JP6074844B2 - 便器装置 - Google Patents

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本発明は、ボウル部の上端部となるリムを有する前パーツと、流体を吐出する流体吐出装置を有する後パーツとが連結される便器装置に関するものである。
従来より、ボウル部の上端部となるリムを有する前パーツと、流体を吐出する流体吐出装置を有する後パーツとが連結される便器装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来例の便器装置は、図8、図9に示すように、リム2を有する前パーツ1と、ボウル部内に向けて流体を吐出する流体吐出部として局部洗浄ノズル41を突没自在に前方に突出させる局部洗浄装置4を有する後パーツ3とを備えている。前パーツ1には、リム2の後部の後端部21よりも前方の上面に、後方へ行く程上方に位置する立ち上がり壁22が設けられている。そして、立ち上がり壁22とリム2の後端部21の一方または両方に、局部洗浄ノズル41が挿通される開口部23が形成されている。
特開2007−191901号公報
このような従来の便器装置にあっては、立ち上がり壁22の下面とリム2の後端部21とで形成される入隅部には、前パーツ1と後パーツ3とがパッキンを介して当接する部分を有する。しかしこのような入隅部という狭いスペースにおいて、作業者がビス等の固着具による固定作業を行うのは、作業性が悪いものであった。そのため、当接する部分から離れた部分に、ビス等の固着具により連結されるための連結部(不図示)が設けられており、パッキンの押圧が不足して、水密性が低下するおそれがあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、立ち上がり壁の下面とリムの後端部とで形成される入隅部という狭いスペースにおけるビス等の固着具による固定作業が不要で水密性が低下しにくいな便器装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の便器装置は、以下のような構成とする。
ボウル部の上端部となるリムを有する前パーツと、前記ボウル部内に向けて流体を吐出する流体吐出部を突没自在に前方に突出させる流体吐出装置を有する後パーツとを備え、前記前パーツには、前記リムの後部の後端部よりも前方の上面に、後方へ行く程上方に位置する立ち上がり壁が設けられ、前記立ち上がり壁と前記リムの前記後端部の一方または両方に、前記流体吐出部が挿通される開口部が形成され、前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方に、前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方とで前記開口部を囲う防水壁が設けられ、前記立ち上がり壁の下面または前記防水壁に嵌合部が設けられ、前端部に前記嵌合部に嵌合される被嵌合部が形成され、前記被嵌合部が前記嵌合部に嵌合された状態で後端部が前記立ち上がり壁の後端部よりも後方にまで突出し、前記立ち上がり壁よりも後方の部分に前固定部が形成される連結部材が設けられ、前記後パーツには、前記後パーツがパッキンを介して前記防水壁に当接した状態で前記嵌合部に嵌合された前記連結部材の前記前固定部に固定される後固定部が設けられることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の便器装置は、以下のような構成とする。
ボウル部の上端部となるリムを有する前パーツと、前記ボウル部内に向けて流体を吐出する流体吐出部を突没自在に前方に突出させる流体吐出装置を有する後パーツとを備え、前記前パーツには、前記リムの後部の後端部よりも前方の上面に、後方へ行く程上方に位置する立ち上がり壁が設けられ、前記立ち上がり壁と前記リムの前記後端部の一方または両方に、前記流体吐出部が挿通される開口部が形成され、前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方に、前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方とで前記開口部を囲う防水壁が設けられ、前記立ち上がり壁の下面または前記防水壁に、前記立ち上がり壁の後端部よりも後方にまで突出する連結部が設けられ、前記連結部の前記立ち上がり壁の後端部よりも後方に前固定部が設けられ、前記後パーツには、前記後パーツがパッキンを介して前記防水壁に当接した状態で前記前固定部に固定される後固定部が設けられることを特徴とする。
