番号23のウエハ収容段に収容された未完了半導体ウエハは、フープ76aに収容されていた半導体ウエハであり、プロセス・レシピに基づいてフープ76aから取り出され、位置合室72に搬入されて位置合わせ処理が実行された後、第1処理ユニット51内に搬入され、プラズマ処理装置1においてエッチング処理が終了し、搬送アーム59により処理室11からロードロック室58へ搬送される際に、搬送室56内を搬送されている途中でプラズマ処理システム2に何らかの異常が発生して処理を中止し、再起動、初期化されてフープ76aに回収(元フープ回収)された未完了半導体ウエハであり、未完了半導体ウエハへの処理は、時間T1に開始されて時間T11に中止されたものである。
尚、履歴情報画面は、図9に示すものに限られず、例えば、図10に示すように、フープ76a〜76dのうち処理開始前に半導体ウエハが収容されていたフープ76と、プラズマ処理システム2の概略形状を表わす装置図81と、装置図81の上に回収された半導体ウエハに実行された処理の経路を表わす経路線82と、処理を中止した時に半導体ウエハが存在していた場所表わす停止位置83と、経路線82に沿って示されてプラズマ処理システム2の各装置において処理が実行された時間を表わす経過時間84とを示したものであってもよい。
図10において、シリアル番号23のウエハ収容段に収容された未完了半導体ウエハは、図9と同様に、フープ76aに収容されていた半導体ウエハであり、プロセス・レシピに基づいてフープ76aから取り出され、位置合室72に搬入されて位置合わせ処理が実行された後、第1処理ユニット51内に搬入され、プラズマ処理装置1においてエッチング処理が終了し、搬送アーム59により処理室11からロードロック室58へ搬送される際に、搬送室56内を搬送されている途中でプラズマ処理システム2に何らかの異常が発生して処理を中止し、再起動、初期化されてフープ76aに回収(元フープ回収)された未完了半導体ウエハであり、未完了半導体ウエハへの処理は、時間T1に開始されて時間T11に中止されたものである。
以下、本実施の形態に係るプラズマ処理システム2の実行する履歴情報表示処理について説明する。本処理は制御装置41のCPU42によって実行される。
図11は、図7のプラズマ処理システム2の実行する履歴情報表示処理のフローチャートである。
履歴情報表示処理は、制御装置41のCPU42によって実行され、プラズマ処理システム2に何らかの異常が発生して半導体ウエハに対する処理が途中で中止され、プラズマ処理システム2が再起動されて初期化された後、上述のオペレータの所定の操作により未完了半導体ウエハがフープ76に回収されると、図11のステップS31以下が実行される。
まず、表示装置47にフープ選択画面を表示し(ステップS31)、フープ選択画面においてオペレータの所定の操作により選択されたフープ76a〜76dのいずれかのフープ76を表すフープ選択信号を受信したか否かの判別を、フープ選択信号を受信するまで繰り返す(ステップS32)。
フープ選択信号を受信したと判別した場合は、表示装置47にウエハ収容状況画面(図8)を表示し(ステップS33)、ウエハ収容状況画面においてオペレータの所定の操作により選択された半導体ウエハを表わすウエハ選択信号を受信したか否かの判別を、ウエハ選択信号を受信するまで繰り返す(ステップS34)。
ウエハ選択信号を受信したと判別した場合は、表示装置47に履歴情報画面(図9)を表示して(ステップS35)、本処理を終了する。
上述のように、本発明の第2の実施の形態によれば、図9の履歴情報画面を見ることにより、オペレータは、回収された未完了半導体ウエハの履歴情報を容易に知ることができ、回収された未完了半導体ウエハに対してどのような残処理をする必要があるかを判断するために必要な情報等を容易、迅速、且つ的確に知ることができ、未完了半導体ウエハの残処理効率を向上させることができ、未完了半導体ウエハの残処理を効率よく実行することができる。
尚、本第2の実施の形態において、プラズマ処理システム2の異常発生による処理中止後の初期化後に表示装置47に表示される回収方法選択画面において、上記本第1の実施の形態に係る残処理レシピ作成処理を実行可能にしてもよく、また、未完了半導体ウエハの回収後に残処理レシピ作成処理を実行可能にしてもよい。
本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置は、プラズマ処理装置1を備えるプラズマ処理システムであるが、基板処理装置はこれに限るものではなく、例えば他の基板処理装置、例えば、スパッタリング処理装置、CVD処理装置、イオン注入処理装置、アッシング処理装置、塗布処理装置、及び熱処理装置などを備えるスパッタリング処理システム、CVD処理システム、イオン注入処理システム、アッシング処理システム、塗布処理システム、及び熱処理システムなどであってもよい。また、基板(被処理体)は、半導体ウエハに限らず、FPD用のガラス基板などであってもよい。
また、本実施の形態に係る基板処理装置は、タンデム型のプラズマ処理システム2であるが、基板処理装置はタンデム型に限らず、図12に示すようなクラスタ型のプラズマ処理システムであってもよい。
図12に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置の他の例としてのプラズマ処理システム3は、クラスタ型であり、半導体ウエハWに対して成膜処理、拡散処理、エッチング処理等の各種処理を行う処理ユニット91と、被処理体搬出入ステージ92と、フープ台93とを備える。
処理ユニット91は、半導体ウエハWに対して成膜処理、拡散処理、エッチング処理等の各種の処理或いは同種の処理を行う4つの処理室94a,94b,94c,94dと、気密に開閉可能なゲート弁95a,95b,95c,95dを介して処理室94a〜94dに夫々接続されて半導体ウエハWを処理室94a〜94dに搬出入する搬送室96と、気密に開閉可能なゲート弁97a,97bを介して搬送室96に夫々接続されて半導体ウエハWを搬送室96に搬出入するロードロック室98a,98bとを備える。各処理室94a〜94d内には、半導体ウエハWを載置するためのサセプタ98a,98b,98c,98dが夫々設けられている。
