JP2023037876A - 便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシング内のハーネスを適切な場所に配置させることができる便座装置を提供する。【解決手段】ケースプレートと前記ケースプレートを覆うケースカバーとを有するケーシングと、前記ケースプレートに設けられた第1電気機器と、前記ケースカバーに設けられた第2電気機器と、前記第1電気機器と前記第2電気機器とを接続するハーネスと、を備え、前記ケースプレート側に設けられ前記ハーネスを保持するプレート側保持部と、前記ケースカバー側に設けられ前記ハーネスを保持するカバー側保持部と、を有し、前記プレート側保持部と、前記カバー側保持部とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置。【選択図】図4

Description

本発明の態様は、一般的に、便座装置に関する。
便座装置のケーシングは、ケースプレートと、ケースプレートを覆うケースカバーと、を有している。ケーシング内には、例えば便座や便蓋を開閉させる電動開閉ユニットなどの電気機器が設けられている。この電動開閉ユニットは、ケースカバー側に設けられることがある。ケースカバー側に設けられた電気機器は、電源がつながっているケースプレート側の基板とハーネス(電力線)により接続されている(特許文献1)。
特開2015-209733号公報
ケースカバーとケースプレートとを組立てるときには、ケースカバー側に設けられた電気機器とケースプレート側に設けられた基板とがハーネスで接続された状態で組み立てが行われるので、ハーネスには余長が必要となる。ここで、近年、デザイン性向上などのために、便座装置の小型化や低シルエット化が求められている。しかしながら、ケーシングを小型化・低シルエット化すると、限られたスペースにハーネスの余長部分を収納しなければならない。ケーシング内には、種々の装置が収納されている。従って、ハーネスの余長部分を適切な位置に配置しないと、ハーネスが極端に折れ曲がったり、ハーネスが他の装置に干渉したりするおそれがある。また、ハーネスの余長部分を適切な位置に配置しないと、ケースカバーとケースプレートとの組立作業の作業性が低下するおそれがある。
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ケーシング内のハーネスを適切な場所に配置させることができる便座装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、ケースプレートと前記ケースプレートを覆うケースカバーとを有するケーシングと、前記ケースプレートに設けられた第1電気機器と、前記ケースカバーに設けられた第2電気機器と、前記第1電気機器と前記第2電気機器とを接続するハーネスと、を備え、前記ケースプレート側に設けられ前記ハーネスを保持するプレート側保持部と、前記ケースカバー側に設けられ前記ハーネスを保持するカバー側保持部と、を有し、前記プレート側保持部と、前記カバー側保持部とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、効率よくハーネスをケーシング内に収納させることができる。また、ケースプレートとケースカバーとの組立作業の作業性を向上させることができるとともに、組立後にハーネスを無理なく収めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記プレート側保持部と前記カバー側保持部とは、正面視で一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、効率よくハーネスをケーシング内に収納させることができる。また、ケースプレートとケースカバーとの組立作業の作業性を向上させることができるとともに、組立後にハーネスを無理なく収めることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記プレート側保持部と前記カバー側保持部とは、側面視で上下方向に重なっていないことを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、ケースプレートとケースカバーとの間の距離を小さくしても、プレート側保持部とカバー側保持部とが接触するのを抑制できる。従って、ケーシングの小型化および低シルエット化を図ることができる。また、プレート側保持部とカバー側保持部との間の距離が離れているので、例えばハーネスをプレート側保持部やカバー側保持部72に保持させる場合に手を入れやすく、ケースプレートとケースカバーとの組立作業の作業性を向上できる。
