JP5446424B2 - ノズル装置とそれを用いた、衛生洗浄装置 - Google Patents

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本発明は人体の局部を洗浄する洗浄水を噴出するノズル装置とそれを用いた衛生洗浄装置に関する。
図25は従来のノズル装置の横断面図、図26はそのノズル装置の先端部の縦断面図である。断続流を噴出するノズル1の中央には流路2が設けられている。ノズル1の先端部には円形のノズル室3が設けられ、ノズル室3内には、複数の受水翼を有する回転体4が設置されている。ノズル室3の先端部の上部には第1噴出口5が設けられている。また第1噴出口5と同軸上となる上方には第2噴出口6が設けられている。第1噴出口5と第2噴出口6との間には外気連通する空気吸引口7が設けられている。
洗浄水を回転体4の受水翼に当てると回転体4が回転し、回転体4の上部に配設された第1噴出口5が断続的に開放される。これにより、チョッパー作用で洗浄水が断続的に噴出される。さらに洗浄水は空気吸引口7から空気を巻き込んで第2噴出孔6から噴出する。そのためノズル1は流量感を増した洗浄水を噴出することができる(例えば、特許文献1)。
特開2003−96882号公報
上述の構成では、洗浄水を断続流にするために可動部品である回転体4を使用しており、洗浄水に含まれる塵芥等により回転体4の動作が阻害される可能性がある。また回転体4の構成が複数の受水翼を供えた複雑な形状であり、また洗浄水の力で回転させるためにはある程度の大きさが必要である。そのため、ノズル1を小型化することが難しい。
本発明の目的は、簡単な構成で故障が起きにくく小型で使い勝手がよく、しかも洗浄力の高い断続流を噴出するノズル装置と、それを用いた衛生洗浄装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のノズル装置は、ノズル本体と、洗浄水供給口とを有する。ノズル本体は洗浄水を噴出する噴出口と、噴出口に連通し洗浄水を供給する流路と、流路に設けられ、洗浄水に旋回成分を付与する旋回部とを有する。噴出口は流路に繋がった小孔部と、小孔部から開口端にかけて設けられ、小孔部より開口面積の大きい大孔部とを有する。洗浄水供給口は流路に接続され、流路に洗浄水を供給する。
上述の構成によって、小孔部より噴出した洗浄水の一部が旋回しながら大孔部の内周壁に当接することにより、大孔部より噴出する洗浄水は断続流となる。そのため、洗浄力を高めるとともに、人体に強い洗浄感を与えることができる。
本発明の実施の形態1におけるノズル装置を使用した衛生洗浄装置の斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置の収納状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置の上ケースを外した斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のお尻洗浄状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のビデ洗浄状態を示す斜視図 (a)本発明の実施の形態1におけるノズル装置のノズルユニットの要部断面図、(b)噴出口の拡大断面図 図6(a)のA−A線断面図 図6(a)のB−B線断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のノズル本体の要部斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のノズル本体の要部分解斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のノズル本体の要部平面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のノズルカバーの斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のノズルカバーの分解斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置の収納状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のお尻洗浄状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のビデ洗浄状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置の収納状態を示す横断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のお尻洗浄状態を示す横断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置の最前位置状態を示す横断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置のビデ洗浄状態を示す横斜視図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置の連結手段を示す断面図 本発明の実施の形態1におけるノズル装置の連結手段を示す断面図 本発明の実施の形態2におけるノズル装置のノズルユニットの要部断面斜視図 本発明の実施の形態2におけるノズル装置のノズルユニットの要部断面斜視図 従来のノズル装置の横断面図 従来のノズル装置の要部の縦断面図
本発明による第1の発明は、ノズル本体と、洗浄水供給口とを有するノズル装置である。ノズル本体は洗浄水を噴出する噴出口と、噴出口に連通し洗浄水を供給する流路と、流路に設けられ、洗浄水に旋回成分を付与する旋回部と、噴出口から流路内に突出した円筒形の突起部と、を有する。噴出口は流路に繋がった小孔部と、小孔部から開口端にかけて設けられ、小孔部より開口面積の大きい大孔部とを有する。洗浄水供給口は流路に接続され、流路に洗浄水を供給する。噴出口は突起部の中央に設けられている。このように噴出口を二段形状とすることにより、小孔部より噴出した洗浄水の一部が旋回しながら大孔部の内周壁に当たり、当たった洗浄水が周方向に遥動することとなり、大孔部より噴出する洗浄水は断続流となる。そのため洗浄対象である局部の洗浄力が高まるとともに、人体に強い洗浄感を与えることができる。
また、流路内を流れる洗浄水は、流路内に設置した旋回部により旋回成分を付与されるとともに、円筒形状の突起部の周辺を旋回することにより、旋回成分が補強される。そのため、噴出する洗浄水の洗浄力と洗浄感をより高めることができる。
