JP4898416B2 - ベルト転写装置 - Google Patents

ベルト転写装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4898416B2
JP4898416B2 JP2006344640A JP2006344640A JP4898416B2 JP 4898416 B2 JP4898416 B2 JP 4898416B2 JP 2006344640 A JP2006344640 A JP 2006344640A JP 2006344640 A JP2006344640 A JP 2006344640A JP 4898416 B2 JP4898416 B2 JP 4898416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
belt
swing
transfer
intermediate transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006344640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008158084A (ja
Inventor
孝一 山内
政志 平井
隆彦 吉田
一暁 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006344640A priority Critical patent/JP4898416B2/ja
Publication of JP2008158084A publication Critical patent/JP2008158084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4898416B2 publication Critical patent/JP4898416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

この発明は、電子写真方式の画像形成装置に適用され、像担持体が担持するトナー像を、転写ベルト上を搬送される用紙(以下、OHPシート等の紙以外の記録媒体を含む。)に転写し、又は、中間転写ベルトの表面に1次転写した後に用紙に2次転写するベルト転写装置に関する。
電子写真方式によって画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置では、ベルト転写装置を備えたものがある。ベルト転写装置は、弾性材料からなる転写ベルトをループ状の移動経路に沿って回転自在に張架し、転写ベルトを挟んで像担持体に当接する転写部材を備えている。ベルト転写装置は、像担持体が担持するトナー像を、転写ベルト上を搬送される用紙に転写する。
ベルト転写装置は、複数のローラで転写ベルトをループ状に張架し、ローラから回転力を供給して転写ベルトを回転させる。画像形成処理の高速化の要請に対応すべく、転写ベルトを高速回転させると、転写ベルトが蛇行し易くなる。転写ベルトに蛇行を生じると、用紙上に転写されたトナー像が歪を生じるだけでなく、用紙の搬送不良によるジャムを発生する。また、転写ベルトがフレームに接触すると、転写ベルトの切断やベルト転写装置の破損を招く。
また、画像形成装置では、像担持体の表面に担持されたトナー像を中間転写ベルトに1次転写した後、中間転写ベルトから用紙に2次転写するベルト転写装置を備えたものもある。中間転写ベルトを備えたベルト転写装置でも、中間転写ベルトの蛇行により、転写ベルトと同様の問題を生じる。
そこで、トナー像の転写に用いるベルトを複数のローラで張架した従来のベルト転写装置では、少なくとも1つのローラを、両端部の径に比較して中央部の径が大きいクラウン状ローラとしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。ベルトにはローラの軸方向における中央部に両端部よりも大きな張力が作用し、転写ベルト又は中間転写ベルトは軸方向の中央部に付勢され、両端部への移動を規制される結果、ローラから外れることがない。
また、ベルトを張架する複数のローラのうちの少なくとも1つのローラの回転軸の両端をリンク機構によって支持したものがある(例えば、特許文献2参照。)。ローラを軸方向に移動させることで、ベルトに作用する張力を軸方向の全幅にわたって一定にし、ベルトの蛇行を防止する。
特開平02−093674号公報 特開2004−012585号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、ローラからベルトが外れることを防止できるが、ローラの軸方向の中央部に向かう力がベルトに常に作用し、均一な画像形成状態を維持することができない。また、特許文献2に記載された構成では、複数のローラの軸間距離が変化するため、回転移動方向に沿う方向にベルトに作用する張力が変動し、ベルトが早期に劣化する問題がある。特に、中間転写ベルトでは、ベルトに作用する張力の変化によってベルトの厚みが変わり、像担持体とのニップ幅やニップ圧力が変動して転写効率を一定に維持できない問題がある。転写効率の変動は、中間調画像に筋状の濃淡ムラを形成する原因となる。