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記第1電気機器と前記第2電気機器とは、前記プレート側保持部および前記カバー側保持部を挟んで左右方向の一側に配設され、前記ハーネスは、前記プレート側保持部と前記カバー側保持部とに保持された状態で、前記プレート側保持部および前記カバー側保持部を挟んで左右方向の他側に位置する余長収納空間で折り返されていることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、ハーネスをプレート側保持部とカバー側保持部とに保持させるだけでハーネスを余長収納空間に配設させることができる。従って、ケースプレートとケースカバーとの組立作業の作業性を向上できる。また、ケーシング内でハーネスを余長収納空間に効率よく収納させることができる。
第5の発明は、ケースプレートと前記ケースプレートを覆うケースカバーとを有するケーシングと、前記ケースプレートに設けられた第1電気機器と、前記ケースカバーに設けられた第2電気機器と、前記第1電気機器と前記第2電気機器とを接続するハーネスと、を備え、前記ケースカバー側に設けられ前記ハーネスを保持するカバー側保持部を有し、前記ハーネスが前記第1電気機器に接続される接続部と、前記カバー側保持部とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、効率よくハーネスをケーシング内に収納させることができる。また、ケースプレートとケースカバーとの組立作業の作業性を向上させることができるとともに、組立後にハーネスを無理なく収めることができる。
第6の発明は、ケースプレートと前記ケースプレートを覆うケースカバーとを有するケーシングと、前記ケースプレートに設けられた第1電気機器と、前記ケースカバーに設けられた第2電気機器と、前記第1電気機器と前記第2電気機器とを接続するハーネスと、を備え、前記ケースプレート側に設けられ前記ハーネスを保持するプレート側保持部を有し、前記ハーネスが前記第2電気機器に接続される接続部と、前記プレート側保持部とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、効率よくハーネスをケーシング内に収納させることができる。また、ケースプレートとケースカバーとの組立作業の作業性を向上させることができるとともに、組立後にハーネスを無理なく収めることができる。
本発明の態様によれば、ケーシング内のハーネスを適切な場所に配置させることができる便座装置が提供される。
実施形態にかかる便座装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。 便座装置の要部構成を表すブロック図である。 便座装置のケーシングを上方からみた平面図である。 図3中の便座装置を矢示A-A方向からみた断面図である。 図4中の便座装置を矢示B-B方向からみた断面図である。 ケースプレートからケースカバーを取外した状態を表す平面図である。 本発明の第1変形例による便座装置を表す図4と同様の断面図である。 本発明の第2変形例による便座装置を表す図4と同様の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態にかかる便座装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ装置2は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)4と、その上に設けられた便座装置10と、を備える。便座装置10は、ケーシング12と、便座14と、便蓋16と、を有する。便座14と便蓋16とは、それぞれケーシング12に対して開閉自在に軸支されている。
以下の実施形態の説明では、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、及び「左側方」を用いるが、これらの方向は、図1に表すように、便座14に座った使用者から見た方向である。
ケーシング12の内部には、便座14に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄ユニット22などが内蔵されている。身体洗浄ユニット22は、洗浄ノズル(以下説明の便宜上、単に「ノズル」と称する)23、ノズル洗浄室54、およびノズルモータ58を有してる。また、ケーシング12には、例えば使用者が便座14に座ったことを検知する着座検知センサ20(図2参照)が設けられている。着座検知センサ20が便座14に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えばリモコンなどの操作部6を操作すると、ノズル23を便器4のボウル内に進出させることができる。
ノズル23は、人体局部に向けて水を吐出し、人体局部の洗浄を行う。ノズル23の先端部には、ビデ洗浄吐水口およびおしり洗浄吐水口が設けられている。ノズル23は、その先端に設けられたビデ洗浄吐水口から水を噴射して、便座14に座った女性の女性局部を洗浄することができる。あるいは、ノズル23は、その先端に設けられたおしり洗浄吐水口から水を噴射して、便座14に座った使用者の「おしり」を洗浄することができる。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
