JP2004000432A - 除毛装置及びトリートメント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】除毛による痛みを抑えることができるような除毛装置を提供する。
【解決手段】除毛装置51は、駆動部103が駆動されて、例えばユーザの顔面に生えている髭が剃り落とされると、マイナスイオン発生部57A、57Bからマイナスイオンを、オゾン発生部57A、57Bから微量のオゾンを発生し、ファン300の駆動により空気吸入穴73からケーシング53A内及び風吹出口部材53B内を介して人体との接触面の近傍に空気流を噴出すことにより、マイナスイオン及び微量のオゾンが含まれた風を、上記髭の剃り落とされた部位に吹き付ける。
【選択図】 図8
【解決手段】除毛装置51は、駆動部103が駆動されて、例えばユーザの顔面に生えている髭が剃り落とされると、マイナスイオン発生部57A、57Bからマイナスイオンを、オゾン発生部57A、57Bから微量のオゾンを発生し、ファン300の駆動により空気吸入穴73からケーシング53A内及び風吹出口部材53B内を介して人体との接触面の近傍に空気流を噴出すことにより、マイナスイオン及び微量のオゾンが含まれた風を、上記髭の剃り落とされた部位に吹き付ける。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体表をトリートメントするためのトリートメント装置に関し、具体的には、例えば、剃毛又は脱毛等により皮膚から体毛を除去するための除毛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の原理は、除毛装置やその他のトリートメント装置に適用可能であるが、以下、除毛装置を例に採り本発明について説明する。
【0003】
除毛装置として、代表的なものに、例えば、皮膚に接触してそこからはえている髭などの体毛を剃り落とすための剃毛装置と、皮膚に接触してそこからはえている体毛を抜き取るための脱毛装置とがある(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−157325号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の剃毛装置は、皮膚に接触して剃毛したときに、皮膚を傷付けて痛みを残してしまうことがある。従来の脱毛装置も、同様に、皮膚に接触して脱毛したときに、瞬間的に痛みを与えてその後にその痛みを残してしまうことがある。
【0006】
また、従来の剃毛装置は、剃毛によって皮膚を傷付けることがあり、従来の脱毛装置は、脱毛によって毛穴を傷付けることがある。そのときに、皮膚の表面に付着している雑菌(細菌)の活動によって、除毛により傷付いた部位が炎症してしまう虞もある。
【0007】
このような問題は、剃毛又は脱毛を行うための除毛装置に限らず、他の種類のトリートメント装置においても発生し得る。
【0008】
従って、本発明の目的は、体表に対するトリートメントによる痛みを抑えることができるようなトリートメント装置を提供することにある。具体的には例えば、除毛による痛みを抑えることができるような除毛装置を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、トリートメントされた部位が炎症してしまう虞を低減することができるようなトリートメント装置を提供することにある。具体的には例えば、除毛した部位が炎症してしまう虞を低減することができるような除毛装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に従う除毛装置は、皮膚に生えている体毛を除毛するための除毛部と、除毛直前、除毛中又は除毛直後に、前記除毛部によって除毛される又はされた皮膚の領域に、マイナスイオンを含んだイオン風を吹き当てるイオン風吹き当て部とを備える。
【0011】
第1の好適な実施形態では、前記除毛部は、前記体毛を剃毛するための剃毛部である。
【0012】
第2の好適な実施形態では、前記除毛部は、前記体毛を脱毛するための脱毛部である。なお、ここで言う「脱毛」とは、抜き取ることで体毛を除去するいわゆる「抜毛」に限られない広い意味(例えば、温灸脱毛、電気脱毛、レーザ脱毛などを包含する意味)の脱毛である。
【0013】
第3の好適な実施形態では、前記除毛部は、前記体毛に直接作用する除毛機構と、前記除毛機構を駆動する駆動装置とを有し、前記除毛部又は前記除毛部中の前記除毛機構が、前記除毛装置の他の部分に対して着脱可能に構成されている。
【0014】
第4の好適な実施形態では、除毛装置が、前記除毛部が前記他の部分から着脱自在であり、且つ、前記除毛部を取り外した後に、これに代えて、これとは別の方法で除毛するための別の除毛部を前記他の部分に着脱自在に取り付けることができるように構成されている。
【0015】
第5の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部は、1又は複数のイオン風吹出穴を有する吹出口部材と、マイナスイオンを含んだイオン風を発生して前記吹出口部材へ送り込むイオン風発生部とを有し、前記イオン風吹き当て部又は前記イオン風吹き当て部中の前記吹出口部材が、前記除毛装置の他の部分に対して着脱自在になっている。また、除毛装置が、前記吹出口部材を取り外した後、前記吹出口部材とは別の形状をした別の吹出口部材を前記他の部分に取り付けることができるようになっている。さらに、前記別の吹出口部材の形状は、前記除毛装置を温風乾燥装置としても利用できるような形状である。
【0016】
第6の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部は、前記イオン風を温風にするためのヒータを有している。
【0017】
第7の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部は、1又は複数のイオン風吹出穴を有し、前記1又は複数のイオン風吹出穴は、(1)前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面の外周縁に沿って、実質的全周にわたって設けられている、(2)前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面の縁に沿って実質的に全幅にわたって設けられている、又は、(3)前記除毛部の前記作用面の領域内に設けられている。
【0018】
第8の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部が、オゾンを発生するオゾン発生部を有し、マイナスイオンの他にオゾン(例えば微量のオゾン)が含まれた前記イオン風を前記皮膚又は前記体毛に吹き当てるように構成されている。
【0019】
第9の好適な実施形態では、前記除毛部は、1又は複数のイオン風吹出穴を持った吹出口部材を有し、前記吹出口部材は、前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面のあらゆる領域が前記皮膚又は前記体毛に接することを妨げないような位置に又は形状で設けられている。
【0020】
本発明に従うトリートメント装置は、体表をトリートメントするためのトリートメント部と、トリートメント直前、トリートメント中又はトリートメント直後に、前記トリートメント部によってトリートメントされる又はされた体表の領域に、マイナスイオンを含んだイオン風を吹き当てるイオン風吹き当て部とを備える。
【0021】
なお、本明細書で言う「トリートメント」とは、皮膚又は体毛等の体表への物理的又は化学的な作用を言う。
【0022】
本発明に従う別のトリートメント装置は、体表をトリートメントするためのトリートメント部と、トリートメント直前、トリートメント中又はトリートメント直後に、前記トリートメント部によってトリートメントされる又はされた体表の領域に、オゾンを含んだオゾン風を吹き当てるオゾン風吹き当て部とを備える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図である。
【0025】
上記除毛装置は、図1に示すように、装置本体を構成するケーシング(以下、「框体」という)1と、框体1に内蔵される制御用ユニット3と、負イオン発生器5と、剃毛機構(又は、脱毛機構)(以下では、説明の都合上「剃毛機構」とする)7とを備える。
【0026】
制御用ユニット3は、框体1の内部空間の2/3以上を占める大きさを有しており、図示のように、框体1の内部空間の左寄りの部位に配置されている。制御用ユニット3には、剃毛機構7を構成する各部、及び剃毛機構7と共に框体1の内部空間に配置されているファン(図示しない)に連繋するファンモータ(図示しない)を駆動するための駆動回路や、該駆動回路、及び制御用ユニット3に隣接した状態で框体1の内部空間に配置されている負イオン発生器5に給電するための電源回路や、剃毛機構7を構成する各部、駆動回路等を制御する演算処理部等が含まれる。剃毛機構7は、図1の右端側に位置する框体1の開口部に対して着脱自在に構成されている。
【0027】
框体1には、負イオン発生器5の配置位置に対応する部位に、複数個の空気吸入口1a、1b、1c、1dが形成されている。
【0028】
図2は、図1に記載した負イオン発生器5に内蔵される、負イオンが発生可能な程度の高さの交流電圧を供給するための高電圧供給部の回路構成を示すブロック図である。
【0029】
この高電圧供給部は、図2に示すように、図1において説明した電源回路を構成する電源ユニット9と、該電源ユニット9からの給電を受ける高電圧発生回路11とから成る。高電圧発生回路11で生成された交流の高電圧は、高電圧発生回路11と共に負イオン発生器5を構成するイオン電極13に印加される。これにより、イオン電極13において負イオンと共に極めて微量のオゾンが生成される。なお、高電圧発生回路11は、例えば圧電(ピエゾ)素子、或いは昇圧コイル等を含む。
【0030】
上記構成において、剃毛機構7が駆動されて、例えばユーザの顔面に生えている髭が剃り落とされると、負イオン発生器5において生成された負イオン、及び極めて微量のオゾンが、ファンの駆動により空気吸入口1a、1b、1c、1dから框体1内に流入する空気流によって、上記髭の剃り落とされた部位に向けて吹き付けられる。そのため、該部位における所謂髭剃り負けの解消を図ることができるのみならず、該部位に存在している雑菌等の殺菌効果も期待できるという利点がある。
【0031】
なお、剃毛機構7に代えて脱毛機構を、着脱自在に框体1に装着して、脱毛を行った場合にも、脱毛を施した部位における毛穴の赤味の解消を図ることが可能であると共に、殺菌効果も期待できるという利点がある。
【0032】
上記実施形態では、剃毛機構7、及び脱毛機構の双方共に、框体1に対して着脱自在な構成として説明したが、剃毛機構7、又は脱毛機構の何れか一方が、予め框体1に対して一体的に構成され、他の機構が框体1に対して着脱自在な構成である除毛装置も想到され得る。
【0033】
図3は、本発明の第2の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図である。
【0034】
本実施形態では、図3に示すように、負イオン発生器15が、框体1の外周面に設けられた負イオン発生器取付部17に対して、着脱自在に取付固定される。負イオン発生器取付部17には、上記負イオン発生器15を所定の取付位置へと導くための1対の案内軌条(図示しない)が、負イオン発生器取付部17に対して着脱自在に取付けられている。更に、負イオン発生器取付部17における適宜な部位には、上記1対の案内軌条(図示しない)によって負イオン発生器取付部17における所定位置へと案内されて位置決めされた負イオン発生器15のイオン風吹出し口15aの位置と一致するように、イオン風導入口17aが形成されている。
