JP2023173373A - 除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セット - Google Patents

除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セット Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的に肌の施術を行うことが可能な除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セットを得る。【解決手段】除毛装置1は、本体部1aと、本体部1aに設けられて、毛を除毛することが可能な刃部331と、本体部1aに、刃部331とは別に設けられて、肌Sの施術を行うことが可能な施術部34と、本体部1aに設けられて、軟質シート体50が施術部34の施術面340を覆った状態で軟質シート体50を保持することが可能な保持部60と、を備えている。【選択図】図3

Description

本開示は、除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セットに関する。
従来、以下の特許文献1に示すように、毛を除毛することが可能な刃部と、この刃部とは別に設けられて、肌の施術を行うことが可能な施術部(電極部)と、を備える除毛装置(電気かみそり)が知られている。
この特許文献1では、刃部を肌に接触させない状態で施術部の施術面を肌に接触させて肌の施術を行うことができるようにしている。こうすることで、刃部による肌へのダメージを抑制しながら、肌の施術を効果的に行うことができるようにしている。
特開2021-132757号公報
このような除毛装置においては、より効率的に肌の施術を行えるようにするのが好ましい。
そこで、本開示は、より効率的に肌の施術を行うことが可能な除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セットを得ることを目的とする。
本開示の一態様にかかる除毛装置は、本体部と、前記本体部に設けられて、毛を除毛することが可能な刃部と、前記本体部に、前記刃部とは別に設けられて、肌の施術を行うことが可能な施術部と、前記本体部に設けられて、軟質シート体が前記施術部の施術面を覆った状態で前記軟質シート体を保持することが可能な保持部と、を備えている。
また、本開示の一態様にかかるアタッチメントは、本体部と、前記本体部に設けられて、毛を除毛することが可能な刃部と、前記本体部に、前記刃部とは別に設けられて、肌の施術を行うことが可能な施術部と、を備える除毛装置に、着脱可能に装着されるものである。このアタッチメントは、前記除毛装置に着脱可能に装着されるアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に設けられる保持部と、を備えており、前記アタッチメント本体を前記除毛装置に装着した状態で、軟質シート体が前記施術部の施術面を覆いつつ前記保持部が前記軟質シート体を保持することができるように構成されている。
また、本開示の一態様にかかる除毛装置セットは、本体部と、前記本体部に設けられて、毛を除毛することが可能な刃部と、前記本体部に、前記刃部とは別に設けられて、肌の施術を行うことが可能な施術部と、を備える除毛装置と、前記除毛装置に着脱可能に装着されるアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に設けられる保持部と、を備え、前記アタッチメント本体を前記除毛装置に装着した状態で、軟質シート体が前記施術部の施術面を覆いつつ前記保持部が前記軟質シート体を保持することができるように構成されているアタッチメントと、を備えている。
本開示によれば、より効率的に肌の施術を行うことが可能な除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セットを得ることができる。
実施の形態1にかかる除毛装置セットを示す斜視図である。 実施の形態1にかかる除毛装置セットを示す分解斜視図である。 実施の形態1にかかる除毛装置セットが軟質シート体を保持した状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる除毛装置としての電気かみそりを示す正面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりを示す側面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりを示す背面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりを分解して示す斜視図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりを示す図であって、ヘッド部を一部分解して示す斜視図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッドカバー部を分解して示す斜視図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部を示す正面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部を示す平面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部を示す側面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部を示す断面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントを一方向から見た状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントを一方向から見た状態を分解して示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントを他方向から見た状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントを他方向から見た状態を分解して示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントを示す図であって、第2分割体を開位置にした状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントを示す図であって、第2分割体を閉位置にした状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントの回動状態を示す図であって、第2分割体を開位置にした状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントの回動状態を示す図であって、第2分割体を閉位置にした状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントの付勢状態を示す図であって、第2分割体を開位置にした状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントの付勢状態を示す図であって、第2分割体を閉位置にした状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントおよび軟質シート体を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアタッチメントに軟質シート体を仮保持させた状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部にアタッチメントを装着させて、ヘッド部が軟質シート体を保持した状態を示す側面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部にアタッチメントを装着させて、ヘッド部が軟質シート体を保持した状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部にアタッチメントのみを装着させた状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部にアタッチメントのみを装着させた状態を示す側面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりのヘッド部にアタッチメントのみを装着させた状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりの第1の使用形態での使用方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりの第2の使用形態での使用方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりの第3の使用形態での使用方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる電気かみそりの第4の使用形態での使用方法を説明するための図である。 実施の形態2にかかる除毛装置としての電気かみそりを示す斜視図である。 実施の形態2にかかる電気かみそりを示す側面図である。 実施の形態2にかかる電気かみそりのカバーハウジングを示す斜視図である。 実施の形態2にかかる電気かみそりおよび軟質シート体を示す斜視図である。 実施の形態2にかかる電気かみそりが軟質シート体を保持した状態を示す斜視図である。 実施の形態2にかかる電気かみそりが軟質シート体を保持した状態を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