「おしり」を洗浄するモードのなかには、例えば「おしり洗浄」と、「おしり洗浄」よりもソフトな水流で優しく洗浄する「やわらか洗浄」と、が含まれる。ノズル23は、例えば「ビデ洗浄」と、「おしり洗浄」と、「やわらか洗浄」と、を実行することができる。
図2は、実施形態にかかる便座装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。図2では、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図2に表したように、便座装置10は、導水部30を有する。導水部30は、水道や貯水タンクなどの給水源WSからノズル23に至る供給管路30aを有する。導水部30は、供給管路30aにより、給水源WSから供給された水をノズル23に導く。供給管路30aは、例えばバルブユニット31、熱交換器ユニット40、流路切替部52などの各部と、これらの各部を接続する複数の配管とによって形成される。
導水部30の上流側には、バルブユニット31が設けられている。このバルブユニット31は、例えば供給管路30aへの水の供給を制御する電磁弁、供給管路30a内の圧力を所定の圧力範囲に調整する調圧弁、供給管路30aの逆流を防止する逆止弁などを有している。電磁弁は、第1電気機器24からの指令により供給管路30aを開状態にすることで、給水源WSから供給された水を供給管路30aに流出させる。
バルブユニット31の下流には、熱交換器ユニット40(加熱部)が設けられている。熱交換器ユニット40は、ヒータを有し、給水源WSから供給された水を加熱して規定の温度まで昇温する。すなわち、熱交換器ユニット40は、温水を生成する。
熱交換器ユニット40は、例えばセラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式(瞬間式)の熱交換器である。瞬間加熱式の熱交換器は、貯湯タンクを用いた貯湯加熱式の熱交換器と比較すると、短い時間で水を規定の温度まで昇温させることができる。なお、熱交換器ユニット40は、瞬間加熱式の熱交換器には限定されず、貯湯加熱式の熱交換器であってもよい。また、加熱部は、熱交換器に限ることなく、例えば、マイクロ波加熱を利用するものなど、他の加熱方式を用いたものでもよい。
熱交換器ユニット40は、第1電気機器24と接続されている。第1電気機器24は、例えば、使用者による操作部6の操作に応じて熱交換器ユニット40を制御することにより、操作部6で設定された温度に水を昇温する。
熱交換器ユニット40の下流には、流量センサ42が設けられている。流量センサ42は、熱交換器ユニット40から吐出された水の流量を検知する。すなわち、流量センサ42は、供給管路30a内を流れる水の流量を検知する。流量センサ42は、第1電気機器24に接続されている。流量センサ42は、流量の検知結果を出力して第1電気機器24に入力させる。
流量センサ42の下流には、電解槽ユニット44が設けられている。電解槽ユニット44は、内部を流れる水道水を電気分解することにより、水道水から次亜塩素酸を含む液(機能水)を生成する。電解槽ユニット44は、第1電気機器24に接続されている。電解槽ユニット44は、第1電気機器24による制御に基づいて、機能水の生成を行う。
電解槽ユニット44において生成される機能水は、例えば銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む溶液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット44において生成される機能水は、電解塩素やオゾンなどを含む溶液であってもよい。また、電解槽ユニット44において生成される機能水は、酸性水やアルカリ水であってもよい。
電解槽ユニット44の下流には、バキュームブレーカ(VB)46が設けられている。バキュームブレーカ46は、例えば水を流すための流路と、流路内に空気を取り込むための吸気口と、吸気口を開閉する弁機構と、を有する。弁機構は、例えば、流路に水が流れているときに吸気口を塞ぎ、水の流れの停止とともに吸気口を開放して流路内に空気を取り込む。すなわち、バキュームブレーカ46は、導水部30に水の流れが無いときに、供給管路30a内に空気を取り込む。弁機構には、例えばフロート弁が用いられる。
バキュームブレーカ46は、上記のように供給管路30a内に空気を取り込むことにより、例えば供給管路30aのバキュームブレーカ46よりも下流の部分の水抜きを促進させる。バキュームブレーカ46は、ノズル23の水抜きを促進する。
