JP5619316B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関し、特に、感光体ドラムに除電光を照射する除電器を備えた画像形成装置に関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成装置では、感光体ドラム上に、トナー像が形成され、転写部において、トナー像が、シートに転写される。画像形成装置は、更に、定着部を備え、トナー像が転写されたシートは、定着部において、定着処理を施された後、排出される。
転写後に、感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニング手段によって清掃される。この際、清掃後の感光体ドラム上の周面に残留した残留電荷が除去されるために、感光体ドラムに対向して、除電器が配置される。除電器は、感光体ドラムの周面に除電光を照射し、前記残留電荷を取り除く。
感光体ドラムは、画像形成装置本体から、取り外され、交換されるために、ドラムユニットに一体的に支持され、画像形成装置本体に対して、着脱自在とされる。一般的に、感光体ドラムと比較して、除電器の寿命は長い。このような除電器がドラムユニットに一体的に配置され、感光体ドラムと一緒に交換された場合、不必要にドラムユニットのコストが上昇してしまう。特許文献1には、このような除電器が、装置本体内の排気ダクトに固定される構成が開示されている。
特開2011−70105号公報
特許文献1に記載された技術では、除電器は、感光体ドラムから離れた位置にある排気ダクトから、感光体ドラムに向かって延設されている。このため、感光体ドラムの周面に対する除電器の位置精度が安定しにくい。この結果、感光体ドラムの周面に照射される除電光の光量がばらついてしまうことがあった。また、特許文献1には、除電器を感光体ドラムに近づける移動機構が開示されているが、この場合、結果として、装置全体のコストアップがもたらされてしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、感光体ドラムを支持するドラムユニットの低コスト化を図ると共に、除電器の感光体ドラムに対する位置精度が向上された画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、内部空間を備える筐体と、回転軸と、前記回転軸まわりに回転駆動される周面とを備え、前記周面に画像を担持する感光体ドラムと、前記感光体ドラムを一体的に支持しながら、前記筐体の前記内部空間に、前記回転軸の軸方向に挿入された後、前記内部空間に装着されるドラムユニットと、前記内部空間に前記軸方向に延設され、前記ドラムユニットの装着時に前記ドラムユニットを前記軸方向に案内するレール部材と、前記レール部材に固定され、前記内部空間に装着された前記ドラムユニットの前記感光体ドラムに対向して配置され、前記感光体ドラムの前記周面に、除電光を照射する除電器と、を備え、前記軸方向と交差する断面視において、前記ドラムユニットは、第1の方向に向かって突設される第1被ガイド部と、前記第1の方向とは略反対の第2の方向に向かって突設される第2被ガイド部と、を備え、前記レール部材は、前記第1被ガイド部の下方において前記第2の方向に向かって延設される第1ガイド部と、前記第2被ガイド部の下方において前記第1の方向に向かって延設される第2ガイド部と、を備え、前記第2ガイド部は、水平方向に延設される上面部と、前記上面部に連結され、かつ、前記上面部から前記第1の方向に離れるにしたがって下方に向かって傾斜した傾斜部と、前記上面部と前記傾斜部との間で前記軸方向に延びる稜線部と、を備え、前記第2被ガイド部は、前記第2の方向に向かって先上がりに傾斜した下面部を備え、前記ドラムユニットの自重によって、前記第1被ガイド部が前記第1ガイド部に当接し、かつ、前記第2被ガイド部の前記下面部が前記第2ガイド部の前記稜線部に当接しながら、前記ドラムユニットが、前記内部空間に挿入されることを特徴とする。
本構成によれば、感光体ドラムは、回転軸と、回転軸まわりに回転駆動される周面とを備え、周面に画像を担持する。また、ドラムユニットは、感光体ドラムを一体的に支持しながら、筐体の内部空間に、前記回転軸の軸方向に挿入された後、筐体の内部空間に装着される。レール部材は、内部空間に軸方向に延設され、ドラムユニットの装着時にドラムユニットを軸方向に案内する。そして、感光体ドラムの周面に、除電光を照射する除電器は、レール部材に固定される。このため、ドラムユニットに除電器が配置される場合と比較して、ドラムユニットのコストが低減される。また、ドラムユニットを軸方向に案内するレール部材に、除電器が固定されるため、除電器が感光体ドラムに近接して配置されるとともに、除電器と感光体ドラムとの間の位置精度が好適に維持される。
また、本構成によれば、感光体ドラムの軸方向と交差する断面視において、ドラムユニットは、第1の方向に向かって突設される第1被ガイド部と、第2の方向に向かって突設される第2被ガイド部と、を備える。また、レール部材は、第1被ガイド部に対向して配置される第1ガイド部と、第2被ガイド部に対向して配置される第2ガイド部と、を備える。そして、第1被ガイド部および第2被ガイド部が、第1ガイド部および第2ガイド部に摺擦されながら、ドラムユニットが、内部空間に挿入される。この際、除電器は、レール部材に固定される。このため、ドラムユニットとレール部材とが係合する部分に除電器が固定され、除電器とドラムユニット内の感光体ドラムとの位置精度が好適に維持される。
また、本構成によれば、第1被ガイド部および第2被ガイド部は、第1ガイド部および第2ガイド部に、ドラムユニットの自重によって当接される。このため、ドラムユニットの自重によって、ドラムユニットがレール部材に安定して保持される。
上記の構成において、前記第2ガイド部は、前記傾斜部と交差して、鉛直下方側に向かって面される支持面を更に備え、前記除電器は、前記第2ガイド部の前記支持面に固定されていることが望ましい。