また、以下の実施の形態では、除毛装置として、使用者等のヒゲ(毛)を切断する電気かみそりを例示する。
また、以下の実施の形態では、複数の刃ブロックが並設される方向をX方向(第1方向:前後方向:剃り方向)、各刃ブロックが延在する方向をY方向(第2方向:左右方向:幅方向)として説明する。
そして、肌接触面が上方を向くようにヘッド部(電気かみそり)を配置した状態における上下方向をZ方向(ヘッド部30の上下方向)として説明する。なお、本実施の形態では、刃ユニットの肌接触面は、複数個の刃ブロックの外刃の表面(外表面)で構成されており、全体としては、外方に凸となる湾曲面で近似することができる面となっている。そのため、以下の実施の形態およびその変形例では、刃ユニットの肌接触面を近似する湾曲面の最も外方に突出する点が最上部に位置し、刃ユニットの肌接触面を近似する湾曲面の最も外方に突出する点における接平面が水平面となるようにした状態のことを、肌接触面が上方を向くようにヘッド部(電気かみそり)を配置した状態としている。
また、以下の実施の形態では、通常の使用時に、使用者が電気かみそり1のグリップ部111を把持した状態で、使用者と対向する側を、電気かみそり1の前側(X方向の前方)と定義して説明する。
(実施の形態1)
まず、図1~図3を参照して、実施の形態1にかかる除毛装置セット100の構成の概略について説明する。
本実施の形態にかかる除毛装置セット100は、図1および図2に示すように、毛を除毛することが可能な刃部331が本体部1aに設けられた電気かみそり(除毛装置)1と、電気かみそり1に、着脱可能に装着されるアタッチメント40と、を備えている。
さらに、この電気かみそり1の本体部1aには、肌Sの施術を行うことが可能な施術部34が、刃部331とは別に設けられている。
このように、除毛装置セット100が備える電気かみそり1は、刃部331によって肌Sのヒゲを切断する(毛を除毛する)除毛機能と、施術部34の施術面340を肌Sに当てることで肌Sの施術を行う施術機能と、を備えている。
なお、施術部34によって肌Sに対して行われる施術としては、例えば、肌Sに微弱電流を印加する、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等があげられる。このとき、施術部34が複数の施術機能を有するようにしてもよい。
そして、本実施の形態では、このような機能を有する電気かみそり1に、アタッチメント40が着脱可能に装着されるようにしている。
アタッチメント40は、図3に示すように、電気かみそり(除毛装置)1に着脱可能に装着されるアタッチメント本体41と、アタッチメント本体41に設けられる保持部60と、を備えている。
そして、このアタッチメント40は、図1および図3に示すように、アタッチメント本体41を電気かみそり(除毛装置)1に装着したときに、軟質シート体50が施術部34の施術面340を覆いつつ保持部60が軟質シート体50を保持することができるように構成されている。この軟質シート体50としては、例えば、コットンシート、スポンジ状のシート、柔らかい布など、公知の市販品を用いることができる。なお、保持部60に保持される軟質シート体50として専用のものを用意することも可能である。
そして、施術部34で肌Sの施術を行う際に、電気かみそり1に保持させた軟質シート体50を肌Sに当てて使用することができるようにしている。
次に、図4~図7を参照して、実施の形態1にかかる電気かみそり1の構成の概略について説明する。
本実施の形態にかかる電気かみそり(除毛装置)1は、図4~図7に示すように、かみそり本体10と、かみそり本体10に支持されるヘッド部30と、ヘッド部30をかみそり本体10に連結させる連結機構20と、を備えている。そして、ヘッド部30に、ヒゲ(毛)を切断することが可能な刃部331と肌Sの施術を行うことが可能な施術部34が設けられている。このように、本実施の形態では、かみそり本体10、連結機構20およびヘッド部30(刃部331および施術部34を除く)で、電気かみそり1の本体部1aが形成されている。
かみそり本体10は、本体ハウジング11を備えており、この本体ハウジング11は、上下に細長い略同径の筒状をしている。そして、本体ハウジング11の略同径の筒状部分が、電気かみそり1の使用時に使用者等が手で把持することが可能なグリップ部111となっている。
本体ハウジング11は、複数の分割体を、ねじ等を用いて継ぎ合わせることで形成することができ、この本体ハウジング11の内部には空洞が形成されている。そして、本体ハウジング11の内部に形成された空洞内には、充電池等の各種電気部品が収容されている。複数の分割体は、例えば、合成樹脂や金属等の材料を用いて形成することができる。
また、図4に示すように、本体ハウジング11のグリップ部111には、電気かみそり1を動作させる(電源をオン・オフさせる)押圧式の電源スイッチ1111が形成されている。
さらに、本実施の形態では、グリップ部111には、施術部34の作動状態を切り替える切替スイッチ1112が形成されている。この切替スイッチ1112は、施術部34が肌Sに微弱電流を印加する電極である場合、例えば3段階(「強」・「弱」・「切」)に切り替える電流切替スイッチとすることができる。また、グリップ部111には、施術部34の温度状況を切り替える温度切替スイッチ1113が形成されている。この温度切替スイッチ1113は、施術部34の温度を、例えば3段階(「高」・「低」・「切」)に切り替えるスイッチとすることができる。
なお、本実施の形態では、各種のスイッチとして押圧式のスイッチを例示しているが、これらのスイッチは、スライド式やその他のスイッチで構成されていてもよい。
また、本実施の形態では、電源スイッチ1111は、本体ハウジング11(グリップ部111)の前面、すなわち、電気かみそり1の前面(正面)に形成されている。こうすることで、使用者等が電気かみそり1のグリップ部111を把持した状態で、使用者等の親指で電源スイッチ1111を操作することができるようにしている。
同様に、切替スイッチ1112および温度切替スイッチ1113も、本体ハウジング11(グリップ部111)の前面、すなわち、電気かみそり1の前面(正面)に形成されている。そして、3つのスイッチが、本体ハウジング11(グリップ部111)の長手方向に並ぶように配置されている。
なお、施術部34を電極とした場合、図6に示すように、グリップ部111の背面に、例えば金属で形成された対極電極部1114が配置されるようにするのが好ましい。このような対極電極部1114を配置すれば、電気かみそり1の使用時に、施術部34としての電極と対極電極部1114との間に、使用者の体を介した閉回路が形成されるようにすることができる。そして、閉回路が形成された状態で電気かみそり1を用いれば、使用者の体に微弱電流が流れやすくなり、除毛を行う肌Sに常に同じポテンシャルを有する電圧(略一定の値となる電圧)が印加されるようにすることが可能になる。
このような対極電極部1114をグリップ部111に設ける場合、グリップ部111の長手方向に沿う長尺状の対極電極部1114とするのが好ましい。こうすれば、使用者がグリップ部111を手で把持した際に、使用者の掌や指を、より確実に対極電極部1114に接触させることができるようになる。その結果、使用者がグリップ部111を手で把持するだけで、使用者の掌や指を対極電極部1114に接触させることができるようになる。すなわち、使用者が把持するグリップ部111を利用して微弱な電気的刺激効果を高めることができるようになる。なお、対極電極部1114の材質は、金属に限定されず、例えば導電性樹脂、あるいは、絶縁性樹脂の表面に金属メッキを被覆したもの等であってもよい。
そして、本体ハウジング11の上部には、ヘッド部30をかみそり本体10に支持するための連結機構20が固定されている。本実施の形態では、この連結機構20は、上方に向かうにつれて拡径された筒状をしており、連結機構20の後部には、トリマーユニット21が設けられている。このトリマーユニットは、連結機構20ではなく、ヘッド部30やかみそり本体10に設けることも可能である。また、トリマーユニットを設けない電気かみそり1とすることも可能である。
そして、この連結機構20を本体ハウジング11に固定した状態で、ヘッド部30を連結機構20に支持させることで、かみそり本体10にヘッド部30が支持されるようにしている。このとき、ヘッド部30は、かみそり本体10の延在方向を上下方向に略一致させた状態で、上方かつ前方に傾斜するようにかみそり本体10に支持されている。こうすることで、かみそり本体10の延在方向を上下方向に一致させた際に、刃部331の肌Sに接触する部分(後述する肌接触面33a)が水平面に対して前方かつ下方に傾斜するようにし、グリップ部111を把持して電気かみそり1を使用する際に、肌接触面33aを使用者の肌Sに当てやすくしている。