バキュームブレーカ46の下流には、圧力変調装置48が設けられている。圧力変調装置48は、導水部30の供給管路30a内の水の流れに脈動または加速を与え、ノズル23のビデ洗浄吐水口およびおしり洗浄吐水口やノズル洗浄室54の吐水部から吐水される水に脈動を与える。すなわち、圧力変調装置48は、供給管路30a内を流れる水の流動状態を変動させる。圧力変調装置48は、第1電気機器24に接続されている。圧力変調装置48は、第1電気機器24による制御に基づいて、水の流動状態を変動させる。
圧力変調装置48の下流には、流量調整部50が設けられている。流量調整部50は、水勢(流量)の調整を行う。流量調整部50の下流には、流路切替部52が設けられている。流路切替部52は、ノズル23やノズル洗浄室54への給水の開閉や切替を行う。流量調整部50および流路切替部52は、1つのユニットとして設けてもよい。流量調整部50および流路切替部52は、第1電気機器24に接続されている。流量調整部50および流路切替部52の作動は、第1電気機器24によって制御される。この場合、第1電気機器24は、例えばマイクロコンピュータなどの制御部となっている。なお、流量調整部50および流路切替部52は一体であってもよい。
流路切替部52の下流には、ノズル23、ノズル洗浄室54、および噴霧ノズル56が設けられている。ノズル23は、ノズルモータ58からの駆動力を受け、便器4のボウル内に進出したり後退したりする。つまり、ノズルモータ58は、第1電気機器24からの指令に基づいてノズル23を進退させる。
ノズル洗浄室54は、その内部に設けられた吐水部から機能水あるいは水を噴射することにより、ノズル23の外周表面(胴体)を洗浄する。噴霧ノズル56は、洗浄水や機能水をミスト状にしてボウルに噴霧する。この例では、人体を洗浄するためのノズル23とは別に噴霧ノズル56を設けている。これに限ることなく、ミスト状の液体をボウルに噴霧するための吐水口をノズル23に設けてもよい。
第1電気機器24は、ケーシング12のケースプレート121に設けられている。この第1電気機器24は、ケーシング12の内部に配設された各電気機器と接続され、各電気機器の作動を制御する制御部となっている。すなわち、第1電気機器24は、人体検知センサ21、着座検知センサ20、および操作部6などからの信号に基づいて、バルブユニット31、熱交換器ユニット40、流量センサ42、電解槽ユニット44、圧力変調装置48、流量調整部50、流路切替部52、ノズルモータ58、および第2電気機器60などの作動を制御する。
電源回路27は、電源スイッチ28、端子29を介して外部電源(例えば、AC100V電源)に接続され、外部電源から供給された交流(AC)の電力を直流(DC)の電力に変換する。電源回路27は、直流に変換した電力を、第1電気機器24に供給する。例えば、バルブユニット31、流量センサ42、電解槽ユニット44、圧力変調装置48、流量調整部50、流路切替部52、およびノズルモータ58には、第1電気機器24を介して直流の電力が供給される。一方、熱交換器ユニット40には、電源回路27を介して交流の電力が供給される。電源回路27と端子29との間には、電源回路27への電力を通電、切断する電源スイッチ28が設けられている。すなわち、電源スイッチ28は、第1電気機器24と第2電気機器60とに電力を供給するために操作されるものである。
人体検知センサ21は、ケーシング12内に設けられ、便座14に近づいた使用者(人体)を検知する。人体検知センサ21は、便蓋16を閉じた状態においても、使用者の存在を検知することができるように構成されている。第1電気機器24は、例えば人体検知センサ21による使用者の検知に応答して、第2電気機器60に指令を出力する。これにより、便蓋16は、自動的に開かれる。
第2電気機器60は、ケーシング12のケースカバー122に設けられている。この第2電気機器60は、例えば便座14および便蓋16を電気的に開閉する電動開閉ユニットとして構成されている。第2電気機器60は、基板61、便座用モータ62、便座用伝達機構63、便蓋用モータ64、便蓋用伝達機構65などを有している(図6参照)。
基板61は、ハーネス80を介して第1電気機器24に接続されている。便座用モータ62は、基板61に接続され、第1電気機器24からの指令により駆動する。便座用伝達機構63は、一端が便座用モータ62に接続され、他端が便座14に接続されている。これにより、便座14は、第1電気機器24からの指令により開閉される。
また、便蓋用モータ64は、基板61に接続され、第1電気機器24からの指令により駆動する。便蓋用伝達機構65は、一端が便蓋用モータ64に接続され、他端が便蓋16に接続されている。これにより、便蓋16は、第1電気機器24からの指令により開閉される。
また、ケーシング12には、「脱臭ユニット」、「室内暖房ユニット」、「温風ユニット」などの各種の機構が適宜設けられていてもよい。この際、ケーシング12の側面板には、脱臭ユニットからの排気口及び室内暖房ユニットからの排出口が適宜設けられる。
図3は、便座装置のケーシングを上方からみた平面図である。
図4は、図3中の便座装置を矢示A-A方向からみた断面図である。