本構成によれば、ドラムユニットの第2被ガイド部と接触される稜線部は、上方に向かって面され、除電器を支持する支持面は、下方に向かって面される。したがって、稜線部が、ドラムユニットを軸方向に案内する際に、支持面に支持される除電器の基板に負荷がかかりにくい。
上記の構成において、前記支持面に固定された前記除電器は、前記第2ガイド部の前記稜線部よりも、前記感光体ドラムの前記周面に近い位置に配置されることが望ましい。
本構成によれば、除電器は、第2ガイド部のうち、第2被ガイド部に当接する領域よりも、感光体ドラムの周面に近い位置に配置される。このため、除電器が、感光体ドラムの周面に、より近い位置に配置される。この結果、除電器と感光体ドラムの周面との位置精度が好適に維持される。
上記の構成において、前記断面視において、前記ドラムユニットは、前記第2被ガイド部の下方に配置され、かつ、前記感光体ドラムの前記周面を帯電させる帯電器、を備え、前記除電器は、前記ドラムユニットの前記第2被ガイド部と前記帯電器との間に配置されることが望ましい。
本構成によれば、ドラムユニットは、第2被ガイド部の下方に配置され、かつ、感光体ドラムの周面を帯電させる帯電器を備える。そして。除電器は、ドラムユニットの第2被ガイド部と帯電器との間に配置される。このため、ドラムユニットの第2被ガイド部と帯電器との間の領域を利用して、除電器が感光体ドラムに対向して配置される。したがって、除電器が、感光体ドラムに近づくことができる。
本発明によれば、感光体ドラムを支持するドラムユニットの低コスト化が実現されると共に、除電器の感光体ドラムに対する位置精度が向上された画像形成装置が提供される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部断面図である。 本発明の実施形態に係るドラムユニットがレール部材に装着される様子を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るレール部材の斜視図である。 本発明の実施形態に係る除電器ホルダの斜視図である。 本発明の実施形態に係る除電器の斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラムユニットの斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラムユニットの拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラムユニットがレール部材に装着される様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラムユニットがレール部材に装着される様子を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の外観斜視図である。また、図2は、画像形成装置1の内部断面図である。図1および図2に示される画像形成装置1は、いわゆるモノクロ複合機であるが、他の実施形態において、画像形成装置は、カラー複合機、カラープリンター、ファクシミリ装置など、トナー画像をシートに形成するための他の装置であってもよい。尚、以下の説明で用いられる「上」や「下」、「前」や「後」、「左」や「右」といった方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、画像形成装置の原理を何ら限定するものではない。また、以下の説明において、「シート」との用語は、コピー用紙、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパーや画像形成処理を受ける他のシート材料或いは画像形成処理以外の任意の処理を受けるシート材料を意味する。
画像形成装置1は、略直方体形状の主筐体2を含む。主筐体2は、略直方体形状の下部筐体21と、下部筐体21の上方に配設される略直方体形状の上部筐体22と、下部筐体21と上部筐体22とを連結する連結筐体23とを含む。連結筐体23は、主筐体2の右縁及び背面縁に沿って延びる。下部筐体21、上部筐体22及び連結筐体23で囲まれる排出空間24に印刷処理が施与されたシートが排出される。特に、本実施形態では、下部筐体21の上面部に配置された排紙部241、および排紙部241の上方に配置される排紙トレイ242(図2)に、シートが排紙される。
上部筐体22の正面方向に配置される操作部221は、例えば、LCDタッチパネル222を含む。操作部221は、画像形成処理に関する情報を入力可能に形成される。使用者は、例えば、LCDタッチパネル222を通じて、印刷されるシートの枚数等を入力したり、印刷濃度等を入力したりすることができる。上部筐体22内には、主に原稿の画像を読み取るための機器や画像形成装置1の全体の制御を司る電子回路が収容される。
上部筐体22の上に配設される押さえカバー223は、原稿を押さえるために用いられる。押さえカバー223は、上部筐体22に上下に回動可能に取り付けられる。使用者は、押さえカバー223を上方に回動させ、上部筐体22上に原稿を載置する。その後、使用者は操作部221を操作して、原稿の画像を上部筐体22内に配設された機器に読み取らせることができる。
下部筐体21の右側面には、手差トレイ240(図2)が配設される。手差トレイ240は、下端240Aを支点として、上端240B側が上下に回動可能である。手差トレイ240が下方に回動され、手差トレイ240が下部筐体21の右方に突出する位置にあるとき、ユーザーは手差トレイ240上にシートを載置可能である。手差トレイ240上のシートは、操作部221を通じてユーザーによって入力された指示に基づき、下部筐体21内に引き込まれた後、画像形成処理を施与され、排出空間24へ排出される。また、下部筐体21の内部には、後記の各種装置が配置される内部空間Sが形成される(図2)。
