JP4898072B2 - 部分枝分かれしたポリマー - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、500〜20000ダルトンの範囲内の数平均分子量Mを有する部分枝分かれしたポリマーに関する。
【0002】
低分子量ポリマー、即ち最大20000ダルトンの数平均分子量を有するポリマーは、多数の用途のために、例えば塗料分野における塗料の製造のため、紙コーティング剤、印刷インキ、接着剤及び床磨き剤の製造のために重要である。しばしば、これらは前記の用途において共結合剤(cobinder)又は助剤として使用される。さらに、低分子量ポリマーは、工業用ワックスとして並びに清浄剤としてであれ又はシックナーとしてであれ、燃料及びオイルのための添加物として使用される。それらの低分子量同族体に対する低分子量ポリマーの重要な利点は、これらのポリマー及びそれらの溶液の低い粘度であり、このことは加工する際に一般に少ない溶剤消費をもたらす。
【0003】
低分子量ポリマーの重要なクラスは、ポリマー内に多数の反応性官能基を有するいわゆる官能性化されたポリマーである。この場合、反応性の官能基とは、室温で又は加熱下で別の官能基と結合を形成することができるような官能基であると理解されるべきである。従って、これらは、高分子量ポリマーを製造する際の構成単位として使用される。例えば、ヒドロキシル基で官能性化された低分子量ポリマーは、ポリウレタン及びポリエステルを製造する際の構成単位として使用される。さらに、官能性化されたポリマーは熱硬化性塗料における並びに反応性射出成形(RAM)における反応性成分として使用される。
【0004】
US5,532,598から、アリルアルコール及びプロポキシル化アリルアルコールから誘導されかつひいては官能基としてOH基を有する低分子量アクリレートポリマーが公知である。US4,117,235及びDE4203277から、反応性官能基を有することができる低分子量ポリマーの製造方法が公知である。
【0005】
エチレン系不飽和モノマーをベースとする先行技術から公知の低分子量ポリマーは、一般に、その製造のために専らモノエチレン系不飽和モノマーが使用されるので、線状構造を有する。多エチレン系不飽和ポリマーは、このような低分子量ポリマーを製造するためには今日まで使用されなかった。それというのも、これらは急速な分子量増大及び極端な場合には高分子量の三次元の網状組織の形成を生じるからである。
【0006】
そこで例えば、DE3630187には、架橋する二官能価のモノマー0.1〜2質量%を重合して含有する、ジエチレングリコールモノメタクリレート70〜99.5質量%及びアクリル酸及びメタクリル酸のエステル及び/又はアミド0.5〜30質量%をベースとするコポリマーが記載されている。低い温度、例えば60℃での重合により得られるポリマーは、高分子量の網状重合体であり、このことは親水性モノマーベースと協働して水によるポリマーの高い膨潤性を生じる。
【0007】
ところで驚異的にも、少なくとも2個の非共役エチレン系不飽和二重結合を有するようなモノマー20質量%までを有するエチレン系不飽和モノマーを意図的に共重合させることにより、少なくとも部分的にポリマー鎖内に1個以上の枝分かれ部位を有する低分子量ポリマー(部分枝分かれしたポリマー)を製造することができることが判明した。
【0008】
従って、本発明は、エチレン系不飽和モノマーから構成され、
i)モノエチレン系不飽和モノマーA80〜99.9質量%かつ好ましくは90〜99質量%及び
ii)少なくとも2個の非共役エチレン系不飽和二重結合を有するモノマーB0.1〜20質量%かつ好ましくは1〜10質量%
からなり、その際モノマーA及びBの質量割合は、ポリマーを構成するエチレン系不飽和モノマーの全量に対するものである、500〜20000ダルトンの範囲内の数平均分子量Mnを有する部分枝分かれしたポリマーに関する。
【0009】
さらに、本発明は、前記モノマーA及びBを前記の量で150℃より高い、有利には160℃、特に170℃より高い温度で共重合させることにより、前記のようなポリマーの製造方法に関する。
【0010】
ここにかつ以下に記載の分子量Mは、例えばポリマーの束一性を利用することにより、例えば蒸気圧浸透法又は膜浸透法により、沸点上昇法、凝固点降下法により又はゲル浸透クロマトグラフィーにより測定することができる数平均分子量である。ここに記載のMの値は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したものであり、この場合ポリスチレンを標準として使用した。使用した方法は、例えばDIN55627−1に記載されている。
【0011】
本発明によるポリマーは、有利には700〜10000ダルトンの範囲内、特に1000〜6000ダルトンの範囲内の数平均分子量Mを有する。
