JP2008038433A - 洗浄水タンクとそれを使用した衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生洗浄装置の洗浄水の経路となる部材をユニット化し、組立の精度の向上と構造の簡素化を図る。
【解決手段】洗浄水タンク16の上部材23と下部材24の接合部がなす接合面47は洗浄水タンク16の底面30に対して斜めとなる傾斜面とし、上部材23と下部材24の開口縁48の少なくとも一部に外方に張り出した補強縁55を設け、前記補強縁55にノズル装置19を設置した構成とすることにより、衛生洗浄装置の中心機能である洗浄水タンク16とノズル装置19を直接結合することができ、相互の設置寸法を正確に確保することができるとなり組立の精度が向上し、衛生洗浄装置の性能の向上と組立の合理化を図ることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は衛生洗浄装置の組立構造に関するものである。
従来、この種の衛生洗浄装置は、便器本体に設置されるケーシングの下ケーシングに貯湯タンクとノズル装置とバブルユニットを個々に設置し、配管により相互に連通している(例えば、特許文献1参照)。
図12は、特許文献1に記載された従来の衛生洗浄装置を示すものである。図12に示すように、ケーシングの下ケーシング1の上面に貯湯タンク2と、ノズル装置3と、バブルユニット4が独立して設置してあり、貯湯タンク2とノズル装置3を給湯管5で接続し、貯湯タンク2とバブルユニット4を通水管6で接続した構成である。
特開平10−46648号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗浄水の経路に関わる全ての部材は下ケーシングに個別に設置し、部材間を配管で連通する構成であり、特に関連性が高い部材でも全て下ケースを介した結合となるため、寸法精度の確保が難しく、また相互に連通する配管の長さが長くなるため流路の抵抗が大きくなる傾向がある。また、これらの部材を全て取り付けた段階ではじめて性能や品質の確認ができるものなので、異常が見つかった場合、異常個所の特定が難しかったり時間を要することがあり、また、補修を行う場合には下ケーシング全体を取り扱う必要があり無駄な手間を要するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、衛生洗浄装置の洗浄水の経路となる部材をユニット化し、組立精度の向上と組立の簡便化を図るとともに、ユニットごとの性能と品質の確認が可能となることにより品質の向上と補修作業の簡便化を図ることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、少なくとも洗浄水を貯留する洗浄水タンクと局部を洗浄するノズル装置を備え、前記洗浄水タンクの上部材と下部材の接合部がなす接合面は洗浄水タンクの底面に対して斜めとなる傾斜面とし、上部材と下部材の開口縁の少なくとも一部に外方に張り出した補強縁を設け、前記補強縁にノズル装置を設置した構成としたものである。
これによって、衛生洗浄装置の中心機能である洗浄水タンクとノズル装置を直接結合することができ、相互の設置寸法を正確に確保することができるとなり組立の精度が向上し、衛生洗浄装置の性能の向上と組立の合理化を図ることができる。
本発明の衛生洗浄装置は、組立精度の向上と検査作業の簡便化により、組立作業の合理化と品質の向上を図ることができる。
第1の発明は、便器上面に設置する洗浄装置本体と、前記洗浄装置本体に回動自在に枢支した便座と便蓋を備え、前記洗浄装置本体内には少なくとも洗浄水を貯留する洗浄水タ
ンクと局部を洗浄するノズル装置を備え、前記洗浄水タンクは上部材と下部材の開口縁を互いに接合した構成とし、上部材と下部材の接合部がなす接合面は洗浄水タンクの底面に対して斜めとなる傾斜面とし、上部材と下部材の開口縁の少なくとも一部に外方に張り出した補強縁を設け、前記補強縁にノズル装置を設置した構成とすることにより、衛生洗浄装置の中心機能である洗浄水タンクとノズル装置を直接結合することができ、相互の設置寸法を正確に確保することができるとなり組立の精度が向上し、衛生洗浄装置の性能の向上と組立の合理化を図ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、接合面の傾斜とノズル装置のノズルの進退方向を略同方向とすることにより、ノズルの進退方向はノズル装置の最も寸法の長い方向であり、この方向と接合面の傾斜を合わせて補強縁の長い範囲にノズル装置固定