この発明の目的は、軸方向に直交する方向に配置された2本のローラのうちの一方のローラの端部を他方のローラの回転軸を中心に揺動させてベルトの蛇行を防止することにより、ローラの軸間距離が変化しないようにし、ベルトに作用する張力の変動に伴うベルトの早期劣化、画質の劣化を生じることのないベルト転写装置を提供することにある。
この発明は、弾性材料からなるベルトを揺動ローラ及び支点ローラを含む複数のローラによって回転移動自在に張架したベルト転写装置であって、蛇行検出部材、移動機構を備えている。蛇行検出部材は、ベルトの蛇行状態を検出する。移動機構は、蛇行検出部材がベルトの蛇行を検出した際に揺動ローラにおける軸方向の少なくとも一端側を前記支点ローラの回転軸回りに揺動させる。
揺動機構は、一端側が支点ローラの回転軸に軸支され、他端側に揺動ローラの回転軸の軸受が固定されている支持部材と、軸受を介して周面が揺動ローラの回転軸の端部の周面に当接する偏心カムと、偏心カムに回転力を供給するモータと、を含む。
複数のローラで張架されたベルトが蛇行した際に、揺動ローラにおける軸方向の少なくとも一端側が揺動機構によって支点ローラの回転軸を中心に揺動する。揺動ローラの回転軸が傾斜することにより、ベルトの蛇行が矯正される。このとき、揺動ローラと支点ローラとの軸間距離は変化せず、ベルトの張力は変動しないため、ベルトが早期劣化することがない。また、ベルトの厚みも変化しないため、ベルトと像担持体とのニップ幅やニップ圧力が変動せず、転写効率が一定に維持される。
また、モータの回転によって揺動ローラの回転軸の周面との当接部分における偏心カムの径が変化し、揺動ローラの一端側を容易に揺動させることができる。
揺動ローラは、複数のローラのうちベルトに回転力を供給するローラ以外のローラとしてもよい。駆動系を揺動させる必要がなく、構成が複雑化することがない。
ベルトが、像担持体からトナー像が転写される1次転写領域、及び、トナー像を用紙に転写する2次転写領域を経由する移動経路に沿って回転移動する中間転写ベルトである場合、揺動ローラは移動経路における1次転写領域及び2次転写領域を除く領域で中間転写ベルトを張架するローラとしてもよい。揺動ローラの変位によってトナーの1次転写及び2次転写に影響を与えないようにすることができる。
揺動ローラは、移動経路中で中間転写ベルトの残留電位が最も低い位置に配置してもよい。揺動ローラの変位によって1次転写時及び2次転写時に中間転写ベルトに形成される電界与える影響を最小にすることができる。
ベルトが、像担持体からトナー像が転写される1次転写領域、及び、トナー像を用紙に転写する2次転写領域を経由する移動経路に沿って回転移動する中間転写ベルトである場合、1次転写領域に配置される1次転写ローラを、移動経路における像担持体と中間転写ベルトとのニップ部分の中心位置よりも揺動ローラ側に配置してもよい。揺動ローラの変位によっても中間転写ベルトと像担持体とのニップ幅が変化しないようにすることができ、転写効率を一定に維持できる。
この発明によれば、複数のローラに張架されたベルトが蛇行した際に、揺動ローラにおける軸方向の少なくとも一端側を揺動機構によって支点ローラの回転軸を中心に揺動させ、揺動ローラ回転軸を傾斜させてベルトの蛇行を矯正する。揺動ローラと支点ローラとの軸間距離が変化することがなく、ベルトの張力の変動によるベルトの早期劣化を防止できる。また、ベルトの厚みも変化しないため、ベルトと像担持体とのニップ幅やニップ圧力が変動せず、転写効率を一定に維持できる。
以下に、この発明を実施するための最良の形態について、この発明の実施形態に係るベルト転写装置をカラー画像形成装置に適用した場合について説明する。図1は、この発明の実施形態に係るベルト転写装置が適用されるカラー画像形成装置の概略の構成を示す図である。画像形成装置100は、画像読取部200、画像記録部300、及び、給紙部400を備えている。
画像読取部200は、原稿台201、第1ミラーベース202、第2ミラーベース203、レンズ204及び固体撮像素子(例えば、CCD:Charge Coupled Deviceである。)205を備えている。
原稿台201は、硬質ガラス板によって構成されており、上面に原稿が載置される。第1ミラーベース202は、光源及び第1ミラーを搭載している。第2ミラーベース203は、第2ミラー及び第3ミラーを搭載している。
第1ミラーベース202及び第2ミラーベース203は、原稿台201の下方で水平方向に移動自在にされている。第2ミラーベース203は、第1ミラーベース202の1/2の移動速度で移動する。光源の光は、第1原稿台202上に載置された原稿の画像面に向けて照射される。原稿の画像面における反射光が、光路長を一定にして第1〜第3ミラー及びレンズ204を経由してCCD205に入射する。
CCD205は、原稿の画像面における反射光の光量に応じた電気信号を出力する。この電気信号は、画像記録ユニット300に画像データとして入力される。
