JP7263823B2 - 衛生洗浄装置及びトイレ装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、衛生洗浄装置及びトイレ装置に関する。
従来、便器の上面に設置され、人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置が知られている。衛生洗浄装置は、内部に機能部を有しており、機能部に対して接続部の端子を挿し込むことができるようになっている。たとえば、機能部は、洗浄水タンクの排水レバーを駆動するモータに対して電源を供給可能に構成されており、機能部とモータとを電気的に接続するための電源ケーブルの端子が機能部に挿し込まれる。
ここで、たとえば、施工時において端子が機能部に対して中途半端に差し込まれたり、使用しているうちに端子が機能部から抜け落ちてしまったりすることで、端子が機能部に対して適切に挿入されていない状態となることがあった。このため、端子が適切に挿入された状態か否かを検知するための部品を追加することや、機能部に挿入された端子を覆う部品を追加することで対策を行うことが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2018-31203号公報
しかしながら、上記した従来技術には、部品の追加が必要となってしまうことから、部品数が増加し、衛生洗浄装置のコストが上がってしまうという課題があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、部品を追加することなく、接続部の端子が適切に挿入された状態を維持することができる衛生洗浄装置及びトイレ装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る衛生洗浄装置は、便器に固定されるベースプレートと、前記便器に前記ベースプレートを介して取り付けられるケーシングと、前記ケーシングに収容される機能部と、前記機能部に対して挿入される端子を有する接続部と、を備え、前記ベースプレートは、前記ケーシングが取り付けられた状態で、前記端子の抜け方向に位置し、前記端子と接触する。
かかる構成によれば、ベースプレートが端子の抜け方向を遮蔽することで、端子の抜け方向への移動が制限されるため、部品を追加することなく、接続部の端子が適切に挿入された状態を維持することができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記ベースプレートは、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥側に向かうにつれて、前記ケーシングとの距離が小さくなるように傾斜している。
かかる構成によれば、端子が半挿入の状態であっても取り付けを開始することができ、取り付けが完了すると同時に、接続部の端子が適切に挿入された状態にすることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記ベースプレートは、平坦な上面を有しており、前記平坦な上面のうちの前記ケーシングを取り付ける際の前記端子の経路に相当する部位が、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥側に向かうにつれて、前記ケーシングとの距離が小さくなるように傾斜している。
かかる構成によれば、ベースプレート全体の耐久性を確保しながら、端子が半挿入の状態であっても取り付けを開始することができ、取り付けが完了すると同時に、接続部の端子が適切に挿入された状態にすることができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記ベースプレートは、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥端が平坦になっている。
かかる構成によれば、ケーシングの取り付けが完了した際に、ベースプレートが端子に対して面接触するため、応力集中による端子の変形等が抑制でき、接続部の端子が適切に挿入された状態を確実に維持することができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記ベースプレートは、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きに直交する方向における両端に位置する縁部が前記端子と接触する。
トイレ装置は、後方が壁となることが多い。このため、作業者は、ベースプレートにケーシングを取り付けたまま作業をするとき、端子に対してトイレ装置の左右方向からアプローチすることが多い。かかる構成によれば、左右方向の外側に端子が設けられるため、作業者は、ベースプレートにケーシングを取り付けたまま容易に作業することができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記端子は、下方から上方に向けて前記機能部に挿入され、前記ベースプレートは、前記ケーシングが取り付けられた状態で、前記端子の下方に位置し、前記端子と接触する。