本発明による第2の発明は、第1の発明において、噴出口の大孔部と小孔部との連接部と大孔部の先端外周との接線と、噴出口の中心線とが成す角度を5度以上、15度以下としたノズル装置である。この範囲とすることにより、小孔部より噴出した洗浄水を大孔部の先端近傍に当接させることができ、洗浄水に効果的な断続流を発生させることが可能となり、洗浄力と洗浄感をより高めることができる。
本発明による第の発明は、第1または第2の発明において、ノズルに複数の噴出口と、各噴出口に連通した複数の流路を設け、少なくとも1個の流路に旋回部を設けるとともに、旋回部を設けた流路に連通した噴出口を二段形状としたノズル装置である。この構成により、複数の洗浄機能を1個のノズル装置に備えさせることが可能となり、小型のノズル装置を提供することができる。
本発明による第の発明は、第1から第の発明において、ノズル本体の少なくとも一部を覆う筒状のノズルカバーをさらに有するノズル装置である。ノズル本体とノズルカバーは相互に摺動可能であり、ノズルカバーにはノズルの少なくとも1個の噴出口に対応する噴出開口を有している。噴出口から噴出する洗浄水は噴出開口を介して噴出することにより、洗浄水噴出時にはノズル、特に噴出口の近傍はノズルカバーで覆われており、洗浄により汚れた洗浄水でノズルが汚染されることが少なく衛生的である。
本発明による第の発明は、第1から第の発明において、ノズル本体を収容するケーシングと、ノズル本体をケーシングに対して進退駆動するノズル駆動部とをさらに有するノズル装置である。この構成によってノズル本体を進退駆動することができる。
本発明による第の発明は、第1から第の発明のノズル装置と、洗浄水供給部と、制御部とを有する衛生洗浄装置である。この構成では、局部に向けて噴出する洗浄水は3次元的に揺動した噴流となる。そのため洗浄力を高めるとともに、人体に強い洗浄であるという感覚が生じる。したがって、衛生的で使い勝手のよい衛生洗浄装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるノズル装置を用いた衛生洗浄装置を便器に設置した状態の斜視図である。図2は同ノズル装置の収納状態を示す斜視図である。図3は同ノズル装置全体の上ケースを外した状態の斜視図、図4は同ノズル装置のお尻洗浄位置での斜視図、図5は同ノズル装置のビデ洗浄位置での斜視図である。図6(a)は同ノズル装置の先端部の要部断面図、図6(b)は図6(a)におけるお尻洗浄噴出口の拡大断面図である。
図7は図6(a)のA−A線断面図、図8は図6(a)のB−B線断面図である。図9は同ノズル装置のノズル本体の要部斜視図である。図10は同ノズル本体の要部分解斜視図である。図11は同ノズル本体の要部平面図である。
図12は同ノズル装置のノズルカバーの斜視図、図13は同ノズルカバーの分解斜視図である。図14は同ノズル装置の収納状態を示す縦断面図であり、図15は同ノズル装置のお尻洗浄状態を示す縦断面図であり、図16は同ノズル装置のビデ洗浄状態を示す縦断面図である。
図17は同ノズル装置の収納状態を示す横断面図、図18は同ノズル装置のお尻洗浄状態を示す横断面図、図19は同ノズル装置の最前位置状態を示す横断面図、図20は同ノズル装置のビデ洗浄状態を示す横斜視図である。図21、図22は同ノズル装置の連結部分を示す断面図である。
図1に示すように、便器10の上面に設置された衛生洗浄装置11は、ノズル装置15と、本体12と、便座13と、蓋14とを有する。本体12は便器10の後部に配設され、便座13と蓋14とを回動可能に支持している。ノズル装置15は本体12の前部に設置されている。本体12は、ノズル装置15の流路に洗浄水を供給する洗浄水供給部(図示せず)と、ノズル装置15と洗浄水供給部とを制御する制御部(図示せず)とを内蔵している。
次に図2〜図5を用いてノズル装置15の構成を説明する。ノズル装置15は、ノズル本体22とノズルカバー23とを含むノズルユニット21と、ケーシング16と、ノズルシャッタ42と、洗浄水供給口28a〜30aを有する。ケーシング16は上下に分離可能な上ケース17と下ケース18とを組み合わせて構成されている。上ケース17と下ケース18とは樹脂材料を成型して形成されている。
図3、図4に示すように、ケーシング16の中央部には略円筒形のノズルガイド19が形成されている。図3に示すようにノズルガイド19の一端には先端開口20が設けられている。ノズルガイド19内には円筒形のノズルユニット21が摺動自在に設置されている。ノズルユニット21は、図3に示すようにノズルガイド19内に収容した位置と、図5に示すように先端開口20より突出した洗浄位置との間を進退可能に配置されている。まずノズルユニット21の構成とその詳細を説明する。
図3に示すようにノズルユニット21は、略円筒形のノズル本体22と、ノズル本体22を収容する略円筒形状のノズルカバー23と、ノズル本体22でノズルカバー23を牽引する連結部分24とで構成されている。ノズルカバー23はノズル本体22の少なくとも一部を覆っている。ノズル本体22とノズルカバー23は相互に摺動可能である。
まずノズル本体22の構成を中心に説明する。図6(a)に示すようにノズル本体22は、元部分の外径が大きい大径部25と、先端部分の外径が小さいビデノズル部26とから構成されている。大径部25とビデノズル部26の中心位置は異なり、ビデノズル部26は大径部25の下部に配置されている。また、大径部25の外径はノズルカバー23の内径より僅かに小さく、ノズル本体22とノズルカバー23とは互いにスムーズに摺動可能な寸法関係となっている。ノズル本体22は樹脂材料を成型して作製されている。ステンレス製のカバー27はビデノズル部26の全体を覆っている。
図7に示すように、ノズル本体22の内部には、お尻洗浄流路28と、ビデ洗浄流路29と、ノズル洗浄流路30の3本の流路が形成されている。図2に示す洗浄水供給口28a、29a、30aはそれぞれお尻洗浄流路28、ビデ洗浄流路29、ノズル洗浄流路30に繋がり、各流路に洗浄水を供給する。洗浄水供給口28a、29a、30aはホース(図示せず)を介して洗浄水供給部(図示せず)と連通している。
お尻洗浄流路28は元の部分から大径部25の先端部近傍まで設けられている。図6(a)に示すように、お尻洗浄流路28の先端は大径部25の上面に設けられたお尻洗浄噴出口31に繋がっている。ビデ洗浄流路29は元の部分からビデノズル部26の略先端部まで設けられている。ビデ洗浄流路29の先端はビデノズル部26の上面に設けられたビデ洗浄噴出口32に繋がっている。ノズル洗浄流路30は元の部分から大径部25の略先端部まで設けられている。図8に示すように、ノズル洗浄流路30の先端は大径部25の外側面と下方に設けられたノズル洗浄噴出口33とに繋がっている。