画像形成装置1は、内部空間Sに、カセット110と、給紙部11と、第2給紙ローラー114と、レジストローラー対116と、画像形成部120とを備える。給紙部11は、ピックアップローラー112と、第1給紙ローラー113と、を備える。給紙部11は、シート搬送路PPにシートPを送り出す。シート搬送路PPは、給紙部11から、レジストローラー対116を介して、画像形成部120内に配設された転写位置TPを通過するように配設された搬送路である。
カセット110は、内部にシートPを収容する。カセット110は、下部筐体21から正面方向(図1の紙面手前方向)に引出可能である。カセット110内に収容されたシートPは、下部筐体21内で上方に送り出される。その後、シートPは、操作部221を通じて使用者によって入力された指示に基づき、下部筐体21内で画像形成処理を施与され、排出空間24へ排出される。カセット110は、シートPを支持するリフト板111を備える。リフト板111は、シートPの先頭縁を上方に押し上げるように傾斜する。
ピックアップローラー112は、リフト板111によって上方に押し上げられたシートPの先頭縁上に配置される。ピックアップローラー112が回転すると、シートPはカセット110から引き出される。
第1給紙ローラー113は、ピックアップローラー112のシート搬送方向下流側に配設される。第1給紙ローラー113は、シートPを更にシート搬送方向の下流側に送り出す。第2給紙ローラー114は、手差しトレイ240の下端240Aの内側に配設される。第2給紙ローラー114は、手差トレイ240上のシートPを下部筐体21内に搬送する。使用者は、カセット110に収容されたシートP、または手差トレイ240の上に載置されたシートPを選択的に使用することができる。
レジストローラー対116は、シート搬送方向と直交する方向のシートの位置を規定する。これにより、シートP上に形成される画像の位置が調整される。レジストローラー対116は、ローラー間にニップ部を形成する。レジストローラー対116は、画像形成部120において、シートPにトナー画像が転写されるタイミングに合わせて、シートPを画像形成部120に搬送する。また、レジストローラー対116は、シートPの斜行(スキュー)を補正する機能を備える。
画像形成部120は、感光体ドラム121と、帯電器122と、露光装置123と、現像装置124と、トナーコンテナ125と、転写ローラー126と、クリーニング装置35と、除電器50と、を備える。なお、感光体ドラム121と、帯電器122と、クリーニング装置35とは、後記のドラムユニット31Hに一体的に配置される。
感光体ドラム121は、円筒体の形状を有する。感光体ドラム121は、周面に静電潜像が形成されるとともに、該静電潜像に応じたトナー画像を担持する。
帯電器122は、所定の電圧が印加され、感光体ドラム121の周面を略一様に帯電させる。露光装置123は、帯電器122によって帯電された感光体ドラム121の周面に、レーザー光を照射する。該レーザー光は、画像形成装置1に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータといった外部装置(図示せず)から出力された画像データに従って、照射される。この結果、感光体ドラム121の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。
現像装置124は、静電潜像が形成された感光体ドラム121の周面にトナーを供給する。トナーコンテナ125は、現像装置124へトナーを供給する。トナーコンテナ125は、現像装置124に順次又は必要に応じてトナーを供給する。現像装置124がトナーを感光体ドラム121に供給すると、感光体ドラム121の周面に形成された静電潜像が現像(可視化)される。この結果、感光体ドラム121の周面に、トナー画像が形成されることとなる。現像装置は、周面にトナーを担持する現像ローラー124Aを備える。現像ローラー124Aは、現像位置において、感光体ドラム121に対向して配置される。現像ローラー124Aは、回転駆動され、感光体ドラム121にトナーを供給する。
転写ローラー126は、転写位置TPにおいて、感光体ドラム121の周面に対向して配設される。転写ローラー126は、転写位置TPにおいて、感光体ドラム121と同方向に回転駆動される。転写位置TPにおいて、感光体ドラム121の周面に形成されたトナー画像が、シートPに転写される。
クリーニング装置35は、シートPへトナー画像が転写された後に、感光体ドラム121の周面に残るトナーを除去する。除電器50は、クリーニング装置35によって、周面が清浄化された感光体ドラム121に所定の除電光を照射する。この結果、感光体ドラム121の周面の電位が、均一化される。
クリーニング装置35によって、清浄化された後、除電器50によって、除電された感光体ドラム121の周面は、再度、帯電器122の下方を通過し、一様に帯電される。その後、上述のトナー画像の形成が新たに行われる。
画像形成装置1は、画像形成部120よりも搬送方向下流側に、シートP上のトナー画像を定着させる定着装置130を更に備える。定着装置130は、シートP上のトナーを溶融させる加熱ローラー131と、シートPを加熱ローラー131に密着させる圧力ローラー132と、を備える。シートPが加熱ローラー131と圧力ローラー132との間を通過すると、トナー画像は、シートPに定着される。
画像形成装置1は、定着装置130の下流に配設された搬送ローラー対133と、搬送ローラー対133の下流に配設された切り替え部70と、下排出ローラー134と、上排出ローラー135と、を更に備える。搬送ローラー対133は、定着装置130によって、定着処理が施されたシートPを、シート搬送方向下流側に搬送する。切り替え部70は、搬送ローラー対133のシート搬送方向下流側において、シートPの搬送方向を切り替える機能を備える。下排出ローラー134は、切り替え部70の左方に配置され、搬送ローラー対133によって搬送されたシートPを、排紙部241に排出する。上排出ローラー135は、下排出ローラー134の上方に配置され、搬送ローラー対133によって搬送されたシートPを、排紙部241の上方に装着された排紙トレイ242に排出する。
