JP7235196B2 - 貯湯タンク、貯湯式熱交換器、及び衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、貯湯タンク、貯湯式熱交換器、及び衛生洗浄装置に関する。
近年、衛生洗浄装置は、その性能だけでなくデザイン性も重視される傾向にあり、そのためにコンパクト化が望まれる傾向にある。一方で、貯湯式の衛生洗浄装置において大きな容積を占める洗浄用の温水を貯湯するためのタンクには、温水持続時間を確保するための貯湯量と、水圧に対する強度とが求められる。そこで、タンクに補強形状を付加することが行われているが、こうした補強形状を設けると、他の部品と干渉し易くなり、コンパクト化の妨げとなってしまう可能性がある。
具体的には、貯湯タンクの強度確保のために、貯湯タンクに補強形状を付加すると、貯湯タンクが大型化してしまう。また、貯湯タンクの上筐体と下筐体との接合部に形成されるフランジが、他の部品と接触しないように配置する必要があり、平面状にフランジを設けると、衛生洗浄装置そのものが大型化してしまう可能性が生じる。
この解決手段として、貯湯タンクの内部に補強リブを設けることも考えられる(例えば、特許文献1)。しかしながら、貯湯タンクの内部に補強リブを設けると、補強リブの体積分の貯湯量が失われるとともに、補強リブが貯湯タンク内の温水の対流に影響してしまう虞がある。
このため、貯湯タンク、この貯湯タンクを用いた貯湯式熱交換器、及びこの貯湯式熱交換器を用いた衛生洗浄装置では、貯湯量や温水の対流に影響を与えることなく適切な強度を得られるようにし、かつコンパクト化の妨げとなることを抑制できるようにすることが望まれる。
特許第4899702号
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、貯湯量や温水の対流に影響を与えることなく適切な強度を得られるようにし、かつコンパクト化の妨げとなることを抑制できる貯湯タンク、貯湯式熱交換器、及び衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、内部に湯水を貯める空間を有する貯湯タンクであって、第1筐体と、前記第1筐体に接合される第2筐体と、を有し、前記第1筐体と前記第2筐体とを接合することによって前記空間を形成するタンク本体と、前記タンク本体の前記第1筐体と前記第2筐体との接合部に設けられ、外側に向かって突出するフランジ部と、を備え、前記フランジ部は、前記第1筐体側又は前記第2筐体側に向かって曲がる曲がり部を有することを特徴とする貯湯タンクである。
この貯湯タンクによれば、フランジ部に曲がり部を設けることにより、平面状にフランジ部を設ける場合と比べて、タンク本体の水圧に対する強度を高めることができる。これにより、タンク本体にフランジ部以外のリブなどの補強形状を付加する必要性を無くすことができる。従って、貯湯タンクを衛生洗浄装置などに組み込む際に、補強形状が貯湯タンクを組み込む装置のコンパクト化の妨げとなることを抑制することができる。また、フランジ部に曲がり部を設けることにより、平面状にフランジ部を設ける場合と比べて、フランジ部と他の部品との干渉も抑制することができる。さらには、貯湯タンクの内部に設けた補強リブによって、貯湯量が失われたり、貯湯タンク内の温水の対流に影響を与えたりすることを抑制することもできる。従って、貯湯量や温水の対流に影響を与えることなく適切な強度を得られるようにし、かつコンパクト化の妨げとなることを抑制できる貯湯タンクを提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記フランジ部は、前記第1筐体と前記第2筐体とが並ぶ第1方向と直交する第2方向に延びる第1部分と、前記第1部分とは異なる平面であって前記第1部分と平行な平面において前記第2方向に延びる第2部分と、を有することを特徴とする貯湯タンクである。
この貯湯タンクによれば、第1部分と第2部分とをフランジ部に設けることにより、タンク本体の水圧に対する強度をより高めることができる。また、例えば、第1筐体と第2筐体とに対して剪断方向の力が加わった際に、第1部分と第2部分との間の上下方向に延びる部分で、この剪断方向の力を受けることができるようになり、こうした剪断方向の力に対する強度も向上させることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記タンク本体は、複数の側面部を有し、前記フランジ部は、1つの前記側面部に設けられた少なくとも2つの前記曲がり部を有することを特徴とする貯湯タンクである。
