JP7115001B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、回転体の回転により進退が可能なノズルを有する局部洗浄装置に関する。
従来、この種の局部洗浄装置としては、略洋杯状の弁操作体を含む弁装置本体と、弁操作体内で回動するシリンダと、洗浄水を噴出可能なノズル孔を有し回動するシリンダ内を摺動するノズル本体と、シリンダ後端の外周部に設けられた外歯の駆動ギヤと、駆動ギヤを回転させる電動機と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この局部洗浄装置では、シリンダの内壁には螺旋形凹溝(螺旋溝)が形成され、ノズル本体の外周部には螺旋形凹溝を摺動する突起が設けられており、電動機でシリンダを回転駆動することで、ノズル本体をシリンダに対して進退させることができる。また、弁装置本体は、弁操作体の他に、弁操作体と連結環により結合された管状の弁切替体を有し、弁切替体の外周部にはノズル内部に側方から洗浄水を供給するための流入開口部が設けられている。
特開2001-271403号公報
しかしながら、上述した局部洗浄装置では、ノズル内部に側方から洗浄水を供給するために弁操作体に対して長手方向に連結される弁切替体を備えるものであり、ノズルの必要な進退量を確保するために、装置の全長が長くなってしまう。また、ノズル本体内に側方から洗浄水を供給するにあたっては、水漏れを防止するためのシール材(Oリング)が必要となるため、部品点数が増加し、コストアップを招いてしまう。
本発明の局部洗浄装置は、装置の全長を短縮しつつノズルの必要な進退量を確保すると共にコストの低減を図ることを主目的とする。
本発明の局部洗浄装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の局部洗浄装置は、
人体の局部を洗浄する局部洗浄装置であって、
内周面に螺旋溝を有し、前端および後端が開口した円筒状の回転体と、
前記回転体の後端部に該回転体と同軸に設けられた回転ギヤと、
前記回転ギヤを回転させるモータと、
前記回転体の内部に設けられ、前記螺旋溝に嵌合する嵌合部を有し、人体の局部に洗浄水を噴出可能なノズルと、
前記回転体の後端の開口を通って前記ノズルに連結され、該ノズルに洗浄水を供給可能なホースと、
を備えることを要旨とする。
この本発明の局部洗浄装置では、前端および後端が開口した円筒状の回転体と、回転体の後端部に回転体と同軸に設けられた回転ギヤと、回転ギヤを回転させるモータと、回転体の内部に設けられたノズルとを備え、回転体の内周面に螺旋溝を形成し、ノズルに螺旋溝と嵌合する嵌合部を設ける。これにより、モータにより回転ギヤを回転させて回転体を回転させることで、ノズルの嵌合部を螺旋溝に沿って相対的に移動させ、ノズルを回転体に対して進退移動させることができる。また、局部洗浄装置では、回転体の後端の開口を通って内部のノズルにホースの一端を接続し、ホースからノズル内部に洗浄水を供給するから、側方からノズル内部へ洗浄水を供給する場合に比して装置の全長を短縮しつつノズルの必要な進退量を確保することができると共に、シール部等を不要としてコストの低減を図ることができる。
こうした本発明の局部洗浄装置において、前記回転体の外周面を覆って該回転体を支持するケースを備え、前記ケースの内周面および前記回転体の外周面の一方には、環状の凹溝を有し、前記ケースの内周面および前記回転体の外周面の他方には、前記凹溝と嵌合する凸部を有するものとしてもよい。こうすれば、ケースと回転体との間の摩擦抵抗を低減しつつ、回転体の回転に伴って回転体がケースから脱落するのを防止することができる。
また、本発明の局部洗浄装置において、前記回転体と前記回転ギヤは、一体の部材で形成されているものとしてもよい。こうすれば、部品点数を削減して、低コスト化を図ることができる。
更に、本発明の局部洗浄装置において、前記回転ギヤは、前記回転体の後端面に該回転体と同軸に設けられたかさ歯車であるものとしてもよい。こうすれば、回転体の外周部に外歯の回転ギヤを設けるものに比して、装置を径方向にコンパクトにすることができる。