次に、図3乃至図8を参照して、本実施形態に係るドラムユニット31Hの構造に加え、ドラムユニット31Hが、下部筐体21の内部空間Sに装着される態様について説明する。図3は、本実施形態に係るドラムユニット31Hと、下部筐体21の内部空間Sに固定されたドラムユニットレール200(レール部材)との位置関係を示す断面図である。特に、図3(A)は、ドラムユニットレール200の断面図であり、図3(C)は、ドラムユニット31Hの断面図であり、図3(B)は、ドラムユニットレール200にドラムユニット31Hが装着される過程を示す断面図である。また、図4は、ドラムユニットレール200の斜視図である。更に、図5は、ドラムユニットレール200に固定される除電器ホルダ203の斜視図であり、図6は、除電器ホルダ203に搭載される除電器50の斜視図である。更に、図7は、ドラムユニット31Hの斜視図であり、図8は、ドラムユニット31Hの拡大斜視図である。
図3(C)を参照して、ドラムユニット31Hは、感光体ドラム121と、帯電器122と、クリーニング装置35と、を備える。ドラムユニット31Hは、前後方向の両端部に、ユニット前壁31Fおよびユニット後壁31Rを備える。ユニット前壁31Fおよびユニット後壁31Rは、前後方向に面する一対の側板である。ユニット前壁31Fおよびユニット後壁31Rによって、感光体ドラム121が回転可能に支持される。また、ユニット前壁31Fおよびユニット後壁31Rによって、帯電器122およびクリーニング装置35が、感光体ドラム121に対向して、支持される。
感光体ドラム121は、図3(C)において、矢印DP方向に回転駆動される。感光体ドラム121は、回転軸121Aと、回転軸121A回りに回転する円筒面121Bと、を備える。円筒面121Bには、静電潜像が形成されるとともに、該静電潜像に応じたトナー像が円筒面121Bに担持される。感光体ドラム121としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。
また、ドラムユニット31Hは、前記ユニット前壁31Fおよびユニット後壁31Rに配設される固定部(不図示)を備える。ドラムユニット31Hが、画像形成装置1の下部筐体21に装着された際に、前記固定部が、画像形成装置1の下部筐体21に固定される。この結果、画像形成装置1において、ドラムユニット31Hの位置が固定される。前記固定部は、スクリューが締結される締結用穴などから構成される。
帯電器122は、感光体ドラム121よりも、左側に配置される。帯電器122は、帯電ローラー122Aと、クリーニングローラー122Bと、帯電ハウジング122Hとを備える。帯電ハウジング122Hは、感光体ドラム121の回転軸121Aと直交する断面視において、感光体ドラム121に向かって開口される略コの字型の形状を有する。帯電ハウジング122Hの上側は、帯電器上壁122Tによって画定される。なお、図3では、帯電ハウジング122Hの下側の壁部は現れていない。帯電ハウジング122Hの中に、帯電ローラー122Aおよびクリーニングローラー122Bが、それぞれ回転可能に支持される。帯電ハウジング122Hは、ドラムユニット31Hの一部を構成する。
帯電ローラー122Aは、表面がゴム材料から構成されるロール部材である。帯電ローラー122Aには、不図示のバイアス印加手段から、帯電電圧が印加される。帯電ローラー122Aは、感光体ドラム121の円筒面121Bに当接することで、感光体ドラム121に従動しながら回転される。帯電電圧が印加された帯電ローラー122Aによって、感光体ドラム121の円筒面121Bが一様に帯電される。
クリーニングローラー122Bは、帯電ローラー122Aに当接し、帯電ローラー122Aと線速差をもって回転する。クリーニングローラー122Bは導電性ナイロンの繊維で形成されたブラシローラーである。帯電ローラー122Aが、感光体ドラム121の円筒面121Bに当接することによって、帯電ローラー122Aの表面にトナーや異物などが付着する。クリーニングローラー122Bが、帯電ローラー122Aに接触しながら、線速差をもって回転されることによって、帯電ローラー122Aの表面に付着したトナー、異物などが、好適に除去される。
クリーニング装置35は、感光体ドラム121の上方に配置される。クリーニング装置35は、クリーナーハウジング35Hと、クリーニングブレード351と、搬送スクリュー352と、研磨ローラー353と、を備える。
クリーナーハウジング35Hは、クリーニング装置35内の各部材を支持する筐体である。クリーナーハウジング35Hは、ドラムユニット31Hの一部を構成する。クリーニング装置35は、感光体ドラム121および帯電ローラー122Aを上方で覆うように配置される。特に、クリーナーハウジング35Hの左側部分は、帯電ローラー122Aの上方に配置される。また、感光体ドラム121の回転軸121Aと直交する断面視において、クリーナーハウジング35Hの左右方向の中央部は、搬送スクリュー352を囲み、上方に向かって円弧状に突出した形状を備える。
クリーニングブレード351は、クリーナーハウジング35Hの左側の底部に沿って、水平方向に対して所定の角度をもって延設される。クリーニングブレード351は、ゴム材料から構成される板状部材である。クリーニングブレード351の先端は自由端とされ、感光体ドラム121の円筒面121Bに当接される。クリーニングブレード351の前記先端によって、感光体ドラム121の円筒面121B上に残留(付着)したトナーが除去される。
