JP7027967B2 - ノズルユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルユニットに関する。
従来、この種のノズルユニットとしては、ノズル部と、ノズル部を進退可能に支持する支持部と、ノズル部を進退移動させる駆動部とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。駆動部は、ノズル部に結合された可撓ラックと、可撓ラックを進退移動させるピニオンギヤと、ピニオンギヤを駆動するモータとを有する。支持部は、ノズル部の進退移動を案内するガイドレールと、可撓ラックの進退移動を案内するラックガイドとを有しており、ガイドレールおよびラックガイドは、ノズル部の上方に配置されている。ノズル部は、可撓ラックが結合されると共にガイドレールに係合して摺動する摺動部を有し、ガイドレールに沿って進退移動する。
国際公開第2014/136371号
近年、衛生洗浄便座装置では、薄型のデザインが好まれるようになっており、ノズルユニットを高さ方向にコンパクトにすることが求められている。上述した特許文献1記載のノズルユニットでは、ガイドレールおよびラックガイドがノズル部の上方に配置されているため、ユニット高さが大きくなり、高さ方向のコンパクト化を図る上で不向きである。
また、衛生洗浄便座装置では、ノズル部を1つ有するノズルユニットの他、例えばおしり洗浄用とビデ洗浄用とでそれぞれ独立した2つのノズル部を有するノズルユニットも提案されている。しかしながら、顧客の要望は様々であり、顧客の要望に合わせた仕様変更に迅速かつ低コストで対応することも求められている。
本発明のノズルユニットは、高さ方向のコンパクト化を図ると共に、ノズルの本数の仕様変更に容易に対応可能とすることを主目的とする。
本発明のノズルユニットは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のノズルユニットは、
衛生洗浄装置に用いられるノズルユニットであって、
洗浄水を噴出可能なノズルと、
前記ノズルを進退可能に支持する支持部材と、
前記ノズルを進退させる駆動部材と、
前記支持部材を左右両側から取り付け可能なガイド部材と、
を備え、
前記ノズルと前記支持部材は、それぞれ1つずつ設けられる場合と左右方向に並べて2つずつ設けられる場合とがあり、
前記ガイド部材は、左右両面に前記ノズルの進退移動をガイドするガイド部を有し、前記ノズルと前記支持部材とが1つずつ設けられる場合には1つの前記支持部材が取り付けられて片面の前記ガイド部で前記ノズルの進退移動をガイドし、前記ノズルと前記支持部材とが2つずつ設けられる場合には2つの前記支持部材が取り付けられて両面の前記ガイド部で2つの前記ノズルの進退移動をそれぞれガイドする、
ことを要旨とする。
この本発明の衛生洗浄装置に用いられるノズルユニットは、ノズルと、ノズルを支持する支持部材と、支持部材を左右両側から取り付け可能であると共に左右両面にガイド部が設けられたガイド部材とを備える。ノズルユニットは、ノズルと支持部材とを1つずつ設け、片面のガイド部を用いて1つのノズルを進退可能にガイドすることで、1本ノズルの構成とすることができる。また、ノズルユニットは、ノズルと支持部材とを左右に並べて2つずつ設け、両面のガイド部を用いて2つのノズルを進退可能にガイドすることで、2本ノズルの構成とすることができる。ガイド部材はノズルの側面をガイドするから、ノズルユニットの高さ方向をコンパクトにすることができる。また、ガイド部材は1本ノズルの構成と2本ノズルの構成とで共用するため、ノズルの本数の仕様変更に容易に対応することができる。
こうした本発明のノズルユニットにおいて、前記ガイド部は、前記ノズルの進退方向に延びるガイド溝であり、前記ノズルは、後端部において、前記ガイド溝に係合して該ガイド溝に沿って摺動可能に突出した突起部を有するものとしてもよい。この態様の本発明のノズルユニットにおいて、前記突起部と前記ガイド溝は、それぞれ所定の間隔を隔てて2以上の所定数ずつ設けられているものとしてもよい。こうすれば、ノズルとガイド部材とのがたつきを小さくし、ノズルの進退移動をよりスムーズにガイドすることができる。
また、本発明のノズルユニットにおいて、前記駆動部材は、ラックと、ラックに噛み合うピニオンギヤと、ピニオンギヤを駆動するモータとを有し、前記ノズルは、前記ガイド部材とは左右方向における反対側に突出すると共に前記ラックに結合されたスライダを有し、前記支持部材は、前記スライダと嵌合して該スライダおよび前記ラックの移動をガイドする第2ガイド溝を有するものとしてもよい。こうすれば、ノズルユニットの高さ方向をコンパクトにしつつ、ノズルの進退移動を左右方向における両側でガイドでき、ノズルを一層スムーズに進退移動させることができる。
