JP4897077B1 - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】カテーテル先端の湾曲形状のバリエーションを増やすことができる技術を提供する。
【解決手段】カテーテル2は、複数のルーメンが軸方向に沿って形成された可撓性の管状部材4と、複数のルーメンのうち第1ルーメンに挿通された第1操作用ワイヤ40と、複数のルーメンのうち第2ルーメンに挿通された第2操作用ワイヤ42と、を備える。管状部材4は、第1操作用ワイヤ40を引っ張り操作したときに第1方向に湾曲し、第2操作用ワイヤ42を引っ張り操作したときに第2方向に湾曲し、第1方向に湾曲したときに形成される湾曲領域Nおよび第2方向に湾曲したときに形成される湾曲領域Mは、少なくとも一部が管状部材4の軸方向にずれており、第1方向に湾曲したときに管状部材4の遠位端部からの所定範囲に直線領域Oが形成され、当該直線領域Oより近位側に湾曲領域Nが形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、カテーテルに関する。より具体的には、本発明は、体外に配置される近位端側の操作部を操作することにより、体腔内に挿入された遠位端近傍の向きを容易に変化させることができるカテーテルに関する。
血管を通して心臓の内部まで挿入される電極カテーテルなどのカテーテルでは、体内に挿入されたカテーテルの遠位端(先端)の向きが、体外に配置されるカテーテルの近位端(基端または手元側)に装着された操作部を操作することにより偏向される。カテーテルを心臓の内部などの所望部位にスムースに挿入するために、カテーテルの遠位端近傍は所定のカーブ形状で湾曲可能であることが求められる。
複数のルーメンが軸方向に沿って形成された、いわゆるマルチルーメンカテーテルでは、従来、カテーテルの中心軸からずれた位置に形成されたルーメン内に操作用ワイヤを挿通していた。そして、操作部において操作用ワイヤを引っ張ることで、ルーメンの偏芯方向、すなわち管状部材の中心軸からずれた側にカテーテルの遠位端近傍を湾曲させて、遠位端の向きを偏向していた(特許文献1参照)。
特開2000−288095号公報
より高度なカテーテル術に対応するために、カテーテルの操作性を高めたいという要求は常に存在する。たとえば、心臓の治療または検査として、カテーテルを大腿静脈から挿入し、下大静脈から冠状静脈洞へアプローチさせ、冠状静脈洞の内壁に沿って湾曲したカテーテルの先端を大心臓静脈に到達させるカテーテル術が知られている。このようなカテーテル術では、カテーテルを複雑な経路に簡単に通すことができるように、カテーテル先端の湾曲形状のバリエーションを増やしたいという要求がある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、カテーテル先端の湾曲形状のバリエーションを増やすことができる技術を提供することにある。
本発明のある態様は、カテーテルである。当該カテーテルは、複数のルーメンが軸方向に沿って形成された可撓性の管状部材と、複数のルーメンのうち第1ルーメンに挿通された第1操作用ワイヤと、複数のルーメンのうち第2ルーメンに挿通された第2操作用ワイヤと、を備え、管状部材は、第1操作用ワイヤを引っ張り操作したときに第1方向に湾曲し、第2操作用ワイヤを引っ張り操作したときに第2方向に湾曲し、第1方向に湾曲したときに形成される第1湾曲領域および第2方向に湾曲したときに形成される第2湾曲領域は、少なくとも一部が管状部材の軸方向にずれており、第1方向に湾曲したときに管状部材の遠位端部からの所定範囲に直線領域が形成され、当該直線領域より近位側に前記第1湾曲領域が形成されることを特徴とする。
この態様によれば、カテーテル先端の湾曲形状のバリエーションを増やすことができる。
上記態様のカテーテルにおいて、第1湾曲領域と第2湾曲領域とは、最小曲率半径が異なってもよい。また、直線領域は、その長さが3〜15mmであってもよい。
上記態様のカテーテルにおいて、第1操作用ワイヤは、その遠位端部が管状部材の遠位端部と近位端部の間において固定され、第2操作用ワイヤは、その遠位端部が管状部材の遠位端部において固定されていてもよい。
