JP5360945B1 - 電極カテーテルおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電極カテーテル1は、電極を有するカテーテルチューブ2と、このカテーテルチューブ2の近位端側に設けられたハンドル3とを備えている。ハンドル3は、ハンドル本体30と、このハンドル本体30に対してその軸とは異なる方向(Y軸方向)に沿って着脱可能な分割片31と、遠位端が電極と電気的に接続されると共に近位端側がカテーテルチューブ2内からハンドル3内へ延伸され、余剰部分61aを有する導線61と、この導線61の近位端と電気的に接続されたコネクタ62と、導線61の余剰部分61aをハンドル本体30に固定する固定部材(粘着性テープ64)とを有している。
【選択図】図2
Description
1.第1の実施の形態(ハンドル本体が略筒状部分と略樋状部分とからなる場合の例)
2.変形例1,2(固定部材が粘着性テープ以外の部材からなる場合の例)
3.第2の実施の形態(ハンドル本体全体が略樋状からなる場合の例)
4.その他の変形例
[構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電極カテーテル(電極カテーテル1)の概略構成例を模式的に表したものである。電極カテーテル1は、血管を通して体内(例えば心臓の内部)に挿入され、不整脈の検査や治療等に用いられるものである。この電極カテーテル1は、カテーテル本体(長尺部分)としてのカテーテルチューブ2(カテーテルシャフト)と、このカテーテルチューブ2の基端側に装着されたハンドル3と、カテーテルチューブ2およびハンドル3の間に設けられた操作部4とを備えている。
カテーテルチューブ2は、可撓性を有する管状構造(中空のチューブ部材)からなり、自身の軸方向(Z軸方向)に沿って延伸する形状となっている。具体的には、カテーテルチューブ2の軸方向の長さは、ハンドル3の軸方向(Z軸方向)の長さと比べて数倍〜数十倍程度に長くなっている。なお、このカテーテルチューブ2は、その軸方向に向かって同じ特性のチューブで構成されていてもよいが、比較的可撓性に優れた遠位端部分と、この遠位端部分に対して軸方向に一体に形成されると共に遠位端部分よりも比較的に剛性のある近位端部分とを有するようにするのが好ましい。
ハンドル3は、電極カテーテル1の使用時に操作者(医師)が掴む(握る)部分である。ハンドル3は、図1に示したように、カテーテルチューブ2の基端側に装着されたハンドル本体30と、このハンドル本体30に対して着脱可能に構成された分割片31とを有しており、以下説明するように中空構造からなる。
操作部4は、カテーテルチューブ2の先端付近を偏向させる際の操作である、偏向移動操作(首振り操作)を行うための部材であり、略円盤形状の形状からなる。具体的には、この例では図1中の矢印d1で示したように、ハンドル3に対し、カテーテルチューブ2の軸方向に沿って操作部4を移動させる操作が可能となっている。換言すると、この操作部4は、ハンドル本体30に対して軸方向に移動可能となるように、カテーテルチューブ2の基端側に装着されている。なお、このような操作部4は、例えば前述したハンドル本体30と同様の材料(合成樹脂等)により構成されている。
本実施の形態の電極カテーテル1は、例えば次のようにして製造することができる。すなわち、まず、前述した構造のカテーテルチューブ2を作製し、このカテーテルチューブ2の基端側に、前述した構造の操作部4およびハンドル本体30をそれぞれ装着する(前工程)。この際、カテーテルチューブ2内からハンドル本体30内へ、操作用ワイヤ51および導線61の基端側をそれぞれ、引き通して延伸させておくようにする。また、この操作用ワイヤ51の基端をワイヤ張力調整具52によって固定し、軸方向に移動可能となるように装着する。
(基本動作)
この電極カテーテル1では、不整脈等の検査や治療の際に、カテーテルチューブ2が血管を通して患者の体内に挿入される。このとき、操作者による操作部4の操作に応じて、体内に挿入されたカテーテルチューブ2の先端付近の形状が、例えば片方向あるいは両方向に変化する。具体的には、操作者がハンドル3を片手で掴み、その片手の指で操作部4をハンドル3の軸方向に移動させると(図1中の矢印d1参照)、カテーテルチューブ2内で操作用ワイヤ51が軸方向に相対移動する(例えば、基端側に引っ張られる)。その結果、カテーテルチューブ2の先端付近が、例えば図1中の矢印d2で示した方向に沿って湾曲する。すなわち、操作者は、操作部4を軸方向に沿って操作することにより、カテーテルチューブ2の首振り偏向動作を行うことができる。なお、ハンドル本体30を軸回りに回転させることで、カテーテルチューブ2が患者の体内に挿入された状態のまま、カテーテルチューブ2の先端付近の湾曲方向の向きを自由に設定することができる。
ところで、この電極カテーテル1では、前述したように(図2)、カテーテルチューブ2の電極と電気的に接続されてカテーテルチューブ2内に引き通された導線61の基端側が、ハンドル3の内部まで延伸され、コネクタ62に電気的に接続されている(固定されている)。また、電極カテーテル1のハンドル3は、図2に示したように、カテーテルチューブ2の基端側に装着されたハンドル本体30と、このハンドル本体30に対して着脱可能な分割片31とにより構成されており、いわゆる分割構造のハンドルとなっている。
