JPH09184182A - 便器の据え付け構造とこれに使用する便器の据え付け治具 - Google Patents

便器の据え付け構造とこれに使用する便器の据え付け治具

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JPH09184182A
JPH09184182A JP35438295A JP35438295A JPH09184182A JP H09184182 A JPH09184182 A JP H09184182A JP 35438295 A JP35438295 A JP 35438295A JP 35438295 A JP35438295 A JP 35438295A JP H09184182 A JPH09184182 A JP H09184182A
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floor
toilet
toilet bowl
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Hideki Nishigami
日出己 西上
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NISHIGAMI SEISAKUSHO KK
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NISHIGAMI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便器の台座部後方を固定するネジのねじ込み
可能な位置に固定部材を簡単に固定できる様にして、床
への便器の据え付け作業を向上させる。 【解決手段】 内部下方を中空となした台座部を有し、
便器中心線上の台座部後方下部に取付け穴を設けた便器
の据え付け構造において、前記床フランジの後方と所定
長さの連結杆29の先端部を連結し、該連結杆29の基端部
に設けた固定部材の包囲枠内に固定部材を保持し、該固
定部材を床にネジ止めすると共に、固定部材に前記取付
け穴より挿通したネジをねじ込むことにより、便器の台
座部後方を固定するネジのねじ込み可能な位置に、簡単
に固定部材を位置決めできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は便所の床へ固定する
洋式便器の据え付け構造とこれに使用する便器の据え付
け治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洋式便器は様々な種類のものが見
受けられ、その据え付け方法も様々であるが、例えば図
12及び図13に示す様な内部下方を中空となした略筒型の
台座部aを有する便器bにあっては、先ず便所の床cに
便器bの中心線Lを罫書き、床フランジdの差込み部e
に接着剤を塗布して、これを床cに面一に開口してなる
排水管fに挿嵌する。
【0003】具体的には、床フランジdは前後方に突出
する突起g、g'を前記便器中心線L上に位置する様に、
又床フランジdの左右に水平に突出形成したフランジ部
h、h'が床cに接地する様に排水管fに挿嵌する。
【0004】そして、便器中心線L上において床フラン
ジdから所定長さ後方へ離隔して木材又はプラスチック
からなるブロック状の固定部材iをネジjにて床cに固
定する。
【0005】次に、床フランジdの上方開口部に取付け
てなる合成ゴム製のジョイントパッキンkに便器bの排
水口lを挿嵌すると共に、予めフランジ部h、h'にネジ
部を上方突出する様に取付けたボルトm、m'を図12にお
いて右側となる便器b前方に設けた台座部aのボルト穴
n、n'に挿通してナット締めし、又便器中心線L上にし
て便器bの台座部a後方下部に設けた取付け穴oにネジ
pを挿通して固定部材iにねじ込むことにより、便器b
を床cに据え付けていた。
【0006】上記の方法では、便器bを設置した時にそ
の台座部a内方に固定されている固定部材iがネジpの
ねじ込まれる位置に確実に固定されねばならないが、狭
いスペースの便所内で行う作業のため、固定部材iが便
器中心線Lよりずれて固定されたり、又ネジpがねじ込
まれない前方位置に固定されたりして、便器bの仮据え
を何度となく繰り返し、かなりの手間を要していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は便器の台座部
後方を固定するネジのねじ込み可能な位置に固定部材を
簡単に固定できる様にして、床への便器の据え付け作業