また、本発明の局部洗浄装置において、前記嵌合部は、ボールであるものとしてもよいし、前記ノズルの外周面から外側に突出した凸部であるものとしてもよい。前者の場合、回転体とノズルとの間の摩擦抵抗を減らして、ノズルをスムーズに進退させることができる。また、後者の場合、凸部をノズルと一体成形することが可能となり、部品点数を削減し、低コスト化を図ることができる。
また、本発明の局部洗浄装置において、前記回転体は、2つの半円筒部材を合わせた円筒体であり、前記半円筒部材の内周面には、前記回転体の軸方向に対して傾斜して延びる複数の凸条により前記螺旋溝が形成され、前記内周面の周方向における両端部は、凹凸のない曲面で形成されるものとしてもよい。こうすれば、複数の凸条が一体化された半円筒部材を凹型および凸型を用いて射出成形により形成する場合に、型抜きをスムーズに行なうことができる。
また、本発明の局部洗浄装置において、前記回転体の外周面を覆って該回転体を支持するケースを備え、前記回転体と前記回転ギヤは、一体の部材で形成されており、前記回転ギヤの外径は、前記ケースの外径よりも小さいものとしてもよい。こうすれば、回転ギヤがケースの外径からはみ出さないようにすることができ、装置全体をよりコンパクトにすることができる。
また、本発明の局部洗浄装置において、前記ホースは、前記回転体の後端の開口から外部へ露出した部分に屈曲部を有すると共に前記ノズルの進退に追従し、前記ホースの屈曲部を覆うホースカバーを備え、前記ホースカバーは、前記ノズルが前記回転体に収容された収容位置にあるときに前記ホースの屈曲部を内面で支持するものとしてもよい。こうすれば、ホースカバーを備えないものに比して、ホースを含むノズルユニット全体をよりコンパクトにすることができ、局部洗浄装置の他の部材との干渉を防止することができる。
本実施形態の局部洗浄装置を含む衛生洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観斜視図である。 局部洗浄装置に含まれるノズルユニット20の外観斜視図である。 ノズルユニット20の分解斜視図である。 ノズル30の外観斜視図である。 ノズル30の内部を示す斜視図である。 ノズル30の背面図およびそのA-A断面の一部を拡大した部分拡大図である。 シリンダ40の外観斜視図である。 半円筒部材41,42の内周面側の平面図である。 シリンダ40,ケース50およびモータ24とを含むユニットの外観斜視図である。 シリンダ40,ケース50およびモータ24を含むユニットの背面図である。 シリンダ40,ケース50およびモータ24を含むユニットの側面図およびそのB-B断面図である。 ケース50の内部を示す斜視図である。 ノズルユニット20の動作の様子を示す説明図である。 変形例のノズル130の外観斜視図である。 変形例のノズル230の外観斜視図である。 変形例のノズルユニット320の断面図である。 第2実施形態のノズルユニット420の外観斜視図である。 ノズルユニット420の分解斜視図である。 ノズルユニット420の断面図である。 ホースカバーの平面図である。 変形例のノズルユニット520の外観斜視図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態の局部洗浄装置を含む衛生洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観斜視図であり、図2は局部洗浄装置に含まれるノズルユニット20の外観斜視図であり、図3はノズルユニット20の分解斜視図である。便器1は、洋式便器であり、便器1の上面に衛生洗浄便座装置10が設置されている。衛生洗浄便座装置10は、図1に示すように、便器1の後方に設置される便座装置本体12と、便座装置本体12に回動自在に支持された便座14と、便座装置本体12に回動自在に支持された便蓋16と、使用者により操作される操作パネル18と、を備える。
