JP6413439B2 - 温水洗浄便座装置 - Google Patents
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Description
ノズルヘッド615がケースカバー430の内部に収納されている場合、例えば、噴出穴616から洗浄水を噴出させることで、ノズル洗浄室617の内側面にて洗浄水が反射して、ノズルユニット610の噴出穴616の周辺が洗浄される。ノズルユニット610を洗浄した洗浄水は、ケースプレート770の内底面に落下して、ケースプレート770の内底面を伝って外部に排出されるようになっている。
一方、温水洗浄便座装置の筐体は、腰掛式便器に取付可能とするように、筐体の大きさが制限されている。このため、筐体に収納されるノズル装置の小型化をしたいという要請がある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、温水洗浄便座装置において、噴出穴から洗浄水を噴出させて噴出穴の周辺を洗浄可能とするノズル装置の小型化を図ることを目的とする。
これによれば、ノズル本体が収納位置に位置する場合、ノズル本体の噴出穴が設けられた部分を覆うカバー部が、開口部と一体にケーシングに形成されているため、ケーシングとカバー部との間に隙間が形成されない。これにより、ノズル本体が収納位置に位置する場合、噴出穴から洗浄水を噴出させたときにおいても、洗浄水がケーシング内にて飛散せずに、開口部から外部に排出される。よって、従来技術のようにカバー部をノズル装置に構成させている場合に比べて、噴出穴の位置を洗浄位置側に近づけることができるため、収納位置と洗浄位置との間のノズル本体の移動距離を短くすることができる。したがって、ノズル本体の長さを短くすることができるため、ノズル装置の小型化を図ることができる。
また、温水洗浄便座装置1は、ケーシング1aに回動可能に支持されている便座1dおよび便蓋1e、ならびに、取付部材1fを備えている。取付部材1fは、腰掛式便器2に固定され、ケーシング1aと着脱可能に係合するものである。温水洗浄便座装置1は、取付部材1fによって、腰掛式便器2に着脱可能に取り付けられるようになっている。
ケーシング10は、図2に示すように、下ケーシング11および上ケーシング12を備えている。下ケーシング11は、ケーシング10の底部を形成する。下ケーシング11は、図2および図3に示すように、ケーシング10の底面を形成する底面部11aおよび底面部11aの周縁に全周に亘って形成された側壁部11bを備えている。底面部11aの上面中央部には、ノズル装置1cが取り付けられる。底面部11aの下面には、取付部材1fが着脱可能に係合するようになっている。
このように、ノズル本体30の長さは、ノズル本体30が洗浄位置P2に位置する場合の噴出穴31a1,31a2の位置に基づいて設定される。よって、収納位置P1における噴出穴31a1,31a2の位置が、洗浄位置P2側に位置する場合、ノズル本体30の移動距離L(収納位置P1と洗浄位置P2との間の移動方向Sに沿った距離)を短くすることができるため、ノズル本体30の長さを短くすることができる。
ノズルベース21は、図4および図5に示すように、ノズル本体30を、収納位置P1と洗浄位置P2との間にてノズル本体30の移動方向Sに摺動可能に支持するものである。ノズルベース21は、一対のレール部21a、凸部21b、ノズル保持部21c、溝部21d、フック部21eおよび鍔部21fが形成されている。
凸部21bは、レール部21aの後方側の端部にそれぞれ形成されている。具体的には、凸部21bは、レール部21aの後方側の端部における突出端面から左右方向にそれぞれ突出するように形成されている。
フック部21eは、ノズルベース21の下方に突出するように形成され、突出端部21e1が鉤状に形成されている(図2参照)。突出端部21e1が下ケーシング11に挿入されることにより、ノズル装置1cの下ケーシング11に対する上方向の外れが規制されるようになっている(後述する)。
鍔部21fは、図4及び図5に示すように、ノズルベース21の左側面から左方向に突出する板状に形成されている。鍔部21fには、ノズル装置1cを下ケーシング11に固定するための取付ボルト1gが貫通する貫通穴21f1が形成されている。