なお、ヘッド部30を、かみそり本体10に対して傾斜させない構成とすることも可能である。
また、かみそり本体10に対して少なくとも一方向に相対移動(往復直線運動や揺動など)することが可能な状態で、ヘッド部30をかみそり本体10(連結機構20)に支持させるようにすることが可能である。
本実施の形態では、ヘッド部30は、図7に示すように、肌接触面33aが上方を向くようにヘッド部30を配置した状態において、ヘッド部30の前後方向に延在する軸22によって連結機構20に連結されている。すなわち、ヘッド部30は、軸22を中心としてかみそり本体10に対してヘッド部30の幅方向に揺動できるようにした状態で、かみそり本体10に支持されている。こうすることで、電気かみそり1の使用時に、刃部331の肌Sへの密着性をより高めることができるようにし、より効率的にヒゲ(毛)を剃る(除毛する)ことができるようにしている。
なお、ヘッド部30を、かみそり本体10に対してヘッド部30の幅方向以外の1つの方向または2つ以上の方向に相対移動させることができるようにした構成とすることも可能であるし、ヘッド部30をかみそり本体10に対して相対移動させない構成とすることも可能である。
次に、図8~図14を参照して、ヘッド部30の具体的な構成について説明する。
本実施の形態では、図8に示すように、ヘッド部30は、複数の部材に分割することができるように構成されており、連結機構20に取り付けられるヘッド基部31と、ヘッド基部31に着脱可能に装着されるヘッドカバー部32と、を備えている。
本実施の形態では、ヘッド基部31の左右両端には、解除ボタン311が突没自在に設けられており、この解除ボタン311を内側に没入させることで、ヘッドカバー部32とヘッド基部31との装着が解除されるようになっている。
ヘッド基部31は、基部ハウジング310を備えており、この基部ハウジング310の前側には、施術部34を保持する保持壁312が、ねじ313により取り付けられている。
また、図14に示すように、基部ハウジング310の内部には空間が形成されており、この空間内に駆動機構314が収容されている。本実施の形態では、駆動機構314は、複数個の駆動稈315を備えており、この駆動稈315がヘッド基部31から上方に突出するようにした状態でヘッド基部31内に収容されている。このような駆動機構314としては、例えば、振動型リニアアクチュエータや、回転モータと回転運動を往復直線運動に変換する変換機構とで構成される駆動機構等、従来公知のものを用いることができる。
一方、図9に示すように、ヘッドカバー部32は、カバーハウジング321を備えており、このカバーハウジング321に刃ユニット33が取り付けられるようになっている。
次に、刃ユニット33の具体的な構成について説明する。
刃ユニット33は、3個の刃ブロックと、外刃ケース334と、を備えており、図12に示すように、3個の刃ブロックが長手方向をY方向に一致させた状態でX方向に並ぶように配置されている。
このように、本実施の形態では、各刃ブロックが所定の長さと幅を有しており、これらの刃ブロックは、長さ方向を電気かみそり1のY方向(第2方向:左右方向)と略一致させつつ、幅方向を電気かみそり1のX方向(第1方向:前後方向:剃り方向)と略一致させた状態で配置されている。
本実施の形態では、3個の刃ブロックは、2個のネット刃ブロック332と1個のスリット刃ブロック333とで構成されている。
なお、ネット刃ブロック332は、主に倒れた状態のヒゲ(体毛)や短く立った状態のヒゲ(体毛)を切除する機能を有するものである。そして、スリット刃ブロック333は、主に細い長ヒゲ(体毛)を切除する機能を有するものである。
本実施の形態では、1個のスリット刃ブロック333がX方向の中央に配置されており、2個のネット刃ブロック332が、スリット刃ブロック333の両隣にそれぞれ配置されている。
ネット刃ブロック332は、図8に示すように、ネット刃3321とネット内刃3322とを備えている。本実施の形態では、ネット刃3321は、側面視(Y方向に沿って見た状態)で上方が凸となるように逆U字状に湾曲して形成されている。
さらに、ネット刃3321は、正面視(X方向に沿って見た状態)で上方が凸となるようにY方向(外刃長さ方向)に沿って若干湾曲して形成されている。そして、このネット刃3321には、例えば、円形の刃穴(図示せず)が多数形成されている。なお、ネット刃3321を、正面視で上方が凸となるように湾曲させない構成とすることも可能である。例えば、ネット刃3321を正面から見た状態(X方向に沿って見た状態)で、ネット刃3321の頂部がY方向(外刃長さ方向)に延在する直線となるようにすることが可能である。
ネット内刃3322は、ネット刃3321の湾曲形状に沿う逆U字状をしており、ネット刃3321の内方(ネット刃3321の下側:ネット刃3321の肌Sに接する側とは反対側)に配置されている。このネット内刃3322は、複数個の駆動稈315のうちの1個の駆動稈315に着脱可能に装着されている。そして、ネット内刃3322を駆動稈315に装着させつつネット刃3321の内方に配置させた状態で電気かみそり1の電源をオンにして駆動稈315を駆動させた際に、ネット内刃3322が、ネット刃3321の内面に摺接しながらネット刃3321に対して相対的に変位(相対移動:Y方向へ往復動)するようにしている。
スリット刃ブロック333は、図14に示すように、スリット外刃3331とスリット内刃3332とを備えている。本実施の形態では、スリット外刃3331は、側面視(Y方向に沿って見た状態)で上方が凸となるように逆U字状に屈曲して形成されている。そして、このスリット外刃3331は、側面視(Y方向に沿って見た状態)で、頂面が略平坦な面となるように形成されている。
さらに、スリット外刃3331は、正面視(X方向に沿って見た状態)で上方が凸となるようにY方向(外刃長さ方向)に沿って若干湾曲して形成されている。そして、このスリット外刃3331には、X方向に延在するスリット状の刃穴が、Y方向に離間した状態で並ぶように複数形成されている。なお、スリット外刃3331を、正面視で上方が凸となるように湾曲させない構成とすることも可能である。例えば、スリット外刃3331を正面から見た状態(X方向に沿って見た状態)で、スリット外刃3331の頂部がY方向(外刃長さ方向)に延在する直線となるようにすることが可能である。すなわち、スリット外刃3331の頂面が平坦面(フラットな面)となるようにスリット外刃3331を形成することが可能である。
スリット内刃3332は、スリット外刃3331の屈曲形状に沿う逆U字状をしており、スリット外刃3331の内方(スリット外刃3331の下側:スリット外刃3331の肌Sに接する側とは反対側)に配置されている。このスリット内刃3332は、複数個の駆動稈315のうちの1個の駆動稈315(ネット内刃3322が装着される駆動稈とは別の駆動稈315)に着脱可能に装着されている。そして、スリット内刃3332を駆動稈315に装着させつつスリット外刃3331の内方に配置させた状態で電気かみそり1の電源をオンにして駆動稈315を駆動させた際に、スリット内刃3332が、スリット外刃3331の内面に摺接しながらスリット外刃3331に対して相対的に変位(相対移動:Y方向へ往復動)するようにしている。
このように、本実施の形態にかかる電気かみそり1は、ネット内刃3322、スリット内刃3332をネット刃3321、スリット外刃3331に対して往復運動させる往復動式電気かみそりの形態を有するものである。したがって、本実施の形態では、刃部331が、3個の外刃(2個のネット刃3321および1個のスリット外刃3331)と、3個の内刃(2個のネット内刃3322および1個のスリット内刃3332)と、を備えることになる。
そして、本実施の形態では、3個の刃ブロックのうち2個のネット内刃3322を除く部材が、略枠状の外刃ケース334に装着されている。このとき、各部材は、外刃ケース334に着脱可能に装着されていてもよいし、着脱させることができない状態で外刃ケース334に装着されていてもよい。
また、本実施の形態では、2個のネット刃ブロック332および1個のスリット刃ブロック333を、Z方向(上下方向)にフロートできるようにした状態で外刃ケース334に装着させている。こうすることで、外刃カセット330が装着されたカバーハウジング321(ヘッドカバー部32)をヘッド基部31に装着した際に、各刃ブロックがヘッド部30に対して別個独立してフロートするようにしている。なお、2個のネット刃ブロック332および1個のスリット刃ブロック333のうちの1個以上の刃ブロックを、Z方向(上下方向)にフロートさせない構成とすることも可能である。
さらに、本実施の形態では、図8に示すように、2個のネット刃3321は、内方にネット内刃3322を配置させない状態で外刃ケース334に装着させることができるようになっている。一方、1個のスリット外刃3331は、内方にスリット内刃3332を配置させた状態で外刃ケース334に装着されるようになっている。このように、本実施の形態では、2個のネット刃3321および1個のスリット刃ブロック333を外刃ケース334に装着させることで、外刃カセット330が形成されるようにしている。そして、この外刃カセット330がカバーハウジング321に着脱可能に装着されるようにしている。