給紙部400は、給紙カセット401〜404を備えている。給紙カセット401〜404のそれぞれには、単一サイズの複数枚の用紙が収納されている。給紙部400は、画像サイズ及び倍率に応じたサイズの用紙を給紙カセット401〜404のいずれかから選択的に給紙する。給紙された用紙は、用紙搬送路405を経由して駆動ローラ3と転写ローラ25とが対向する位置で中間転写ベルト2と転写ベルト24との間に搬送される。
画像記録部300は、画像形成ステーション301〜304、トナーボックス305A〜305E、露光装置306、定着装置307、ベルト転写装置10を備えている。
画像形成ステーション301は、感光体ドラム311Aを備え、黒色のトナー像を形成する。画像形成ステーション302〜304は、それぞれ感光体ドラム311B〜311Dを備え、それぞれ減色混法の三原色であるシアン、マゼンタ、イエローの各色相のトナー像を形成する。感光体ドラム311A〜311Dは、この発明の像担持体である。
モノクロ画像形成処理時及びカラー画像形成処理時の両方で使用される感光体ドラム311Aは、モノクロ画像形成処理の高速化及び寿命の均一化のために、カラー画像形成処理時のみで使用される感光体ドラム311B〜311Dよりも大径にされている。
トナーボックス305A,305Bは、画像形成ステーション301に供給される黒色のトナーを収納している。トナーボックス305C〜305Eは、それぞれ画像形成ステーション302〜304に供給されるマゼンタ、シアン、イエローのトナーを収納している。
露光装置306は、感光体ドラム311A〜311Dのそれぞれに、黒色、マゼンタ、シアン及びイエローの画像データで変調された画像光を照射し、各色相の静電潜像を作成する。露光装置306は、一例としてレーザ走査装置であり、色相毎に備えられた半導体レーザから照射されたレーザ光をポリンゴンミラーで等角速度偏向した後、fθレンズで等速度偏向し、感光体ドラム311A〜311Dの表面を一定速度で主走査方向に露光する。
定着装置307は、加熱ローラと加圧ローラとを備え、両ローラの間を通過する用紙を加熱及び加圧し、用紙に転写されているトナーを溶融して用紙の表面に堅牢に定着させる。
ベルト転写装置10は、駆動ローラ3及び従動ローラ4を含む複数のローラを回転自在に支持しており、これらのローラに中間転写ベルト2を張架している。中間転写ベルト2は、ゴム等の弾性材料によって無端状に形成されており、感光体ドラム311A〜311Dに対向する位置を経由するループ状の移動経路中を回転自在にされている。
ベルト転写装置10は、転写ローラ8を感光体ドラム311Aに接離自在に支持しており、転写ローラ312〜314をそれぞれ感光体ドラム311B〜311Dに接離自在に支持している。
ベルト転写装置10には、2次転写ユニット20が備えられている。2次転写ユニット20は、駆動ローラ21、従動ローラ22及びテンションローラ23に転写ベルト24を張架し、中間転写ベルト2及び転写ベルト24を挟んで駆動ローラ3に当接する2次転写ローラ25を備えている。ベルト転写装置10は、感光体ドラム311A〜311Dが担持するトナー像を、中間転写ベルト10の周面に1次転写した後、2次転写ユニット20によって用紙に2次転写する。
図2は、ベルト転写装置10の構成及び動作を示す図である。ベルト転写装置10は、本体フレーム1、中間転写ベルト2、駆動ローラ3、従動ローラ4、テンションローラ5A,5B、揺動用カム6、支持部材7、一次転写ローラ8A〜8D、ニップ調整ローラ9を備えている。
本体フレーム1は、図示しない止めネジによって画像形成装置100内の所定の位置に固定される。駆動ローラ3、テンションローラ5A,5B、揺動用カム6、一次転写ローラ8A〜8D、ニップ調整ローラ9は、直接又は図示しない支持ユニットを介して本体フレーム1に軸支されている。中間転写ベルト2は、駆動ローラ3、従動ローラ4、テンションローラ5A,5B、一次転写ローラ8A〜8D、ニップ調整ローラ9を含む複数のローラに張架されている。
中間転写ベルト2は、感光体ドラム311A〜311Dからトナー像が転写される1次転写領域P1D〜P1D、及び、トナー像を用紙に転写する2次転写領域P2を経由する移動経路に沿って回転移動する。
支持部材7は、一端側を駆動ローラ3の回転軸31に軸支されており、他端側に軸受42を固定している。軸受42は、従動ローラ4の回転軸41を軸支する。回転軸41の周面には、軸受42を介して、この発明の偏心カムである揺動用カム6の周面が当接している。支持部材7には、一端を本体フレーム1に係止したスプリング7Aの他端が係止されている。スプリング7Aは、支持部材7を下方に押圧している。
スプリング7Aの弾性力によって、軸受42の周面に揺動用カム6の周面が常時当接する。揺動用カム6が回転し、回転軸41の周面に当接する部分の揺動用カム6の径が変化すると、従動ローラ4の軸方向の端部が図2中一点鎖線で示す位置及び二点鎖線で示す位置までの間に回転軸31を中心にして揺動する。従動ローラ4がこの発明の揺動ローラに相当し、駆動ローラ3が同じく支点ローラに相当する。
従動ローラ4は、中間転写ベルト2を張架する複数のローラのうちでベルトに回転力を供給する駆動ローラ3以外のローラである。駆動系を揺動させる必要がなく、構成が複雑化することがない。従動ローラ4は、中間転写ベルト2の移動経路における1次転写領域P1A〜P1D及び2次転写領域P2を除く領域で中間転写ベルト2を張架している。従動ローラ4の揺動によってトナーの1次転写及び2次転写に影響を与えないようにすることができる。