図5は、図4中の便座装置を矢示B-B方向からみた断面図である。
図6は、ケースプレートからケースカバーを取外した状態を表す平面図である。
ケーシング12は、ケーシング12の底部を構成するケースプレート121と、ケースプレート121を覆うケースカバー122とを有している。ケースプレート121には、第1電気機器24、身体洗浄ユニット22、噴霧ノズル56、導水部30、熱交換器ユニット40などが設けられている。
ケースプレート121には、第1電気機器24が設けられている。第1電気機器24には、第2電気機器60まで延びるハーネス80が接続されている。ハーネス80は、ケースプレート121側に設けられたプレート側保持部70に保持される。プレート側保持部70は、ケースプレート121に直接設けられていてもよいし、他の部材を介してケースプレート121に間接的に設けられていてもよい。プレート側保持部70は、例えばケースプレート121に取付けられる第1電気機器24のケースや他の部品(いずれも図示せず)などに設けられていてもよい。
ケースカバー122は、ケースプレート121の上方および側方を覆っている。このために、ケースカバー122は、ケースプレート121の上方を覆う上面板123と、ケースプレート121の側方を覆う側面板124と、を有している。ケースカバー122は、上面板123と側面板124とにより下面側が開口した箱状に形成されている。
上面板123の後端側には、左右両側に便蓋16が取付けられる便蓋取付部125が設けられている。また、上面板123には、便蓋取付部125よりも前側に便座14を取付けるための便座取付部126が設けられている。そして、図3、図6に表すように、上面板123の裏面123aには、便蓋取付部125と便座取付部126とに対応する位置に第2電気機器60が設けられている。第2電気機器60の基板61には、第1電気機器24から延びるハーネス80が接続されている。
ハーネス80は、ケースカバー122側に設けられたカバー側保持部72に保持される。カバー側保持部72は、ケースカバー122に直接設けられていてもよいし、他の部材を介してケースカバー122に間接的に設けられていてもよい。カバー側保持部72は、例えばケースカバー122に取付けられる第2電気機器60のケースや他の部品(いずれも図示せず)などに設けられていてもよい。
ここで、図6に表すように、ハーネス80は、ケースプレート121とケースカバー122とを着脱するときにハーネス80が引っ張られないようにするために、余長部分80aを有している。この余長部分80aは、ケースカバー122をケースプレート121に組付けるときに、重なったり、ケースプレート121に設けられた他の部材に干渉したりして組付作業時に邪魔になる。また、ハーネス80の余長部分80aが他の部材に噛み込まれたり、過度な荷重がかかったりすることによって、ハーネス80が断線してしまうおそれもある。
そこで、ケースプレート121にケースカバー122が組付けられた状態で、ハーネス80は、第1電気機器24側ではプレート側保持部70に保持され、第2電気機器60側ではカバー側保持部72に保持されている。この場合、図3、図4に表すように、プレート側保持部70の左側方およびカバー側保持部72の左側方は、ハーネス80の余長部分80aが配設される余長収納空間Sとなる。ハーネス80は、余長収納空間Sで折り返される。これにより、ハーネス80は、ケーシング12内で整理して収納される。
次に、プレート側保持部70とカバー側保持部72との位置関係について、図3~図6を参照して説明する。
まず、プレート側保持部70とカバー側保持部72との左右方向の位置関係について説明する。図4に表すように、ケースプレート121にケースカバー122が組付けられた状態で、プレート側保持部70とカバー側保持部72とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっている。すなわち、プレート側保持部70とカバー側保持部72とは、左右方向でほぼ同じ位置に設けられている。換言すると、プレート側保持部70の少なくとも一部は、正面視でカバー側保持部72の左右方向の幅寸法W1内に位置している。
例えば、図6に示すように、ケースカバー122の端部からカバー側保持部72までの近距離L1は、ケースプレート121の端部からプレート側保持部70のまでの近距離L3よりも大きく、ケースプレート121の端部からプレート側保持部70までの遠距離L4よりも小さい値となっている。なお、ケースカバー122の端部からカバー側保持部72までの遠距離L2は、ケースプレート121の端部からプレート側保持部70のまでの近距離L3よりも大きく、ケースプレート121の端部からプレート側保持部70までの遠距離L4よりも小さい値となっていてもよい。
これにより、プレート側保持部70からハーネス80の折返部80bまでの距離と、カバー側保持部72からハーネス80の折返部80bまでの距離とを可及的に同じ距離にすることができる。従って、効率よくハーネス80の余長部分80aを余長収納空間Sに収納させることができる。