この貯湯タンクによれば、強度の必要な側面部に集中して曲がり部を設けることで、貯湯タンクの全体の水圧に対する強度をより高めることができる。
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記タンク本体は、前記第1筐体と前記第2筐体とが並ぶ第1方向と直交する第2方向において内側に向かって凹んだ凹部を有し、前記曲がり部は、前記凹部に設けられていることを特徴とする貯湯タンクである。
この貯湯タンクによれば、凹部に曲がり部を設けることで、凹部内に他の部品を配置しつつ、他の部品との干渉を曲がり部によって抑制することができ、他の部品を効率良く配置し易くすることができる。貯湯タンクを組み込む装置のコンパクト化の妨げを、より確実に抑制することができる。
第5の発明は、第1~第4のいずれか1つの発明の貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の水を加熱するヒータと、を備えたことを特徴とする貯湯式熱交換器である。
この貯湯式熱交換器によれば、貯湯量や温水の対流に影響を与えることなく適切な強度を得られるようにし、かつコンパクト化の妨げとなることを抑制できる貯湯式熱交換器を提供することができる。
第6の発明は、第5の発明の貯湯式熱交換器と、前記貯湯式熱交換器を収納するケーシングと、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、貯湯量や温水の対流に影響を与えることなく適切な強度を得られるようにし、かつコンパクト化の妨げとなることを抑制できる衛生洗浄装置を提供することができる。
本発明の態様によれば、貯湯量や温水の対流に影響を与えることなく適切な強度を得られるようにし、かつコンパクト化の妨げとなることを抑制できる貯湯タンク、貯湯式熱交換器、及び衛生洗浄装置が提供される。
実施形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。 実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。 図3(a)及び図3(b)は、実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す斜視図である。 図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す平面図及び底面図である。 図5(a)及び図5(b)は、実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す正面図及び背面図である。 実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ装置2は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)4と、その上に設けられた衛生洗浄装置10と、を備える。衛生洗浄装置10は、ケーシング12と、便座14と、便蓋16と、を有する。便座14と便蓋16とは、それぞれケーシング12に対して開閉自在に軸支されている。
以下の実施形態の説明では、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、及び「左側方」を用いるが、これらの方向は、図1に表すように、便座14に座った使用者から見た方向である。
ケーシング12の内部には、便座14に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などが内蔵されている。また、例えばケーシング12には、使用者が便座14に座ったことを検知する着座検知センサ20(図2参照)が設けられている。着座検知センサ20が便座14に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えばリモコンなどの操作部6を操作すると、洗浄ノズル(以下説明の便宜上、単に「ノズル」と称する)22を便器4のボウル4a内に進出させることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置10では、ノズル22がボウル4a内に進出した状態を表している。
ノズル22は、人体局部に向けて水を吐出し、人体局部の洗浄を行う。ノズル22の先端部には、ビデ洗浄吐水口22a及びおしり洗浄吐水口22bが設けられている。ノズル22は、その先端に設けられたビデ洗浄吐水口22aから水を噴射して、便座14に座った女性の女性局部を洗浄することができる。あるいは、ノズル22は、その先端に設けられたおしり洗浄吐水口22bから水を噴射して、便座14に座った使用者の「おしり」を洗浄することができる。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