ノズル31は、洗浄水Wを噴出することにより、人体の局部を洗浄するものである。ノズル31は、中央部から前方において形成されたノズル部31a、後方に形成された一対の係合部31bを備えている。
なお、ノズル本体30が収納位置P1に位置する状態において、噴出穴31a1,31a2は、ノズル保持部21cより前方に位置する。また、ノズル部31aの前端部は、段差が形成され、ノズル部31aの前端部における噴出穴31a1,31a2が開口する上面31a5は、ノズル部31aの他の部位の上面より下方に位置する。
ここで、上述したように、ピニオンギヤ23は、ノズル本体30の下方への動きを規制している。また、ノズル保持部21cは、ノズル本体30の上方向および左右方向の動きを規制している。さらに、図2、図4及び図5に示すように、ノズル本体30に対して、ノズル本体30の後方から前方に向かって順に、係合部31b、ピニオンギヤ23およびノズル保持部21cが位置するように配設されている。これらにより、ノズル本体30の移動方向が移動方向Sに方向付けられる。
流路切替バルブ32は、図6に示すように、給水管32a、バルブボディ32bおよび回転バルブ32c、シール部材32d、バルブモータ32eを備えている。
給水管32aは、一端が洗浄水供給装置に接続され、洗浄水Wが供給される。また、給水管32aは、他端がバルブボディ32bの内部に連通し、洗浄水Wをバルブボディ32bの内部に供給する。
バルブモータ32eは、回転バルブ32cを回転駆動する動力を発生するものである。バルブモータ32eは、例えばステッピングモーターである。バルブモータ32eの出力軸32e1が回転バルブ32cに形成された凹部32c2と嵌合(すきま嵌め)するようになっている。バルブモータ32eは、制御装置1bと電気的に接続されている。
第二固定部11eは、円柱状に形成され、取付ボルト1gが嵌るようになっている。また、ノズル装置1cを下ケーシング11に配設した場合、第二固定部11eの上面に、ノズル装置1cの鍔部21fの下面が位置するようになっている。
さらに、フック部21eが、第一固定部11dの貫通穴11d2に挿入され、上壁11d1の内側面と突出端部21e1の上面とが接触する。これにより、ノズル装置1cの下ケーシング11からの上方向の外れが規制される。
また、このとき、図2に示すように、第二固定部11eに上面には、ノズル装置1cの鍔部21fの下面が接触している。そして、取付ボルト1gが、鍔部21fの貫通穴21f1を貫通し、第二固定部11eにはめられる。すなわち、鍔部21fが第二固定部11eの上面と取付ボルト1gとによって挟持される。これにより、ノズル装置1cが下ケーシング11に固定される。
この状態において、温水洗浄便座装置1の操作をする操作装置(例えばリモコン)が使用者によって操作された場合、操作装置は制御装置1bに制御信号を送信する。制御信号を受信した制御装置1bは、予め設定されたシーケンス制御に基づいてノズル装置1cを制御する。具体的には、制御信号がおしり洗浄の制御信号である場合、制御装置1bは、ノズルモータ22を駆動して、ピニオンギヤ23を回転させることにより、ノズル本体30を収納位置P1からおしり洗浄の洗浄位置P2に移動させる。また、制御装置1bは、バルブモータ32eを駆動して、回転バルブ32cを基準位置から第三バルブ流路32c1によって連通穴32b1と第一バルブ流路32b2を連通させる位置に回転させる。さらに、制御装置1bは、洗浄水供給装置によってノズル装置1cに洗浄水Wを供給する。これにより、図6に一点破線にて示すように、洗浄水Wが給水管32aから連通穴32b1を介してバルブボディ32b内に流入し、第三バルブ流路32c1を介して第一バルブ流路32b2に流入する。そして、洗浄水Wは、第一バルブ流路32b2から第一ノズル流路31a3に流入して、第一噴出穴31a1から噴出する。これにより、ノズル装置1cによって、おしり洗浄が行われる。