次に、プレート側保持部70とカバー側保持部72との前後方向の位置関係について説明する。図5に表すように、ケースプレート121にケースカバー122が組付けられた状態で、プレート側保持部70とカバー側保持部72とは、側面視で上下方向に重なっていない。すなわち、プレート側保持部70とカバー側保持部72とは、前後方向で異なる位置に設けられている。
これにより、ケースプレート121とケースカバー122との間の距離を小さくしても、プレート側保持部70とカバー側保持部72とが接触するのを抑制できる。従って、ケーシング12の小型化および低シルエット化を図ることができる。また、プレート側保持部70とカバー側保持部72との間の距離が離れているので、例えばハーネス80をプレート側保持部70やカバー側保持部72に保持させる場合に手を入れやすく、ケースプレート121とケースカバー122との組立作業の作業性を向上できる。
プレート側保持部70とカバー側保持部72とは、ハーネス80が左右方向に延びるようにハーネス80を保持する。第1電気機器24と第2電気機器60とは、プレート側保持部70およびカバー側保持部72を挟んで左右方向の一側に配設されている。従って、余長収納空間Sは、プレート側保持部70とカバー側保持部72とを挟んで第1電気機器24および第2電気機器60の反対側(左右方向の他側)に形成される。その結果、ハーネス80は、プレート側保持部70とカバー側保持部72とに保持された状態ではプレート側保持部70およびカバー側保持部72を挟んで左右方向の他側に位置する余長収納空間Sで折り返される。
これにより、ハーネス80をプレート側保持部70とカバー側保持部72とに保持させるだけでハーネス80の余長部分80aを余長収納空間Sに配設させることができる。従って、ケースプレート121とケースカバー122との組立作業の作業性を向上できる。また、ケーシング12内でハーネス80を余長収納空間Sに効率よく収納させることができる。
図7は、本発明の第1変形例による便座装置を表す図4と同様の断面図である。
上述した実施形態では、ハーネス80がプレート側保持部70とカバー側保持部72とに保持される場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば図7に示す第1変形例のように、ケーシング12には、カバー側保持部72のみが設けられていてもよい。この場合、ハーネス80が第1電気機器24に接続される接続部82と、カバー側保持部72とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっている。
すなわち、接続部82の少なくとも一部は、正面視でカバー側保持部72の左右方向の幅寸法W1内に位置している。接続部82は、ハーネス80を第1電気機器24に接続するコネクタであったり、ハーネス80と第1電気機器24とのはんだ付け部分であったりする。余長収納空間Sは、カバー側保持部72の左側方側(第2電気機器60とは反対側)に形成される。このような場合でも、効率よくハーネス80の余長部分80aを余長収納空間Sに収納させることができる。
図8は、本発明の第2変形例による便座装置を表す図4と同様の断面図である。
上述した実施形態では、ハーネス80がプレート側保持部70とカバー側保持部72とに保持される場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば図8に示す第2変形例のように、ケーシング12には、プレート側保持部70のみが設けられていてもよい。この場合、ハーネス80が第2電気機器60に接続される接続部84と、プレート側保持部70とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっている。
すなわち、接続部84の少なくとも一部は、正面視でプレート側保持部70の左右方向の幅寸法W2内に位置している。接続部84は、ハーネス80を第2電気機器60に接続するコネクタであったり、ハーネス80と第2電気機器60とのはんだ付け部分であったりする。余長収納空間Sは、プレート側保持部70の左側方側(第1電気機器24とは反対側)に形成される。このような場合でも、効率よくハーネス80の余長部分80aを余長収納空間Sに収納させることができる。
上述した実施形態では、プレート側保持部70およびカバー側保持部72の右側方側に第1電気機器24と第2電気機器60とを配設して、プレート側保持部70およびカバー側保持部72の左側方側に余長収納空間Sを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えばプレート側保持部70およびカバー側保持部72の左側方側に第1電気機器24と第2電気機器60とを配設して、プレート側保持部70およびカバー側保持部72の右側方側に余長収納空間Sを設けていてもよい。