かかる構成によれば、下方から上方に向けて端子が接続され、自重によって抜け方向に移動しやすい場合であっても、接続部の端子が適切に挿入された状態を維持することができる。
また、上記した衛生洗浄装置では、前記ベースプレートは、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥端が、前記ケーシングに向かって凸形状に形成されている。
かかる構成によれば、ケーシングの取り付けが完了した際に、ベースプレートの凸形状によって、端子が機能部に強い力で押しつけられるため、接続部の端子が適切に挿入された状態を確実に維持することができる。
さらに、実施形態の一態様に係るトイレ装置は、上述した衛生洗浄装置と、前記衛生洗浄装置が設置される前記便器と、を備える。
かかる構成によれば、ベースプレートが端子の抜け方向を遮蔽することで、端子の抜け方向への移動が制限されるため、部品を追加することなく、接続部の端子が適切に挿入された状態を維持することができる。
実施形態の一態様によれば、部品を追加することなく、接続部の端子が適切に挿入された状態を維持することができる衛生洗浄装置及びトイレ装置を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係るトイレ装置の概略斜視図(その1)である。 図2は、第1の実施形態に係るトイレ装置の概略斜視図(その2)である。 図3は、第1の実施形態に係るベースプレートの概略斜視図である。 図4は、第1の実施形態に係るトイレ装置の組み立て概略斜視図である。 図5は、第1の実施形態に係るトイレ装置の概略断面図である。 図6は、第2の実施形態に係るベースプレートの概略斜視図である。 図7は、第2の実施形態に係るトイレ装置の概略断面図(その1)である。 図8は、第2の実施形態に係るトイレ装置の概略断面図(その2)である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する衛生洗浄装置およびトイレ装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
<トイレ装置の全体構成>
まず、図1および図2を参照して第1の実施形態に係るトイレ装置の全体構成について説明する。図1および図2は、第1の実施形態に係るトイレ装置の概略斜視図である。このうち、図2は、第1の実施形態に係るトイレ装置を斜め後方から見た状態を示している。
なお、図1および図2において、説明を分かりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、他の図においても図示している場合がある。
また、係る直交座標系は、Y軸の正方向視を正面と規定し、X軸の正方向視を左側面、Xの負方向視を右側面、Z軸の負方向視を平面(「上面」ともいう)と規定している。このため、以下の説明では、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
図1に示すように、トイレ装置1は、便器部2と、衛生洗浄装置10とを備える。また、図示を省略しているが、トイレ装置1は、便器部2の上方に取り付けられる便座と、便座の上方に取り付けられる便蓋とをさらに備えている。なお、便器部2は、図示のような床置き式に限らず、壁掛け式であってもよい。また、図示の例では、トイレ装置1は、便器部2の後部に洗浄水を貯留する洗浄水タンク(図示省略)が設置されるが、便器部2の後部に洗浄水タンクが設置されない、いわゆるタンクレス式であってもよい。
便器部2は、便器本体(以下、「便器」という)2aの上部側に設けられ、汚物を受けるボウル2bを有する。なお、便器部2は、洗浄水をボウル2bへ導く導水路、ボウル2bの下部に入口が接続され、ボウル2b内の汚物を排水管路へ排出するトラップ管路などをさらに有する。なお、便器2aは、たとえば陶器製である。
また、トイレ装置1は、たとえば、サイホン作用を利用してボウル2b内の汚物を引き込んでトラップ管路から排出する、いわゆるサイホン式である。なお、トイレ装置1は、サイホン式に限らず、たとえば、ボウル2b内の洗浄水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる洗い落とし式であってもよい。
図2に示すように、衛生洗浄装置10は、便器2aの上面後部に設置され、例えば、便座に座った人の局部へ向けて洗浄水を噴射して、便座に座った人の局部を洗浄する。
衛生洗浄装置10は、便器2aの上面後部に固定されるベースプレート11と、便器2aにベースプレート11を介して取り付けられるケーシング12と、ケーシング12に収容される機能部13(図5参照)とを備える。また、衛生洗浄装置10は、機能部13に端子14a(図5参照)を挿入することで衛生洗浄装置10に接続される接続部14を備える。
