JP4898643B2 - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式の画像形成処理を行う画像形成装置の感光体の表面を均一の電位に帯電させる帯電装置、及び、この帯電装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成処理では、感光体の表面に対して、帯電工程、露光工程、現像工程及び転写工程が順次行われる。帯電工程では、帯電装置を用いて感光体の表面を均一の電位に帯電させる。帯電装置として、感光体の表面に接触しない非接触式の帯電装置がある。非接触式の帯電装置は、高圧電源が印加された電極からの放電によって感光体の表面を帯電させる。
電極として直径が数10μm〜150μmのチャージャ線を用いた帯電装置では、高圧電源の印加による放電時にチャージャ線からオゾンが発生し、環境を汚染する。
このため、帯電装置の中には、高圧電源の印加時に発生するオゾンの量を少なくするために電極として針電極を用いたものがある。針電極は、複数の針を有している。複数の針は、感光体の表面に向かって延出し、感光体の移動方向に直交する方向に沿って配列されている。針電極の針には、高圧電界を発生する部分に周囲の塵埃が吸着する。針への塵埃の吸着を放置すると、針電極から適正な放電を行うことができなくなる。
そこで、従来の帯電装置の中には、クリーニングパッドやクリーニングブラシ等の弾性を有するクリーニング部材を針電極の針に対して移動可能にする駆動手段を備えたコロナ放電装置がある(例えば、特許文献1参照。)。クリーニング部材を複数の針の配列方向に沿って移動させることにより、クリーニング部材を複数の針の表面に順次接触させ、針に付着した塵埃を除去する。
特開平9−127769号公報
しかし、従来の帯電装置に備えられるクリーニング部材は、例えばフェルト等を素材としている。このため、従来の帯電装置では、クリーニング部材に充分な弾性力を与えることができず、針電極の針の先端が変形しやすい。また、針との接触によって切断されたフェルトの繊維が、針の表面に付着して針電極を汚損する。さらに、クリーニング部材は、針の配列方向に平行な側面に接触するため、高圧電界の発生によって最も塵埃が付着し易い針の先端部の全面を確実に清掃することができない。また、クリーニング部材は、一定の部分が針電極の針の先端と接触しながら、複数の針の配列方向に沿って何度も移動させられる。このため、クリーニング部材の針への接触部分が損傷しやすく、クリーニング性能が短期間で低下しやすい。
この発明の目的は、針の変形や繊維の付着を生じることなく、針の先端部の全面を確実に清掃することができるとともに、針の先端部に対する清掃部材のクリーニング性能を長期にわたって高く維持できる帯電装置、及び、この帯電装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明の帯電装置は、針電極、支持体、及び清掃部材を備える。針電極は、所定の配列方向に沿って直線状に配列された複数の針を有する。支持体は、複数の針のそれぞれの先端部に対向する凹状の球面形状を呈する支持部を有し、配列方向に沿って移動自在に配置される。清掃部材は、支持部に配列方向及び配列方向とは異なる少なくとも1方向へ回転自在に配置された球形の清掃部材であって、支持体の移動時に、回転しながら移動し、複数の針のそれぞれの先端部が順に表面から内部に埋没した後に内部から露出する。支持体は、配列方向において清掃部材が複数の針に対向しない領域まで移動自在である。
この構成では、支持体が移動することで、針電極の複数の針のそれぞれの先端部が、順に清掃部材の内部に没入及び抜脱される。各針の先端部が清掃部材の内部に没入する時、及び、清掃部材の内部から抜脱される時に、各針の先端部の全面が清掃部材に接触し、清掃部材によって各針の先端部の全面が清掃される。また、清掃部材は球形であり、配列方向の他に配列方向とは異なる方向へ回転自在であるため、清掃部材が複数の針に対向しない領域に支持体が配置された際に、清掃部材は配列方向と異なる方向へ回転自在となる。このため、複数の針のそれぞれの先端部が、清掃部材の表面に対して、同じ位置に没入及び抜脱する可能性が低くなる。
