JP4896633B2 - 耐震ドア及び耐震ドア装置 - Google Patents

耐震ドア及び耐震ドア装置 Download PDF

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Description

本発明は、地震発生等によってドア枠に大きな外力が加わり、ドア枠が変形等した場合であっても、円滑にドアの開閉を行うことができる耐震ドア及びこの耐震ドアを備える耐震ドア装置に関する。
地震災害等によって建物が変形し、ドア枠に大きな外力が加わり、ドア枠が変形等したことでドアの開閉に支障を及ぼすことがある。このような問題を解決するために特許文献1の耐震ドアは、ドア本体とドア枠との摩擦を低減させるローラをドア枠から突出させてドア本体に回転自在に設けている。特許文献1の耐震ドアは、ドア枠が変形等した場合であっても、ローラがドア枠と接触することで、ドア本体とドア枠の摩擦が低減され、ドアの開閉を行うことができる。
ここで、ドア枠が変形等する場合には、ドア枠が略平行四辺形状に変形する層間変形とドア枠の一部が変形する局部変形とがある。
しかしながら、特許文献1の耐震ドアは、ローラがドア本体の上面に複数個、略等間隔に配置されているが、ローラがドア本体から所定量突出されて設けられているだけである。特許文献1の耐震ドアは、ドア枠が略平行四辺形状に層間変形した場合、ローラとドア枠との間に間隙が生じ、ドア本体の上面に配置された一のローラのみがドア枠と接触し、上面に配置された他のローラがドア枠と接触できない虞がある。このため、特許文献1の耐震ドアは、一のローラでドア本体を開閉させる必要があり、一のローラのみに大きな外力が加わり、円滑にドア本体を開閉することができない虞がある。
更に、特許文献1の耐震ドアは、例えばドア枠の上面略中央部がドア側に局部変形した場合、ドア本体の上面の両端に配置されたローラとドア枠との間に間隙が生じ、ドア本体の上面の両端に配置されたローラは、ドア枠と接触できない虞がある。このため、特許文献1の耐震ドアは、上面略中央部に配置された一のローラのみでドア本体を開閉させる必要があり、一のローラのみに大きな外力が加わり、円滑にドア本体を開閉することができない虞がある。
特開2001−280030号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、地震発生等によってドア枠に大きな外力が加わり、ドア枠が変形等した場合であっても、複数のローラをドア枠に接触させることで、円滑にドア本体の開閉を行うことができる耐震ドア及びこの耐震ドアを備える耐震ドア装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために本発明に係る耐震ドアは、ドア枠に対して回動可能に設けられ、ドア本体と、上記ドア本体の一側面部に、厚さ方向の回動軸に回動可能に設けられた回動アームと、上記回動アームの回動軸に対して一方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第1のローラと、上記回動アームの回動軸に対して他方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第2のローラと、上記ドア本体の主面の回転アームの両端部近傍に設けられ、上記回転アームの上記ドア本体内の方向の回動を規制する回動規制片とを備える。
そして、上記ドア本体の一側面部には、上記第1のローラを上記ドア枠に臨ませる第1の開口部と上記第2のローラを上記ドア枠に臨ませる第2の開口部とが形成され、上記ドア枠が変形したとき、上記回動アームは、上記一方のローラが上記ドア枠に押圧され、上記回動アームが回動軸を中心に回動されるとともに、上記回動規制片が、上記回動アームが上記ドア本体内の方向に回動しすぎて、上記一方のローラが上記ドア本体から突出されずに上記ドア本体内に入ってしまい、上記他方のローラのみが上記ドア枠と接触しないように、上記回動アームの回動を規制することによって、上記両方のローラが上記ドア枠に接触する。
また、上述した目的を達成するために本発明に係る耐震ドア装置は、耐震ドアと、上記耐震ドアを回動可能に設けるドア枠とを備える。そして、上記耐震ドアは、ドア本体と、上記ドア本体の一側面部に、厚さ方向の回動軸に回動可能に設けられた回動アームと、上記回動アームの回動軸に対して一方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第1のローラと、上記回動アームの回動軸に対して他方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第2のローラと、上記ドア本体の主面の回転アームの両端部近傍に設けられ、上記回転アームの上記ドア本体内の方向の回動を規制する回動規制片とを有する。
そして、上記ドア本体の一側面部には、上記第1のローラを上記ドア枠に臨ませる第1の開口部と上記第2のローラを上記ドア枠に臨ませる第2の開口部とが形成され、上記ドア枠が変形したとき、上記回動アームは、上記一方のローラが上記ドア枠に押圧され、上記回動アームが回動軸を中心に回動されるとともに、上記回動規制片が、上記回動アームが上記ドア本体内の方向に回動しすぎて、上記一方のローラが上記ドア本体から突出されずに上記ドア本体内に入ってしまい、上記他方のローラのみが上記ドア枠と接触しないように、上記回動アームの回動を規制することによって、上記両方のローラが上記ドア枠に接触する。