具体的には、図9に示すように、カバーハウジング321が、上側開口321aおよび下側開口321bが形成される略筒状の周壁部3211を備えており、各外刃が上方を向くようにした外刃カセット330を、カバーハウジング321の下側開口321b側から挿入することで、外刃カセット330がカバーハウジング321に装着されるようにしている。このとき、外刃カセット330は、各外刃の表面をカバーハウジング321の上側開口321aから露出させた状態でカバーハウジング321に装着されることになる。そのため、本実施の形態では、各外刃の表面のうちカバーハウジング321の上側開口321aから露出した部位が、刃部331の外部に露出する部位となっている。すなわち、各外刃の表面のうちカバーハウジング321の上側開口321aから露出した部位が、使用者の肌(肌表面)Sに接触する肌接触面33aとなっている。
そして、外刃ケース334の左右両端には解除ボタン3341が形成されており、この解除ボタン3341を操作することで、カバーハウジング321と外刃カセット330との装着が解除されるようになっている。
また、本実施の形態では、カバーハウジング321には、ローラー35が回転可能に支持されている。このローラー35は、Y方向に沿う長尺状に形成されており、前側に位置するネット刃3321と施術部34との間に配置されている。
さらに、図14に示すように、肌接触面33aおよび施術部34の上面よりも上側に突出した状態でローラー35がカバーハウジング321に支持されるようにしている。そして、使用者がグリップ部111を手で把持して肌接触面33aを肌Sに押し当てた際に、ヘッド部30を肌Sに押し当てる力をローラー35が最も大きく受けるようにしている。こうすることで、回転するローラー35によって摩擦抵抗を低減させて、肌接触面33aを、肌Sにしっかりと押し当てながら、より少ない摩擦で滑らすように肌S上を移動させることができるようにしている。
以上説明したように、本実施の形態では、2個のネット内刃3322をヘッド基部31から上方に突出する駆動稈315にそれぞれ装着した状態で、外刃カセット330が装着されたカバーハウジング321をヘッド基部31に装着するようになっている。そして、2個のネット内刃3322を駆動稈315にそれぞれ装着した状態で、外刃カセット330が装着されたカバーハウジング321をヘッド基部31に装着した際に、2個のネット内刃3322が対応するネット刃3321の内方に配置されるようになっている。
こうすることで、電気かみそり1の電源をオンにした際に、各内刃を対応する外刃に対して相対的に変位(相対移動:Y方向へ往復動)させるようにしている。
そして、電気かみそり1の電源をオンにし、各内刃を対応する外刃に対して相対的に変位させた状態で、刃ユニット33の肌接触面33aを使用者の肌(肌表面)Sに当て、X方向に滑らせながら移動させることで、各外刃の刃穴内に挿入されたヒゲ(毛)を、外刃と内刃とで切断するようにしている。
さらに、本実施の形態では、電気かみそり1が施術部34を備えており、この施術部34の施術面340を肌Sに接触させることで、肌Sの施術を行うことができるようにしている。
以下では、施術部34の具体的な構成について説明する。
施術部34は、図10に示すように、第1の施術部341と第2の施術部342とを有している。そして、図13および図14に示すように、Y方向に沿って見た状態で、全体として略逆J字状の板状をしている。なお、施術部34を電極とした場合、例えば金属、導電性樹脂、絶縁性樹脂の表面に金属メッキを被覆したもの等で施術部34を形成することが可能である。
本実施の形態では、第1の施術部341は、ヘッド部30の上端面(肌接触面33aが配置される面)に配置されており、この第1の施術部341の外面には、第1の施術面3411が形成されている。このように、本実施の形態では、施術面340が第1の施術面3411を備えるようにしている。なお、第1の施術面3411は、肌接触面33aとX方向(Y方向に対して略垂直な方向)に並ぶように配置されており、肌接触面33aを含む面上に設けられている。
また、図11に示すように、第1の施術面3411は、上方に向けて凸となるように、Y方向に沿って湾曲するアール形状をしている。このとき、第1の施術面3411のアール形状の曲率は、ネット刃3321のアール形状の曲率と略同一となるようにするのが好ましい。こうすれば、肌接触面33aと第1の施術面3411とを同時に肌Sに接触させた際に、肌接触面33aと第1の施術面3411とをほぼ同じ圧力で肌Sに押し当てることができるようになる。その結果、肌接触面33aだけが肌Sに強く押し当てられてしまうことを回避することができ、肌Sのケアを優しく行うことができるようになる。また、第1の施術面3411だけが肌Sに強く押し当てられてしまうことも回避することができるため、肌接触面33aを肌Sにしっかりと密着させることができ、より効果的にヒゲの切断(毛の除毛)を行うことができるようになる。
一方、第2の施術部342は、ヘッド部30の上部正面(ヘッド部30の上端面からグリップ部111の前面側に垂下した面)に配置されており、この第2の施術部342の外面には、第2の施術面3421が形成されている。このように、本実施の形態では、施術面340が第2の施術面3421を備えるようにしている。また、第2の施術面3421は、第1の施術面3411から連続的に延びており、第1の施術面3411の前端からZ方向に沿って垂下している。また、第2の施術面3421は、第1の施術面3411よりも大きい面積を有している。
さらに、第2の施術面3421は、図12に示すように、平面視(Z方向の上側からZ方向の下側を見た状態)で、X方向の前方に向けて凸となるように、Y方向に沿って湾曲するアール形状をしている。こうすることで、第2の施術面3421を肌Sに接触させた際に、例えば顔の窪んだ面に第2の施術面3421を効率良くフィットさせることができるようにしている。
さらに、本実施の形態では、図13および図14に示すように、第1の施術面3411と第2の施術面3421との境界部343もアール形状をしている。こうすることで、肌接触面33aと第1の施術面3411とを肌Sに同時に接触させた際に、肌Sに対する第1の施術面3411の接触面積を大きく確保できるようにしている。また、第2の施術面3421を肌Sに接触させた際に、肌Sに対する第2の施術面3421の接触面積を大きく確保できるようにしている。
また、本実施の形態では、施術部34は、本体部1a(基部ハウジング310およびカバーハウジング321)から突出するようにした状態で、保持壁312に保持されている。こうすることで、施術部34の施術面340を、より確実に肌Sに接触させることができるようにしている。
具体的には、図11~図13に示すように、施術面340は、正面視(X方向の前方から視た状態)で、略長方形状の輪郭をしており、上辺340a、下辺340b、右辺340cおよび左辺340dの4辺の全てを、本体部1a(基部ハウジング310およびカバーハウジング321)から突出させている。
次に、図15を参照して、電気かみそり1の機能構成について説明する。なお、以下では、施術部34として電極を用いた場合における電気かみそり1の機能構成について説明する。
電気かみそり1は、図15に示すように、機能構成として、第1の温度センサ61と、第2の温度センサ62と、駆動部63と、電圧供給部64と、ヒータ65と、制御部66とを備えている。
第1の温度センサ61は、第1の施術面3411に接触した肌Sの温度を検出し、検出した温度を示す温度データを制御部66に出力するようになっている。第2の温度センサ62は、第2の施術面3421に接触した肌Sの温度を検出し、検出した温度を示す温度データを制御部66に出力するようになっている。なお、第1の温度センサ61および第2の温度センサ62を個別に設ける必要はなく、1つの温度センサが第1の温度センサ61と第2の温度センサ62とを兼ねるようにしてもよい。
駆動部63は、内刃を駆動させるための装置であり、本実施の形態では、駆動稈315を有する駆動機構314で構成されている。
電圧供給部64は、施術部34に所定の電圧を印加するための電圧供給源であり、この電圧供給部64が施術部34に所定の電圧を印加することにより、施術部34に接触した肌Sに微弱電流が供給されるようになっている。
ヒータ65は、施術部34を加熱するための熱源である。そして、制御部66は、使用者による電源スイッチ1111の操作に基づいて、駆動部63を制御するものである。具体的には、使用者等が電源スイッチ1111を操作して電気かみそり1の電源をオンにした際に、制御部66が駆動稈315を駆動させるように駆動部63を制御するようにしている。一方、使用者等が電源スイッチ1111を操作して電気かみそり1の電源をオフにした際には、制御部66が、駆動稈315の駆動を停止させるように駆動部63を制御するようにしている。
また、使用者等による電流切替スイッチ(切替スイッチ1112)の操作に基づいて、制御部66が電圧供給部64を制御するようにしている。
ここで、本実施の形態では、電気かみそり1を用いて、より効率的に肌Sの施術を行うことができるようにしている。
