JP6219805B2 - 電極カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、例えば不整脈の検査(診断)や治療等に用いられる電極カテーテルに関する。
電極カテーテルは、血管を通して体内(例えば心臓の内部)に挿入され、不整脈の検査や治療等に用いられるものである。このような電極カテーテルでは一般に、体内に挿入されたカテーテルチューブの先端(遠位端)付近の形状が、体外に配置される基端(近位端,後端,手元側)に装着された操作部の操作に応じて、片方向あるいは両方向に変化(偏向,湾曲、撓む)するようになっている。
このような電極カテーテルにおいて、心臓の肺静脈などの部位における電位を測定するため、ループ状に形成されたカテーテル先端部を有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。カテーテル先端部がループ状に形成されていることにより、血管の内周部分において、周方向に沿った複数個所の電位を一括して(同時に)測定することが可能となる。
特開2003−111740号公報
ところで、このようなループ状のカテーテル先端部を利用して血管の内周部分の電位を測定する場合、カテーテル先端部が血管内に挿入された際に、ループ状部分での軸方向(カテーテル本体の軸方向)に沿った位置ずれ(変位)が生じるおそれがある。そのような軸方向の位置ずれが発生すると、上記した複数個所の電位の測定位置にもずれが生じ、正確な電位測定に支障をきたすことになる。したがって、そのような位置ずれを抑える手法の提案が望まれる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、カテーテル先端部のループ状部分における軸方向に沿った位置ずれを抑えることが可能な電極カテーテルを提供することにある。
本発明の電極カテーテルは、可撓性を有するカテーテル本体と、このカテーテル本体の先端側に設けられ、カテーテル本体の延在方向と非平行なループ面を形成するループ状部分を有するカテーテル先端部と、カテーテル先端部に設けられた複数の電極と、カテーテル本体内の先端付近からカテーテル先端部内に挿通され、形状記憶特性を有するコアワイヤとを備えたものである。このコアワイヤは、カテーテル本体内に配置され、長軸および短軸を有する異方性形状からなる断面を有する直線部と、カテーテル先端部のループ状部分内に配置されたループ部と、カテーテル先端部内に配置され、直線部とループ部とを繋ぐ部分であると共に上記異方性形状からなる断面を有する中継部とを有している。直線部および中継部においてそれぞれ、上記異方性形状における長軸の延在面が平面となっている。
本発明の電極カテーテルでは、コアワイヤにおける直線部および中継部においてそれぞれ、上記異方性形状における長軸の延在面が平面となっている。これにより、コアワイヤの断面が、例えば、等方性形状(円形状等)である場合や、逆に異方性形状における短軸の延在面が平面となっている場合等と比べ、コアワイヤにおけるループ部が、カテーテル本体(コアワイヤの直線部)の軸方向に沿って変位(変動)しにくくなる。
本発明の電極カテーテルでは、直線部から中継部に亘って、上記長軸の延在面が略単一の平面となっているのが望ましい。このようにした場合、コアワイヤにおけるループ部が、カテーテル本体の軸方向に沿って更に変位しにくくなる。また、上記ループ部も上記異方性形状からなる断面を有するようにすると共に、このループ部における上記異方性形状の長軸が上記ループ面と略直交するのが望ましい。このようにした場合、カテーテル先端部が血管内に挿入された際に、ループ部におけるループ径が変化し易くなる(ループ径の収縮変化が容易となる)。このため、血管の内周部分において、周方向に沿った複数個所の電位が測定し易くなる。
本発明の電極カテーテルでは、上記異方性形状が略矩形状であるのが望ましい。このようにした場合、コアワイヤにおけるループ部が、カテーテル本体の軸方向に沿って更に変位しにくくなる。また、この場合において、上記略矩形状における角部が面取りされているのが更に望ましい。このようにした場合、コアワイヤ周囲の部材(導線等)への悪影響(角部に起因した導線の損傷等)が回避され易くなる(望ましくは回避される)。
本発明の電極カテーテルでは、上記異方性形状を楕円形状(角部を有しない異方性形状)としてもよい。このようにした場合も、上記したコアワイヤ周囲の部材への悪影響が回避され易くなる(望ましくは回避される)。
本発明の電極カテーテルでは、上記コアワイヤを、上記ループ状部分内における内周側に配置するのが望ましい。