搬送スクリュー352は、クリーニングブレード351の上方において、クリーナーハウジング35Hに回転可能に支持される。搬送スクリュー352は、軸部と、該軸部周りに配設されたスパイラル状の羽根部材と、を備える。搬送スクリュー352は、クリーニングブレード351によって掻き取られ、クリーニングブレード351上に堆積した回収トナーを感光体ドラム121の回転軸121Aの軸方向に搬送する。
研磨ローラー353は、搬送スクリュー352の右側下方部分に配設される。研磨ローラー353は、感光体ドラム121の回転軸121Aよりも上方の円筒面121Bに当接する周面を備える。研磨ローラー353は、周面が粗面化処理されたゴムローラーである。研磨ローラー353は、感光体ドラム121の円筒面121Bに当接しながら、感光体ドラム121に従動して回転される。研磨ローラー353は、感光体ドラム121の円筒面121Bに付着したトナーを回収する。また、研磨ローラー353は、感光体ドラム121の円筒面121Bに付着した放電生成物などの付着物を、研磨する。この際、研磨ローラー353の周面に、所定量のトナーが付着することによって、前記放電生成物の除去性能(研磨性能)が向上される。
図3(C)および図7、図8を参照して、ドラムユニット31Hは、更に、右挿入片310および左挿入片311を備える。右挿入片310および左挿入片311は、ドラムユニット31Hが、下部筐体21の内部空間Sに挿入される際に、後記のドラムユニットレール200と係合される。
右挿入片310は、クリーナーハウジング35Hの上方において、前後方向に延設される壁部である(図7参照)。図3(C)を参照して、右挿入片310は、感光体ドラム121の回転軸121Aと直交する断面視において、クリーナーハウジング35Hから、上方に向かって突設される。更に、右挿入片310の先端部310P(第1被ガイド部)は、右挿入片310の先端側が、右方に向かって屈曲されて、形成される。換言すれば、右挿入片310の先端部310Pは、右方向(第1の方向)に向かって突設される。そして、先端部310Pのうち、鉛直下方に面する部分には、右当接部310Aが配置される。右当接部310Aは、後記のドラムユニットレール200の右支持部201Aと当接される。また、右当接部310Aの後側には、右突起部310Bが連設される。右突起部310Bは、右当接部310Aの後端部が、僅かに下方に突出されることで形成される。
左挿入片311(第2被ガイド部)は、右挿入片310と同様に、クリーナーハウジング35Hの上方において、前後方向に延設される壁部である(図7参照)。図3(C)を参照して、左挿入片311は、クリーナーハウジング35Hの左側端部において、左方(第2の方向)に向かって、突設される。詳しくは、左挿入片311は、左方、かつ、僅かに上方に傾斜して、突設される。換言すれば、左挿入片311は、右挿入片310の先端部310Pが突設される方向とは、略反対の方向に向かって突設される。左挿入片311の下面部には、左当接部311Aが配置される。左当接部311Aは、後記のドラムユニットレール200の当接面203Pと当接される。また、左当接部311Aの左側の先端部には、左立壁311Bが連設される。左立壁311Bは、左当接部311Aと交差して、僅かな高さをもって、鉛直方向に立設される壁部である。
本実施形態では、帯電器122が、左挿入片311の下方に配置される。そして、左挿入片311と帯電器122との間には、後記のとおり、除電器50が配置されるための収容空間50Sが形成される。
更に、ドラムユニット31Hは、清掃ブラシ90を備える。清掃ブラシ90は、左挿入片311と、帯電器122との間であって、前記収容空間50Sの後側に配置される(図7、図8)。清掃ブラシ90は、ユニット後壁31Rの外壁部分において、感光体ドラム121から離れる方向に向かって、延伸される複数のブラシからなる。清掃ブラシ90は、略矩形形状からなるシートに、前記複数のブラシが植毛されて形成される。
次に、図3(A)および、図4乃至図6を参照して、本実施形態に係るドラムユニットレール200(レール部材)について、説明する。ドラムユニットレール200は、下部筐体21の内部空間Sにおいて、感光体ドラム121の回転軸121Aの軸方向に延設される。ドラムユニットレール200は、ドラムユニット31Hの装着時に、ドラムユニット31Hを前記軸方向に案内する。ドラムユニットレール200は、上下および左右方向の断面視(感光体ドラム121の回転軸121Aと直交する断面視)において、鉛直下方に向かって開口される略コの字形状を備える。ドラムユニットレール200は、板金部材が屈曲されることで形成される。
ドラムユニットレール200は、上面部200Aと、前プレート200Fと、後プレート200Rと、後固定部200Lと、右レール部201(第1ガイド部)と、左レール部202と、除電器ホルダ203(第2ガイド部)と、を備える。
上面部200Aは、ドラムユニットレール200の本体部分であり、左右方向に所定の幅をもって、前後方向に延伸される。
前プレート200Fは、上面部200Aの前側端部において、上方に向かって立設される壁部である。前プレート200Fには、複数の孔部が形成され、前記孔部に挿通された不図示のスクリューが、下部筐体21の不図示のフレームに締結される。
後プレート200Rは、上面部200Aの後側端部において、下方に向かって立設される壁部である。前プレート200Fと同様に、後プレート200Rにも、固定用スクリューが挿通される孔部が配置される。また上面部200Aの後側端部であって、左側部分には、、後プレート200Rに対向して、後固定部200L(図3(A))が配置される。後固定部200Lの中央部には、開口部が形成され、下部筐体21の不図示のフレームから突設された位置決め用のスタッドが挿入される。
右レール部201は、上面部200Aの右側端部において、下方に向かって突設される壁部である。右レール部201は、前後方向に沿って延設される。右レール部201の下側端部には、右支持部201Aが連設される。右支持部201Aは、右レール部201の下側端部から、左方向に向かって突設された壁部である。右支持部201Aは、ドラムユニット31Hの右挿入片310の先端部310Pに、上下方向において対向して配置される。また、右支持部201Aの後側端部には、右段差部201Bが配置される。右段差部201Bは、右支持部201Aの後側端部が、下方に段差をもって屈曲されることで形成される(図4)。