続いて、上記第1の実施の形態の変形例(変形例1,2)について説明する。なお、第1の実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図5は、変形例1に係る電極カテーテルにおけるハンドル3の構成例を模式的に斜視図で表したものである。図6は、変形例2に係る電極カテーテルにおけるハンドル3の構成例を模式的に斜視図で表したものである。これらの変形例1,2に係るハンドル3ではいずれも、第1の実施の形態で説明した粘着性テープ64とは異なる部材を用いて固定部材を構成しており、他の構成は第1の実施の形態と同様となっている。
これらの変形例1,2においても、基本的には第1の実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることが可能である。すなわち、接着剤64A1,64A2または仮留め具64Bによって、導線61の余剰部分61aをハンドル本体30に固定するようにしたので、この余剰部分61aにおけるキンクや断線等のリスクを低減し、電極カテーテル1の信頼性を向上させることが可能となる。
続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態等における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図7は、第2の実施の形態に係る電極カテーテル(電極カテーテル1A)の概略構成例を模式的に表したものである。この電極カテーテル1Aは、カテーテルチューブ2と、このカテーテルチューブ2の基端側に装着されたハンドル3Aと、このハンドル3Aにおけるハンドル本体30に対して回転自在に装着された回転板(操作部)4Aとを備えている。すなわち、第1の実施の形態の電極カテーテル1において、ハンドル3,操作部4の代わりに、以下説明するハンドル3A,回転板4Aをそれぞれ設けたものに対応しており、他の構成は基本的に同様となっている。
図8は、ハンドル3Aの詳細構成例を模式的に分解斜視図(分割片31を取り外した状態)で表したものである。このハンドル3Aには、基本的には第1の実施の形態のハンドル3と同様に、導線61、コネクタ62および粘着性テープ64がそれぞれ収納されている。
回転板4Aは、カテーテルチューブ2の先端付近を偏向させる際の操作である、偏向移動操作(首振り操作)を行うための部材であり、略円盤形状の形状からなる。具体的には、この例では図7中の矢印d1a,d1bで示したように、ハンドル本体30に対し、X−Y平面で双方向に回転板4Aを回転させる操作が可能となっている。
このような構成の本実施の形態においても、基本的には第1の実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることが可能である。すなわち、粘着性テープ64によって、導線61の余剰部分61aをハンドル本体30に固定するようにしたので、この余剰部分61aにおけるキンクや断線等のリスクを低減し、電極カテーテル1の信頼性を向上させることが可能となる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
Claims (6)
- 複数の電極を有するカテーテルチューブと、
前記カテーテルチューブの近位端側に設けられたハンドルと
を備え、
前記ハンドルは、
ハンドル本体と、
前記ハンドル本体に対してその軸とは異なる方向に沿って着脱可能な分割片と、
遠位端が前記複数の電極と電気的に接続されると共に近位端側が前記カテーテルチューブ内から前記ハンドル内へ延伸され、はんだ付けの作業のための余剰部分を有すると共に50〜200μmの径を有する複数本の導線と、
前記ハンドル本体内の近位端側に設けられ、前記複数本の導線の各近位端と前記はんだ付けにより電気的に接続されたコネクタと、
前記複数本の導線の前記余剰部分をそれぞれ、前記ハンドル本体に仮止め状態で固定する固定部材と
を有する電極カテーテル。 - 前記余剰部分は、束ねられた状態で前記ハンドル本体に固定されている
請求項1に記載の電極カテーテル。 - 前記固定部材が粘着性テープからなる
請求項1または請求項2に記載の電極カテーテル。 - 前記固定部材が絶縁性のものである
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電極カテーテル。 - 複数の電極を有するカテーテルチューブと、前記カテーテルチューブの近位端側に設けられたハンドルと、遠位端が前記複数の電極と電気的に接続されると共に近位端側が前記カテーテルチューブ内から前記ハンドル内へ延伸され、はんだ付けの作業のための余剰部分を有すると共に50〜200μmの径を有する複数本の導線と、を備えた電極カテーテルの製造方法であって、
前記複数本の導線における各近位端を、コネクタに対して前記はんだ付けにより電気的に接続する第1の工程と、
前記複数本の導線における前記余剰部分をそれぞれ、近位端側の内部に前記コネクタを有するハンドル本体に、仮止め状態で固定する第2の工程と、
前記ハンドル本体に対してその軸とは異なる方向に沿って着脱可能な分割片を、前記ハンドル本体へ取り付ける第3の工程と
を含む電極カテーテルの製造方法。 - 前記第1の工程と前記第2の工程との間に、
前記コネクタを前記ハンドル本体内の近位端側へ取り付ける工程を更に含む
請求項5に記載の電極カテーテルの製造方法。
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