本発明の電極カテーテルでは、例えば、上記ループ面がカテーテル本体の延在方向と略直交するようにしてもよい。また、例えば、上記複数の電極に対して電気的に接続されると共にカテーテル先端部内からカテーテル本体内の基端側へ向けて挿通された導線を更に設けてもよい。
本発明の電極カテーテルによれば、コアワイヤにおける直線部および中継部においてそれぞれ、上記異方性形状における長軸の延在面を平面としたので、コアワイヤにおけるループ部を、カテーテル本体の軸方向に沿って変位しにくくすることができる。よって、カテーテル先端部のループ状部分における軸方向に沿った位置ずれを抑えることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る電極カテーテルの概略構成例を表す模式斜視図である。 図1に示したカテーテル先端部の詳細構成例を表す模式斜視図である。 図2に示したカテーテル先端部の側面構成例を表す模式図である。 図3に示したカテーテル先端部の断面構成例を表す模式図である。 図2〜図4に示したコアワイヤの詳細構成例を表す模式斜視図である。 図5に示したコアワイヤの側面構成例を表す模式図である。 図4〜図6に示したコアワイヤの断面構成例を表す模式図である。 図1に示した電極カテーテルの使用態様の一例を表す模式図である。 図1に示した電極カテーテルの使用態様の他の例を表す模式図である。 比較例に係るコアワイヤの構成を表す模式図である。 変形例1に係るコアワイヤの断面構成例を表す模式図である。 変形例2に係るコアワイヤの断面構成例を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(コアワイヤの断面が、角部が面取りされた略矩形状である例)
2.変形例
変形例1(コアワイヤの断面が、角部が面取りされていない略矩形状である例)
変形例2(コアワイヤの断面が楕円形状である例)
3.その他の変形例
<実施の形態>
[構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る電極カテーテル(電極カテーテル1)の概略構成例を、模式的に斜視図で表したものである。電極カテーテル1は、血管を通して体内(例えば心臓の内部)に挿入され、不整脈の検査や治療等に用いられるものである。この電極カテーテル1は、長尺状のカテーテル本体21(カテーテルチューブ,カテーテルシャフト)と、このカテーテル本体21の先端側に接続されたカテーテル先端部22と、カテーテル本体21の基端側に装着されたハンドル3とを備えている。
(カテーテル本体21)
カテーテル本体21は、可撓性を有する管状構造(中空のチューブ状部材)からなり、自身の軸方向(Z軸方向)に沿って延伸する形状となっている。具体的には、カテーテル本体21の軸方向の長さは、ハンドル3の軸方向(Z軸方向)の長さと比べて数倍〜数十倍程度に長くなっている。なお、このカテーテル本体21は、その軸方向に向かって同じ特性のチューブで構成されていてもよいが、比較的可撓性に優れた先端部分と、この先端部分に対して軸方向に一体に形成されると共に先端部分よりも比較的に剛性のある基端部分とを有するようにするのが好ましい。
カテーテル本体21はまた、自身の軸方向に沿って延在するように内部に1つのルーメン(内孔,細孔,貫通孔)が形成された、いわゆるシングルルーメン構造、あるいは複数(例えば4つ)のルーメンが形成された、いわゆるマルチルーメン構造を有している。なお、カテーテル本体21の内部において、シングルルーメン構造からなる領域とマルチルーメン構造からなる領域との双方が設けられていてもよい。このようなカテーテル本体21におけるルーメンには、各種の細線(後述する操作用ワイヤ40や導線41等)がそれぞれ、互いに電気的に絶縁された状態で挿通されている。
このうち、操作用ワイヤ40(引張りワイヤ)は、例えば図1中に破線で示したように、カテーテル本体21内を延伸してハンドル3内へと引き出されており、後述するカテーテル本体21の先端部分の偏向動作の際に用いられるものである。換言すると、操作用ワイヤ40は、カテーテル本体21の先端付近を撓ませるために用いられるものである(例えば図1中の矢印d2参照)。この操作用ワイヤ40における先端は、カテーテル本体21内の先端付近において、アンカーおよびはんだ等によって固定されている。また、操作用ワイヤ40の基端側は、上記したように、カテーテル本体21内からハンドル3内へと延伸され、ハンドル3内で留め具(図示せず)により固定されている。この操作用ワイヤ40は、例えばSUS(ステンレス鋼)やNiTi(ニッケルチタン)等の超弾性金属材料により構成されており、その径は約100〜500μm程度(例えば200μm)である。ただし、必ずしも金属材料で構成されていなくともよく、例えば高強度の非導電性ワイヤ等で構成されていてもよい。
