JP3757582B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電、露光、現像を行う電子写真方式で画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から画像形成装置として、像担持体上に帯電、露光、現像を行う電子写真方式で画像を形成する装置が用いられている。このような画像形成装置においては、像担持体上に帯電を行う帯電器として、スコロトロン帯電器が用いられている。このスコロトロン帯電器は、針状、鋸歯状、或いは、ワイヤーで構成される放電電極と、この放電電極の両サイドを囲むサイドプレートと、放電電極に対して像担持体とは反対側の解放部を覆う開口部を有するバックプレートと、放電電極に対して像担持体側の開口部に放電の制御を行うために制御用のグリッド電極とを有している。
【0003】
ところで、画像形成を繰り返すとスコロトロン帯電器の性能が劣化するために、放電電極及びグリッド電極は、清掃や交換が必要となる。しかしながら、放電電極はサイドプレート、バックプレート、グリッド電極に囲まれているために、容易に清掃や交換を行うことができない。そのために、従来では、例えば、スコロトロン帯電器内に放電電極を清掃するための清掃用部材を、非画像領域に配置し、この清掃用部材を放電極の長手方向にスライドさせることにより清掃を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、清掃をするために、スコロトロン帯電器内に清掃用部材を設けておくために、清掃用部材という部品が必要となりコストがかかり、しかも、清掃用部材を予めスコロトロン帯電器内に配置させることが必要となり、製造工程が複雑化し、コストアップを招いている。
【0005】
また、画像形成装置は、一般に、各手段に電力を供給する電源回路を一カ所に集め、そこから各手段へと配線し、電力を供給している。そのため、配線の取り回しが長くなり、電力のロスだけでなく、電波など悪影響を及ぼすようになる。特に帯電器へは高圧電源が必要であり、このため上記問題が顕著となる。
【0006】
また、画像形成装置は、帯電前除電器が設けられていることがある。この帯電前除電器は、帯電前の像担持体上に一様露光することにより、像担持体の除電を行い、後段の帯電器による帯電の一様化を促進するものである。ところが、この帯電前除電器による露光光が、帯電器による帯電領域にまで入射してしまうと、所期の目的を達成することができず、帯電不良が生じてしまう。
【0007】
そこで、清掃用部材を帯電器内に予め設ける必要がなく、低コスト化を図ること第1課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記第1課題は、以下の構成により解決することができる。
【0011】
(1) 像担持体上に帯電、露光、現像を行う電子写真方式で画像を形成する画像形成装置において、
前記帯電は、放電電極とグリッド電極とサイドプレートとを有する帯電器を用い、
前記放電電極と前記サイドプレートとを帯電ユニットとして一体化して画像形成装置本体側に配置し、前記グリッド電極を前記帯電ユニットと分割して前記像担持体を備えるプロセスカートリッジ側に配置し
前記グリッド電極に導電性の導通部材を設けるとともに、前記サイドプレートと前記導通部材とを接離可能に設け、
記グリッド電極が配置された前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に対して着脱可能とし、
前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されて前記導通部材と前記サイドプレートとが当接しているとき、前記グリッド電極および前記像担持体に対する前記放電電極の位置決めがなされるとともに、前記グリッド電極と前記サイドプレートとが導通するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
【0012】
(2) 前記帯電器による帯電の前に前記像担持体の除電を行う帯電前除電器、及び/又は、前記帯電器による帯電の後に前記像担持体の除電を行う消去用除電器を、前記帯電ユニットに一体化したことを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0013】
(3) 記サイドプレートが前記導通部材に対して接離可能なように、画像形成が可能な状態にある前記プロセスカートリッジに対して、前記帯電ユニットを回動又は移動可能に設け、
前記帯電ユニットが前記プロセスカートリッジから離間する方向に、前記放電電極に電力を供給するための高圧電源を設け、前記高圧電源から突出されたバネ状リード線を介して前記放電電極に電力を供給し、かつ、前記帯電ユニットが前記プロセスカートリッジに対して所定の位置を保持するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【0014】
(4) 前記画像形成装置内上方に、原稿を走査するための走査光学ユニットを有し、