便座装置本体12は、給水管(水道配管)に接続された洗浄水流路、止水弁、熱交換ユニット、洗浄の強さを調整する脈動ポンプ、洗浄水を噴出するノズルユニット20、切替バルブなどを含む局部洗浄装置を備えており、これらは樹脂製のハウジング内に収容されている。熱交換ユニットは、水タンクやヒータ、温度センサが設けられ、給水管からの水をヒータによって温水にする。
また、便座装置本体12は、衛生洗浄便座装置10を制御する図示しない制御装置を備える。制御装置は、操作パネル18や着座センサ13(図1参照)、水タンクの温度センサなどからの信号に基づいて、水タンク内のヒータや脈動ポンプ、ノズルユニット20、切替バルブを制御する。操作パネル18には、図示しないが、おしり洗浄を指示するおしり用洗浄スイッチやビデ洗浄を指示するビデ用洗浄スイッチ、洗浄の強さを調整するための洗浄強さ調整スイッチ、洗浄の停止を指示する停止スイッチなどが設けられている。
ノズルユニット20は、ノズル30やシリンダ40、ケース50、モータ24等を備える。
ノズル30は、洗浄位置(図2(b)参照)と収容位置(図2(a)参照)との間で進退移動すると共に洗浄位置において人体の局部に洗浄水を噴出可能に構成される。図4は、ノズル30の外観斜視図であり、図5は、ノズル30内部の斜視図である。ノズル30は、後端が開口した円筒状のノズル本体31と、ノズル本体31の先端部に形成された2つのノズル孔32a,32bと、を有する。本実施形態では、ノズル孔32aは、おしり洗浄用のノズル孔として構成され、ノズル孔32bは、ビデ洗浄用のノズル孔として構成される。ノズル本体31の内部には、図5に示すように、2つの洗浄水流路38a,38bが設けられており、洗浄水流路38aの出口はノズル孔32aと連通され、洗浄水流路38bの出口はノズル孔32bと連通されている。洗浄水流路38a,38bの入口には
、それぞれホース32a,32bの一端がノズル本体31の後端の開口から挿入されて接続され、ホース32a,32bの他端には、切替バルブが接続される。切替バルブは、脈動ポンプよりも下流の洗浄水流路の洗浄水の供給先を複数のノズル孔32a,32bのいずれから噴出させるかを切り替えるものであり、例えば、モータにより駆動されるロータリバルブとして構成される。
また、ノズル本体31の後端部の外周面には、図4に示すように、複数(例えば4つ)のボール35が転動自在に保持される。ノズル本体31の後端部の外周面には、凹曲面状の複数の窪み部34が周方向に等角度間隔で形成されており、ボール35は、それぞれの窪み部34に配設される。ノズル30の背面図およびそのA-A断面の一部を拡大した部分拡大図を図6に示す。ボール35は、部分的にノズル本体31の外周面から外側へ露出するように窪み部34に配設され、ノズル本体31の後端部に取り付けられる環状のキャップ36によって保持される。キャップ36は、窪み部34と同数かつ同角度間隔で円弧状の凹部37が設けられ、窪み部34と凹部37とでボール35を挟むようにノズル本体31の後端部に取り付けられる。これにより、複数のボール32は、転動自在で且つノズル本体31から脱落しないように保持される。
シリンダ40は、前端と後端とが開口した円筒状の回転体であり、ノズル30を包囲するようにノズル30の外径よりも若干大きい内径を有する。図7はシリンダ40の外観斜視図であり、図8は半円筒部材41,42の内周面側の平面図である。シリンダ40は、2つの半円筒部材41,42の周方向の端面同士が突き合わされて形成される。半円筒部材41,42の外周面には、それぞれ周方向に半円状に延びる凸条43が形成されている。凸条43は、図7に示すように、半円筒部材41,42の周方向の端面同士が突き合わされた状態で環状をなす。また、半円筒部材41,42の内周面には、図8に示すように、それぞれシリンダ40の軸方向に対して傾斜して延びる複数のリブ44が形成されている。複数のリブ44は、半円筒部材41,42の周方向の端面同士が突き合わされた状態で、隣接するリブ44間の溝が螺旋状につながる螺旋溝を形成する。本実施形態では、リブ44は、半円筒部材41,42の内周面の周方向における両端部には形成されておらず、当該両端部は凹凸のない曲面46となっている。