接続部14は、たとえば、電力駆動する装置に対して衛生洗浄装置10から電源を供給するための電力供給コードや、給水源(図示省略)と接続される給水ホースや、電源(図示省略)と接続される電源コードなどである。図示の例では、接続部14は、電力供給コードとなっている。
たとえば、接続部14は、洗浄水タンクの外側部に設けられ便器2a洗浄時に操作される回動レバーをリモコンからの操作で行う場合に、回動レバーを駆動するモータと機能部13とを電気的に接続して、機能部13を介して電源を供給し、便器の自動洗浄等を行うことができる。
また、図示の例の場合は、接続部14を機能部13に接続する必要がない仕様にも対応するために、接続部14は後挿しされるようになっている。言い換えれば、接続部14は、機能部13に対して挿抜可能に構成される。この場合、後挿しされた接続部14が適切に挿入されずに半挿入の状態のままになってしまい易くなることや、振動等によって接続部14が意図せず抜け易くなることがある。
なお、接続部14は、回動レバーを駆動するモータに限らず、たとえば、トイレ装置1が便器2aに洗浄水を圧送するポンプ等を備える場合に、ポンプ等に電源を供給するもの等であってもよい。また、電源を供給することに限らず、外部と通信するための通信線等であってもよい。
<衛生洗浄装置の取り付け>
次に、図3~図5を参照して第1の実施形態に係る衛生洗浄装置の取り付けについて詳細に説明する。図3は、第1の実施形態に係るベースプレートの概略斜視図である。図4は、第1の実施形態に係るトイレ装置の組み立て概略斜視図である。図5は、第1の実施形態に係るトイレ装置の概略断面図である。
なお、図4には、トイレ装置1に衛生洗浄装置10を取り付ける途中の状態でトイレ装置1を斜め後方から見た状態を示している。図5は、トイレ装置1に衛生洗浄装置10を取り付け終えた状態でトイレ装置1を右側面から見た状態の断面図を示す。また、図5は、端子14aを断面図ではない状態で示している。
図3に示すように、ベースプレート11は、長辺が左右方向に延びる平面視長方形の板状部材である。ベースプレート11は、便器2aの上面後部における中央部に固定されている。ベースプレート11は、ベースプレート11の中央部に設けられた溝状の取付部11aと、取付部11aの左右両側に設けられた固定穴11bと、固定穴11bよりも左右方向の外側に設けられた縁部11cとを備える。図示の例の場合、縁部11cは、左方の外側に設けられている。
取付部11aは、ベースプレート11にケーシング12(図4参照)を取り付けるために設けられている。縁部11cは、取付部11aにケーシング12が取り付けられた状態で、端子14a(図5参照)と接触する。なお、詳細については後述する。
固定穴11bは、ベースプレート11を便器2aに固定するための締結手段等を挿通させるための開口である。たとえば、ベースプレート11は、固定穴11bと便器2aに設けられた開口(図示省略)とにボルトが挿通されナットで締結されることで便器2aに固定される。
図4に示すように、ケーシング12は、ケーシング12上部であるケースカバー12aと、ケーシング12底部であるケースプレート12bを備える。
衛生洗浄装置10は、ベースプレート11の上にケースプレート12bを取り付けることにより、便器2aの上面に取り付けられる。
ケースプレート12bは、矢印D1で示すように、衛生洗浄装置10を前方から後方に向かってスライドさせることでベースプレート11に取り付けられる。
詳細に説明すると、ケースプレート12bは、たとえば、ケースプレート12bから突出するように形成された突出部(図示省略)を備える。突出部は、衛生洗浄装置10のスライド方向(ここではY軸方向)に沿って延在しており、突出部が溝状の取付部11a(図3参照)に嵌め込まれることで、ケースプレート12bはベースプレート11の上に取り付けられる。
なお、図示の例では、ケースプレート12bは、衛生洗浄装置10を前方からスライドさせることでベースプレート11に取り付けられるが、たとえば、後方や左方、右方からスライドさせて取り付けるものであってもよい。
図5に示すように、機能部13は、ケースプレート12bに載置され、ケースカバー12aによって上方が覆われることで、ケーシング12内に収納される。機能部13は、給水、給電機能に供する装置の他、たとえば、便器2aに座った人の局部を洗浄する衛生洗浄ノズルや、ボウル2b(図1参照)内の臭いを取り除く脱臭装置などを有する。
接続部14は、機能部13に対して挿入される端子14aを有している。なお、ケースプレート12bには、端子14aが挿通可能な挿通口が形成されており、端子14aは、かかる挿通口を介して機能部13に挿入される。
なお、接続部14は、端子14aから延びるコードを接続部14に含んでもよい。また、図示の例では、端子14aはL字型の形状をしているが、直線形状や、U字型の形状であってもよい。
ここで、ベースプレート11の縁部11cは、ケーシング12のケースプレート12bが取り付けられた状態で、端子14aの抜け方向に位置し、端子14aと接触する。本実施形態において、「抜け方向」は下方(Z軸負方向)である。
