JP4899702B2 - 洗浄水タンクとそれを使用した衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は衛生洗浄装置に使用する洗浄水タンクの構造に関するものである。
従来、この種の洗浄水タンクは、耐圧強度を増す目的で、繊維長が長いガラス繊維を配合した樹脂材料で成型した箱形状の上部ケースと、繊維長が短いガラス繊維を配合した樹脂材料で成型した皿状の下部ケースをパッキンを介してねじで接合し、下部ケースには加熱用のシーズヒータを設置している(例えば、特許文献1参照)。
図12は、特許文献1に記載された従来の洗浄水タンクを示すものである。図12に示すように、下面が開放で深い箱形状の上部ケース1と上面が開放で浅い皿状の下部ケース2を、パッキン3を介して接合し、下部ケース2の側面にはシーズヒータ4を設置した構成である。
特開2005−090127号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗浄水タンクの主要部材となる上部ケースは箱形状をなしており、内部から加わる水圧は特に側面に多く加わり、上部ケースはこの水圧に耐える構成とすることが必須であり、本従来例では成型材料に繊維長の長いガラス繊維を配合して材料自体の強度を増すことで対応している。しかしながら成型材料に繊維長の長いガラス繊維を配合することにより、成形性が極端に悪くなり生産性が低下するとともに、複雑な形状を形成することが難しく、洗浄水タンクの重量が重くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、狭いスペースに設置可能で、十分な貯留容量と水圧に耐える強度を備え、しかも生産性の高い洗浄水タンクを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗浄水タンクは、洗浄水を貯留する密閉構造のタンクにおいて、タンク本体は上部材と下部材を接合した構成とし、タンク本体の側面視の基本形状を略四辺形とし、上部材と下部材の接合面は前記タンク本体の後方上部と前方下部との対角線をなす傾斜面とし、上部材と下部材の接合部の少なくとも一部にはタンク本体の面構成部より厚さの厚い補強縁を設けた構成としたものである。
これによって、上部材と下部材の接合部の長さを長くなり、それに伴って接合部に設ける補強縁が長い範囲に亘って配設されることとなり、タンク本体の強度を増すことができる。
本発明の洗浄水タンクは、小さい外形寸法でありながら十分な貯留容量と水圧に耐える強度を備えた生産性の高い洗浄水タンクを提供することができる。
第1の発明は、洗浄水を貯留するタンクにおいて、タンク本体は上部材と下部材の開口縁を互いに接合した構成とし、前記タンク本体の側面視の基本形状を略四辺形とし、前記上部材と前記下部材の接合部がなす接合面は前記タンク本体の後方上部と前方下部との対角線をなす傾斜面とし、前記上部材と前記下部材の前記開口縁の少なくとも一部に前記タンク本体の面構成部より厚さの厚い補強縁を設け、前記タンク本体の少なくとも背面内部に内方に突出する少なくとも横方向の複数の補強リブを備えた構成とすることにより、接
合部の長さを最大とすることができるため、補強縁によるタンク本体の強度の補強を最大にすることができ、しかも上部材と下部材は近似の大きさおよび形状にすることができるため、上部材と下部材の加工性を向上することができ、強度の強い洗浄水タンクを容易に生産することができる。また、上部材と下部材の開口面積が最大となるため、タンク本体内に取り付ける部材の取付作業を容易に行うことができる。
また、複数の補強リブを備えたことにより、タンク本体の耐圧強度を増すとともに、貯留する洗浄水の必要以上の対流を抑制することができ洗浄タンクの上部に常に昇温した洗浄水を貯留することができる。しかも、内部に補強リブを設けたことによりタンク本体の外形寸法をほとんど大きくすることなく必要な容量を確保することができる。
の発明は、特に、第の発明において、前記タンク本体の前方上部の一部が後方に後退する後退部を有することにより、タンク本体の平面積が下方より上方に向かって小さくなるため、温度の高くなった洗浄水がタンクの上方に集まりやすくなるとともに、便座への着座に障害となる部分を切除した形状となっている。
の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記上部材と前記下部材を樹脂材料で成型し、前記接合部を溶着により接合したことにより、上部材と下部材自体の接合部の樹脂材料を溶かして、他の部材を介することなく上部材と下部材を接合できるため、接合部は簡単な構成となり、しかも高い水密性と強度を確保することができる。