【0012】
本発明によるポリマーを製造するために使用されるモノエチレン系不飽和モノマーAは、エチレン系不飽和の、重合可能な二重結合を有するような化合物を包含する。有利には、モノマーA少なくとも60質量%、特に少なくとも80質量%は、重合可能な二重結合をアクリル基又はメタクリル基の形で有する。
【0013】
本発明によるポリマーの有利な実施態様は、反応性基を有するものである。反応性基とは、室温であれ又は高めた温度であれ架橋反応のために適当である官能基であると理解されるべきである。このためには、カルボキシル基、ケトン基、アルデヒド基、イソシアネート基、アミノ基及び特にヒドロキシル基及びエポキシ基が属する。従って以下には、反応性官能基を有するモノマーをモノマーA1と、反応性官能基を有しないものをモノマーA2と称する。本発明のこの有利な実施態様においては、モノマーの全量におけるモノマーA1の割合は、一般に10〜80質量%、有利には20〜70質量%である。
【0014】
有利なモノマーA1は、OH基又はオキシラン基を有するアクリル酸及びメタクリル酸のエステルである。OH基を有するアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステルの例は、C〜C−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−又は3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、6−ヒドロキシヘキシルアクリレート並びに相応するメタクリレートである。オキシラン基を有するアクリル酸及びメタクリル酸のエステルの例は、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、2,3−エポキシシクロヘキシル−又は3,4−エポキシシクロヘキシルアクリレート又は−メタクリレートである。カルボキシル基を有するモノマーの例は、アクリル酸及びメタクリル酸並びにさらにフマル酸、マレイン酸及びこれらの酸とC〜C−アルコールとの半エステルである。アミノ酸を有するモノマーA1の例は、2−アミノエチルアクリルアミド、2−アミノエチルメタクリルアミド、2−アミノエチルアクリレート及び−メタクリレート並びに相応するモノ−及びジ−C〜C−アルキルアミノ化合物である。
【0015】
有利なモノマーA2の例は、C〜C20−アルキルアクリレート及び−メタクリレート、C〜C10−シクロアルキルアクリレート及び−メタクリレートであり、この場合前記の化合物はアルキル部分もしくはシクロアルキル部分においてハロゲン化されていてもよく又はCH基の代わりに1又は2個の隣接しない酸素原子及び/又はイミノ基を有することができる。
【0016】
このためには、例えば以下のものが挙げられる:メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、n−アミルアクリレート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−プロピルヘプチルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、シクロペンチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、3−メトキシブチルアクリレート、2−メトキシブチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、テトラヒドロフリルアクリレート及び相応するメタクリル酸のエステル。さらに、アクリル基又はメタクリル基を有する適当なモノマーA2は、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート、フェネチルアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、オキサゾリジニルエチルアクリレート、メチル−α−クロルアクリレート、メチル−2−シアノアクリレート、2−ニトロ−2−メチルプロピルアクリレート、並びに相応するメタクリレート及びメタクリルアミドである。
【0017】