なお、端子14aは、機能部13に挿入される際の方向(本実施形態においては、上方(Z軸正方向))を挿し方向、その反対方向を抜け方向とし、抜け方向側に位置する後端部において縁部11cと接触する。なお、「挿し方向」および「抜け方向」は、上方および下方に限定されない。
このように、第1の実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、縁部11cが端子14aの抜け方向を遮蔽することで、端子14aの抜け方向への移動が制限されるため、部品を追加することなく、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を維持することができる。
また、既存のベースプレート11が、端子14aの抜け方向に位置するように、端子14aの差し込まれる位置と方向を設計することにより、既に普及しているベースプレート11を取り換えることや、既存のベースプレート11の設計変更をすることなく、上記の効果を得ることができる。
また、ベースプレート11は、固定穴11bの周囲を覆う外周縁部のうちベースプレート11の左右方向外側に位置する縁部11cが端子14aと接触する。このように、ベースプレート11は、固定穴11bの外周縁を利用して端子14aに接触するため、ベースプレート11に部材を追加することなく、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を維持することができる。したがって、たとえば、ベースプレート11の大型化およびコストの増大を抑制することができる。
また、上述した縁部11cは、ケーシング12を取り付ける際の取り付け向きに直交する方向における両端に位置する縁部でもある。
トイレ装置1は、後方が壁となることが多い。このため、作業者は、ベースプレート11にケースプレート12bを取り付けたまま作業をするとき、端子14aに対してトイレ装置1の左右方向からアプローチすることが多い。このとき、端子14aは、左右方向の外側に設けられるため、作業者は、ベースプレート11にケースプレート12bを取り付けたまま容易に作業することができる。
また、端子14aは、下方から上方に向けて機能部13に挿入され、縁部11cは、ケースプレート12bが取り付けられた状態で、端子14aの下方に位置し、端子14aと接触する。
このように、第1の実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、下方から上方に向けて端子14aが接続され、自重によって抜け方向に移動しやすい場合であっても、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を維持することができる。
また、縁部11cの後端が、上に向かって凸形状になっている。なお、説明を分かりやすくするために、凸形状の部分を凸形状部11dとして図示する。
第1の実施形態においては、ケースプレート12bは、衛生洗浄装置10を前方からスライドさせることでベースプレート11に取り付けられる。このため、縁部11cの後端が、ケースプレート12bを取り付ける際の取り付け向きの奥端となる。
すなわち、縁部11cは、ケースプレート12bを取り付ける際の取り付け向きの奥端が、ケースプレート12bに向かって(図示の例の場合は、上に向かって)凸形状に形成されている。換言すると、縁部11cは、ケースプレート12bの後端に凸形状部11dを有している。
このように、第1の実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、ケースプレート12bの取り付けが完了した際に、縁部11cの凸形状によって、端子14aが機能部13に強い力で押しつけられるため、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を確実に維持することができる。
なお、図示はしないが、端子14aが、後方から前方に向けて機能部13に挿入される場合、ベースプレート11は、ケースプレート12bが取り付けられた状態で、端子14aの後方に位置し、端子14aと接触することになる。
また、たとえば、ケースプレート12bが衛生洗浄装置10を後方からスライドさせることでベースプレート11に取り付けられる場合は、縁部11cの前端が、ケースプレート12bを取り付ける際の取り付け向きの奥端となり、縁部11cの前端が、上に向かって凸形状となる。換言すると、縁部11cは、ケースプレート12bの前端に凸形状部11dを有することになる。
なお、図示のように、ベースプレート11は、縁部11cにおいて端子14aと接触することが好ましいが、端子14aとの接触位置は、必ずしも縁部11cであることを要しない。たとえば、ベースプレート11の左右方向の中央部の上面に接触する場合であっても、縁部11cが端子14aの抜け方向を遮蔽することができ、部品を追加することなく、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を維持することができる。