本発明によれば、地震発生等によってドア枠に大きな外力が加わり、ドア枠が変形等した場合であっても、ドア本体に回動可能に設けられた回動アームによって、一方のローラがドア枠に押圧されると、回動アームが回動軸を中心に回動されることによって、第1のローラと第2のローラとがドア枠に接触し、複数個のローラをドア枠に接触させることができ、円滑にドア本体の開閉を行うことができる。
以下、本発明を適用した耐震ドア1及び耐震ドア装置2について、図面を参照して説明する。
本発明を適用した耐震ドア装置2は、図1に示すように、本発明を適用した耐震ドア1と、この耐震ドア1を回動可能に設けるドア枠3とからなり、地震発生等によってドア枠3に大きな外力が加わり、ドア枠3が変形等した場合であっても、耐震ドア1に設けられた複数個のローラをドア枠3と接触させることで、耐震ドア1とドア枠3との摩擦が低減され、円滑にドアの開閉を行うものである。
本発明を適用した耐震ドア1は、図2に示すように、ドア本体4と、このドア本体4の一側面部に設けられた回動アーム5と、この回動アーム5の後述する回動軸17に対して一方の側に設けられた第1のローラ6と、回動アーム5の回動軸17に対して他方の側に設けられた第2のローラ7とを備える。
ドア本体4は、図3に示すように、ドア本体4の機械的剛性を確保するドアフレーム8と、このドアフレーム8の表裏両側に設けられた表面材9とからなる。
ドア本体4の機械的剛性を確保するドアフレーム8は、図3に示すように、ステンレス鋼や鋼鉄等の機械的剛性を有する剛性材が用いられ、機械的剛性を確保する薄板からなり、耐震ドア1がドア枠3に対して後述するヒンジ部材37を介して回動可能に設けられたときに上側となる第1のフレーム10と、下側となる第2のフレーム11と、ドア枠3に設けられたヒンジ部材37側となる第3のフレーム12と、ドア枠3に設けられたヒンジ部材37側と反対側となる第4のフレーム13とで囲まれた縦長な平面視略矩形状の枠体である。
ドアフレーム8は、各フレーム10,11,12,13の両側縁に、さらに機械的剛性が向上するように、枠体の内側方向に略直角に折り曲げられた第1乃至第4の折曲片10a,11a,12a,13aが設けられている。
耐震ドア1がドア枠3に対して後述するヒンジ部材37を介して回動可能に設けられたときに上側となる第1のフレーム10には、第1のローラ6及び第2のローラ7をドア枠3に臨ませるため、第1のローラ6及び第2のローラ7の配置位置に対応させて、主面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に第1の開口部14が形成され、主面の略中央に第2の開口部15が形成されている。第1の開口部14及び第2の開口部15は、第1のローラ6及び第2のローラ7よりやや大形の平面視略矩形状に形成されている。
第1のフレーム10に設けられた第1の折曲片10aの主面には、第1のフレーム10の主面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に形成された第1の開口部14と略中央に形成された第2の開口部15との間の略中間位置に、挿通孔16が形成されている。この挿通孔16は、回動アーム5を回動可能に設ける回動軸17が挿通される。
ヒンジ部材37側となる第3のフレーム12には、図示はしないが、上下2箇所にヒンジ受部が設けられている。このヒンジ受部には、ネジ孔等が設けられ、ビス等を介してヒンジ部材37が取り付けられる。耐震ドア1は、ドア枠3に対してヒンジ部材37を介して、図1中の矢印a1方向のように、回動可能に設けられている。
ドアフレーム8の表裏両側に設けられた表面材9は、図3に示すように、第1の表面材9aと、第1の表面材9aと対向して組み合わされる第2の表面材9bとを有する。(以下、第1の表面材9a及び第2の表面材9bを単に表面材9ともいう。)。
第1の表面材9aは、ドアフレーム8に対応させた縦長な平面視略矩形状の主面18と、この主面18の外周縁に沿って主面18に対して略直角に設けられた第1乃至第4の側面部19,20,21,22とからなる。第1の側面部19は、耐震ドア1がドア枠3に対してヒンジ部材37を介して回動可能に設けられたときに上側となる第1のフレーム10に対応し、第2の側面部20は、下側となる第2のフレーム11に対応し、第3の側面部21は、ドア枠3に設けられたヒンジ部材37側となる第3のフレーム12に対応し、第4の側面部22は、ドア枠3に設けられたヒンジ部材37側と反対側となる第4のフレーム13に対応している。
第2の表面材9bは、第1の表面材9aと略同様の構成を有するが、第1の表面材9aと各側面部19,20,21,22が設けられた側をそれぞれ対向させて組み合わせるため、第1の表面材9aと異なり、第3の側面部21が第4のフレーム13に対応し、第4の側面部22が第3のフレーム12に対応している。
第1の表面材9a及び第2の表面材9bは、各側面部19,20,21,22が設けられた側をそれぞれ対向させて組み合わせ、ドアフレーム8の表裏両側にそれぞれビスや接着剤等で設けられている。
第1の表面材9aの第1の側面部19の主面には、ドアフレーム8の第1の開口部14の配置位置に対応させ、ヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に、第2の表面材9bと組み合わされる側の辺が開口した第1の切欠部23aと、第2の開口部15の配置位置に対応させ、略中央に、第2の表面材9bと組み合わされる側の辺が開口した第2の切欠部24aとが形成されている。