また、従動ローラ4は、中間転写ベルト2の移動経路中で駆動ローラ3が配置されている2次転写位置P2から最も離れた位置にある。中間転写ベルト2は、1次転写位置P1A〜P1D及び2次転写位置P2をこの順に通過する間に、1次転写電圧及び2次転写電圧の印加を受ける。従動ローラ4を移動経路中で中間転写ベルト2の残留電位が最も低い位置に配置することで、従動ローラ4の変位によって1次転写時及び2次転写時に中間転写ベルト2に形成される電界に与える影響を最小にすることができる。
なお、1次転写ローラ8A〜8Dは、中間転写ベルト2の移動経路における感光体ドラム311A〜311Dと中間転写ベルト2とのニップ部分の中心位置よりも従動ローラ4側に配置されている。従動ローラ4の変位によっても中間転写ベルト2と感光体ドラム311A〜311Dとのニップ幅が変化しないようにすることができ、転写効率を一定に維持できる。
図3は、ベルト転写装置10の要部の構成を示す側面図である。従動ローラ4の軸方向の両端(前面側及び背面側)からは、回転軸41が突出している。軸受42を備えた支持部材7は、前面側及び背面側の両方に配置されている。回転軸41は、支持部材7に固定された軸受42によって軸支されている。軸受42の周面には、下方から揺動用カム6の周面が当接している。前面側及び背面側の両方に配置されている揺動用カム6の回転軸61は、図示しない本体フレーム1に軸支されている。
前面側では、揺動用カム6の回転軸61には、ギア62Aが固定されている。ギア62Aには、モータ63Aの回転軸65Aに固定されたギア64Aが噛合している。モータ63Aの駆動によって回転軸65Aの回転がギア62A,64Aを介して揺動用カム6に伝達され、揺動用カム6が回転し、従動ローラ4における軸方向の前面側が上下動する。
背面側では、揺動用カム6の回転軸61には、ギア62Bが固定されている。ギア62Bには、モータ63Bの回転軸65Bに固定されたギア64Bが噛合している。モータ63Bの駆動によって回転軸65Bの回転がギア62B,64Bを介して揺動用カム6に伝達され、揺動用カム6が回転し、従動ローラ4における軸方向の前面側が上下動する。
従動ローラ4の軸方向における中間転写ベルト2の位置は、センサ21A,21Bによって検出される。センサ21A,21Bは、この発明の検出部材に相当する。センサ21A,21Bのそれぞれは、従動ローラ4の軸方向における中間転写ベルト2の前面側及び背面側の端部の位置を検出する。
センサ21A,21Bは、一例として反射型の光学センサである。中間転写ベルト2が従動ローラ4の軸方向における前面側に移動すると、背面側のセンサ21Bが従動ローラ4の周面で反射した光を受光する。中間転写ベルト2が従動ローラ4の軸方向における背面側に移動すると、前面側のセンサ21Aが従動ローラ4の周面で反射した光を受光する。センサ21A,21Bには、透過型の光学センサを用いることもでき、機械式のセンサを用いることもできる。
なお、中間転写ベルト2の表面における画像形成領域外に指標を設けることで、前面側又は背面側のいずれか一方のみに検出部材を備えることもできる。検出部材として反射型の光学センサを用いる場合には、中間転写ベルト2の表面とは異なる反射率の指標を設ける。検出部材として機械式のセンサを用いる場合には、指標として凹凸または孔部を形成する。
揺動用カム6、支持部材7、スプリング7A、ギア62A,62B,64A,64B、モータ63A,63Bが、この発明の揺動機構に相当する。揺動機構は、従動ローラ4の前面側及び背面側のそれぞれに配置されている。
揺動用カム6の周面は、回転軸41の周面に直接当接させることができ、軸受42を固定した支持部材7に当接させることもできる。
なお、揺動機構は、必ずしも従動ローラ4の両端部に備える必要はない。従動ローラ4の前面側又は背面側の何れか一方のみに揺動機構を配置することもできる。
図4は、ベルト転写装置10の制御部500の構成を示すブロック図である。ベルト転写装置10の制御部500は、ROM502及びRAM503を備えたCPU501にモータドライバ504,505、センサ21A,21B等を接続して構成されている。ROM502は、CPU501の動作を規定するプログラムを記憶している。RAM503は、CPU501に入出力されるデータを一時格納する。モータドライバ504,505には、それぞれモータ63A,63Bが接続されている。
CPU501は、センサ21A,21Bの検出結果に基づいて中間転写ベルト2の蛇行状態を判定し、この判定結果に基づいてモータドライバ504,505にモータ63A,63Bの駆動データを出力する。モータ63A,63Bは、それぞれモータドライバ504,505によって正逆両方向に回転駆動される。