を向上させる便器の据え付け構造を提供せんとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく、便器の据え付け作業性の課題に鑑み、内部下方
を中空となした便器であって、便器中心線上の台座部の
後方下部に取付け穴を設け、床フランジを介して排水管
に連結してなる便器の据え付け構造において、前記床フ
ランジの後方と所定長さの連結杆の先端部を連結し、該
連結杆の基端部に設けた固定部材の包囲枠内に固定部材
を保持し、該固定部材を床にネジ止めすると共に、固定
部材に前記取付け穴より挿通したネジをねじ込むことに
より、便器の台座部後方を固定するネジのねじ込み可能
な位置に、簡単に固定部材を位置決めできる様にして、
上記欠点を解決せんとしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明すると、1は洋式の便器であり、該便器1
は図示しない便座が設置されるリム2を有してなるボー
ル部3を設けると共に、該ボール部3下方にトラップ排
水路4を連結して設け、ボール部3及びトラップ排水路
4を囲繞すると共に、内部下方を中空となした略筒型の
台座部5を便器1下方に設けている。
【0010】又、トラップ排水路4の排水口6は便器1
前方に位置し、排水口6の左右に対応する台座部5の前
方部左右を丘陵状に陥没形成し、該丘陵部7、7aに便器
固定用のボルト穴8、8aを設け、便器中心線L上におい
て台座部5の後方下部には座ぐりを設けた皿木ネジXの
取付け穴9を貫設している。
【0011】10は便所の床11と面一に開口してなる排水
管12と、前記トラップ排水路4の排水口6との間に介在
して両者を連結する床フランジであり、該床フランジ10
はその本体13の左右に外方へ水平に突出するフランジ1
4、14a を設け、該フランジ14、14a の本体13下部を排
水管12に挿嵌する差込み管部15となし、又フランジ14、
14a の本体13上部をトラップ排水路4の排水口6が挿嵌
される便器連結管部16となし、該便器連結管部16には合
成ゴム製のジョイントパッキン17を装着している。
【0012】ジョイントパッキン17は便器連結管部16の
外径に対応した環状の外嵌部18を設け、該外嵌部18の上
端周縁から連続して中心方向へ降下状に傾斜する様に徐
々に縮径形成した挿嵌部19を設け、該挿嵌部19の最小内
径を排水口6より若干小径となしている。
【0013】フランジ14、14a にはボルト摺動穴20、20
a を貫設してなり、該摺動穴20、20a は左右方向に長い
長穴部21、21a と、該長穴部21、21a にフランジ14、14
a の基端側で直交する短穴部22、22a からなる略T字状
に形成している。
【0014】そして、ボルト摺動穴20、20a には、ボル
ト頭23、23a が短穴部22、22a に挿通可能な略矩形板状
に形成してなる固定ボルト24、24a を、上向きとなる様
にボルト頭23、23a を長穴部21、21a に挿通する様にな
している。
【0015】尚、25、25a はフランジ14、14a の適宜位
置に貫設したネジ挿通穴であり、該ネジ挿通穴25、25a
に木ネジY、y1…を上方より挿通して床11にねじ込む様
になしている。
【0016】又、床フランジ10において、フランジ14、
14a と同一平面上の前方には突起26を設け、後方に上方
に突設してなる横長な凸部27を設けている。
【0017】そして、床フランジ10はその差込み管部15
の外周に接着剤を塗布し、予め床11に罫書いた便器中心
線L上に突起26と凸部27の中心が位置する様に床11に面
一に開口してなる排水管12に差込み管部15を挿嵌し、フ
ランジ14、14a を床11に接地させ、ネジ挿通穴25、25a
に木ネジY、y1…を上方より挿通して床11にねじ込み、
床フランジ10を床11に固定する。
【0018】28はプラスチック製からなる据え付け治具
であり、該据え付け治具28は所定の幅及び長さを有する
略帯板状の連結杆29に、固定部材30の包囲枠31を固定し
ている。
【0019】連結杆29はその所定長さ位置を薄肉に形成
して2つ折りに折り畳み自在となしており、連結杆29の
先端部には床フランジ10との連結部32を設けている。
【0020】連結部32は前記凸部27を嵌合するスリット
状の嵌合孔33を貫設すると共に、該嵌合孔33を連結杆29
の長さ方向に少なくとも2つ以上連続して設けてなり、
各連結部32、32a の区切りを薄肉に形成して、かかる区
切り部34を折り曲げ又は切断自在に設け、又基端寄りの
連結部32は床フランジ10の肉厚分立ち上がって設けてい
る。
【0021】又、連結杆29の基端部には固定部材30の包