ノズル本体22内に3本の流路を配設するために、図7に示すようにお尻洗浄流路28とノズル洗浄流路30はノズル本体22の中心に対して左右対称に配置されている。お尻洗浄流路28はノズル本体22の中心から水平方向にずれた場所に位置している。
図8に示すようにお尻洗浄噴出口31はノズル本体22の中心に配置されている。そして図11に示すようにお尻洗浄流路28はお尻洗浄噴出口31の近傍で湾曲した湾曲部28bを介してお尻洗浄噴出口31に連接している。
図11は湾曲部28bの詳細を示している。湾曲部28bの流路の中央より湾曲の中心寄りには、湾曲部28bと同様に湾曲する整流壁28cが配置されている。整流壁28cの厚みは、例えば0.5mmである。整流壁28cの上流側の端部には、洗浄水に旋回成分を付与する旋回部を構成する旋回突起28dが一体に形成されている。お尻洗浄流路28を流れる洗浄水は湾曲部28bの湾曲形状と旋回突起28dにより旋回成分が付与される。
湾曲部28bを形成するために、本実施の形態においてはノズル本体22のお尻洗浄噴出口31の近傍は、図9、図10に示すように上下別部品で形成されている。すなわち、この部分は、ノズル基材22aにノズル蓋22bを上方から接着した構成となっている。ノズル基材22aにはお尻洗浄流路28が一体に形成されている。ノズル蓋22bはお尻洗浄噴出口31と整流壁28cと旋回突起28dとを有する。またノズル基材22aには2個の位置決め孔22cが設けられ、ノズル蓋22bには2個の位置決めボス22dが設けられている。そして位置決め孔22cと位置決めボス22dとが互いに嵌合する。この構成により、整流壁28cと旋回突起28dとお尻洗浄流路28との位置の精度が向上する。
ノズル蓋22bの、お尻噴出口31を設けられた部分には、お尻噴出口31からお尻洗浄流路28内に突出する略円筒形状の突起部31cが形成されている。お尻噴出口31は突起部31cの略中央に開口している。突起部31cを設けることにより、洗浄水が円筒形状の突起部31cに沿って流れることで旋回成分が補強される。そのため、噴出する洗浄水の洗浄力と洗浄感をより高めることができる。
お尻噴出口31は1個の開口であり、図6(a)、図6(b)および図8に示すように、小孔部31aと大孔部31bからなる二段形状で形成されている。すなわち、お尻噴出口31の元の部分は開口面積の小さい小孔部31aである。お尻噴出口31の先端部分は開口面積の大きい大孔部31bである。小孔部31aと大孔部31bが切り替わる角の部分は、直角に切り立ったエッジ形状で形成されている。エッジ形状で形成することにより、流れの剥離が起こりやすくなる。
このように噴出口31を二段形状とすることにより、小孔部31aより噴出した洗浄水の一部が旋回しながら大孔部31bの内周壁に当たり、当たった洗浄水が周方向に遥動する。そのため、大孔部31bより噴出する洗浄水は断続流となる。そのため洗浄対象である局部の洗浄力が高まるとともに、人体に強い洗浄感を与えることができる。
図6(b)に示すように、小孔部31aと大孔部31bとの寸法の関係は以下のようになっていることが好ましい。ここで、小孔部31aと大孔部31bが切り替わるエッジ形状の角の部分と、大孔部31bの先端外周とを通る線を接線Cとする。そしてお尻噴出口31の中心軸を中心線Dとする。接線Cと中心線Dとが成す角度Eは、お尻噴出口31から噴出する洗浄水を断続流にするための重要な技術要素であり、角度Eを5度以上、15度以下の範囲に設定することが好ましい。この範囲とすることにより、小孔部31aより噴出した洗浄水を大孔部31bの先端近傍に当接させることができ、洗浄水に効果的な断続流を発生させることが可能となり、洗浄力と洗浄感をより高めることができる。
特に角度Eが7度以上、10度以下の範囲になるように大孔部31bを設定すれば効果的な断続流を得ることができるためさらに好ましい。断続的に洗浄水が局部に当たることで、洗浄力が高まるとともに人体に強い洗浄であるという感覚が生じる。そのため、実際に局部にかかる荷重よりも強く感じられ、高い満足感を与える効果が生まれる。
図9〜図11に示すように、ビデ洗浄噴出口32は複数の開口で構成されている。また図8に示すように、ノズル洗浄噴出口33は下方に向けて設けられた内部洗浄噴出口33aと側面上方に設けられた外部洗浄噴出口33bとを有する。内部洗浄噴出口33aと外部洗浄噴出口33bの噴出方向はノズル本体22の直径方向に対しオフセットした方向に設定されている。
次にノズルカバー23の構成を中心に説明する。図12、図13に示すようにノズルカバー23は、ステンレスの薄板を円筒状に形成したノズルカバー本体23aと、樹脂成型品であるカバー後端部材23bとで構成されている。カバー後端部材23bには、下部が解放した略半円筒形状の両側部に水平方向に張り出した連結受部48と位置決め突起51とが設けられている。ノズルカバー本体23aと、カバー後端部材23bの重合部23cとが重合する。そしてカバー後端部材23bの両側の開放端の近傍に設けられた固定突起23dが、ノズルカバー本体23aに設けられた固定穴23eに嵌合する。これによりノズルカバー本体23aとカバー後端部材23bとが接合、固定されている。
固定穴23eの内径寸法は固定突起23dの外形寸法より多少大きく形成されている。そのためノズルカバー本体23aあるいはカバー後端部材23bの寸法に多少誤差が生じても組立可能である。
また、カバー後端部材23bの重合部23cの寸法は他の部分より小さく、ノズルカバー本体23aの内面と略等しい寸法に成型されている。そのためカバー後端部材23bとノズルカバー本体23aとは密接して重合する。
一方、図3に示すようにカバー後端部材23bの上面中央には、前方に突出した突起23fが設けられている。一方、ノズルカバー本体23aの後端部には凹部23gが設けられている。突起23fが凹部23gと係合することにより、ノズルカバー本体23aがカバー後端部材23bに対して回転することが規制される。また突起23fと凹部23gとを略同寸法に形成することが好ましい。これにより、上述のようにノズルカバー本体23aあるいはカバー後端部材23bの寸法に多少誤差が生じても、ノズルカバー本体23aとカバー後端部材23bを適切な位置で確実に接合できる。そのため接着剤や接合部材を使用する必要はない。
上述のようにノズルカバー23は、ノズルカバー本体23aとカバー後端部材23bを接合して構成されている。ノズルカバー23の後端面は開放面となっている。この後端面よりノズル本体22が挿入可能な形状となっている。先端面には図5に示すように、ノズル本体22のビデノズル部26が貫通可能なビデノズル出入口35が設けられている。ビデノズル出入口35は、ビデノズル部26のみが突出可能な構成となっており、ビデノズル部26はノズルカバー23のビデノズル出入口35より略全体を突出した状態と収容した状態の間を移動可能となっている。