搬送室96は、残留物等のパージ及び真空排気可能に構成されており、搬送室96の内部には、処理室94a〜94d及びロードロック室98a,98bと搬送室96との間で半導体ウエハWの搬出入を行う、例えば、屈伸及び旋回可能な多関節構造の搬送アーム99が設けられている。また、搬送アーム99の先端に設けられて半導体ウエハWを載置可能な載置台100には、載置台100に半導体ウエハWが載置されているか否かを検出可能なウエハ検出センサ101が配設されている。
ロードロック室98a,98bは、残留物のパージ及び真空排気可能に構成されており、内部には、半導体ウエハWを載置可能な受渡台102a,102bが夫々設けられている。受渡台102a,102bには、受渡台102a,102bに半導体ウエハWが載置されているか否かを検出可能なウエハ検出センサ103a,103bが夫々設けられている。
被処理体搬出入ステージ92は、処理ユニット91のロードロック室98a,98bと、気密に開閉可能に構成されたゲート弁104a,104bを介して接続されており、被処理体搬出入ステージ92は一方の端部に、内部に回転載置台106と半導体ウエハWの周縁部を光学的に検出する光学センサ107とを有する位置合室105を備える。位置合室105は半導体ウエハWのオリエンテーションフラットやノッチ等を光学センサ107により検出して回転載置台106により半導体ウエハWを回転させて所定の位置に位置合わせを行う。また、回転載置台106には、回転載置台106上に半導体ウエハWが載置されているか否かを検出するウエハ検出センサ108が配設されている。
また、被処理体搬出入ステージ92は、その長手方向に配置された図示しない案内レールに沿って移動可能に構成された搬送アーム109が配設されており、搬送アーム109は例えば、ウエハ搬送用の多関節フォーク110を備え、多関節フォーク110は屈伸及び旋回可能に構成されている。また、搬送アーム109は、多関節フォーク110の先端に半導体ウエハWを把持可能なアーム111を備え、アーム111には、アーム111に半導体ウエハWが把持されているか否かを検出可能なウエハ検出センサ112が設けられている。
搬送アーム109は、後述するフープ台93のフープ113に収容された半導体ウエハWを、位置合室105の回転載置台106、及びロードロック室98a,98bの受渡台102a,102b上に搬送可能であり、また、受渡台102a,102b上に載置された半導体ウエハWを回転載置台106上、及びフープ113内に搬送可能である。
フープ台93は、被処理体搬出入ステージ92の側面に連結されており、内部に半導体ウエハWを例えば、25枚収容可能であって開閉可能に蓋体が設けられたフープ113が載置される。
ウエハ検出センサ101,103a,103b,108,及び112は、例えば、公知のピックアップセンサから成る。
搬送室96の搬送アーム99やウエハ検出センサ101、ロードロック室98a,98bのウエハ検出センサ103a,103b、ゲート弁95a〜95d,97a,97b,104a,及び104b、被処理体搬出入ステージ92の搬送アーム109やウエハ検出センサ112や位置合室105の回転載置台106や光学センサ107やウエハ検出センサ108等は、図示しない制御装置に電気的に接続されており、搬送アーム99,109、ゲート弁95a〜95d,97a,97b,104a,及び104b、及び回転載置台106等は制御装置により制御され、ウエハ検出センサ101,103a,103b,108,及び112、及び光学センサ107の検出信号は、制御装置に受信される。
プラズマ処理システム3の処理動作は、上記制御装置が予め記憶しているプロセス・レシピに基づいて各装置を制御することにより実行される。
図12のプラズマ処理システム3において、フープ113に収納された未処理の半導体ウエハWは、搬送アーム109及び搬送アーム99によって位置合室105、ロードロック室98a,98B、及び搬送室96を介して処理室94a〜94dに搬送され、処理室94a〜94dにおいて各処理が行われ、処理室94a〜94dにおける各処理が終了した処理済の半導体ウエハWは、搬送アーム99及び搬送アーム109によって搬送室96、及びロードロック室98a,98Bを介して所定のフープ113に収納される。
上記本発明の第1及び第2の実施の形態に係る基板処理装置は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他の様々な構成と取り得る。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 図1のプラズマ処理装置における制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の制御装置における記憶装置に記憶されたプロセス・レシピを説明するための図であり(a)はプロセス・レシピの概略構成であり、(b)は(a)のプロセス・レシピを構成する各工程の時間であり、(c)は(a)のプロセス・レシピに基づいて実行されるエッチング処理のタイムチャートである。 図1のプラズマ処理装置の実行する残処理レシピ作成処理のフローチャートである。 図4の残処理レシピ作成処理において作成された残処理レシピを説明するための図であり(a)は残処理レシピの概略構成であり、(b)は(a)の残処理レシピを構成する各工程の時間であり、(c)は(a)の残処理レシピに基づいて実行される残処理のタイムチャートである。 図1のプラズマ処理装置の実行する残処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 図2の表示装置に表示されるウエハ収容状況画面である。 図2の表示装置に表示される履歴情報画面である。 図2の表示装置に表示される履歴情報画面の他の例である。 図7のプラズマ処理システム2の実行する履歴情報表示処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の他の例の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 プラズマ処理装置
