JP4899855B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、電気かみそりの刃ヘッドに関し、詳しくは刃ヘッドの刃面によるかみそり負けを低減すると同時に肌面のケアを行なうための技術に関するものである。
従来より、除毛処理として毛を剃ったり引き抜いたりする除毛装置において、体毛を除毛するための刃面を有しており、この刃によって体毛を切断して除毛を行なっているが、毛穴の周囲の角質が髭と一緒に切断されたり剥離されたりして、かみそり負けに代表されるような肌荒れの状態になることがあり、このため、かみそり負けを低減する方策の検討と共に、肌面のケアをするための方策の検討も求められている。
後者の一例として、電気的刺激による体毛の起毛作用を利用した深剃りや、肌面に電位・電流を与えることで肌面をケアする除毛装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、前記特許文献1に示された除毛装置にあっては、体毛を処理するための脱毛ヘッドの刃面に通電して、肌面に約1Vから100Vの間のパルス振幅の刺激電流を流すことにより、皮膚組織の神経系統を刺激し、この電気的刺激によって、体毛の引き抜きにより生じる痛みの刺激が伝わるのを連続して麻痺させるためのものであり、使用者が僅かにひりひり感じる程度に調節されている。
しかしながら前記従来例では、刃面に対して電圧を印加するためステンレス等の金属を組成とした刃面が電気的に酸化されて腐食することが懸念される。特に電気かみそりの分野に適用しようとした場合は、毛を切断する刃面のエッジ先端が鋭利に加工されているため、通電による金属の腐食によってエッジ先端が破損して刃こぼれを起こし、剃味性能が低下するうえに、肌面を傷つけるという課題を有している。そのうえ刺激電流を流すことによって電気的刺激効果が増大して、電気的痛感を与えるという課題も有している。
特表平9−510127号公報
本発明は前記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、髭剃りを行なうと同時に創傷した皮膚組織が修復され、皮膚角質層のバリア機能を修復・促進が図られ、肌面のケアを十分に行なうことができると共に、電気的痛感を与えることもなく、そのうえ長期に亘って良好な剃味性能が得られる電気かみそりを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために、本発明者らは、電気かみそりの刃ヘッドが肌面に当たるときに当該肌面に微弱な電位や電流を与えることにより、電気的痛感を与えないようにしながら肌面のケアを十分に行なえる効果が得られることを見出して、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、請求項1記載の発明は、毛を切断する鋭角又は薄肉で構成された刃面3を持つ刃ヘッド2、該刃面3と電気接触しない位置に、人体の肌面に微弱な電位や電流を与えるための電極部4が設けられ、前記刃ヘッド2には、複数組の刃と、前記電極部4とが、それぞれフロート自在に支持されていることを特徴としている。
このような構成とすることで、髭剃りを行なうと同時に肌面に微弱な電気的刺激を与えることができ、創傷した皮膚組織が修復されて皮膚角質層のバリア機能を修復・促進が図られると共に、微弱な電気的刺激であるため電気的痛感を与えることもない。そのうえ、電極部4は刃ヘッド2の刃面3とは電気接触していないので、該刃面3が金属刃面である場合でも、刃面3が電気的に酸化されて腐食することがなく、特に金属刃面の尖った部分が電食して刃こぼれが発生するといった事態を回避でき、従って、剃味性能を向上させながら、肌面のケアを十分に行なえるようになる。
また請求項2記載の発明は、前記電極部4の周囲を絶縁体5で被覆すると共に、電極部4の絶縁体5で被覆されない部位を、髭剃り時に刃ヘッド2の刃面3と同時に肌面に接触可能としたことを特徴としており、これにより、刃ヘッド2の刃面3と隣接した位置に電極部4を配設した場合でも、電極部4と刃面3との電気接触を防止できるので、刃ヘッド2の刃面3への漏電を防ぐと同時に、電極部4の配置の自由度が広がり、設計等が容易となる。