第2の表面材9bの第1の側面部19の主面には、第1の表面材9aと対向して組み合わされたとき、第1の表面材9aに形成された第1の切欠部23aに対応するように、ヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に、第1の表面材9aと組み合わされる側の辺が開口した第1の切欠部23bと、第1の表面材9aに形成された第2の切欠部24aに対応するように、略中央に、第1の表面材9aと組み合わされる側の辺が開口した第2の切欠部24bとが形成されている。以下、第1の表面材9aの第1の切欠部23a及び第2の表面材9bの第1の切欠部23bとが対向して組み合わされたとき、第1の表面材9aの第2の切欠部24a及び第2の表面材9bの第2の切欠部24bとが対向して組み合わされたとき、組み合わされた切欠部を単に第1の切欠部23及び第2の切欠部24ともいう。
第1の切欠部23及び第2の切欠部24は、第1のローラ6及び第2のローラ7をドア枠3に臨ませるため、第1の表面材9aと第2の表面材9bとが対向して組み合わされたとき、第1のローラ6、第2のローラ7及びドアフレーム8の第1の開口部14及び第2の開口部15よりやや大形の略矩形状に形成されている。
第1の表面材9aには、各側面部19,20,21,22が設けられた側の主面18の回動アーム5の両端部近傍に、それぞれ回動規制片25が設けられている。各回動規制片25は、回動アーム5の両端部に設けられた第1のローラ6及び第2のローラ7のどちらか一方のローラがドア枠3によってドア本体4内の方向に押圧され、回動アーム5がドア本体4内の方向に回動しすぎて一方のローラがドア本体4から突出されずにドア本体4内に入ってしまい、他方のローラのみでドア本体4の開閉を行わないように回動アーム5が回動しすぎることを規制する。
なお、回動規制片25は、第2の表面材9bに設けてもよい。また、回動規制片25は、第1の表面材9a及び第2の表面材9bとに設けてもよい。更に、回動規制片25は、第1の表面材9a及び第2の表面材9bとに亘って連結して設けてもよい。
ドア本体4には、図2に示すように、上述した構成の他に、例えば、主面の長手方向略中間、短手方向ヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に、錠前26、扉把手27が設けられている。
なお、ドア本体4は、上述した構成に限定されず、従来提供されている種々の構成を備えるものであってもよい。例えば、ドア本体4は、さらに機械的剛性を向上させるため、第3のフレーム12及び第4のフレーム13と平行な筋交いやドアフレーム8の対角線上に平面視略X字状に形成された筋交い等を設けてもよい。
ドア本体4の一側面部に設けられた回動アーム5は、図4に示すように、アーム部28と、このアーム部28の主面の長手方向の一方の側に第1のローラ6を回転自在に設ける第1のローラ受部29と、他方の側に第2のローラ7を回転自在に設ける第2のローラ受部30とからなる。
アーム部28は、図4及び図5に示すように、機械的剛性を有する剛性材からなり、例えば、ステンレス鋼や鋼鉄からなり、平面視略矩形状である。アーム部28は、第1のフレーム10の両側縁に設けられ、相対する第1の折曲片10a,10a間に設けられるため、短手方向である幅が第1のフレーム10の両側縁に設けられ、相対する第1の折曲片10a,10a間よりやや狭く設けられている。アーム部28は、長手方向である全長が、第1のフレーム10のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に形成された第1の開口部14と略中央に設けられた第2の開口部15との間よりやや長く設けられている。アーム部28は、アーム部28の幅方向に対向する一側面部の略中心に、回動アーム5を回動可能に設け、ドア本体4の厚さ方向に設けられる回動軸17が挿通される挿通孔31が形成されている。
アーム部28の主面の長手方向の回動軸17に対して一方の側に設けられた第1のローラ受部29は、図4及び図5に示すように、回動アーム5と略同様の幅を有し、第1のローラ6が取り付けられる凹溝32と、ローラ軸33が挿通される挿通孔34とが形成され、第1のローラ6を短手方向、すなわち、図4中の矢印b1方向のように、回転自在に設けた軸受35からなる。第1のローラ受部29は、図示はしないが、ビス等を介してアーム部28に締結されて固定されている。第1のローラ受部29は、図5に示すように、第1のローラ6がドア本体4の第1の開口部14からドア枠3に臨み、ドア枠3と間隙を有するとともに、ドア本体4から突出されるように設けられている。
回動アーム5の第1のローラ受部29にドア本体4の略回動方向に回転自在に設けられた第1のローラ6は、図4に示すように、機械的剛性を有する剛性材からなり、例えば、ステンレス鋼や鋼鉄からなり、略円柱形状である。第1のローラ6の回転方向は、図1中の矢印b1方向のように、ドア本体4の回動方向と略同一であり、つまり、ドア本体4の開閉方向と略同一である。
アーム部28の主面の長手方向の回動軸17に対して他方の側に設けられた第2のローラ受部30は、第1のローラ受部29と同様の構成を有するため、同じ符号を付して説明を省略する。回動アーム5の第2のローラ受部30にドア本体4の略回動方向に回転自在に設けられた第2のローラ7は、第1のローラ6と同様の構成を有するため、同じ符号を付して説明を省略する。
なお、回動アーム5は、アーム部28と第1のローラ受部29と、第2のローラ受部30とを組立工程を簡素化するために一体に設けてもよい。