また、前記前固定部と前記後固定部とは、一方がネジが挿通可能な貫通孔であり、他方が前記ネジが螺合するネジ孔であることが好ましい。
本発明の便器装置にあっては、立ち上がり壁の下面とリムの後端部とで形成される入隅部という狭いスペースにおけるビス等の固着具による固定作業が不要で、作業性が向上するものである。
本発明の一実施形態の便器装置の上カバーを取り外しリムを透過した状態の前方より見た斜視図である。 同上の便器装置の平面図である。 同上の便器装置のサイドスカートを取り外した状態の側面図である。 同上の便器装置のリアスカートおよびサイドスカートを取り外した状態の後方より見た斜視図である。 同上の便器装置のリムの後方より見た斜視図である。 同上の便器装置の要部拡大断面図である。 同上の便器装置の連結部材の下方より見た斜視図である。 従来例の便器装置のリムの後方より見た斜視図である。 従来例の便器装置の要部拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面に基いて説明する。
便器装置は、図2乃至図4に示すように、ボウル部11の上端部となるリム2を有する前パーツ1と、流体吐出装置を有する後パーツ3とを備えるものである。本実施形態では、前パーツ1は、ボウル部11およびリム2を有する便器本体10と、スカート部12とを備えている。また、後パーツ3は、流体吐出装置としての局部洗浄装置4(図1参照)と、上カバー31と、リアスカート32と、左右のサイドスカート(不図示)備えている。また、本実施形態の便器装置は、更に、前パーツ1と後パーツ3を支持する支持フレーム6を備えている。
便器本体10は、ボウル部11と、ボウル部11の上端開口縁の全周にわたって形成されたリム2とからなり、リム2の上面20は便座載置面となる。ボウル部11の底部の後部には回動自在な排水筒部(不図示)が設けられる。ボウル部11とリム2は、本実施形態では合成樹脂で形成されるもので、一体に成形されてもよいし、別々に成形された後、溶着や接着により接合されてもよい。また、スカート部12も合成樹脂で形成され、便器本体10と一体に成形されてもよいし、便器本体10とは別に成形された後、溶着や接着により接合されてもよい。また、スカート部12は、便器本体10に対して着脱自在に取り付けられてもよい。
なお、本実施形態では便器本体10とスカート部12とで前パーツ1が構成されているが、スカート部12はなくてもよい。また、ボウル部11とリム2とスカート部12は、合成樹脂以外の材料で形成されてもよい。リム2については後で詳述する。
後パーツ3は、図1に示すように、前端部に、局部洗浄装置4を載置する装置ケース5を備えている。装置ケース5は、本実施形態では、前方および上方に開放される略箱状をしたもので、その前端縁は図示しないが略垂直な平面内に位置し、正面視略U字状をしている。局部洗浄装置4は、局部洗浄ノズル41(図1参照)と、図示しないが、局部洗浄ノズル41を駆動する駆動手段と、駆動手段を制御する制御部と、を備えている。局部洗浄ノズル41は、流体をボウル部11内に吐出する流体吐出部となるもので、本実施形態では水道等の水源に接続され、流体として水を吐出するものである。また、局部洗浄ノズル41としては、おしり洗浄ノズル、ビデ洗浄ノズルが挙げられる。なお、局部洗浄ノズル41の他に、流体吐出部として、おしり洗浄ノズルまたはビデ洗浄ノズルを洗浄するノズル洗浄ノズルを備えていてもよい。
駆動手段として、局部洗浄ノズル41を進退させるモータが設けられてもよい。また、駆動手段として、水源としての水道との連通および遮蔽を切り替える電磁弁を備え、水道と連通させて水道圧により局部洗浄ノズル41を前進させたり、水道から遮蔽してばね等の付勢手段により局部洗浄ノズル41を後退させるものでもよい。駆動手段としては他の手段でもよく、特に限定されない。
制御部は、マイクロコンピュータ等からなり、駆動手段を制御して、局部洗浄ノズル41の進退と、局部洗浄ノズル41からの流体の吐出と停止を切り替えるものである。また、局部洗浄ノズル41として複数のノズルを備えている場合には、各ノズル毎に駆動可能な駆動手段を備え、制御部は任意のノズルを駆動させるように制御する。
上記のような局部洗浄装置4のうち局部洗浄ノズル41が、後パーツ3の前端部の装置ケース5に載置されている。局部洗浄ノズル41は、前進することで装置ケース5から前方に突出し、後退することで装置ケース5から突出しない状態となる。なお、最も後退した状態で装置ケース5から若干突出していてもよい。