具体的には、肌Sの施術を行う際に、軟質シート体50で施術面340が覆われるようにし、この状態で、軟質シート体50を肌Sに当てて肌Sの施術を行うことができるようにしている。すなわち、施術面340を覆うようにした状態で軟質シート体50を電気かみそり1に保持させることができるようにしている。
本実施の形態では、電気かみそり1に着脱可能に装着されるアタッチメント40に保持部60を設けることで、アタッチメント40を電気かみそり1に装着した際に、施術面340を覆うようにした状態で軟質シート体50を電気かみそり1に保持させることができるようにしている。
以下では、図16~図32を参照して、アタッチメント40の具体的な構成について説明する。
本実施の形態では、アタッチメント40は、電気かみそり1に着脱可能に装着されるアタッチメント本体41を備えており、このアタッチメント本体41が複数個の分割体を組み付けることで形成されるようにしている。このようなアタッチメント40は、外観、強度、成形性等を考慮してアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体樹脂(ABC樹脂)、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、ポリアセタール樹脂(POM樹脂)などの材料を用いて形成するのが好ましい。このとき、化粧品や洗顔剤などの剤が付着することを考慮して、耐薬品性に優れた材料を選定するのがより好ましい。
本実施の形態では、図16および図17に示すように、アタッチメント本体41が、第1分割体42および第2分割体43を備えており、第1分割体42と第2分割体43とを一体化させることでアタッチメント本体41が形成されるようにしている。このとき、図22および図23に示すように、第2分割体43が第1分割体42に回動可能に取り付けられるようにしている。このように、複数個の分割体を一体化させるようにすれば、アタッチメント40の使い勝手をよりよくすることができるようになる。
第1分割体42は、アタッチメント本体41の後部および側部を構成する分割体であり、図16~図19に示すように、ヘッド部30の後部に対応した形状をしている後壁421と、後壁421のY方向の両端に連設されて、ヘッド部30の側部に対応した形状をしている一対の側壁422と、を備えている。
また、第1分割体42は、板ばね(付勢部材)44を載置することが可能な載置壁423を備えており、この載置壁423は、一対の側壁422の後端における上部に設けられている。また、本実施の形態では、載置壁423は、一対の側壁422の上端よりも下側で各側壁422に連設されており、図22~図25に示すように、第1分割体42に第2分割体43を組み付けた際に、第2分割体43によって載置壁423の上方が覆われるようにしている。
また、後壁421の下端におけるY方向の両側には、係合凹部4211が後方に凹むようにそれぞれ形成されている。そして、図32に示すように、アタッチメント本体41をヘッド部30に装着させた際には、この一対の係合凹部4211に、カバーハウジング321の後部に形成された一対の後側係合突起32112がそれぞれ係合するようにしている。こうすることで、アタッチメント40のヘッド部30からの抜け止めがなされるようにしている。
また、図17に示すように、載置壁423のY方向の略中央部には、板ばね(付勢部材)44が取り付けられるばね固定部4231が設けられており、このばね固定部4231のY方向の両側に、第2分割体43を回動可能に支持することが可能な軸部4232がそれぞれ形成されている。
一方、第2分割体43は、アタッチメント本体41の上部および前部を構成する分割体であり、図16~図19に示すように、ヘッド部30の上部および前部に対応した形状をしている本体壁部431を備えている。
また、本体壁部431の下端におけるY方向の両側には、係合凹部4311が前方に凹むようにそれぞれ形成されている。そして、図32に示すように、アタッチメント本体41をヘッド部30に装着させた際には、この一対の係合凹部4311に、カバーハウジング321の前部に形成された一対の前側係合突起32111がそれぞれ係合するようにしている。こうすることで、アタッチメント40のヘッド部30からの抜け止めがなされるようにしている。
また、第1分割体42の一対の側壁422のX方向の略中央部の下端には、操作部4221がそれぞれ形成されている。そして、アタッチメント本体41をヘッド部30に装着させた状態で、この操作部4221をY方向の内側にそれぞれ押圧することで、アタッチメント本体41をX方向に潰れるように弾性変形させて、係合凹部4211と後側係合突起32112との係合が解除されるとともに、係合凹部4311と前側係合突起32111との係合が解除されるようにしている。こうすることで、アタッチメント40をヘッド部30から取り外すことができるようにしている。
また、図19に示すように、第2分割体43の本体壁部431の上部の裏面側における軸部4232と対応する部位には、軸保持部4312がそれぞれ形成されている。そして、この一対の軸保持部4312を軸部4232にそれぞれ取り付けることで、本体壁部431を第1分割体42に対して軸部4232を中心として、回動させることができるようにしている。このとき、本体壁部431は、第1分割体42の上方および前方に開口する開口部を覆うように第1分割体42に取り付けられている。そのため、第2分割体43は、第1分割体42に対して前後方向に回動することになる。
そして、図17に示すように、第1分割体42の一対の側壁422には、位置決め壁部4222がそれぞれ形成されており、第2分割体43の本体壁部431には、第2分割体43を閉方向に回動させた際に位置決め壁部4222にそれぞれ突き当たって、第2分割体43の閉方向へのそれ以上の回動を規制する突き当て壁部432が一対形成されている。
また、図19に示すように、第1分割体42の一対の側壁422には、係止壁4223と貫通孔4224とがそれぞれ形成されている。そして、第2分割体43の本体壁部431には、第1分割体42に第2分割体43を組み付ける際に、各貫通孔4224に上側から挿入されて係止壁4223に係止することが可能なフック部4313が一対形成されている。こうすることで、第2分割体43を開方向に回動させた際には、フック部4313が係止壁4223に係止されて、第2分割体43の開方向へのそれ以上の回動が規制されるようにしている。
このように、本実施の形態では、図22および図23に示すように、第2分割体43が、開位置(フック部4313を係止壁4223に係止した状態:第1位置)と閉位置(突き当て壁部432を位置決め壁部4222に突き当てた状態:第2位置)との間で回動することができるように第1分割体42に取り付けられている。このとき、第2分割体43の開き幅(第2分割体43の閉位置から開位置までの移動距離)を5mm~10mmの間で設定することができる。こうすれば、市販されている一般的なサイズ(幅40mm~60mm、長さ60mm~80mm、厚さ2mm~6mm)の軟質シート体50の厚さよりも開閉幅を大きくすることができ、一般的なサイズの軟質シート体50を用いた場合に、軟質シート体50を容易に挿入させることができるようになる。
また、図16~図19に示すように、一対の突き当て壁部432には、Y方向の外側に突出するガイド突起4321がそれぞれ形成されており、第2分割体43を回動させた際には、このガイド突起4321が一対の側壁422に形成されたガイド溝4225内で移動するようにしている。こうすることで、よりスムーズに第2分割体43を回動させることができるようにしている。
さらに、本実施の形態では、第2分割体43が板ばね(付勢部材)44によって閉位置に向かう方向に付勢されるようにしている。
具体的には、図24および図25に示すように、第1分割体42に第2分割体43を組み付けた際に、本体壁部431の上部裏面に形成された押圧部4314が弾性変形した板ばね(付勢部材)44によって押圧されるようにしている。そして、本実施の形態では、この押圧部4314を軸部4232よりも後方に設けており、本体壁部431の軸部4232よりも後方部分が板ばね(付勢部材)44によって上方に押圧されるようにしている。こうすることで、第2分割体43が板ばね(付勢部材)44によって閉位置に向かう方向に付勢されるようにしている。なお、本実施の形態では、閉位置(突き当て壁部432を位置決め壁部4222に突き当てた状態)の状態でも、第2分割体43が板ばね(付勢部材)44によって閉位置に向かう方向に付勢されるようにしている。こうすることで、様々な厚さの軟質シート体50を用いた場合であっても、それぞれの軟質シート体50をより確実に本体部1aに保持させることができるようにしている。
このとき、第2分割体43を開けやすくしつつ、使用時に軟質シート体50がずれてしまうことを抑制できるようにするために、板ばね(付勢部材)44による閉方向への荷重が2N~10Nとなるようにするのが好ましい。
ここで、本実施の形態では、軟質シート体50を保持することが可能な保持部60を第2分割体43に設けている。そして、この保持部60を、軟質シート体50を仮保持することができるように構成している。