耐震ドア1を回動可能に設けるドア枠3は、図2及び図5に示すように、建物の壁面開口部に設けられ、縦長な平面視略矩形状の枠体からなる。ドア枠3は、建物の壁面開口部に設けられたとき上側となる枠体の内側の主面に、第1のローラ6及び第2のローラ7の配置位置に対応させて、ビスや接着材等でそれぞれローラ受部材36が設けられている。
ローラ受部材36は、機械的剛性を有する剛性材からなり、例えば、ステンレス鋼や鋼鉄からなり、図6に示すように、平面視略矩形板状に形成されている。ローラ受部材36は、ビス等を介してドア枠3に設けるため、四隅近傍にネジ孔36aと、各ローラが接触する位置に対応させ、ローラを開閉方向にガイドする傾斜面を有するガイド溝36bとが形成されている。
ドア枠3は、図2に示すように、建物の壁面開口部の一方の長辺側の枠体の内側の主面に、耐震ドア1を回動可能に設けるヒンジ部材37が上下2箇所に設けられている。ドア枠3は、ヒンジ部材37を介して、耐震ドア1を図1中の矢印a1方向のように、回動可能に設けている。
ここで耐震ドア装置2の組立方法について説明する。
先ず、耐震ドア1を組み立てる。第1のローラ6は、既にアーム部28に第1のローラ受部29と第2のローラ受部30とが設けられた回動アーム5の第1のローラ受部29の凹溝32に配置される。そして、第1のローラ6は、第1のローラ受部29の軸受35に形成された挿通孔34にローラ軸33を挿通させ、回動アーム5の第1のローラ受部29に回転自在に設けられる。そして、第2のローラ7は、第1のローラ6と同様にして、ローラ軸33を介して、回動アーム5の第2のローラ受部30に回転自在に設けられる。
次に、第1のローラ6と第2のローラ7とが回転自在に設けられた回動アーム5は、ドア本体4の第1のフレーム10の枠体の内側から第1のフレーム10に形成された第1の開口部14と第1のローラ6とが対応するように配置され、第2の開口部15と第2のローラ7とが対応するように配置される。そして、回動アーム5は、一側面部に形成された挿通孔31と第1のフレーム10の第1の折曲片10aに形成された挿通孔16とに回動軸17を挿通させ、ドアフレーム8に回動可能に設けられる。そして、回動アーム5が回動可能に設けられたドアフレーム8は、表面材9の第1の側面部19に形成された第1の切欠部23と第1のローラ6とが対応し、第2の切欠部24と第2のローラ7とが対応するように第1の表面材9a及び第2の表面材9bとが表裏両面側からビス等で設けられる。
次に、本発明が適用され、上述したように組み立てられた耐震ドア1は、既に建物の壁面開口部に設けられているドア枠3に設けられたヒンジ部材37と耐震ドア1のヒンジ受部とをビス等で設ける。これにより、耐震ドア1は、ヒンジ部材37を介して、ドア枠3に対して回動可能に設けられる。
以上のように構成された本発明を適用した耐震ドア装置2は、図7に示すように、地震発生等によって、ドア枠3に大きな外力が加わり、ドア枠3の上面略中央がドア側に局部変形した場合、ドア枠3の上面略中央のドア側に局部的に変形したドア枠3と、回動アーム5の回動軸17に対して他方の側に設けられ、ドア本体4の上面略中央の第2の開口部15から突出して設けられた第2のローラ7とが接触し、第2のローラ7がドア枠3によってドア本体4内の方向へ押圧されることで、回動アーム5が回動軸17を中心に、図7中の矢印c1のように、シーソのように回動され、回動アーム5の回動軸17に対して一方の側に設けられ、ドア本体4の上面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍の第1の開口部14から突出して設けられた第1のローラ6が第1の開口部14から押し出される。したがって、耐震ドア装置2は、第2のローラ7に加えて、第1のローラ6も局部変形したドア枠3と接触する。
また、耐震ドア装置2は、地震発生等によって、ドア枠3に大きな外力が加わり、図8に示すように、ドア枠3が略平行四辺形状に層間変形し、例えば、ヒンジ部材37が設けられた側に層間変形した場合、ドア枠3の上面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍と、回動アーム5の回動軸17に対して一方の側に設けられ、ドア本体4の上面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍の第1の開口部14から突出して設けられた第1のローラ6とが接触し、第1のローラ6がドア枠3によってドア本体4内の方向へ押圧されることで、回動アーム5が回動軸17を中心に、図8中の矢印d1のように、シーソのように回動され、回動アーム5の他方の側に設けられ、ドア本体4の上面の略中央の第2の開口部15から突出して設けられた第2のローラ7が第2の開口部15から押し出される。したがって、耐震ドア装置2は、第1のローラ6に加えて、第2のローラ7も層間変形したドア枠3と接触する。
これにより、耐震ドア装置2は、ドア枠3が局部変形及び層間変形したことで耐震ドア1とドア枠3との間に間隙が生じても、ドア本体4に回動可能に設けられた回動アーム5によって、第1のローラ6及び第2のローラ7をドア枠3に接触させることができ、一のローラのみに大きな力がかかることなく、円滑にドア本体4の開閉を行うことができる。
なお、耐震ドア装置2は、一方のローラがドア本体4の上面の略中央に設けられ、他方のローラがヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に設けられることに限定されず、他方のローラがヒンジ部材37側のコーナ部近傍に設けられてもよい。