囲枠31を設けており、該包囲枠31は固定部材30の外周に
略合致した方形状に形成され、その高さは前記取付け穴
9の高さ位置より低く設定されている。
【0022】固定部材30は所定幅及び高さを有する立方
体、直方体等のブロック状に形成され、該固定部材30の
適所にはネジ穴35を上下方向に貫設している。
【0023】固定部材30としては木材を使用しても良い
が、便所は湿気が多く、腐食し易いので、耐蝕性を有
し、且つ皿木ネジXをねじ込み可能な強度を有する材質
が好ましく、例えば低発泡ポリエチレン、ガラス長繊維
強化プラスチック発泡体、合成樹脂と木質繊維を合成し
た合成木材などが挙げられ、この様な固定部材30であれ
ばその材質特性により固定部材30にねじ込む皿木ネジX
の保持力を恒久的に維持できる。
【0024】尚、上記の包囲枠31には底板を設けてもよ
い。
【0025】そして、前記床フランジ10の凸部27を真っ
直ぐに延ばした連結杆29の適当な連結部32、32a におけ
る嵌合孔33、33a に嵌合し、包囲枠31内に固定部材30を
保持し、固定部材30を便器中心線L上に位置させ、ネジ
穴35に木ネジZを挿通して固定部材30を床11に固定す
る。
【0026】尚、連結杆29における適宜位置の嵌合孔3
3、33a は連結杆29を真っ直ぐに延ばした状態で便器中
心線L上に位置させた時に、便器1の大きさに対応して
固定部材30が所定位置に設置される様に設定され、便器
1の大きさに対応して固定部材30の設置位置を調整可能
となしており、連結杆29を短く使用する時は図4に示す
様に不要な連結部32a を区切り部34で折り曲げるか又は
切断して使用する。
【0027】上記の様に床フランジ10に連結杆29を連結
し、該連結杆29の包囲枠31内に固定部材30を保持した状
態において、床フランジ10のボルト摺動穴20、20a に固
定ボルト24、24a を挿通し、便器1の丘陵部7、7aに設
けたボルト穴8、8aに挿通してナット締めし、又台座部
5の後方下部に設けた取付け穴9に皿木ネジXを挿通す
ると共に、該皿木ネジXを固定部材30にねじ込み床11に
便器1を据え付けている。
【0028】尚、丘陵部7、7aに突出する固定ボルト2
4、24a には化粧キャップ39、39a を被冠し、又取付け
穴9よりねじ込んだ皿木ネジXにも取付け穴9の座ぐり
に装着される化粧キャップ40を固着している。
【0029】又、床フランジ10は前記構成に限定される
ことなく、例えばフランジ14、14aに摺動穴20、20a を
設けなくても良く、この場合にはボルト穴8、8aには木
ネジを挿通して床11にねじ込んで固定する。
【0030】次に、据え付け治具の変形例について、図
面に基づいて説明すると、図6に示す据え付け治具は、
連結杆29をその中央で分離自在となしたものであり、包
囲枠31を基端部に固定した第一の連結杆29a の先端部に
はピン状の嵌合凸部36を上方突設している。
【0031】第一の連結杆29a に連結する第二の連結杆
29b の基端部には嵌合孔37を貫設してなり、該嵌合孔37
に前記嵌合凸部36を嵌合して第一及び第二の連結杆29a
、29b を屈曲自在に連結している。
【0032】又、第二の連結杆29b の先端には上記と同
様なる連結部32、32a を形成しているが、床フランジ10
と第一の連結杆29a の肉厚を同一となした場合には、図
6に示す様に基端側の連結部32、32a を屈曲状に立ち上
がらせる必要はない。
【0033】尚、上記変形例においては、第二の連結杆
29b の先端部に2つ以上の連結部32、32a を設けて、便
器1の大きさに調整可能に形成したものを示したが、か
かる方式に限定されることなく、図6において一転鎖線
で示す様に、第二の連結杆29b の中心軸線上に複数の嵌
合孔37、37a を所定間隔を設けて連設し、便器1の大き
さに対応して長さ調節する様になしても良く、この場合
には第二の連結杆29bに設ける連結部32、32a は1つだ
けでも良い。
【0034】そして、前記床フランジ10に連結した第二
の連結杆29b における適宜位置の嵌合孔37、37a に、第
一の連結杆29a の嵌合凸部36を下方より嵌合し、第一及
び第二の連結杆29a 、29b を屈曲自在に連結し、図7及
び図8に示す様に固定部材30を便器中心線L上に位置さ
せ、ネジ穴35に木ネジZを挿通して固定部材30を床11に
固定する。
【0035】次に、第二の変形例を図面に基づいて説明
すると、図9に示す据え付け治具28は、上記と同様に第
一及び第二の連結杆29a 、29bにて分離自在に構成さ