上述の構成において、支持部に、清掃部材の回転に従動して回転する回転部材をさらに備えていてもよい。回転部材が清掃部材に従動して回転することで、清掃部材と支持部との摩擦力によって清掃部材の回転が阻害されることが抑制され、清掃部材が円滑に回転する。したがって、針の先端部が円滑に清掃される。また、清掃部材が配列方向と異なる方向へ容易に回転自在となるので、針の先端部に対する清掃部材のクリーニング性能をより長期にわたって高く維持できる。
また、回転部材は、支持部に少なくとも配列方向に沿って複数配置されてもよい。複数の回転部材が少なくとも配列方向に沿って配置されることで、少なくとも配列方向への清掃部材の回転が円滑になる。したがって、針の先端部が円滑に清掃される。
さらに、清掃部材は、支持部内に全方向へ回転自在に配置されていてもよい。支持部が凹状の球面形状を呈し、球形の清掃部材が支持部内に全方向へ回転自在に載置されるので、清掃部材が複数の針に対向しない領域に支持体が配置された際に、清掃部材は配列方向と異なるあらゆる方向へ回転できる。このため、清掃部材は、清掃部材が複数の針に対向しない領域において、配列方向と異なる方向へ回転しやすくなる。したがって、複数の針のそれぞれの先端部が、清掃部材の表面の同じ位置に没入及び抜脱する可能性がより低くなり、針の先端部に対する清掃部材のクリーニング性能をより長期にわたって高く維持できる。
この発明の画像形成装置は、感光体を介して電子写真方式の画像形成処理を行う画像形成装置であって、複数の針が感光体の表面に対向するように配置された上述のような帯電装置を備えている。
この発明によれば、針電極の複数の針のそれぞれの先端部を順に清掃部材の内部に没入及び抜脱させ、各針の先端部の全面を清掃部材に接触させて、針の変形や繊維の付着を生じることなく、針の先端部の全面を確実に清掃することができる。また、清掃部材が球形であり、配列方向の他に配列方向とは異なる少なくとも1方向へ回転自在であるため、針電極の複数の針のそれぞれの先端部が、清掃部材の表面の同じ位置に没入及び抜脱する可能性が低くなる。したがって、針の先端部に対する清掃部材のクリーニング性能を長期にわたって高く維持することができる。
以下に、この発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係る帯電装置1を備えた画像形成装置100の正面断面図である。画像形成装置100は、用紙(OHP等の記録媒体を含む。)に画像を形成する画像形成モードとして、コピアモード、プリンタモード、及びFAXモードを有し、各モードはユーザによって選択される。また、各モードでは、両面印刷が可能である。
画像形成装置100は、原稿読取部10、給紙部20、画像形成部30、排紙部40、及び図示しない操作パネル部を備えている。
原稿読取部10は、装置本体の上部に配置され、プラテンガラス11、原稿載置トレイ12及びスキャナ光学系13を備えている。スキャナ光学系13は、光源14、反射ミラー15A〜15C、光学レンズ16及びCCD(Charge Coupled Device)17を有している。光源14は、プラテンガラス11に載置された原稿又は原稿載置トレイ12から原稿搬送路R上を搬送される原稿に、光を照射する。反射ミラー15A〜15Cは、原稿からの反射光を反射させて光学レンズ16に導く。光学レンズ16は、反射ミラー15A〜15Cによって導かれた反射光をCCD17に結像する。CCD17は、反射光に応じた電気信号を出力する。
給紙部20は、装置本体の下部に配置され、給紙トレイ21及びピックアップローラ22を備えている。給紙トレイ21は、画像形成時に用紙搬送路S1に給紙すべき用紙を収納する。ピックアップローラ22は、回転して給紙トレイ21に載置された用紙を用紙搬送路S1に給紙する。