衛生洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観図である。 本実施形態のノズルユニット20を正面側から見た外観斜視図である。 図2のノズルユニット20のA-A断面を示す断面図である。 ノズルユニット20を分解して示す分解斜視図である。 局部洗浄ノズル30を分解して示す分解斜視図である。 ユニットケース21に局部洗浄ノズル30を収容した状態の外観を示す外観斜視図である。 センタープレート25の外観を示す外観斜視図である。 ノズルユニット20を1ノズル構成としたときの外観斜視図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は衛生洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観図であり、図2は本実施形態のノズルユニット20を正面側から見た外観斜視図であり、図3は図2のノズルユニット20のA-A断面を示す断面図であり、図4はノズルユニット20を分解して示す分解斜視図である。図1に示すように、便器1は、洋式便器であり、便器1の上面に衛生洗浄便座装置10が設置されている。衛生洗浄便座装置10は、便器1の後方に設置される便座装置本体11と、便座装置本体11に回動自在に支持された便座12と、便座装置本体11に回動自在に支持された便蓋13と、使用者により操作される操作パネル14と、を備える。
便座装置本体11は、給水管(水道配管)に接続された洗浄水流路、止水弁、熱交換ユニット、洗浄の強さを調整する脈動ポンプ、洗浄水を噴出するノズルユニット20などを備えており、これらは樹脂製のハウジング内に収容されている。熱交換ユニットは、ヒータや温度センサが設けられ、給水管からの水をヒータによって温水にする。
本実施形態のノズルユニット20は、図2~図4に示すように、左右方向に並ぶ円柱状の2つの局部洗浄ノズル30,130と、各局部洗浄ノズル30,130をそれぞれ駆動するノズル駆動ユニット40,140と、2つの局部洗浄ノズル30,130の間に配置される1つの長尺のセンタープレート25と、センタープレート25にそれぞれ取り付けられて局部洗浄ノズル30,130の外周を覆って支持する2つのユニットケース21,121と、1つのノズル洗浄器50と、図示しない切替バルブとを備える。なお、切替バルブは、脈動ポンプよりも下流の洗浄水流路の洗浄水の供給先を2つの局部洗浄ノズル30,130とノズル洗浄器50のいずれから噴出させるかを切り替えるものであり、本実施形態では、モータにより駆動されるロータリバルブとして構成される。
局部洗浄ノズル30,130は、本実施形態では、伸縮しない単段式のノズルであり、おしり用洗浄ノズルと、ビデ用洗浄ノズルと、により構成される。図5は、局部洗浄ノズル30を分解して示す分解斜視図である。なお、局部洗浄ノズル130は、洗浄用途が異なる点を除いて局部洗浄ノズル30と同様に構成されているため、その構成についての説明は省略する。局部洗浄ノズル30は、図5に示すように、先端部に洗浄水の噴出口31oが形成されると共に後端が開口した樹脂製円筒状のノズル本体31と、ノズル本体31の全体を覆うと共に先端部に噴出口31oと連通する連通孔32oが形成された金属製円筒状のノズルカバー32と、ノズル本体31の後端部にシールリング34と共に連結されるノズルテール33と、ノズルテール34に連結されるホースアダプタ35と、を備える。ホースアダプタ35には、屈曲可能なホース37,38の一端が接続されており、ホース37,38の他端には切替バルブが接続されている。本実施形態では、ホース37,38のうち一方のホースは、洗浄強さが強いパワフル洗浄用のホースとして用いられ、他方のホースは、洗浄強さが弱いマイルド洗浄用のホースとして用いられる。各ホース37,38からホースアダプタ35に供給される洗浄水は、仕切筒36等によって仕切られた別経路を通過した後、同一の噴出口31oに導かれ、噴出口31oから噴出される。ノズルテール34には、左右方向において互いに反対側に突出するスライダ部33sと2つの突起部33pとが設けられている。局部洗浄ノズル30は、スライダ部33sと2つの突起部33pとがそれぞれユニットケース21およびセンタープレート25にガイドされることで、前後方向に進退可能となっている。
ノズル駆動ユニット40,140は、局部洗浄ノズル30,130の後方に配置されている。ノズル駆動ユニット40は、図4に示すように、ラック41と、ラック41に噛合するピニオンギヤ42と、ピニオンギヤ42を回転駆動するモータ43と、を備える。ラック41は、屈曲可能な帯状の部材(フレキシブルラック)であり、その一端部は、局部洗浄ノズル30のスライダ部33sに連結されている。ノズル駆動ユニット40は、モータ43によりピニオンギヤ42を回転駆動することにより、ラック41と共に局部洗浄ノズル30を進退可能となっている。ノズル駆動ユニット140は、ノズル駆動ユニット40と同様のラック41,ピニオンギヤ42およびモータ43により構成され、各構成は、ノズル駆動ユニット40の各構成と左右対称となるように形成されている。なお、ノズル駆動ユニット140の各構成の説明は、ノズル駆動ユニット40の各構成の説明と重複するから省略する。