また、シリンダ40(半円筒部材41)の後端部の外周面には、図7および図8に示すように、シリンダ40と同軸に回転する外歯の回転ギヤ45が設けられている。図9はシリンダ40,ケース50およびモータ24とを含むユニットの外観斜視図であり、図10はシリンダ40,ケース50およびモータ24を含むユニットの背面図であり、図11はシリンダ40,ケース50およびモータ24を含むユニットの側面図およびそのB-B断面図である。図示するように、本実施形態では、回転ギヤ45は、ケース50の外径からはみ出さないよう、ケース50の外径よりも小さな外径を有するように形成されている。回転ギヤ45はモータ24の回転軸に取り付けられた駆動ギヤ25と噛合されており、シリンダ40は、モータ24により回転ギヤ45を回転駆動することで回転ギヤ45と一体に回転する。また、シリンダ40の内周面に形成されたリブ44によって構成される螺旋溝には、ノズル30の後端部の外周面に設けられたボール35が嵌合するため、ノズル30は、シリンダ40が回転することによりボール35が螺旋溝に沿って相対的に移動しながら前後に進退する。
また、半円筒部材41,42は、本実施形態では、外周面を形成する凹型と内周面を形成する凸型との間の空間に樹脂材料を射出注入し、樹脂材料を冷却固化させる射出成形によって形成され、半円筒部材41,42には回転ギヤ45や凸条43、リブ44が一体に形成されている。上述したように、半円筒部材41,42の内周面の周方向における両端部は、リブ44がなく凹凸のない曲面46で形成されるため、射出成形の際の型抜き(凸型の型抜き)をスムーズに行なうことができる。
ケース50は、前端と後端とが開口された円筒部材であり、シリンダ40を包囲してシリンダ40を回転自在に支持するようにシリンダ40の外径よりも若干大きな内径を有する。ケース50は、図3に示すように、2つの半円筒部材51,52の周方向の端面同士が突き合わされて形成される。図12は、ケース50の内部を示す斜視図である。ケース50の内周面は、図示するように、環状に延びる凹溝53が形成されており、凹溝53には、シリンダ40の凸条43が嵌合される。本実施形態では、凹溝53は凸条43の高さよりも浅い深さを有しており、シリンダ50は、少ない摩擦抵抗で回転自在にケース50に支持される。また、ケース50の後端部の外周面には、径方向に延びる固定板54が一体的に設けられ、固定板54には、モータ24のハウジングが固定されている。
次に、こうして構成された本実施形態の衛生洗浄便座装置10(局部洗浄装置のノズルユニット20)の動作について説明する。図13は、ノズルユニット20の動作の様子を示す説明図である。衛生洗浄便座装置10の制御装置は、着座センサ13により使用者が便座14に着座していると判定し、かつ、操作パネル18のおしり用洗浄スイッチが押下されたと判定すると、モータ24により駆動ギヤ25と噛合する回転ギヤ45を回転させて、シリンダ40を回転させる。シリンダ40が回転すると、ノズル30に設けられた複数のボール35がシリンダ40の内周面に形成された螺旋溝に沿って相対的に移動し、ノズル30はおしり洗浄用の洗浄位置に向かって進出する。ノズル30が洗浄位置に到達すると、制御装置は、ノズル30のノズル孔32aに脈動ポンプからの洗浄水がホース21を介して供給されるよう切替バルブ(モータ)を制御する。これにより、ノズル孔32aから人体の肛門部に向かって洗浄水が噴出され、おしり洗浄が開始される。制御装置は、操作パネル18の停止スイッチが押下されて、おしり洗浄の停止が指示されると、ノズル30への給水を停止する。そして、モータ24により回転ギヤ45を逆回転させて、ノズル30を収容位置に向かって後退させ、シリンダ40内に収容させる。