また、本実施形態では、図示しないが、装置ケース5の後方に、送風ダクト、貯湯タンク、送水用ポンプ等の機能部品が設置される。また、装置ケース5の側方に、温風供給用の温風ファンが設置されている。
後パーツ3を構成する上カバー31、リアスカート32、左右のサイドスカートは、本実施形態では合成樹脂で形成され、着脱自在に組み合わせられる。なお、上カバー31、リアスカート32、左右のサイドスカートはなくてもよい。また、上カバー31、リアスカート32、左右のサイドスカート、装置ケース5は、合成樹脂以外の材料で形成されてもよい。
図1、図5に示すように、前パーツ1には、リム2の後部の後端部21よりも前方の上面に、後方へ行く程上方に位置する立ち上がり壁22が設けられるものである。本実施形態では、立ち上がり壁22は、リム2の後部から突出する基端部側の略半部においては、後方へ行く程上方に位置するように傾斜し、先端部側の略半部においては、略上方に向けて起立している。この立ち上がり壁22により、リム2の上面を伝って水が後パーツ3の方へ浸入するのが防止される。
そして、立ち上がり壁22とリム2の後端部21の一方または両方に、流体吐出部(局部洗浄ノズル41)が挿通される開口部23が形成されるものである。本実施形態では、図5、図6に示すように、立ち上がり壁22の下端部からリム2の後端部21にかけて、開口部23が形成されている。
そして更に、立ち上がり壁22の下面とリム2の後端部21の上面の一方または両方に、立ち上がり壁22の下面とリム2の後端部21の上面の一方または両方とで開口部23を囲う防水壁24が設けられるものである。本実施形態では、図5、図6に示すように、防水壁24として、開口部23の左右両側に、立ち上がり壁22の下面からリム2の後端部21の上面にかけてリブ25が形成され、後端部21の上面に、前記左右のリブ25を連結する連結リブ26が形成されている。本実施形態の防水壁24は、左右のリブ25と連結リブ26からなり、装置ケース5の前端縁と同じ略U字状をしたもので、後端縁は略垂直な平面内に位置している。
防水壁24の後端縁には、図5に示すように、パッキン7が装着される。パッキン7は、防水壁24の後端縁に形成された凹溝に嵌入されてもよいし、パッキン7が断面略U字状に形成され、防水壁24の後端縁に被嵌されてもよい。
前パーツ1と後パーツ3は、連結部材8により連結されるものである。連結部材8は、図7に示すように、前端部に被嵌合部81が形成され、後部に前固定部82が形成されるものである。本実施形態の連結部材8は、前横片と、前横片の後端縁より垂下する前縦片と、前縦片の下端より後方へ突出する後横片と、を備えたもので、更に後横片の後端縁より後縦片が垂下されている。なお、連結部材8は本実施形態のような形状に限定されない。前横片の前端部の下面に、下面視矩形状をした凸部である被嵌合部81が下方に突設されている。
前パーツ1の立ち上がり壁22の下面または防水壁24には、被嵌合部81に嵌合する嵌合部27が設けられるものである。本実施形態では、図5に示すように、左右のリブ25の上端位置に、立ち上がり壁22の下面から後方に向けて、板面が上下を向く板状の嵌合用リブ28が突設されている。そして、嵌合用リブ28に、上下に貫通する、被嵌合部81と略同じ形状をして該被嵌合部81より若干大きい開口からなる嵌合部27が形成されている。
後パーツ3には、後パーツ3がパッキン7を介して前パーツ1の防水壁24に当接した状態で、連結部材8の前固定部82に固定される後固定部が設けられるものである。本実施形態では、特に図示しないが、後固定部は装置ケース5に形成される。
本実施形態では、前固定部82と後固定部は、前固定部82がネジからなる固着具83が挿通可能な貫通孔であり(図7参照)、後固定部がネジが螺合するネジ孔で構成される。なお、前固定部82がネジ孔で、後固定部が貫通孔で構成されてもよい。また、前固定部82と後固定部は、図示しないが、両方貫通孔で形成されて、ネジとナットで締結されたり、あるいは、凸部からなる嵌合部と、凹部や開口からなる被嵌合部とで構成されてもよく、形態は特に限定されない。
次に、前パーツ1と後パーツ3の連結について説明する。前パーツ1は、支持フレーム6にネジからなる固着具(不図示)により固定されるが、嵌合により支持フレーム6に固定されてもよい。前パーツ1には、連結部材8が取り付けられる。連結部材8は、その被嵌合部81が、上方より前パーツ1の嵌合部27に嵌入される(図1参照)。連結部材8は、被嵌合部81が嵌合部27に嵌入された状態で、後端部が立ち上がり壁22の後端部よりも後方にまで突出し、立ち上がり壁22よりも後方の部分に前固定部82が位置するように形成される。