前記走査光学ユニット内であって、前記像担持体上へと原稿の光像を導く光路を阻害しない位置に、前記高圧電源を配置したことを特徴とする(3)に記載の画像形成装置。
(5) 前記帯電器による帯電の前に前記像担持体の除電を行う帯電前除電器を、前記像担持体の移動方向に対向するように傾けて配置したことを特徴とする(1)乃至(4)の何れかに記載の画像形成装置。
【0015】
(6) 前記帯電する位置において、前記像担持体の移動方向上流側へと排風するように排風手段を設けたことを特徴とする(5)に記載の画像形成装置。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面に基づきながら説明する。まず、画像形成装置の概略構成及びプロセスについて、画像形成装置の概略断面図である図1に基づいて説明する。
【0025】
画像形成装置である複写機は、原稿と相対的移動をして原稿画像を読み取る走査光学系を備えた走査光学ユニット10と、走査光学系で読み取った画像を、転写紙上に顕像化する画像形成ユニット20とを備えている。すなわち、複写機内の上方、換言すると、画像形成ユニット20の上方に走査光学ユニット10が配置されている。そして、画像形成ユニット20内のトナー粉などが走査光学系ユニット10内へと侵入することを阻止するために、仕切壁39によって走査光学ユニット10と画像形成ユニット20とが仕切られている。
【0026】
走査光学ユニット10は、原稿を載置する透明なガラス板からなる原稿台11と、原稿台11上に載置した原稿を覆う原稿台カバー12と、原稿台11上に載置した原稿に対して光照射する光源である照明ランプ131と原稿からの反射光を反射する第1反射ミラー132とを備えた原稿と相対的移動をする第1走査架台13と、第1反射ミラー132の反射光を反射する第2反射ミラー141と第2反射ミラー141の反射光を反射する第3反射ミラー142とを備え第1走査架台13の移動速度の1/2の速度で移動する第2走査架台14と、原稿の画像を後述する感光体ドラム21に結像するレンズユニット15と、レンズユニット15を介した光を感光体ドラム21へと反射させる固定された第4反射ミラー16、第5反射ミラー17、第6反射ミラー18とを有している。なお、第5反射ミラー17及び第6反射ミラー18は、画像形成ユニット20内に配置されている。
【0027】
したがって、照明ランプ131によって照射された原稿台11上の原稿の画像は、第1反射ミラー132、第2反射ミラー141、第3反射ミラー142、レンズユニット15、及び、第4反射ミラー16、第5反射ミラー17、第6反射ミラー18を介して感光体ドラム21上に結像する。そして、第1走査架台13と第1走査架台13の1/2の速度で移動する第2走査架台14との移動により、原稿台11上で静止している原稿の全面を走査する。
【0028】
画像形成ユニット20は、電子写真プロセスにより転写紙上にトナー像を形成するものであり、このプロセス自体は公知なので詳細な説明は省略し、以下に簡略して説明する。画像形成ユニット20は、図において時計方向に回転する像担持体である光導電性感光層を有する感光体ドラム21上を、帯電器22によって一様に帯電し、一様帯電した感光体ドラム21上に前述した走査光学ユニット10からの像光を露光することにより形成された静電潜像を現像器23によって現像し、トナー像として顕像化する。
【0029】
一方、カセット31内に収納された転写紙Pは、送出ローラ32によって1枚ずつ分離して送り出され、給紙ローラ対33、34によって搬送され、レジストローラ対35によって、感光体ドラム21上に形成されたトナー像と同期をとり、感光体ドラム21へと搬送される。
【0030】
感光体ドラム21上に形成されたトナー像は、転写器24によってレジストローラ対35により搬送されてくる転写紙P上にトナー像を転写される。トナー像が転写された転写紙Pは、分離器25によって感光体から分離され、定着手段27の加熱ローラ271と加圧ローラ272との間を通過することにより転写紙P上に転写したトナー像を溶融定着され、排紙ローラ28によって排紙皿29上へと排紙される。一方、トナー像を転写した後の感光体ドラム21は、さらに回転を続け、クリーニング手段26によって、感光体ドラム21上に残留したトナーが除去され、次の画像形成に備えられる。
【0031】
なお、本実施の形態の複写機では、帯電器22による帯電の前(感光体ドラム21の回転方向上流側)に一様な露光を施すことにより感光体ドラム21の除電を行う発光ダイオード(LED)から構成される帯電前除電器(PCL)36と、帯電器22による帯電の後(感光体ドラム21の回転方向下流側)に画像形成の領域外に露光を施すことにより感光体ドラム21の除電を行う発光ダイオード(LED)から構成される消去用除電器(CEL)37とが、感光体ドラム21の周囲に配置されている。
【0032】