このようなカテーテル本体21は、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリウレタン等の合成樹脂により構成されている。また、カテーテル本体21の軸方向の長さは、約500〜1200mm程度(例えば1170mm)であり、カテーテル本体21の外径(X−Y断面の外径)は、約0.6〜3mm程度(例えば2.0mm)である。
(ハンドル3)
ハンドル3は、図1に示したように、自身の軸方向(Z軸方向)に沿って延伸する形状の把持部31(ハンドル本体,グリップ)と、この把持部31に対して軸方向にスライド可能に装着された操作部32(ノブ)とを有している。
把持部31は、電極カテーテル1の使用時に操作者(医師)が掴む(握る)部分である。この把持部31全体の軸方向の長さは、操作者が片手で把持できる程度となっているのが好ましいが、特に限定されない。このような把持部31は、例えば、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂により構成されている。
操作部32は、カテーテル本体21の先端付近を偏向(湾曲)させる際の操作である、偏向操作(首振り操作)を行うための部材である。具体的には、ここでは図1中の矢印d1で示したように、把持部31の軸方向に沿って基端側にスライドさせる操作が可能となっている。
(カテーテル先端部22)
カテーテル先端部22は、前述したようにカテーテル本体21の先端側に接続されており、図1に示したように、略円形状をなすように形成されたループ状部分を有している。また、このカテーテル先端部22は、カテーテル本体21における1または複数のルーメンに連通したルーメンを有する、可撓性の管状構造からなる。
図2〜図4はそれぞれ、カテーテル先端部22の詳細構成例を模式図で表したものである。具体的には、図2は、カテーテル先端部22の斜視構成例を拡大して表したものであり、図3は、カテーテル先端部22の側面構成例(電極カテーテル1全体としての先端側から見たX−Y側面構成例)を拡大して表したものである。また、図4は、図3中に示したII−II線に沿った矢視断面構成例(Y−Z断面構成例)を拡大して表したものである。
図2および図3に示したように、このカテーテル先端部22は、カテーテル本体21の延在方向(軸方向:この例ではZ軸方向)と非平行なループ面S(仮想面)を形成するループ状部分を有している。具体的には、この例では、ループ面Sがカテーテル本体21の延在方向と略直交している(例えば直交している)。
このループ状部分は、この例では図2および図3に示したように、ループ径Rを有する略円形状(実質的な円形状)となっている。具体的には、このループ状部分は、この例では、Z軸の正方向に沿って見たときに反時計回り(左回り)となるよう、逆に言うと、Z軸の負方向に沿って見たときに時計回り(右回り)となるように(図3参照)、巻回されている。
ただし、このループ状部分は、厳密に言うと平坦な円形状の閉じたループでなく、後述する先端電極222を最先端とする、若干の螺旋形状のループとなっている。すなわち、本明細書において、「円形状」や「楕円形状」と言うときは、厳密には螺旋形状であるものを包含しているものとする。
このようなカテーテル先端部22は、図2〜図4に示したように、前述した可撓性の管状構造としての絶縁性チューブ220により構成されている。この絶縁性チューブ220は、例えば、ポリウレタンまたはPEBAX(ポリエーテルブロックアミド)のような生体許容性の樹脂材料により構成されている。また、カテーテル先端部22の外径は、約1.0〜2.0mm程度(例えば1.3mm)であり、上記したループ径Rは、約10〜30mm程度(例えば20mm)である。
また、カテーテル先端部22には、図2および図3に示したように、複数の電極(この例では、9個のリング状電極221および1個の先端電極222)が所定の間隔をおいて配置されている。具体的には、リング状電極221は、カテーテル本体21の外周面上に固定配置される一方、先端電極222は、カテーテル本体21の最先端に固定配置されている。なお、リング状電極221の数としては、この例で挙げたもの(9個)に限定されるわけではない。具体的には、リング状電極221の数は、例えば6〜20個であることが好ましく、更に好ましくは、例えば8〜12個である。