そして、図1に示すように、支持フレーム6に固定された前パーツ1に、後方より後パーツ3が装着されて固定される。前パーツ1の防水壁24の後端縁に、パッキン7を介して後パーツ3の装置ケース5の前端縁が後方より当接される。そして、この状態で、連結部材8の前固定部82と後パーツ3の後固定部とが前後方向において同じ位置に上下にずれて位置する。そして、前固定部82と後固定部のうちの貫通孔からなる方より固着具83が挿通され、ネジ孔からなる方に固着具83が固着されることで、前パーツ1と後パーツ3とが、連結部材8を介して連結固定される。
防水壁24の後端縁に、パッキン7を介して装置ケース5の前端縁が当接された状態で固定されているため、ボウル部11内からの水が開口部23を介して装置ケース5内には浸入可能であるが、装置ケース5外には漏出しない。装置ケース5内には局部洗浄ノズル41以外の機能部品は収納されていないため、水が浸入しても支障ない。
また、本実施形態においては、立ち上がり壁22とリム2の後端部21とにかけて、防水壁24の左右外側の部分に、温風が吐出される開口部29が形成されており、温風ファンにより開口部29を介して温風が吐出可能である。
本発明においては、上記のように、前パーツ1の傾斜する立ち上がり壁22の下面に設けられた嵌合部27に、連結部材8の被嵌合部81が嵌合され、この連結部材8に後パーツ3が固定されることで、前パーツ1と後パーツ3の連結が容易に行われる。
すなわち、前パーツ1の立ち上がり壁22の防水壁24と、後パーツ3の前縁部(装置ケース5の前縁部)とが、パッキン7を介して当接するため、この立ち上がり壁22と後パーツ3とが連結固定される必要がある。ここで、立ち上がり壁22の下面に、後パーツ3と取り付けられる取り付け部分(本実施形態における嵌合部27に相当)が設けられる場合について説明する。取り付け部分が、立ち上がり壁22の下面の先端部側すなわち上端側に設けられると、立ち上がり壁22はリム2から片持ち状に突出するものであるため、立ち上がり壁22の基端部に過大な曲げモーメントがかかって好ましくない。また、取り付け部分が、立ち上がり壁22の下面の基端部に設けられるとすると、立ち上がり壁22の下面の基端部は、リム2の後端部21とで形成される入隅部となっており、取り付け部分が設けられるスペースや、取り付け部分が設けられる場合の取り付け作業のスペースが充分にとれない。
そこで、立ち上がり壁22の先端部を避けた部分に、連結部材8が連結される嵌合部27が設けられ、この嵌合部27に連結部材8が嵌合により連結される。そして、連結部材8の後端部および前固定部82が、立ち上がり壁22の後端部よりも後方に位置するように形成されている。このため、作業者は、立ち上がり壁22の下面とリム2の後端部21とで形成される入隅部に設けられる嵌合部27に、連結部材8の前端部を挿入して、被嵌合部81を嵌合部27に嵌合させるだけでよい。これにより、入隅部という取り付け作業を行うスペースとしては狭いスペースにおいて、ビス等の固着具による固定作業が不要となり、作業性が向上する。そして、連結部材8と後パーツ3との連結は、立ち上がり壁22の後方の広いスペースにおいて、ビスからなる固着具83による固定作業が可能であり、作業性が向上するものである。
また、本実施形態では、前パーツ1の防水壁24の後端縁と後パーツ3の装置ケース5の前端部は、略垂直な平面内に位置している。このため、パッキン7を介して当接するにあたり、後パーツ3が後方より前方に向けて移動し、移動の最後に装置ケース5の前端部がパッキン7全体に当接し、移動が終了する。図8に示す従来例においては、後パーツ3がパッキン7に当接しながら移動して、パッキン7に捻れ等の変形が発生し易いが、本実施形態においては、このようなパッキン7の変形が起こり難い。この結果、パッキン7の変形による止水性の低下によって、ボウル部11内から水が開口部23を介して装置ケース5の前端部から後パーツ3内(装置ケース5内を除く)に浸入し、温風ファン等の機能部品が損傷するのが防止される。
なお、上記の実施形態は、前パーツ1に連結部材8を取り付けてから、後パーツ3を後方より当接させたが、前パーツ1に、後パーツ3の装置ケース5の前端縁を後方より当接させた後、前パーツ1に連結部材8を取り付けてもよい。この場合も、前パーツ1に連結部材8を取り付けると、連結部材8の前固定部82と後パーツ3の後固定部とが前後方向において同じ位置に上下にずれて位置する。そして、前固定部82と後固定部のうちの貫通孔からなる方より固着具83が挿通され、ネジ孔からなる方に固着具83が固着されることで、前パーツ1と後パーツ3とが、連結部材8を介して連結固定される。