【0035】
残りの構成については、図1、及び図2で説明した本発明の第1の実施形態と略同様である。
【0036】
上記構成によれば、除毛装置の携帯時には、剃毛機構7(又は脱毛機構)と共に負イオン発生器15をも框体1から取り外して別々に携行することが可能であるので、携帯時における上記装置の嵩張りを解消することができる。また、負イオン発生器15を、負イオン発生器取付部17における所定の取付位置へ手早く取付けることができる上に、負イオン発生器15を、負イオン発生器取付部17における所定位置に取付固定するだけで、負イオン発生器15のイオン風吹出し口15aの位置を、イオン風導入口17aの位置に一致させることができる。従って、負イオン発生器15のイオン風吹出し口15aの位置を、イオン風導入口17aの位置に一致させるための調整を行う必要はない。
【0037】
なお、図3において、符号1a、1b、1c、1dは、図1で示したのと同様、いずれも空気吸入口である。
【0038】
図4は、本発明の第3の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図である。
【0039】
本実施形態では、制御用ユニット19に、上述した駆動回路、電源回路、演算処理部等に加えて、更に、図2で示した高電圧発生回路(11)をも含ませた点を主な特徴とする。
【0040】
残りの構成については、図1、及び図2で説明した本発明の第1の実施形態と略同様である。
【0041】
上記構成において、剃毛機構7が駆動されて、例えばユーザの顔面に生えている髭が剃り落とされると、イオン電極21を介して放出される負イオン、及び極めて微量のオゾンが、ファン23の駆動により空気吸入口25a〜25hから框体25内に流入する空気流によって、上記髭の剃り落とされた部位に向けて吹き付けられる。そのため、本発明の第1の実施形態におけると同様に、該部位における所謂髭剃り負けの解消を図ることができるのみならず、該部位に存在している雑菌等の殺菌効果も期待できるという利点がある。
【0042】
図5は、本発明の第4の実施形態に係る除毛装置の要部構成を示す説明図である。
【0043】
本実施形態では、框体27における剃毛機構7(又は、脱毛機構)が着脱自在に装着される部位の外周に、上述した負イオン発生器からのイオン風を、ユーザの顔面における剃毛機構7によって剃毛された部位に集中的に吹き付けられるように、イオン風ガイド用の筒体(又は枠体)(以下では、説明の都合上、「イオン風ガイド用筒体」とする)29を着脱自在に取付けた点を、主な特徴とする。
【0044】
残りの構成については、図1、及び図2で説明した本発明の第1の実施形態、或いは、図4で説明した本発明の第3の実施形態と略同様である。
【0045】
上記構成によれば、剃毛機構7によって剃毛が施されるのと並行して、ユーザの顔面等における剃毛が施された部位に、イオン風ガイド用筒体29によって、上述したイオン電極から放出される負イオンや、極めて微量のオゾンを含んだイオン風が集中的に供給されるため、上記剃毛が施された部位及びその近傍(或いは脱毛が施された部位及びその近傍)における雑菌を減らしそこが炎症してしまう虞を低減することができる。
【0046】
図6は、本発明の第5の実施形態に係る除毛装置が備える負イオン発生器の基板に配置されている高電圧発生回路の回路構成図である。
【0047】
図6において、商用電源から高電圧発生回路Srの入力端子E1、E2に印加される交流電圧の極性が『正』のとき、商用電源からの電流は、入力端子E1から抵抗R1、ダイオードD1を通じて直列共振回路を形成するコンデンサC、及びトランスTの一次側巻線を流れ、更にダイオードD2、及び入力端子E2を通じて商用電源へ戻る。つまり、コンデンサCへの充電が行われる。
【0048】
一方、上記交流電圧の極性が『負』のときには、商用電源からの電流は、入力端子E2から抵抗R1よりも抵抗値がかなり大きい素子である抵抗R2を通じて制御整流素子SCRのゲート端子にゲート電流として流入する。これにより、制御整流素子SCRがターンオン(導通)することとなるので、コンデンサCからの電流が、制御整流素子SCRを通じてトランスTの一次巻線側を通ってコンデンサCに流れる。つまり、コンデンサCに蓄積されている電荷の、トランスTの一次巻線側への放電が行われる。
【0049】
換言すれば、商用電源から入力端子E1、E2を通じて印加される交流電圧が、ダイオードD1、D2で半波整流されることにより、コンデンサCへの充電と、制御整流素子SCRの導通によるコンデンサCからトランスTの一次側巻線への放電(コンデンサCとトランスTの一次側巻線との間での電気エネルギーの授受)とが繰り返される。これにより、上記充放電のタイミングに応じて、トランスTの一次側巻線に比較的高周波の交流電圧が印加されることになるから、結果として、トランスTの二次側巻線に負イオンが発生可能な程度の高電圧が誘起され、この高電圧がトランスTの二次側巻線の出力端子からイオン電極に印加されることになる。
【0050】
ところで、上述した第1〜第6の実施形態では以下のような変形例が考えられる。
【0051】
例えば、上述した各框体(1、25、27)の断面形状は円形状でも、楕円形状でも良いし、或いは矩形状でも差支えない。更には、ユーザが手で把持し易くするために、框体(1、25、27)の外周部における適宜な箇所に相応の窪みを設けることも想到し得る。
【0052】
更に、例えば、制御用ユニットに含まれる電源回路への給電についても、図6で示した高電圧発生回路におけるように、専用のアダプタを用いて商用電源から行っても良いし、或いは、乾電池或いは蓄電池を用いて行っても良い。
【0053】
さて、図7は、本発明の第7の実施形態に係る除毛装置の斜視図であり、図8は、その除毛装置のA−A方向の断面図である。なお、図7、8は、この除毛装置の機能を説明するための図であり、各構成要素の寸法関係は必ずしも正確ではない。これは、他の図面についても同様である。以下、図7及び図8の両図を用いて第7の実施形態について説明する。
【0054】
第7の実施形態に係る除毛装置51は、剃毛部55と、風吹出口部材53Bと、ケーシング53Aとを備えている。
【0055】
剃毛部55は、後述するように、風吹出口部材53Bに対して着脱自在であり、イオン風吹出口部材53Bから取り外して水洗い又はアルコール洗浄可能な構成になっている。この剃毛部55は風吹出口部材53Bの上部に装着できるような形状を皮膚又は体毛に直接接触して剃毛するための作用面(この実施形態では網刃)及び図示しない内刃を有する剃毛機構61と、剃毛機構61を駆動して剃毛を行うための駆動部103とを有する。作用面の中央には、幅方向(図8で言えば紙面を表裏に直交する方向)に沿って、体毛を起こして剃毛し易くするための体毛起こし部材61Aが備えられている。この剃毛部55は、ケーシング51に装着されているイオン風吹出口部材53Bに装着されたときに、ケーシング51内の後述する電源回路101に電気的に接続されるようになっている。
【0056】
風吹出口部材53Bは、後述するように、ケーシング53Aに対して着脱自在に構成されている。また、風吹出口部材53Bは、剃毛部55が装着(例えば嵌合)できるような形状をしており、先端部分に、後述するように、ファン300の駆動によって生成された風を吹出すための2つの風吹出穴71を有し、各風吹出穴71、71からケーシング51に接する下方にわたって、風の通路となる空間(以下、「風通路」と言う)72、72を有している。この実施形態では、各風吹出穴71、71は、溝状に、剃毛機構61の作用面(網刃)の幅方向の縁に沿って実質的に全幅にわたって設けられている(すなわち、この実施形態では、剃毛機構61の作用面の両側に幅方向に沿って風吹出穴71、71が設けられている)。また、この実施形態では、風吹出口部材53Bにおいて、風吹出穴71、71を有する先端部分は、剃毛機構61の作用面のあらゆる領域が皮膚又は体毛に接することを妨げないような形状になっている、具体的には、例えば、図示のように、実質的に作用面に沿って斜めに切られた形状になっている。
【0057】
ケーシング53Aの形状は、握りやすいように、下部よりも中央部又は上部の方が断面積が狭い形状をしている。また、ケーシング53Aは、風吹出口部材53Bが着脱自在になるように構成されている。このケーシング53Aの外面には、図7に示すように、後述する複数のトリートメントモードのうちのユーザ所望のトリートメントモードを選択的に切り替えるためのモード切替スイッチ75Aと、風量を実質的にユーザ所望の風量に制御するための風量制御スイッチ75Bと、風吹出穴71、71から吹き出る風の温かさを実質的にユーザ所望の温かさに制御するための風温制御スイッチ75Cとが設けられている。ケーシング53Aの底面には、図8に示すように、所定の形状(例えば、網状、口状、溝状、又は環状等)の1又は複数の空気吸入穴73が設けられている。
【0058】
ケーシング53Aの内部には、マイナスイオンを発生する1又は複数(例えば2つ)のマイナスイオン発生部(例えばマイナスイオン電極)57A、57Bと、生成された風を温風にするための1又は複数(例えば2つ)のヒータ58A、58Bと、オゾンを発生するための1又は複数(例えば2つ)のオゾン発生部(例えばオゾン電極)52A、52Bとが備えられている。また、ケーシング53Aの内部には、風を生成するためのファン300と、駆動部103、マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52B及びファン300への給電及びそれの制御を行う電源回路101とが備えられている。
【0059】
マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52Bは、ファン300の駆動によってケーシング53A底面の空気吸入穴73から取り込まれて風吹出穴71、71へ送り出される空気の通路上に設けられている。
【0060】
電源回路101は、図7に示したモード切替スイッチ75A、風量制御スイッチ75B及び風温制御スイッチ75Cの位置に応じて、換言すれば、(1)実行可能な複数のトリートメントモードの中からユーザに選択されたトリートメントモード、(2)吹き付け可能な風量の中からユーザに指定された風量、(3)温風か冷風かの(1)〜(3)に応じて、駆動部103、マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52B及びファン300への給電を制御する。
【0061】
例えば、電源回路101は、モード切替スイッチ75Aが第1の位置に移動させられた場合は、この除毛装置51の電源をオフ状態にする。
【0062】
電源回路101は、モード切替スイッチ75Aが第2の位置に移動させられた場合は、イオン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300及びマイナスイオン発生部57A、57Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、マイナスイオン発生部57A、57Bで発生したマイナスイオンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、イオン風モードでは、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオンが含まれたイオン風が吹き出る。なお、オゾンおよびマイナスイオンの量は、例えば、1cm2当りマイナスイオン100万個以上、オゾン0.004〜0.006PPMである。