これらの電極は、カテーテル先端部22内に挿通された複数の導線41(例えば図4参照)に対して、個別に電気的に接続されている。そして、これらの導線41がそれぞれ、カテーテル先端部22内からカテーテル本体21内へ向けて挿通されることで、リング状電極221および先端電極222がそれぞれ、ハンドル3の内部と電気的に接続されるようになっている。なお、このような導線41は、例えば銅(Cu)等の金属材料により構成されていると共に絶縁性の樹脂で被覆されており、その径は約50〜200μm程度(例えば100μm)である。
このようなリング状電極221および先端電極222はそれぞれ、例えば、アルミニウム(Al),銅,SUS,金(Au),白金(Pt)等の、電気伝導性の良好な金属材料により構成されている。なお、電極カテーテル1の使用時におけるX線に対する造影性を良好にするためには、白金またはその合金により構成されていることが好ましい。また、これらのリング状電極221および先端電極222の外径は、特には限定されないが、上記したカテーテル先端部22の外径と同程度であることが望ましい。
ここで、図2〜図4に示したように、カテーテル先端部22内には、形状記憶特性を有するコアワイヤ42が挿通されている。詳細には、図2に示したように、カテーテル本体21内の先端付近からカテーテル先端部22内に亘って、ループ状部分の形状(ループ形状)を記憶しているコアワイヤ42(ループコア)が挿通されている。また、このコアワイヤ42は、この例では図3および図4に示したように、カテーテル先端部22のループ状部分内において、その内周側(複数の導線41よりも内周側)に配置されている。このような形状記憶特性を有するコアワイヤ42では、外部から力が加えられることによって容易に変形(例えば直線状に変形)するが、その力が取り除かれると元の形状(ループ形状)に戻るようになっている。
このようなコアワイヤ42は、例えば、Ni−Ti合金等の形状記憶合金により構成されている。なお、このNi−Ti合金におけるNiとTiとの比率は、Ni:Ti=54:46〜57:43であることが好ましい。また、好ましいNi−Ti合金としては、例えばニチノールが挙げられる。
図5〜図7は、コアワイヤ42の詳細構成例を模式的に表したものである。具体的には、図5は、コアワイヤ42の斜視構成例を表したものであり、図6は、コアワイヤ42の側面構成例(X−Y側面構成例)を表したものである。また、図7は、コアワイヤ42の断面構成例(コアワイヤ42の延在方向に対する直交面における断面構成例)を拡大して表したものである。
図5および図6に示したように、コアワイヤ42は、カテーテル本体21における先端付近の形状(直線状)およびカテーテル先端部22の形状(ループ形状)をそれぞれ倣った形状を有している。具体的には、コアワイヤ42は、この例ではカテーテル本体21の先端付近からカテーテル先端部22へと向けて、直線部42a、中継部42b(移行部,連結部)およびループ部42cをこの順に有している。
直線部42aは、カテーテル本体21内に配置されており、このカテーテル本体21の延在方向(この例ではZ軸方向)に沿った直線状となっている。ループ部42cは、カテーテル先端部21におけるループ状部分内に配置されており、このループ状部分に倣ったループ形状(略円形状)となっている。中継部42bは、カテーテル先端部21内に配置されており、直線部42aとループ部42cとを繋ぐ(連結する)部分である。言い換えると、この中継部42cは、直線部42a(直線状)からループ部42c(ループ形状)へと移行する形状の部分となっている。
また、図7に示したように、この例では、コアワイヤ42における直線部42a、中継部42bおよびループ部42cがいずれも、長軸Amaおよび短軸Amiを有する異方性形状からなる断面を有している。具体的には、本実施の形態のコアワイヤ42では、この断面における異方性形状が、長軸Amaおよび短軸Amiを有する略矩形状となっている。更に、この略矩形状のコアワイヤ42では、その角部(この例では四隅)が面取りされており(図7中の符号P11〜P14参照)、四隅部分が若干丸みを帯びた形状となっている。
なお、このようなコアワイヤ42において、上記した長軸Amaの長さは、約100〜1000μm程度(例えば500μm)であり、短軸Amiの長さは、約50〜500μm程度(例えば250μm)である。また、これらの長軸Amaと短軸Amiとのアスペクト比(長軸Amaの長さ:短軸Amiの長さ)は、約1.5:1〜約5:1(例えば2:1)である。