左レール部202は、上面部200Aの左側端部において、下方に向かって突設される壁部である。左レール部202は、前後方向に沿って延設される。また、左レール部202は、右レール部201に対向して配置される。
除電器ホルダ203は、左レール部202の下側端部に固定される。除電器ホルダ203は、前後方向に沿って延設される。図3(A)および図5を参照して、除電器ホルダ203は、当接面203P(接触面)と、除電器支持面203D(支持面)と、ホルダ前壁203Eと、ホルダ後壁203Fと、を備える。
当接面203Pは、除電器ホルダ203のうち、上方に向かって面される壁面である。当接面203Pは、左レール部202から右方向に向かって延設される。当接面203Pは、ホルダ上面部203Aと、ホルダ傾斜部203Bと、ホルダ屈曲部203Cと、を備える。ホルダ上面部203Aは、除電器ホルダ203の上端において、水平方向に延設される壁部である。ホルダ上面部203Aは、左レール部202に連設される。ホルダ傾斜部203Bは、ホルダ上面部203Aの右側端部に、所定の角度をもって連設される壁部である。ホルダ傾斜部203Bは、左レール部202から離れるにしたがって、下方に向かって傾斜した傾斜面である。ホルダ屈曲部203Cは、ホルダ上面部203Aとホルダ傾斜部203Bとの間であって、前後方向に延伸される稜部分である。除電器支持面203Dは、ホルダ傾斜部203Bと交差するように、ホルダ傾斜部203Bに連設される壁部である。除電器支持面203Dは、鉛直下方側に向かって面される。ドラムユニット31Hが、ドラムユニットレール200を介して、下部筐体21の内部空間Sに装着された状態において、除電器支持面203Dは、感光体ドラム121の円筒面121Bに対向するように配置される。また、ホルダ前壁203Eおよびホルダ後壁203Fは、除電器支持面203Dの前後方向の端部において、除電器支持面203Dと交差する方向に向かって、それぞれ立設される壁部である(図5)。
除電器ホルダ203は、除電器支持面203Dに、前述の除電器50を備える。除電器50は、前後方向に延設される板状の基板502と、基板502上において、前後方向に間隔をおいて配置される複数のLED501とを備える。基板502には、LED501を駆動させるための、電気回路が配置される。LED501は、所定の駆動電流が流入されることで、除電光を発光する。基板502のうち、LED501が配置される面とは反対側の面が、除電器ホルダ203の除電器支持面203Dに固定される。この結果、LED501を搭載した除電器50が、除電器ホルダ203に支持される。ドラムユニット31Hが、ドラムユニットレール200を介して、下部筐体21の内部空間Sに装着された状態において、除電器50のLED501は、感光体ドラム121の円筒面121Bに対向するように配置される。なお、この際、除電器50のLED501は、除電器ホルダ203の当接面203Pよりも、感光体ドラム121の円筒面121Bに近い位置に配置される。
次に、図3および図9、図10を参照して、下部筐体21の内部空間Sにドラムユニット31Hが装着される態様を詳述する。図9および図10は、ドラムユニットレール200を介して、ドラムユニット31Hが、内部空間Sに装着される様子を示した斜視図である。図9は、後方かつ下方から見た斜視図であり、図10は、前方かつ上方から見た斜視図である。作業者は、ドラムユニット31Hのユニット前壁31Fに配置された不図示のハンドル部を把持して、ドラムユニット31Hを、後方向(ドラムユニット31Hの挿入方向)に向かって、内部空間Sに挿入する。この際、ドラムユニット31Hの右挿入片310が、ドラムユニットレール200の右レール部201に係合される。詳しくは、ドラムユニット31Hの右挿入片310の右当接部310Aが、ドラムユニットレール200の右レール部201の右支持部201Aに当接される。同様に、ドラムユニット31Hの左挿入片311が、ドラムユニットレール200の除電器ホルダ203に係合される。詳しくは、ドラムユニット31Hの左挿入片311の左当接部311Aが、除電器ホルダ203の当接面203Pに当接される。なお、左挿入片311の左当接部311Aは、当接面203Pのうち、主に、ホルダ屈曲部203Cに当接される。この結果、ドラムユニット31Hのうち、左挿入片311と帯電器122の帯電器上壁122Tとの間に形成される収容空間50Sに、除電器ホルダ203に搭載された除電器50が配置される。
ドラムユニット31Hの右挿入片310の先端部310Pおよび左挿入片311が、ドラムユニットレール200の右レール部201および除電器ホルダ203に、ドラムユニット31Hの自重によって当接されながら、ドラムユニット31Hが、下部筐体21の奥側(後側)に向かって、挿入される。この際、ドラムユニット31Hのユニット後壁31Rに配置される清掃ブラシ90(図7、図8)が、除電器50のLED501の表面に摺擦される(図3(B)、図9)。すなわち、清掃ブラシ90は、ドラムユニット31Hの内部空間Sへの装着に伴って、除電器50のLED501を清掃する。
更に、ドラムユニット31Hが内部空間Sの奥側に挿入されると、ドラムユニット31Hの右突起部310B(図3(C))が、ドラムユニットレール200の右段差部201B(図4)に係合される。この結果、ドラムユニット31Hの内部空間Sへの装着が完了する。この際、除電器ホルダ203のホルダ後壁203Fよりも、後側に形成されたブラシ退避部203Sに、清掃ブラシ90が配置される。このため、上下および左右方向の断面視において、除電器50のLED501に、清掃ブラシ90が対向することがない。したがって、LED501から照射される除電光を、清掃ブラシ90が遮ることが抑止される。なお、ブラシ退避部203Sを画定する壁のうち、除電器支持面203D(図3)と平行に配置される対向面203Tは、基板502のLED501が搭載される面よりも、感光体ドラム121から遠い位置に配置される。換言すれば、ブラシ退避部203Sに配置された清掃ブラシ90のブラシ先端と、対向面203Tとの間には、空間が形成される。この結果、ブラシ退避部203Sにおいて、清掃ブラシ90の先端部が、長期間、対向部203Tに接触し、ブラシの毛倒れが生じることが抑止される。