【0063】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第3の位置に移動させられた場合は、オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、イオン発生部52A、52Bにおいてオゾン(例えば微量のオゾン)が発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、オゾン発生部52A、52Bで発生したオゾンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、オゾン冷風モードでは、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、オゾンが含まれたオゾン風が吹き出る。
【0064】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第4の位置に移動させられた場合は、イオン・オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300、マイナスイオン発生部57A、57B及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生し、オゾン発生部52A、52Bにおいてオゾンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、オゾン発生部52A、52Bで発生したオゾンと、マイナスイオン発生部57A、57Bで発生したマイナスイオンとを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、イオン・オゾン風モードでは、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオン及びオゾンが含まれたイオン・オゾン風が吹き出る。
【0065】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第5の位置に移動させられた場合は、剃毛イオン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、剃毛部55の駆動部103、ファン300及びマイナスイオン発生部57A、57Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、剃毛機構が駆動し、且つ、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、上記発生したマイナスイオンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、剃毛イオン風モードでは、剃毛機構の作用面を皮膚又は体毛に接触させることによりユーザ所望の体毛が剃られ、且つ、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオンが含まれたイオン風が吹き出る。その際、例えば、幅方向を横切る方向に沿って除毛装置51を動かして剃毛すれば、剃毛の直前及び直後に、剃毛機構の作用面が接触する及び接触した皮膚又は体毛にイオン風が吹き当たる。
【0066】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第6の位置に移動させられた場合は、剃毛オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、剃毛部55の駆動部103、ファン300及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、剃毛機構が駆動し、且つ、オゾン発生部52A、52Bにおいてオゾンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、上記発生したオゾンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、剃毛オゾン風モードでは、剃毛機構の作用面を皮膚又は体毛に接触させることによりユーザ所望の体毛が剃られ、且つ、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、オゾンが含まれたオゾン風が吹き出る。その際、例えば、幅方向を横切る方向に沿って除毛装置51を動かして剃毛すれば、剃毛の直前及び直後に、剃毛機構の作用面が接触する及び接触した皮膚又は体毛にオゾン風が吹き当たる。
【0067】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第7の位置に移動させられた場合は、剃毛イオン・オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、駆動部103、ファン300、マイナスイオン発生部57A、57B及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、剃毛機構が駆動し、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生し、オゾン発生部52A、52Bにおいてオゾンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、オゾン発生部52A、52Bで発生したオゾンと、マイナスイオン発生部57A、57Bで発生したマイナスイオンとを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、剃毛イオン・オゾン風モードでは、剃毛オゾン風モードでは、剃毛機構の作用面を皮膚又は体毛に接触させることによりユーザ所望の体毛が剃られ、且つ、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオン及びオゾンが含まれたイオン・オゾン風が吹き出る。その際、例えば、幅方向を横切る方向に沿って除毛装置51を動かして剃毛すれば、剃毛の直前及び直後に、剃毛機構の作用面が接触する及び接触した皮膚又は体毛にイオン・オゾン風が吹き当たる。
【0068】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第8の位置に移動させられた場合は、剃毛モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300を駆動せずに駆動部103のみを駆動する。それにより、剃毛機構の作用面が接触する又は接触した皮膚又は体毛に風が吹き当てらない通常の剃毛が行われる。
【0069】
以上のように、電源回路101は、モード切替スイッチ75Aの位置に応じて、駆動部103、マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52B及びファン300への給電を制御する。なお、その際、電源回路101は、風量制御スイッチ75Bの位置に応じて、ファン300の回転速度を制御して(例えば段階的に切り替えて)、イオン風、オゾン風、又はイオン・オゾン風の風量を制御する(例えば段階的に切り替える)。また、電源回路101は、風温制御スイッチ75Cの位置に応じて、ヒータ58A、58Bから発生する熱量を制御して(例えば、ヒータ58A、58Bへの給電のオン・オフを切り替えて)、イオン風、オゾン風、又はイオン・オゾン風の温かさを制御する(例えば、比較的冷たくするか比較的温かくするかを切り替える)。
【0070】
ところで、この除毛装置51は、図9に示すように、風吹出口部材53Bに対して着脱自在となっている剃毛部55を風吹出口部材53Bから取り外し、別の方法で皮膚又は体毛に対してトリートメントする部材を装着することで、剃毛とは異なる別のトリートメント機能を発揮することができる。例えば、図9に示したように、剃毛部55が取り外された後に、図10に示すように、脱毛部63が風吹出口部材53Bに装着されれば、脱毛を実行することができる。なお、その脱毛部63は、皮膚又は体毛に直接的に接触して体毛を抜き取るための脱毛機構65と、脱毛機構65を駆動して脱毛を行うための図示しない駆動部とを有している。この脱毛部63を装着した後、モード切替スイッチ75Aの位置を切り替えることにより、上述した複数のトリートメントモードのうちユーザ所望のトリートメントモードで脱毛を行うことができる。例えば、脱毛イオン風モードを選択すれば、脱毛の直前又は直後に、脱毛機構65が接触する又は接触した皮膚又は体毛に対してイオン風を吹き当てることができる。その際、風量制御スイッチ75B及び風温制御スイッチ75Cを制御すれば、イオン風の風量及び温かさを調節することができる。
【0071】
また、この除毛装置51は、図11に示すように、ケーシング53Aに対して着脱自在となっている風吹出口部材53Bをケーシング53Aから取り外し、別の形状をした風吹出口部材を装着することで、剃毛とは異なる別のトリートメント機能を発揮することができる。例えば、図11に示したように、風吹出口部材53Bがケーシング53Aから取り外された後に、図12に示すように、ドライヤー用風吹出口部材53Cがケーシング53Aに装着されれば、ドライヤーとして機能することができる。なお、そのドライヤー用風吹出口部材53Cは、風吹出穴60の大きさは、風の上流側の断面積よりも狭くなっていて、風速を速めることができるようになっている。このドライヤー用風吹出口部材53Cを装着した後、モード切替スイッチ75Aの位置を切り替えることにより、上述した複数のトリートメントモードのうちユーザ所望のトリートメントモードで脱毛を行うことができる。例えば、モード切替スイッチ75が第2の位置に移動させられた場合は、イオン風モードを実行してイオン風を吹出すができるし、モード切替スイッチ75がここで初めて説明する第9の位置に移動させられた場合は、マイナスイオンもオゾンも含まれないただの風を吹出すことができる。もちろん、その際、風量制御スイッチ75B及び風温制御スイッチ75Cを制御すれば、吹出す風の風量及び温かさを調節することができる。
【0072】
以上が、第7の実施形態についての説明である。
【0073】
剃毛又は脱毛をすれば、剃毛又は脱毛された箇所で痛みを感じ、またその痛みが残り得る。その痛みを感じるのは、剃毛又は脱毛による刺激でプラスイオンが発生したからである。この第7の実施形態では(他の実施形態でもそうであるが)、剃毛又は脱毛によって刺激される又は刺激された箇所にマイナスイオンが含まれたイオン風が吹き当てられる。それにより、その刺激によってプラスイオンが発生してもそれを中和し、以って、痛みの発生を未然に抑えたり、もし痛みが発生してもそれを従来よりも小さくしたりすることができる。
【0074】
また、この第7の実施形態では(他の実施形態でもそうであるが)、剃毛又は脱毛によって刺激される又は刺激された箇所にオゾンが含まれたオゾン風が吹き当てられる。それにより、オゾンには殺菌効果があるので、その刺激された箇所若しくはそこを含む領域に存在し得る雑菌を殺し、以って、除毛した部位が炎症してしまう虞を低減することができる。
【0075】
なお、この第7の実施形態では、以下のような変形例が考えられる。
【0076】
例えば、第7の実施形態では、風吹出穴71は、剃毛機構(又は脱毛機構)の作用面の縁に沿って全幅にわたって溝状に設けられているが、他の態様で設けられても良い。例えば、風吹出穴として、剃毛機構(又は脱毛機構)の作用面の全幅又は一部に、方形、真円形、楕円形、又は長円形の口が1又は複数個設けられていても良い。また、風吹出穴は、風の上流側よりも断面積が狭くなっていて、風吹出穴において上流側よりも風速が速められるような形状になっていても良い。また、風吹出穴の断面積が調節可能になっていても良い。また、風吹出穴は、風の吹き出る方向を調節できるようになっていても良い。また、風吹出穴は、剃毛部55(又は脱毛部63)の作用面の外周縁に沿って、実質的全周にわたって設けられていても良い。また、風吹出穴は、剃毛部55(又は脱毛部63)の作用面の領域内に設けられていても良い。