画像形成部30は、原稿読取部10の下方に配置され、レーザスキャニングユニット(以下、LSUと言う。)37、感光体ドラム31及び定着装置36を有している。感光体ドラム31の周囲には、帯電装置1、現像装置33、転写装置34及びクリーナユニット35が、感光体ドラム31の回転方向である図1に示す矢印の方向に沿ってこの順に配置されている。
排紙部40は、給紙トレイ21の上方に配置され、排紙ローラ41、排紙トレイ42を備えている。排紙ローラ41は、用紙搬送路S1上を搬送されてきた用紙を排紙トレイ42に排出する。排紙ローラ41は、可逆回転が可能であり、用紙の両面に画像形成を行う際、用紙搬送路S1上を搬送されてきた表面の画像形成が終了した用紙を挟持した状態で、上記用紙を排出する回転方向とは逆方向に回転して用紙搬送路S2に搬送する。これにより、用紙の表裏面を反転させて裏面が感光体ドラム31に対向し、裏面にトナー画像の転写が行われる。排紙トレイ42は、排紙ローラ41から排出された用紙を積層して収納する。
操作パネル部に設けられたスタートキーが押下されると、画像形成装置100は、ピックアップローラ22を回転させて用紙搬送路S1に用紙を給紙する。給紙された用紙は、用紙搬送路S1上に設けられたレジストローラ51へ搬送される。
レジストローラ51は、用紙の先端部が到達した時には回転を停止している。レジストローラ51は、用紙の先端部が、感光体ドラム31と転写装置34との間で、感光体ドラム31上に形成されるトナー像の先端部に、一致するタイミングで回転を開始する。
原稿読取部10によって読み取られた画像データは、操作パネル部から入力された条件で画像処理が施された後、LSU37にプリントデータとして送信される。LSU37は、帯電器32によって所定の電位に帯電された感光体ドラム31表面に、図示しないポリゴンミラー及び各種レンズを介して上記画像データに基づいたレーザ光を照射して静電潜像を形成する。その後、現像装置33に設けられたMGローラ33Aの表面に付着しているトナーが、感光体ドラム31表面上の電位ギャップに応じて感光体ドラム31表面に引き寄せられて付着し、静電潜像がトナー像に顕像化される。
感光体ドラム31の表面のトナー像は、転写装置34によって用紙の表面に転写される。この転写工程後に感光体ドラム31上に残留したトナーは、クリーナユニット35によって回収される。
転写工程を終了した用紙は、定着装置36を通過することで熱と圧力が加えられるとともにトナー画像が溶融・固着され、排紙ローラ41によって排紙トレイ42に排出される。
図2(A)は、帯電装置1の正面断面図であり、図2(B)は、帯電装置1の要部の側面図である。帯電装置1は、針電極2、ホルダ3、支持体4、清掃部材5、操作軸6、及びケース7を備えている。帯電装置1は、例えば感光体ドラム31の上方に配置される。
針電極2は、薄い帯状の金属材料からなり、下端部から全長にわたって一定の間隔で複数の針2Aが下向きに延出している。複数の針2Aは、針電極2の長さ方向に平行な配列方向Xに沿って配列されている。帯電装置1は、針電極2の長手方向を感光体ドラム31の軸方向に平行にして配置される。したがって、配列方向Xは、感光体ドラム31の回転軸に平行である。針電極2の長さは、感光体ドラム31の周面の軸方向の長さよりも長い。
ホルダ3は、樹脂等の絶縁性材料によって構成されており、保持部3A及び端子部3Bを備えている。保持部3Aは、針電極2を保持する。保持部3Aの長さは、針電極2における複数の針2Aの配列範囲よりも長い。保持部3Aは、配列方向Xに直交する面内で、図2(A)中にハッチングで示す一定の断面形状を呈する。端子部3Bは、図示しない端子を収納している。端子は、図示しない高圧電源と針電極2とを接続する。