さらに、モノマーA2としては、ビニル芳香族モノマー、例えばスチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ビニルトルエン及びクロルスチレンが該当する。さらに、その他のモノマーA2は、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸のビニルエステル及びアリルエステル、例えばビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルバレレート、ビニルバーサテート(バーサチック(R)酸のビニルエステル)、ビニルラウレート及びビニルステアレート、さらにビニルハロゲン化物、例えば塩化ビニル及び塩化ビニリデン、脂肪族C〜C20−アルコールのビニルエーテル、例えばビニルイソブチルエーテル、ビニルドデシルエーテル及びビニルオクタデシルエーテル、さらに複素環式ビニル化合物、例えばビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン及び同種のものである。
【0018】
有利には、ポリマーを構成するモノマーの全量のうちのモノマーA2の割合は、少なくとも20質量%、特に少なくとも30質量%である。一般に、この割合は99.9質量%、有利には99質量%を上回らない。この割合は、モノマーA1が存在する場合には90質量%、特に有利には80質量%を上回らない。
【0019】
少なくとも2個の非共役二重結合を有するモノマーBのうちでは、二重結合の少なくとも1個、有利には少なくとも2個、特に全てがアクリル−及び/又はメタクリル酸基の形で存在するような化合物が有利である。特に、モノマーBの少なくとも80質量%、有利には全てのモノマーBは、重合可能な二重結合がアクリレート基もしくはメタクリレート基の形で存在するようなモノマーBから選択される。このようなモノマーBの例は、アクリル酸及び/又はメタクリル酸少なくとも2個でエステル化されているジオール又はポリオールから誘導される。これらには、1,2−エタンジオールジアクリレート、1,3−プロパンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート及びトリプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパンジ−及び−トリアクリレート、ペンタエリトリット−トリ−及び−テトラアクリレート並びに相応するメタクリレート化合物が属する。
【0020】
さらに、モノマーBとしては、エチレン系不飽和カルボン酸、特にアクリル酸及びメタクリル酸のビニルエステル、アリルエステル及びメタリルエステル、例えばアリル(メタ)アクリレート、メタリル(メタ)アクリレート、シクロヘキセニルアクリレート及び−メタクリレート並びにジヒドロジシクロペンタジエニルアクリレート及び−メタクリレート、さらにポリオールのビニルエーテル、アリルエーテル及びメタリルエーテル、例えばブタンジオールジビニルエーテル、ブタンジオールジアリルエーテル及びトリメチロールプロパントリアリルエーテルが該当する。その他のモノマーBとしては、例えばジアリルフタレート、N,N−ジビニル−及びN,N−ジアリルイミダゾリノン、N,N−ジビニル−及びN,N−ジアリル尿素並びにジビニルベンゼンが挙げられる。
【0021】
本発明によるポリマーの製造は、重合開始剤の存在下でのモノマーAとBのラジカル共重合により行う。本発明によれば、重合は塊状で又は溶液中で実施することができる。
【0022】
重合温度は、一般に少なくとも170℃である。一般に、重合温度は300℃、有利には250℃、特に220℃を上回らない。
【0023】
重合開始剤としては、エチレン系不飽和モノマーのラジカル重合を開始させることができる、原則的に全ての化合物が該当する。有利には、重合開始剤は、有機ヒドロペルオキシド、アゾエステル及び有機ペルオキシドから選択され、この場合最後に挙げたものが特に有利である。
【0024】
有機ヒドロペルオキシドの例は、クメンヒドロペルオキシド、t−アミルヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンジルモノヒドロペルオキシドである。アゾエステルの例は、2,2’−アゾ−ジ(2−アセトキシ)プロパンである。有利な有機ペルオキシドは、ペルオキシ基が第三炭素原子に結合されているもの、例えばジクミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジ−t−アミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンである。
【0025】
本発明による方法においては、開始剤を有利には、重合すべきモノマーに対して1〜6質量%、特に2〜4質量%の量で使用する。より多くの量の、重合すべきモノマーに対して、例えば8質量%までの重合開始剤を使用することもできる。その際には、一般に幾分か低い温度で、しかし有利には150℃を下回らない温度で重合させる。
【0026】
もちろん、重合を重合調節剤(連鎖移動剤)の存在下に実施することもできる。これらは、SH基を有する化合物及びハロゲン化された炭化水素、例えばクロロホルム、ブロモホルム又は四塩化炭素を包含する。また、本発明による方法で溶剤として使用することができるアルコールを、僅かな範囲で連鎖調節剤として使用することもできる。本発明による重合方法は、前記のアルコールを別にして、連鎖調節剤の不在下で実施するのが有利である。