これによれば、ノズル本体30が収納位置P1に位置する場合、ノズル本体30の噴出穴31a1,31a2が設けられた部分を覆うカバー部11fが、開口部11cと一体にケーシング10(下ケーシング11)に形成されているため、ケーシング10とカバー部11fとの間に隙間が形成されない。これにより、ノズル本体30が収納位置P1に位置する場合、噴出穴31a1,31a2から洗浄水Wを噴出させたときにおいても、洗浄水Wがケーシング10内にて飛散せずに、開口部11cから外部に排出される。よって、従来技術のように、カバー部11fをノズル装置1cに構成させている場合に比べて、噴出穴31a1,31a2の位置を洗浄位置P2側に近づけることができるため、人体の局部を洗浄する場合におけるノズル本体30の移動距離Lを短くすることができる。したがって、ノズル本体30の長さを短くすることができるため、ノズル装置1cの小型化を図ることができる。
さらに、ノズル装置1cの小型化を図ることができることにより、ケーシング10の小型化を図ることができる。よって、ケーシング10の設計の自由度ひいてはデザインの自由度を向上させることができる。
また、カバー部11fと開口部11cとが一体に形成されているため、カバー部11fが反射した洗浄水Wを開口部11cから簡便に排出することができる。
これによれば、ノズルベース21の前端部21c1をケーシング10(下ケーシング11)のカバー部11fの後端部11f3に係合させることにより、ケーシング10に対するノズルベース21の位置ひいてはノズル装置1cの位置を定めることができる。よって、ノズルベース21のケーシング10への取り付けを簡便に行うことができる。
これによれば、ノズル本体30が収納位置P1に位置する場合、噴出穴31a1,31a2から洗浄水Wを噴出させた際に、洗浄水Wがノズルベース21の前端部21c1に到達したときにおいても、ラビリンスシール構造によって、ノズルベース21の前端部21c1とカバー部11fの後端部11f3との間からケーシング10内部に洗浄水Wが飛散することを抑制することができる。
これによれば、ノズル本体30が収納位置P1に位置する場合、洗浄水Wを噴出穴31a1,31a2から噴出させたときに、カバー部11fが反射する洗浄水Wの方向を、ノズル本体30の噴出穴31a1,31a2が設けられた部分に、より確実に方向付けすることができる。したがって、洗浄水Wを噴出穴31a1,31a2から噴出させることによるノズル本体30の洗浄を確実に行うことができる。
また、上述した各実施形態において、突出部21c3は、ノズル保持部21cの前端部21c1における上方のみに形成されているが、これに代えて、突出部21c3をノズル保持部21cの前端部21c1における上方に加えて両側方にも形成するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、カバー部11fの上壁内面11f1は、平面状に形成されているが、図9に示すように、カバー部11fの上壁内面11f1に、カバー部11fの内側に突出し、移動方向Sに延びるように形成された突出部11f5を形成しても良い。これによれば、噴出穴31a1,31a2から噴出して上壁内面11f1にて反射する洗浄水Wが比較的分散されるため、ノズル本体30の前端部の外表面に一様に洗浄水Wを行き渡らせることができる。よって、ノズル本体30の前端部を一様に洗浄することができる。
Claims (3)
- 洗浄水を噴出する噴出穴が設けられたノズル本体、および、前記噴出穴が前記洗浄水を噴出して人体の局部を洗浄する前方の洗浄位置と後方の収納位置との間にて、前記ノズル本体を摺動可能に支持するノズルベースを有するノズル装置と、前記ノズル装置を内部に収納するケーシングと、を備えた温水洗浄便座装置であって、
前記ケーシングは、前記噴出穴が前記ケーシング内と外部との間を進退する開口部を有するとともに、前記ノズル本体が前記収納位置に位置する場合、前記ノズル本体の前記噴出穴が設けられた部分を覆い、前記噴出穴から噴出する前記洗浄水を、前記噴出穴が設けられた部分に向かって反射させるカバー部が、前記開口部に一体に形成され、
前記ノズルベースは、前記噴出穴より後方にて前記カバー部に形成された被係合部と係合する係合部を備えている温水洗浄便座装置。 - 前記係合部と、前記被係合部との間には、ラビリンスシール構造が形成されている請求項1記載の温水洗浄便座装置。
- 前記カバー部および前記ノズル本体は、前記ノズル本体が前記収納位置に位置する場合、前記カバー部の前記噴出穴に対向する部位と前記噴出穴とが空間をおくように形成されている請求項1または請求項2記載の温水洗浄便座装置。
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