することが可能となりノズル装置を安定して設置することができ、使用中の変動を少なくすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、洗浄水タンクの接合面を洗浄水タンクの後方上部と前方下部との対角線上に設けたことにより、接合面として最長の寸法を確保することができるので、補強縁も最長の寸法を確保することができることとなり、ノズル装置をより安定して設置することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、洗浄タンクの外面に給水接続手段と洗浄水の開閉手段とを設置したことにより、洗浄水の流路に関わる部材を全て洗浄タンクに設置した構成となり組立の合理化と、水漏れに関わる部材を一括で検査することが可能なり、生産性と品質の向上を図ることができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、洗浄水タンクの出水口を洗浄水タンクの後方上部に設置したことにより、洗浄水タンクの出水口とノズル装置の入水口までの流路を最短距離にすることが可能となる流路に溜まる残水を少なくすることができるため、ノズル装置から噴射する使用初期の冷水を減少することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における衛生洗浄装置の斜視図を示すものであり、図2は衛生洗浄装置の本体の上ケースを外した状態の斜視図を示すものである。
本実施の形態の衛生洗浄装置10は便器(図示せず)の上面に本体11を固定して使用するものであり、図1に示すように衛生洗浄装置10の後部に配設した本体11には便座12と便蓋13が回動自在に枢支してあり、本体11内に設置した機能部材は上ケース14で上方から隠蔽している。また、本体11の側方には操作部15が一体で設置してある。
図2に示すように、本体11の内部には洗浄水を貯留する洗浄水タンク15と、洗浄水タンク12に洗浄水を供給する給水接続部17と、洗浄水の供給と停止を行う開閉弁18と、洗浄水を噴出して局部を洗浄するノズル装置19と、洗浄後の局部を乾燥する乾燥装置等が下ケース21にねじ等で固定してある。
ノズル装置19は、複数の噴出口と噴出口に洗浄水を供給する複数の流路を備え、駆動手段により収納位置と洗浄位置に進退可能であり、洗浄水の流量を調節する流調弁と流路の切換を行う切換弁を備えている。
また、乾燥装置20は、送風装置と加熱手段としてのヒータを備え温風を温風吹き出し口から使用者の局部に向けて送風する構成となっている。
図3は洗浄水タンクの外観の斜視図を示すものであり、図4は洗浄水タンクの内部後方の斜視図に示すものである。図に示すように洗浄水タンク16のタンク本体22はポリプロピレンに無機材料を添加して強度を増した樹脂材料を成型した上部材23と下部材24を溶着して一体に形成したものである。
タンク本体22は側面から見た基本形状は四辺形となっており、特に前面部は上部が後に後退した後退部25を備えており、後退部の下方では前面が後に傾斜する傾斜面26を備えている。上記前面部の形状は、図1に示す便座12への着座に障害となる部分を切除した形状となっており、傾斜面26の上方には便座12の一部を配設しており、衛生洗浄装置をコンパクトに構成するために寄与している。
タンク本体22の側面の前方下部には洗浄水が流入する入水口27を備え、上部後方には洗浄水を流出する出水口28を備えている。またタンク本体22の上面にはタンク内の圧力が負圧になった場合外部から空気を導入するバキュームブレーカ29が設置してある。
洗浄水タンク16の下部の底面30に近い位置には洗浄水を加熱する加熱手段としてU字形状のシーズヒータ31が設置してあり、シーズヒータ31の近くには湯温を検知する温度検知手段としてサーミスタ32が設置してある。また、シーズヒータ31とサーミスタ32の間にはシーズヒータ31の熱をサーミスタ32に伝える放熱部材33が配置してある。
また、タンク本体22の底面30の一番低い位置にはタンク内の水を全て排出することができる排水バルブ34が設置してあり、排水バルブ34はタンク本体22前部より斜め下方に向けて設置してある。排水バルブ34は寒冷地における凍結防止や長期間使用しない場合の汚損水の排出時に使用される。排水バルブ34の使用時は図9に示すように衛生洗浄装置10全体を便器上に起立させ排水バルブ34の開閉操作を行う。この時、本実施の形態の排水バルブ34は本体11の高い位置で斜め上方に向いて配置されるため、操作性と視認性が非常によい。