ノズルカバー23には、図8に示すようにお尻洗浄開口36とノズル洗浄開口37が設けられている。お尻洗浄開口36とノズル洗浄開口37は、ノズル本体22をノズルカバー23に収容した状態で、ノズル本体22のお尻洗浄噴出口31とノズル洗浄噴出口33に対応する位置にそれぞれ設けられている。お尻洗浄噴出口31とノズル洗浄噴出口33から噴出した洗浄水はお尻洗浄開口36とノズル洗浄開口37に直接接触することなく通過して噴射される。
図14〜図16に示すようにノズル本体22の下面には略全長に亘って歯型状のラック34が形成されている。図7に示すようにノズルカバー23の下面後方には、ラック34に対応する位置にスリット状のラック開口38が設けられている。そして図6(a)に示すようにノズルカバー23の下面前方にはノズルカバー23内の洗浄水を排出する排水口39が設けられている。
次にケーシング16の構成について説明する。図2〜図5に示すように、ケーシング16は、ノズル本体22とノズルカバー23と連結部分24とで構成されたノズルユニット21を収容する。ケーシング16にはノズルガイド19が設けられている。ノズルガイド19の後部の内径はノズルカバー23の外径より僅かに大きくなっている。そのためノズルカバー23とノズルガイド19とはスムーズに摺動できる。
図3に示すように、ノズルガイド19の先端開口20の近傍には、内径の大きい洗浄拡大部40が設けられている。ノズルユニット21の収納位置において、洗浄拡大部40は図8に示すノズル洗浄噴出口33およびお尻洗浄噴出口31を十分にカバーする奥行きを有する。洗浄拡大部40の内径はノズルカバー23の外面と略全周に亘り僅かな隙間を形成する寸法となっている。この隙間にノズル洗浄用の洗浄水が流通可能な構成となっている。また図3に示すように、洗浄拡大部40の下部には洗浄水を排出する排水口41が設けられている。
また、ノズルガイド19の先端開口20の上部には、上下に回動自在なノズルシャッタ42が設けられている。ノズルシャッタ42はノズルガイド19の先端開口20の上部に支持されている。ノズルシャッタ42は、ノズルユニット21をノズルガイド19に収納した状態で先端開口20を閉塞することができる。ノズルユニット21が洗浄位置に進出するとき、ノズルシャッタ42はノズルユニット21の先端で押進されることにより上方に開成する。ノズルユニット21が収納位置に収納したとき、ノズルシャッタ42はその自重で下方に回動し閉成する。
次にノズル装置15を駆動する構造について、図14〜図16を参照しながら説明する。図14は収納状態を示し、図15はお尻洗浄状態を示し、図16はビデ洗浄の状態を示している。
ケーシング16の下部にはノズル駆動部43が設置されている。ノズル駆動部43は、駆動モータ44とウォームギア(図示せず)と変速ギア45とピニオンギア46とを有する。ピニオンギア46は図7に示したノズルカバー23のラック開口38を介してノズル本体22の下面に設けられたラック34と噛合する位置に配置されている。駆動モータ44の回転はウォームギアと変速ギア45を介して回転速度を落としてピニオンギア46に伝達される。ピニオンギア46が回転することにより、ラック34を有するノズル本体22が摺動する。駆動モータ44は制御部(図示せず)に接続され、制御部が運転を制御する。また、駆動モータ44の後部には駆動モータ44の回転数を検知する回転検知センサ47が設置されている。
次に、図17〜図22を主に参照しながらノズル本体22とノズルカバー23を牽引移動させる連結部分24について説明する。図3に示したように、ノズル本体22とノズルカバー23には、ノズル本体22の移動によりノズルカバー23を牽引移動させる連結部分24が設けられている。連結部分24は、連結受部48と、連結部材49で構成されている。連結受部48は図12に示すようにカバー後端部材23bの一方の側面に設けられ、連結部材49は図21、22に示すようにノズル本体22の後端部に設けられている。
図12、図21、図22に示すように、樹脂材料を成型して形成された連結受部48は、カバー後端部材23bの一方の側面にノズルカバー23と平行に設置されている。連結受部48の下面には前後に間隔を開けて2ヶ所に前凹陥部48aと後凹陥部48bとが設けられている。前凹陥部48aと後凹陥部48bの間隔はビデノズル部26の長さと略等しい寸法となっている。
連結部材49はノズル本体22の後端部の側面に設けられている。連結部材49は連結部材本体49aと摺動規制突起49bと連結片50とを有する。連結部材本体49aはノズル本体22と一体に成型されている。連結片50は、連結受部48に対向するように連結部材本体49aに設けられている。連結片50は弾性を有する金属材料で形成され、その一端は連結部材49に固定されている。他端(先端)には連結突起50aが形成されている。連結突起50aは連結受部48の前凹陥部48aと後凹陥部48bに嵌入する形状となっている。連結突起50aが前凹陥部48aまたは後凹陥部48bに嵌入することにより連結部材49と連結受部48が連結し、ノズル本体22とノズルカバー23が連動可能となる。
また、カバー後端部材23bの連結受部48を設けられた側と反対の側面には、例えば図17に示すように位置決め突起51が設けられている。位置決め突起51はケーシング16のノズルガイド19側部に設けられた前ストッパ52と後ストッパ53に当接することによりノズルカバー23の摺動範囲を規制する。
位置決め突起51の中央部には前後方向に長い摺動規制溝51aが形成されている。図17〜図20に示すように連結部材本体49aに設けられた摺動規制突起49bが摺動規制溝51aに装入される。摺動規制溝51a内を摺動規制突起49bが移動することにより、連結部材49と連結受部48相互の摺動範囲が規制される。なお、摺動規制突起49bの移動範囲は前凹陥部48aと後凹陥部48bの離間距離より僅かに長くなっている。これによりノズル本体22に強い力が加えられ、前凹陥部48aあるいは後凹陥部48bから逆方向に連結突起50aが飛び出すことを規制することができる。
以上のように構成されたノズル装置15の動作、作用を以下に説明する。まず、図2に示すノズル装置15を使用しない収納状態において、ノズル本体22はノズルガイド19の最も後部に位置し、ノズルカバー23も摺動範囲の最も後部に位置している。ノズルカバー23に設けられた位置決め突起51は、ノズルガイド19側部に設けられた後ストッパ53に当接した状態であり、ノズル本体22、ノズルカバー23ともに最も後退した位置に配置されている。この時、連結片50の連結突起50aは図21に示すように連結受部48の後凹陥部48bに嵌入した状態になっている。摺動規制突起49bは図17に示すように摺動規制溝51aの後端部近傍に配置している。