上記態様のカテーテルにおいて、第1操作用ワイヤおよび第2操作用ワイヤの少なくとも一方の操作用ワイヤの遠位端と近位端との間に設けられ、当該少なくとも一方の操作用ワイヤが挿通されたルーメンの内径よりも小さい内径の中空部分が当該少なくとも一方の操作用ワイヤを挿通可能に設けられた制止部材と、制止部材より遠位側の少なくとも一方の操作用ワイヤの所定箇所に設けられ、中空部分の内径より外径が大きい移動止め部と、を備え、少なくとも一方の操作用ワイヤを引っ張り操作したときに、少なくとも一方の操作用ワイヤの移動止め部より遠位側の部分が、管状部材の制止部材より遠位側の領域に制止されてもよい。
上記態様のカテーテルにおいて、制止部材により移動止め部が制止されたときに、制止部材より近位側の管状部材の曲率半径が制止部材より遠位側の管状部材の曲率半径より小さくてもよい。
本発明によれば、カテーテル先端の湾曲形状のバリエーションを増やすことができる。
図1(A)は、実施形態1に係るカテーテルの概略側面図であり、図1(B)は、実施形態1に係るカテーテルの概略上面図である。 図1(A)、図1(B)のA−A線上の概略断面図である。 図1(A)のB−B線上の概略断面図である。 実施形態1に係るカテーテルのワイヤ留め部材近傍の概略断面斜視図である。 図5(A)および図5(B)は、第1操作用ワイヤおよび第2操作用ワイヤを引っ張り操作したときのカテーテルの先端部分の形状を示す断面模式図である。 実施形態2に係るカテーテルの制止部材近傍の概略断面図である。 第2操作用ワイヤを引っ張り操作したときのカテーテルの先端部分の形状を示す断面模式図である。 第2操作用ワイヤを引っ張り操作したときのカテーテルの先端部分の形状を示す断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態1)
実施形態1に係るカテーテルは、先端偏向操作が可能な電極カテーテルであり、たとえば心臓における不整脈の診断または治療、特に、不整脈の原因となる異常伝導系を心腔内より高周波等の熱源を用いて焼灼するカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)に好適に用いられる。
図1(A)は、実施形態1に係るカテーテルの概略側面図であり、図1(B)は、実施形態1に係るカテーテルの概略上面図である。図1(A)および図1(B)に示すように、実施形態1に係るカテーテル2は、管状部材4の遠位端部に先端チップ電極10、およびリング状電極12a,12b(以下、適宜リング状電極12a,12bを総称して「リング状電極12」という)を有する。先端チップ電極10は、たとえば接着剤や溶融接合などにより管状部材4に固定されている。また、リング状電極12a,12bは、たとえば、管状部材4の外径よりも径が大きい金属製のリングがかしめられて管状部材4の外周面に固定されている。リング状電極12の数は特に限定されず、管状部材4に挿通可能な導線の数等に応じて適宜設定することができる。
管状部材4の近位端部には、操作用のハンドル6が装着されている。ハンドル6から、先端チップ電極10、およびリング状電極12a、12bに電気的に接続される導線の引き出し線が引き出されている。また、ハンドル6には、管状部材4の先端部の偏向移動操作(首振り操作)を行うための摘み7が装着されている。
管状部材4は、後述するように軸方向に沿って形成された複数のルーメンを有する中空構造を有し、また、内筒部材と外筒部材とによって構成されている(図2参照)。管状部材4は、遠位側が相対的に可撓性(柔軟性)が高く、近位側が相対的に可撓性が低いことが好ましい。例えば、外筒部材は、遠位端側から順に部材I〜IIIが接続されて構成される。部材I〜IIIは、この順で柔軟性が高い。たとえば、部材IのショアD硬度の範囲は、20〜63であり、部材IIのショアD硬度の範囲は、45〜72であり、部材IIIのショアD硬度の範囲は、55〜80である。これにより、遠位側の可撓性が高く近位側の可撓性が低くなるように管状部材4を構成することができる。なお、管状部材4は、内筒部材と外筒部材とが一体となった構造であってもよい。また、管状部材4は、内筒部材および/または外筒部材が多層構造であってもよい。
管状部材4の主要部は、たとえばポリオレフィン、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリウレタンなどの合成樹脂で構成される。管状部材4の外径は、一般に0.6〜3mm程度であり、長さは約500〜1200mmである。後述するように、管状部材4の軸方向に形成されたルーメンには、先端チップ電極10およびリング状電極12a、12bにそれぞれ接続される導線が絶縁された状態で通されている。