図4に示すように、タンク本体22の入水口27の内方には流入した洗浄水の流れを均一にする整流手段34が設置してある。整流手段35はタンク本体22の底面30に形成したリブと下面にリブを形成した整流部材36を組み合わせることにより流路の断面積と流れの方向を変える構成となっている。
図5は洗浄水タンクの断面図を示すものであり、図6は図5におけるAA断面を示すものである。図6に示すように入水口27の正面には整流部材36のリブによる第1仕切板37が形成してあり洗浄水の流れを下向きに変える偏向部38を構成している。第1仕切板37の下端とタンク本体22の底面30との隙間が洗浄水の流路となっている。
第1仕切板37の背面側には、タンク本体22の底面30から起立したリブによる第2仕切板39が間隔をあけて形成してある。第1仕切板37と第2仕切板39の間の空間は調整部40であり、調整部40の容積は偏向部38の容積の約4倍となっている。第2仕切板39の上端と整流部材36の下面とは隙間を形成しており洗浄水の流路となっている。
第2仕切板39の背面側は、第2仕切板39と整流部材36の外周リブ41で流路を構成し流出部42を形成している、流出部42は第2仕切板39の上端からタンク本体22の底面30に向けた降下部43と底面30と平行な水平部44からなり、水平部44の先端がタンク本体22の内方に向かって開放している。
図5と図6で示すように第1仕切板37と第2仕切板39と外周リブ41は平面視L字形になっており、第1仕切板37の下端とタンク本体22の底面30との隙間、第2仕切板39の上端と整流部材36の下面との隙間、流出部42の水平部44の開口は全て高さに対して水平方向に長いスリット状となっている。
図4と図5で示すようにタンク本体22の下部材24の後部内面には横方向に複数の補強リブ45が設けてある。補強リブ45は図5に示すように傾斜した開口縁49に向かって突出しており底面30に対して傾斜して形成してある。補強リブ45をこの方向に突出させることにより、樹脂材料による成型を容易にすることができる。また、下部材24の底面30の外側にも複数の補強リブ46が設けてあり、これらの補強リブ45、46によりタンク本体22の耐圧強度を増している。タンク本体22にリブを設けることによりタンク本体22の表面積が増加し貯留する洗浄水の熱が放熱しやすくなることが懸念されるが、上記構成では、後部に配設する補強リブ45はタンク本体22の内面に設置するため放熱に対してほとんど影響がなく、また底面30の外側に配設した補強リブ46は放熱に多少影響があるが、洗浄水タンク16の底部に貯留される洗浄水は低温であるため影響を最小限に抑えることができる構成となっている。
タンク本体22の上部材23と下部材24を接合する接合面47は図3、図5に示すようにタンク本体22の後方上部と前方下部との略対角線状になっている。また接合部である上部材23の開口縁48と下部材24の開口縁49の外周には外方に張り出した補強縁補強縁50、51が全周に亘り設けてあり、補強縁50、51はタンク本体22の側面や背面あるいは前面や上面等の面構成部の厚さより厚くなっている。また、下部材24の開口縁49には全周に亘り溝52を設け、この溝52の中に金属線53を埋め込み上部材23と下部材24を当接した状態で金属線53に通電し、金属線53の発熱により開口縁48、49の樹脂材料を溶かし上部材23と下部材24を溶着してタンク本体22を形成している。
上部材23と下部材24の開口縁48、49に設けた補強縁50、51はタンク本体22側面の耐圧強度の補強に寄与しており、特に接合面47を対角線上にすることにより補強縁50、51の長さを最大にすることができ補強に大きく寄与している。
以上のように構成された衛生洗浄装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、給水接続部17に水道管を接続した使用可能状態で使用者が操作部15を操作し局部洗浄の操作がされると、開閉弁18が開き水道水は洗浄水タンク16の入水口27から早い流速で整流手段35の偏向部38に流入し、下方向に向きを変え第1仕切板37の下方の隙間を通過して調整部40に流入する、狭い隙間から広い空間である調整部40に流入した洗浄水は流速が遅くなるとともに流速が均一化し乱れのない整流となる。
次に洗浄水は第2仕切板39の上方の隙間を通過して調整部40から流出部42へと流れる。この状態で洗浄水は整流化されており流速も遅くなっており調整部40から溢れ出るような状態で流れ出る。流出部42に流れ出た洗浄水は降下部43を通過して洗浄水タンク16の底面30まで流下し、水平部44を通過して底面30に沿って洗浄水タンク16の内方に流出する。