ここで、本実施の形態のコアワイヤ42では、図5および図6に示したように、直線部42aおよび中継部42bにおいてそれぞれ、上記した断面の異方性形状(この例では略矩形状)における長軸Amaの延在面Sma(仮想面)が、平面となっている。また、特に本実施の形態では、直線部42aから中継部42bに亘って、この長軸Amaの延在面Smaが、略単一の平面(望ましくは、この例のように単一の平面)となっている。具体的には、これら直線部42aおよび中継部42bにおけるいずれの部分(全領域)においても、断面における長軸方向Dmaが、Y−Z平面内のいずれかの方向を向いている。すなわち、この例では、直線部42aにおける断面の長軸方向DmaはY軸方向を向いており、中継部42bにおける断面の長軸方向Dmaは、Y軸とZ軸との間の方向(斜め方向)を向いている。このように、コアワイヤ42における直線部42aから中継部42bへと至る領域では、略矩形状の断面が、ねじれていない形状(コアワイヤ42の延伸方向の周りを長軸Amaおよび短軸Amiが回転していない、非ねじれ形状)となっている。
また、このコアワイヤ42におけるループ部42cでは、図5および図6に示したように、その断面における長軸Ama(長軸方向Dma)が、ループ面Sと略直交(望ましくは直交)している。すなわち、この例では、ループ部42cの断面における長軸Ama(長軸方向Dma)が、いずれの領域においても略Z軸方向(望ましくはZ軸方向)を向いている。
[作用・効果]
(A.基本動作)
この電極カテーテル1では、不整脈等の検査や治療の際に、カテーテル本体21およびカテーテル先端部22が、血管を通して患者の体内に挿入される。このとき、操作者による操作部32の操作に応じて、体内に挿入されたカテーテル本体21の先端付近の形状が変化する。
具体的には、例えば、操作者が把持部31を片手で掴み、その片手の指で操作部32を操作することにより、この操作部32を図1中のd1方向(基端側)にスライドさせた場合、以下のようになる。すなわち、カテーテル本体21内で、操作用ワイヤ40が基端側(ハンドル3内の前述した留め具側)へと引っ張られる。すると、このカテーテル本体21の先端付近が、図1中の矢印d2で示した方向に沿って湾曲する(撓む)。
このように、操作者が操作部32を操作(スライド操作)することにより、カテーテル本体21の首振り偏向動作を行うことができる。なお、把持部31をその軸回りに(図1中のXY平面内で)回転させることで、カテーテル本体21が患者の体内に挿入された状態のまま、カテーテル本体21の先端付近の湾曲方向の向きを自由に設定することができる。
ここで、例えば不整脈等の検査に用いられる場合、患者の体内に挿入されたカテーテル先端部22の電極(リング状電極221および先端電極222)を用いて、心電位が測定される。そして、この心電位の情報を基に、検査部位における不整脈等の有無や程度に関する検査が行われる。
一方、例えば不整脈等の治療に用いられる場合、患者の体表に装着された対極板(図示せず)と、患者の体内に挿入された電極カテーテル1の電極との間で、高周波(RF;Radio Frequency)通電がなされる。このような高周波通電によって、治療対象の部位(血管等)が選択的に焼灼(アブレーション)され、不整脈等の経皮的治療がなされる。
(B.カテーテル先端部22での電位測定の詳細)
ここで、このような電極カテーテル1において、カテーテル先端部22における複数の電極(リング状電極221および先端電極222)を利用した電位測定について、詳細に説明する。
すなわち、まず、例えば図8に示したように、例えば大腿動脈のような主要な動脈または静脈等の血管9内に、電極カテーテル1がカテーテル先端部22側から挿入される。そして、電位の測定部位(例えば心臓の肺静脈等)に向けて、カテーテル先端部22側から血管9内を前進するよう(図8中の矢印D1参照)、電極カテーテル1が操作される(押し込まれる,ねじ込まれる)。
次いで、電位の測定部位に到達後、カテーテル先端部22のループ径Rを随時変化(例えば拡大)させることで(図8中の矢印D2参照)、例えば図9に示したように、その測定部位の内壁(内周面)に、各リング状電極221および先端電極222をそれぞれ、当接または近接させる。そして、この状態にて、複数のリング状電極221および先端電極222をそれぞれ用いて、測定部位における電位(心電位)が測定される。
このようにして電極カテーテル1では、複数のリング状電極221および先端電極222を有するカテーテル先端部22がループ状に形成されていることにより、血管9の内周部分において、周方向に沿った複数個所の電位を一括して(同時に)測定することが可能となる。
(C.コアワイヤ42の作用)
(C−1.比較例)
ところで、このようなループ状のカテーテル先端部22を利用して血管9の内周部分の電位を測定する場合、カテーテル先端部22が血管9内に挿入された際に、ループ状部分での軸方向(カテーテル本体21の軸方向)に沿った位置ずれ(変位)が生じるおそれがある。