収納状態から洗浄を開始する際には、まず、使用者が操作パネル等の操作部(図示せず)を操作することにより、制御部(図示せず)が制御を開始して駆動モータ44を回転させる。駆動モータ44の回転がピニオンギア46に伝えられることによりピニオンギア46と噛み合ったラック34を有するノズル本体22が後方に移動しようとする。しかしながら、ノズル本体22はこれ以上後方に移動できないため、その前後方向の位置は変化しない。この位置を原点としてこれ以降のノズル本体22の位置を駆動モータ44の回転数を回転検知センサ47で検知することで、ノズル本体22の移動量を推定しながら位置制御することが可能となる。
次に制御部は駆動モータ44を逆回転させてノズル本体22を前方に移動させる。このとき図21に示すように連結片50の連結突起50aが連結受部48の後凹陥部48bに嵌入した状態が保たれている。そのため、ノズルカバー23はノズル本体22に牽引され一体化した状態で前方に移動する。
使用者がお尻洗浄の操作を行った場合、図4、図15、図18に示すように、ノズル本体22およびノズルカバー23が前方に移動する。そしてノズル本体22およびノズルカバー23は、あらかじめ設定しておいた制御シーケンスに従い、原点状態からの駆動モータ44の回転数が設定値に達すると停止する。このとき、ノズルカバー23に設けられた位置決め突起51はノズルガイド19の側部に設けられた前ストッパ52に接触する手前で停止した状態であり、この位置がお尻洗浄の標準位置となる。
この状態で、制御部は洗浄水供給部(図示せず)を制御し、お尻洗浄流路28に通水することでお尻洗浄が開始される。お尻洗浄流路28に流入した洗浄水は図11に示す直線部28sから湾曲部28bを通過してお尻洗浄噴出口31から噴出する。
湾曲部28bには旋回突起28dを有する整流壁28cが配置されている。そのため湾曲部28bにおいては、外周側の流速が速くなり、内周側の流速が遅くなる。これによって整流壁28cの下流側で旋回流が発生し、お尻噴出口31に旋回流が流入する。
お尻噴出口31に流入した洗浄水は旋回しながら図6(b)に示す小孔部31aから大孔部31bへと流入する。大孔部31b内に流入した洗浄水は小孔部31aと大孔部31bが切り替わる角部で一旦剥離を起こし、拡散しながら大孔部31bの先端方向に流れる。大孔部31b内を流れる間に洗浄水の一部は大孔部31bの内周壁に当接することにより、洗浄水が切断され断続流となって大孔部31bの先端より使用者の局部向けて噴出する。洗浄水が断続流となることにより洗浄効果が向上するとともに、使用者は実際に局部にかかる荷重よりも強く感じ、強い洗浄感を得るという効果が生まれる。
なお、お尻洗浄噴出口31とビデ洗浄噴出口32の上部はノズルカバー23によって覆われている状態であり、お尻洗浄によって生じた汚水が直接かからないため、お尻洗浄噴出口31とビデ洗浄噴出口32は清潔に保たれる。
また通水する流路の切替および流量の調節は洗浄水供給部に設けられた流量調整弁(図示せず)によって行われる。流量調節弁のシール性が不十分である場合、お尻洗浄流路28とビデ洗浄流路29の流量切替が完全に行われずお尻洗浄中にもビデ洗浄噴出口29から微小量の水が噴出しそうになる。しかしながらビデ洗浄噴出口29の上部がノズルカバー23で覆われているため、その水がノズルユニット21の外部に噴出される虞がない。
お尻洗浄を行っている状態で駆動モータ44を正転、逆転を交互に繰り返すように駆動させると、ノズル本体22とノズルカバー23は標準位置に対して前後に揺動した状態となる。この動作により洗浄水は人体の局所のより広い範囲を同時に洗浄できる。
使用者がお尻洗浄の停止を操作すると、駆動モータ44は逆回転し、ノズル本体22およびノズルカバー23は後方へ移動し、元の収納状態に戻る。
次に使用者がビデ洗浄を選択した場合、制御部がお尻洗浄の場合と同様にノズル本体22の原点位置を確認した後、駆動モータ44を逆回転させ、ノズル本体22とノズルカバー23を前方に移動させる。そしてビデ洗浄の場合はお尻洗浄位置を越えてさらにノズル本体22を前方に移動させる。
このとき図19に示すように、ノズルカバー23に設けられた位置決め突起51は前ストッパ52に当接し、ノズルカバー23はこれ以上前に移動することができない。さらにノズル本体22を前方に移動させると、図21に示す連結片50の連結突起50aが後凹陥部48bから外れる。このような動作が可能となるように、ノズル本体22を前後方向に移動させる駆動モータ44の駆動トルクは連結突起50aを外すのに要する荷重値よりも大きく設定されている。
連結突起50aが後凹陥部48bから外れると、ノズル本体22とノズルカバー23は分離された状態となる。そのため図19に示すように、前ストッパ52によって移動が規制されたノズルカバー23に対して、ノズル本体22だけが前方に移動する。そして、ノズル本体22のビデノズル部26がノズルカバー23の先端面に設けられたビデノズル出入口35から進出し始める。
さらにノズル本体22を前方に移動させると図22に示すように連結突起50aは前凹陥部48aにはまり込んでゆく。連結突起50aが前凹陥部48aに完全に嵌入すると、図19に示すようにノズル本体22のビデノズル部26がビデノズル出入口35から完全に進出した状態となる。この時点でノズル本体22の前方移動が終了するように、あらかじめ制御シーケンスによって駆動モータ44の回転数により、制御部が位置制御を行う。この時、駆動モータ44の誤作動によりノズル本体22をもっと前方に移動させようとしても、摺動規制突起49bが摺動規制溝51aの前端に当接しそれ以上前方への移動を規制する。これにより、連結突起50aが前凹陥部48aから飛び出すことがない。
このように連結突起50aが前凹陥部48aに嵌入した状態で駆動モータ44をわずかに逆回転させることでノズル本体22を後方に移動させ、ビデ洗浄の標準位置まで移動させた時点で駆動モータ44を停止させる。この状態が図20に示すビデ洗浄の標準位置となる。
ビデ洗浄の標準位置にノズル本体22が到達した時点で、制御部は洗浄水供給部を制御し、ビデ洗浄流路29に通水を開始する。このようにしてビデ洗浄が開始される。前述のように通水流路の切替および流量の調節は洗浄水供給部の流量調整弁によって行われる。