次に、他の実施形態について説明する。本実施形態は、上記実施形態と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。
上記実施形態においては、前パーツ1および後パーツ3とは別体の連結部材8を介して
、前パーツ1と後パーツ3とが連結されていた。これに対し本実施形態では、前パーツ1と一体の連結部が設けられ、この連結部に後パーツ3が連結固定されるものである。
連結部は、立ち上がり壁22の下面に、立ち上がり壁22の後端部よりも後方にまで突出するように設けられる。そして、連結部の立ち上がり壁22の後端部よりも後方の部分に、前固定部が設けられる。この前固定部は、上記実施形態の連結部材8に設けられる前固定部82と同様のものである。また、後パーツ3には、上記実施形態と同様の後固定部が設けられる。
本実施形態においては、作業者は、上記実施形態における連結部材8の被嵌合部81を、立ち上がり壁22に設けられる嵌合部27に嵌合させる作業を省略できる。これにより、上記実施形態と同様の効果が得られるだけでなく、より一層の作業性の向上が図られるものである。
1 前パーツ
10 便器本体
11 ボウル部
12 スカート部
13 排水筒部
2 リム
20 上面
21 後端部
22 立ち上がり壁
23 開口部
24 防水壁
25 リブ
26 連結リブ
27 嵌合部
28 嵌合用リブ
3 後パーツ
31 上カバー
32 リアスカート
4 局部洗浄装置
41 局部洗浄ノズル
5 装置ケース
6 支持フレーム
7 パッキン
8 連結部材
81 被嵌合部
82 前固定部
83 固着具

Claims (3)

  1. ボウル部の上端部となるリムを有する前パーツと、前記ボウル部内に向けて流体を吐出する流体吐出部を突没自在に前方に突出させる流体吐出装置を有する後パーツとを備え、
    前記前パーツには、前記リムの後部の後端部よりも前方の上面に、後方へ行く程上方に位置する立ち上がり壁が設けられ、前記立ち上がり壁と前記リムの前記後端部の一方または両方に、前記流体吐出部が挿通される開口部が形成され、
    前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方に、前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方とで前記開口部を囲う防水壁が設けられ、
    前記立ち上がり壁の下面または前記防水壁に嵌合部が設けられ、
    前端部に前記嵌合部に嵌合される被嵌合部が形成され、前記被嵌合部が前記嵌合部に嵌合された状態で後端部が前記立ち上がり壁の後端部よりも後方にまで突出し、前記立ち上がり壁よりも後方の部分に前固定部が形成される連結部材が設けられ、
    前記後パーツには、前記後パーツがパッキンを介して前記防水壁に当接した状態で前記嵌合部に嵌合された前記連結部材の前記前固定部に固定される後固定部が設けられることを特徴とする便器装置。
  2. ボウル部の上端部となるリムを有する前パーツと、前記ボウル部内に向けて流体を吐出する流体吐出部を突没自在に前方に突出させる流体吐出装置を有する後パーツとを備え、
    前記前パーツには、前記リムの後部の後端部よりも前方の上面に、後方へ行く程上方に位置する立ち上がり壁が設けられ、前記立ち上がり壁と前記リムの前記後端部の一方または両方に、前記流体吐出部が挿通される開口部が形成され、
    前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方に、前記立ち上がり壁の下面と前記リムの前記後端部の上面の一方または両方とで前記開口部を囲う防水壁が設けられ、
    前記立ち上がり壁の下面または前記防水壁に、前記立ち上がり壁の後端部よりも後方にまで突出する連結部が設けられ、前記連結部の前記立ち上がり壁の後端部よりも後方に前固定部が設けられ、
    前記後パーツには、前記後パーツがパッキンを介して前記防水壁に当接した状態で前記前固定部に固定される後固定部が設けられることを特徴とする便器装置。
  3. 前記前固定部と前記後固定部とは、一方がネジが挿通可能な貫通孔であり、他方が前記ネジが螺合するネジ孔であることを特徴とする請求項1または2記載の便器装置。
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