【0027】
溶剤は、使用するのであれば、モノマーの全重量に対して50質量%まで、特に30質量%までの量で使用する。適当な溶剤の例は、アルコール、例えばn−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、エーテルアルコール、例えばエチルグリコールエーテル、エチルジグリコールエーテル、エーテル、例えばエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、エステル、例えばブチルアセテート、ケトン、例えばメチルアミルケトン、芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール、メチルベンジルアルコール、クメンアルコール並びに芳香族及び脂肪族炭化水素、例えばトルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、ジイソプロピルベンゼン、ジフェニルメタン、テトラリン又はデカリンである。
【0028】
本発明による方法は、出発物質が反応温度で揮発性であるので、一般に高めた圧力で実施する。実地には、反応は、反応温度で重合混合物の固有蒸気圧下で実施する。
【0029】
重合は、連続的に又は不連続的にそのために適当な反応容器中で実施することができる。重合の不連続的実施のために適当な重合容器は、有利には加圧下で作業するために設計された通常の撹拌反応容器である。
【0030】
本発明による方法の不連続的実施は、バッチ法、セミバッチ法又はフィード法として構成することができる。バッチ法の際には、重合すべきモノマー、重合開始剤及び場合により使用される溶剤を重合反応器に供給しかつこれらを重合温度に加熱しかつ該重合温度を所望の転化率が達成されるまで保つ。セミバッチ法の場合には、重合すべきモノマーに重合開始剤の一部及び場合により所望の溶剤を重合反応器内で装入し、これらを重合温度に加熱しかつ次いで重合の過程で残りの量の開始剤を加える。
【0031】
フィード法に場合には、溶剤及び場合により重合すべきモノマーの一部及び場合により重合開始剤の一部を、但し有利には重合すべきモノマー及び必要な開始剤の20%以下を重合容器に装入し、該混合物を重合温度に加熱し、かつ次いで重合条件下で残りの量の重合開始剤及び重合すべきモノマーを重合条件下で加える。重合すべきモノマー及び開始剤の添加速度は、もちろん重合速度、放出される重合熱及び重合容器からの熱導出に基づき決定される。フィード時間は、一般に10分間〜4時間の範囲内、有利には30分間〜2時間の範囲内である。これに引き続き一般にはなお転化を完全にするために後重合段階を実施する。これは数分間、例えば10〜20分間、せいぜい5時間までであってよくかつ2時間を超えないのが有利である。
【0032】
本発明による方法を連続的に実施するための適当な重合容器は、撹拌反応容器の他にまた管型反応器、ループ型反応器、環状ギャップ型反応器、有利には例えばDE4203277及びDE4203278に記載されているような、0.5〜10mmの環状ギャップを有するものである。これらの刊行物は、引用により本願発明に包含される。本発明による方法を実施するためには、環状ギャップ型反応器が有利である。適当な環状ギャップ型反応器の例はまた、テイラー渦流のための周辺条件が満足されているものである。このような反応器は、例えばDE−A19828742(これは同様に引用により完全に本願発明に包含される)に記載されている。
【0033】
本発明による方法の連続的態様を実施するためには、一般に出発物質を分離したフィード流を介して、又は有利には開始剤、モノマー及び場合により溶剤からなる混合物を重合反応器に供給しかつ生成したポリマーを連続的に取り出す。重合すべきモノマーの反応性、所望の重合転化率及び反応器形状に基づき、反応器内での重合すべき反応混合物の平均滞在時間は、1分間から2時間まででありかつ特に2分間〜0.5時間の範囲内にある。
【0034】
この場合には、反応器から取り出した生成物流の一部を新鮮なモノマー及び開始剤と一緒に重合反応器に戻すのが有利であることが立証された。再循環させる生成物流の新たに供給するモノマー+開始剤の量に対する比は、戻し比(return ratio)とも称されかつ有利には5〜30の範囲内にある。
【0035】
重合に引き続き、通常未反応モノマー、場合により揮発性副生成物、場合によっては存在する開始剤分解生成物及び場合により使用される溶剤の除去を行う。好ましくは、この目的のためには単数又は複数の、連続運転される、有利には直列接続された薄膜式蒸発器を使用することができる。分離したモノマー及び場合による溶剤は、工程にもちろん再供給することができる。場合により、副生成物、例えば開始剤分解生成物及び所望されないオリゴマーは、別の工程段階で予め分離することができる。