の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記タンク本体の下部前方に入水口と、上部後方に出水口を設け、前記タンク本体内の下部に加熱手段を設置したことにより、タンク本体の下部前方に設けた入水口から流入した洗浄水は、タンク本体内の下部に設置した加熱手段で加熱され、タンク本体上部に上昇し上部後方に設けた出水口よりタンク外に送水することなり、タンク本体から送水される洗浄水は加熱手段で加熱され昇温した洗浄水のみが送水されるため、快適な洗浄を得ることができる。
の発明は、便器上面に設置する洗浄装置本体と、前記洗浄装置本体に回動自在に枢支した便座と便蓋を備え、前記洗浄装置本体内に局部を洗浄するノズル装置と、第1〜4のいずれか1つの発明の洗浄水タンクを設置することにより、洗浄装置本体内に小型で十分な強度を備えた洗浄水タンクを設置することとなり、洗浄ノズルの形状や配置の自由度を高めることが可能となり、また洗浄装置本体を小型にすることができるため、省スペースで使い勝手のよい衛生洗浄装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における衛生洗浄装置の斜視図を示すものであり、図2は衛生洗浄装置の本体の上ケースを外した状態の斜視図を示すものである。
本実施の形態の衛生洗浄装置10は便器(図示せず)の上面に本体11を固定して使用するものであり、図1に示すように衛生洗浄装置10の後部に配設した本体11には便座12と便蓋13が回動自在に枢支してあり、本体11内に設置した機能部材は上ケース14で上方から隠蔽している。また、本体11の側方には操作部15が一体で設置してある。
図2に示すように、本体11の内部には洗浄水を貯留する洗浄水タンク16と、洗浄水タンク16に洗浄水を供給する給水接続部17と、洗浄水の供給と停止を行う開閉弁18
と、洗浄水を噴出して局部を洗浄するノズル装置19と、洗浄後の局部を乾燥する乾燥装置等が下ケース21にねじ等で固定してある。
ノズル装置19は、複数の噴出口と噴出口に洗浄水を供給する複数の流路を備え、駆動手段により収納位置と洗浄位置に進退可能であり、洗浄水の流量を調節する流調弁と流路の切換を行う切換弁を備えている。
また、乾燥装置20は、送風装置と加熱手段としてのヒータを備え温風を温風吹き出し口から使用者の局部に向けて送風する構成となっている。
図3は洗浄水タンクの外観の斜視図を示すものであり、図4は洗浄水タンクの内部後方の斜視図に示すものである。図に示すように洗浄水タンク16のタンク本体22はポリプロピレンに無機材料を添加して強度を増した樹脂材料を成型した上部材23と下部材24を溶着して一体に形成したものである。
タンク本体22は側面から見た基本形状は四辺形となっており、特に前面部は上部が後に後退した後退部25を備えており、後退部の下方では前面が後に傾斜する傾斜面26を備えている。上記前面部の形状は、図1に示す便座12への着座に障害となる部分を切除した形状となっており、傾斜面26の上方には便座12の一部を配設しており、衛生洗浄装置をコンパクトに構成するために寄与している。
タンク本体22の側面の前方下部には洗浄水が流入する入水口27を備え、上部後方には洗浄水を流出する出水口28を備えている。またタンク本体22の上面にはタンク内の圧力が負圧になった場合外部から空気を導入するバキュームブレーカ29が設置してある。
洗浄水タンク16の下部の底面30に近い位置には洗浄水を加熱する加熱手段としてU字形状のシーズヒータ31が設置してあり、シーズヒータ31の近くには湯温を検知する温度検知手段としてサーミスタ32が設置してある。また、シーズヒータ31とサーミスタ32の間にはシーズヒータ31の熱をサーミスタ32に伝える放熱部材33が配置してある。
また、タンク本体22の底面30の一番低い位置にはタンク内の水を全て排出することができる排水バルブ34が設置してあり、排水バルブ34はタンク本体22前部より斜め下方に向けて設置してある。排水バルブ34は寒冷地における凍結防止や長期間使用しない場合の汚損水の排出時に使用される。排水バルブ34の使用時は図9に示すように衛生洗浄装置10全体を便器上に起立させ排水バルブ34の開閉操作を行う。この時、本実施の形態の排水バルブ34は本体11の高い位置で斜め上方に向いて配置されるため、操作性と視認性が非常によい。