また請求項3記載の発明は、前記絶縁体5は樹脂又はゴムで形成されており、髭剃り時に刃面3を動かす方向を前後方向Aとしたとき、該樹脂又はゴムで周囲が被覆されている電極部4が刃面3の前後方向Aの少なくとも一方に配置されていることを特徴としており、これにより、樹脂又はゴムなどの絶縁体5で電極部4を容易且つ安価に絶縁できると共に、刃ヘッド2を前方又は後方に動かしながら髭剃りを行なう直前に、該樹脂又はゴムなどの絶縁体5で絶縁された電極部4から皮膚組織に電気刺激を与えることができ、肌面のケアと同時に髭の起毛効果による剃味性能向上を低コストで実現できる。
また請求項4記載の発明は、前記刃ヘッド2は、毛を切断するための外刃6と外刃6に摺接して往復動する内刃7とからなる刃を複数組備えており、前記電極部4が刃相互間の少なくとも1つの刃間スペース8に配置されていることを特徴としており、これにより、刃ヘッド2の刃間スペース8を利用して電極部4をコンパクトに収納でき、刃ヘッド2の大型化を抑えることができる。
また請求項5記載の発明は、前記刃ヘッド2は手で把持するグリップ部9に取り付けられ、グリップ部9の表面部分に掌や指などに電気接触する対極電極部10を設けたことを特徴としており、これにより、髭剃りを行なう肌面に電極部4を接触させたときに、刃ヘッド2とグリップ部9間で閉回路が形成されて人体に微弱電流が流れやすくなり、これにより髭剃りを行なう肌面は常に同じポテンシャルを有した電位・電圧が付加されるようになる。しかも、グリップ部9を手で把持するだけで掌や指などが対極電極部10に電気接触するので、把持するグリップ部9を利用して微弱な電気的刺激効果を高めることができる。
また請求項6記載の発明は、前記刃ヘッド2に設けられる電極部4を陰極、グリップ部9に設けられる対極電極部10を陽極となるように電圧を印加することを特徴としており、これにより、髭剃りを行なう肌面にマイナスの電位を与えることができるため、該肌面を正常な電位状態に保つことができ、肌面のケア効果に一層有効となる。
また請求項7記載の発明は、前記電極部4に印加する電圧を0.01V〜20Vの範囲に設定したことを特徴としており、これにより、肌面を正常な電位状態に保ちながら、同時に肌面に過剰な電流が流れて細胞が電気分解により死滅してしまうことがないようにしながら、皮膚組織を活性化することができる。
また請求項8記載の発明は、前記電極部4に印加する電圧が交流であることを特徴としており、これにより、低電圧でも肌面に電流を流すことができるうえに、電圧が高くても周波数を上げることで電気的痛みを低減することができる。
本発明にあっては、髭剃りを行なうと同時に肌面に微弱な電気的刺激を与えることにより、創傷した皮膚組織が修復され、皮膚角質層のバリア機能を修復・促進が図られ、肌面のケアによって肌状態が改善することが期待されると共に、微弱な電気的刺激であるため、電気的痛感を与えることもなく、そのうえ長期に亘って良好な剃味性能が得られる電気かみそりを提供できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本実施形態の電気かみそり1は、図1、図2に示すように、髭を切断する鋭角又は薄肉で構成された刃面3を持つ刃が刃フレーム12に保持されてなる刃ヘッド2と、グリップ部9を兼ねるかみそり本体11とで主体が構成される。
図1に示す例では、刃ヘッド2の刃は3つの外刃6が前後方向Aにネット外刃6a、スリット刃6b、ネット外刃6aの順で配置されている。ネット外刃6aは刃フレーム12に固定される外刃枠により保持されている。ここで、刃ヘッド2の刃はステンレス等の金属を組成とした金属刃に限らず、例えば、樹脂で成型された刃であってもよい。
ここで本発明においては、刃ヘッド2に、人体の肌面に微弱な電位や電流を与えるための電極部4が設けられている。本例の電極部4は、前後方向Aと直交する左右方向Bに配置される導電体、例えば左右方向Bに薄板状に延びた金属片で構成されており、スリット刃6bとネット外刃6aとの間のスリット溝状の刃間スペース8に収納配置されている。ここで、電極部4の材質は金属片に限らず、それ以外に例えば導電性樹脂、或いは絶縁性樹脂の表面に金属鍍金(メッキ)を被覆したものであってもよく、その形態や種類については特に限定されない。また電極部4の肌面と接触する上端面は平坦面、或いは肌面にフィットする滑らかな湾曲面であってもよい。
また電極部4の周囲は、図1(c)に示すように、扁平筒状をした樹脂製の絶縁体5により覆われている。この絶縁体5は、電極部4の上面部分を除く周囲とネット外刃6aやスリット刃6bの刃面3とを電気絶縁して、電極部4に通電する際に刃面3に通電されないようにする働きをする。