上述してきたように、第1の実施形態では、ベースプレート11が端子14aの抜け方向を遮蔽することで、端子14aの抜け方向への移動が制限されるため、部品を追加することなく、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を維持することができる。
(第2の実施形態)
<第2の実施形態に係る衛生洗浄装置>
次に、図6~図8を参照して第2の実施形態に係る衛生洗浄装置について説明する。なお、以下では、上記した第1の実施形態と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、第2の実施形態に係るベースプレートの概略斜視図である。図7及び図8は、第2の実施形態に係るトイレ装置の概略断面図である。
なお、図7には、便器部2に衛生洗浄装置10Aを取り付ける途中の状態で便器部2を右側面から見た状態の断面図を示す。また、図8は、便器部2に衛生洗浄装置10Aを取り付け終えた状態で便器部2を右側面から見た状態の断面図を示す。また、図7および図8は、端子14aを断面図ではない状態で示している。
図6~図8に示すように、第2の実施形態に係る衛生洗浄装置10Aが備えるベースプレート11Aの縁部11Acは、前方側から後方側に向かって、上り傾斜となるように形成されている。
第2の実施形態に係る衛生洗浄装置10Aにおいては、第1の実施形態に係る衛生洗浄装置10と同様に、ケースプレート12bは、衛生洗浄装置10Aを前方からスライドさせることでベースプレート11Aに取り付けられる。このため、ベースプレート11Aの後方側が、ケースプレート12bを取り付ける際の取り付け向きの奥側となる。
すなわち、図7の矢印D1で示すように衛生洗浄装置10Aをスライドさせた際に、ベースプレート11Aの縁部11Acは、ケースプレート12bを取り付ける際の取り付け向きの奥側(図示の例の場合は、後方側)に向かうにつれて、ケースプレート12bとの距離が小さくなるように傾斜している。
このため、端子14aは、たとえば機能部13に対して中途半端に挿入された半挿入状態であったとしても、ベースプレート11Aの壁面(図示の例の場合は、縁部11AcのY軸負方向側の壁面)と干渉しにくい。また、半挿入状態の端子14aは、ベースプレート11Aの上面と干渉し易いが、ベースプレート11Aの上面は上り傾斜となっているため、衛生洗浄装置10Aのスライドに伴ってベースプレート11Aの上面に押されることによって上方へ移動することができる。したがって、端子14aとベースプレート11Aの上面とが干渉したとしても、取り付け作業は妨げられにくい。このように、第2の実施形態に係る衛生洗浄装置10Aによれば、端子14aが半挿入状態であっても、挿し直し等の作業を行うことなく、そのまま取り付け作業を進めることができる。
また、矢印D2に示すように、端子14aは、衛生洗浄装置10Aのスライドに伴って上方、すなわち、挿し方向に移動するため、取り付けが完了した時には、端子14aが適切に挿入された状態となる。これにより、取り付けが完了すると同時に、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態にすることができる。
また、ベースプレート11Aは、平坦な上面を有しており、平坦な上面のうちのケースプレート12bを取り付ける際の端子14aの経路に相当する部位が、ケースプレート12bを取り付ける際の取り付け向きの奥側に向かうにつれて、ケースプレート12bとの距離が小さくなるように傾斜している。すなわち、図示の例の場合は、ベースプレート11Aは、平坦な上面のうちの縁部11Acが、前方側から後方側に向かって、上り傾斜となるように形成されている。
このように、第2の実施形態に係る衛生洗浄装置10Aによれば、ベースプレート11A全体の耐久性を可及的に維持しつつ、端子14aが半挿入の状態であっても取り付けを開始することができ、取り付けが完了すると同時に、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態にすることができる。
また、ベースプレート11Aの縁部11Acは、ケースプレート12bを取り付ける際の取り付け向きの奥端が平坦になっている。すなわち、図示の例の場合は、縁部11Acは、前方側から後方側に向かって、上り傾斜となるように、凸形状部11Adの手前まで形成され、凸形状部11Adの部分で上に向かう凸形状となり、凸形状部11Adの上面は、平坦になっている。
このように、第2の実施形態に係る衛生洗浄装置10Aによれば、ケースプレート12bの取り付けが完了した際に、縁部11Acが端子14aに対して面接触するため、応力集中による端子14aの変形等が抑制でき、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を確実に維持することができる。