また、耐震ドア装置2は、回動アーム5がドアフレーム8の第1の折曲片10aの主面に設けられた挿通孔16に回動軸17を介して回動可能に設けられることに限定されず、表面材9に設けた挿通孔に回動軸17を挿通させて、回動可能に設けてもよい。
なお、耐震ドア装置2は、ドア枠3の層間変形の大きさによっては、耐震ドア1とドア枠3との間に間隙が生じてしまい、接触しない可能性もあり得る。そこで、耐震ドア装置2は、どのような層間変形に対してもローラが接触されるように、ドア本体4の上下の側面部に回動アーム5を設けてもよい。
次に、回動アーム5をドア本体4の上下の側面部に設けた耐震ドア装置2について説明する。
耐震ドア装置2は、図9に示すように、ドア本体4の上面と下面に、第1のローラ6及び第2のローラ7を回転自在に設けた回動アーム5が回動可能に設けられている。以下、耐震ドア装置2は、上述した耐震ドア装置2と同様の構成を有する場合は、同じ符号を付して説明を省略する。具体的に、ドア本体4の上面に回動可能に設けられた回動アーム5については、上述した耐震ドア装置2と同様の構成及び配置位置であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
また、耐震ドア装置2は、ドア本体4の第1のフレーム10の第1の開口部14及び第2の開口部15と対応するように、第2のフレーム11の主面の略中央に第3の開口部38が形成され、ヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に第4の開口部39が形成されている。耐震ドア装置2は、第1のフレーム10の第1の折曲片10aに形成された挿通孔16と対応するように、第2のフレーム11の第2の折曲片11aの主面に、第2のフレーム11の主面の略中央に形成された第3の開口部38とヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に形成された第4の開口部39との間の略中間位置に挿通孔40が形成されている。
更に、耐震ドア装置2は、回動アーム5が第2のフレーム11の枠体の内側から、第2のフレーム11に形成された第3の開口部38と第1のローラとが対応するように配置され、第4の開口部39と第2のローラ7とが対応するように配置される。耐震ドア装置2は、第1の側面部19の第1の切欠部23及び第2の切欠部24と対応するように、第2の側面部20の主面の略中央に第3の切欠部41が形成され、ヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に第4の切欠部42が形成されている。
以上のように構成された耐震ドア装置2は、地震発生等によって、ドア枠3に大きな外力が加わり、図10に示すように、ドア枠3が略平行四辺形状に層間変形し、例えば、ヒンジ部材37側に層間変形した場合、ドア枠3の上面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍と、回動アーム5の回動軸17に対して一方の側に設けられ、ドア本体4の上面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍の第1の開口部14から突出して設けられた第1のローラ6とが接触し、第1のローラ6がドア枠3によってドア本体4内の方向へ押圧されることで、回動アーム5が回動軸17を中心に、図10中の矢印e1のように、シーソのように回動され、回動アーム5の回動軸17に対して他方の側に設けられ、ドア本体4の上面の略中央の第2の開口部15から突出して設けられた第2のローラ7が第2の開口部15から押し出される。したがって、耐震ドア装置2は、第1のローラ6に加えて、第2のローラ7も層間変形したドア枠3に接触する。
また、耐震ドア装置2は、地震発生等によって、ドア枠3に大きな外力が加わり、図11に示すように、ドア枠3が略平行四辺形状に層間変形し、例えば、ヒンジ部材37が設けられた側と反対側に層間変形した場合、ドア枠3の下面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍と、回動アーム5の回動軸17に対して他方の側に設けられ、ドア本体4の下面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍の第4の開口部39から突出して設けられた第2のローラ7とが接触し、第2のローラ7がドア枠3によってドア本体4内の方向へ押圧されることで、回動アーム5が回動軸17を中心に、図11中の矢印f1のように、シーソのように回動され、回動アーム5の回動軸17に対して一方の側に設けられてドア本体4の下面の略中央の第3の開口部38から突出して設けられた第1のローラ6が第3の開口部38から押し出される。したがって、耐震ドア装置2は、第2のローラ7に加えて、第1のローラ6も層間変形したドア枠3に接触する。
更に、耐震ドア装置2は、図示はしないが、地震発生等によって、ドア枠3に大きな外力が加わり、ドア枠3の上面略中央がドア側に局部変形した場合、ドア本体4の上面に回動可能に設けられた回動アーム5が上述した耐震ドア装置2と同様の構成及び配置位置であるので、上述したように、回動アーム5に回転自在に設けられた第2のローラ7に加えて、第1のローラ6も局部変形したドア枠3に接触する。