さらに電極部4は刃フレーム12に対して上下にフロート自在に支持されている。例えば、ネット外刃6aとスリット刃6bとの間の刃間スペース8内部で上下移動自在に配置されていると共にバネ(図示せず)にて上方に向けて常にバネ付勢されており、髭剃り時にネット外刃6aやスリット刃6bが肌面と接触してフロートする際に、電極部4はネット外刃6aやスリット刃6bと触れ合うことなくフロートして電極部4の上面部分が肌面と接触できる高さ位置を保持できるようにしている。
また前記電極部4の左右方向Bの両端側の底面からは、図1(c)に示すように、左右一対の電極端子13が突設しており、一方、かみそり本体11の上面には、図2(b)に示すように、左右一対の給電端子14が突設しており、刃ヘッド2をかみそり本体11に装着した状態で、電極端子13と給電端子14とが電気接触することで、かみそり本体11内の電源部(図示せず)から電極部4に対して電圧が印加されるようになっている。ここで、電極部4に通電される電流を微弱電流とするために、かみそり本体11内に例えば電源部と給電端子14との間に低電圧制御装置(図示せず)が設けられている。ここで、前述のように電極部4を刃フレーム12にてフロート支持した構造では、フロートする電極端子13とかみそり本体11の給電端子14との電気接触状態を保つ方法として、例えば給電端子14をかみそり本体11の上面部分から出没自在とし且つ給電端子14をバネ(図示せず)によって上方にバネ付勢する構造とすることが好ましい。
また、かみそり本体11には、図2に示すように、モータ(図示せず)を駆動させるためのスイッチ15と、グリップ部9の表面に設けられた導電体からなる対極電極部10がそれぞれ配置されている。対極電極部10は例えば、髭剃り時にかみそり本体11を動かす方向を前後方向Aとしたとき、例えば、図8(a),(b)に示すように、左右方向Bの両側面11c,11cから背面11bに亘って配置されており、グリップ部9を手で把持したときに掌や指が確実に対極電極部10に電気接触可能としている。なお、グリップ部9に設けられる対極電極部10の位置やその形状や大きさについては、これに限定されるものではない。
しかして、前記構成の電気かみそり1のスイッチ15をオン操作すると電源部とモータ回路とが電気的につながって、モータが内刃駆動子を駆動させることで内刃7が左右に駆動し、ネット外刃6aに導入された髭が内刃7とネット外刃6aとの挟み切りで切断できるようになり、このときスリット刃駆動子が駆動してスリット刃6bにおいて長く伸びた髭を粗剃りできるようになる。またこのときスイッチ15のオン操作によって刃ヘッド2の電極部4に低電圧が印加されるようになり、電極部4に接する肌面には例えば数μA程度の微弱電流が流れるようにしている。ちなみに、体内には100〜200μAの生体電流が流れており、この生体電流に近い微弱電流を体外から流してやることで、自然治癒力が高まることが実証されている。
このように髭剃りを行なうと同時に肌面に微弱電流を流すことにより、特に肌荒れが生じている場合に、微弱電流によって創傷した皮膚組織が修復され、皮膚角質層のバリア機能を修復・促進が図られ、髭剃り後の肌面の状態もしっとり、サラサラの状態にでき、肌面のケアが十分に行なわれて肌状態が改善することが期待される。そのうえ微弱電流であるため、電気的刺激も微弱であり、電気的な痛みを与えることもなくなる。さらに、電極部4は刃ヘッド2の刃面3とは電気接触していないので、該刃面3が金属刃面の場合でも、電気的に酸化されて腐食することがなく、特に金属刃面の尖った部分が電食して刃こぼれが発生するといった事態を回避でき、結果、剃味性能を向上させながら、肌面のケアを十分に行なえるようになる。
また本例ではグリップ部9に対極電極部10を設けたことにより、髭剃りを行なう肌面に電極部4を接触させたときに、人体を介して電極部4とグリップ部9の対極電極部10との間で閉回路が形成されて人体に微弱電流が流れやすくなり、これにより髭剃りを行なう肌面は常に同じポテンシャルを有した電位・電圧が付加されるようになる。しかも、グリップ部9を手で把持するだけで掌や指などが対極電極部10に接触するので、把持するグリップ部9を利用して微弱な電気的刺激効果を高めることができる。さらに本例では、直流電圧を印加した場合において、刃ヘッド2に設けられる電極部4を陰極、グリップ部9に設けられる対極電極部10を陽極とすることにより、髭剃りを行なう肌面にマイナスの電位を与えることができるため、該肌面を正常な電位状態に保つことができ、肌面のケア効果に一層有効となる。