また、制御装置は、着座センサ13により使用者が便座14に着座していると判定し、かつ、操作パネル18のビデ用洗浄スイッチが押下されたと判定すると、モータ24によりシリンダ40を回転させ、ノズル30をビデ洗浄用の洗浄位置に向かって進出させる。ノズル30が洗浄位置に到達すると、制御装置は、ノズル30のノズル孔32bに脈動ポンプからの洗浄水がホース22を介して供給されるよう切替バルブ(モータ)を制御する。これにより、ノズル孔32bから人体のビデ部に向かって洗浄水が噴出され、ビデ洗浄が開始される。制御装置は、操作パネル18の停止スイッチが押下されて、ビデ洗浄の停止が指示されると、ノズル30への給水を停止する。そして、モータ24により回転ギヤ45を逆回転させて、ノズル30を収容位置に向かって後退させ、シリンダ40内に収容させる。
以上説明した本実施形態の局部洗浄装置では、前端および後端が開口した円筒状のシリンダ40と、シリンダ40の内部に設けられたノズル30と、シリンダ40の後端部に同軸に設けられた回転ギヤ45と、回転ギヤ45を回転させるモータ24と、を有するノズルユニット20を備えるものにおいて、シリンダ40の内周面に螺旋溝(螺旋状のリブ44間の溝)を形成し、ノズル30の後端部の外周面にボール35を配設する。これにより、モータ24により回転ギヤ45を回転させてシリンダ40を回転させることで、螺旋溝に沿ってボール35を相対的に移動させながらノズル30を進退させることができる。加えて、シリンダ40の後端の開口を通って内部のノズル30にホース21,22の一端を接続し、ノズル30内部に後方から洗浄水を供給するよう構成する。したがって、側方からノズル内部へ洗浄水を供給させるものに比して、装置の全長を短縮しつつノズルの必要な進退量を確保することができると共に、シール部等を不要としてコストの低減を図ることができる。また、ボール35は転動自在にノズル本体31に設けられるため、少ない摩擦抵抗でシリンダ40に対してノズル30を進退させることができる。
また、シリンダ40と回転ギヤ45とを一体の部材で構成するから、部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。
更に、シリンダ40の外周面に、その外周面を周回するように凸条44を形成し、ケース50の内周面に凸条44に嵌合される環状の凹溝53を形成する。これにより、ケース50は、少ない摩擦抵抗でシリンダ40を回転自在に支持することができると共に、シリンダ40が脱落するのを防止することができる。
また、シリンダ40を、2つの半円筒部材41,42の周方向の端面同士を突き合わせることで構成し、半円筒部材41,42の内周面の周方向における両端部を、リブ44のない曲面46により形成する。これにより、凹型および凸型を用いて射出成形によりリブ44が一体化した半円筒部材41,42を形成する場合に、型抜きをスムーズに行なうことができる。
実施形態では、シリンダ40の外周面に環状の凸条44を形成し、ケース50の内周面に凸条44に嵌合される環状の凹溝53を形成するものとしたが、シリンダ40の外周面に凹溝を形成し、ケース50の内周面に凹溝に嵌合する凸条を形成してもよい。凸条は、必ずしも環状に形成されたものに限られず、半円状に形成されてもよい。また、凸条に代えて突起を設けるものとしてもよい。
実施形態では、シリンダ40の螺旋溝と嵌合する嵌合部として、ノズル30の後端部の外周面に複数のボール35を配設するものとしたが、これに限定されるものではなく、図14の変形例のノズル130に示すように、ノズル本体131の後端部の外周面に等角度間隔に先端部が球状の複数(例えば4つ)の突起135を設けるものとしてもよい。また、図15の変形例のノズル230に示すように、ノズル本体231の後端部の外周面に、螺旋溝の形状に倣うようにノズル本体231の軸方向に対して傾斜して延びる1つ又は複数の凸条235を設けるものとしてもよい。これらの変形例によれば、突起135や凸条235とノズル本体131,231とを一体の部材で形成することができるため、部品点数を削減して、コストの低減を図ることができる。