これにより、耐震ドア装置2は、ドア枠3が局部変形及び層間変形したことで耐震ドア1とドア枠3との間に間隙が生じても、耐震ドア1に回動可能に設けられた回動アーム5によって、複数個のローラをドア枠3に接触させることができ、一のローラのみに大きな力がかかることなく、円滑にドア本体4の開閉を行うことができる。
なお、耐震ドア装置2は、ドア本体4の上下の側面部に一方のローラが略中央に設けられ、他方のローラがヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に設けられることに限定されず、上下の側面部に設けられた他方のローラが同一側のコーナ部近傍に設けられていれば、ヒンジ部材37側のコーナ部近傍に設けてもよい。
なお、耐震ドア装置2は、ドア枠3がどのような局部変形及び層間変形が生じても、複数個のローラがドア枠3に接触し、円滑にドア本体4の開閉が行えるように、回動アームをドア本体4の複数の側面部に複数個設けてもよい。
次に、回動アーム5をドア本体4の複数の側面部に複数個設けた耐震ドア装置2について説明する。
耐震ドア装置2は、図12に示すように、ドア本体4の全ての側面部に対してそれぞれ第1のローラ6及び第2のローラ7とを回転自在に設けた回動アーム5が回動可能に設けられている。以下、耐震ドア装置2は、上述した耐震ドア装置2と同様の構成を有する場合は、同じ符号を付して説明を省略する。具体的に、第1乃至第4の開口部14,15,38,39と対応するように設けられた回動アーム5については、上述した耐震ドア装置2と同様の構成及び配置位置であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
耐震ドア装置2は、第1のフレーム10の主面に、第1の開口部14及び第2の開口部15の他に、略中央ややヒンジ部材37側に第5の開口部43が形成され、ヒンジ部材37側のコーナ部近傍に第6の開口部44が形成されている。
耐震ドア装置2は、第2のフレーム11の主面に、第3の開口部38及び第4の開口部39の他に、第1のフレーム10の第5の開口部43及び第6の開口部44と対応するように、ヒンジ部材37側のコーナ部近傍に第7の開口部45が形成され、略中央ややヒンジ部材37側に第8の開口部46が形成されている。
耐震ドア装置2は、ドア本体4のヒンジ部材37側となる第3のフレーム12の主面に、上端コーナ部近傍に第9の開口部47が形成され、略中央やや上端に第10の開口部48が形成され、略中央やや下端に第11の開口部49が形成され、下端コーナ部近傍に第12の開口部50が形成されている。
耐震ドア装置2は、ドア本体4のヒンジ部材37側と反対側となる第4のフレーム13の主面に、第3のフレーム12の第9乃至第12の開口部47,48,49,50と対応するように、下端コーナ部近傍に第13の開口部51が形成され、略中央やや下端に第14の開口部52が形成され、略中央やや上端に第15の開口部53が形成され、上端コーナ部近傍に第16の開口部54が形成されている。
耐震ドア装置2は、第1のフレーム10の第1の折曲片10aの主面に、第1の開口部14及び第2の開口部15との間の略中間位置に形成された挿通孔16の他に、略中央ややヒンジ部材37側に形成された第5の開口部43とヒンジ部材37側のコーナ部近傍に形成された第6の開口部44との間の略中間位置に挿通孔55が形成されている。
耐震ドア装置2は、第1のフレーム10の挿通孔16と対応するように、第2のフレーム11の第2の折曲片11aの主面に、第3の開口部38及び第4の開口部39との間の略中間位置に形成された挿通孔40の他に、略中央ややヒンジ部材37側に形成された第7の開口部45とヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に形成された第8の開口部46との間の略中間位置に挿通孔56が形成されている。
耐震ドア装置2は、第3のフレーム12の第3の折曲片12aの主面に、第3のフレーム12の主面の上端コーナ部近傍に形成された第9の開口部47と略中央やや上端に形成された第10の開口部48との間の略中間位置に挿通孔57が形成され、略中央やや下端に形成された第11の開口部49と下端コーナ部近傍に形成された第12の開口部50との間の略中間位置に挿通孔58が形成されている。
耐震ドア装置2は、第3のフレーム12の挿通孔57,58と対応するように、第4のフレーム13の第4の折曲片13aの主面に、第4のフレーム13の主面の下端コーナ部近傍に形成された第13の開口部51と略中央やや下端に形成された第14の開口部52との間の略中間位置に挿通孔59が形成され、略中央やや上端に形成された第15の開口部53と上端コーナ部近傍に形成された第16の開口部54との間の略中間位置に挿通孔60が形成されている。
耐震ドア装置2は、回動アーム5が第1のフレーム10の枠体の内側から、第1のフレーム10に形成された第5の開口部43と第1のローラ6とが対応するように配置され、第6の開口部44と第2のローラ7とが対応するように配置される。
耐震ドア装置2は、回動アーム5が第2のフレーム11の枠体の内側から、第2のフレーム11に形成された第7の開口部45と第1ローラとが対応するように配置され、第8の開口部46と第2のローラ7とが対応するように配置される。
耐震ドア装置2は、回動アーム5が第3のフレーム12の枠体の内側から、第3のフレーム12に形成された第9の開口部47と第1のローラ6とが対応するように配置され、第10の開口部48と第2のローラ7とが対応するように配置され、第11の開口部49と第1ローラとが対応するように配置され、第12の開口部50と第2のローラ7とが対応するように配置される。
