JP2009129865A - 挟持シールドコネクタ組立キット及びシールドケーブルハーネス - Google Patents

挟持シールドコネクタ組立キット及びシールドケーブルハーネス Download PDF

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大智 宮本
Takeshi Watanabe
健 渡邊
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Abstract

【課題】シールドケーブルとシールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度を確保し、接続に要する部品点数を減らし、接続作業性を改善する。
【解決手段】コンタクト100と、ハウジング210と、基本シェル220と、カバーシェル300とを備えた挟持シールドコネクタ組立キットXである。基本シェルは、ハウジングに嵌まることになる嵌合体221と、高さ方向の高い側に向かって開放された開放体222と、反転終端又は単純終端に圧着接続することになるバレル223とを備える。カバーシェル300は、基本シェルの開放体を開放側から覆い、嵌合体の内部空間に連通する内部空間を形成するように基本シェルに取り付けられることになるカバー片310と、反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入されることになる支持片320とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタの技術分野に属し、シールドケーブルの終端に組み付けられるシールドコネクタ組立キットと、シールドケーブル及びその終端に接続したシールドコネクタを備えたシールドケーブルハーネスとに関する。
特許文献1が従来の技術として開示する同軸コネクタの先端部は、中心コンタクトと、中心コンタクトが固定されるケーブルの中心導体と、中心導体を被覆するケーブルの数本の内被と、中心コンタクト、中心導体及び各内被を収容するインシュレータと、インシュレータを被覆する外部導体と称するカシメ部材とから構成される。同軸コネクタの中央部は、中心導体から順次外側に各内被、ケーブルの多数のシールド線、ケーブルの外被、フェルール、カシメ状態のシールド線及び切削により加工された六角形のカシメ部材が配設されることによって構成される。各シールド線とカシメ部材の結線は、六角カシメ方法によって行われる。
特開2005−149972号公報
特許文献1の同軸コネクタでは、六角形のカシメ部材がかしめる力がフェルールで受け止められることでシールド線がカシメ部材とフェルールとで挟持され、これによって同軸ケーブルと同軸コネクタとの引っ張りに対する接続強度が確保される。しかし、同軸コネクタとは別にフェルールを用いるので、部品点数が増えることになる。また、同軸ケーブルに同軸コネクタを接続するときには、予め円筒形のフェルールを同軸ケーブルに通しておかなければならず、これが煩雑な作業であることから、接続作業性がよくない。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ハウジングをシールド用のシェルで覆ってなるシールドコネクタであってシールドケーブルの接続作業を容易とするためにシェルを分割したものを対象とし、その一方のシェルから延ばした比較的小さな支持片をシールドケーブルの外部導体と内部電線との間に挿入することにより、シールドケーブルとシールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度を確保しながら、シールドコネクタとシールドケーブルとの接続に要する部品点数を減らし、接続作業性を改善することにある。
本発明の挟持シールドコネクタ組立キットは、内部導体を内部絶縁被覆で覆ってなる内部電線と、この内部電線を覆う外部導体と、この外部導体を覆う外部絶縁被覆とを備えたシールドケーブルの、外部絶縁被覆から露出した外部導体を外部絶縁被覆の外側に折り返し且つ外部導体から内部電線を露出させてなる反転終端又は外部導体から内部電線を露出させてなる単純終端に接続されることになる。この挟持シールドコネクタ組立キットは、内部導体が接続されることになる導電性のコンタクトと、互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、このコンタクトが奥行き方向の手前側から取り付けられることになる絶縁性のハウジングと、ハウジングの少なくとも一部に外側から嵌まることになる嵌合体と、この嵌合体の奥行き方向手前側に配置されて嵌合体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側に向かって開放された開放体と、この開放体の奥行き方向手前側に配置されて開放体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側へ立ち上がるかしめ片を有して奥行き方向にみてほぼU字形に形成され、かしめ片が反転終端の折り返された外部導体又は単純終端における外部絶縁被覆もしくは外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付くことで反転終端又は単純終端に圧着接続することになるバレルとを備えた導電性の基本シェルと、この基本シェルの開放体を開放側から覆い、嵌合体の内部空間に連通する内部空間を形成するように基本シェルに取り付けられることになるカバー片と、このカバー片の奥行き方向手前側に配置されてカバー片に一体的に設けられ、反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入されることになる支持片とを有する導電性のカバーシェルとを備えている。