「おしり」を洗浄するモードのなかには、例えば、「おしり洗浄」と、「おしり洗浄」よりもソフトな水流で優しく洗浄する「やわらか洗浄」と、が含まれる。ノズル22は、例えば、「ビデ洗浄」と、「おしり洗浄」と、「やわらか洗浄」と、を実行することができる。
なお、図1に表したノズル22では、ビデ洗浄吐水口22aがおしり洗浄吐水口22bよりもノズル22の先端側に設けられているが、ビデ洗浄吐水口22aおよびおしり洗浄吐水口22bの設置位置は、これだけに限定されるわけではない。ビデ洗浄吐水口22aは、おしり洗浄吐水口22bよりもノズル22の後端側に設けられていてもよい。また、図1に表したノズル22では、2つの吐水口が設けられているが、3つ以上の吐水口が設けられていてもよい。
図2は、実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。 図2では、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図2に表したように、衛生洗浄装置10は、導水部30を有する。導水部30は、水道や貯水タンクなどの給水源WSからノズル22に至る管路30aを有する。導水部30は、管路30aにより、給水源WSから供給された水をノズル22に導く。管路30aは、例えば、以下に説明する電磁弁32、貯湯式熱交換器40、流路切替部52などの各部と、これらの各部を接続する複数の配管と、によって形成される。
導水部30の上流側には、電磁弁32が設けられている。電磁弁32は、開閉可能な電磁バルブであり、ケーシング12の内部に設けられた制御部24からの指令に基づいて水の供給を制御する。換言すれば、電磁弁32は、管路30aを開閉する。電磁弁32を開状態にすることにより、給水源WSから供給された水が、管路30aに流れる。
電磁弁32の下流には、調圧弁34が設けられている。調圧弁34は、給水圧が高い場合に、管路30a内の圧力を所定の圧力範囲に調整する。調圧弁34の下流には、逆止弁36が設けられている。逆止弁36は、管路30a内の圧力が低下した場合などに、逆止弁36よりも上流側への水の逆流を抑制する。
逆止弁36の下流には、貯湯式熱交換器40が設けられている。貯湯式熱交換器40は、貯湯タンクとヒータとを有し、給水源WSから供給された水を貯湯タンクに貯め、貯湯タンク内の水をヒータで加熱することにより、例えば規定の温度まで昇温する。すなわち、貯湯式熱交換器40は、温水を生成する。貯湯式熱交換器40は、ケーシング12内に収納される。換言すれば、ケーシング12は、貯湯式熱交換器40を収納する。
貯湯式熱交換器40は、制御部24と接続されている。制御部24は、例えば、使用者による操作部6の操作に応じて貯湯式熱交換器40を制御することにより、操作部6で設定された温度に水を昇温する。
貯湯式熱交換器40の下流には、電解槽ユニット44が設けられている。電解槽ユニット44は、内部を流れる水道水を電気分解することにより、水道水から次亜塩素酸を含む液(機能水)を生成する。電解槽ユニット44は、制御部24に接続されている。電解槽ユニット44は、制御部24による制御に基づいて、機能水の生成を行う。
電解槽ユニット44において生成される機能水は、例えば、銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む溶液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット44において生成される機能水は、電解塩素やオゾンなどを含む溶液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット44において生成される機能水は、酸性水やアルカリ水であってもよい。
電解槽ユニット44の下流には、バキュームブレーカ(VB)46が設けられている。バキュームブレーカ46は、例えば、水を流すための流路と、流路内に空気を取り込むための吸気口と、吸気口を開閉する弁機構と、を有する。弁機構は、例えば、流路に水が流れている時に吸気口を塞ぎ、水の流れの停止とともに吸気口を開放して流路内に空気を取り込む。すなわち、バキュームブレーカ46は、導水部30に水の流れが無い時に、管路30a内に空気を取り込む。弁機構には、例えば、フロート弁が用いられる。
バキュームブレーカ46は、上記のように管路30a内に空気を取り込むことにより、例えば、管路30aのバキュームブレーカ46よりも下流の部分の水抜きを促進させる。バキュームブレーカ46は、例えば、ノズル22の水抜きを促進する。