ユニットケース21,121は、局部洗浄ノズル30,130を進退自在に支持する支持部材として構成されている。図6は、ユニットケース21に局部洗浄ノズル30を収容した状態の外観を示す外観斜視図である。図示するように、ユニットケース21の先端部には、局部洗浄ノズル30が貫通可能な環状部21rが形成され、ユニットケース21の後端部には、ノズル駆動ユニット40のモータ43が取り付けられるモータ取付部21mが形成されている。また、ユニットケース21の先端部と後端部との間には、局部洗浄ノズル30の外周面を半筒状に覆う半筒状部21hが形成されている。半筒状部21hの後端側の上面には、局部洗浄ノズル30の外周面との間で所定の空間22が形成されるように上方に隆起した隆起部21haが設けられている。空間22は、局部洗浄ノズル30が前進した際、局部洗浄ノズル30の前進に追従するホース37,38の屈曲部を上方に逃がすための空間である。本実施形態では、隆起部21haは、ノズルユニット20が便座装置本体11のハウジング内に設置されたときに最も高い位置にあるモータ取付部21mとほぼ同じ高さとなるように設計されている。これにより、ノズルユニット20の高さが拡大するのを抑制している。また、半筒状部21hの内面には、図3に示すように、局部洗浄ノズル30のスライダ部33sとスライダ部33sに連結されたラック41とを前後方向に移動自在にガイドするラックガイド溝21g(凹溝)が形成されている。
また、ユニットケース21の半筒状部21hの周方向における端部には、図4,図6に示すように、複数の係合爪21cが形成されている。ユニットケース21は、複数の係合爪21cがセンタープレート25の図4中、右側に係合されることで、センタープレート25に取り付けられる。
ユニットケース121は、図4に示すように、センタープレート25に対して概ね左右対称となるように形成され、センタープレート25と同様の環状部21r,半筒状部21h,ラックガイド溝21gおよびモータ取付部21mを有する。ユニットケース121の半筒状部21hの周方向における端部には、ユニットケース21と同様の複数の係合爪21cが形成されている。ユニットケース121は、複数の係合爪21cがセンタープレート25の図4中、左側に係合されることで、センタープレート25に取り付けられる。即ち、2つのユニットケース21,121は、それぞれの係合爪21cにより1つのセンタープレート25に左右両側から取り付けられ、局部洗浄ノズル30,130の外周を覆うと共に局部洗浄ノズル30,130を進退自在に支持する。
センタープレート25は、局部洗浄ノズル30,130の間に配置されて局部洗浄ノズル30,130の進退移動をガイドするものである。図7は、センタープレート25の外観を示す外観斜視図である。センタープレート25の上面および下面における右側には、ユニットケース21の複数の係合爪21cが係合される複数の被係合部25caが形成され、センタープレート25の上面および下面における左側には、ユニットケース121の複数の係合爪121cが係合される複数の被係合部25cbが形成されている。また、センタープレート25の左右方向における両側面には、互いに平行に延びると共に、局部洗浄ノズル30,130のノズルテール33に設けられた2つの突起部33pと嵌合される2本のノズルガイド溝25gが形成されている。ノズルガイド溝25gは、本実施形態では、図3,図7に示すように、断面がL字形状のL字溝によって形成されている。さらに、センタープレート25の左右方向における両側面には、2本のノズルガイド溝25gの間に、局部洗浄ノズル30,130の外周面に摺接するようにその外周面に沿って当接面が湾曲したはしご状のリブ25sも設けられている。また、センタープレート25の後端部には、ラック41およびピニオンギヤ42を収容するための収容部25rが形成されている。収容部25rは、ピニオンギヤ42の外周面との間で所定の隙間を形成するように円弧状に湾曲した内周面を有し、ラック41は、ピニオンギヤ42の外周面と収容部25rの内周面との間の隙間内を往復動可能となっている。