先端チップ電極10およびリング状電極12は、たとえばアルミニウム、銅、ステンレス、金、白金など、電気伝導性および熱伝導性の良好な金属で構成される。なお、X線に対する造影性を良好に持たせるためには、先端チップ電極10およびリング状電極12は、白金などで構成されることが好ましい。先端チップ電極10およびリング状電極12の外径は、特に限定されないが、管状部材4の外径と同程度であることが好ましく、通常、0.5〜3mm程度である。
図2は、図1(A)、図1(B)のA−A線上の概略断面図である。図3は、図1(A)のB−B線上の概略断面図である。図4は、実施形態1に係るカテーテルのワイヤ留め部材近傍の概略断面斜視図である。なお、図4では、外筒部材4bと、ワイヤ留め部材100よりも遠位側の内筒部材4aとが省略されている。また、図4では、内筒部材4aが図1(B)に示すX1方向に湾曲した状態が図示されている。
図2〜4に示すように、管状部材4は、複数のルーメンが形成された内筒部材4aと、内筒部材4aを覆う外筒部材4bとからなる。内筒部材4aは、外筒部材4bの遠位端部から所定の距離にわたって延在している(図5(A)、図5(B)参照)。例えば、内筒部材4aの長さは20〜1200mmであり、外筒部材4bの長さは500〜1200mmである。内筒部材4aの外周面と外筒部材4bの内周面とは、互いに密着して固定されている。内筒部材4aと外筒部材4bとの固定には、接着、溶着等の方法を用いることができる。
管状部材4には、内筒部材4aの近位端よりも近位側の領域に、管状部材4の剛性を高めるための補強部材としてブレード(図5(A)、図5(B)参照)が設けられている。これにより、第1操作用ワイヤ40および第2操作用ワイヤ42が引っ張り操作された際に管状部材4の内筒部材4aよりも近位側が湾曲することを防ぐことができる。ブレードは、例えば外筒部材4b内に埋め込まれている。ブレードは、ステンレス鋼、タングステン、金、チタン、銀、銅、白金、またはイリジウムなどの金属、またはこれらの金属の合金によって形成することができる。また、ブレードは、非金属材料、例えば、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維、液晶ポリマー繊維またはガラス繊維、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミド66などによって形成されてもよい。
内筒部材4aには、軸方向に沿って、第1ルーメン21、第2ルーメン22、第3ルーメン23、第4ルーメン24、第5ルーメン25、第6ルーメン26が形成されている。また、内筒部材4aには、その中心軸を通る位置に板バネ30が埋め込まれている。板バネ30は、管状部材4の軸方向に沿って延びる弾性を有する板状体であり、その遠位端が内筒部材4aの遠位端部まで延び、近位端が内筒部材4aの近位端部まで延びている。板バネ30により、管状部材4の湾曲領域における平面性を高めることができる。
第1ルーメン21は、板バネ30を挟んで、言い換えれば管状部材4の中心軸を挟んで第2ルーメン22と対向する位置に設けられている。すなわち、第1ルーメン21および第2ルーメン22は、管状部材4の中心軸からずれた位置に設けられている。また、第3ルーメン23は、管状部材4の中心軸を挟んで第5ルーメン25と対向する位置に設けられ、第4ルーメン24は、管状部材4の中心軸を挟んで第6ルーメン26と対向する位置に設けられている。本実施形態では、第1ルーメン21の中心軸と第2ルーメン22の中心軸とを結ぶ線、第3ルーメン23の中心軸と第5ルーメン25の中心軸を結ぶ線、および第4ルーメン24の中心軸と第6ルーメン26の中心軸とを結ぶ線が、管状部材4の中心軸位置で互いに交わる配置になっている。第1ルーメン21および第2ルーメン22の径は、管状部材4の直径をRとしたとき、例えば約0.1R〜0.60Rである。また、第3ルーメン23〜第6ルーメン26の径は、管状部材4の直径をRとしたとき、例えば約0.1R〜0.60Rである。