バキュームブレーカ46の下流には、流量調整部50が設けられている。流量調整部50は、水勢(流量)の調整を行う。流量調整部50の下流には、流路切替部52が設けられている。流路切替部52は、ノズル22やノズル洗浄室54への給水の開閉や切替を行う。流量調整部50及び流路切替部52は、1つのユニットとして設けてもよい。流量調整部50及び流路切替部52は、制御部24に接続されている。流量調整部50及び流路切替部52の動作は、制御部24によって制御される。なお、流量調整部50及び流路切替部52は一体であってもよい。
流路切替部52の下流には、ノズル22、ノズル洗浄室54、及び噴霧ノズル56が設けられている。ノズル22は、ノズルモータ58からの駆動力を受け、便器4のボウル4a内に進出したり後退したりする。つまり、ノズルモータ58は、制御部24からの指令に基づいてノズル22を進退させる。
ノズル洗浄室54は、その内部に設けられた吐水部から機能水あるいは水を噴射することにより、ノズル22の外周表面(胴体)を洗浄する。噴霧ノズル56は、洗浄水や機能水をミスト状にしてボウル4aに噴霧する。この例では、人体を洗浄するためのノズル22とは別に噴霧ノズル56を設けている。これに限ることなく、ミスト状の液体をボウル4aに噴霧するための吐水口をノズル22に設けてもよい。
また、流路切替部52の下流には、おしり洗浄流路61と、やわらか洗浄流路62と、ビデ洗浄流路63と、が設けられている。おしり洗浄流路61及びやわらか洗浄流路62は、導水部30を介して給水源WSから供給された水や電解槽ユニット44において生成された機能水をおしり洗浄吐水口22bへ導く。ビデ洗浄流路63は、導水部30を介して給水源WSから供給された水や電解槽ユニット44において生成された機能水をビデ洗浄吐水口22aへ導く。
また、流路切替部52の下流には、表面洗浄流路64と、噴霧用流路65と、が設けられている。表面洗浄流路64は、導水部30を介して給水源WSから供給された水や電解槽ユニット44において生成された機能水をノズル洗浄室54の吐水部へ導く。噴霧用流路65は、導水部30を介して給水源WSから供給される水や電解槽ユニット44において生成された機能水を噴霧ノズル56に導く。
制御部24は、流路切替部52を制御することにより、おしり洗浄流路61、やわらか洗浄流路62、ビデ洗浄流路63、表面洗浄流路64、及び噴霧用流路65の各流路の開閉を切り替える。このように、流路切替部52は、ビデ洗浄吐水口22a、おしり洗浄吐水口22b、ノズル洗浄室54、及び噴霧ノズル56などの複数の吐水口のそれぞれについて、管路30aに連通させた状態と、管路30aに連通させない状態と、を切り替える。
制御部24は、電源回路70から電力を供給され、人体検知センサ72や、着座検知センサ20や、操作部6などからの信号に基づいて、電磁弁32や、貯湯式熱交換器40や、電解槽ユニット44や、流量調整部50や、流路切替部52や、ノズルモータ58などの動作を制御する。
人体検知センサ72は、ケーシング12内に設けられ、便座14に近づいた使用者(人体)を検知する。人体検知センサ72は、便蓋16を閉じた状態においても、使用者の存在を検知することができるように構成されている。制御部24は、例えば、人体検知センサ72による使用者の検知に応答して、便蓋16を自動的に開く。
また、ケーシング12には、便座14に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる「温風乾燥機能」や「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられていてもよい。この際、ケーシング12の側面には、脱臭ユニットからの排気口及び室内暖房ユニットからの排出口が適宜設けられる。ただし、衛生洗浄装置10は、少なくとも衛生洗浄機能部を有していればよい。
図3(a)及び図3(b)は、実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す斜視図である。
図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す平面図及び底面図である。
図5(a)及び図5(b)は、実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す正面図及び背面図である。
図6は、実施形態に係る貯湯式熱交換器を模式的に表す断面図である。
図3(a)は、貯湯式熱交換器40を斜め前方から見た斜視図であり、図3(b)は、貯湯式熱交換器40を斜め後方から見た斜視図である。図6は、図4(a)のA1-A2線断面を模式的に表す。