【0036】
本発明による方法に基づき得られるポリマーは、架橋したポリマーとは異なり一連の有機溶剤中に可溶性であり、このことは該ポリマーの低い分子量を示唆する。本発明によるポリマーのための適当な溶剤は、例えばケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、芳香族炭化水素、例えばキシレン及びトルエン又はこれらの混合物、アルコール、例えばエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びイソブタノール、エーテルアルコール、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、又は沸点>140℃を有する高沸点の石油留分並びに前記溶剤の混合物である。
【0037】
本発明による枝分かれしたポリマーは、匹敵する分子量を有する従来公知のポリマーとは規定された枝分かれ部位の存在により区別される。この場合、枝分かれ部位の割合は、使用するモノマーBの量により左右されかつ一般には0.01モル〜1モルの範囲内、有利には0.05モル〜0.5mol/kgの範囲内にある。
【0038】
該方法により製造された部分枝分かれしたポリマーは、同じ分子量で類似したモノマー組成の線状ポリマーに比較して改良された耐候性を示す。
【0039】
連鎖の枝分かれが既に低分子量構造内に予め形成されていることにより、それから適当な共架橋剤(cocrosslinker)で極めて高い可撓性を有するマクロポリマーを構成することができる。この高い可撓性は、例えばUV感光性塗料を用いたガラス繊維ケーブルのコーティング(一次コーティング、二次コーティング)の際に又はポリウレタンフォームを製造する際に重要である。
【0040】
本発明によるポリマーは、重合したモノマーAの種類に依存して、ペイント、保護塗料、印刷インキ、接着剤又は紙コーティング剤のような被膜のための結合剤として並びに熱硬化性コーティング剤系における並びにポリエステル及びポリウレタンにおける構成単位として好適である。ヒドロキシル基で官能性化された、本発明によるポリマーは、特にポリウレタンを製造する際、及び特に有利には脂肪族イソシアネートをベースとするポリウレタンフォームを製造する際に使用される。
【0041】
以下の実施例で本発明を説明するが、該実施例は本発明を制限するものではない。
【0042】
I.分析
分子量の測定は、DIN55672−1に基づき標準としてポリスチレンを使用してGPCに基づき行った。これから多分散性(重量平均分子量Mの数平均分子量Mに対する比)を計算した。
【0043】
粘度値は、フィジカ社(Fa. Physica)のMC100粘度計を用いて記載の温度でポリマーの未希釈のサンプルから測定した。
【0044】
OH価(ポリマーg当たりのKOH mg)は、0.5Nのエタノール性KOH溶液を用いてアセタール化したサンプルに滴定により測定した。まず、アセタール化されていないサンプルの酸価を同様に0.5Nのエタノール性KOH溶液を用いて滴定により測定しかつOH価を計算する際に考慮した。
【0045】
エポキシ価[mol/ポリマーkg]は、酢酸の添加後にN−セチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムブロミドを用いた滴定により測定した。
【0046】
溶解度の調査は、ポリマー2gをそれぞれの溶剤1mlに溶解させることにより行った。これに基づき、30分以内で殆ど完全に溶解した場合には、ポリマーを可溶性と見なした。
【0047】
II.圧力容器内での連続的製造
実施例1
温度計及び圧力センサ並びに2つの分離した計量供給ユニットを備えた油加熱式6リットル圧力容器に、溶剤600mlを装入し、かつ190℃に加熱した。これに1時間以内でフィード流1を介してモノマー混合物をかつフィード流2を介して開始剤溶液を添加した。添加の終了後に、該温度を1時間保持し、次いで60℃に冷却しかつ反応混合物を溶剤で約50〜60質量%の固体含量に希釈した。そうして得られたポリマー溶液からの揮発性成分の除去は、薄膜式蒸発器内で180℃及び圧力<20ミリバールで行った。
【0048】
モノマーフィード流は、ヒドロキシエチルアクリレート1500g、エチルヘキシルアクリレート1350g及びヘキサンジオールジアクリレート150gを含有していた。開始剤フィード流としては、イソブタノール150g中のジ−t−アミルペルオキシド60gの溶液を使用した。
【0049】