また、本実施の形態では帯電器22を画像形成ユニット20内の上方に配置し、帯電器22として、ワイヤ、針状、或いは、鋸歯状の放電電極221と、放電を制御するためのグリッド電極222と、放電電極221の感光体ドラム21の回転方向の上、下流側を覆うサイドプレート223、224と、放電電極221に対してグリッド電極22とは反対側を覆う開口を有したバックプレート225とを有するスコロトロン帯電器を用いている。帯電器22による帯電の際に発生するオゾン(同様に、転写器24や分離器25によっても発生する)の除去する、及び、照明ランプ131や定着手段27による温度上昇を抑えるために、複写機の背面側(図1において紙面垂直方向の奥側)に排風手段であるファン38を設け、機内の空気を機外に排出するよう構成している。なお、このファン38は、帯電器22により発生するオゾンが、感光体ドラム21の回転方向上流側へと流れるように配置されている。
【0033】
ところで、このような複写機においては、感光体ドラム21などが使用回数に応じて劣化し、画質低下が生じるために、プロセスカートリッジ40として少なくとも感光体ドラム21を含めた各構成部を一体化して、複写機の前面(図1において紙面垂直方向の手前側)から複写機本体に対して着脱可能に設けられている。このプロセスカートリッジ40は、複写機本体側に設けられた案内部材である一対のレール部材Rに、プロセスカートリッジ40に設けられた被案内部材である一対のガイド部材Gを沿わせて、引き出す或いは装着することにより、着脱することができる。本実施の形態におけるこのプロセスカートリッジ40の詳細な構成について、プロセスカートリッジの概略断面図である図2に基づいて説明する。
【0034】
本実施の形態においては、プロセスカートリッジ40として、感光体ドラム21、現像器23、クリーニング手段26だけでなく、帯電器22の一部(具体的には、グリッド電極222)、さらに、定着手段27の一部(具体的には、加熱ローラ271など)を一体化している。
【0035】
すなわち、プロセスカートリッジ40に帯電器22の一部であるグリッド電極22を設けることは、複写機本体側に帯電器22の残りである放電電極221、サイドプレート223、224及びバックプレート225を設けている(これについては後述する)。したがって、プロセスカートリッジ40を複写機本体から引き出すと、放電電極221とグリッド電極222とが分割され、グリッド電極222が複写機本体から引き出すことができる。そのために、従来帯電器22の放電電極221やグリッド電極222の清掃や交換のために、帯電器22内に予め清掃部材を設ける必要がなく低コスト化を実現でき、しかも、清掃部材を組み込む工程が不要となり製造工程を簡略化することができる。なお、本実施例の場合、プロセスカートリッジ40を複写機本体から引き出すことにより、グリッド電極222を容易に清掃や交換することができる。このグリッド電極222には、導電性の導通部材226が一体となってプロセスカートリッジ40に設けられている。この導通部材226は、後段において詳述するが、サイドプレート223の先端が当接することにより、位置決めを行うとともに、サイドプレート223、224、及び、バックプレート225と、グリッド電極222とを同電位とし、帯電特性の維持を図るものである。
【0036】
なお、本実施の形態では定着手段27の一部である加熱ローラ271、加熱ローラ271をクリーニングするクリーニングローラ273、加熱ローラ271の温度を測定する温度センサ274、及び、加熱ローラ271に巻き付いた転写紙Pを分離する分離爪275を、プロセスカートリッジ40に設けている。これは、加熱ローラ271と感光体ドラム21との位置関係を精度よくすることができるとともに、加熱ローラ271のメンテナンスを容易にし、しかも、プロセスカートリッジ40を複写機本体から引き出した際に、安定した状態で載置することができ好ましいが、定着手段27の一部をプロセスカートリッジ40と一体にしなくてもよい。
【0037】
次に複写機本体側に設けられた帯電器22の残りの部分(グリッド電極222以外)の構成について、図3に基づき説明する。帯電器22のグリッド電極22以外、すなわち、放電電極221、サイドプレート223、224、及び、バックプレート225は、帯電ユニット41として一体化され、複写機本体に設けられている。この帯電ユニット41は、回動軸42を中心にして、回動自在に設けられている。帯電ユニット41が時計方向に回動することにより、放電電極221、サイドプレート223、224、及び、バックプレート225とグリッド電極22とが分割され、グリッド電極222をプロセスカートリッジ40とともに複写機本体から引き出す、或いは、複写機本体へ装着することができる。また、帯電ユニット41が反時計方向に回動することにより、サイドプレート223(感光体ドラム21の軸方向における両端側で)とプロセスカートリッジ40に設けられた導通部材226とが当接し、帯電器22として機能させるための位置が決められるとともに、サイドプレート223、224、及び、バックプレート225と、グリッド電極222とを同電位にすることができ放電特性の維持を図ることができる。なお、本実施の形態では、図示はしないが、このサイドプレート223がツェナーダイオードを介して接地されることにより、サイドプレート223、224、バックプレート225、及び、グリッド電極222の電位を安定させている。