管状部材4の所定位置には、中間部材としてワイヤ留め部材100が設けられている。本実施形態では内筒部材4aが所定位置で2つに分割されており、2つの内筒部材4aの間にワイヤ留め部材100が配置されている。ワイヤ留め部材100は、ワイヤ留め部材100よりも近位側の内筒部材4aの遠位端と、ワイヤ留め部材100よりも遠位側の内筒部材4aの近位端とに当接している。ワイヤ留め部材100を構成する材料としては、たとえば、液晶ポリマー、ステンレスが挙げられる。ワイヤ留め部材100は、内筒部材4aと略等しい外径を有し、ワイヤ留め部材100の外側は外筒部材4bで被覆されている。
ワイヤ留め部材100には、第1ルーメン21に対応して、第1ルーメン21の内径よりも小さい内径を有する中空部分101がカテーテル2の軸方向に沿って設けられている。中空部分101の内径は、遠位側が近位側よりも大きくなっており、近位側の内径が後述する第1操作用ワイヤ40の外径と略等しく、遠位側の内径が後述する係止部材110の外径と略等しい。中空部分101の近位側の開口は、ワイヤ留め部材100よりも近位側の内筒部材4aに設けられた第1ルーメン21の遠位側の開口と対向している。
また、ワイヤ留め部材100には、第2ルーメン22に対応して、第2ルーメン22の内径と同等の内径を有する中空部分102がカテーテル2の軸方向に沿って設けられている。中空部分102の近位側の開口は、ワイヤ留め部材100よりも近位側の内筒部材4aに設けられた第2ルーメン22の遠位側の開口と対向している。また、中空部分102の遠位側の開口は、ワイヤ留め部材100よりも遠位側の内筒部材4aに設けられた第2ルーメン22の近位側の開口と対向している。これにより、ワイヤ留め部材100の両側に配置された2つの内筒部材4aの第2ルーメン22が中空部分102を挟んで連通し、2つの第2ルーメン22および中空部分102に後述する第2操作用ワイヤ42を挿通することができる。
また、ワイヤ留め部材100には、第3ルーメン23、第6ルーメン26のそれぞれに対応して、中空部分103、中空部分106がカテーテル2の軸方向に沿って設けられている。中空部分103、中空部分106の内径は、それぞれ第3ルーメン23、第6ルーメン26の内径と同等である。中空部分103、中空部分106の近位側および遠位側の開口は、ワイヤ留め部材100の両側に配置された2つの内筒部材4aの第3ルーメン23、第6ルーメン26と位置合わせされている。これにより、2つの第3ルーメン23および中空部分103に後述する導線74を挿通することができ、2つの第6ルーメン26および中空部分106に後述する導線72を挿通することができる。
また、ワイヤ留め部材100には、第4ルーメン24、第5ルーメン25のそれぞれに対応して、中空部分(図示せず)がカテーテル2の軸方向に沿って設けられている。各中空部分の内径は、それぞれ第4ルーメン24、第5ルーメン25の内径と同等である。各中空部分の近位側および遠位側の開口は、ワイヤ留め部材100の両側に配置された2つの内筒部材4aの第4ルーメン24、第5ルーメン25と位置合わせされている。これにより、2つの第4ルーメン24および対応する中空部分に任意の導線等を挿通することができ、2つの第5ルーメン25および対応する中空部分に後述する導線70を挿通することができる。
第1ルーメン21には、第1操作用ワイヤ40がスライド可能に挿通され、第2ルーメン22には、第2操作用ワイヤ42がスライド可能に挿通されている。第1操作用ワイヤ40は、管状部材4の近位端部からワイヤ留め部材100まで延在し、第2操作用ワイヤ42は、管状部材4の近位端部から遠位端部まで延在している。第1操作用ワイヤ40の長さは、約490〜1190mmであり、第2操作用ワイヤ42の長さは、約500〜1200mmである。
第1操作用ワイヤ40の遠位端部には、係止部材110が設けられている。係止部材110の外径は、中空部分101の遠位側の内径と同等であり、中空部分101の近位側の内径よりも大きい。係止部材110は、第1操作用ワイヤ40と同一材料または別材料からなり、第1操作用ワイヤ40の周囲にリング状に設けられている。第1操作用ワイヤ40の周囲に係止部材110を設ける方法は、特に限定されないが、はんだ接合、かしめによる圧着方法、融着などが挙げられる。なお、係止部材110は、第1操作用ワイヤ40と同一材料にて一体的に形成されてもよい。第1操作用ワイヤ40は、係止部材110の外周面が中空部分101の内周面に接着剤で固定されることで、その遠位端部がワイヤ留め部材100に接続されている。したがって、第1操作用ワイヤ40は、その遠位端部が管状部材4の遠位端部と近位端部の間において、係止部材110を介して管状部材4に固定されている。また、第1操作用ワイヤ40の近位端部は、図1(A)および図1(B)に示す摘み7に接続されている。これにより、カテーテル2は、摘み7を操作して第1操作用ワイヤ40を引っ張り、その遠位端部を図1(B)の矢印X1方向(第1方向)に首振り偏向可能になっている。なお、第1操作用ワイヤ40の遠位端部をワイヤ留め部材100に固定する方法は、係止部材110の外周面と中空部分101の内周面の接着に限定されず、係止部材110の外径を中空部分101の遠位側の内径よりも若干大きくして、係止部材110を中空部分101に圧入する方法などを採用することもできる。