ノズル洗浄器50は、図4に示すように、それぞれ洗浄水を噴出可能な2つの噴出口50oa,50obが設けられている。ノズル洗浄器50には、ホース(図示せず)の一端が接続され、当該ホースの他端には、切替バルブが接続されている。ノズル洗浄器50は、センタープレート25の先端部の上面に取り付けられており、当該上面に形成された開口25oa,25obおよびユニットケース21,121に形成された開口21o(図6参照)を介してそれぞれ局部洗浄ノズル30,130に洗浄水を噴出する。ノズル洗浄器50は、ユニットケース21,121に局部洗浄ノズル30,130が収容されているときに噴出口50oa,50obから洗浄水を噴出することにより局部洗浄ノズル30,130の噴出口31o周辺を洗浄することができる。また、ノズル洗浄器50は、局部洗浄ノズル30,130の進出中または後退中に噴出口50oa,50obから洗浄水を噴出することにより局部洗浄ノズル30,130の外周全体を洗浄することができる。
こうして構成されたノズルユニット20では、図2に示すように、2つの局部洗浄ノズル30,130と、2つのノズル駆動ユニット40,140と、2つのユニットケース21,121と、1つのセンタープレート25と、1つのノズル洗浄器50とにより2本ノズルの構成とすることができる他、図8に示すように、2本ノズルの構成から、局部洗浄ノズル130と、ノズル駆動ユニット140と、ユニットケース121とを省略することで、1本ノズルの構成とすることができる。上述したように、センタープレート25の左右方向における両側面には、それぞれ局部洗浄ノズル30,130の突起部33pが嵌合するノズルガイド溝25gが設けられており、1本ノズルの構成とする場合には、片面のノズルガイド溝25gを用いて局部洗浄ノズル30の進退移動をガイドすることができ、2本ノズルの構成とする場合には、両面のノズルガイド溝25gを用いて局部洗浄ノズル30,130のそれぞれの進退移動をガイドすることができる。このように、ユニットケース21,121を左右両側から共通のセンタープレート25に取り付け、センタープレート25の左右両側面で局部洗浄ノズル30,130の進退移動をガイドする構成とすることで、ユニット高さをコンパクトにしつつ、ノズル本数の仕様変更に容易に対応することが可能となる。なお、ノズル洗浄器50は2つの噴出口50oa,50obを有するから、ノズルユニット20を1本ノズルの構成とする場合には、局部洗浄ノズル30に対して噴出する噴出口50oaとは反対側の噴出口50obは、洗浄水を噴出できないように塞がれる。
以上説明した実施形態のノズルユニット20は、局部洗浄ノズル30,130をそれぞれ支持するユニットケース40,140を左右両側から取付可能であると共に左右両面にノズルガイド溝25gが設けられたセンタープレート25を備える。ノズルユニット20は、局部洗浄ノズル30とユニットケース21とを1つずつ設け、片面のノズルガイド溝25gを用いて1つの局部洗浄ノズル30を進退可能にガイドすることで、1本ノズルの構成とすることができる。また、ノズルユニット20は、局部洗浄ノズル30,130とユニットケース21,121とを左右に並べて2つずつ設け、両面のノズルガイド溝25gを用いて2つの局部洗浄ノズル30,130を進退可能にガイドすることで、2本ノズルの構成とすることができる。センタープレート25は局部洗浄ノズル30,130の側面をガイドするから、局部洗浄ノズル30,130の上方をガイドするものに比して、ノズルユニット20の高さ方向をコンパクトにすることができる。また、センタープレート25は1本ノズルの構成と2本ノズルの構成とで共用されるため、局部洗浄ノズルの本数の仕様変更に容易に対応することができる。
また、実施形態のノズルユニット20は、センタープレート25に平行に延びる2本のノズルガイド溝25gを設け、局部洗浄ノズル30,130に2本のノズルガイド溝25gにそれぞれ嵌合される2つの突起部33pを設ける。これにより、局部洗浄ノズル30,130とセンタープレート25とのがたつきを小さくし、局部洗浄ノズル30,130の進退移動をよりスムーズにガイドすることができる。
さらに、実施形態のノズルユニット20は、局部洗浄ノズル30,130に、センタープレート25とは左右方向における反対側に突出すると共にラック41に結合されたスライダ部33sを設け、ユニットケース21,121に、スライダ部33sを嵌合してスライダ部33sおよびラック41の移動をガイドするガイド溝21gを設ける。これにより、ノズルユニット20の高さ方向をコンパクトにしつつ、局部洗浄ノズル30,130の進退移動を左右方向における両側でガイドでき、局部洗浄ノズル30,130を一層スムーズに進退移動させることができる。
本実施形態では、局部洗浄ノズル30,130は、金属製のノズルカバー32を備えるものとしたが、ノズルカバー32を備えないものとしてもよい。
実施形態では、センタープレート25のノズルガイド溝25gとこのノズルガイド溝25gと嵌合する局部洗浄ノズル30,130の突起部33pとをそれぞれ2つずつ設けるものとしたが、1つであってもよいし、3つ以上設けてもよい。