図4に示すように、タンク本体22の入水口27の内方には流入した洗浄水の流れを均一にする整流手段34が設置してある。整流手段35はタンク本体22の底面30に形成したリブと下面にリブを形成した整流部材36を組み合わせることにより流路の断面積と流れの方向を変える構成となっている。
図5は洗浄水タンクの断面図を示すものであり、図6は図5におけるAA断面を示すものである。図6に示すように入水口27の正面には整流部材36のリブによる第1仕切板37が形成してあり洗浄水の流れを下向きに変える偏向部38を構成している。第1仕切板37の下端とタンク本体22の底面30との隙間が洗浄水の流路となっている。
第1仕切板37の背面側には、タンク本体22の底面30から起立したリブによる第2仕切板39が間隔をあけて形成してある。第1仕切板37と第2仕切板39の間の空間は調整部40であり、調整部40の容積は偏向部38の容積の約4倍となっている。第2仕切板39の上端と整流部材36の下面とは隙間を形成しており洗浄水の流路となっている。
第2仕切板39の背面側は、第2仕切板39と整流部材36の外周リブ41で流路を構成し流出部42を形成している、流出部42は第2仕切板39の上端からタンク本体22の底面30に向けた降下部43と底面30と平行な水平部44からなり、水平部44の先端がタンク本体22の内方に向かって開放している。
図5と図6で示すように第1仕切板37と第2仕切板39と外周リブ41は平面視L字形になっており、第1仕切板37の下端とタンク本体22の底面30との隙間、第2仕切板39の上端と整流部材36の下面との隙間、流出部42の水平部44の開口は全て高さに対して水平方向に長いスリット状となっている。
図4と図5で示すようにタンク本体22の下部材24の後部内面には横方向に複数の補強リブ45が設けてある。補強リブ45は図5に示すように傾斜した開口縁49に向かって突出しており底面30に対して傾斜して形成してある。補強リブ45をこの方向に突出させることにより、樹脂材料による成型を容易にすることができる。また、下部材24の底面30の外側にも複数の補強リブ46が設けてあり、これらの補強リブ45、46によりタンク本体22の耐圧強度を増している。タンク本体22にリブを設けることによりタンク本体22の表面積が増加し貯留する洗浄水の熱が放熱しやすくなることが懸念されるが、上記構成では、後部に配設する補強リブ45はタンク本体22の内面に設置するため放熱に対してほとんど影響がなく、また底面30の外側に配設した補強リブ46は放熱に多少影響があるが、洗浄水タンク16の底部に貯留される洗浄水は低温であるため影響を最小限に抑えることができる構成となっている。
タンク本体22の上部材23と下部材24を接合する接合面47は図3、図5に示すようにタンク本体22の後方上部と前方下部との略対角線状になっている。また接合部である上部材23の開口縁48と下部材24の開口縁49の外周には外方に張り出した補強縁補強縁50、51が全周に亘り設けてあり、補強縁50、51はタンク本体22の側面や背面あるいは前面や上面等の面構成部の厚さより厚くなっている。また、下部材24の開口縁49には全周に亘り溝52を設け、この溝52の中に金属線53を埋め込み上部材23と下部材24を当接した状態で金属線53に通電し、金属線53の発熱により開口縁48、49の樹脂材料を溶かし上部材23と下部材24を溶着してタンク本体22を形成している。
上部材23と下部材24の開口縁48、49に設けた補強縁50、51はタンク本体22側面の耐圧強度の補強に寄与しており、特に接合面47を対角線上にすることにより補強縁50、51の長さを最大にすることができ補強に大きく寄与している。
以上のように構成された衛生洗浄装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、給水接続部17に水道管を接続した使用可能状態で使用者が操作部15を操作し局部洗浄の操作がされると、開閉弁18が開き水道水は洗浄水タンク16の入水口27から早い流速で整流手段35の偏向部38に流入し、下方向に向きを変え第1仕切板37の下方の隙間を通過して調整部40に流入する、狭い隙間から広い空間である調整部40に流入した洗浄水は流速が遅くなるとともに流速が均一化し乱れのない整流となる。
次に洗浄水は第2仕切板39の上方の隙間を通過して調整部40から流出部42へと流れる。この状態で洗浄水は整流化されており流速も遅くなっており調整部40から溢れ出るような状態で流れ出る。流出部42に流れ出た洗浄水は降下部43を通過して洗浄水タンク16の底面30まで流下し、水平部44を通過して底面30に沿って洗浄水タンク16の内方に流出する。