【0077】
また、例えば、ファン300の形状は、図8に示したようなプロペラ型に限らず、例えば、ドラム型のファンでも良い。
【0078】
また、除毛装置51には、お奨めのトリートメントモード、風量、又は風温、或いはそれらの組み合わせが用意されていて、除毛装置51の肉眼で確認できる場所(例えば、各スイッチ75A〜75Cの近傍)に、そのお奨めのトリートメントモード、風量、又は風温、或いはそれらの組み合わせを実行するための各スイッチ75A〜75Cの位置が表されていても良い。
【0079】
また、脱毛部63は、毛を抜き取って脱毛するいわゆる「抜毛」のための脱毛部に限らず、温灸脱毛、電気脱毛、レーザ脱毛など別の方法で脱毛するための脱毛部であっても良い。
【0080】
図13は、本発明の第8の実施形態に係る除毛装置を示す。以下、第7の実施形態との相違点を重点的に説明し、共通点については説明を省略又は簡略する。
【0081】
この除毛装置201は、剃毛部253Bがケーシング253Aに対して着脱自在に成っている。ケーシング253Aから取り外された剃毛部253Bの代わりに、別の方法でトリートメントするトリートメント部(例えば、図10に示したような脱毛部63)をケーシング253Aに装着することにより、除毛装置201は、その別の方法で皮膚又は体毛をトリートメントすることができるようになっている。
【0082】
また、この除毛装置201は、上記第7の実施形態と同様に、ケーシング253Aの底面に空気吸入穴204を有し、ケーシング253A内に、ヒータ207や、マイナスイオン発生部205や、オゾン発生部203や、ファン240や、それらの各々へ給電する電源回路209を備えている。また、図示しないが、この除毛装置201は、第7の実施形態と同様に、ケーシング253Aの外面に、モード切替スイッチ、風量制御スイッチ、及び風温制御スイッチを有していて、各スイッチの位置に応じて、実行可能な2以上のトリートメントモードのうちのユーザ所望のトリートメントモードを実行したり、後述する第1の風出口穴213又は第2の風出口穴93から吹き出る風の風量及び温かさを制御したりするようになっている。
【0083】
この除毛装置201は、剃毛部253Bの外面の所定位置に、剃毛部253B内へ風を入れるための第1の風通過穴211を有し、ケーシング253Aの外面の所定位置に、ファン240の駆動によって生成された風をケーシング253A外へ出すための第2の風通過穴215を有している。
【0084】
この除毛装置201は、外表面に風吹出部材95を備えている。その風吹出部材95は、第7の実施形態における風吹出部材93とは異なる。以下、その風吹出部材95について具体的に説明する。
【0085】
この風吹出部材95は、除毛装置201の外表面に沿って上下に移動可能になっており、その移動路上における複数の特定の位置で止まることができるように構成されている。具体的には、この風吹出部材95は、図13に示したような下側の特定位置に止まったときには、ファン240の駆動によって生成された風を剃毛部253B内(又は他のトリートメント部内)に吹き込み、図14に示したような上側の特定位置に止まったときには、その風を剃毛部253Bの作用面の近傍に吹出すように構成されている。別の言い方をすれば、風吹出部材95は、剃毛部253Bの作用面のあらゆる領域が皮膚又は体毛に接することを妨げないような下側の特定位置に移動することができるようになっている。また、風吹出部材95は、その先端が、上側の特定位置に移動したときに剃毛部253Bの作用面のあらゆる領域が皮膚又は体毛に接することを妨げないように実質的にその作用面に沿って斜めに切られている。
【0086】
風吹出部材95は、この風吹出部材95内に風を入れるための第1の風入口穴219と、第1の風入口穴219から入った風を剃毛部253B内(又は他のトリートメント部内)へ出すための第1の風出口穴213と、第1の風入口穴219から入った風が第1の風出口穴213から出るための風の通路となる第1の風通路301とを有している。図13に示すように、風吹出部材95が下側の特定位置に止まったときは、第1の風入口穴219が、ケーシング253Aに設けられている第2の風通過穴215から出た風を第1の風通路301内に導くことができるような位置に来るようになっており、第1の風出口穴213が、除毛部253Bに設けられている第1の風通過穴211を介して除毛部253B内へ風を吹出すことができるような位置に来るようになっている。
【0087】
また、風吹出部材95は、この風吹出部材95内に風を入れるための第2の風入口穴217と、第2の風入口穴217から入った風を剃毛部253Bの作用面の近傍へ吹き出すための第2の風出口穴93と、第2の風入口穴217から入った風が第2の風出口穴93から出るための風の通路となる第2の風通路302とを有している。図14に示すように、風吹出部材95が上側の特定位置に止まったときは、第2の風入口穴219が、ケーシング253Aに設けられている第2の風通過穴215から出た風を第2の風通路302内に導くことができるような位置に来るようになっている。
【0088】
以上のような構成により、この風吹出部材95は、図13に示したように、下側の特定位置に止まったときに、ファン240の駆動によって生成された風を剃毛部253B内(又は他のトリートメント部内)に吹き込めるようになっている。これにより、剃毛部253B内にたまり得る毛くずを吹き飛ばして簡易的な掃除ができる。また、剃毛部253B内に吹き込まれる風に、上述した方法でオゾンを含ませれば、簡易的な除菌ができる。また、水洗い又はアルコール洗浄後の剃毛部253B内を乾かすことができる。
【0089】
なお、この第8の変形例として、例えば以下のようなものが考えられる。
【0090】
すなわち、図15に示すように、風吹出部材395が下側の特定位置に止まっても上側の特定位置に止まっても、第1の風出口穴213から出る風を剃毛部253B内に吹き込めるように、第1の風通穴211が、上下方向に広くなった風通過穴211Wであっても良い。また、図15に示すように、風吹出部材395が下側の特定位置に止まっても上側の特定位置に止まっても、第1の風入口穴213から第1の風通路310内に風を吹き出せるように、第2の風通穴215が、上下方向に広くなった風通過穴215Wであっても良い。このような構成にすることで、風吹出部材395が下側の特定位置に止まったときには、剃毛部253B内だけに風を吹出することができ、風吹出部材395が上側の特定位置に止まったときには、剃毛部253Bの作用面の近傍だけでなく、剃毛部253B内へも風を吹出すことができる。
【0091】
また、第8の実施形態において、風吹出部材は、図16に示すように、剃毛部253Bが作用する皮膚又は体毛の領域内の或る1又は複数の位置に集中的に風を吹き当てられるような形状を有する風吹出部材295であっていても良い。
【0092】
図17は、第9の実施形態に係る除毛装置を示す。
【0093】
この除毛装置270は、いわゆるロータリー式の剃毛装置である。この除毛装置270の剃毛部の作用面583の全周には、イオン風、オゾン風、又はイオン・オゾン風を皮膚又は体毛に吹出すための風吹出穴83が溝状に環状になって設けられている(変形例として、吹出穴は、円形等をした複数の口になって設けられていても良い)。さらに、図示のように、剃毛部の作用面583内には、イオン風等を吹出すための別の風吹出穴82が設けられていても良い。また、この除毛装置270は、上部584と下部585を所定軸を中心に相対的に右又は左にまわすことにより、風吹出穴83及び別の風吹出穴82からイオン風等を出すための図示しない風通路が狭まる又は遮断されても良い。
【0094】
以上、本発明の幾つかの好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【0095】
例えば、本発明は、体表(例えば皮膚又は体毛)に対して化学的又は物理的に作用することが可能な種々のトリートメント装置、例えば、例えば、超音波刺激装置、低周波刺激装置、刺青を彫るための装置、スキンケア装置、円筒状のローラを皮膚に接触した状態で転がすことにより美顔効果を図る美顔装置、電動歯ブラシに適用し得る。
【0096】
また、上述した第1〜第9の実施形態に係る除毛装置の各要素を適宜に組み合わせた別の除毛装置を作ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図。
【図2】図1に記載した負イオン発生器に内蔵される、負イオンが発生可能な程度の高さの交流電圧を供給するための高電圧供給部の回路構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る除毛装置の要部構成を示す説明図。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る除毛装置が備える負イオン発生器の基板に配置されている高電圧発生回路の回路構成図。
【図7】本発明の第7の実施形態に係る除毛装置の斜視図。
【図8】図7に示した除毛装置のA−A方向の断面図。
【図9】風吹出口部材53Bから剃毛部55が取り外された様子を示す図。
【図10】剃毛部55の代わりに脱毛部63が風吹出口部材53Bに装着される様子を示す図。
【図11】ケーシング53Aから風吹出口部材53Bが取り外された様子を示す図。
【図12】風吹出口部材53Bの代わりにドライヤー用風吹出口部材53Cがケーシング53Aに装着される様子を示す図。
【図13】風吹出口部材95が下側の特定位置に止まっているときの、本発明の第8の実施形態に係る除毛装置を示す図。
【図14】本発明の第8の実施形態に係る除毛装置において、風吹出口部材95が上側の特定位置に止まったときの様子を示す図。
【図15】本発明の第8の実施形態に係る除毛装置の変形例を示す図。
【図16】本発明の第8の実施形態に係る除毛装置の別の変形例を示す図。
【図17】本発明の第9の実施形態に係る除毛装置を示す図。
【符号の説明】
1 装置本体を構成するケーシング(框体)
1a、1b、1c、1d 空気吸入口
3 制御用ユニット
5 負イオン発生器
7 剃毛機構(又は、脱毛機構)
【発明の属する技術分野】
本発明は、体表をトリートメントするためのトリートメント装置に関し、具体的には、例えば、剃毛又は脱毛等により皮膚から体毛を除去するための除毛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の原理は、除毛装置やその他のトリートメント装置に適用可能であるが、以下、除毛装置を例に採り本発明について説明する。
【0003】
除毛装置として、代表的なものに、例えば、皮膚に接触してそこからはえている髭などの体毛を剃り落とすための剃毛装置と、皮膚に接触してそこからはえている体毛を抜き取るための脱毛装置とがある(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−157325号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の剃毛装置は、皮膚に接触して剃毛したときに、皮膚を傷付けて痛みを残してしまうことがある。従来の脱毛装置も、同様に、皮膚に接触して脱毛したときに、瞬間的に痛みを与えてその後にその痛みを残してしまうことがある。
【0006】
また、従来の剃毛装置は、剃毛によって皮膚を傷付けることがあり、従来の脱毛装置は、脱毛によって毛穴を傷付けることがある。そのときに、皮膚の表面に付着している雑菌(細菌)の活動によって、除毛により傷付いた部位が炎症してしまう虞もある。