れ、第一の連結杆29a は上記と同一構成となしている。
【0036】そして、第二の連結杆29b の基端部にはそ
の中心軸線上に複数の嵌合孔37、37a を所定間隔を設け
て連設し、先端部は下方へ鉤状に屈曲形成した凸部38を
設けて連結部32となしている。
【0037】したがって、この据え付け治具28にあって
は、床フランジ10との連結手段が上記したものと異な
り、床フランジ10のフランジ14、14a の後方には第二の
連結杆29b の凸部38が嵌合される有底状の横長な凹穴部
27a を設けている。
【0038】又、第一及び第二の連結杆29a 、29b から
なる連結杆29は屈曲自在に連結されているため、床フラ
ンジ10の排水管12への挿嵌固定に際し、床フランジ10の
位置決めの目安となる突起26が便器中心線L上よりずれ
て手直しができなくとも、第二の連結杆29b に対し第一
の連結杆29a を屈曲させて、便器中心線L上に固定部材
30を配置でき、この場合に固定部材30が若干斜めに固定
されても、ネジXをネジ穴に螺入するのではなく、固定
部材30にねじ込むだけで良いので、固定に支障はない。
【0039】又、第二の連結杆29b の基端部の中心軸線
上に、便器1の大きさに対応して固定部材30の設置位置
を調整可能となした間隔を設けて複数の嵌合孔37、37a
を連設し、該嵌合孔37、37a に第一の連結杆29a の先端
部に上方突設した嵌合凸部36を嵌合したので、便器1の
大きさに対応した適宜位置の嵌合孔37、37a に第一の連
結杆29a の嵌合凸部36を嵌合するだけで、包囲枠31内に
保持した固定部材30を便器1の大きさに対応した所定位
置に設置することが出来る。
【0040】又、前記床フランジ10の後方に有底状の凹
穴部27a を設け、該凹穴部27a には第二の連結杆29b の
先端下部に設けた凸部38を嵌合したので、例えば凹穴部
27aが貫通穴であれば、便器1の据え付けに際し、手順
を間違えて凹穴部27a の下方より凸部38を嵌合して第二
の連結杆29b を取り付けた状態で床フランジ10を排水管
12に挿嵌すると、床フランジ10が接着剤で固定されてい
るため、第二の連結杆29b を取り外すことが出来ず、又
第二の連結杆29b の肉厚分だけ床フランジ10が床11より
浮き上がった状態で完全に排水管12に連結固定されない
ため、排水漏れを引き起こしたり、異臭漏れ等の不具合
を有するが、本願の凹穴部27a は上方のみが開口してな
る有底状のため、この様な作業ミスを起こすことはな
く、床フランジ10の取付け後に確実に第二の連結杆29b
を連結することが出来る。
【0041】
【発明の効果】要するに本発明は、内部下方を中空とな
した台座部5を有する便器1であって、便器中心線L上
の台座部5の後方下部に取付け穴9を設け、床フランジ
10を介して排水管12に連結してなる便器の据え付け構造
において、前記床フランジ10の後方と所定長さの連結杆
29の先端部を連結し、該連結杆29の基端部に設けた固定
部材30の包囲枠31内に固定部材30を保持し、該固定部材
30を床11にネジ止めすると共に、固定部材30に前記取付
け穴9より挿通したネジXをねじ込んだので、単に床フ
ランジ10に連結杆29を連結し、包囲枠31に固定部材30を
保持するのみで、便器1の台座部5後方を固定するネジ
Xのねじ込み可能な位置に固定部材30を簡単に固定でき
るため、床10への便器1の据え付け作業を向上すること
が出来る。
【0042】又、所定長さ位置で折り畳み自在となした
連結杆29の先端部に床フランジ10との連結部32を設け、
基端部には固定部材30を保持する所定高さを有する包囲
枠31を設けたので、単に連結杆29の先端部を床フランジ
10に連結することにより、便器1の台座部5後方を固定
するネジXのねじ込み可能な位置に固定部材30を保持す
る包囲枠31をセットでき、該包囲枠31に固定部材30を保
持することで固定部材30の位置決めが簡単に行え、又連
結杆29を折り畳みできるため、コンパクト化を可能と
し、梱包や収納等に便利なものとすることが出来る。
【0043】又、先端部には便器1の大きさに対応して
固定部材30の設置位置を調整可能となした間隔を置いて
複数の連結部32、32a を設け、各連結部32、32a の区切
り部34を折り曲げ又は切断自在に形成したので、便器1
の大きさに対応した適宜位置の連結部32、32a を床フラ
ンジ10に連結するだけで、固定部材30を便器1の大きさ
に対応した所定位置に設置することが出来、作業能率を
飛躍的に向上させることが出来る。
【0044】又、連結部32、32a には床フランジ10に上
方突設した凸部27を嵌合する嵌合孔33、33a を貫設した