第2操作用ワイヤ42の遠位端部には、第2操作用ワイヤ42の本体よりも径が大きいアンカー42aが形成されている。また、先端チップ電極10の内側には、凹部50が形成されており、この凹部50にはんだ60が充填されている。第2操作用ワイヤ42は、その遠位端部がはんだ60に埋め込まれ、はんだ60および先端チップ電極10に対して固定されることで、管状部材4の遠位端近傍に接続されている。したがって、第2操作用ワイヤ42は、その遠位端部が管状部材4の遠位端部において、はんだ60および先端チップ電極10を介して管状部材4に固定されている。また、第2操作用ワイヤ42の近位端部は摘み7に固定されている。これにより、カテーテル2は、摘み7を操作して第2操作用ワイヤ42を引っ張り、その遠位端部を図1(B)の矢印X2方向(第2方向)に首振り偏向可能になっている。なお、本実施形態では、第2操作用ワイヤ42の遠位端部にアンカー42aが設けられているため、第2操作用ワイヤ42の遠位端部がはんだ60から抜けにくくなっている。これにより、カテーテル2の動作信頼性を向上させることができる。
第5ルーメン25には、導線70が挿通されている。導線70の遠位端部は、はんだ60に埋め込まれている(図示せず)。これにより、はんだ60を介して導線70と先端チップ電極10とが電気的に接続される。
また、第6ルーメン26に導線72が挿通されている。導線72の遠位端部は、管状部材4に形成された開口部(図示せず)を通ってリング状電極12aに固定されている。導線72の遠位端部は、たとえば、溶接やはんだ等を用いてリング状電極12aに固定される。これにより、導線72とリング状電極12aとが電気的に接続される。
また、第3ルーメン23に導線74が挿通されている。導線74の遠位端部は、管状部材4に形成された開口部(図示せず)を通ってリング状電極12bに固定されている。導線74の遠位端部は、たとえば、溶接やはんだ等を用いてリング状電極12bに固定される。これにより、導線74とリング状電極12bとが電気的に接続される。
図5(A)および図5(B)は、第1操作用ワイヤおよび第2操作用ワイヤを引っ張り操作したときのカテーテルの先端部分の形状を示す断面模式図である。図5(A)は、第2操作用ワイヤ42を引っ張り操作してカテーテル2の先端を図1(B)の矢印X2方向に偏向した状態を示している。図5(B)は、第1操作用ワイヤ40を引っ張り操作してカテーテル2の先端を図1(B)の矢印X1方向に偏向した状態を示している。なお、図5(A)および図5(B)では、第1ルーメン21、第2ルーメン22、および内筒部材4aと外筒部材4bとの境界線の図示を省略している。
図5(A)に示すように、第2操作用ワイヤ42が引っ張り操作されると、管状部材4は図1(B)の矢印X2方向に湾曲する。ここで、第2操作用ワイヤ42の遠位端部は先端チップ電極10に固定されている。言い換えれば、第2操作用ワイヤ42の遠位端部は、管状部材4の遠位端部に固定されている。また、上述のように、管状部材4にはブレード80が設けられている。そのため、第2操作用ワイヤ42が引っ張り操作されたときに形成される管状部材4の湾曲領域M(第2湾曲領域)は、内筒部材4aの近位端部から管状部材4の遠位端部までとなる。すなわち、管状部材4は、図1(B)の矢印X2方向に湾曲したときは管状部材4の遠位端部からの所定範囲が湾曲する。