【0007】
このような問題は、剃毛又は脱毛を行うための除毛装置に限らず、他の種類のトリートメント装置においても発生し得る。
【0008】
従って、本発明の目的は、体表に対するトリートメントによる痛みを抑えることができるようなトリートメント装置を提供することにある。具体的には例えば、除毛による痛みを抑えることができるような除毛装置を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、トリートメントされた部位が炎症してしまう虞を低減することができるようなトリートメント装置を提供することにある。具体的には例えば、除毛した部位が炎症してしまう虞を低減することができるような除毛装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に従う除毛装置は、皮膚に生えている体毛を除毛するための除毛部と、除毛直前、除毛中又は除毛直後に、前記除毛部によって除毛される又はされた皮膚の領域に、マイナスイオンを含んだイオン風を吹き当てるイオン風吹き当て部とを備える。
【0011】
第1の好適な実施形態では、前記除毛部は、前記体毛を剃毛するための剃毛部である。
【0012】
第2の好適な実施形態では、前記除毛部は、前記体毛を脱毛するための脱毛部である。なお、ここで言う「脱毛」とは、抜き取ることで体毛を除去するいわゆる「抜毛」に限られない広い意味(例えば、温灸脱毛、電気脱毛、レーザ脱毛などを包含する意味)の脱毛である。
【0013】
第3の好適な実施形態では、前記除毛部は、前記体毛に直接作用する除毛機構と、前記除毛機構を駆動する駆動装置とを有し、前記除毛部又は前記除毛部中の前記除毛機構が、前記除毛装置の他の部分に対して着脱可能に構成されている。
【0014】
第4の好適な実施形態では、除毛装置が、前記除毛部が前記他の部分から着脱自在であり、且つ、前記除毛部を取り外した後に、これに代えて、これとは別の方法で除毛するための別の除毛部を前記他の部分に着脱自在に取り付けることができるように構成されている。
【0015】
第5の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部は、1又は複数のイオン風吹出穴を有する吹出口部材と、マイナスイオンを含んだイオン風を発生して前記吹出口部材へ送り込むイオン風発生部とを有し、前記イオン風吹き当て部又は前記イオン風吹き当て部中の前記吹出口部材が、前記除毛装置の他の部分に対して着脱自在になっている。また、除毛装置が、前記吹出口部材を取り外した後、前記吹出口部材とは別の形状をした別の吹出口部材を前記他の部分に取り付けることができるようになっている。さらに、前記別の吹出口部材の形状は、前記除毛装置を温風乾燥装置としても利用できるような形状である。
【0016】
第6の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部は、前記イオン風を温風にするためのヒータを有している。
【0017】
第7の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部は、1又は複数のイオン風吹出穴を有し、前記1又は複数のイオン風吹出穴は、(1)前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面の外周縁に沿って、実質的全周にわたって設けられている、(2)前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面の縁に沿って実質的に全幅にわたって設けられている、又は、(3)前記除毛部の前記作用面の領域内に設けられている。
【0018】
第8の好適な実施形態では、前記イオン風吹き当て部が、オゾンを発生するオゾン発生部を有し、マイナスイオンの他にオゾン(例えば微量のオゾン)が含まれた前記イオン風を前記皮膚又は前記体毛に吹き当てるように構成されている。
【0019】
第9の好適な実施形態では、前記除毛部は、1又は複数のイオン風吹出穴を持った吹出口部材を有し、前記吹出口部材は、前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面のあらゆる領域が前記皮膚又は前記体毛に接することを妨げないような位置に又は形状で設けられている。
【0020】
本発明に従うトリートメント装置は、体表をトリートメントするためのトリートメント部と、トリートメント直前、トリートメント中又はトリートメント直後に、前記トリートメント部によってトリートメントされる又はされた体表の領域に、マイナスイオンを含んだイオン風を吹き当てるイオン風吹き当て部とを備える。
【0021】
なお、本明細書で言う「トリートメント」とは、皮膚又は体毛等の体表への物理的又は化学的な作用を言う。
【0022】
本発明に従う別のトリートメント装置は、体表をトリートメントするためのトリートメント部と、トリートメント直前、トリートメント中又はトリートメント直後に、前記トリートメント部によってトリートメントされる又はされた体表の領域に、オゾンを含んだオゾン風を吹き当てるオゾン風吹き当て部とを備える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図である。
【0025】
上記除毛装置は、図1に示すように、装置本体を構成するケーシング(以下、「框体」という)1と、框体1に内蔵される制御用ユニット3と、負イオン発生器5と、剃毛機構(又は、脱毛機構)(以下では、説明の都合上「剃毛機構」とする)7とを備える。
【0026】
制御用ユニット3は、框体1の内部空間の2/3以上を占める大きさを有しており、図示のように、框体1の内部空間の左寄りの部位に配置されている。制御用ユニット3には、剃毛機構7を構成する各部、及び剃毛機構7と共に框体1の内部空間に配置されているファン(図示しない)に連繋するファンモータ(図示しない)を駆動するための駆動回路や、該駆動回路、及び制御用ユニット3に隣接した状態で框体1の内部空間に配置されている負イオン発生器5に給電するための電源回路や、剃毛機構7を構成する各部、駆動回路等を制御する演算処理部等が含まれる。剃毛機構7は、図1の右端側に位置する框体1の開口部に対して着脱自在に構成されている。
【0027】
框体1には、負イオン発生器5の配置位置に対応する部位に、複数個の空気吸入口1a、1b、1c、1dが形成されている。
【0028】
図2は、図1に記載した負イオン発生器5に内蔵される、負イオンが発生可能な程度の高さの交流電圧を供給するための高電圧供給部の回路構成を示すブロック図である。
【0029】
この高電圧供給部は、図2に示すように、図1において説明した電源回路を構成する電源ユニット9と、該電源ユニット9からの給電を受ける高電圧発生回路11とから成る。高電圧発生回路11で生成された交流の高電圧は、高電圧発生回路11と共に負イオン発生器5を構成するイオン電極13に印加される。これにより、イオン電極13において負イオンと共に極めて微量のオゾンが生成される。なお、高電圧発生回路11は、例えば圧電(ピエゾ)素子、或いは昇圧コイル等を含む。
【0030】
上記構成において、剃毛機構7が駆動されて、例えばユーザの顔面に生えている髭が剃り落とされると、負イオン発生器5において生成された負イオン、及び極めて微量のオゾンが、ファンの駆動により空気吸入口1a、1b、1c、1dから框体1内に流入する空気流によって、上記髭の剃り落とされた部位に向けて吹き付けられる。そのため、該部位における所謂髭剃り負けの解消を図ることができるのみならず、該部位に存在している雑菌等の殺菌効果も期待できるという利点がある。
【0031】
なお、剃毛機構7に代えて脱毛機構を、着脱自在に框体1に装着して、脱毛を行った場合にも、脱毛を施した部位における毛穴の赤味の解消を図ることが可能であると共に、殺菌効果も期待できるという利点がある。
【0032】
上記実施形態では、剃毛機構7、及び脱毛機構の双方共に、框体1に対して着脱自在な構成として説明したが、剃毛機構7、又は脱毛機構の何れか一方が、予め框体1に対して一体的に構成され、他の機構が框体1に対して着脱自在な構成である除毛装置も想到され得る。
【0033】
図3は、本発明の第2の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図である。
【0034】
本実施形態では、図3に示すように、負イオン発生器15が、框体1の外周面に設けられた負イオン発生器取付部17に対して、着脱自在に取付固定される。負イオン発生器取付部17には、上記負イオン発生器15を所定の取付位置へと導くための1対の案内軌条(図示しない)が、負イオン発生器取付部17に対して着脱自在に取付けられている。更に、負イオン発生器取付部17における適宜な部位には、上記1対の案内軌条(図示しない)によって負イオン発生器取付部17における所定位置へと案内されて位置決めされた負イオン発生器15のイオン風吹出し口15aの位置と一致するように、イオン風導入口17aが形成されている。
【0035】
残りの構成については、図1、及び図2で説明した本発明の第1の実施形態と略同様である。
【0036】
上記構成によれば、除毛装置の携帯時には、剃毛機構7(又は脱毛機構)と共に負イオン発生器15をも框体1から取り外して別々に携行することが可能であるので、携帯時における上記装置の嵩張りを解消することができる。また、負イオン発生器15を、負イオン発生器取付部17における所定の取付位置へ手早く取付けることができる上に、負イオン発生器15を、負イオン発生器取付部17における所定位置に取付固定するだけで、負イオン発生器15のイオン風吹出し口15aの位置を、イオン風導入口17aの位置に一致させることができる。従って、負イオン発生器15のイオン風吹出し口15aの位置を、イオン風導入口17aの位置に一致させるための調整を行う必要はない。
【0037】
なお、図3において、符号1a、1b、1c、1dは、図1で示したのと同様、いずれも空気吸入口である。
【0038】
図4は、本発明の第3の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図である。
【0039】
本実施形態では、制御用ユニット19に、上述した駆動回路、電源回路、演算処理部等に加えて、更に、図2で示した高電圧発生回路(11)をも含ませた点を主な特徴とする。
【0040】
残りの構成については、図1、及び図2で説明した本発明の第1の実施形態と略同様である。
【0041】
上記構成において、剃毛機構7が駆動されて、例えばユーザの顔面に生えている髭が剃り落とされると、イオン電極21を介して放出される負イオン、及び極めて微量のオゾンが、ファン23の駆動により空気吸入口25a〜25hから框体25内に流入する空気流によって、上記髭の剃り落とされた部位に向けて吹き付けられる。そのため、本発明の第1の実施形態におけると同様に、該部位における所謂髭剃り負けの解消を図ることができるのみならず、該部位に存在している雑菌等の殺菌効果も期待できるという利点がある。
【0042】
図5は、本発明の第4の実施形態に係る除毛装置の要部構成を示す説明図である。
【0043】
本実施形態では、框体27における剃毛機構7(又は、脱毛機構)が着脱自在に装着される部位の外周に、上述した負イオン発生器からのイオン風を、ユーザの顔面における剃毛機構7によって剃毛された部位に集中的に吹き付けられるように、イオン風ガイド用の筒体(又は枠体)(以下では、説明の都合上、「イオン風ガイド用筒体」とする)29を着脱自在に取付けた点を、主な特徴とする。
【0044】