【0038】
また、本実施の形態では、この帯電ユニット41に、PCL36とCEL37を設けている。これは、元来、PCL36やCEL37は交換など殆ど必要としないが、従来ではプロセスカートリッジ40に設けられており、プロセスカートリッジ40を交換する毎にPCL36やCEL37が交換されており、プロセスカートリッジ40のコストアップを招いていた。しかしながら、プロセスカートリッジ40ではなく複写機本体にPCL36とCEL37を設けることにより、プロセスカートリッジ40のコストダウンを図ることができる。しかも、本実施の形態では、帯電ユニット41にPCL36とCEL37を設けたので、感光体ドラム21に対しての位置を正確に決めることができ、さらに、プロセスカートリッジ40の着脱の際には、帯電ユニット41と一体となって感光体ドラム21の周囲から退避(離間)するので、操作性が阻害されることがない。
【0039】
なお、本実施の形態の帯電ユニット41として一体で或いは帯電ユニット41の各構成部材(放電電極221、サイドプレート223、224、バックプレート225の各々又はこれらの一体や、PCL36や、CEL37)各々を単独で(独立して)、感光体ドラム21の軸方向に調整可能に設けることにより、メンテナンス性の向上を図ることができる。
【0040】
ところで、画像形成ユニット20内の上方に設けられた帯電器22の放電電極221には高圧の電力を供給(生成)する高圧電源50が必要である。従来は、複写機の底部などに他の部材へ電力を供給する電源とともに設けられていたが、これでは、配線の取り回しが長くなり、電力のロスだけでなく、電波など悪影響を及ぼすようになる。特に帯電器22へ電力を供給する高圧電源の場合、この問題が顕著となっていた。そのために、本実施の形態では、帯電器22の上方に高圧電源50を配置している。すなわち、高圧電源50は、走査光学ユニット10内であって、感光体ドラム21へと原稿の光像を導く光路を阻害しない位置に設けられている。具体的には、高圧電源50は、レンズユニット15と第4ミラーとの間の空きスペースに位置するように設けられている。なお、本実施の形態の複写機は原稿の光像を直接感光体ドラム21へと導くアナログ式の複写機であるので、この位置に高圧電源50を配置しても、他の部材への悪影響をさほど考慮しなくてもよい。
【0041】
この高圧電源50の具体的な構成を言えば、高圧電源50は、仕切壁39に固定ピン51を介して、高圧基板52が設けられ、この高圧基板52上に昇圧回路を含む高圧電源回路53が設けられている。そして、高圧電源回路53からバネ状リード線54を、高圧基板52及び仕切壁39を貫通させて突出して設け、このバネ状リード線54の先端が放電電極221に電気的に接続されるよう構成している。このように、放電電極221(帯電ユニット41)がグリッド電極222から離間する方向から、バネ状リード線54を介して、放電電極221へ電力を供給するように構成したのは、高圧電源回路53と放電電極221との間の距離を短くし、バネ状リード線54と放電電極221の接触を確実にせしめるだけでなく、バネ状リード線54の弾性力によって帯電ユニット41をプロセスカートリッジ40側へ付勢し、サイドプレート223と導通部材226との接触を確実にせしめることにより位置決めや導通部材226を介した接続を確実にせしめるためである。なお、絶縁部材55は、バネ状リード線54の周面を覆い、電力のリークやメンテナンス時の感電を防止する。また、本実施の形態では、このバネ状リード線54として、つる巻きのバネ状リード線を用いることにより、バネ状リード線54の変位量を大きくとることができ好ましいが、板バネ状のリード線を用いてもよい。
【0042】
このような構成の複写機本体側にプロセスカートリッジ40を装着すると、図4に示すようになる。すなわち、帯電ユニット41がプロセスカートリッジ40に対して離間する方向であって、(画像形成ユニット20の上方に設けられた)走査光学ユニット10内に高圧電源50が設けられ、高圧電源50から突出したバネ状リード線54を介して放電電極221に電力が供給される。しかも、このバネ状リード線54の弾性力を利用して、サイドプレート223と導通部材226とを当接させて、帯電器22としての位置決めを確実にせしめている。
【0043】
ところで、本実施の形態においては、画像形成が可能な位置にあるとき(図1や図4の状態のとき)、PCL36を感光体ドラム21の回転方向に対向するように配置されている。換言すると、PCL36の光の指向方向(図4において一点鎖線の矢印で示す)を、PCL36と感光体ドラム21の回転中心とを結んだラインより、感光体ドラム21の回転方向上流側に傾くように配置している。こうすることにより、PCL36から出射された光が、帯電器22による帯電領域にまで入射してしまうことがなく、帯電不良の発生を抑えることができる。さらに、このように構成することにより、帯電器22のサイドプレート223と感光体ドラム21との間隙を広めることができ、帯電により発生するオゾンを効率よく、ファン38によって排風させることができる。