洗浄水タンク16内に流出した洗浄水は底面30に沿ってシーズヒータ31の下方へ流れ、シーズヒータ31の加熱で昇温した洗浄水は徐々に洗浄水タンク16の上方に上昇し、洗浄水タンク16の上方から順次昇温した洗浄水が貯留されていく。
洗浄水タンク16内では対流が起こり、洗浄水タンク16の中央部では昇温した洗浄水が上昇し周辺部では低温の洗浄水が下降する動きを行うが、タンク本体22の背面内部に複数段設置した補強リブ45がこの対流を抑制する作用を発揮し、洗浄水タンク16内での過度の対流を抑制し、常に洗浄水タンク16の上部に昇温した洗浄水が貯留されることとなる。
昇温した洗浄水タンク16内の洗浄水はタンク本体22の上部後方に設けた出水口28より流出し送水管を介してノズル装置19へ供給される。この時出水する洗浄水は洗浄水タンク16の上方に貯留された温度の高い洗浄水から順次流出し、低温の洗浄水がノズル装置19に供給されることはなく快適な局部洗浄を行うことができる。
ノズル装置19に供給された洗浄水は流調弁と切換弁を通過してノズルの流路を通過して噴出口から局部に向かって噴出し局部を洗浄する。ノズル装置19は局部洗浄の操作をなされた時点から、ノズルを収納位置から洗浄位置に進出している。
局部洗浄終了の操作がなされると、開閉弁18が閉じ水道水の供給が停止し、洗浄水の噴出が停止するとともにノズルは収納位置へと後退する。
次に、乾燥の操作がなされると、乾燥装置20の送風機とヒータに通電が開始し、温風吹き出し口から使用者の局部に向けて温風が送風され局部乾燥した後、乾燥終了の操作により終了する。
以上のように、本実施の形態においては、タンク本体の上部材と下部材の接合面を対角線上に設けたことにより、補強縁によりタンクの耐圧強度を最高に高めることできる。また、上部材と下部材の開口面積が最大となるため、これら部材の成型がしやすくなり特に下部材の内面に容易に補強リブを一体で成型することが可能となる。また、大きい開口から整流手段の整流部材等のタンク本体内に取り付ける部材の取付作業を容易に行うことができる。
また、タンク本体の背面内部に横方向の補強リブを設けたことにより、タンク本体の耐圧強度を増すとともに、貯留する洗浄水の必要以上の対流を抑制することができ洗浄タンクの上部に常に昇温した洗浄水を貯留することができる。しかも、内部に補強リブを設けたことによりタンク本体の外形寸法をほとんど大きくすることなく必要な容量を確保することができ、省スペースの洗浄水タンクとなっている。
また、タンク本体の上部材と下部材を溶着で接合したことにより、接合部が必要以上に外部張り出すことがなく、この点でも省スペースの洗浄水タンクとなっている。
また、タンク本体の入水口に連続して整流手段を設けたことにより、洗浄水タンク内に流入する洗浄水の流速を落とし底面に沿って放流することにより洗浄タンク内の乱流の発
生を抑制し、洗浄水タンクの上部に温水を貯留し下部に冷水を貯留し、温水と冷水の混合を抑制することが可能となり、最適温度の洗浄水で局部洗浄ができるとともに、洗浄水の加熱に要する電気エネルギーを抑制することができる。
なお、本実施の形態においてはタンク本体の上部材と下部材の接合は開口縁の溝に埋め込んだ金属線の発熱による溶着で行ったが、これに限るものではなく超音波を使用する溶着や、ねじを使用する機械的な接合方法でもよいし、これらを併用するものでもよい。
また、本実施の形態においては上部材と下部材の開口縁の全周に補強縁を設けたが、これに限るものではなく一部を排除してもよい、特に本実施の形態の場合前面または背面に対応する部分の補強縁を排除しても洗浄水タンクの耐圧強度に与える影響は少ない。また浄水タンクの側面にあっても一部を排除することは可能であり、他の部材との干渉等が発生する場合は最小限度の排除を行ってもよい。また排除した部分を他の方法で補強することも可能である。
また、本実施の形態においては、成型性を配慮して補強縁は外方に張り出した構成としたが、これに限るものではなく、タンク本体の内方に張り出した構成でもよく、また内方と外方の両方に張り出し構成でもよく、補強縁がタンク本体の側面や背面等の面構成部より厚さを厚くした構成とすればよい。
また、本実施の形態において補強リブは下部材の後部内面に横方向にのみ形成したが、これに限るものではなく、横方向に加えて縦方向に設けることにより、耐圧強度をより向上することができる。また、必要に応じて下部材の底面の内面に形成することも可能である。また、上部部材の耐圧強度の補強が必要な場合には、上部材の内面に同様の補強リブを設けることも可能である。
(実施の形態2)