残りの構成については、図1、及び図2で説明した本発明の第1の実施形態、或いは、図4で説明した本発明の第3の実施形態と略同様である。
【0045】
上記構成によれば、剃毛機構7によって剃毛が施されるのと並行して、ユーザの顔面等における剃毛が施された部位に、イオン風ガイド用筒体29によって、上述したイオン電極から放出される負イオンや、極めて微量のオゾンを含んだイオン風が集中的に供給されるため、上記剃毛が施された部位及びその近傍(或いは脱毛が施された部位及びその近傍)における雑菌を減らしそこが炎症してしまう虞を低減することができる。
【0046】
図6は、本発明の第5の実施形態に係る除毛装置が備える負イオン発生器の基板に配置されている高電圧発生回路の回路構成図である。
【0047】
図6において、商用電源から高電圧発生回路Srの入力端子E1、E2に印加される交流電圧の極性が『正』のとき、商用電源からの電流は、入力端子E1から抵抗R1、ダイオードD1を通じて直列共振回路を形成するコンデンサC、及びトランスTの一次側巻線を流れ、更にダイオードD2、及び入力端子E2を通じて商用電源へ戻る。つまり、コンデンサCへの充電が行われる。
【0048】
一方、上記交流電圧の極性が『負』のときには、商用電源からの電流は、入力端子E2から抵抗R1よりも抵抗値がかなり大きい素子である抵抗R2を通じて制御整流素子SCRのゲート端子にゲート電流として流入する。これにより、制御整流素子SCRがターンオン(導通)することとなるので、コンデンサCからの電流が、制御整流素子SCRを通じてトランスTの一次巻線側を通ってコンデンサCに流れる。つまり、コンデンサCに蓄積されている電荷の、トランスTの一次巻線側への放電が行われる。
【0049】
換言すれば、商用電源から入力端子E1、E2を通じて印加される交流電圧が、ダイオードD1、D2で半波整流されることにより、コンデンサCへの充電と、制御整流素子SCRの導通によるコンデンサCからトランスTの一次側巻線への放電(コンデンサCとトランスTの一次側巻線との間での電気エネルギーの授受)とが繰り返される。これにより、上記充放電のタイミングに応じて、トランスTの一次側巻線に比較的高周波の交流電圧が印加されることになるから、結果として、トランスTの二次側巻線に負イオンが発生可能な程度の高電圧が誘起され、この高電圧がトランスTの二次側巻線の出力端子からイオン電極に印加されることになる。
【0050】
ところで、上述した第1〜第6の実施形態では以下のような変形例が考えられる。
【0051】
例えば、上述した各框体(1、25、27)の断面形状は円形状でも、楕円形状でも良いし、或いは矩形状でも差支えない。更には、ユーザが手で把持し易くするために、框体(1、25、27)の外周部における適宜な箇所に相応の窪みを設けることも想到し得る。
【0052】
更に、例えば、制御用ユニットに含まれる電源回路への給電についても、図6で示した高電圧発生回路におけるように、専用のアダプタを用いて商用電源から行っても良いし、或いは、乾電池或いは蓄電池を用いて行っても良い。
【0053】
さて、図7は、本発明の第7の実施形態に係る除毛装置の斜視図であり、図8は、その除毛装置のA−A方向の断面図である。なお、図7、8は、この除毛装置の機能を説明するための図であり、各構成要素の寸法関係は必ずしも正確ではない。これは、他の図面についても同様である。以下、図7及び図8の両図を用いて第7の実施形態について説明する。
【0054】
第7の実施形態に係る除毛装置51は、剃毛部55と、風吹出口部材53Bと、ケーシング53Aとを備えている。
【0055】
剃毛部55は、後述するように、風吹出口部材53Bに対して着脱自在であり、イオン風吹出口部材53Bから取り外して水洗い又はアルコール洗浄可能な構成になっている。この剃毛部55は風吹出口部材53Bの上部に装着できるような形状を皮膚又は体毛に直接接触して剃毛するための作用面(この実施形態では網刃)及び図示しない内刃を有する剃毛機構61と、剃毛機構61を駆動して剃毛を行うための駆動部103とを有する。作用面の中央には、幅方向(図8で言えば紙面を表裏に直交する方向)に沿って、体毛を起こして剃毛し易くするための体毛起こし部材61Aが備えられている。この剃毛部55は、ケーシング51に装着されているイオン風吹出口部材53Bに装着されたときに、ケーシング51内の後述する電源回路101に電気的に接続されるようになっている。
【0056】
風吹出口部材53Bは、後述するように、ケーシング53Aに対して着脱自在に構成されている。また、風吹出口部材53Bは、剃毛部55が装着(例えば嵌合)できるような形状をしており、先端部分に、後述するように、ファン300の駆動によって生成された風を吹出すための2つの風吹出穴71を有し、各風吹出穴71、71からケーシング51に接する下方にわたって、風の通路となる空間(以下、「風通路」と言う)72、72を有している。この実施形態では、各風吹出穴71、71は、溝状に、剃毛機構61の作用面(網刃)の幅方向の縁に沿って実質的に全幅にわたって設けられている(すなわち、この実施形態では、剃毛機構61の作用面の両側に幅方向に沿って風吹出穴71、71が設けられている)。また、この実施形態では、風吹出口部材53Bにおいて、風吹出穴71、71を有する先端部分は、剃毛機構61の作用面のあらゆる領域が皮膚又は体毛に接することを妨げないような形状になっている、具体的には、例えば、図示のように、実質的に作用面に沿って斜めに切られた形状になっている。
【0057】
ケーシング53Aの形状は、握りやすいように、下部よりも中央部又は上部の方が断面積が狭い形状をしている。また、ケーシング53Aは、風吹出口部材53Bが着脱自在になるように構成されている。このケーシング53Aの外面には、図7に示すように、後述する複数のトリートメントモードのうちのユーザ所望のトリートメントモードを選択的に切り替えるためのモード切替スイッチ75Aと、風量を実質的にユーザ所望の風量に制御するための風量制御スイッチ75Bと、風吹出穴71、71から吹き出る風の温かさを実質的にユーザ所望の温かさに制御するための風温制御スイッチ75Cとが設けられている。ケーシング53Aの底面には、図8に示すように、所定の形状(例えば、網状、口状、溝状、又は環状等)の1又は複数の空気吸入穴73が設けられている。
【0058】
ケーシング53Aの内部には、マイナスイオンを発生する1又は複数(例えば2つ)のマイナスイオン発生部(例えばマイナスイオン電極)57A、57Bと、生成された風を温風にするための1又は複数(例えば2つ)のヒータ58A、58Bと、オゾンを発生するための1又は複数(例えば2つ)のオゾン発生部(例えばオゾン電極)52A、52Bとが備えられている。また、ケーシング53Aの内部には、風を生成するためのファン300と、駆動部103、マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52B及びファン300への給電及びそれの制御を行う電源回路101とが備えられている。
【0059】
マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52Bは、ファン300の駆動によってケーシング53A底面の空気吸入穴73から取り込まれて風吹出穴71、71へ送り出される空気の通路上に設けられている。
【0060】
電源回路101は、図7に示したモード切替スイッチ75A、風量制御スイッチ75B及び風温制御スイッチ75Cの位置に応じて、換言すれば、(1)実行可能な複数のトリートメントモードの中からユーザに選択されたトリートメントモード、(2)吹き付け可能な風量の中からユーザに指定された風量、(3)温風か冷風かの(1)〜(3)に応じて、駆動部103、マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52B及びファン300への給電を制御する。
【0061】
例えば、電源回路101は、モード切替スイッチ75Aが第1の位置に移動させられた場合は、この除毛装置51の電源をオフ状態にする。
【0062】
電源回路101は、モード切替スイッチ75Aが第2の位置に移動させられた場合は、イオン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300及びマイナスイオン発生部57A、57Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、マイナスイオン発生部57A、57Bで発生したマイナスイオンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、イオン風モードでは、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオンが含まれたイオン風が吹き出る。なお、オゾンおよびマイナスイオンの量は、例えば、1cm2当りマイナスイオン100万個以上、オゾン0.004〜0.006PPMである。
【0063】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第3の位置に移動させられた場合は、オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、イオン発生部52A、52Bにおいてオゾン(例えば微量のオゾン)が発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、オゾン発生部52A、52Bで発生したオゾンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、オゾン冷風モードでは、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、オゾンが含まれたオゾン風が吹き出る。
【0064】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第4の位置に移動させられた場合は、イオン・オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300、マイナスイオン発生部57A、57B及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生し、オゾン発生部52A、52Bにおいてオゾンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、オゾン発生部52A、52Bで発生したオゾンと、マイナスイオン発生部57A、57Bで発生したマイナスイオンとを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、イオン・オゾン風モードでは、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオン及びオゾンが含まれたイオン・オゾン風が吹き出る。
【0065】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第5の位置に移動させられた場合は、剃毛イオン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、剃毛部55の駆動部103、ファン300及びマイナスイオン発生部57A、57Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、剃毛機構が駆動し、且つ、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、上記発生したマイナスイオンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、剃毛イオン風モードでは、剃毛機構の作用面を皮膚又は体毛に接触させることによりユーザ所望の体毛が剃られ、且つ、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオンが含まれたイオン風が吹き出る。その際、例えば、幅方向を横切る方向に沿って除毛装置51を動かして剃毛すれば、剃毛の直前及び直後に、剃毛機構の作用面が接触する及び接触した皮膚又は体毛にイオン風が吹き当たる。