具体的には、開閉方向に回動させることができるように第1分割体42に取り付けられた第2分割体43の本体壁部431に、挿入口4315を形成している。そして、図26および図27に示すように、軟質シート体50をこの挿入口4315から挿入することで、軟質シート体50を第2分割体43(アタッチメント本体41)に仮保持させることができるようにしている。
このように、本実施の形態では、軟質シート体50を挿入して仮保持することが可能な挿入口4315を、アタッチメント本体41に設けられて、軟質シート体50を保持することが可能な保持部60として機能させている。
さらに、本実施の形態では、第2分割体43(本体壁部431)の上部に挿入口4315を形成している。こうすることで、より容易に軟質シート体50を挿入口4315から挿入することができるようにしている。また、挿入口4315に挿入された軟質シート体50が挿入口4315から抜けてしまうことを、より確実に抑制できるようにしている。
また、第2分割体43の本体壁部431における施術部34と対応する部位には、施術部34を挿入することが可能な開口4316が、X方向に貫通するように形成されている。そして、図30および図31に示すように、アタッチメント40をヘッド部30に装着した際には、施術部34が開口4316に挿入されて、施術部34の施術面340が開口4316から露出するようにしている。
このようなアタッチメント40を用いると、以下の方法により、軟質シート体50を電気かみそり1に保持させることができる。
まず、図26および図27に示すように、軟質シート体50を挿入口4315から挿入することで、軟質シート体50を第2分割体43(アタッチメント本体41)に仮保持させる。このとき、第2分割体43の開口4316を裏側から覆うようにした状態で軟質シート体50を第2分割体43(アタッチメント本体41)に仮保持させる。
次に、軟質シート体50を仮保持した状態のアタッチメント40を電気かみそり1のヘッド部30に装着させる。
こうすることで、軟質シート体50が、アタッチメント40とヘッド部30とで挟み込まれた状態で、電気かみそり1に保持される。
このとき、図29に示すように、刃部331の肌接触面33aの全面が、本体壁部431の挿入口4315よりも後方(刃部331が存在する側)に設けられた保護壁431eによって覆われるようにしている。すなわち、軟質シート体50を挿入口4315から挿入して仮保持させた状態でアタッチメント本体41を電気かみそり1に装着したときに、軟質シート体50と刃部331との間に保護壁431eが存在するようにしている。こうすることで、軟質シート体50を電気かみそり1に保持して使用する際に、軟質シート体50が刃部331に当たってしまうことを、より確実に抑制できるようにし、軟質シート体50の破損や刃部331の腐食が抑制されるようにしている。
なお、本実施の形態では、施術部34は、上述したように、本体部1a(基部ハウジング310およびカバーハウジング321)から突出するように形成されている。そのため、アタッチメント40をヘッド部30に装着する際には、第2分割体43は、開方向に移動しながら施術部34を乗り越え、施術部34を乗り越えた後に閉方向に移動することになる。
そして、本実施の形態では、アタッチメント40およびヘッド部30で軟質シート体50を保持した際に、軟質シート体50が、本体壁部431における開口4316の周縁部である上側規制壁431aによって施術面340の上辺340aに押さえられ、下側規制壁431bによって下辺340bに押さえられ、右側規制壁431cによって右辺340cに押さえられ、左側規制壁431dによって左辺340dに押さえられるようにしている。
すなわち、軟質シート体50を挿入口4315から挿入して仮保持させた状態でアタッチメント本体41を電気かみそり1に装着したときに、施術面340の4辺(少なくとも2辺)が、軟質シート体50を介在させた状態でアタッチメント本体41によって押さえられるようにしている。さらに、施術面340の互いに対向する2辺が、軟質シート体50を介在させた状態でアタッチメント本体41によって押さえられるようにしている。
こうすることで、軟質シート体50を用いて肌Sの施術を行う際に、電気かみそり1を前後左右に滑らせた場合であっても、軟質シート体50がずれたり撓んだりしてしまうことが抑制されるようにしている。
なお、図30~図32に示すように、アタッチメント40は、軟質シート体50を保持していない状態でも電気かみそり1のヘッド部30に装着させることができるようになっており、アタッチメント40のみをヘッド部30に装着した状態で、施術部34の施術面340を肌Sに当てて肌Sの施術を行うことができるようになっている。
そして、このような構成をした除毛装置セット100とすることで、第1の使用形態、第2の使用形態、第3の使用形態および第4の使用形態で電気かみそり1を使用することが可能になる。
以下では、電気かみそり1の各使用形態での使用方法の概略について説明する。
まず、図33に示すように、第1の使用形態で電気かみそり1を使用することができる。具体的には、使用者が電源スイッチ1111を操作して電気かみそり1の電源をオンにし、制御部66が、ヒゲの切断(毛の除毛)および肌Sの施術を同時に行う第1の使用形態に切り替えるようにする。
そして、使用者がグリップ部111を手で把持して、肌接触面33aおよび第1の施術面3411を肌Sに同時に接触させながら肌S上を移動させる。
こうすることで、刃部331によって肌Sのヒゲを剃りつつ、第1の施術部341によって肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)を行う。
また、図34に示すように、第2の使用形態で電気かみそり1を使用することもできる。具体的には、制御部66が、肌Sの施術のみを行う第2の使用形態に切り替えるようにする。
この操作は、例えば、使用者が、切替スイッチ1112を操作して、施術部34の作動状態を切り替えることで行えるようにすることができる。
そして、使用者がグリップ部111を手で把持して、第2の施術部342の第2の施術面3421を肌Sに接触させながら肌S上を移動させる。このとき、刃部331の肌接触面33aが肌Sに接触しないようにする。
こうすることで、ヒゲの切断(毛の除毛)を行わずに、第2の施術部342によって肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)のみを行う。
このとき、制御部66が駆動稈315の駆動を停止させるようにすれば、電気かみそり1に内蔵された充電池の無駄な消耗を抑制することができるようになる。
また、図35に示すように、第3の使用形態で電気かみそり1を使用することもできる。この第3の使用形態は、第2の使用形態と同様に、ヒゲの切断(毛の除毛)を行わずに、第2の施術部342によって肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)のみを行う使用形態である。
具体的には、軟質シート体50を仮保持させていない状態のアタッチメント40が装着された電気かみそり1のグリップ部111を使用者が手で把持して、アタッチメント40から露出している第2の施術部342の第2の施術面3421を肌Sに接触させながら肌S上を移動させる。
こうすることで、ヒゲの切断(毛の除毛)を行わずに、第2の施術部342によって肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)のみを行う。
このように、アタッチメント40を装着するようにすれば、第2の施術部342によって肌Sの施術を行う際に刃部331が肌Sに接触してしまうことを、より確実に抑制することができるようになる。また、第2の施術部342によって肌Sの施術を行う際に刃部331が肌Sに接触しないようにすれば、スイッチの誤操作等によって、駆動稈315を意図せずに駆動させてしまった場合であっても、刃部331が肌Sに接触してしまうことを抑制することが可能になる。
また、図36に示すように、第4の使用形態で電気かみそり1を使用することもできる。この第4の使用形態も、第2の使用形態と同様に、ヒゲの切断(毛の除毛)を行わずに、第2の施術部342によって肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)のみを行う使用形態である。
具体的には、アタッチメント40を装着することで軟質シート体50を保持した電気かみそり1のグリップ部111を使用者が手で把持して、アタッチメント40から露出している第2の施術部342の第2の施術面3421を覆っている軟質シート体50を肌Sに接触させながら肌S上を移動させる。
こうすることで、ヒゲの切断(毛の除毛)を行わずに、第2の施術部342によって肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)のみを行う。
このとき、化粧水や洗浄液等を含浸させた軟質シート体50を肌Sに当てるようにすれば、化粧水等を肌Sに浸みこませたり、肌Sの汚れを除去したりしながら、肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)を行うことができるようになる。