支持体4は中空状で、内部に保持部3Aが挿通されている。支持体4は、内側面に、突起4A,4Bを有している。支持体4は、内側の上面と突起4A,4Bとの間に保持部3Aを上下方向に挟み、内側の側面で保持部3Aを左右方向に挟む。したがって、支持体4は、配列方向Xに直交する方向への回転を含む移動を規制されている。
支持体4の下部の内側面に、支持部4Dが形成されている。支持部4D内に、球形の清掃部材5が配置されている。支持部4Dの底部は、清掃部材5の表面と略同一の曲率半径を有する凹状の球面形状を呈しており、清掃部材5の表面と略同形状かつ略同サイズである。支持部4Dは、清掃部材5の一部が支持体4の内側へ露出する深さを有している。これによって、清掃部材5は、支持部4D内で、全方向へ回転自在にされている。
支持部4Dには、複数の回転部材61が回転自在に取り付けられている。回転部材61は、清掃部材5の回転に従動して回転する。支持部4Dに回転部材61が取り付けられていることで、清掃部材5が円滑に回転する。回転部材61は、例えば、配列方向Xに沿う方向に複数配置され、清掃部材5の配列方向Xへの回転が円滑にされる。
回転部材61は、例えば、ローラ形状を呈している。回転部材61は、支持部4Dの内面に、周面の一部が露出するように埋め込まれ、回転自在に支持部4Dに軸支されている。なお、回転部材61は、球形物であってもよく、支持部4Dの内面に一部が露出するように埋め込まれていてもよい。これによって、回転部材61は、全方向へ回転自在となる。この場合、回転部材61と支持部4Dとの摺動性が高いことが望ましい。
清掃部材5は、一例として、研磨剤を含有した球形の弾性体である。研磨剤の硬度は、針電極2の素材よりも低く、トナー等の塵埃よりも高く設定されている。清掃部材5の表面から内部に針2Aの先端部が埋没する。研磨剤の硬度が針電極2の素材よりも低いので、清掃部材5に対して没入及び抜脱される際の針2Aの摩耗が抑制される。
清掃部材5を構成する弾性体として、針2Aの没入及び抜脱によって容易に切断されることなく弾性変形することを条件に、公知のゴム材料や樹脂材料の中から好適な材料を、実験を経て選択することができる。研磨剤は、針2Aの表面に損傷を与えることなく針2Aの表面からトナー等の塵埃を除去できることを条件に、公知の材料から適宜選択して使用することができ、公知の方法で弾性体に含有させることができる。
操作軸6は、背面側の端部が支持体4の孔部4Cの内部に固定されている。操作軸6は、図示しない前面側の端部がホルダ3の前面から突出している。
ケース7は、ホルダ3の全長にわたって、支持体4の外側に装着される。ケース7は、針電極2をシールドする。
端子部3Bに収納された端子を介して針電極2に高圧電源が印加されると、針電極2の複数の針2Aのそれぞれの先端部に印加電界が集中し、この部分に放電を発生し易くなる。これによって、複数の針2Aのそれぞれから感光体ドラム31の表面に放電を生じる。この放電によって、感光体ドラム31の表面が、所定の電位に帯電する。
保持部3Aは、配列方向Xに直交する断面形状は、少なくとも複数の針2Aの配列範囲内で一定である。支持体4は、保持部3Aの外側に装着されて配列方向Xに直交する方向への回転を含む移動を規制されている。したがって、支持体4は、保持部3Aに案内されて、少なくとも複数の針2Aの配列範囲内で、配列方向Xに往復移動自在にされている。
図3は、球形清掃部材5の清掃動作を示す図である。支持体4に回転自在に支持された清掃部材5の表面には、針2Aの先端部が埋没する。支持体4が配列方向Xに沿って移動すると、清掃部材5も支持体4とともに移動する。このとき、清掃部材5の表面に複数の針2Aのそれぞれが順次埋没する。清掃部材5は、複数の針2Aから表面に作用する抵抗により、回転しつつ配列方向Xに沿って移動する。