実施形態では、シリンダ40と同軸に回転するようにシリンダ40の後端部の外周面に外歯の回転ギヤ45を設けるものとしたが、これに限定されるものではなく、図16の変形例のノズルユニット320に示すように、シリンダ340の後端面にシリンダ340と同軸に回転するようにフェースギヤなどのかさ歯車345を設け、回転軸に取り付けられる駆動ギヤ325がかさ歯車345と噛合するようにモータ324を配置するものとしてもよい。この変形例のノズルユニット320では、かさ歯車345をモータ324で回転駆動させ、かさ歯車345と同軸のシリンダ340を回転させることで、シリンダ340の螺旋溝に沿ってボール335を相対的に移動させてノズル330を進退させることができる。これにより、ノズルユニット320を径方向にコンパクトにすることができる。この変形例のノズルユニット320では、ホース321の一端がかさ歯車345の中心孔を通ってノズル330に連結され、ホース321からの洗浄水がノズル330内部(洗浄水流路)に供給されることで、ノズル先端のノズル孔332から洗浄水を噴出することができる。
実施形態では、シリンダ40は、2つの半円筒部材41,42により形成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、単一の円筒部材により形成されてもよいし、3つ以上の円弧状に湾曲した部材により形成されてもよい。
実施形態では、ノズルユニット20のノズル30が有する複数のノズル孔32a,32bを、それぞれおしり洗浄用とビデ洗浄用として用いるものとしたが、それぞれおしりパワフル洗浄用とおしりマイルド洗浄用として用いる等、他の異なる用途に用いるものであってもよい。また、用途ごとにノズル(ノズルユニット)を別々に備えるものとしてもよい。この場合、上述したように、シリンダ40の後端部に設けられる回転ギヤ54がケース50の外径からはみ出さないよう、回転ギヤ54の外径をケース50の外径よりも小さくしているため、複数のノズルユニットを並べて配置する場合であっても、ユニット全体をよりコンパクトにすることができる。
次に、第2実施形態のノズルユニット420について説明する。図17は、第2実施形態のノズルユニット420の外観斜視図であり、図18は、ノズルユニット420の分解斜視図であり、図19は、ノズルユニット420の断面図である。なお、図17(a)は、ノズルユニット420を前方斜め上から見た外観斜視図であり、図17(b)は、ノズルユニット420を後方斜め上から見た外観斜視図である。第2実施形態のノズルユニット420の各構成のうちノズル30およびシリンダ40は実施形態のノズルユニット20と同一の構成であるから同一の符号を付し、その説明は重複するから省略する。第2実施形態のノズルユニット420は、図示するように、ノズル30やシリンダ40、ケース450、モータ424、ホースカバー460等を備える。
ケース450は、図19に示すように、前方へ向かって下方に傾斜するように支持プレート490上に固定され、シリンダ40を回転自在に支持する。シリンダ40内部に設けられたノズル30にはホース21,22の一端が接続され、ホース21,22の他端は、切替バルブ470に接続されている。切替バルブ470は、ケース450と支持プレート490との間に配設されたロータリバルブであり、図17に示すように、モータ471により駆動されることにより、洗浄水の供給先をノズル30の複数のノズル孔32a,32bのいずれから噴出させるかを切り替える。ホース21,22は、図18に示すように、切替バルブ470から折り返すように屈曲されつつ、シリンダ40の後端の開口に挿通されてノズル30に接続され、ノズル30の進退に追従する。
シリンダ40を回転させるモータ424は、第2実施形態では、ケース450の後端部に爪により嵌合されたプレート状の取付部材454に取り付けられている。取付部材454には、モータ424の取付部に隣接した位置に、ホース21,22が挿通される楕円状の開口454o(図18参照)が形成されている。