また、液体を含浸させていない軟質シート体50を肌Sに当てるようにすれば、肌Sに付着したシェービングクリームや汚れなどを軟質シート体50でふき取りながら、肌Sの施術(例えば、肌Sに微弱電流を印加させる、肌Sに熱を加える、肌Sを振動させる等)を行うことができるようになる。
このように、電気かみそり1を第4の使用形態で使用すれば、より効率的に肌Sの施術(汚れの除去を含む)を行うことができるようになる。
(実施の形態2)
本実施の形態にかかる電気かみそり(除毛装置)1は、基本的に上記実施の形態1で示した電気かみそり1と同様の構成をしている。すなわち、本実施の形態にかかる電気かみそり(除毛装置)1も、図37~図42に示すように、本体部1aと、本体部1aに設けられて、毛を除毛することが可能な刃部331と、本体部1aに、刃部331とは別に設けられて、肌Sの施術を行うことが可能な施術部34と、を備えている。
そして、本実施の形態においても、施術部34で肌Sの施術を行う際に、電気かみそり1に保持させた軟質シート体50を肌Sに当てて使用することができるようにしている。
ここで、本実施の形態では、軟質シート体50が施術部34の施術面340を覆った状態でこの軟質シート体50を保持することが可能な保持部60を本体部1aに設けている。
具体的には、施術部34のY方向の両側に存在するカバーハウジング321に、Z方向に延在する帯状壁部32113を一体に形成し、カバーハウジング321と帯状壁部32113との間にY方向に貫通する挿入孔32114が形成されるようにしている。そして、軟質シート体50の両側を左右一対の挿入孔32114に挿入することで、電気かみそり1が軟質シート体50を、施術部34の施術面340が軟質シート体50によって覆われた状態で保持できるようにしている。このように、本実施の形態では、帯状壁部32113と挿入孔32114とで保持部60を構成している。
また、本実施の形態では、図38に示すように、側面視(Y方向に沿って見た状態)で、施術部34の施術面340が、帯状壁部32113よりも外方に突出するようにしている。こうすることで、施術部34の施術面340の肌Sへの接触が、帯状壁部32113によって邪魔されてしまうことがないようにしている。
このような構成をした電気かみそり1を用いる場合には、上記実施の形態1で示した第1の使用形態、第2の使用形態および第4の使用形態で使用することが可能になる。すなわち、刃部331によって肌Sのヒゲを剃りつつ、第1の施術部341を直接肌Sに当てることで、肌Sの施術を行う第1の使用形態で電気かみそり1を使用することが可能になる。また、第2の施術部342を直接肌Sに当てることで、肌Sの施術のみを行う第2の使用形態で電気かみそり1を使用することも可能になる。そして、軟質シート体50を電気かみそり1に保持させて、第2の施術部342を覆う軟質シート体50を肌Sに当てることで、肌Sの施術のみを行う第4の使用形態で電気かみそり1を使用することも可能になる。
[作用・効果]
以下では、上記各実施の形態で示した、除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セットの特徴的構成およびそれにより得られる効果を説明する。
上記実施の形態1で示したアタッチメント40は、電気かみそり(除毛装置)1に、着脱可能に装着されるアタッチメント40である。このアタッチメント40が着脱可能に装着される電気かみそり(除毛装置)1は、本体部1aと、本体部1aに設けられて、毛を除毛することが可能な刃部331と、本体部1aに、刃部331とは別に設けられて、肌Sの施術を行うことが可能な施術部34と、を備えている。
ここで、アタッチメント40は、電気かみそり(除毛装置)1に着脱可能に装着されるアタッチメント本体41と、アタッチメント本体41に設けられる保持部60と、を備えている。
そして、アタッチメント40は、アタッチメント本体41を電気かみそり(除毛装置)1に装着した状態で、軟質シート体50が施術部34の施術面340を覆いつつ保持部60が軟質シート体50を保持することができるように構成されている。
また、上記実施の形態1で示した除毛装置セット100は、上記の電気かみそり(除毛装置)1とアタッチメント40を備えている。
このように、上記実施の形態1では、電気かみそり(除毛装置)1に着脱可能に装着されるアタッチメント40に保持部60を形成することで、施術部34の施術面340を覆った状態の軟質シート体50を保持部60で保持できるようにしている。
こうすれば、軟質シート体50を介して施術部34を肌Sに当てて、肌Sの施術を行うことができるようになる。そのため、例えば、液体を保持することが可能なシートを軟質シート体50として用い、化粧水や洗浄液等を含浸させた軟質シート体50を保持部60で保持した状態で、軟質シート体50を肌Sに当てることができるようになる。そして、このような方法で除毛装置セット100を用いれば、化粧水等を効率よく肌Sに浸みこませたり、効率よく肌Sの汚れを除去したりすることができるようになる。
また、液体を含浸させていない軟質シート体50を保持部60で保持した状態で、この軟質シート体50を肌Sに当てるようにすることも可能である。そして、このような方法で除毛装置セット100を用いれば、肌Sに付着したシェービングクリームや汚れなどを軟質シート体50でふき取ることができるようになる。
このように、電気かみそり(除毛装置)1に着脱可能に装着されるアタッチメント40に保持部60を形成すれば、より効率的に肌Sの施術を行うことができるようになる。
また、アタッチメント40に保持部60を形成するようにしているため、除毛機能と施術機能を備える既存の電気かみそり(除毛装置)1に軟質シート体50を保持させて使用することができるようになる。
また、アタッチメント本体41が、第1分割体42と、第1分割体42とは別部材で形成される第2分割体43と、を備えていてもよい。
このように、複数個の分割体でアタッチメント本体41を構成するようにすれば、肌Sに当てやすいように施術部34を本体部1aから突出させている場合であっても、施術部34に邪魔されることなくアタッチメント本体41を電気かみそり(除毛装置)1に装着させることができるようになる。すなわち、施術部34が本体部1aから突出している場合であっても、より容易に軟質シート体50を電気かみそり(除毛装置)1に保持させることができるようになる。
また、第2分割体43が第1分割体42に回動可能に取り付けられていてもよい。
このように、複数個の分割体を一体化させるようにすれば、アタッチメント40の使い勝手をよりよくすることができるようになる。
また、第2分割体43が、開位置(第1位置)と閉位置(第2位置)との間で回動することができるように第1分割体42に取り付けられていてもよい。そして、第2分割体43が板ばね(付勢部材)44によって閉位置(第2位置)に向かう方向に付勢されていてもよい。
こうすれば、様々な厚さの軟質シート体50を用いた場合であっても、それぞれの軟質シート体50をより確実に本体部1aに保持させることができるようになる。その結果、厚さの異なる様々なタイプの軟質シート体50を用いることができるようになる。
また、保持部60が第2分割体43に設けられており、この保持部60が軟質シート体50を仮保持することができるように構成されていてもよい。
こうすれば、軟質シート体50を仮保持したアタッチメント40を本体部1aに装着することで、軟質シート体50を電気かみそり(除毛装置)1に保持させることができるようになる。その結果、軟質シート体50を、より容易に電気かみそり(除毛装置)1に保持させることができるようになる。また、軟質シート体50を電気かみそり(除毛装置)1に保持させる際に軟質シート体50が位置ずれしてしまうことを、より確実に抑制することができるようになる。その結果、電気かみそり(除毛装置)1のより適切な位置で軟質シート体50を保持することができるようになる。
また、保持部60が、軟質シート体50を挿入して仮保持することが可能な挿入口4315であってもよい。
こうすれば、軟質シート体50を挿入口4315に挿入するだけで、軟質シート体50をアタッチメント40に仮保持させることができるようになるため、軟質シート体50のアタッチメント40への仮保持を、より容易に行うことができるようになる。
また、上方から下方に移動させることで電気かみそり(除毛装置)1に装着されるようにアタッチメント本体41を配置した状態で、挿入口4315が第2分割体43の上部に形成されていてもよい。
こうすれば、より容易に軟質シート体50を挿入口4315から挿入することができるようになる上、挿入口4315に挿入された軟質シート体50が挿入口4315から抜けてしまうことを、より確実に抑制することができるようになる。
また、アタッチメント本体41が、軟質シート体50を挿入口4315から挿入して仮保持させた状態でアタッチメント本体41を電気かみそり(除毛装置)1に装着したときに、軟質シート体50と刃部331との間に存在する保護壁431eを備えていてもよい。
こうすれば、軟質シート体50を電気かみそり(除毛装置)1に保持して使用する際に、軟質シート体50が刃部331に当たってしまうことを、より確実に抑制することができるようになる。その結果、軟質シート体50が刃部331に当たることによって破れてしまうことを、より確実に抑制することができるようになる。また、軟質シート体50に含浸させた液体によって刃部331が腐食してしまうことをより確実に抑制することもできるため、刃部331の劣化が早まってしまうことを抑制することもできるようになる。