図3を参照して、ドラムユニット31Hの内部空間Sへの装着が完了した状態において、ドラムユニット31Hの帯電器122と、クリーニング装置35との間に、除電器50の除電光の光路50Lが形成される。より詳しくは、光路50Lは、クリーニング装置35の下面であって、クリーニングブレード351が延設される面と、帯電器122の帯電器上壁122Tとの間に、形成される。
以上、上記の実施形態によれば、感光体ドラム121は、回転軸121Aと、回転軸121Aまわりに回転駆動される円筒面121Bとを備え、円筒面121Bに画像を担持する。また、ドラムユニット31Hは、感光体ドラム121を一体的に支持しながら、下部筐体21の内部空間Sに、回転軸121Aの軸方向に挿入された後、下部筐体21の内部空間Sに装着される。ドラムユニットレール200は、内部空間Sにおいて軸方向に延設され、ドラムユニット31Hの装着時に、ドラムユニット31Hを軸方向に案内する。そして、感光体ドラム121の円筒面121Bに、除電光を照射する除電器50は、ドラムユニットレール200に固定される。このため、ドラムユニット31Hに除電器50が配置される場合と比較して、ドラムユニット31Hのコストが低減される。また、ドラムユニット31Hを案内するドラムユニットレール200に、除電器50が固定されるため、除電器50が感光体ドラム121に近接して配置されるとともに、除電器50と感光体ドラム121との間の位置精度が好適に維持される。また、ドラムユニット31Hに除電器50が固定されないため、除電器50から発せられる熱が、ドラムユニット31Hの内部に滞留することが抑制される。
また、上記の実施形態によれば、感光体ドラム121の軸方向と交差する断面視において、ドラムユニット31Hは、右方向(第1の方向)に向かって突設される右挿入片310の先端部310Pと、左方向(第2の方向)に向かって突設される左挿入片311と、を備える。また、ドラムユニットレール200は、右挿入片310に対向して配置される右レール部201と、左挿入片311に対向して配置される除電器ホルダ203と、を備える。そして、右挿入片310および左挿入片311が、右レール部201および除電器ホルダ203に係合されながら、ドラムユニット31Hが、内部空間Sに装着される。この際、除電器50は、ドラムユニットレール200の除電器ホルダ203に配置される。このため、ドラムユニット31Hとドラムユニットレール200とが係合する部分に除電器50が配置され、除電器50とドラムユニット31H内の感光体ドラム121との位置精度が好適に維持される。
また、上記の実施形態によれば、右挿入片310の先端部310Pおよび左挿入片311は、右レール部201および除電器ホルダ203に、ドラムユニット31Hの自重によって当接される。このため、ドラムユニット31Hの自重によって、ドラムユニット31Hがドラムユニットレール200に安定して保持される。
また、上記の実施形態によれば、ドラムユニット31Hは、左挿入片311の下方に配置され、かつ、感光体ドラム121の円筒面121Bを帯電させる帯電器122を備える。そして。除電器50は、除電器ホルダ203に配置され、かつ、ドラムユニット31Hの左挿入片311と帯電器122との間に配置される。このため、ドラムユニット31Hの左挿入片311と帯電器122との間の領域を利用して、除電器50が感光体ドラム121に対向して配置される。
また、上記の実施形態によれば、除電器50は、除電器ホルダ203のうち、左挿入片311に当接される領域よりも、感光体ドラム121の円筒面121Bに近い位置に配置される。このため、除電器50が、感光体ドラム121の円筒面121Bに、より近い位置に配置される。この結果、除電器50と感光体ドラム121の円筒面121Bとの位置精度が好適に維持される。また、除電器50から照射される除電光が、感光体ドラム121の円筒面121Bに安定して照射される。
また、上記の実施形態によれば、ドラムユニット31Hが下部筐体21の内部空間Sに装着される度に、清掃ブラシ90によって、除電器50が清掃される。ドラムユニット31Hの脱着に伴い、下部筐体21の内部空間Sに、埃などが流入され、除電器50に付着した場合であっても、前記埃などが清掃ブラシ90によって取り除かれる。このため、ドラムユニット31Hの装着後、感光体ドラム121の円筒面121Bに、除電器50から除電光が安定して照射される。
また、上記の実施形態によれば、清掃ブラシ90は、ドラムユニット31Hにおいて、ドラムユニット31Hが内部空間Sに挿入される方向の下流側端部に配置される。また、清掃ブラシ90は、ドラムユニット31Hが内部空間Sに装着された状態において、除電器50よりも、前記挿入方向の下流側に配置される。このため、ドラムユニット31Hが内部空間Sに挿入されることに伴って、清掃ブラシ90は、除電器50を軸方向に沿って清掃する。更に、ドラムユニット31Hが内部空間Sに装着されると、清掃ブラシ90が、除電器50よりも、挿入方向下流側に配置されるため、清掃ブラシ90が、除電器50の除電光の照射を遮ることがない。
また、上記の実施形態によれば、除電器50は、感光体ドラム121の軸方向に間隔をおいて配置される複数のLED501と、前記複数のLED501を支持する基板502と、を備える。そして、除電器ホルダ203は、前記除電器50の基板502を支持する。このため、除電器ホルダ203が、除電器50の基板502を支持する機能と、ドラムユニット31Hを軸方向に案内する機能と、を兼ねることが可能となる。