ホースカバー460は、ケース450の後端部に取り付けられて、ホース21,22の屈曲部21c,22cを覆うように構成されている。図20は、ホースカバーの平面図である。なお、図20(a)は、上面図であり、図20(b),(c)は、側面図であり、図20(d)は背面図である。ホースカバー460は、図18に示すように、2つの部材(第1部材461および第2部材462)が突き合せれて構成されており、第2部材464に形成された爪463を取付部材454に設けられた係合孔454hに係合させることにより、取付部材454に取り付けられる。なお、ホースカバー460は、単一の部材により構成されてもよい。ホースカバー460は、前方側(取付部材454側)が開口してシリンダ40の後端から露出したホース21,22の屈曲部21c,22cを収容する。また、ホースカバー460は、後方側に凹曲面により形成された内面460aを有する。また、第2実施形態では、ホースカバー460には、図17に示すように、洗浄水流路内を大気と連通させるためのバキュームブレーカ475も取り付けられている。バキュムーブレーカ475は、脈動ポンプと切替バルブ470との間に介在し、脈動ポンプと切替バルブ470とに対してそれぞれホース476,477により接続されている。
こうして構成された第2実施形態のノズルユニット420では、図19に示すように、ノズル30がシリンダ40内に収容された収容位置にあるとき、ホース21,22は、その屈曲部22c,22cがホースカバー460の内面460aに押し付けられ、ホースカバー460の内面460cによって支持される。一方、ノズル30が収容位置から洗浄位置に向かって進出すると、ホース21,22がノズル30の進出に追従することで、ホース21,22の屈曲部21c,22cがホースカバー460の内面460cから離間する。これにより、ホースカバー460を備えないものに比して、ホース21,22を含むノズルユニット420全体をよりコンパクトにすることができ、ホース21,22が局部洗浄装置10の他の部材と干渉するのを防止することができる。
第2実施形態のノズルユニット420は、単一のノズル30により構成されるものとしたが、複数のノズル30により構成されてもよい。この場合、図21の変形例のノズルユニット520に示すように、2つのノズルを有し、各ノズルに連結されるホースの屈曲部を収容するノズルカバー460,560をノズル毎に設けるものとしてもよい。2つのノズルは、それぞれモータ460,560により進退移動させられる。また、ノズルユニット520は、切替バルブ470にホース581を介して接続され、ホース581から供給される洗浄水により各ノズルのノズル孔を洗浄するためのノズル洗浄器580も備えている。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、シリンダ40が「回転体」に相当し、複数のリブ44により隣接するリブ44間に形成される溝が「螺旋溝」に相当し、回転ギヤ45が「回転ギヤ」に相当し、モータ24が「モータ」に相当し、ノズル30が「ノズル」に相当し、ボール35や突起135、凸条235が「嵌合部」に相当し、ホース21,22が「ホース」に相当する。また、かさ歯車345も「回転ギヤ」に相当する。また、ホースカバー460,560が「ホースカバー」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、局部洗浄装置の製造産業などに利用可能である。
1 便器、10 衛生洗浄便座装置、12 便座装置本体、13 着座センサ、14 便座、16 便蓋、18 操作パネル、20,320,420,520 ノズルユニット、21,22,321 ホース、21c,22c 屈曲部、24,324,424 モータ、25,325 駆動ギヤ、30,130,230,330 ノズル、31,131,231 ノズル本体、32a,32b,332 ノズル孔、34 窪み部、35,335 ボール、36 キャップ、37 凹部、38a,38b 洗浄水流路、40 シリンダ、41,42 半円筒部材、43 凸条、44 リブ、45 回転ギヤ、46 曲面、50 ケース、51,52 半円筒部材、53 凹溝、135 突起、235 凸条、345 かさ歯車、450,550 ケース、454 取付部材、454h 係合孔、460,560 ホースカバー、460a 内面、461 第1部材、462 第2部材、463 爪、470 切替バルブ、471 モータ、475 バキュームブレーカ、476,477 ホース、480 490 支持プレート、580 ノズル洗浄器、581 ホース。

