JP4895715B2 - 編組シールド被覆電線の保持装置 - Google Patents
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Description
この際、特許文献1では、シールドパイプをシースに押し込みにより挿入し、編組をシールドパイプとシースとの間に挟むように設けている。特許文献2では、編組をワイヤを拡開部材としてラッパ状に広げ、広げた編組にキャップが導電性部材として押し付けられ、ワイヤとシールド電線との間に挟み込まれている。
特許文献3では、編組シールドや被覆電線を保持する構成よりも、むしろ編組シールド電線用コネクター同士の接続に特徴を有している。このため、特許文献3は、本体ナットおよび円筒部ナットに加えて、雄ねじ部、円錐部および挿入部といった多数の部品を必要とし全体の構造が複雑でコスト高になる不都合がある。
編組シールド被覆電線の保持装置において、細線を織り合わせてスリーブ状に形成した編組シールドを設けている。編組シールドを被覆電線に被せることにより編組シールド被覆電線を構成する。金属板である載置板には、編組シールドが配置されて所定の位置に開口部が形成されている。一対の切起片部は、載置板の開口部の開口周縁部に形成され、編組シールドの先端開口部の一部を載置板の開口部に位置させて束ねて挟むように設けられる。一対の切起片部を半円弧状にかしめ変形することにより、編組シールドを緊密に把持して固定する。
一対の切起片部を半円弧状にかしめ変形することで、編組シールドの束ねた一部が強固に締付けられるため、編組シールドを載置板に緊密に把持して固定することができる。編組シールドの固定には、切起片部をかしめ変形することで済み、作業が迅速になり良好な作業性により生産性が向上し、量産形の車両に搭載するものとして好適となる。
編組シールドの先端開口部は、その一部を束ねた後にも外方に拡開するラッパ状をなすので、編組シールドに被覆電線を先端開口部から挿入し易くなって作業性の向上に資するようにもなる。
金属板である載置板の前方および後方に開口部がそれぞれ形成されている。前方の開口部の開口周縁部には、前方の一対の切起片部が形成され、後方の開口部の開口周縁部近辺には、後方の一対の切起片部が形成されている。すなわち、前方および後方の一対の切起片部は、載置板に編組シールドの長手方向に沿って前後に設けられている。前方における一対の切起片部を後方における一対の切起片部よりも小さく設定している。
この場合、編組シールドが前後一対ずつの切起片部により、二箇所に分けて固定されるので、編組シールドに対する固定力が大小に分散され、その固定力が一箇所に集中して加わることを防ぐことができる。
一対の切起片部は、内部が打ち抜かれて外輪郭が矩形枠状をなしている。このため、切起片部に対するかしめ力が小さくて済むとともに、切起片部の材料を節約してコストの削減に役立たせることができる。
被覆電線は、載置板から導出されて車載の内装部品に接続されている。この場合、請求項1で述べたように、簡素な構造でコスト的に有利であることから、量産用の車両に搭載する編組シールド被覆電線の保持装置として好適となる。
切起片部の内方には、切起片部のかしめ時に編組シールドに圧接する小突起が切起しにより形成されている。この場合、切起片部のかしめ形成に伴い、編組シールドの束ねられた一部が小突起に圧接状態に絡むため、かしめ後の切起片部による編組シールドの拘束力が一層強固になり固定状態が格段に向上する。
(請求項6について)
切起片部は、載置板における開口部の左右の辺部に一対ずつ分けて設けられ、編組シールドの先端開口部を左右に二分して束ねた結束部を設け、一方の結束部を左側の切起片部により固定し、他方の結束部を右側の切起片部により固定している。
この場合、切起片部の切起し位置の変更により、編組シールドの固定位置について設計の自由度が得られる。
一対の切起片部4、5を半円弧状にかしめ変形することで、編組シールド6の結束部6bが強固に締付けられるため、編組シールド6を載置板3に緊密に把持して固定することができる。編組シールド6の固定には、切起片部4、5をかしめ変形することで済み、作業が迅速になり良好な作業性により生産性が向上し、量産形の車両に搭載するものとして好適である。
編組シールド6の先端開口部6aは、結束部6bの形成後も外方に拡開するラッパ状をなすので、編組シールド6に被覆電線7、8、9を先端開口部6aから挿入し易くなって作業性の向上に資するようになる。
この場合、図4の(b)に示すように、編組シールド6が前後一対ずつの切起片部4、5により、二箇所に分けて固定されるので、編組シールド6に対する固定力が大小に分散されて一箇所に集中して加わることを防ぐことができる。
なお、実施例2と同様に、前後に一対ずつ設けた切起片部4、5の内部を打ち抜き、切起片部4、5の外輪郭4a、5aが矩形枠状をなすようにしてもよい。
この場合、図5の(b)に示すように、切起片部4、5の切起し位置を使用状況などに応じて変更できて、編組シールド6の固定位置について設計の自由度が得られる。