一方、図5(B)に示すように、第1操作用ワイヤ40が引っ張り操作されると、管状部材4は図1(B)の矢印X1方向に湾曲する。ここで、第1操作用ワイヤ40の遠位端部はワイヤ留め部材100に固定されている。言い換えれば、第1操作用ワイヤ40の遠位端部は、管状部材4の遠位端部と近位端部の間に固定されている。すなわち、第1操作用ワイヤ40の遠位端部は、第2操作用ワイヤ42の遠位端部に対して管状部材4の軸方向にずれている。また、管状部材4にはブレード80が設けられている。そのため、第1操作用ワイヤ40が引っ張り操作されたときの管状部材4の湾曲領域N(第1湾曲領域)は、内筒部材4aの近位端部からワイヤ留め部材100までとなり、湾曲領域Nと管状部材4の遠位端部との間には直線領域Oが形成される。すなわち、図1(B)の矢印X1方向に湾曲したときは管状部材4の遠位端部からの所定範囲に直線領域Oが形成され、直線領域Oよりも近位側に湾曲領域Nが形成される。したがって、管状部材4は、図1(B)の矢印X1方向に湾曲したときと矢印X2方向に湾曲したときとで、形成される湾曲領域の一部が軸方向にずれる。直線領域Oの長さは、例えば5〜15mmである。
以上説明した本実施形態に係るカテーテル2では、図1(B)の矢印X1方向に湾曲したときに形成される湾曲領域Nと、図1(B)の矢印X2方向に湾曲したときに形成される湾曲領域Mとは、少なくとも一部が管状部材4の軸方向にずれている。具体的には、湾曲領域Nの遠位端位置と湾曲領域Mの遠位端位置とが異なる。そして、湾曲領域Nの最小曲率半径と湾曲領域Mの最小曲率半径とが異なる。ここで、「最小曲率半径」とは、管状部材4を最大限湾曲させたときの各湾曲領域の曲率半径である。これにより、カテーテル先端の湾曲形状のバリエーションを増やすことができる。そして、その結果カテーテル2の操作性が向上して、カテーテル2をより複雑な経路に挿通するカテーテル術を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係るカテーテル2のように、管状部材4が左右非対称のカーブ形状を形成できるようにすることで、次のような効果が得られる。すなわち、例えば血管内の病変部位にカテーテル先端をアプローチさせる際に、血管内壁へのカテーテルの接触位置を調節することができるため、カテーテル2の姿勢を血管内で安定させることができる。また、病変部位を線状焼灼する場合に、焼灼位置がカテーテル先端から見て血管の奥、すなわち遠位にある場合にはカーブの曲率が小さい側に管状部材4を湾曲させ、焼灼位置がカテーテル先端から見て近位にある場合にはカーブの曲率が大きい側に管状部材4を湾曲させることで、カテーテルを湾曲させたときのカテーテル先端の移動距離を焼灼位置に合わせて調節することができる。また、病変部位が複数ある場合にも、一本のカテーテル2で対応することができる。
また、本実施形態のカテーテル2では、図1(B)の矢印X2方向に湾曲した場合、湾曲領域Nの遠位側に直線領域Oが形成される。すなわち、本実施形態に係るカテーテル2は、図1(B)の矢印X1方向に湾曲したときに、管状部材4の遠位端部からの所定範囲に直線領域Oが形成され、当該直線領域Oより近位側に湾曲領域Nが形成され、図1(B)の矢印X2方向に湾曲したときに、湾曲領域Nに対して管状部材4の軸方向に少なくとも一部がずれた湾曲領域Mが形成される。この場合、次のような効果が得られる。すなわち、例えば心房粗動(AFL)症例に対するアブレーション手技では、心臓内部の下大静脈と三尖弁との間の領域であるIsthmus(イスムス)を線状に焼灼することが頻繁に行われる。このとき、一般的にはカテーテルが下大静脈から心臓内に挿通されて、カテーテル先端が三尖弁の手前に配置される。そして、この状態から焼灼が開始され、カテーテルが引き戻されながら焼灼が行われることで三尖弁から下大静脈に向けてIsthmusに焼灼ラインが形成される。このアブレーション手技において、Isthmusを線状焼灼する際には、線状焼灼の容易性の点でカテーテルは先端に直線領域を有するカーブ形状であることが好ましい。一方、カテーテル先端を三尖弁付近(心室側)にコンタクトさせる際には、コンタクトの容易性の点でカテーテルは先端まで湾曲したカーブ形状であることが好ましい。本実施形態に係るカテーテル2では、カテーテル先端に直線領域Oを有し、この直線領域Oよりも近位側が湾曲した形状と、カテーテル先端まで湾曲した形状とを形成することができるため、線状焼灼の容易性とコンタクトの容易性とを両立させることができる。さらに、本実施形態に係るカテーテル2は、先端に直線領域を有するカーブ形状と先端まで湾曲したカーブ形状とを切り替えることで、病変部位へのコンタクト方法を切り替えることができる。すなわち、カテーテル先端を立てて病変部位に対して垂直に接触させる縦当てと、カテーテル先端を寝かせて病変部位に対して平行に接触させる横当てとを実施することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係るカテーテル2は、操作用ワイヤに移動止め部が設けられ、管状部材に制止部材が設けられて、操作用ワイヤの引っ張り操作に応じて移動した移動止め部が制止部材に当接することで、操作用ワイヤの軸方向の移動が規制される構造を備えたものである。以下、実施形態2に係るカテーテルについて説明する。なお、実施形態2に係るカテーテルについて、実施形態1と同様な構成については同様な符号を付し、その説明および図示は適宜省略する。