上述してきたように、第2の実施形態では、上述した第1の実施形態の効果に加え、端子14aが半挿入の状態であっても取り付けを開始することができ、取り付けが完了すると同時に、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態にすることができる。
これにより、部品を追加することなく、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を維持することができる。
また、第1および第2の実施形態に係るトイレ装置1,1Aは、上述してきた衛生洗浄装置10,10Aを備えることで、衛生洗浄装置10,10Aにおいてベースプレート11,11Aは、ケースプレート12bが取り付けられた状態で、端子14aの抜け方向に位置し、端子14aと接触する。
これにより、ベースプレート11,11Aが端子14aの抜け方向を遮蔽することで、端子14aの抜け方向への移動が制限されるため、部品を追加することなく、接続部14の端子14aが適切に挿入された状態を維持することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 トイレ装置
2 便器部
2a 便器
2b ボウル
10 衛生洗浄装置
11 ベースプレート
11a 取付部
11b 固定穴
11c 縁部
11d 凸形状部
12 ケーシング
12a ケースカバー
12b ケースプレート
13 機能部
14 接続部
14a 端子

Claims (7)

  1. 便器に固定されるベースプレートと、
    前記便器に前記ベースプレートを介して取り付けられるケーシングと、
    前記ケーシングに収容される機能部と、
    前記機能部に対して挿入される端子を有する接続部と、
    を備え、
    前記ベースプレートは、
    前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥側に向かうにつれて、前記ケーシングとの距離が小さくなるように傾斜しており、前記ケーシングが取り付けられた状態で、前記端子の抜け方向に位置し、前記端子と接触する、衛生洗浄装置。
  2. 前記ベースプレートは、平坦な上面を有しており、前記平坦な上面のうちの前記ケーシングを取り付ける際の前記端子の経路に相当する部位が、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥側に向かうにつれて、前記ケーシングとの距離が小さくなるように傾斜している、請求項に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記ベースプレートは、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥端が平坦になっている、請求項またはに記載の衛生洗浄装置。
  4. 便器に固定されるベースプレートと、
    前記便器に前記ベースプレートを介して取り付けられるケーシングと、
    前記ケーシングに収容される機能部と、
    前記機能部に対して挿入される端子を有する接続部と、
    を備え、
    前記ベースプレートは、
    前記ケーシングが取り付けられた状態で、前記端子の抜け方向に位置し、前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きに直交する方向における両端に位置する縁部が前記端子と接触する、衛生洗浄装置。
  5. 便器に固定されるベースプレートと、
    前記便器に前記ベースプレートを介して取り付けられるケーシングと、
    前記ケーシングに収容される機能部と、
    前記機能部に対して挿入される端子を有する接続部と、
    を備え、
    前記端子は、
    下方から上方に向けて前記機能部に挿入され、
    前記ベースプレートは、
    前記ケーシングが取り付けられた状態で、前記端子の下方に位置し、前記端子と接触する、衛生洗浄装置。
  6. 便器に固定されるベースプレートと、
    前記便器に前記ベースプレートを介して取り付けられるケーシングと、
    前記ケーシングに収容される機能部と、
    前記機能部に対して挿入される端子を有する接続部と、
    を備え、
    前記ベースプレートは、
    前記ケーシングを取り付ける際の取り付け向きの奥端が、前記ケーシングに向かって凸形状に形成されており、前記ケーシングが取り付けられた状態で、前記端子の抜け方向に位置し、前記端子と接触する、衛生洗浄装置。
  7. 請求項1~のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置と、
    前記衛生洗浄装置が設置される前記便器と、
    を備える、トイレ装置。
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