図3(a)、図3(b)、図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5(b)、及び図6に表したように、貯湯式熱交換器40は、貯湯タンク100と、ヒータ102と、を備える。貯湯タンク100は、内部に湯水を貯める空間SPを有する。ヒータ102は、貯湯タンク100の空間SP内に設けられ、貯湯タンク100内の水を加熱する。
貯湯タンク100は、タンク本体110と、フランジ部112と、を備える。タンク本体110は、下筐体120(第1筐体)と、上筐体122(第2筐体)と、を有する。上筐体122は、下筐体120に接合される。上筐体122は、下筐体120の上に設けられる。タンク本体110は、下筐体120と上筐体122とを接合することによって、湯水を貯めるための空間SPを形成する。下筐体120は、例えば、上方に向かって開口する開口箱状である。上筐体122は、例えば、下方に向かって開口する開口箱状である。上筐体122の開口形状は、下筐体120の開口形状と実質的に同じである。これにより、下筐体120と上筐体122とを接合することによって、空間SPを形成することができる。但し、下筐体120及び上筐体122の形状は、空間SPを形成可能な任意の形状でよい。なお、上筐体122または下筐体120は、分割された複数の部材を組み合わせたものであってもよい。
なお、貯湯式熱交換器40は、例えば、貯湯タンク100の上筐体122を上方に向けた状態でケーシング12内に収納される。但し、貯湯式熱交換器40の配置はこれに限定されない。貯湯式熱交換器40は、例えば、貯湯タンク100の下筐体120及び上筐体122を左右方向に向けた状態でケーシング12内に収納してもよい。貯湯式熱交換器40は、貯湯タンク100の下筐体120及び上筐体122をいずれの方向に向けてケーシング12内に収納してもよい。換言すれば、タンク本体110は、左右方向などにおいて互いに接合される第1筐体と第2筐体とを有してもよい。以下では、第1筐体を下筐体120、第2筐体を上筐体122として説明を行う。
フランジ部112は、タンク本体110の下筐体120と上筐体122との接合部に設けられ、外側に向かって突出する。フランジ部112は、例えば、下筐体120と上筐体122との接合部に沿って環状に設けられる。
フランジ部112は、例えば、下筐体120の開口端(上端)に設けられた下側フランジ部124(第1フランジ部)と、上筐体122の開口端(下端)に設けられた上側フランジ部126(第2フランジ部)と、を有する。下側フランジ部124は、下筐体120の開口端から外側に向かって突出する。上側フランジ部126は、上筐体122の開口端から外側に向かって突出し、下側フランジ部124と対向し、下側フランジ部124と接合される。
このように、フランジ部112は、例えば、下側フランジ部124と上側フランジ部126とを接合することによって形成される。但し、フランジ部112は、これに限ることなく、下筐体120のみに設けてもよいし、上筐体122のみに設けてもよい。フランジ部112の形状は、下筐体120と上筐体122との接合部において外側に向かって突出し、下筐体120と上筐体122とを適切に接合することができる任意の形状でよい。なお、下側フランジ部124及び上側フランジ部126とは、タンク本体110の外表面から突出している部分である。
貯湯タンク100の下筐体120と上筐体122は、例えば、振動溶着によって接合される。但し、貯湯タンク100の製造方法は、上記に限ることなく、下筐体120と上筐体122とを適切に接合可能な任意の製造方法でよい。
フランジ部112は、下筐体120側又は上筐体122側に向かって曲がる曲がり部130を有する。換言すれば、フランジ部112は、上方向又は下方向に向かって曲がる曲がり部130を有する。この例において、フランジ部112は、4つの曲がり部130を有する。但し、曲がり部130の数は、4つに限ることなく、任意の数でよい。
フランジ部112は、下筐体120と上筐体122とが並ぶ第1方向と直交する第2方向に延びる第1部分131と、第1部分131とは異なる平面であって第1部分131と平行な平面において第2方向に延びる第2部分132と、を有する。第2部分132は、換言すれば、第1部分131よりも上筐体122側において第2方向に延びる。この例において、第1方向は、上下方向であり、第2方向は、水平方向である。但し、第1方向は、下筐体120(第1筐体)と上筐体122(第2筐体)とが並ぶ任意の方向でよい。第2方向は、第1方向と直交する任意の方向でよい。フランジ部112は、例えば、第3部分133と、第4部分134と、をさらに有する。第3部分133は、上下方向(第1方向)に延び、第1部分131の一端と第2部分132の一端とを接続する。第4部分134は、上下方向に延び、第1部分131の他端と第2部分132の他端とを接続する。