CPU501は、中間転写ベルト2が図3中に示すXA方向に変位している場合には、従動ローラ4の前面側端部が背面側端部よりも下方になるようにモータ63A,63Bを駆動する。CPU501は、中間転写ベルト2が図3中に示すXB方向に変位している場合には、従動ローラ4の背面側端部が前面側端部よりも下方になるようにモータ63A,63Bを駆動する。なお、CPU51は、中間転写ベルト2の蛇行所歌の判定結果に基づいて、モータ63A又はモータ63Bの何れか一方のみを駆動することもできる。
これによって、従動ローラ4の回転軸41が駆動ローラ3の回転軸31に対して軸方向に傾斜し、中間転写ベルト2に捩れを生じる。中間転写ベルト2には変位している方向とは逆方向に向かう力が作用し、中間転写ベルト2の蛇行が矯正される。中間転写ベルト2は、従動ローラ4の軸方向における適正な位置で回転移動する。
このとき、従動ローラ4は駆動ローラ3の回転軸31を中心に揺動するため、従動ローラ4と駆動ローラ3との軸間距離は変化せず、中間転写部ベルト2の張力は変動しない。このため、中間転写ベルト2は、早期劣化することがない。また、中間転写ベルト2の厚みも変化しないため、中間転写ベルト2と感光体ドラム311A〜311Dとのニップ幅やニップ圧力が変動せず、転写効率が一定に維持され、画像形成状態を適正に維持することができる。
なお、上記の実施形態ではこの発明のベルト転写装置10をカラー画像形成装置100に適用した場合について説明したが、モノクロ画像形成装置に適用することもできる。
また、用紙をトナー像の転写位置に搬送する転写ベルトを備えたベルト転写装置にも同様にこの発明を適用することができる。例えば、画像形成装置100に備えられた2次転写ユニット20において、従動ローラ22を駆動ローラ21の回転軸回りに揺動自在に支持し、周面が従動ローラ22の回転軸の周面に当接する偏心カムを回転自在に備えることができる。
さらに、従動ローラ4を揺動させる揺動機構は、上記の構成に限るものではない。例えば、本体フレーム1に駆動ローラ3の回転軸31を中心とする円弧状の孔部を形成し、この孔部に軸受42を嵌入することで支持部材7を省略することもできる。また、駆動ローラ3と従動ローラ4との軸間方向に対して傾斜した方向に沿って移動自在にされた当接部材を支持部材7の一部に当接させ、この当接部材を変位させることで揺動用カム6を省略することもできる。
この発明の実施形態に係るベルト転写装置が適用されるカラー画像形成装置の概略の構成を示す図である。 ベルト転写装置の構成及び動作を示す図である。 ベルト転写装置の要部の構成を示す側面図である。 ベルト転写装置の制御部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 本体フレーム
2 中間転写ベルト
3 駆動ローラ(支点ローラ)
4 従動ローラ(揺動ローラ)
6 揺動用カム(揺動機構)
7 支持部材(揺動機構)
8A〜8D 転写ローラ(転写部材)
10 ベルト転写装置
21A,21B センサ(検出部材)
63A,63B モータ(揺動機構)
311A〜311D 感光体ドラム(像担持体)

Claims (5)

  1. 弾性材料からなるベルトを揺動ローラ及び支点ローラを含む複数のローラによって回転移動自在に張架し、像担持体から用紙へのトナー像の転写に用いられるベルト転写装置であって、
    前記ベルトの蛇行を検出する蛇行検出部材と、前記蛇行検出部材が前記ベルトの蛇行を検出した際に前記揺動ローラにおける軸方向の少なくとも一端側を前記支点ローラの回転軸回りに揺動させる揺動機構と、を備え
    前記支点ローラは、前記揺動ローラから最も離間した位置に配置されたローラであり、
    前記揺動機構は、一端側が前記支点ローラの回転軸に軸支され、他端側が前記揺動ローラの回転軸の軸受が固定されている支持部材と、前記軸受を介して周面が前記揺動ローラの回転軸の端部の周面に当接する偏心カムと、前記偏心カムに回転力を供給するモータと、を含む、ベルト転写装置。
  2. 前記揺動ローラは、前記複数のローラのうち前記ベルトに回転力を供給するローラ以外のローラである請求項1に記載のベルト転写装置。
  3. 前記ベルトは、前記像担持体からトナー像が転写される1次転写領域、及び、トナー像を用紙に転写する2次転写領域を経由する移動経路に沿って回転移動する中間転写ベルトであり、前記揺動ローラは前記移動経路における前記1次転写領域及び前記2次転写領域を除く領域で前記中間転写ベルトを張架する請求項1又は請求項2に記載のベルト転写装置。
  4. 前記揺動ローラは、前記複数のローラのうち前記移動経路中で前記中間転写ベルトの残留電位が最も低い位置に配置されたローラである請求項3に記載のベルト転写装置。
  5. 前記複数のローラは前記揺動ローラ及び前記支点ローラとは別のローラであって前記1次転写領域に配置される1次転写ローラを含み、前記1次転写ローラは前記移動経路における前記像担持体と前記中間転写ベルトとのニップ部分の中心位置よりも前記揺動ローラ側に配置されている請求項3又は請求項4に記載のベルト転写装置。