なお、対極電極部10に電圧を印加する場合に限らず、他例としてかみそり本体11の一対の給電端子14のうちの一方にプラス電圧、他方にマイナス電圧を印加する構成とすることも可能である。
また、電極部4の周囲を絶縁体5によって被覆しているので、刃ヘッド2の刃面3と隣接した位置に電極部4を配設した場合でも、電極部4は刃面3に電気接触することがなくなり、これにより、刃ヘッド2の刃面3への漏電を防ぐと同時に、電極部4の配置の自由度が広がり、設計等が容易になるといった利点を有する。しかも絶縁体5は樹脂又はゴムで形成されているので、樹脂又はゴムなどの絶縁体5で電極部4を容易且つ安価に絶縁できると共に、刃ヘッド2を前後方向Aに動かしながら髭剃りを行なう際には、前方(又は後方)に樹脂又はゴムなどの絶縁体5で絶縁された電極部4が位置することで、肌面のケアと同時に髭の起毛効果による剃味性能向上を図ることができる利点を有する。
さらに前記電極部4を刃ヘッド2の刃相互間の刃間スペース8に配置しているので、刃ヘッド2の刃間スペース8を利用して電極部4をコンパクトに収納できるものである。なお図1の例では、スリット刃6bとネット外刃6aとの間の1つの刃間スペース8に電極部4を収納したが、例えば2つ以上の刃間スペース8にそれぞれ電極部4を収納することも可能であり、この結果、複数の刃間スペース8を利用して電極部4を納まりよく収納できて刃ヘッド2の大型化を極力抑えることができる利点も有している。
ところで、電極部4から肌面に流される微弱電流として、図3に示したような一定電圧値L1、或いは図4に示したような矩形波L2の直流電圧、或いは図5に示したような正弦波L3、或いは図6に示したような矩形波L4の交流電圧などを印加することができる。このときの電圧値として、例えば図3のような一定電圧値L1を与えた場合には、0.01V〜20Vの範囲内で印加することが好ましい。電圧値が0.01Vよりも低いと、肌面を正常な電位状態に保つことができず、また20Vを超えると、肌面に過剰な電流が流れて細胞が電気分解により死滅してしまうため、本例では前記範囲で皮膚組織の活性化を図るものである。
ここで言及する電圧は、定電圧や、パルス電圧、或いは周期的に電圧値が変動するものなど印加する電圧の種類には限定されない。例えば直流電圧(図3のL1、図4のL2)において、パルス電圧(60Hz〜1MHz)などの電圧値が変動する場合には平均電圧値、或いはピーク電圧値が前記電圧値の範囲内であり、また定電流制御を行なっている場合には、髭剃りする肌面に印加したときの電圧値の平均値が前記電圧値の範囲内である場合にも該当するものである。一方、交流電圧(図5のL3、図6のL4)においては、ピークの最大値が前記電圧値の範囲内である場合に該当するものである。ここで交流電圧とした場合は、低電圧でも肌面に電流を流すことができるうえに、電圧が高くても周波数を上げることで電気的痛みを低減することができる。ここで言及する交流は、図5の正弦波や図6の矩形波以外に、三角波などがあり、その形状については限定されるものではない。
なお、本実施形態では低電圧制御のパターンを記載しているが、定電流制御を行なった場合には、電圧値が条件等により変動するため、この場合においても平均電圧値、又はピーク電圧値が0.01V〜20Vであることが好ましい。
図7は本発明の他の実施形態を示しており、肌面に微弱電流を与えるための電極部4は、ネット外刃6aの外側に設けられており、髭剃りする際にネット外刃6aやスリット刃6bが肌面と接触する際に、電極部4も肌面と接触できるような高さ位置に配置されている。他の構成は図1〜図6の実施形態と同様であり、対応する部分には同一符号を付しておく。本例では、髭剃りする際に電極部4が肌面により確実に触れるようになり、肌面のケアを十分に行なえるようになり、この結果、図1〜図6と同じ作用効果を奏すると共に、電極部4の前端面を滑らかな湾曲形状に形成することで肌面にフィットしやすくなる利点もあり、また電極部4の周囲を絶縁体5(図4)で被覆する必要がなく、電極部4のネット外刃6aと対向する片側の側面のみ絶縁構造とすればよく、電極部4の構造を簡略化できる利点もある。