具体的には、例えば図10に示した比較例に係るコアワイヤ104のように、コアワイヤ104の断面(特に直線部42aおよび中継部42bの断面)が等方性形状(この例では円形状)である場合(図10中の符号P101参照)、以下のようになる。すなわち、このような断面形状のコアワイヤ104を内包するカテーテル先端部22が血管9内に挿入されると、このコアワイヤ104におけるループ部42cが、カテーテル本体21の軸方向(この例ではZ軸方向)に沿って変位(変動)してしまうおそれがある(図10中の符号m参照)。そして、その場合、上記したように、カテーテル先端部22のループ状部分において、この軸方向に沿った位置ずれが発生してしまうことになる。言い換えると、カテーテル先端部22のループ状部分が、略円形状から螺旋形状の方向へ変形してしまう。
このように、カテーテル先端部22のループ状部分において軸方向の位置ずれが発生すると、上記した血管9内での複数個所の電位の測定位置にもずれが生じ、正確な電位測定に支障をきたすことになる。つまり、血管9の内周部分において、周方向ではなく螺旋状に沿って複数個所の電位が測定されてしまうため、意図した複数箇所(周方向に沿った複数個所)での測定結果を得るのが困難となってしまうと言える。
(C−2.本実施の形態)
これに対して本実施の形態のコアワイヤ42では、図5〜図7に示したように、直線部42aおよび中継部42bにおいてそれぞれ、それらの断面の異方性形状(この例では略矩形状)における長軸Amaの延在面Smaが、平面となっている。また、このコアワイヤ42では特に、直線部42aから中継部42bに亘って、この長軸Amaの延在面Smaが略単一の平面(この例では単一の平面)となっている。言い換えると、コアワイヤ42における直線部42aから中継部42bへと至る領域において、略矩形状の断面が、前述した非ねじれ形状となっている。
これにより、コアワイヤの断面が、例えば、上記比較例のように等方性形状(円形状等)である場合や、逆に、異方性形状における短軸Amiの延在面が平面となっている場合等と比べ、以下のようになる。すなわち、コアワイヤ42のループ部42cが、カテーテル本体21(コアワイヤ42の直線部42a)の軸方向(この例ではZ軸方向)に沿って変位しにくくなる(望ましくは変位しなくなる)。言い換えると、カテーテル先端部22のループ状部分が、略円形状から螺旋形状の方向へ変形しにくくなる(望ましくは変形しなくなる)。したがって、この電極カテーテル1では、カテーテル先端部22のループ状部分における軸方向に沿った位置ずれが抑えられる結果、上記比較例等と比べ、意図した複数箇所(周方向に沿った複数個所)での測定結果を得るのが容易になると言える。
また、このコアワイヤ42では、図5および図6に示したように、ループ部42cも異方性形状(この例では略矩形状)からなる断面となっていると共に、その断面における長軸Ama(長軸方向Dma)が、ループ面Sと略直交(望ましくは直交)している。これにより、カテーテル先端部22が血管9内に挿入された際に、ループ部42cにおけるループ径Rが変化し易くなる(ループ径Rの収縮変化が容易となる)。その結果、血管9の内周部分において、周方向に沿った複数個所の電位が測定し易くなる。
更に、このコアワイヤ42では、図7に示したように、コアワイヤ42の断面における異方性形状が略矩形状であるため、このコアワイヤ42におけるループ部42cが、カテーテル本体21の軸方向(Z軸方向)に沿って更に変位しにくくなる。その結果、カテーテル先端部22のループ状部分における軸方向に沿った位置ずれが、更に抑えられる。
加えて、この図7に示したように、コアワイヤ42の断面では、略矩形状における角部が面取りされている。これにより、このコアワイヤ42の周囲の部材(導線41等)への悪影響(この角部に起因した導線41の損傷等)が、回避され易くなる(望ましくは回避される)。
以上のように本実施の形態では、コアワイヤ42における直線部42aおよび中継部42bにおいてそれぞれ、その断面の異方性形状における長軸Amaの延在面Smaを平面としたので、コアワイヤ42におけるループ部42cを、カテーテル本体21の軸方向に沿って変位しにくくすることができる。よって、カテーテル先端部22のループ状部分における軸方向に沿った位置ずれを抑えることが可能となる。
また、特に本実施の形態では、直線部42aから中継部42bに亘って、この長軸Amaの延在面Smaが略単一の平面(単一の平面)となっているようにしたので、コアワイヤ42におけるループ部42cを、カテーテル本体21の軸方向に沿って更に変位しにくくすることができる。よって、カテーテル先端部22のループ状部分における軸方向に沿った位置ずれを、更に抑えることが可能となる。