また、上述した実施形態では、ケースプレート121に設けられた第1電気機器24が制御部であり、ケースカバー122に設けられた第2電気機器60が便座14、便蓋16の電動開閉ユニットであり、ハーネス80が制御部と電動開閉ユニットとを接続した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば第1電気機器がケースプレート121に設けられた基板で、第2電気機器がケースカバー122に設けられた便座14を暖めるヒータの基板やリモコン受光基板、人体検知センサ、着座検知センサなどでもよい。そして、ハーネス80は、ケースプレート121側に設けられた第1電気機器とケースカバー122側に設けられた第2電気機器との間を延びるものであればよい。このことは第1、第2変形例についても同様である。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、便座装置10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 トイレ装置
4 便器
6 操作部
10 便座装置
12 ケーシング
14 便座
16 便蓋
20 着座検知センサ
21 人体検知センサ
22 身体洗浄ユニット
23 ノズル
24 第1電気機器
27 電源回路
28 電源スイッチ
29 端子
30 導水部
30a 供給管路
31 バルブユニット
40 熱交換器ユニット
42 流量センサ
44 電解槽ユニット
46 バキュームブレーカ
48 圧力変調装置
50 流量調整部
52 流路切替部
54 ノズル洗浄室
56 噴霧ノズル
58 ノズルモータ
60 第2電気機器
61 基板
62 便座用モータ
63 便座用伝達機構
64 便蓋用モータ
65 便蓋用伝達機構
70 プレート側保持部
72 カバー側保持部
80 ハーネス
80a 余長部分
80b 折返部
82、84 接続部
121 ケースプレート
122 ケースカバー
123 上面板
123a 裏面
124 側面板
125 便蓋取付部
126 便座取付部
S 余長収納空間
WS 給水源

Claims (6)

  1. ケースプレートと前記ケースプレートを覆うケースカバーとを有するケーシングと、
    前記ケースプレートに設けられた第1電気機器と、
    前記ケースカバーに設けられた第2電気機器と、
    前記第1電気機器と前記第2電気機器とを接続するハーネスと、
    を備え、
    前記ケースプレート側に設けられ前記ハーネスを保持するプレート側保持部と、
    前記ケースカバー側に設けられ前記ハーネスを保持するカバー側保持部と、を有し、
    前記プレート側保持部と、前記カバー側保持部とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置。
  2. 前記プレート側保持部と前記カバー側保持部とは、正面視で一部が上下方向に重なっていることを特徴とする請求項1に記載の便座装置。
  3. 前記プレート側保持部と前記カバー側保持部とは、側面視で上下方向に重なっていないことを特徴とする請求項1または2に記載の便座装置。
  4. 前記第1電気機器と前記第2電気機器とは、前記プレート側保持部および前記カバー側保持部を挟んで左右方向の一側に配設され、
    前記ハーネスは、前記プレート側保持部と前記カバー側保持部とに保持された状態で、前記プレート側保持部および前記カバー側保持部を挟んで左右方向の他側に位置する余長収納空間で折り返されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の便座装置。
  5. ケースプレートと前記ケースプレートを覆うケースカバーとを有するケーシングと、
    前記ケースプレートに設けられた第1電気機器と、
    前記ケースカバーに設けられた第2電気機器と、
    前記第1電気機器と前記第2電気機器とを接続するハーネスと、
    を備え、
    前記ケースカバー側に設けられ前記ハーネスを保持するカバー側保持部を有し、
    前記ハーネスが前記第1電気機器に接続される接続部と、前記カバー側保持部とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置。
  6. ケースプレートと前記ケースプレートを覆うケースカバーとを有するケーシングと、
    前記ケースプレートに設けられた第1電気機器と、
    前記ケースカバーに設けられた第2電気機器と、
    前記第1電気機器と前記第2電気機器とを接続するハーネスと、
    を備え、
    前記ケースプレート側に設けられ前記ハーネスを保持するプレート側保持部を有し、
    前記ハーネスが前記第2電気機器に接続される接続部と、前記プレート側保持部とは、正面視で少なくとも一部が上下方向に重なっていることを特徴とする便座装置。
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