Claims (8)

  1. 人体の局部を洗浄する局部洗浄装置であって、
    内周面に螺旋溝を有し、前端および後端が開口した円筒状の回転体と、
    前記回転体の後端部に該回転体と同軸に設けられた回転ギヤと、
    前記回転ギヤを回転させるモータと、
    前記回転体の内部に設けられ、前記螺旋溝に嵌合する嵌合部を有し、人体の局部に洗浄水を噴出可能なノズルと、
    前記回転体の後端の開口を通って前記ノズルに連結され、該ノズルに洗浄水を供給可能なホースと、
    前記回転体の外周面を覆って該回転体を支持するケースと、
    を備え
    前記ケースの内周面および前記回転体の外周面の一方には、環状の凹溝を有し、
    前記ケースの内周面および前記回転体の外周面の他方には、前記凹溝と嵌合する凸部を有する、
    局部洗浄装置。
  2. 人体の局部を洗浄する局部洗浄装置であって、
    内周面に螺旋溝を有し、前端および後端が開口した円筒状の回転体と、
    前記回転体の後端部に該回転体と同軸に設けられた回転ギヤと、
    前記回転ギヤを回転させるモータと、
    前記回転体の内部に設けられ、前記螺旋溝に嵌合する嵌合部を有し、人体の局部に洗浄水を噴出可能なノズルと、
    前記回転体の後端の開口を通って前記ノズルに連結され、該ノズルに洗浄水を供給可能なホースと、
    を備え、
    前記嵌合部は、ボールである、
    局部洗浄装置。
  3. 人体の局部を洗浄する局部洗浄装置であって、
    内周面に螺旋溝を有し、前端および後端が開口した円筒状の回転体と、
    前記回転体の後端部に該回転体と同軸に設けられた回転ギヤと、
    前記回転ギヤを回転させるモータと、
    前記回転体の内部に設けられ、前記螺旋溝に嵌合する嵌合部を有し、人体の局部に洗浄水を噴出可能なノズルと、
    前記回転体の後端の開口を通って前記ノズルに連結され、該ノズルに洗浄水を供給可能なホースと、
    を備え、
    前記回転体は、2つの半円筒部材を合わせた円筒体であり、
    前記半円筒部材の内周面には、前記回転体の軸方向に対して傾斜して延びる複数の凸条により前記螺旋溝が形成され、
    前記内周面の周方向における両端部は、凹凸のない曲面で形成される、
    局部洗浄装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の局部洗浄装置であって、
    前記回転体と前記回転ギヤは、一体の部材で形成されている、
    局部洗浄装置。
  5. 請求項1ないしいずれか1項に記載の局部洗浄装置であって、
    前記回転ギヤは、前記回転体の後端面に該回転体と同軸に設けられたかさ歯車である、
    局部洗浄装置。
  6. 請求項1または3に記載の局部洗浄装置であって、
    前記嵌合部は、前記ノズルの外周面から外側に突出した凸部である、
    局部洗浄装置。
  7. 請求項1ないしいずれか1項に記載の局部洗浄装置であって、
    前記回転体の外周面を覆って該回転体を支持するケースを備え、
    前記回転体と前記回転ギヤは、一体の部材で形成されており、
    前記回転ギヤの外径は、前記ケースの外径よりも小さい、
    局部洗浄装置。
  8. 請求項1ないしいずれか1項に記載の局部洗浄装置であって、
    前記ホースは、前記回転体の後端の開口から外部へ露出した部分に屈曲部を有すると共
    に前記ノズルの進退に追従し、
    前記ホースの屈曲部を覆うホースカバーを備え、
    前記ホースカバーは、前記ノズルが前記回転体に収容された収容位置にあるときに前記ホースの屈曲部を内面で支持する、
    局部洗浄装置。
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