この時、お尻洗浄噴出口31の上部はノズルカバー23によって覆われている状態であり、ビデ洗浄によって生じた汚水がお尻洗浄噴出口31に直接かからない。そのため、お尻洗浄噴出口31は清潔に保たれる。また流量調節弁のシール性が不十分である場合、お尻洗浄流路28とビデ洗浄流路29の流量切替が完全に行われずビデ洗浄中にもお尻洗浄噴出口31から微小量の水が噴出しそうになる。しかしながらお尻洗浄噴出口31の上部がノズルカバー23で覆われているため、その水がノズルユニット21の外部に噴出される虞がない。
ビデ洗浄を行っている状態で駆動モータ44を正転、逆転を交互に繰り返すように駆動させると、ノズル本体22とノズルカバー23は標準位置に対して前後に揺動した状態となる。そのため、洗浄水は人体の局所のより広い範囲を同時に洗浄できる。
ビデ洗浄の停止を操作すると、駆動モータ44は逆回転し、ノズル本体22およびノズルカバー23は後方へ移動を開始する。収納のために後方へ移動する途中過程において、ノズルカバー23に設けられた位置決め突起51はノズルガイドの側部に設けられた後ストッパ53に当接し、ノズルカバー23はこれ以上後に移動することができない。さらにノズル本体22を後方に移動させると連結片50の連結突起50aが前凹陥部48aから外れる。前述のようにノズル本体22を前後方向に移動させる駆動モータ44の駆動トルクは連結突起50aを外すのに要する荷重値よりも大きく設定されている。そのためこのような動作が可能となる。
連結突起50aが前凹陥部48aから外れると、ノズル本体22とノズルカバー23は分離された状態となり、後ストッパ53によって移動を規制されたノズルカバー23に対して、ノズル本体22だけが後方に移動する。そのため、ビデノズル部26がノズルカバー23の前端面に設けられたビデノズル出入口35の内部へと収納し始める。さらにノズル本体22を後方に移動させると連結突起50aは後凹陥部48bにはまり込んでゆく。
連結突起50aが後凹陥部48bに完全に嵌入すると、ビデノズル部26がビデノズル出入口35に対して完全に収納された状態となる。この時点でノズル本体22はノズルガイド19の後端に当接し、これ以上後方へ移動できない。制御部は、あらかじめ設定された制御シーケンスに基づき、駆動モータ44の回転数による位置制御によって駆動モータ44の回転を停止させる。
お尻洗浄またはビデ洗浄が終了し、ノズル本体22が収納位置に停止した時点で、制御部はノズル洗浄制御を開始する。制御部は洗浄水供給部を制御し、ノズル洗浄流路30に通水を開始する。これによりノズル洗浄が開始される。通水流路の切替および流量の調節は洗浄水供給部の流量調整弁によって行われる。
図8に示すノズル洗浄流路30に通水すると、ノズル本体22の大径部25の前端部に設けられた2個のノズル洗浄噴出口33(内部洗浄噴出口33a、外部洗浄噴出口33b)から洗浄水が噴出する。外側面に設けられた外部洗浄噴出口33bから噴出した洗浄水はノズルカバー23に設けられたノズル洗浄開口37を介してノズルカバー23の外側に噴出する。そして、ノズルカバー23を覆うノズルガイド19の洗浄拡大部40の内壁に当たり、はね返る洗浄水によってノズルカバー23の外周壁およびお尻洗浄噴出口31を洗浄する。また下方に向けて設けられた内部洗浄噴出口33aから噴出した洗浄水はノズル本体22のビデノズル部26の側部に流れ、ビデノズル部26の表面およびビデ洗浄噴出口32を洗浄する。
なお図8に示すように内部洗浄噴出口33aと外部洗浄噴出口33bおよびノズル洗浄開口37は、ノズル本体22の直径方向からオフセットした方向に設定されている。そのため、噴出した洗浄水はノズルガイド19およびノズルカバー23の円周方向に旋回循環する旋回流となり、ノズル本体22、ノズルカバー23の汚れを効果的に除去することができる。洗浄し終わった洗浄水はノズルカバー23とノズルガイド19の下部に設けられた排水口39、41から排出される。
以上のように、ノズル装置15は、ノズル本体22と、ノズルカバー23と、連結部分24と、ノズルガイド19を含むケーシング16と、ノズル駆動部43とを有する。ノズル本体22には、洗浄水を噴出するお尻洗浄噴出口31とビデ洗浄噴出口32とノズル洗浄噴出口33と、それぞれの噴出口に洗浄水を供給する流路28、29、30とが設けられている。筒状のノズルカバー23には、ノズル本体22を覆いお尻洗浄噴出口31に対応する噴出開口36が設けられている。連結部分24ではノズル本体22とノズルカバー23とが連結されている。ノズルガイド19はノズル本体22とノズルカバー23とを収納する。ノズル駆動部43はノズル本体22の進退(前後方向の移動)を駆動する。すなわち、ノズル装置15はノズル本体22を収容するケーシング16と、ノズル本体22をケーシング16に対して進退駆動するノズル駆動部43と有する。この構成によってノズル本体を進退駆動することができる。そして噴出口31〜33と流路28〜30をノズル本体22に集約して設け、ノズルカバー23の構成を単純にすることができる。そのためノズル装置15全体として小型で簡単な構成にできる。
しかもノズル本体22とノズルカバー23を相互に摺動させることにより、対応する噴出口と噴出開口の位置合わせをすることができる。これにより、お尻洗浄噴出口31からの洗浄水は噴出開口36を介して噴出する。したがって、洗浄水噴出時にはノズル本体22、特にビデ洗浄噴出口32とお尻洗浄噴出口31の近傍はノズルカバー23で覆われている。そのため洗浄により汚れた洗浄水でノズル本体22が汚染されることがなく衛生的である。
また、ノズルカバー23は、ステンレスで形成されたノズルカバー本体23aと、樹脂成型により形成されたカバー後端部材23bを有する。ノズルカバー本体23aとカバー後端部材23bは、固定突起23dと固定穴23eとの嵌合により固定されている。そのため、接着剤や接合部材を使用することなく簡単な構成で確実に接合されている。しかもノズルカバー本体23aをステンレスで形成したことにより、汚れが付着し難くまた付着した汚れを洗浄により容易に落とすことができる。
また、ビデ洗浄時はビデノズル部26がノズルカバー23の前端面より突出した状態で洗浄水を噴出する。そのため、洗浄対象に近づけて洗浄水を噴射することができ、しかも繊細な噴射形態が望まれるビデ洗浄をビデ洗浄噴出口32から直接行うことができる。したがって最適な噴射形態を得ることができる。
また、ノズルカバー23は、収納位置とお尻洗浄位置との間を、連結部分24を介してノズル本体22と連動する。そのため、ノズル本体22のみをノズル駆動部43で駆動するだけで、ノズル本体22とノズルカバー23の両方を連動して摺動することができる。また、ビデ洗浄位置へはノズル本体22のみを単独で摺動することができる。このように1個のノズル駆動部43で2個の駆動対象をそれぞれの最適位置まで駆動できる。そのため、装置を小型化できるとともに低コスト化することができる。