【0044】
なお、本実施の形態では、ファン38による空気の流れを、帯電器22のバックプレート225、グリッド電極222、サイドプレート223と感光体ドラム21との間隙の順になるように、仕切壁39にL字状の断風板56が設けられている。この断風板56は、帯電ユニット41の回動を阻害しないように、バックプレート225に設けられた開口部(不図示)を貫通することが可能なように設けられている。
【0045】
また、本実施の形態では、帯電器22のうちグリッド電極222をプロセスカートリッジ40とともに複写機本体から着脱可能に設けているが、帯電ユニット41、或いは、放電電極221やサイドプレート223、224やバックプレート225をも複写機本体から着脱可能に設けてもよい。要は、画像形成時において帯電器22として一体で機能する放電電極221とグリッド電極222とが分割されて、少なくとも一方が複写機本体に対して着脱可能に設けられていれば、放電電極221やグリッド電極222の清掃や交換を容易に行うことができ、前述したようにコストダウンを図ることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、清掃用部材を帯電器内に予め設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの概略断面図である。
【図3】複写機本体側に設けられた帯電器22の残りの部分の構成を示す図である。
【図4】プロセスカートリッジを装着した状態の図である。
【符号の説明】
10 走査光学ユニット
20 画像形成ユニット
21 感光体ドラム(像担持体)
22 帯電器
23 現像器
36 帯電前除電器(PCL)
37 消去用除電器(CEL)
38 ファン
40 プロセスカートリッジ
41 帯電ユニット
50 高圧電源
54 バネ状リード線
221 放電電極
222 グリッド電極
223、224 サイドプレート
226 導通部材

Claims (6)

  1. 像担持体上に帯電、露光、現像を行う電子写真方式で画像を形成する画像形成装置において、
    前記帯電は、放電電極とグリッド電極とサイドプレートとを有する帯電器を用い、
    前記放電電極と前記サイドプレートとを帯電ユニットとして一体化して画像形成装置本体側に配置し、前記グリッド電極を前記帯電ユニットと分割して前記像担持体を備えるプロセスカートリッジ側に配置し
    前記グリッド電極に導電性の導通部材を設けるとともに、前記サイドプレートと前記導通部材とを接離可能に設け、
    記グリッド電極が配置された前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に対して着脱可能とし、
    前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されて前記導通部材と前記サイドプレートとが当接しているとき、前記グリッド電極および前記像担持体に対する前記放電電極の位置決めがなされるとともに、前記グリッド電極と前記サイドプレートとが導通するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電器による帯電の前に前記像担持体の除電を行う帯電前除電器、及び/又は、前記帯電器による帯電の後に前記像担持体の除電を行う消去用除電器を、前記帯電ユニットに一体化したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記サイドプレートが前記導通部材に対して接離可能なように、画像形成が可能な状態にある前記プロセスカートリッジに対して、前記帯電ユニットを回動又は移動可能に設け、
    前記帯電ユニットが前記プロセスカートリッジから離間する方向に、前記放電電極に電力を供給するための高圧電源を設け、前記高圧電源から突出されたバネ状リード線を介して前記放電電極に電力を供給し、かつ、前記帯電ユニットが前記プロセスカートリッジに対して所定の位置を保持するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置内上方に、原稿を走査するための走査光学ユニットを有し、
    前記走査光学ユニット内であって、前記像担持体上へと原稿の光像を導く光路を阻害しない位置に、前記高圧電源を配置したことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記帯電器による帯電の前に前記像担持体の除電を行う帯電前除電器を、前記像担持体の移動方向に対向するように傾けて配置したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電する位置において、前記像担持体の移動方向上流側へと排風するように排風手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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