洗浄水タンク16内に流出した洗浄水は底面30に沿ってシーズヒータ31の下方へ流れ、シーズヒータ31の加熱で昇温した洗浄水は徐々に洗浄水タンク16の上方に上昇し、洗浄水タンク16の上方から順次昇温した洗浄水が貯留されていく。
洗浄水タンク16内では対流が起こり、洗浄水タンク16の中央部では昇温した洗浄水が上昇し周辺部では低温の洗浄水が下降する動きを行うが、タンク本体22の背面内部に複数段設置した補強リブ45がこの対流を抑制する作用を発揮し、洗浄水タンク16内での過度の対流を抑制し、常に洗浄水タンク16の上部に昇温した洗浄水が貯留されることとなる。
昇温した洗浄水タンク16内の洗浄水はタンク本体22の上部後方に設けた出水口28より流出し送水管を介してノズル装置19へ供給される。この時出水する洗浄水は洗浄水タンク16の上方に貯留された温度の高い洗浄水から順次流出し、低温の洗浄水がノズル装置19に供給されることはなく快適な局部洗浄を行うことができる。
ノズル装置19に供給された洗浄水は流調弁と切換弁を通過してノズルの流路を通過して噴出口から局部に向かって噴出し局部を洗浄する。ノズル装置19は局部洗浄の操作をなされた時点から、ノズルを収納位置から洗浄位置に進出している。
局部洗浄終了の操作がなされると、開閉弁18が閉じ水道水の供給が停止し、洗浄水の噴出が停止するとともにノズルは収納位置へと後退する。
次に、乾燥の操作がなされると、乾燥装置20の送風機とヒータに通電が開始し、温風吹き出し口から使用者の局部に向けて温風が送風され局部乾燥した後、乾燥終了の操作により終了する。
以上のように、本実施の形態においては、タンク本体の上部材と下部材の接合面を対角線上に設けたことにより、補強縁によりタンクの耐圧強度を最高に高めることできる。また、上部材と下部材の開口面積が最大となるため、これら部材の成型がしやすくなり特に下部材の内面に容易に補強リブを一体で成型することが可能となる。また、大きい開口から整流手段の整流部材等のタンク本体内に取り付ける部材の取付作業を容易に行うことができる。
また、タンク本体の背面内部に横方向の補強リブを設けたことにより、タンク本体の耐圧強度を増すとともに、貯留する洗浄水の必要以上の対流を抑制することができ洗浄タンクの上部に常に昇温した洗浄水を貯留することができる。しかも、内部に補強リブを設けたことによりタンク本体の外形寸法をほとんど大きくすることなく必要な容量を確保することができ、省スペースの洗浄水タンクとなっている。
また、タンク本体の上部材と下部材を溶着で接合したことにより、接合部が必要以上に外部張り出すことがなく、この点でも省スペースの洗浄水タンクとなっている。
また、タンク本体の入水口に連続して整流手段を設けたことにより、洗浄水タンク内に流入する洗浄水の流速を落とし底面に沿って放流することにより洗浄タンク内の乱流の発生を抑制し、洗浄水タンクの上部に温水を貯留し下部に冷水を貯留し、温水と冷水の混合を抑制することが可能となり、最適温度の洗浄水で局部洗浄ができるとともに、洗浄水の加熱に要する電気エネルギーを抑制することができる。
なお、本実施の形態においてはタンク本体の上部材と下部材の接合は開口縁の溝に埋め込んだ金属線の発熱による溶着で行ったが、これに限るものではなく超音波を使用する溶
着や、ねじを使用する機械的な接合方法でもよいし、これらを併用するものでもよい。
また、本実施の形態においては上部材と下部材の開口縁の全周に補強縁を設けたが、これに限るものではなく一部を排除してもよい、特に本実施の形態の場合前面または背面に対応する部分の補強縁を排除しても洗浄水タンクの耐圧強度に与える影響は少ない。また浄水タンクの側面にあっても一部を排除することは可能であり、他の部材との干渉等が発生する場合は最小限度の排除を行ってもよい。また排除した部分を他の方法で補強することも可能である。
また、本実施の形態においては、成型性を配慮して補強縁は外方に張り出した構成としたが、これに限るものではなく、タンク本体の内方に張り出した構成でもよく、また内方と外方の両方に張り出し構成でもよく、補強縁がタンク本体の側面や背面等の面構成部より厚さを厚くした構成とすればよい。
また、本実施の形態において補強リブは下部材の後部内面に横方向にのみ形成したが、これに限るものではなく、横方向に加えて縦方向に設けることにより、耐圧強度をより向上することができる。また、必要に応じて下部材の底面の内面に形成することも可能である。また、上部部材の耐圧強度の補強が必要な場合には、上部材の内面に同様の補強リブを設けることも可能である。