図6は、実施形態2に係るカテーテルの制止部材近傍の概略断面図である。図7および図8は、第2操作用ワイヤを引っ張り操作したときのカテーテルの先端部分の形状を示す断面模式図である。
本実施形態に係るカテーテル2は、第2操作用ワイヤ42の遠位端と近位端との間に設けられ、第2操作用ワイヤ42が挿通された第2ルーメン22の内径よりも小さい内径の小径中空部分が第2操作用ワイヤ42を挿通可能に設けられた制止部材を備える。本実施形態では、図6に示すように、ワイヤ留め部材100が制止部材として機能している。また、ワイヤ留め部材100の中空部分102は、その内径が第2ルーメン22の内径よりも小さく形成されており、この中空部分102が上述の小径中空部分として機能している。
また、第2操作用ワイヤ42には、制止部材としてのワイヤ留め部材100より遠位側の所定箇所に移動止め部112が設けられている。移動止め部112の外径は、小径中空部分としての中空部分102の内径より大きい。また、移動止め部112の外形は、第2ルーメン22の内径よりも小さい。移動止め部112は、第2操作用ワイヤ42と同一材料または別の材料からなり、第2操作用ワイヤ42の周囲にリング状に設けられている。第2操作用ワイヤ42の周囲に移動止め部112を設ける方法は、特に限定されないが、はんだ接合、かしめによる圧着方法、融着などが挙げられる。なお、移動止め部112は、第2操作用ワイヤ42と同一材料にて一体的に形成されてもよい。
図7に示すように、第2操作用ワイヤ42が引っ張り操作されると、管状部材4は図1(B)の矢印X2方向に湾曲する。このとき、移動止め部112が近位側、すなわち制止部材としてのワイヤ留め部材100の方へ徐々に移動する。移動止め部112がワイヤ留め部材100の方へ移動する途中の段階では、形成される湾曲領域Mにおける管状部材4の曲率半径は略一様であり、管状部材4の湾曲部分の形状は、所定半径の円弧で近似することができる。したがって、湾曲領域Mは、全体が相対的に曲率半径の大きい湾曲領域M1となる。なお、移動止め部112がワイヤ留め部材100の方へ移動するつれて、上記曲率半径は徐々に小さくなる。言い換えると、湾曲領域Mの形状を近似する円弧の半径が徐々に小さくなる。
さらに、第2操作用ワイヤ42の引っ張り操作が進められると、図8に示すように、移動止め部112が制止部材としてのワイヤ留め部材100と接触し、移動止め部112の動きが制止される。これにより、移動止め部112は、ワイヤ留め部材100により位置が固定される。また、第2操作用ワイヤ42の移動止め部112より遠位側の部分が、管状部材4のワイヤ留め部材100より遠位側の領域に制止される。この状態で、さらに第2操作用ワイヤ42が引っ張り操作されると、移動止め部112がアンカーとして機能するため、ワイヤ留め部材100より近位側の部分において管状部材4の湾曲の度合いが大きくなる。言い換えると、制止部材としてのワイヤ留め部材100より近位側の管状部材4の領域は、ワイヤ留め部材100より遠位側の管状部材4の領域に比べて小さい曲率半径で湾曲する。したがって、湾曲領域Mは、ワイヤ留め部材100より遠位側が相対的に曲率半径の大きい湾曲領域M1となり、ワイヤ留め部材100より近位側が相対的に曲率半径の小さい湾曲領域M2となる。すなわち、カテーテル2のカーブ形状が2段階となる。
なお、カテーテル2が直線状の状態において、カテーテル2の遠位端から制止部材としてのワイヤ留め部材100までの距離を200mmとしたとき、ワイヤ留め部材100と移動止め部112との距離は、たとえば30mmである。