2 プラズマ処理システム
11 処理室
41 制御装置
42 CPU
45 記憶装置
46 入出力装置
47 表示装置
48 警報装置
51 第1処理ユニット
52 第2処理ユニット
53 被処理体搬出入ステージ
54 フープ台
56 搬送室
58 ロードロック室
59,65 搬送アーム
61,63,70,71,75 ウエハ検出センサ
76 フープ

Claims (10)

  1. 基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶する記憶手段を備え、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理装置において、
    当該基板処理装置に異常が発生したか否かを判別する異常判別手段と、前記異常が発生したときに前記処理情報に基づく前記基板の処理を中止する中止手段と、前記異常の発生時に前記処理情報における前記異常の発生時以降に前記基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成する残処理情報作成手段とを備え、前記処理が中止された基板である未完了基板に対して前記残処理情報に基づく処理を実行することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記残処理情報は、前記異常の発生時に実行していた処理の直前に実行していた処理を表す直前処理情報を有することを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記未完了基板に対して前記直前処理情報に基づく処理を実行した後に、前記異常後処理情報に基づく処理を実行することを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記残処理情報は編集可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法において、
    前記基板の処理に異常が発生したか否かを判別し、前記異常の発生時に前記処理情報に基づく前記基板の処理を中止し、前記異常の発生時に前記処理情報における前記異常の発生時以降に前記基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成し、前記処理が中止された基板である未完了基板に対して前記残処理情報に基づく処理を実行することを特徴とする基板処理方法。
  6. 基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法を実行するプログラムにおいて、
    前記基板の処理に異常が発生したか否かを判別するモジュールと、前記異常の発生時に前記処理情報に基づく前記基板の処理を中止するモジュールと、前記異常の発生時に前記処理情報における前記異常の発生時以降に前記基板に実行する処理を表す異常後処理情報を有する残処理情報を作成するモジュールと、前記処理が中止された基板である未完了基板に対して前記残処理情報に基づく処理を実行するモジュールとを備えることを特徴とするプログラム。
  7. 基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶する記憶手段と、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する処理手段と、前記基板を格納する格納手段と、前記処理手段と前記格納手段とを接続し前記基板を搬送する搬送装置とを有する搬送手段とを備える、基板処理装置において、
    前記処理手段により前記基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、前記基板処理装置に異常が発生したか否かを判別する異常判別手段と、前記異常が発生したときに前記処理手段の処理を中止する中止手段と、前記履歴情報作成手段によって作成された履歴情報を表示する表示手段とを備え、前記搬送手段は前記異常が発生したときに前記処理手段又は前記搬送手段に存在する前記処理が中止された基板である未完了基板を前記格納手段に回収可能であり、前記表示手段は前記搬送装置により前記未完了基板が前記格納手段に回収されたときに前記履歴情報を表示することを特徴とする基板処理装置。
  8. 前記履歴情報は、前記中止手段が前記処理手段の処理を中止した時に、前記処理手段が実行していた処理を表す情報を有することを特徴とする請求項7記載の基板処理装置。
  9. 基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法において、
    前記基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を作成し、前記基板処理に異常が発生したか否かを判別し、前記異常が発生したときに前記基板の処理を中止し、前記異常が発生したときに前記処理が中止された基板である未完了基板を回収し、前記未完了基板が回収されたときに前記履歴情報を表示することを特徴とする基板処理方法。
  10. 基板に実行する1以上の処理を表す情報を有する処理情報を記憶し、前記処理情報に基づいて前記基板に前記1以上の処理を実行する基板処理方法を実行するプログラムにおいて、
    前記基板に実行した処理を表す情報を有する履歴情報を作成するモジュールと、前記基板処理に異常が発生したか否かを判別するモジュールと、前記異常が発生したときに前記基板の処理を中止するモジュールと、前記異常が発生したときに前記処理が中止された基板である未完了基板を回収するモジュールと、前記未完了基板が回収されたときに前記履歴情報を表示するモジュールとを備えることを特徴とするプログラム。
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