また、上記の実施形態によれば、除電器ホルダ203は、感光体ドラム121の軸方向と交差する断面視において、鉛直方向上方側に向かって面され、左挿入片311と接触する当接面203Pを備える。また、除電器ホルダ203は、鉛直方向下方側に向かって面され、除電器50の基板502を支持する除電器支持面203Dと、を備える。すなわち、ドラムユニット31Hの左挿入片311と摺擦される当接面203Pは、上方に向かって面され、除電器50の基板502を支持する除電器支持面203Dは、下方に向かって面される。したがって、当接面203Pが、ドラムユニット31Hを軸方向に案内する際に、除電器支持面203Dに支持される除電器50の基板502に、ドラムユニット31Hの自重による負荷がかかりにくい。
以上、本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の実施形態では、除電器50は、LED501と基板502とから構成される態様にて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。除電器50は、他の発光手段から構成されるものであってもよい。
(2)更に、上記の実施形態では、右挿入片310の先端部310Pおよび左挿入片311は、それぞれ、右方および左方に向かって突設される態様にて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。これらのドラムユニット31Hの被ガイド部分は、他の方向に向かって配置されるものであってもよい。
121 感光体ドラム
121A 回転軸
121B 円筒面(周面)
122 帯電器
122A 帯電ローラー
122B クリーニングローラー
122H 帯電ハウジング
122T 帯電器上壁
200 ドラムユニットレール(レール部材)
200F 前プレート
200L 後固定部
200R 後プレート
201 右レール部(第1ガイド部)
201A 右支持部
201B 右段差部
202 左レール部
203 除電器ホルダ(第2ガイド部)
203A ホルダ上面部
203B ホルダ傾斜部
203C ホルダ屈曲部
203D 除電器支持面(支持面)
203E ホルダ前壁
203F ホルダ後壁
203P 当接面(接触面)
203S ブラシ退避部
21 下部筐体
21H 筐体前壁
31H ドラムユニット
31F ユニット前壁
31R ユニット後壁
310 右挿入片
310A 右当接部
310B 右突起部
310P 先端部(第1被ガイド部)
311 左挿入片(第2被ガイド部)
311A 左当接部
311B 左立壁
351 クリーニングブレード
352 搬送スクリュー
353 研磨ローラー
35H クリーナーハウジング
50 除電器
501 LED(発行ダイオード)
502 基板
50L 光路
50S 収容空間
90 清掃ブラシ(清掃部材)

Claims (4)

  1. 内部空間を備える筐体と、
    回転軸と、前記回転軸まわりに回転駆動される周面とを備え、前記周面に画像を担持する感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムを一体的に支持しながら、前記筐体の前記内部空間に、前記回転軸の軸方向に挿入された後、前記内部空間に装着されるドラムユニットと、
    前記内部空間に前記軸方向に延設され、前記ドラムユニットの装着時に前記ドラムユニットを前記軸方向に案内するレール部材と、
    前記レール部材に固定され、前記内部空間に装着された前記ドラムユニットの前記感光体ドラムに対向して配置され、前記感光体ドラムの前記周面に、除電光を照射する除電器と、
    を備え、
    前記軸方向と交差する断面視において、
    前記ドラムユニットは、第1の方向に向かって突設される第1被ガイド部と、前記第1の方向とは略反対の第2の方向に向かって突設される第2被ガイド部と、を備え、
    前記レール部材は、前記第1被ガイド部の下方において前記第2の方向に向かって延設される第1ガイド部と、前記第2被ガイド部の下方において前記第1の方向に向かって延設される第2ガイド部と、を備え、
    前記第2ガイド部は、水平方向に延設される上面部と、前記上面部に連結され、かつ、前記上面部から前記第1の方向に離れるにしたがって下方に向かって傾斜した傾斜部と、前記上面部と前記傾斜部との間で前記軸方向に延びる稜線部と、を備え、
    前記第2被ガイド部は、前記第2の方向に向かって先上がりに傾斜した下面部を備え、
    前記ドラムユニットの自重によって、前記第1被ガイド部が前記第1ガイド部に当接し、かつ、前記第2被ガイド部の前記下面部が前記第2ガイド部の前記稜線部に当接しながら、前記ドラムユニットが、前記内部空間に挿入されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2ガイド部は、前記傾斜部と交差して、鉛直下方側に向かって面される支持面を更に備え、
    前記除電器は、前記第2ガイド部の前記支持面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記支持面に固定された前記除電器は、前記第2ガイド部の前記稜線部よりも、前記感光体ドラムの前記周面に近い位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記断面視において、前記ドラムユニットは、前記第2被ガイド部の下方に配置され、かつ、前記感光体ドラムの前記周面を帯電させる帯電器、を備え、
    前記除電器は、前記ドラムユニットの前記第2被ガイド部と前記帯電器との間に配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
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