この場合、実施例4と同様に、切起片部4、5の切起し位置の変更により、編組シールド6の固定位置について設計の自由度が得られる。
この場合、実施例4と同様に、切起片部4、5の切起し位置の変更により、編組シールド6の固定位置について設計の自由度が得られる。
この場合も、実施例4と同様に、切起片部4、5の切起し位置の変更により、編組シールド6の固定位置について設計の自由度が得られる。
この場合も、実施例4と同様に、切起片部4、5の切起し位置の変更により、編組シールド6の固定位置について設計の自由度が得られる。
この場合も、実施例5と同様に、切起片部4、5の切起し位置の変更により、編組シールド6の固定位置について設計の自由度が得られる。
この場合も、実施例5と同様に、切起片部4、5の切起し位置の変更により、編組シールド6の固定位置について設計の自由度が得られる。編組シールド6の軸線Mに対する切起片部4、5の傾き角度θ1、θ2は同一でも異なっていてもよい。
実施例11では、編組シールド6が前後一対ずつの切起片部4、5により、二箇所に分けて固定されるので、編組シールド6に対する固定力が分散されて一箇所に集中して加わることを防ぐことができる。
この場合、編組シールド6の結束部6bが小突起4j、5jに圧接状態に絡むため、かしめ後の切起片部4、5による結束部6bの拘束力が一層強固になり固定状態が格段に向上する。
(a)上記実施例1〜10では、切起片部4、5を結束部6b(6m、6n、6p、6q、6r、6s)に直接かしめたが、薄肉に形成したゴム片などの緩衝材を介在させてかしめるようにしてもよい。
(b)被覆電線7、8、9に被せる絶縁チューブ10は必要に応じて設ければよく、不要な場合には省略してもよい。
(c)載置板3の形成した開口部3Aは矩形状に限らず、三角、円形、多角形あるいは台形状であってもよい。
2 コネクター板
3 載置板
3A 開口部
4、5 切起片部
4a、5a 外輪郭
4j、5j 小突起
6 編組シールド
6a 先端開口部
6b、6m、6n、6p、6q、6r、6s 結束部(編組シールドの束ねられた一部)
7、8、9 被覆電線
Claims (6)
- 細線を織り合わせてスリーブ状に形成した編組シールドを被覆電線に被せて設けた編組シールド被覆電線を保持する編組シールド被覆電線の保持装置において、
前記編組シールドが配置されて所定の位置に開口部が形成された金属板である載置板と、
前記載置板の前記開口部の開口周縁部に形成され、前記編組シールドの先端開口部の一部を前記載置板の前記開口部に位置させて束ねて挟むための一対の切起片部とを備え、
前記一対の切起片部を半円弧状にかしめ変形することにより、前記編組シールドを緊密に把持して固定することを特徴とする編組シールド被覆電線の保持装置。 - 細線を織り合わせてスリーブ状に形成した編組シールドを被覆電線に被せて設けた編組シールド被覆電線を保持する編組シールド被覆電線の保持装置において、
前記編組シールドが配置されて前方および後方に開口部がそれぞれ形成された金属板である載置板と、
前記前方の開口部の開口周縁部に形成され、前記編組シールドの先端開口部の一部を前記前方の開口部に位置させて束ねて挟む前方の一対の切起片部と、
前記後方の開口部の開口周縁部近辺に形成され、前記編組シールドの先端開口部の一部を前記後方の開口部に位置させて束ねて挟む後方の一対の切起片部とを備え、
前記前方の一対の切起片部を前記後方の一対の切起片部よりも小さく設定し、
前記前方の一対の切起片部および前記後方の一対の切起片部をそれぞれ半円弧状にかしめ変形することにより、前記編組シールドを緊密に把持して固定することを特徴とする編組シールド被覆電線の保持装置。 - 前記一対の切起片部は、内部が打ち抜かれて外輪郭が矩形枠状をなしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の編組シールド被覆電線の保持装置。
- 前記被覆電線は、前記載置板から導出されて車載の内装部品に接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の編組シールド被覆電線の保持装置。
- 前記切起片部の内方には、前記切起片部のかしめ時に前記編組シールドに圧接する小突起が切起しにより形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の編組シールド被覆電線の保持装置。
- 前記切起片部は、前記載置板における前記開口部の左右の辺部に一対ずつ分けて設けられ、前記編組シールドの先端開口部を左右に二分して束ねた結束部を設け、一方の結束部を左側の前記切起片部により固定し、他方の結束部を右側の前記切起片部により固定したことを特徴とする請求項1に記載の編組シールド被覆電線の保持装置。
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