ので、便器1の据え付けに際し、正常の手順では床フラ
ンジ10を排水管12に挿嵌した後に、連結部32、32a の嵌
合孔33、33a を凸部27に嵌合するのであるが、これを床
フランジ10の固定前に凸部27に嵌合孔33、33a を嵌合し
て床フランジ10と連結杆29を連結し、この後に床フラン
ジ10を固定しても、床フランジ10と床11の間に連結杆29
が挟まれる様な手違いが生じないので、この様な手違い
によって生ずる欠点、即ち床フランジ10は排水管12に接
着固定されているため取り外すことはできず、かかる状
態では連結杆29の肉厚分だけ床フランジ10が床11より浮
き上がり完全に排水管12に連結固定されず、排水漏れを
引き起こしたり、異臭漏れ等の不具合を招来する欠点を
未然に防止することが出来、作業ミスを起こすことはな
い。
【0045】又、連結部32、32a が図9に示す凸部38で
なく嵌合孔33、33a を設けた構造であるため、連結杆29
の長さ調整が区切り部34による連結部32、32a の折り曲
げ又は切断によって可能となり、又連結杆29の長さ調整
のために図9に示す様な分離タイプにする必要がないた
め、連結杆29の一方の構成部材を無くしたりすることが
ない等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る便器の据え付け構造を示す一部断
面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】据え付け治具の斜視図である。
【図4】床フランジと連結杆の連結状態を示す部分拡大
斜視図である。
【図5】便器と床フランジの取付け関係を示す斜視図で
ある。
【図6】据え付け治具の変形例を示す斜視図である。
【図7】図6の据え付け治具を使用した便器の据え付け
構造を示す一部断面図である。
【図8】図7のAーA断面図である。
【図9】据え付け治具の第2の変形例を示す斜視図であ
る。
【図10】図9の据え付け治具を使用した便器の据え付
け構造を示す一部断面図である。
【図11】図10のAーA断面図である。
【図12】従来の便器の据え付け構造を示す一部断面図
である。
【図13】図12のBーB断面図である。
【符号の説明】
1 便器 5 台座部 9 取付け穴 10 床フランジ 11 床 12 排水管 29 連結杆 30 固定部材 31 包囲枠 32、32a 連結部 X ネジ L 便器中心線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部下方を中空となした台座部を有する
    便器であって、便器中心線上の台座部の後方下部に取付
    け穴を設け、床フランジを介して排水管に連結してなる
    便器の据え付け構造において、前記床フランジの後方と
    所定長さの連結杆の先端部を連結し、該連結杆の基端部
    に設けた固定部材の包囲枠内に固定部材を保持し、該固
    定部材を床にネジ止めすると共に、固定部材に前記取付
    け穴より挿通したネジをねじ込んだことを特徴とする便
    器の据え付け構造。
  2. 【請求項2】所定長さ位置で折り畳み自在となした連結
    杆の先端部に床フランジとの連結部を設け、基端部には
    固定部材を保持する所定高さを有する包囲枠を設けたこ
    とを特徴とする便器の据え付け治具。
  3. 【請求項3】先端部には便器の大きさに対応して固定部
    材の設置位置を調整可能となした間隔を置いて複数の連
    結部を設け、各連結部の区切り部を折り曲げ又は切断自
    在に形成したことを特徴とする請求項2の便器の据え付
    け治具。
  4. 【請求項4】連結部には床フランジに上方突設した凸部
    を嵌合する嵌合孔を貫設したことを特徴とする請求項2
    又は3の便器の据え付け治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336791A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Toto Ltd 衛生陶器の固定部材
CN102808820A (zh) * 2012-07-26 2012-12-05 苏州柏德纳科技有限公司 带中间凸耳轴用机械连接件
JP2014118683A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Panasonic Corp 便器装置

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