耐震ドア装置2は、回動アーム5が第4のフレーム13の枠体の内側から、第4のフレーム13に形成された第13の開口部51と第1のローラ6とが対応するように配置され、第14の開口部52と第2のローラ7とが対応するように配置され、第15の開口部53と第1のローラ6とが対応するように配置され、第16の開口部54と第2のローラ7とが対応するように配置される。
耐震ドア装置2は、第1の側面部19の主面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に形成された第1の切欠部23及び略中央ややヒンジ部材37側と反対側に形成された第2の切欠部24の他に、略中央ややヒンジ部材37側に第5の切欠部61が形成され、ヒンジ部材37側のコーナ部近傍に第6の切欠部62が形成されている。
耐震ドア装置2は、第1の側面部19の主面の第5の切欠部61及び第6の切欠部62に対応するように、第2の側面部20の主面の略中央ややヒンジ部材37側と反対側に形成された第3の切欠部41及びヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍に形成された第4の切欠部42の他に、ヒンジ部材37側のコーナ部近傍に第7の切欠部63が形成され、略中央ややヒンジ部材37側に第8の切欠部64が形成されている。
耐震ドア装置2は、第3の側面部21の主面の上端コーナ部近傍に第9の切欠部65が形成され、略中央やや上端に第10の切欠部66が形成され、略中央やや下端に第11の切欠部67が形成され、下端コーナ部近傍に第12の切欠部68が形成されている。
耐震ドア装置2は、第4の側面部22の主面の第9乃至第12の切欠部65,66,67,68に対応するように、第4の側面部22の主面の下端コーナ部近傍に第13の切欠部69が形成され、略中央やや下端に第14の切欠部70が形成され、略中央やや上端に第15の切欠部71が形成され、上端コーナ部近傍に第16の切欠部72が形成されている。
以上のように構成された耐震ドア装置2は、地震発生等によって、ドア枠3に大きな外力が加わり、図示はしないが、ドア枠3が略平行四辺形状に層間変形し、例えば、耐震ドア1のヒンジ部材37側に層間変形した場合、上述した耐震ドア1と同様の構成及び配置位置であるので、ドア本体4の上面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍の第1の開口部14及び第2の開口部15に対応するように設けられ、耐震ドア1に回動可能に設けられた回動アーム5に回転自在に設けられた第2のローラ7に加えて第1のローラ6も層間変形したドア枠3と接触する。
このとき、耐震ドア装置2は、ドア枠3の下面のヒンジ部材37側のコーナ部近傍と、回動アーム5の回動軸17に対して一方の側に設けられ、ドア本体4の下面のヒンジ部材37側の第7の開口部45から突出して設けられた第1のローラ6とが接触し、ドア枠3によって第1のローラ6がドア本体4内の方向へ押圧されることで、回動アーム5が回動軸17を中心にシーソのように回動され、回動アーム5の回動軸17に対して他方の側に設けられてドア本体4の下面略中央の第8の開口部46から突出して設けられた第2のローラ7が第8の開口部46から押し出される。したがって、耐震ドア装置2は、第1のローラ6に加えて、第2のローラ7も層間変形したドア枠3に接触する。
耐震ドア装置2は、地震発生等によって、ドア枠3に大きな外力が加わり、図示はしないが、ドア枠3が略平行四辺形状に層間変形し、例えば、耐震ドア1のヒンジ部材37側と反対側に層間変形した場合、上述した耐震ドア1と同様の構成及び配置位置であるので、ドア本体4の下面のヒンジ部材37側と反対側のコーナ部近傍の第3の開口部38及び第4の開口部39に対応するように設けられ、耐震ドア1の回動可能に設けられた回動アーム5に回転自在に設けられた第2のローラ7に加えて、第1のローラ6も層間変形したドア枠3に接触する。
このとき、耐震ドア装置2は、ドア枠3の上面のヒンジ部材37側のコーナ部近傍と、回動アーム5の回動軸17に対して一方の側に設けられ、ドア本体4の上面のヒンジ部材37側の第6の開口部44から突出して設けられた第2のローラ7とが接触し、ドア枠3によって第2のローラ7がドア本体4内の方向へ押圧されることで、回動アーム5が回動軸17を中心にシーソのように回動され、回動アーム5の回動軸17に対して他方の側に設けられ、ドア本体4の上面略中央の第5の開口部43から突出して設けられた第1のローラ6が第5の開口部43から押し出される。したがって、耐震ドア装置2は、第2のローラ7に加えて、第1のローラ6も層間変形したドア枠3に接触する。
また、耐震ドア装置2は、ドア枠3のヒンジ部材37側の主面と、耐震ドア1のヒンジ部材37側に設けられた第9乃至第12の開口部47,48,49,50に対応し、耐震ドア1に回動可能に設けられた回動アーム5に回転自在に設けられた第1のローラ6及び第2のローラ7とが接触する。更に、耐震ドア装置2は、ドア枠3とヒンジ部材37側と反対側の主面と、耐震ドア1のヒンジ部材37側と反対側に設けられた第13乃至第16の開口部51,52,53,54に対応し耐震ドア1に回動可能に設けられた回動アーム5に回転自在に設けられた第1のローラ6及び第2のローラ7とが接触する。
耐震ドア装置2は、ドア本体4の上面に回動可能に取り付けられた回動アーム5が上述した耐震ドア装置2と同様の構成及び配置位置であるので、回動アーム5に回転自在に設けられた第1のローラ6及び第2のローラ7ともに局部変形したドア枠3と接触する。