また、ノズル本体22に設けられたノズル洗浄噴出口33の外部洗浄噴出口33bより噴出した洗浄水は、ノズル洗浄開口37を介してノズルガイド19の洗浄拡大部40に噴出する。そして、ノズルガイド19で反射してノズルカバー23の外面とノズルガイド19の内面を洗浄する。内部洗浄噴出口33aより噴出した洗浄水は、ノズルカバー23で反射して主としてビデノズル部26の外面とノズルカバー23の内面を洗浄することができる。そのため、お尻洗浄とビデ洗浄において汚水や汚物で汚染されるノズル本体22とノズルカバー23のセルフクリーニング機構を小型で簡単な構成で実現できる。その結果、衛生的なノズル装置を作製することができる。
また、流路28の湾曲部28bの流路の中央より湾曲の中心寄りに整流壁28cを設け、整流壁28cの上流側の端部に旋回突起28dが一体に形成されている。これにより湾曲部28bにおいては、外周側の流速が速くなり、内周側の流速が遅くなる。この流速差によって整流壁28cの下流側で旋回流が発生し、お尻噴出口31に旋回流が流入する。
また、お尻洗浄噴出口31を大孔部31bと小孔部31aの2段形状とすることにより、洗浄水が断続流となって噴出して局部に当たる。そのため、実際に局部にかかる荷重よりも強く感じるため、使用者は高い洗浄感を得ることができる。このようなノズル装置15を用いた衛生洗浄装置では局部に向けて噴出する洗浄水を3次元的に揺動した噴流とすることができる。そのため洗浄力を高めるとともに、人体に強い洗浄であるという感覚が生じる。したがって、衛生的で使い勝手のよい衛生洗浄装置を提供することができる。
なお本実施の形態において、ノズル駆動部43には駆動モータ44とウォームギアと変速ギア45とピニオンギア46を有するギアを介した伝達機構を採用している。しかしながら、これに限るものではなく、ベルトやチェーン等の伝達機構を使用してもよい。
また、本実施の形態においてはノズルカバー23とビデノズル部26をカバーする部材をステンレスで形成したが、これらの材料はこれに限るものではない。他の耐食性を備えた金属材料やセラミック等の無機材料あるいは樹脂材料でもよい。特にこれらの材料に抗菌あるいは殺菌性能や撥水性能等を付加したものを使用することにより、より清潔性を高めることができる。
また、本実施の形態において、連結部分24の連結片50は弾性を有する金属材料で形成したが、これに限るものではなく弾性を有する樹脂材料でもよい。樹脂材料を使用した場合、連結部分24の連結部材49を一体で成型することが可能となり安価に作ることが可能となる。
また、本実施の形態においては、整流壁28cの厚さを0.5mmとしたが、これに限るものではない。一般的にノズル基材22aと一体に樹脂成型で構成するためには、整流壁28cの厚さを0.5〜1.0mm程度にすることが必要である。一方、流路の圧力損失を抑えるために整流壁28cはできるだけ薄く形成することが望ましく、そのため本実施の形態においては最小厚さの0.5mmを採用している。整流壁28cをより薄く成型する方法としては整流壁28cを金属等の別部材として形成して湾曲部28bに配設する方法等がある。
また、本実施の形態においては、小孔部31aの厚みdを0.5mmとしたが、これに限るものではない。0.5〜1.5mmの範囲の厚みにすることにより洗浄水の断続流が得られる。厚みdを変えることにより希望する断続流を発生させることができる。また、大孔部31bの開口面積を小孔部31aの約2倍としたが、この点に関しても1.5〜2.5倍の範囲で断続流が得られる。開口面積を変えることにより最適な断続流を得ることができる。
(実施の形態2)
図23は本発明の実施の形態2におけるノズル装置のノズルユニットの要部断面斜視図であり、図24は同ノズルユニットの要部断面斜視図である。すなわち、図23はノズルカバー23の外面を洗浄するカバー洗浄流路57とカバー洗浄噴出口58の要部の断面を示す。図24はノズルカバー23の内面とビデノズル部を洗浄するノズル洗浄流路(図示せず)とノズル洗浄噴出口60の要部の断面を示している。
前述のように実施の形態1では、ノズル本体22にノズル洗浄流路30が設けられ、ノズル洗浄流路30にノズル洗浄噴出口33が連通している。ノズル洗浄噴出口33の外部洗浄噴出口33bから噴出する洗浄水はノズルカバー23のノズル洗浄開口37を介してノズルカバー23の外側に噴出する。そしてノズルカバー23を覆うノズルガイド19の洗浄拡大部40の内壁に当たり、はね返る洗浄水によってノズルカバー23の外周壁およびお尻洗浄噴出口31が洗浄される。また内部洗浄噴出口33aから噴出した洗浄水はノズル本体22のビデノズル部26の側部に流れ、ビデノズル部26の表面およびビデ洗浄噴出口32を洗浄する。
これに対し、本実施の形態においては、図23、図24に示すようにケーシング55の上ケース56の上部にカバー洗浄流路57とカバー洗浄噴出口58とが設けられている。カバー洗浄噴出口58はノズルガイド19の洗浄拡大部40に向けて開放している。カバー洗浄噴出口58はノズルガイド19の中心軸の略上方の位置に設置されている。
図24に示すようにノズル本体59に設けられたノズル洗浄流路30は下方に向けて開口したノズル洗浄噴出口60に連通している。なお、ノズル洗浄噴出口60の噴出方向はノズル本体59の直径方向に対しオフセットした方向に設定されている。
以上のように構成された本実施の形態におけるノズル装置の動作、作用を以下に説明する。
ノズル本体59が収納位置に停止した状態で、制御部(図示せず)はノズル洗浄制御を開始する。制御部は洗浄水供給部を制御し、ノズル洗浄流路30とカバー洗浄流路57に通水を開始することでノズル洗浄が開始される。通水流路の切替および流量の調節は洗浄水供給部の流量調整弁によって行われる。
ノズル洗浄流路30に通水した洗浄水は、ノズル本体59の前端部に設けられたノズル洗浄噴出口60から下方に向けて噴出し、ノズル本体59のビデノズル部の側部に流れる。このようにしてビデノズル部26の表面およびビデ洗浄噴出口32とノズルカバー23の内面とが洗浄される。
一方、カバー洗浄流路57に通水された洗浄水はカバー洗浄噴出口58から下方に向けて噴出し、ノズルカバー23の外面に当たる。そして、ノズルカバー23の外周とノズルガイド19の洗浄拡大部40の内壁との隙間を流れながらノズルカバー23の外周壁とノズルガイド19の内周壁とお尻洗浄噴出口31を洗浄する。
洗浄し終わった洗浄水はノズルカバー23とノズルガイド19の下部にそれぞれ設けられた排水口から排出される。