以上説明した実施形態2に係るカテーテル2では、第2操作用ワイヤ42を引っ張り操作したときに、移動止め部112が第2操作用ワイヤ42の遠位端から所定距離の位置を固定するアンカーとして機能する。これにより、湾曲したカテーテル2の曲率半径が制止部材としてのワイヤ留め部材100より遠位側と近位側とで異なり、ワイヤ留め部材100より近位側のカテーテル2の曲率半径がワイヤ留め部材100より遠位側のカテーテル2の曲率半径より小さくなる。そのため、カテーテル先端の湾曲形状のバリエーションをさらに増やすことができ、その結果、カテーテル2の操作性をより向上させることができる。
本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうるものである。上述の実施形態と以下の変形例との組合せによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
上述した実施形態2のカテーテル2では、制止部材としてのワイヤ留め部材100と移動止め部112が一組設けられているが、制止部材と移動止め部112が二組以上設けられてもよい。この場合、設けられた静止部材および移動止め部112の組数に応じてカテーテル2のカーブ形状を多段階とすることができる。
また、上述した実施形態2のカテーテル2では、第2操作用ワイヤ42に移動止め部112が設けられているが、移動止め部112が第1操作用ワイヤ40側に設けられてもよい。この場合、例えばワイヤ留め部材100よりも近位側に制止部材が設けられ、第1操作用ワイヤ40のワイヤ留め部材100と制止部材の間の領域に移動止め部112が設けられる。あるいは、第1操作用ワイヤ40および第2操作用ワイヤ42の両方に移動止め部112が設けられてもよい。
2 カテーテル、 4 管状部材、 21 第1ルーメン、 22 第2ルーメン、 40 第1操作用ワイヤ、 42 第2操作用ワイヤ、 100 ワイヤ留め部材、 101,102,103,106 中空部分、 110 係止部材、 M,N 湾曲領域、 O 直線領域、 112 移動止め部。

Claims (5)

  1. 複数のルーメンが軸方向に沿って形成された可撓性の管状部材と、
    前記複数のルーメンのうち第1ルーメンに挿通された第1操作用ワイヤと、
    前記複数のルーメンのうち第2ルーメンに挿通された第2操作用ワイヤと、
    前記第1操作用ワイヤおよび前記第2操作用ワイヤの少なくとも一方の操作用ワイヤの遠位端と近位端との間に設けられ、当該少なくとも一方の操作用ワイヤが挿通されたルーメンの内径よりも小さい内径の中空部分が当該少なくとも一方の操作用ワイヤを挿通可能に設けられた制止部材と、
    前記制止部材より遠位側の前記少なくとも一方の操作用ワイヤの所定箇所に設けられ、前記中空部分の内径より外径が大きい移動止め部と、
    を備え、
    前記管状部材は、前記第1操作用ワイヤを引っ張り操作したときに第1方向に湾曲し、前記第2操作用ワイヤを引っ張り操作したときに第2方向に湾曲し、
    前記少なくとも一方の操作用ワイヤを引っ張り操作したときに、前記少なくとも一方の操作用ワイヤの前記移動止め部より遠位側の部分が、前記管状部材の前記制止部材より遠位側の領域に制止され、
    第1方向に湾曲したときに形成される第1湾曲領域および第2方向に湾曲したときに形成される第2湾曲領域は、少なくとも一部が管状部材の軸方向にずれており、
    第1方向に湾曲したときに管状部材の遠位端部からの所定範囲に直線領域が形成され、当該直線領域より近位側に前記第1湾曲領域が形成されることを特徴とするカテーテル。
  2. 前記制止部材により前記移動止め部が制止されたときに、前記制止部材より近位側の前記管状部材の曲率半径が前記制止部材より遠位側の前記管状部材の曲率半径より小さい請求項に記載のカテーテル。
  3. 前記第1湾曲領域と前記第2湾曲領域とは、最小曲率半径が異なる請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記直線領域は、その長さが3〜15mmである請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカテーテル。
  5. 前記第1操作用ワイヤは、その遠位端部が前記管状部材の遠位端部と近位端部の間において固定され、
    前記第2操作用ワイヤは、その遠位端部が前記管状部材の遠位端部において固定されている請求項1乃至のいずれか1項に記載のカテーテル。
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