ポリマーの固体含量は、99.6%でありかつサンプルを220℃で15分間加熱することにより測定した。数平均分子量Mは、2362g/molであった。ポリマーのOH価は、KOH219mg/gであった。粘度値は、30℃で480Pa・s及び100℃で1.9Pa・sであった。
【0050】
実施例2
実施例1の作業手順に基づき、ヒドロキシエチルアクリレート150質量部、エチルヘキシルアクリレート47質量部及びヘキサンジオールジアクリレート3質量部からなる均質な混合物3kgを190℃で重合させた。開始剤フィードは、イソブタノール150g中の溶かしたジ−t−アミルペルオキシド120gを含有していた。測定された重合転化率は、99.4%であった。
【0051】
得られたポリマーの平均分子量Mは、1290g/molであった。ポリマーのOH価は、KOH213mg/gであった。ポリマーの粘度値は、30℃で36Pa・s及び100℃で1.67Pa・sであった。
【0052】
該ポリマーは、アセトン、エタノール及びイソプロパノール中に可溶性であった。
【0053】
III.環状ギャップ型反応器内での連続的重合のための一般的作業手順
重合容器としては、混合を促進するためにリブが取り付けられたロータ(直径96mm)を備えた、ギャップ幅4mm、容積(反応スペース内)1.5リットルを有する環状ギャップ型反応器を使用した。さらに、該反応器は、モノマーを計量供給するため、生成物を戻すための装置及び生成物を取り出すための装置を有していた。生成物を戻すための及びモノマーを供給するための装置は、二重管として構成されており、この場合モノマー供給は内側管を介して、生成物の戻しは外側管を介して行った。
【0054】
重合は、内部温度190℃及びロータ回転数200rpmで行った。モノマー処理量Dは、戻した生成物流R260kg/hで13kg/h(これは戻し比R/D=20に相当する)であった。重合に引き続き、溶融物を薄膜式蒸発器内で180℃でガス抜きした。
【0055】
実施例3
グリシジルメタクリレート23質量部、メチルメタクリレート55質量部、n−ブチルアクリレート11質量部、メチルアクリレート8質量部及びヘキサンジオールアクリレート3質量部からなるモノマー混合物を、貯蔵容器内で均質に混合した。この混合物を環状ギャップ型反応器に導入する直前に、ジ−t−アミルペルオキシド(キシレン中の50質量%溶液として)2質量部を加えかつこの全部を後続のズルツァー(Sulzer)混合機内で混合した。重合及び引き続いてのガス抜き後に、以下の特性を有するポリマーが得られた:
分子量M=1622g/mol
多分散性(M/M)=2.45
エポキシ価=0.1455
該ポリマーは、キシレン及びトルエン中に可溶性であった。
【0056】
実施例4
実施例3のために記載した作業手順に基づき、グリシジルメタクリレート23質量部、メチルメタクリレート55質量部、ブチルアクリレート11質量部、メチルアクリレート5質量部及びヘキサンジオールジアクリレート6質量部を重合させた。引き続いてのガス抜き後に、以下の特性を有するポリマーが得られた:分子量M=1751g/mol
多分散性(M/M)=3.98
エポキシ価=0.1420
該ポリマーは、キシレン及びトルエン中に可溶性であった。
【0057】
実施例5
連続的重合のために構成された、攪拌機を有する5リットルの圧力容器内で、190℃及び内部圧10バールで2−ヒドロキシエチルアクリレート50質量部、n−ブチルアクリレート47質量部及びヘキサンジオールアクリレート3質量部からなるモノマー混合物をジ−t−アミルペルオキシド4質量部の存在下で連続的に重合させた。処理量(モノマー混合物+開始剤)は、10kg/hであった。重合に引き続き、取り出した生成物から190℃及び圧力<30ミリバールで薄膜式蒸発器内で揮発性成分を除去した。
【0058】
該ポリマーは以下の特性を有していた:
分子量M=1480g/mol
多分散性(M/M)=4.46
OH価=KOH215mg/g
未希釈のポリマーサンプルの粘度は、30℃で67Pa・s及び100℃で1.75Pa・sであった。
【0059】
比較例1
実施例1を以下の点を変更して繰り返した:重合温度は60℃であった。開始剤としては、ジ−t−アミルペルオキシドの代わりにアゾビスイソブチロニトリル3質量部(モノマーに対して)を使用した。重合開始の2時間後に、該反応混合物は架橋し、かつポリマー相と溶剤相への分離を生じた。得られたポリマーは、エタノール、イソプロパノール、アセトン及びキシレン中に不溶性であった。
【0060】
比較例2
比較例1を以下の点を変更して繰り返した:アゾビスイソブチロニトリル3質量部の代わりに、開始剤0.2質量部を使用した。既に1時間後に、有機溶剤中にもはや不溶性である生成物が得られた。

Claims (11)

  1. エチレン系不飽和モノマーから構成され、
    i)モノエチレン系不飽和モノマーA90〜99質量%及び