また、このような位置ずれが抑えられる結果、カテーテル先端部22を利用した血管9内における複数個所の電位の測定位置のずれも抑えることができ、電位測定の精度を向上させることが可能となる。加えて、電極カテーテル1の使用時における操作性も向上し、利便性を高めることが可能となる。
<変形例>
続いて、本発明の変形例(変形例1,2)について説明する。なお、上記実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図11Aおよび図11Bは、変形例1,2に係るコアワイヤ42の断面構成例(コアワイヤ42の延在方向に対する直交面における断面構成例)を、拡大して模式的に表したものである。
[変形例1]
具体的には、図11Aは、変形例1に係るコアワイヤ42(直線部42a、中継部42bおよびループ部42c)の断面構成例を拡大して模式的に表したものである。
この変形例1のコアワイヤ42は、図7に示した実施の形態のコアワイヤ42において、角部(この例では四隅)が面取りされていないものとなっている。つまり、本変形例のコアワイヤ42では、その断面における異方性形状が、角部を有する矩形状となっている。
このような構成の本変形例においても、基本的には上記実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。
[変形例2]
また、図11Bは、変形例2に係るコアワイヤ42(直線部42a、中継部42bおよびループ部42c)の断面構成例を拡大して模式的に表したものである。
この変形例2のコアワイヤ42は、実施の形態および変形例1のコアワイヤ42とは異なり、その断面における異方性形状が、長軸Amaおよび短軸Amiを有する楕円形状となっている。
このような構成の本変形例においても、基本的には上記実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。
また、特に本変形例では、コアワイヤ42の断面における異方性形状を楕円形状(角部を有しない異方性形状)としたので、この場合も前述したように、コアワイヤ42の周囲の部材への悪影響を回避され易くすることが可能となる(望ましくは回避することが可能となる)。
なお、コアワイヤ42の断面における異方性形状としては、このような略矩形状、矩形状および楕円形状には限られず、他の異方性形状であってもよい。
<その他の変形例>
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等において説明した各部材の形状や配置位置、材料等は限定されるものではなく、他の形状や配置位置、材料等としてもよい。
また、上記実施の形態では、チューブ状部材(カテーテル本体21およびカテーテル先端部22)の構成を具体的に挙げて説明したが、必ずしも全ての部材を備える必要はなく、また、他の部材を更に備えていてもよい。具体的には、例えばカテーテル本体21の内部に、首振り部材として、撓み方向に変形可能な板バネが設けられているようにしてもよい。また、カテーテル先端部22における電極の構成(リング状電極221および先端電極222の配置や形状、個数等)は、上記実施の形態等で挙げたものには限られない。更に、例えば、カテーテル先端部22におけるループ状部分のループ径Rを変化(縮小)させる操作の際に用いられる収縮ワイヤ(図示せず)が、カテーテル先端部22内からカテーテル本体21内を経由してハンドル3内へと、更に挿通されているようにしてもよい。
また、カテーテル先端部22の形状の態様は、上記実施の形態等で説明したものには限られない。具体的には、例えば、カテーテル先端部22におけるループ状部分により形成されるループ面Sが、カテーテル本体21の延在方向に対して直交以外の非平行となっているようにしてもよい。また、例えば、このループ状部分の形状(ループ形状)が、上記実施の形態で説明した略円形状ではなく、略楕円形状となっていてもよい。
加えて、コアワイヤ42の形状や配置等についても、上記実施の形態等で説明したものには限られない。具体的には、例えば、直線部42aから中継部42bに亘って、長軸Amaの延在面Smaが、必ずしも略単一の平面(単一の平面)となってなくてもよい。すなわち、例えば、直線部42における長軸Amaの延在面Smaと、中継部42bにおける長軸Amaの延在面Smaとが、それぞれ個別の平面となっていて、それらの平面同士が多少の角度(0度よりも大きい微小の角度)を持って交わる態様となっていてもよい。また、コアワイヤ42におけるループ部42cの断面については、場合によっては、上記実施の形態等で説明した異方性形状でなくてもよい(例えば、円形状等の等方性形状であってもよい)。更に、例えば、コアワイヤ42が、カテーテル先端部22のループ状部分内において、その内周側(複数の導線41よりも内周側)に配置されていなくともよい(例えば中央付近や外周側に配置されていてもよい)。