これにより、2つの曲がり部130が、第1部分131の両端に設けられ、別の2つの曲がり部130が、第2部分132の両端に設けられる。換言すれば、曲がり部130は、第1部分131と第3部分133との接合部、第2部分132と第3部分133との接合部、第1部分131と第4部分134との接合部、及び第2部分132と第4部分134との接合部に、それぞれ設けられる。
なお、第1部分131及び第2部分132の延びる方向は、完全な水平に限ることなく、少なくとも水平な方向に延びる成分を有していればよい。第1部分131及び第2部分132の延びる方向は、完全な水平に対して傾斜していてもよい。
第1部分131及び第2部分132は、例えば、側面視において直線状に延びる。第2部分132の延びる方向は、第1部分131の延びる方向と実質的に同じである。換言すれば、第2部分132は、側面視において、第1部分131と略平行である。但し、第2部分132の延びる方向は、第1部分131の延びる方向と異なってもよい。また、第1部分131及び第2部分132は、側面視において直線状に限ることなく、例えば、円弧状又は波状に湾曲して延びてもよい。
第3部分133及び第4部分134についても、第1部分131及び第2部分132と同様である。第3部分133及び第4部分134の延びる方向は、完全な上下に限ることなく、少なくとも上下の方向に延びる成分を有していればよい。
タンク本体110は、複数の側面部141~146を有する。各側面部141~146は、例えば、上面視においてタンク本体110の外縁を形成する部分である。この例において、タンク本体110は、6つの側面部141~146を有している。但し、側面部141~146の数は、6つに限ることなく、任意の数でよい。
フランジ部112の第2部分132は、側面部141、142に設けられている。一方、フランジ部112の第1部分131は、他の側面部143~146に設けられている。また、第3部分133は、側面部143に設けられ、第4部分134は、側面部141に設けられている。このため、第3部分133の両端の曲がり部130は、1つの側面部143に設けられる。そして、第4部分134の両端の曲がり部130は、別の1つの側面部141に設けられる。
このように、フランジ部112は、1つの側面部141に設けられた2つの曲がり部130を有する。また、フランジ部112は、別の1つの側面部143に設けられた別の2つの曲がり部130を有する。
タンク本体110は、下筐体120と上筐体122とが並ぶ第1方向と直交する第2方向において内側に向かって凹んだ凹部150を有する。換言すれば、タンク本体110は、側方から内側に向かって凹んだ凹部150を有する。凹部150は、例えば、凹状となるように隣接した2つの側面部141、142によって形成される。従って、側面部141に設けられた2つの曲がり部130は、凹部150に設けられているということもできる。
なお、凹部150の構成は、隣接する2つの側面部141、142によって形成される構成に限ることなく、例えば、円弧状に湾曲した構成などでもよい。凹部150の構成は、タンク本体110の側方から内側に向かって凹む任意の構成でよい。
以上、説明したように、本実施形態に係る貯湯タンク100、貯湯式熱交換器40、及び衛生洗浄装置10によれば、貯湯タンク100のフランジ部112に曲がり部130を設けることにより、平面状にフランジ部112を設ける場合と比べて、タンク本体110の水圧に対する強度を高めることができる。これにより、タンク本体110にフランジ部112以外のリブなどの補強形状を付加する必要性を無くすことができる。タンク本体110に補強形状を付加することなく、水圧に対してタンク本体110に適切な強度を持たせることができる。従って、貯湯タンク100を衛生洗浄装置10などに組み込む際に、補強形状が貯湯タンク100を組み込む装置のコンパクト化の妨げとなることを抑制することができる。また、フランジ部112に曲がり部130を設けることにより、平面状にフランジ部112を設ける場合と比べて、曲がり部130を設けてフランジ部112が他の部品を避けるように構成することで、フランジ部112と他の部品との干渉も抑制することができる。また、曲がり部130を設けることによってできた収納空間に他の部品等を収納することもできる。さらには、貯湯タンク100の内部に設けた補強リブによって、貯湯量が失われたり、貯湯タンク100内の温水の対流に影響を与えたりすることを抑制することもできる。従って、貯湯量や温水の対流に影響を与えることなく適切な強度を得られるようにし、かつコンパクト化の妨げとなることを抑制できる貯湯タンク100を提供することができる。