    ii)少なくとも2個の非共役エチレン系不飽和二重結合を有するモノマーB1〜10質量%
    を含み、その際モノマーA及びBの質量割合は、ポリマーを構成するエチレン系不飽和モノマーの全量に対するものである、500〜10000ダルトンの範囲内の数平均分子量Mを有する部分枝分かれしたポリマーを製造する方法において、モノマーA及びBを、クメンヒドロペルオキシド、t−アミルヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンジルモノヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジ−t−アミルペルオキシド及び2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンから選択される少なくとも1種の重合開始剤、モノマーA及びBの全量に対して1〜6質量%の存在下に170〜250℃の温度で塊状で又は溶液中でラジカル共重合させることを特徴とする、部分枝分かれしたポリマーの製造方法。
  2. モノマーAが少なくとも1個の反応性基を有する少なくとも1種のモノマーA1及び反応性基を有しない少なくとも1種のモノマーA2を含む、請求項1記載の方法。
  3. モノマーA1をOH基又はオキシラン基を有するアクリル酸及びメタクリル酸のエステルから選択する、請求項2記載の方法。
  4. ポリマーを構成するモノマーの全量のうちのモノマーA1の割合が10〜80質量%である、請求項2又は3記載の方法。
  5. モノマーBをアクリル酸又はメタクリル酸少なくとも2個でエステル化されたジオール又はポリオールから選択する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 重合を重合調節剤の不在下に実施する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 重合開始剤が、ジクミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジ−t−アミルペルオキシド及び2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンからなる群から選択されるペルオキシドである、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 重合すべきモノマーを連続的に重合帯域に供給しかつ形成されたポリマーを連続的に重合帯域から取り出す、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. エチレン系不飽和モノマーから構成され、
    i)それぞれモノマーAの全量に対して、OH基を有するアクリル酸及びメタクリル酸のエステルから選択されるモノマーA1 10〜79質量%、及びC〜C20−アルキルアクリレート、C〜C10−シクロアルキルアクリレート、C〜C20−アルキルメタクリレート及びC〜C10−シクロアルキルメタクリレートから選択されるモノマーA2 20〜89質量%を含むモノエチレン系不飽和モノマーA90〜99質量%及び
    ii)アクリル酸又はメタクリル酸少なくとも2個でエステル化されたジオール又はポリオールから選択される少なくとも2個の非共役エチレン系不飽和二重結合を有するモノマーB 1〜10質量%
    を含み、その際モノマーA、A1、A2及びBの質量割合は、ポリマーを構成するエチレン系不飽和モノマーの全量に対するものである、500〜10000ダルトンの範囲内の数平均分子量Mを有する部分枝分かれしたポリマーを製造する方法において、モノマーA及びBを、クメンヒドロペルオキシド、t−アミルヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンジルモノヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジ−t−アミルペルオキシド及び2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンから選択される少なくとも1種の重合開始剤、モノマーA及びBの全量に対して1〜6質量%の存在下に170〜250℃の範囲内の温度で塊状で又は溶液中でラジカル共重合させることを特徴とする、部分枝分かれしたポリマーの製造方法。
  10. 重合を重合調節剤の不在下で実施する、請求項9記載の方法。
  11. 重合すべきモノマーを連続的に重合帯域に供給しかつ形成されたポリマーを連続的に重合帯域から取り出す、請求項9又は10記載の方法。
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