このように本実施の形態においては、ノズル本体59の洗浄に使用する流路30、57と噴出口60、58がノズルカバー23の内部と外部に独立して設けられている。これにより、ノズルカバー23の外周面とノズルカバー23の内部に収容されるビデノズル部をそれぞれ最適な洗浄方法で効果的に洗浄することが可能となり、ノズル本体59をより衛生的に使用することができる。
なお、本実施の形態においては、ノズル洗浄流路30とカバー洗浄流路57への洗浄水の通水を同時に行う構成としたが、これに限るものではない。ノズル洗浄流路30とカバー洗浄流路57へ個別に通水してもよい。例えば、お尻洗浄が終了した後はカバー洗浄流路57にのみ通水してノズルカバー23の外周面とお尻洗浄噴出口31を洗浄する。ビデ洗浄が終了した後はノズル洗浄流路30にのみ通水してビデノズル部とノズルガイド19の内周壁を洗浄する。このようにすれば洗浄水を無駄に使用することを抑制することが可能となる。
なお実施の形態1、2では、洗浄水に旋回成分を付与する旋回部として、図10に示す湾曲部28bと、旋回突起28dを有する整流壁28cとを設け、湾曲部28b内に整流壁28cを配置している。しかしながら本発明はこの構成に限定されない。米国特許7191473号や特開2003−193537号公報に開示されているように、旋回部としてノズル本体に渦室を設けてもよい。
あるいは、湾曲部28bに相当する直線的な溝部と、旋回突起28dを有する整流壁28cに相当し、この溝部に配置される直線的な整流壁を設けてもよい。このような構成でも旋回突起28dを設けた側では流速が小さくなり、反対側との流速差によって洗浄水に旋回成分を付与することができる。
しかしながら湾曲部28bを設けることによってより効果的に洗浄水に旋回成分を付与することができる。またお尻洗浄流路28をノズル本体22の中心軸から外れた位置に配置することができる。そのため、図10に示すようにノズル洗浄流路30をノズル本体22に設けることができる。このようにノズル本体22内部の片側に2つの流路を設けることができ、ビデノズル部26を清潔に保つことができる。
なお実施の形態1、2ではお尻洗浄流路28に旋回部を設け、お尻洗浄噴出口31に小孔部31a、大孔部31bを設けている。これ以外に、ビデ洗浄流路29に旋回部を設け、ビデ洗浄噴出口32に小孔部、大孔部を設けてもよい。両者に設けてもよい。このように複数の洗浄機能を1個のノズル装置15に備えさせることが可能となり、小型のノズル装置15を提供することができる。
以上のように、本発明にかかるノズル装置は、洗浄力と洗浄感の高い噴出孔を備えたノズル装置を小型で簡単な構成とすることが可能となるため、局部洗浄以外のあらゆる洗浄装置などの用途にも適用できる。
10 便器
11 衛生洗浄装置
12 本体
13 便座
14 蓋
15 ノズル装置
16 ケーシング
17 上ケース
18 下ケース
19 ノズルガイド
20 先端開口
21 ノズルユニット
22 ノズル本体
22a ノズル基材
22b ノズル蓋
22c 位置決め孔
22d 位置決めボス
23 ノズルカバー
23a ノズルカバー本体
23b カバー後端部材
23c 重合部
23d 固定突起
23e 固定穴
23f 突起
23g 凹部
24 連結部分
25 大径部
26 ビデノズル部
27 カバー
28 お尻洗浄流路(流路)
28a 洗浄水供給口
28b 湾曲部
28c 整流壁
28d 旋回突起
28s 直線部
29 ビデ洗浄流路(流路)
29a 洗浄水供給口
30 ノズル洗浄流路(流路)
30a 洗浄水供給口
31 お尻洗浄噴出口(噴出口)
31a 小孔部
31b 大孔部
31c 突起部
32 ビデ洗浄噴出口(噴出口)
33 ノズル洗浄噴出口(噴出口)
33a 内部洗浄噴出口
33b 外部洗浄噴出口
34 ラック
35 ビデノズル出入口
36 お尻洗浄開口(噴出開口)
37 ノズル洗浄開口
38 ラック開口
39 排水口
40 洗浄拡大部
41 排水口
42 ノズルシャッタ
43 ノズル駆動部
44 駆動モータ
45 変速ギア
46 ピニオンギア
47 回転検知センサ
48 連結受部
48a 前凹陥部
48b 後凹陥部
49 連結部材
49a 連結部材本体
49b 摺動規制突起
50 連結片
50a 連結突起
51 位置決め突起
51a 摺動規制溝
52 前ストッパ
53 後ストッパ
55 ケーシング
56 上ケース
57 カバー洗浄流路
58 カバー洗浄噴出口
59 ノズル本体
60 ノズル洗浄噴出口

Claims (6)

  1. 洗浄水を噴出する噴出口と、
    前記噴出口に連通し洗浄水を供給する流路と、
    前記流路に設けられ、前記洗浄水に旋回成分を付与する旋回部と、
    前記噴出口から前記流路内に突出した円筒形の突起部と、を有するノズル本体と、
    前記流路に接続され、前記流路に前記洗浄水を供給するための洗浄水供給口と、を備え、前記噴出口は前記流路に繋がった小孔部と、前記小孔部から開口端にかけて設けられ、前記小孔部より開口面積の大きい大孔部と、を有し、
    前記噴出口は前記突起部の中央に設けられた、
    ノズル装置。
  2. 前記大孔部と前記小孔部との連接部と前記大孔部の前記開口端の外周とを通る接線と、前記噴出口の中心線とが成す角度は5度以上、15度以下である、
    請求項1に記載のノズル装置。
  3. 前記噴出口は複数の噴出口の1つであり、前記流路は複数の流路の1つであり、前記複数の流路はそれぞれの噴出口に連通しており、前記複数の流路のうち少なくとも1つに前記旋回部が設けられ、前記旋回部が設けられた流路に連通した噴出口が前記小孔部と前記大孔部とを有する、
    請求項1または2に記載のノズル装置。
  4. 前記ノズル本体の少なくとも一部を覆う筒状のノズルカバーをさらに備え、
    前記ノズル本体と前記ノズルカバーとは相互に摺動可能であり、前記ノズルカバーには、前記ノズル本体の前記噴出口に対応する噴出開口が設けられた、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のノズル装置。
  5. 前記ノズル本体を収容するケーシングと、
    前記ノズル本体を前記ケーシングに対して進退駆動するノズル駆動部と、をさらに備えた、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のノズル装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のノズル装置と、
    前記洗浄水供給口から前記ノズル本体の前記流路に前記洗浄水を供給する洗浄水供給部と、
    前記洗浄水供給部を制御する制御部と、を備えた、
    衛生洗浄装置。
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