実施形態では、センタープレート25のノズルガイド溝25gは、断面がL字形状のL字溝によって形成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、半円形状や三角形状、矩形形状、U字形状、C字形状など、局部洗浄ノズル30,130の突起部33pが嵌合可能な形状であれば、他の如何なる断面形状に形成されてもよい。
実施形態では、センタープレート25に局部洗浄ノズル30,130のそれぞれに洗浄水を噴出可能なノズル洗浄器50を取り付けるものとしたが、局部洗浄ノズル30,130に対してノズル洗浄器を別々に設けるものとしてもよい。また、ノズル洗浄器を省略してもよい。
実施形態では、ユニットケース21,121は、それぞれ単一の部材で形成されるものとしたが、2以上の部材で形成されてもよい。
実施形態では、ノズル駆動ユニット40,140のラック41は、屈曲可能なフレキシブルラックとして構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、屈曲不能に形成されてもよい。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、局部洗浄ノズル30,130が「ノズル」に相当し、ユニットケース21,121が「支持部材」に相当し、ノズル駆動ユニット40,140が「駆動部材」に相当し、センタープレート25が「ガイド部材」に相当する。また、ノズルガイド溝25gが「ガイド部」に相当し、突起部33pが「突出部」に相当する。また、ノズルガイド溝25gが「ガイド溝」にも相当する。また、ラック41が「ラック」に相当し、ピニオンギヤ42が「ピニオンギヤ」に相当し、モータ43が「モータ」に相当し、スライダ部33sが「スライダ」に相当し、ラックガイド溝21gが「第2ガイド溝」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、衛生洗浄便座装置の製造産業などに利用可能である。
1 便器、10 衛生洗浄便座装置、11 便座装置本体、12 便座、13 便蓋、14 操作パネル、15 着座センサ、20 ノズルユニット、21,121 ユニットケース、21o 開口、21c 係合爪、21r 環状部、21h 半筒状部、21ha 隆起部、21m モータ取付部、21g ラックガイド溝、21o 開口、25 センタープレート、25ca,25cb 被係合部、25g ノズルガイド溝、25s リブ、25r 収容部、25oa,25ob 開口、30,130 局部洗浄ノズル、31 ノズル本体、31o 噴出口、32 ノズルカバー、32o 連通孔、33 ノズルテール、33s スライダ部、33p 突起部、34 シールリング、35 ホースアダプタ、40,140 ノズル駆動ユニット、41 ラック、42 ピニオンギヤ、43 モータ、50 ノズル洗浄器。

Claims (4)

  1. 衛生洗浄装置に用いられるノズルユニットであって、
    洗浄水を噴出可能なノズルと、
    前記ノズルを進退可能に支持する支持部材と、
    前記ノズルを進退させる駆動部材と、
    前記支持部材を左右両側から取り付け可能なガイド部材と、
    を備え、
    前記ノズルと前記支持部材は、それぞれ1つずつ設けられる場合と左右方向に並べて2つずつ設けられる場合とがあり、
    前記ガイド部材は、左右両面に前記ノズルの進退移動をガイドするガイド部を有し、前記ノズルと前記支持部材とが1つずつ設けられる場合には1つの前記支持部材が取り付けられて片面の前記ガイド部で前記ノズルの進退移動をガイドし、前記ノズルと前記支持部材とが2つずつ設けられる場合には2つの前記支持部材が取り付けられて両面の前記ガイド部で2つの前記ノズルの進退移動をそれぞれガイドする、
    ノズルユニット。
  2. 請求項1に記載のノズルユニットであって、
    前記ガイド部は、前記ノズルの進退方向に延びるガイド溝であり、
    前記ノズルは、後端部において、前記ガイド溝に係合して該ガイド溝に沿って摺動可能に突出した突起部を有する、
    ノズルユニット。
  3. 請求項2に記載のノズルユニットであって、
    前記突起部と前記ガイド溝は、それぞれ所定の間隔を隔てて2以上の所定数ずつ設けられている、
    ノズルユニット。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載のノズルユニットであって、
    前記駆動部材は、ラックと、ラックに噛み合うピニオンギヤと、ピニオンギヤを駆動するモータとを有し、
    前記ノズルは、前記ガイド部材とは左右方向における反対側に突出すると共に前記ラックに結合されたスライダを有し、
    前記支持部材は、前記スライダと嵌合して該スライダおよび前記ラックの移動をガイドする第2ガイド溝を有する、
    ノズルユニット。
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