これにより、耐震ドア装置2は、ドア枠3が局部変形及び層間変形したことで耐震ドア1とドア枠3との間に間隙が生じても、耐震ドア1に回動可能に設けられた回動アーム5によって、複数個のローラをドア枠3に接触させることができ、一のローラのみに大きな力がかかることなく、円滑にドア本体4の開閉を行うことができる。
本発明を適用した耐震ドア装置の斜視図である。 本発明を適用した耐震ドア装置の正面図である。 ドア本体の要部斜視図である。 回動アームの要部斜視図である。 本発明を適用した耐震ドア装置の要部断面図である。 ローラ受部材の斜視図である。 本発明を適用した耐震ドア装置のドア枠が局部変形した状態を示した正面図である。 本発明を適用した耐震ドア装置のドア枠が層間変形した状態を示した正面図である。 回動アームを複数の側面部に設けた場合の耐震ドア装置の正面図である。 回動アームを複数の側面部に設けた場合の耐震ドア装置が層間変形した状態を示した正面図である。 回動アームを複数の側面部に設けた場合の耐震ドア装置が層間変形した状態を示した正面図である。 回動アームを複数の側面部に複数個設けた場合の耐震ドア装置の正面図である。
符号の説明
1 耐震ドア、2 耐震ドア装置、3 ドア枠、4 ドア本体、5 回動アーム、6 第1のローラ、7 第2のローラ、14 第1の開口部、15 第2の開口部

Claims (8)

  1. ドア枠に対して回動可能に設けられた耐震ドアにおいて、
    ドア本体と、
    上記ドア本体の一側面部に、厚さ方向の回動軸に回動可能に設けられた回動アームと、
    上記回動アームの回動軸に対して一方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第1のローラと、
    上記回動アームの回動軸に対して他方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第2のローラと
    上記ドア本体の主面の回転アームの両端部近傍に設けられ、上記回転アームの上記ドア本体内の方向の回動を規制する回動規制片とを備え、
    上記ドア本体の一側面部には、上記第1のローラを上記ドア枠に臨ませる第1の開口部と上記第2のローラを上記ドア枠に臨ませる第2の開口部とが形成され、
    上記ドア枠が変形したとき、上記回動アームは、上記一方のローラが上記ドア枠に押圧され、上記回動アームが回動軸を中心に回動されるとともに、上記回動規制片が、上記回動アームが上記ドア本体内の方向に回動しすぎて、上記一方のローラが上記ドア本体から突出されずに上記ドア本体内に入ってしまい、上記他方のローラのみが上記ドア枠と接触しないように、上記回動アームの回動を規制することによって、上記両方のローラが上記ドア枠に接触することを特徴とする耐震ドア。
  2. 上記回動アームは、上記一方のローラが、上記ドア本体の一側面部の略中央に配置され、上記他方のローラが上記ドア本体の一側面部のコーナ部近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の耐震ドア。
  3. 上記回動アームは、上記ドア本体の上下の側面部に設けられている他方のローラが同一側のコーナ部近傍に設けられていることを特徴とする請求項2記載の耐震ドア。
  4. 上記回動アームは、上記ドア本体の複数の側面部に複数個設けられていることを特徴とする請求項2記載の耐震ドア。
  5. 耐震ドアと、
    上記耐震ドアを回動可能に設けるドア枠とを備え、
    上記耐震ドアは、ドア本体と、上記ドア本体の一側面部に、厚さ方向の回動軸に回動可能に設けられた回動アームと、上記回動アームの回動軸に対して一方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第1のローラと、上記回動アームの回動軸に対して他方の側に、上記ドア本体の略回動方向に回転自在に設けられた第2のローラと、上記ドア本体の主面の回転アームの両端部近傍に設けられ、上記回転アームの上記ドア本体内の方向の回動を規制する回動規制片とを有し、上記ドア本体の一側面部には、上記第1のローラを上記ドア枠に臨ませる第1の開口部と上記第2のローラを上記ドア枠に臨ませる第2の開口部とが形成され、上記ドア枠が変形したとき、上記回動アームは、上記一方のローラが上記ドア枠に押圧され、上記回動アームが回動軸を中心に回動されるとともに、上記回動規制片が、上記回動アームが上記ドア本体内の方向に回動しすぎて、上記一方のローラが上記ドア本体から突出されずに上記ドア本体内に入ってしまい、上記他方のローラのみが上記ドア枠と接触しないように、上記回動アームの回動を規制することによって、上記両方のローラが上記ドア枠に接触することを特徴とする耐震ドア装置。
  6. 上記回動アームは、上記一方のローラが、上記ドア本体の一側面部の略中央に配置され、上記他方のローラが上記ドア本体の一側面部のコーナ部近傍に配置されていることを特徴とする請求項5記載の耐震ドア装置。
  7. 上記回動アームは、上記ドア本体の上下の側面部に設けられている他方のローラが同一側のコーナ部近傍に設けられていることを特徴とする請求項6記載の耐震ドア装置。
  8. 上記回動アームは、上記ドア本体の複数の側面部に複数個設けられていることを特徴とする請求項6記載の耐震ドア装置。
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