また、アタッチメント本体41を電気かみそり(除毛装置)1に装着した状態で、刃部331の肌接触面33aの全面が保護壁431eによって覆われていてもよい。
こうすれば、アタッチメント本体41を電気かみそり(除毛装置)1に装着した際に、保護壁431eによって刃部331を保護することができるようになる。そのため、アタッチメント40を、電気かみそり(除毛装置)1の不使用時の刃保護キャップとして使用することができるようになる。
また、軟質シート体50を挿入口4315から挿入して仮保持させた状態でアタッチメント本体41を電気かみそり(除毛装置)1に装着したときに、施術面340の少なくとも2辺が、軟質シート体50を介在させた状態でアタッチメント本体41によって押さえられるようにしてもよい。
こうすれば、軟質シート体50を用いて肌Sの施術を行う際に、軟質シート体50が位置ずれしてしまうことを、より確実に抑制することができるようになる。
また、施術面340の互いに対向する2辺が、軟質シート体50を介在させた状態でアタッチメント本体41によって押さえられていてもよい。
こうすれば、軟質シート体50を用いて肌Sの施術を行う際に、電気かみそり(除毛装置)1を、アタッチメント本体41によって押さえられている2辺が対向する方向に滑らせた場合に、軟質シート体50がずれたり撓んだりしてしまわないようにすることが可能になる。その結果、より効果的に肌Sの施術を行うことができるようになる。
また、上記実施の形態2で示した電気かみそり(除毛装置)1は、本体部1aと、本体部1aに設けられて、毛を除毛することが可能な刃部331と、本体部1aに、刃部331とは別に設けられて、肌Sの施術を行うことが可能な施術部34と、本体部1aに設けられて、軟質シート体50が施術部34の施術面340を覆った状態で軟質シート体50を保持することが可能な保持部60と、を備えている。
こうすることでも、より効率的に肌Sの施術を行うことができるようになる。また、本体部1aに保持部60を設けるようにすれば、より簡素な構成で、軟質シート体50を本体部1aで保持することができるようになる。
また、保持部60が本体部1aに一体に形成されていてもよい。
こうすれば、保持部60を本体部1aに着脱可能に取り付けた場合のように、保持部60を紛失してしまわないようにすることができる。
[その他]
以上、本開示にかかる除毛装置の内容を説明したが、これらの記載に限定されるものではなく、種々の変形および改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上記各実施の形態で示した構成の変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態に本開示を適用することができる。また、上記各実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
また、上記各実施の形態では、グリップ部111およびヘッド部30を備える電気かみそり1を例示したが、ヘッド部が設けられていない電気かみそりに本開示を適用することも可能である。
また、軟質シート体50を本体部1aに保持させる構成は、上記各実施の形態で示した構成に限られるものではなく、様々な構成とすることが可能である。
例えば、第1分割体42を本体部1aに着脱可能に装着しつつ第2分割体43を本体部1aに着脱可能に装着することで、軟質シート体50を本体部1aに保持させるようにすることも可能である。
また、第1分割体42と第2分割体43とで軟質シート体50を挟み込むことで仮保持し、この状態で第1分割体42および第2分割体43のうちの少なくともいずれか一方を本体部1aに装着させることで、軟質シート体50を本体部1aに保持させるようにすることも可能である。
また、上記各実施の形態では、除毛装置として、ヒゲを切断する電気かみそり1を例示したが、電気かみそり1に限らず様々なタイプの除毛装置に本開示を適用することが可能である。例えば、人または動物の体毛、毛髪を切断するトリマー(電気式毛切断装置)に本開示を適用することも可能であるし、人または動物の毛を脱毛(除毛)する脱毛装置に本開示を適用することも可能である。
また、ヘッド部やアタッチメント、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
以上のように、本開示にかかる除毛装置、アタッチメントおよび除毛装置セットは、より効率的に肌の施術を行うことが可能であるため、ヒゲに限らず、様々な体毛の処理等の用途にも適用することが可能である。
100 除毛装置セット
1 電気かみそり(除毛装置)
1a 本体部
32113 帯状壁部
33a 肌接触面
331 刃部
34 施術部
340 施術面
40 アタッチメント
41 アタッチメント本体
42 第1分割体
43 第2分割体
4315 挿入口
431e 保護壁
44 板ばね(付勢部材)
50 軟質シート体
60 保持部
S 肌

Claims (14)

  1. 本体部と、
    前記本体部に設けられて、毛を除毛することが可能な刃部と、
    前記本体部に、前記刃部とは別に設けられて、肌の施術を行うことが可能な施術部と、
    前記本体部に設けられて、軟質シート体が前記施術部の施術面を覆った状態で前記軟質シート体を保持することが可能な保持部と、
    を備えている、
    除毛装置。
  2. 前記保持部が前記本体部に一体に形成されている、
    請求項1に記載の除毛装置。
  3. 本体部と、前記本体部に設けられて、毛を除毛することが可能な刃部と、前記本体部に、前記刃部とは別に設けられて、肌の施術を行うことが可能な施術部と、を備える除毛装置に、着脱可能に装着されるアタッチメントであって、
    前記除毛装置に着脱可能に装着されるアタッチメント本体と、
    前記アタッチメント本体に設けられる保持部と、を備えており、
    前記アタッチメント本体を前記除毛装置に装着した状態で、軟質シート体が前記施術部の施術面を覆いつつ前記保持部が前記軟質シート体を保持することができるように構成されている、
    アタッチメント。
  4. 前記アタッチメント本体は、第1分割体と、前記第1分割体とは別部材で形成される第2分割体と、を備えている、
    請求項3に記載のアタッチメント。
  5. 前記第2分割体が前記第1分割体に回動可能に取り付けられている、
    請求項4に記載のアタッチメント。
  6. 前記第2分割体は、第1位置と第2位置との間で回動することができるように前記第1分割体に取り付けられており、
    前記第2分割体が付勢部材によって前記第2位置に向かう方向に付勢されている、
    請求項5に記載のアタッチメント。
  7. 前記保持部が前記第2分割体に設けられており、
    前記保持部は、前記軟質シート体を仮保持することができるように構成されている、
    請求項4~6のうちいずれか1項に記載のアタッチメント。
  8. 前記保持部が、前記軟質シート体を挿入して仮保持することが可能な挿入口である、
    請求項7に記載のアタッチメント。
  9. 上方から下方に移動させることで前記除毛装置に装着されるように前記アタッチメント本体を配置した状態で、前記挿入口が前記第2分割体の上部に形成されている、
    請求項8に記載のアタッチメント。
  10. 前記アタッチメント本体は、前記軟質シート体を前記挿入口から挿入して仮保持させた状態で前記アタッチメント本体を前記除毛装置に装着したときに、前記軟質シート体と前記刃部との間に存在する保護壁を備えている、
    請求項9に記載のアタッチメント。
  11. 前記アタッチメント本体を前記除毛装置に装着した状態で、前記刃部の肌接触面の全面が前記保護壁によって覆われている、
    請求項10に記載のアタッチメント。
  12. 前記軟質シート体を前記挿入口から挿入して仮保持させた状態で前記アタッチメント本体を前記除毛装置に装着したときに、前記施術面の少なくとも2辺が、前記軟質シート体を介在させた状態で前記アタッチメント本体によって押さえられている、
    請求項8に記載のアタッチメント。
  13. 前記施術面の互いに対向する2辺が、前記軟質シート体を介在させた状態で前記アタッチメント本体によって押さえられている、
    請求項12に記載のアタッチメント。
  14. 本体部と、前記本体部に設けられて、毛を除毛することが可能な刃部と、前記本体部に、前記刃部とは別に設けられて、肌の施術を行うことが可能な施術部と、を備える除毛装置と、
    前記除毛装置に着脱可能に装着されるアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に設けられる保持部と、を備え、前記アタッチメント本体を前記除毛装置に装着した状態で、軟質シート体が前記施術部の施術面を覆いつつ前記保持部が前記軟質シート体を保持することができるように構成されているアタッチメントと、
    を備えている、
    除毛装置セット。
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