図8は本発明の更に他の実施形態を示しており、かみそり本体11の背面に電極支持部16が上下にスライド自在に取り付けられており、電極支持部16の上端に肌面に微弱電流を与えるための電極部4が設けられている。他の構成は図1〜図6の実施形態と同様であり、対応する部分には同一符号を付しておく。本例では、電極支持部16を上下にスライドさせることで、ネット外刃6aと触れ合うことなく電極支持部16と電極部4とが一体に昇降でき、上方のスライド位置では電極部4が刃ヘッド2におけるネット外刃6aと電気接触しない状態で略同じ高さになり、髭剃りする際にネット外刃6aと電極部4とが同時に肌面に触れるようになっており、この結果、図1〜図6と同じ作用効果を奏することができると共に、図8(c)のように、刃ヘッド2には電極部4を増設しなくてよいため、既存の刃ヘッド2を設計変更することなくそのまま使用できる利点があり、さらに本例では電極部4を絶縁体で絶縁する必要もなく、部品数を削減できる利点もある。なお、電極支持部16は例えば、長い髭などを髭剃りするトリマーを兼ねていても構わない。つまり、既存のトリマーの刃先部分を電極部4として機能させる構造とすることも可能である。
(a)は本発明の一実施形態の電極部を備えた刃ヘッドの斜視図、(b)は上の刃ヘッドの側面図、(c)は電極部の斜視図である。 (a)は同上の電気かみそりの正面図、(b)は刃フレームを取り外した状態のかみそり本体の正面図である。 同上の電極部に印加する印加パターンの一例の説明図である。 同上の電極部に印加する印加パターンの他例の説明図である。 同上の電極部に印加する印加パターンの更に他例の説明図である。 同上の電極部に印加する印加パターンの更に他例の説明図である。 (a)は本発明の他の実施形態に用いる電気かみそりの正面図、(b)は刃ヘッドの斜視図である。 (a)は本発明の更に他の実施形態に用いる電気かみそりの背面図、(b)は側面図、(c)は刃ヘッドの斜視図である。
符号の説明
1 電気かみそり
2 刃ヘッド
3 刃面
4 電極部
5 絶縁体
6 外刃
7 内刃
8 刃間スペース
9 グリップ部
10 対極電極部
A 前後方向

Claims (8)

  1. 毛を切断する鋭角又は薄肉で構成された刃面を持つ刃ヘッド、該刃面と電気接触しない位置に、人体の肌面に微弱な電位や電流を与えるための電極部が設けられ、前記刃ヘッドには、複数組の刃と、前記電極部とが、それぞれフロート自在に支持されていることを特徴とする電気かみそり。
  2. 前記電極部の周囲を絶縁体で被覆すると共に、電極部の絶縁体で被覆されない部位を、髭剃り時に刃ヘッドの刃面と同時に肌面に接触可能としたことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  3. 前記絶縁体は樹脂又はゴムで形成されており、髭剃り時に刃面を動かす方向を前後方向としたとき、該樹脂又はゴムで周囲が被覆されている電極部が刃面の前後方向の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電気かみそり。
  4. 前記刃ヘッドは、毛を切断するための外刃と外刃に摺接して往復動する内刃とからなる刃を複数組備えており、前記電極部が刃相互間の少なくとも1つの刃間スペースに配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気かみそり。
  5. 前記刃ヘッドは手で把持するグリップ部に取り付けられ、グリップ部の表面部分に掌や指などに電気接触する対極電極部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気かみそり。
  6. 前記刃ヘッドに設けられる電極部を陰極、グリップ部に設けられる対極電極部を陽極となるように電圧を印加することを特徴とする請求項5記載の電気かみそり。
  7. 前記電極部に印加する電圧を0.01V〜20Vの範囲に設定したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気かみそり。
  8. 前記電極部に印加する電圧が交流であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電気かみそり。
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