【0066】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第6の位置に移動させられた場合は、剃毛オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、剃毛部55の駆動部103、ファン300及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、剃毛機構が駆動し、且つ、オゾン発生部52A、52Bにおいてオゾンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、上記発生したオゾンを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、剃毛オゾン風モードでは、剃毛機構の作用面を皮膚又は体毛に接触させることによりユーザ所望の体毛が剃られ、且つ、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、オゾンが含まれたオゾン風が吹き出る。その際、例えば、幅方向を横切る方向に沿って除毛装置51を動かして剃毛すれば、剃毛の直前及び直後に、剃毛機構の作用面が接触する及び接触した皮膚又は体毛にオゾン風が吹き当たる。
【0067】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第7の位置に移動させられた場合は、剃毛イオン・オゾン風モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、駆動部103、ファン300、マイナスイオン発生部57A、57B及びオゾン発生部52A、52Bへ給電してそれらを駆動する。それにより、剃毛機構が駆動し、イオン発生部57A、57Bにおいてマイナスイオンが発生し、オゾン発生部52A、52Bにおいてオゾンが発生すると共に、ケーシング53A底面の空気吸入穴73、73から空気が取り込まれて、その空気が、オゾン発生部52A、52Bで発生したオゾンと、マイナスイオン発生部57A、57Bで発生したマイナスイオンとを含んで、風吹出口部材53B内の風通路風72、72を通って風吹出穴71、71から送り出される。つまり、剃毛イオン・オゾン風モードでは、剃毛オゾン風モードでは、剃毛機構の作用面を皮膚又は体毛に接触させることによりユーザ所望の体毛が剃られ、且つ、点線で例示したように、風吹出口部材53B先端の風吹出穴71、71から、マイナスイオン及びオゾンが含まれたイオン・オゾン風が吹き出る。その際、例えば、幅方向を横切る方向に沿って除毛装置51を動かして剃毛すれば、剃毛の直前及び直後に、剃毛機構の作用面が接触する及び接触した皮膚又は体毛にイオン・オゾン風が吹き当たる。
【0068】
電源回路101は、モード切替スイッチ75が第8の位置に移動させられた場合は、剃毛モードを実行する。具体的に言うと、電源回路101は、ファン300を駆動せずに駆動部103のみを駆動する。それにより、剃毛機構の作用面が接触する又は接触した皮膚又は体毛に風が吹き当てらない通常の剃毛が行われる。
【0069】
以上のように、電源回路101は、モード切替スイッチ75Aの位置に応じて、駆動部103、マイナスイオン発生部57A、57B、ヒータ58A、58B、オゾン発生部52A、52B及びファン300への給電を制御する。なお、その際、電源回路101は、風量制御スイッチ75Bの位置に応じて、ファン300の回転速度を制御して(例えば段階的に切り替えて)、イオン風、オゾン風、又はイオン・オゾン風の風量を制御する(例えば段階的に切り替える)。また、電源回路101は、風温制御スイッチ75Cの位置に応じて、ヒータ58A、58Bから発生する熱量を制御して(例えば、ヒータ58A、58Bへの給電のオン・オフを切り替えて)、イオン風、オゾン風、又はイオン・オゾン風の温かさを制御する(例えば、比較的冷たくするか比較的温かくするかを切り替える)。
【0070】
ところで、この除毛装置51は、図9に示すように、風吹出口部材53Bに対して着脱自在となっている剃毛部55を風吹出口部材53Bから取り外し、別の方法で皮膚又は体毛に対してトリートメントする部材を装着することで、剃毛とは異なる別のトリートメント機能を発揮することができる。例えば、図9に示したように、剃毛部55が取り外された後に、図10に示すように、脱毛部63が風吹出口部材53Bに装着されれば、脱毛を実行することができる。なお、その脱毛部63は、皮膚又は体毛に直接的に接触して体毛を抜き取るための脱毛機構65と、脱毛機構65を駆動して脱毛を行うための図示しない駆動部とを有している。この脱毛部63を装着した後、モード切替スイッチ75Aの位置を切り替えることにより、上述した複数のトリートメントモードのうちユーザ所望のトリートメントモードで脱毛を行うことができる。例えば、脱毛イオン風モードを選択すれば、脱毛の直前又は直後に、脱毛機構65が接触する又は接触した皮膚又は体毛に対してイオン風を吹き当てることができる。その際、風量制御スイッチ75B及び風温制御スイッチ75Cを制御すれば、イオン風の風量及び温かさを調節することができる。
【0071】
また、この除毛装置51は、図11に示すように、ケーシング53Aに対して着脱自在となっている風吹出口部材53Bをケーシング53Aから取り外し、別の形状をした風吹出口部材を装着することで、剃毛とは異なる別のトリートメント機能を発揮することができる。例えば、図11に示したように、風吹出口部材53Bがケーシング53Aから取り外された後に、図12に示すように、ドライヤー用風吹出口部材53Cがケーシング53Aに装着されれば、ドライヤーとして機能することができる。なお、そのドライヤー用風吹出口部材53Cは、風吹出穴60の大きさは、風の上流側の断面積よりも狭くなっていて、風速を速めることができるようになっている。このドライヤー用風吹出口部材53Cを装着した後、モード切替スイッチ75Aの位置を切り替えることにより、上述した複数のトリートメントモードのうちユーザ所望のトリートメントモードで脱毛を行うことができる。例えば、モード切替スイッチ75が第2の位置に移動させられた場合は、イオン風モードを実行してイオン風を吹出すができるし、モード切替スイッチ75がここで初めて説明する第9の位置に移動させられた場合は、マイナスイオンもオゾンも含まれないただの風を吹出すことができる。もちろん、その際、風量制御スイッチ75B及び風温制御スイッチ75Cを制御すれば、吹出す風の風量及び温かさを調節することができる。
【0072】
以上が、第7の実施形態についての説明である。
【0073】
剃毛又は脱毛をすれば、剃毛又は脱毛された箇所で痛みを感じ、またその痛みが残り得る。その痛みを感じるのは、剃毛又は脱毛による刺激でプラスイオンが発生したからである。この第7の実施形態では(他の実施形態でもそうであるが)、剃毛又は脱毛によって刺激される又は刺激された箇所にマイナスイオンが含まれたイオン風が吹き当てられる。それにより、その刺激によってプラスイオンが発生してもそれを中和し、以って、痛みの発生を未然に抑えたり、もし痛みが発生してもそれを従来よりも小さくしたりすることができる。
【0074】
また、この第7の実施形態では(他の実施形態でもそうであるが)、剃毛又は脱毛によって刺激される又は刺激された箇所にオゾンが含まれたオゾン風が吹き当てられる。それにより、オゾンには殺菌効果があるので、その刺激された箇所若しくはそこを含む領域に存在し得る雑菌を殺し、以って、除毛した部位が炎症してしまう虞を低減することができる。
【0075】
なお、この第7の実施形態では、以下のような変形例が考えられる。
【0076】
例えば、第7の実施形態では、風吹出穴71は、剃毛機構(又は脱毛機構)の作用面の縁に沿って全幅にわたって溝状に設けられているが、他の態様で設けられても良い。例えば、風吹出穴として、剃毛機構(又は脱毛機構)の作用面の全幅又は一部に、方形、真円形、楕円形、又は長円形の口が1又は複数個設けられていても良い。また、風吹出穴は、風の上流側よりも断面積が狭くなっていて、風吹出穴において上流側よりも風速が速められるような形状になっていても良い。また、風吹出穴の断面積が調節可能になっていても良い。また、風吹出穴は、風の吹き出る方向を調節できるようになっていても良い。また、風吹出穴は、剃毛部55(又は脱毛部63)の作用面の外周縁に沿って、実質的全周にわたって設けられていても良い。また、風吹出穴は、剃毛部55(又は脱毛部63)の作用面の領域内に設けられていても良い。
【0077】
また、例えば、ファン300の形状は、図8に示したようなプロペラ型に限らず、例えば、ドラム型のファンでも良い。
【0078】
また、除毛装置51には、お奨めのトリートメントモード、風量、又は風温、或いはそれらの組み合わせが用意されていて、除毛装置51の肉眼で確認できる場所(例えば、各スイッチ75A〜75Cの近傍)に、そのお奨めのトリートメントモード、風量、又は風温、或いはそれらの組み合わせを実行するための各スイッチ75A〜75Cの位置が表されていても良い。
【0079】
また、脱毛部63は、毛を抜き取って脱毛するいわゆる「抜毛」のための脱毛部に限らず、温灸脱毛、電気脱毛、レーザ脱毛など別の方法で脱毛するための脱毛部であっても良い。
【0080】
図13は、本発明の第8の実施形態に係る除毛装置を示す。以下、第7の実施形態との相違点を重点的に説明し、共通点については説明を省略又は簡略する。
【0081】
この除毛装置201は、剃毛部253Bがケーシング253Aに対して着脱自在に成っている。ケーシング253Aから取り外された剃毛部253Bの代わりに、別の方法でトリートメントするトリートメント部(例えば、図10に示したような脱毛部63)をケーシング253Aに装着することにより、除毛装置201は、その別の方法で皮膚又は体毛をトリートメントすることができるようになっている。
【0082】
また、この除毛装置201は、上記第7の実施形態と同様に、ケーシング253Aの底面に空気吸入穴204を有し、ケーシング253A内に、ヒータ207や、マイナスイオン発生部205や、オゾン発生部203や、ファン240や、それらの各々へ給電する電源回路209を備えている。また、図示しないが、この除毛装置201は、第7の実施形態と同様に、ケーシング253Aの外面に、モード切替スイッチ、風量制御スイッチ、及び風温制御スイッチを有していて、各スイッチの位置に応じて、実行可能な2以上のトリートメントモードのうちのユーザ所望のトリートメントモードを実行したり、後述する第1の風出口穴213又は第2の風出口穴93から吹き出る風の風量及び温かさを制御したりするようになっている。
【0083】
この除毛装置201は、剃毛部253Bの外面の所定位置に、剃毛部253B内へ風を入れるための第1の風通過穴211を有し、ケーシング253Aの外面の所定位置に、ファン240の駆動によって生成された風をケーシング253A外へ出すための第2の風通過穴215を有している。
【0084】
この除毛装置201は、外表面に風吹出部材95を備えている。その風吹出部材95は、第7の実施形態における風吹出部材93とは異なる。以下、その風吹出部材95について具体的に説明する。
【0085】