清掃部材5は、針電極2と感光体ドラム31の周面との間に配置される。清掃部材5の直径は、感光体ドラム31の周面に接触しない範囲でできるだけ大きくされている。清掃部材5が配列方向Xへ移動する際に、少なくとも1つの針2Aの先端部が常に清掃部材5の表面に埋没する。このため、清掃部材5は、配列方向Xへ移動する際に確実に回転し、針2Aの先端部による清掃部材5の表面の損傷、及び、清掃部材5の表面による針2Aの変形が、最小限に抑えられる。
支持体4における支持部4Dの位置は、配列方向Xに直交する方向において清掃部材5の中央部に針2Aの先端部が接触するように設定され、かつ、配列方向Xに直交する面において、清掃部材5の表面に針2Aの先端から0.5mm程度の長さの先端部が埋没するように設定されている。
清掃部材5が支持体4とともに配列方向Xに沿って移動すると、針2Aの先端部が先端から徐々に清掃部材5の内部に没入した後、徐々に抜脱されていく。この間に、針2Aの先端部の全面が清掃部材5を構成する弾性体に接触し、弾性体が含有する研磨剤によって研磨される。複数の針2Aの先端部が、針電極2の素材よりも低い硬度の研磨剤を含有した弾性体によって清掃されるので、清掃ローラ5に対して没入及び抜脱される際の針2Aの磨耗が抑制される。複数の針2Aが順に没入及び抜脱される間に清掃部材5は回転するので、少なくとも隣接する針2Aは、清掃部材5の表面の異なる位置に埋没する。これによって、針2Aの先端部の全面が確実に清掃される。
図4は、帯電装置1の側面図である。帯電装置1は、上面側に操作軸6を備えている。操作軸6は、ホルダ3の略全長に匹敵する長さにされている。操作軸6の背面側の端部は、支持体4の孔部4Cに固定されている。ホルダ3の前端部には、装着部9が形成されている。装着部9は、端子部3Bと略同一の外形を呈する。装着部9の背面側には、軸受体8が固定されている。軸受体8は、支持体4と同一の部材が使用されており、上部に孔部4Cを備えている。装着部9の上面には軸受9Aが形成されている。
操作軸6は、軸受体8の孔部4C及び装着部9の軸受9Aを貫通している。操作軸6の前面側の端部には、把手6Aが装着されている。帯電装置1が、画像形成装置100内に装着されている状態で、端支部3A、軸受体8及び装着部9は、感光体ドラム31の表面における画像形成領域Wの外側の範囲に位置している。
作業者は、帯電装置1の針電極2の清掃時に、把手6Aを摘んで操作軸6を配列方向Xに沿って往復移動させる。これによって、支持体4がホルダ3の保持部3Aに案内されて配列方向Xに沿って往復移動し、支持体4に支持された清掃部材5が回転しつつ表面に針電極2の複数の針2Aを順に表面に埋没させていく。
針電極2の複数の針2Aの先端部が順に清掃部材5の内部に没入及び抜脱する時に、各針2Aの先端部の全面が清掃部材5に接触し、針2Aの変形や繊維の付着を生じることなく、針2Aの先端部の全面が確実に清掃される。
また、操作軸6は、支持体4、軸受体8及び軸受9Aの3点で支持されている。このため、操作軸6を配列方向Xに沿って円滑に往復動作させることができる。
図5は、支持体4が待機位置にある状態の帯電装置1の要部の側面図である。支持体4は、清掃を行っていない状態では、感光体ドラム31の表面における画像形成領域Wの外側の領域内に設定された待機位置に位置している。このため、支持体4、端支部3A、軸受体8及び装着部9が感光体ドラム31の表面における画像形成の障害となることがない。
待機位置は、配列方向Xにおける針電極2の両端部又はいずれか一方の端部であって、清掃部材5が針2Aに対向しない領域内に設定される。支持体4が待機位置にあるときは、清掃部材5に針2Aが埋没することがないので、清掃部材5は、配列方向Xとは異なる全方向へ回転自在となる。
このため、例えば、支持体4が画像形成領域Wから待機位置へ移動した際、針電極2に対して配列方向Xに直交する方向の、清掃部材5と回転部材61若しくは支持部4Dとの摩擦力の違いによって、清掃部材5は、配列方向Xとは異なる方向へ回転する。また、例えば、支持体4が画像形成領域Wから待機位置へ移動した際、振動又は画像形成装置100に若干の傾きがある場合はその傾き等によって、清掃部材5は、配列方向Xとは異なる方向へ回転する。