(実施の形態2)
図10は、本発明の第2の実施の形態の衛生洗浄装置の本体内部の組立途中の状態の斜視図を示し、図11は洗浄水タンクと関連する部材をユニット化した状態の斜視図を示すものである。
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、図11に示すようにタンク本体54の補強縁55の一部を張り出して取付片56を形成し、ねじ57を介してノズル装置58をタンク本体54に設置している。またタンク本体54の接合面59の傾斜はノズル装置58のノズルの進退方向と同方向になっている。また、開閉弁18と給水接続部17をタンク本体54に取り付け、タンクユニット60を構成し、図10に示すように本体の下ケース61に、前記タンクユニット60と、乾燥装置20と、脱臭装置62と、便蓋自動開閉装置等を個別にねじ等で固定してある。
前記タンクユニット60は衛生洗浄装置の洗浄水の経路となる全ての水回り部材で構成するため、タンクユニット60の段階で水漏れ検査や各機能の機能検査が可能となるため、検査時に大きい寸法の衛生洗浄装置全体を取り扱いをする必要がなく取り扱い性がよくなる。タンクユニットの段階で異常が発見できることにより容易に補修ができる。
また、タンク本体54の接合面59と矢印Bで示すノズルの進退方向を同方向とすることで、ノズル装置の長い範囲をタンク本体54に固定することができるためノズル装置を安定して固定することができる。
以上のように、本発明にかかる衛生洗浄装置は、組立作業の合理化と品質の向上を図ることが可能となるので、他の流体を使用する機器などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の斜視図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の本体の上ケースを外した状態の斜視図 本発明の実施の形態1における洗浄水タンクの外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1における洗浄水タンクの下部材の斜視図 本発明の実施の形態1におけるタンク本体の断面図 本発明の実施の形態1における図5におけるAA断面図 本発明の実施の形態1におけるタンク本体の斜視図 本発明の実施の形態1における整流部材の下面から見た斜視図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置を起立させた状態の斜視図 本発明の実施の形態2におけるタンクユニットの斜視図 本発明の実施の形態2における衛生洗浄装置の本体の組立過程の斜視図 従来の衛生洗浄装置の本体の上ケースを外した状態の平面図
符号の説明
10 衛生洗浄装置
11 本体
12 便座
13 便蓋
16 洗浄水タンク
17 給水接続部(給水接続手段)
18 開閉弁(開閉手段)
19、58 ノズル装置
22、54 タンク本体
23 上部材
24 下部材
28 出水口
30 底面
45、46 補強リブ
47、59 接合面
48、49 開口縁
50、51、55 補強縁

Claims (5)

  1. 便器上面に設置する洗浄装置本体と、前記洗浄装置本体に回動自在に枢支した便座と便蓋を備え、前記洗浄装置本体内には少なくとも洗浄水を貯留する洗浄水タンクと局部を洗浄するノズル装置を備え、前記洗浄水タンクは上部材と下部材の開口縁を互いに接合した構成とし、上部材と下部材の接合部がなす接合面は洗浄水タンクの底面に対して斜めとなる傾斜面とし、上部材と下部材の開口縁の少なくとも一部に外方に張り出した補強縁を設け、前記補強縁にノズル装置を設置した構成の衛生洗浄装置。
  2. 接合面の傾斜と、ノズル装置のノズルの進退方向を略同方向とした請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 洗浄水タンクの接合面を洗浄水タンクの後方上部と前方下部との対角線上に設けた請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 洗浄タンクの外面に給水接続手段と洗浄水の開閉手段とを設置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
  5. 洗浄水タンクの出水口を洗浄水タンクの後方上部に設置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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