この風吹出部材95は、除毛装置201の外表面に沿って上下に移動可能になっており、その移動路上における複数の特定の位置で止まることができるように構成されている。具体的には、この風吹出部材95は、図13に示したような下側の特定位置に止まったときには、ファン240の駆動によって生成された風を剃毛部253B内(又は他のトリートメント部内)に吹き込み、図14に示したような上側の特定位置に止まったときには、その風を剃毛部253Bの作用面の近傍に吹出すように構成されている。別の言い方をすれば、風吹出部材95は、剃毛部253Bの作用面のあらゆる領域が皮膚又は体毛に接することを妨げないような下側の特定位置に移動することができるようになっている。また、風吹出部材95は、その先端が、上側の特定位置に移動したときに剃毛部253Bの作用面のあらゆる領域が皮膚又は体毛に接することを妨げないように実質的にその作用面に沿って斜めに切られている。
【0086】
風吹出部材95は、この風吹出部材95内に風を入れるための第1の風入口穴219と、第1の風入口穴219から入った風を剃毛部253B内(又は他のトリートメント部内)へ出すための第1の風出口穴213と、第1の風入口穴219から入った風が第1の風出口穴213から出るための風の通路となる第1の風通路301とを有している。図13に示すように、風吹出部材95が下側の特定位置に止まったときは、第1の風入口穴219が、ケーシング253Aに設けられている第2の風通過穴215から出た風を第1の風通路301内に導くことができるような位置に来るようになっており、第1の風出口穴213が、除毛部253Bに設けられている第1の風通過穴211を介して除毛部253B内へ風を吹出すことができるような位置に来るようになっている。
【0087】
また、風吹出部材95は、この風吹出部材95内に風を入れるための第2の風入口穴217と、第2の風入口穴217から入った風を剃毛部253Bの作用面の近傍へ吹き出すための第2の風出口穴93と、第2の風入口穴217から入った風が第2の風出口穴93から出るための風の通路となる第2の風通路302とを有している。図14に示すように、風吹出部材95が上側の特定位置に止まったときは、第2の風入口穴219が、ケーシング253Aに設けられている第2の風通過穴215から出た風を第2の風通路302内に導くことができるような位置に来るようになっている。
【0088】
以上のような構成により、この風吹出部材95は、図13に示したように、下側の特定位置に止まったときに、ファン240の駆動によって生成された風を剃毛部253B内(又は他のトリートメント部内)に吹き込めるようになっている。これにより、剃毛部253B内にたまり得る毛くずを吹き飛ばして簡易的な掃除ができる。また、剃毛部253B内に吹き込まれる風に、上述した方法でオゾンを含ませれば、簡易的な除菌ができる。また、水洗い又はアルコール洗浄後の剃毛部253B内を乾かすことができる。
【0089】
なお、この第8の変形例として、例えば以下のようなものが考えられる。
【0090】
すなわち、図15に示すように、風吹出部材395が下側の特定位置に止まっても上側の特定位置に止まっても、第1の風出口穴213から出る風を剃毛部253B内に吹き込めるように、第1の風通穴211が、上下方向に広くなった風通過穴211Wであっても良い。また、図15に示すように、風吹出部材395が下側の特定位置に止まっても上側の特定位置に止まっても、第1の風入口穴213から第1の風通路310内に風を吹き出せるように、第2の風通穴215が、上下方向に広くなった風通過穴215Wであっても良い。このような構成にすることで、風吹出部材395が下側の特定位置に止まったときには、剃毛部253B内だけに風を吹出することができ、風吹出部材395が上側の特定位置に止まったときには、剃毛部253Bの作用面の近傍だけでなく、剃毛部253B内へも風を吹出すことができる。
【0091】
また、第8の実施形態において、風吹出部材は、図16に示すように、剃毛部253Bが作用する皮膚又は体毛の領域内の或る1又は複数の位置に集中的に風を吹き当てられるような形状を有する風吹出部材295であっていても良い。
【0092】
図17は、第9の実施形態に係る除毛装置を示す。
【0093】
この除毛装置270は、いわゆるロータリー式の剃毛装置である。この除毛装置270の剃毛部の作用面583の全周には、イオン風、オゾン風、又はイオン・オゾン風を皮膚又は体毛に吹出すための風吹出穴83が溝状に環状になって設けられている(変形例として、吹出穴は、円形等をした複数の口になって設けられていても良い)。さらに、図示のように、剃毛部の作用面583内には、イオン風等を吹出すための別の風吹出穴82が設けられていても良い。また、この除毛装置270は、上部584と下部585を所定軸を中心に相対的に右又は左にまわすことにより、風吹出穴83及び別の風吹出穴82からイオン風等を出すための図示しない風通路が狭まる又は遮断されても良い。
【0094】
以上、本発明の幾つかの好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【0095】
例えば、本発明は、体表(例えば皮膚又は体毛)に対して化学的又は物理的に作用することが可能な種々のトリートメント装置、例えば、例えば、超音波刺激装置、低周波刺激装置、刺青を彫るための装置、スキンケア装置、円筒状のローラを皮膚に接触した状態で転がすことにより美顔効果を図る美顔装置、電動歯ブラシに適用し得る。
【0096】
また、上述した第1〜第9の実施形態に係る除毛装置の各要素を適宜に組み合わせた別の除毛装置を作ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図。
【図2】図1に記載した負イオン発生器に内蔵される、負イオンが発生可能な程度の高さの交流電圧を供給するための高電圧供給部の回路構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る除毛装置の全体構成を示す説明図。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る除毛装置の要部構成を示す説明図。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る除毛装置が備える負イオン発生器の基板に配置されている高電圧発生回路の回路構成図。
【図7】本発明の第7の実施形態に係る除毛装置の斜視図。
【図8】図7に示した除毛装置のA−A方向の断面図。
【図9】風吹出口部材53Bから剃毛部55が取り外された様子を示す図。
【図10】剃毛部55の代わりに脱毛部63が風吹出口部材53Bに装着される様子を示す図。
【図11】ケーシング53Aから風吹出口部材53Bが取り外された様子を示す図。
【図12】風吹出口部材53Bの代わりにドライヤー用風吹出口部材53Cがケーシング53Aに装着される様子を示す図。
【図13】風吹出口部材95が下側の特定位置に止まっているときの、本発明の第8の実施形態に係る除毛装置を示す図。
【図14】本発明の第8の実施形態に係る除毛装置において、風吹出口部材95が上側の特定位置に止まったときの様子を示す図。
【図15】本発明の第8の実施形態に係る除毛装置の変形例を示す図。
【図16】本発明の第8の実施形態に係る除毛装置の別の変形例を示す図。
【図17】本発明の第9の実施形態に係る除毛装置を示す図。
【符号の説明】
1 装置本体を構成するケーシング(框体)
1a、1b、1c、1d 空気吸入口
3 制御用ユニット
5 負イオン発生器
7 剃毛機構(又は、脱毛機構)
Claims (14)
- 皮膚に生えている体毛を除毛するための除毛部と、
除毛直前、除毛中又は除毛直後に、前記除毛部によって除毛される又はされた皮膚の領域に、マイナスイオンを含んだイオン風を吹き当てるイオン風吹き当て部と
を備える除毛装置。 - 前記除毛部は、前記体毛を剃毛するための剃毛部である、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記除毛部は、前記体毛を脱毛するための脱毛部である、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記除毛部は、前記体毛に直接作用する除毛機構と、前記除毛機構を駆動する駆動装置とを有し、
前記除毛部又は前記除毛部中の前記除毛機構が、前記除毛装置の他の部分に対して着脱可能に構成されている、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記除毛部が前記他の部分から着脱自在であり、且つ、前記除毛部を取り外した後に、これに代えて、これとは別の方法で除毛するための別の除毛部を前記他の部分に着脱自在に取り付けることができるように構成されている、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記イオン風吹き当て部は、1又は複数のイオン風吹出穴を有する吹出口部材と、マイナスイオンを含んだイオン風を発生して前記吹出口部材へ送り込むイオン風発生部とを有し、
前記イオン風吹き当て部又は前記イオン風吹き当て部中の前記吹出口部材が、前記除毛装置の他の部分に対して着脱自在になっている、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記吹出口部材を取り外した後、前記吹出口部材とは別の形状をした別の吹出口部材を前記他の部分に取り付けることができるようになっている、
請求項6記載の除毛装置。 - 前記別の吹出口部材の形状は、前記除毛装置を温風乾燥装置としても利用できるような形状である、
請求項7記載の除毛装置。 - 前記イオン風吹き当て部は、前記イオン風を温風にするためのヒータを有している、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記イオン風吹き当て部は、1又は複数のイオン風吹出穴を有し、前記1又は複数のイオン風吹出穴は、
(1)前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面の外周縁に沿って、実質的全周にわたって設けられている、
(2)前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面の縁に沿って実質的に全幅にわたって設けられている、又は、
(3)前記除毛部の前記作用面の領域内に設けられている、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記イオン風吹き当て部が、オゾンを発生するオゾン発生部を有し、マイナスイオンの他にオゾンが含まれた前記イオン風を前記皮膚又は前記体毛に吹き当てるように構成されている、
請求項1記載の除毛装置。 - 前記除毛部は、1又は複数のイオン風吹出穴を持った吹出口部材を有し、
前記吹出口部材は、前記除毛部の前記皮膚又は前記体毛に接して作用する作用面のあらゆる領域が前記皮膚又は前記体毛に接することを妨げないような位置に又は形状で設けられている、
請求項1記載の除毛装置。 - 体表をトリートメントするためのトリートメント部と、
トリートメント直前、トリートメント中又はトリートメント直後に、前記トリートメント部によってトリートメントされる又はされた体表の領域に、マイナスイオンを含んだイオン風を吹き当てるイオン風吹き当て部と
を備えるトリートメント装置。 - 体表をトリートメントするためのトリートメント部と、
トリートメント直前、トリートメント中又はトリートメント直後に、前記トリートメント部によってトリートメントされる又はされた体表の領域に、オゾンを含んだオゾン風を吹き当てるオゾン風吹き当て部と
を備えるトリートメント装置。
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