したがって、次回の清掃作業時に、清掃部材5は、前回の清掃作業時とは異なる角度で回転し、前回の清掃作業時に針2Aが埋没した位置とは異なる位置に針2Aが埋没する。
帯電装置1では、支持部4Dに回転部材61が取り付けられているので、清掃部材5が円滑に回転する。このため、支持体4が待機位置にあるとき、清掃部材5が配列方向Xとは異なる方向へ容易に回転する。
図6(A)は清掃部材5の正面図であり、図6(B)は比較例の清掃部材105の正面図であり、図6(C)は比較例の清掃部材105の側面図である。図6(A)及び図6(B)における破線は、針2Aが埋没及び抜脱した後の損傷痕を示している。
比較例の清掃部材105は、ローラ形状を呈しており、配列方向Xに回転自在に支持体4に支持される。比較例の清掃部材105は、回転軸方向への移動が規制されるので、周面の略同じ位置に繰り返し、針2Aが埋没及び抜脱したことによる損傷痕が付く。
これに対して、本願の清掃部材5は、球形をしており、配列方向Xの他に配列方向Xとは異なる方向へも回転自在なので、針2Aが清掃部材5の同じ位置に埋没する可能性が小さく、針2Aは清掃部材5の表面の全ての位置に万遍無く埋没する。このため、針2Aの先端部の全面を確実に清掃することができるとともに、針2Aの先端部に対する清掃部材5のクリーニング性能を長期にわたって高く維持することができる。
なお、清掃部材5は、配列方向X及び配列方向Xとは異なる少なくとも1方向へ回転自在にされていればよい。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施形態に係る帯電装置1を備えた画像形成装置100の正面断面図である。 (A)は帯電装置の正面断面図であり、(B)は帯電装置の要部の側面図である。 清掃部材の清掃動作を示す図である。 帯電装置の側面図である。 支持体が待機位置にある状態の帯電装置の要部の側面図である。 (A)は清掃部材の正面図であり、(B)は比較例の清掃部材の正面図であり、(C)は比較例の清掃部材の側面図である。
符号の説明
1 帯電装置
2 針電極
2A 針
3 ホルダ
3A 保持部
4 支持体
4D 支持部
5 清掃部材
6 操作軸
31 感光体ドラム
61 回転部材
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. 所定の配列方向に沿って直線状に配列された複数の針を有する針電極と、
    前記複数の針のそれぞれの先端部に対向する凹状の球面形状を呈する支持部を有し、前記配列方向に沿って移動自在に配置された支持体と、
    前記支持部に前記配列方向及び前記配列方向とは異なる少なくとも1方向へ回転自在に配置された球形の清掃部材であって、前記支持体の移動時に、回転しながら移動し、前記複数の針のそれぞれの先端部が順に表面から内部に埋没した後に前記内部から露出する清掃部材と、を備え、
    前記支持体は、前記配列方向において前記清掃部材が前記複数の針に対向しない領域まで移動自在である帯電装置。
  2. 前記支持部に、前記清掃部材の回転に従動して回転する回転部材をさらに備える請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記回転部材は、前記支持部に少なくとも前記配列方向に沿って複数配置される請求項2に記載の帯電装置。
  4. 前記清掃部材は、前記支持部内に全方向へ回転自在に配置される請求項1から3のいずれかに記載の帯電装置。
  5. 感光体を介して電子写真方式の画像形成処理を行う画像形成装置であって、
    前記複数の針が前記感光体の表面に対向するように配置された請求項1から4のいずれかに記載の帯電装置を備える画像形成装置。
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