JP2006344640A 2006-12-21 2006-12-21 ベルト転写装置 Active JP4898416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344640A JP4898416B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 ベルト転写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344640A JP4898416B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 ベルト転写装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008158084A JP2008158084A (ja) 2008-07-10
JP4898416B2 true JP4898416B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=39659082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006344640A Active JP4898416B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 ベルト転写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4898416B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05301651A (ja) * 1992-04-23 1993-11-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP3906541B2 (ja) * 1998-01-14 2007-04-18 富士ゼロックス株式会社 ベルト装置
JP2002244359A (ja) * 2000-12-13 2002-08-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP3910173B2 (ja) * 2003-12-26 2007-04-25 株式会社沖データ ベルトユニット及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008158084A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6706434B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US8095053B2 (en) Transfer belt unit for image forming apparatus including a steering roller to correct meandering
JP5298608B2 (ja) 画像形成装置
US20080131168A1 (en) Image forming apparatus
JP6131928B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP4827939B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置並びに画像処理装置
JP2002287527A (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP4263209B2 (ja) ベルト転写装置
JP4898416B2 (ja) ベルト転写装置
JP2019206411A (ja) 用紙位置検出装置、用紙搬送装置および画像形成装置
JP2004264396A (ja) 光走査装置用走査レンズ、光走査装置、および画像形成装置
JP2018092101A (ja) 画像形成装置および入射角調整方法
US20200192257A1 (en) Image forming apparatus
JP2006227350A (ja) 光ビーム走査装置
US11685623B2 (en) Sheet conveying device and image forming apparatus
JP5427625B2 (ja) 画像形成装置
JP2018194654A (ja) 画像形成装置
EP1895367B1 (en) Image forming apparatus to form an image using a display unit, and printing method thereof
JP2024047668A (ja) 画像形成装置および画像形成装置における剥離電界制御方法
JP2001337536A (ja) 画像形成装置
JP4346278B2 (ja) 画像形成装置
JP2021089393A (ja) 画像形成装置
JPH1179459A (ja) ベルト蛇行補正装置
JPH11231725A (ja) 画像形成装置
JP2023128638A (ja) ベルト回動装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4898416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3