更に、カテーテル本体21における先端付近の形状の態様についても、上記実施の形態等で説明したものには限られない。具体的には、上記実施の形態等では、カテーテル本体21における先端付近の形状が操作部32の操作に応じて片方向に変化するタイプ(シングルディレクションタイプ)の電極カテーテルを例に挙げて説明したが、これには限られない。すなわち、本発明は、例えば、カテーテル本体21における先端付近の形状が操作部32の操作に応じて両方向に変化するタイプ(バイディレクションタイプ)の電極カテーテルにも適用することが可能である。この場合、操作用ワイヤおよびその留め具をそれぞれ、2本(2つ)設けることとなる。
加えて、本発明に係る電極カテーテルは、不整脈等の検査用の電極カテーテル(いわゆるEPカテーテル)、および不整脈等の治療用の電極カテーテル(いわゆるアブレーションカテーテル)のいずれにも適用することが可能である。
1…電極カテーテル、21…カテーテル本体、22…カテーテル先端部、220…絶縁性チューブ、221…リング状電極、222…先端電極、3…ハンドル、31…把持部、32…操作部、40…操作用ワイヤ、41…導線、42…コアワイヤ、42a…直線部、42b…中継部、42c…ループ部、9…血管、S…ループ面、R…ループ径、Sma…延在面、Ama…長軸、Ami…短軸、Dma…長軸方向、Dmi…短軸方向。

Claims (9)

  1. 可撓性を有するカテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の先端側に設けられ、前記カテーテル本体の延在方向と非平行なループ面を形成するループ状部分を有するカテーテル先端部と、
    前記カテーテル先端部に設けられた複数の電極と、
    前記カテーテル本体内の先端付近から前記カテーテル先端部内に挿通され、形状記憶特性を有するコアワイヤと
    を備え、
    前記コアワイヤは、
    前記カテーテル本体内に配置され、長軸および短軸を有する異方性形状からなる断面を有する直線部と、
    前記カテーテル先端部の前記ループ状部分内に配置されたループ部と、
    前記カテーテル先端部内に配置され、前記直線部と前記ループ部とを繋ぐ部分であると共に前記異方性形状からなる断面を有する中継部と
    を有し、
    前記直線部および前記中継部においてそれぞれ、前記異方性形状における前記長軸の延在面が、平面となっている
    電極カテーテル。
  2. 前記直線部から前記中継部に亘って、前記長軸の延在面が略単一の平面となっている
    請求項1に記載の電極カテーテル。
  3. 前記ループ部も前記異方性形状からなる断面を有し、
    前記ループ部における前記異方性形状の前記長軸が、前記ループ面と略直交している
    請求項1または請求項2に記載の電極カテーテル。
  4. 前記ループ面が、前記カテーテル本体の延在方向と略直交している
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電極カテーテル。
  5. 前記異方性形状が略矩形状である
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電極カテーテル。
  6. 前記略矩形状において、角部が面取りされている
    請求項5に記載の電極カテーテル。
  7. 前記異方性形状が楕円形状である
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電極カテーテル。
  8. 前記コアワイヤが、前記ループ状部分内における内周側に配置されている
    請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電極カテーテル。
  9. 前記複数の電極に対して電気的に接続され、前記カテーテル先端部内から前記カテーテル本体内の基端側へ向けて挿通された導線を更に備えた
    請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の電極カテーテル。
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