図10は、本発明の第2の実施の形態の衛生洗浄装置の本体内部の組立途中の状態の斜視図を示し、図11は洗浄水タンクと関連する部材をユニット化した状態の斜視図を示すものである。
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、図11に示すようにタンク本体54の補強縁55の一部を張り出して取付片56を形成し、ねじ57を介してノズル装置58をタンク本体54に設置している。またタンク本体54の接合面59の傾斜はノズル装置58のノズルの進退方向と同方向になっている。また、開閉弁18と給水接続部17をタンク本体54に取り付け、タンクユニット60を構成し、図10に示すように本体の下ケース61に、前記タンクユニット60と、乾燥装置20と、脱臭装置62と、便蓋自動開閉装置等を個別にねじ等で固定してある。
前記タンクユニット60は衛生洗浄装置の洗浄水の経路となる全ての水回り部材で構成するため、タンクユニット60の段階で水漏れ検査や各機能の機能検査が可能となるため、検査時に大きい寸法の衛生洗浄装置全体を取り扱いをする必要がなく取り扱い性がよくなる。タンクユニットの段階で異常が発見できることにより容易に補修ができる。
また、タンク本体54の接合面59と矢印Bで示すノズルの進退方向を同方向とすることで、ノズル装置の長い範囲をタンク本体54に固定することができるためノズル装置を安定して固定することができる。
以上のように、本発明にかかる洗浄水タンクは、タンク本体の大きさを大きくすること
なく強度を増すことが可能となるので、他の液体を貯留する設備などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の斜視図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の本体の上ケースを外した状態の斜視図 本発明の実施の形態1における洗浄水タンクの外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1における洗浄水タンクの下部材の斜視図 本発明の実施の形態1におけるタンク本体の断面図 本発明の実施の形態1における図5におけるAA断面図 本発明の実施の形態1におけるタンク本体の斜視図 本発明の実施の形態1における整流部材の下面から見た斜視図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置を起立させた状態の斜視図 本発明の実施の形態2におけるタンクユニットの斜視図 本発明の実施の形態2における衛生洗浄装置の本体の組立過程の斜視図 従来の洗浄水タンクの分解状態を示す斜視図
10 衛生洗浄装置
11 本体
12 便座
13 便蓋
16 洗浄水タンク
19、58 ノズル装置
22、54 タンク本体
23 上部材
24 下部材
25 後退部
27 入水口
28 出水口
30 底面
31 シーズヒータ(加熱手段)
45、46 補強リブ
47、59 接合面
48、49 開口縁
50、51、55 補強縁

Claims (5)

  1. 洗浄水を貯留するタンクにおいて、タンク本体は上部材と下部材の開口縁を互いに接合した構成とし、前記タンク本体の側面視の基本形状を略四辺形とし、前記上部材と前記下部材の接合部がなす接合面は前記タンク本体の後方上部と前方下部との対角線をなす傾斜面とし、前記上部材と前記下部材の前記開口縁の少なくとも一部に前記タンク本体の面構成部より厚さの厚い補強縁を設け、前記タンク本体の少なくとも背面内部に内方に突出する少なくとも横方向の複数の補強リブを備えた洗浄水タンク。
  2. 前記タンク本体の前方上部の一部が後方に後退する後退部を有する請求項に記載の洗浄水タンク。
  3. 前記上部材と前記下部材を樹脂材料で成型し、前記接合部を溶着により接合した請求項1または2に記載の洗浄水タンク。
  4. 前記タンク本体の下部前方に入水口と、上部後方に出水口を設け、前記タンク本体内の下部に加熱手段を設置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄水タンク。
  5. 便器上面に設置する洗浄装置本体と、前記洗浄装置本体に回動自在に枢支した便座と便蓋を備え、前記洗浄装置本体内に局部を洗浄するノズル装置と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄水タンクを設置した衛生洗浄装置。
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