また、貯湯タンク100では、第1部分131と第2部分132とをフランジ部112に設けることにより、タンク本体110の水圧に対する強度をより高めることができる。また、例えば、下筐体120と上筐体122とに対して左右逆向きの剪断方向の力が加わった際に、第1部分131と第2部分132との間の上下方向に延びる第3部分133及び第4部分134で、この剪断方向の力を受けることができるようになり、こうした剪断方向の力に対するタンク本体110の強度も向上させることができる。
また、貯湯タンク100では、強度の必要な側面部141~143に集中して曲がり部130を設けることで、貯湯タンク100の全体の水圧に対する強度をより高めることができる。なお、1つの側面部に設けられる曲がり部130の数は、2つに限ることなく、3つ以上でもよい。フランジ部112は、1つの側面部に設けられた少なくとも2つの曲がり部130を有することが、より好適である。
また、貯湯タンク100では、凹部150に曲がり部130を設けることで、凹部150内に他の部品を配置しつつ、他の部品との干渉を曲がり部130によって抑制することができ、他の部品を効率良く配置し易くすることができる。貯湯タンク100を組み込む衛生洗浄装置10などのコンパクト化の妨げを、より確実に抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置10、貯湯式熱交換器40、及び貯湯タンク100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 トイレ装置、 4 便器、 6 操作部、 10 衛生洗浄装置、 12 ケーシング、 14 便座、 16 便蓋、 20 着座検知センサ、 22 ノズル、 24 制御部、 30 導水部、 32 電磁弁、 34 調圧弁、 36 逆止弁、 40 貯湯式熱交換器、 44 電解槽ユニット、 46 バキュームブレーカ、 50 流量調整部、 52 流路切替部、 54 ノズル洗浄室、 56 噴霧ノズル、 58 ノズルモータ、 61 洗浄流路、 62 洗浄流路、 63 ビデ洗浄流路、 64 表面洗浄流路、 65 噴霧用流路、 70 電源回路、 72 人体検知センサ、 100 貯湯タンク、 102 ヒータ、 110 タンク本体、 112 フランジ部、 120 下筐体、 122 上筐体、 124 下側フランジ部、 126 上側フランジ部、 130 曲がり部、 131 第1部分、 132 第2部分、 133 第3部分、 134 第4部分、 141~146 側面部、 150 凹部、 SP 空間

Claims (5)

  1. 内部に湯水を貯める空間を有する貯湯タンクであって、
    第1筐体と、前記第1筐体に接合される第2筐体と、を有し、前記第1筐体と前記第2筐体とを接合することによって前記空間を形成するタンク本体と、
    前記タンク本体の前記第1筐体と前記第2筐体との接合部に設けられ、外側に向かって突出するフランジ部と、
    を備え、
    前記フランジ部は、前記第1筐体側又は前記第2筐体側に向かって曲がる曲がり部を有し、
    前記タンク本体は、前記第1筐体と前記第2筐体とが並ぶ第1方向と直交する第2方向において内側に向かって凹んだ凹部を有し、
    前記曲がり部は、前記凹部に設けられていることを特徴とする貯湯タンク。
  2. 前記フランジ部は、前記第1筐体と前記第2筐体とが並ぶ第1方向と直交する第2方向に延びる第1部分と、前記第1部分とは異なる平面であって前記第1部分と平行な平面において前記第2方向に延びる第2部分と、を有することを特徴とする請求項1記載の貯湯タンク。
  3. 前記タンク本体は、複数の側面部を有し、
    前記フランジ部は、1つの前記側面部に設けられた少なくとも2つの前記曲がり部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯タンク。
  4. 請求項1~のいずれか1つに記載の貯湯タンクと、
    前記貯湯タンク内の水を加熱するヒータと、
    を備えたことを特徴とする貯湯式熱交換器。
  5. 請求項記載の貯湯式熱交換器と、
    前記貯湯式熱交換器を収納するケーシングと、
    を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
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