シールドケーブルの終端は、外部絶縁被覆から露出した外部導体を外部絶縁被覆の外側に折り返し、外部導体から内部電線を露出させて反転終端にしておく。または、シールドケーブルの終端は、外部導体から内部電線を露出させて単純終端にしておく。そして、コンタクトをシールドケーブルの反転終端又は単純終端における内部導体に接続し、この内部電線付きのコンタクトをハウジングに奥行き方向の手前側から取り付け、シールドケーブルの終端をバレルのなかに配置する。次いで、カバーシェルの支持片を反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入し、カバーシェルのカバー片で基本シェルの開放体を開放側から覆い、カバー片を基本シェルに取り付ける。そして、かしめ片を、反転終端の折り返された外部導体又は単純終端における外部絶縁被覆もしくは外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付かせて反転終端又は単純終端にバレルを圧着接続する。そうすると、シールドケーブルと、このシールドケーブルの反転終端又は単純終端に接続された挟持シールドコネクタとを備えたシールドケーブルハーネスができる。そして、この挟持シールドコネクタを相手側シールドコネクタに接続すると、コンタクトが相手側シールドコネクタのコンタクトと接触する。また、外部導体が基本シェル及びカバーシェルに導通するので、基本シェル又はカバーシェルが相手側シールドコネクタの導電部に接触するようにすれば、両方のシールドコネクタのシールドが良好に行われる。
バレルのかしめ片が外部導体又は外部絶縁被覆を締め付ける力が支持片で受け止められることで外部導体及び外部絶縁被覆又は外部導体がかしめ片と支持片とで挟持され、これによってシールドケーブルと挟持シールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度が確保される。その場合、挟持シールドコネクタと別にフェルールを設ける必要がないので、挟持シールドコネクタとシールドケーブルとの接続に要する部品点数が減る。また、シールドケーブルの外部導体の内側に円筒形のフェルールを設けるときにはシールドコネクタをシールドケーブルに接続する前に予めフェルールをシールドケーブルに通しておく必要がある。これに対し、本発明の挟持シールドコネクタ組立キットを用いれば、支持片を反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入し、カバーシェルのカバー片で基本シェルの開放体を開放側から覆い、カバー片を基本シェルに取り付ければよいので、シールドケーブルへの挟持シールドコネクタの接続作業が比較的容易であり、接続作業性がよい。
本発明の挟持シールドコネクタ組立キットは、基本シェルがハウジングと分離して用意されるのではなく、基本シェルの嵌合体がハウジングの少なくとも一部に外側から嵌っており、このハウジングと基本シェルとにより、コネクタ本体を構成していてもよい。
基本シェルがハウジングと分離して用意された挟持シールドコネクタ組立キットでは、基本シェルに邪魔されることなく内部電線のコンタクトへの接続、又はコンタクトのハウジングへの取り付けが行われるので、作業性がよい。一方、このようにハウジングと基本シェルとによりコネクタ本体を構成すれば、ハウジングの基本シェルへの組み付けが不要となり、また挟持シールドコネクタ組立キットの部品点数が減る。
本発明の挟持シールドコネクタ組立キットは、コンタクトがハウジングと分離して用意されるのではなく、コンタクトがハウジングに取り付けられていてもよい。
コンタクトがハウジングと分離して用意された挟持シールドコネクタ組立キットは、例えば内部電線のコンタクトへの接続を圧着などにより行うときに、接続作業がしやすく、圧着コンタクトの使用時に好適である。一方、このようにコンタクトをハウジングに取り付けたときには、例えば、内部電線のコンタクトへの接続をハンダ付けにより行うとき、圧接により行うとき、又はピアシングにより行うときなどに、接続作業がしやすく、しかも内部電線付きのコンタクトをハウジングに奥行き方向の手前側から取り付ける手間が省けることから、これらのコンタクトの使用時に好適である。
本発明の挟持シールドコネクタ組立キットは、バレルが、反転終端の折り返された外部導体又は単純終端の外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付くことになる第1かしめ片と、反転終端又は単純終端の外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付くことになる第2かしめ片とを備えていてもよい。
このようにすれば、第1かしめ片が外部導体に締め付け力をもって抱き付くのみならず、さらに第2かしめ片が外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付くので、シールドケーブルと挟持シールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度が高められる。
本発明のシールドケーブルハーネスは、内部導体を内部絶縁被覆で覆ってなる内部電線と、この内部電線を覆う外部導体と、この外部導体を覆う外部絶縁被覆とを有し、終端が、外部絶縁被覆から露出した外部導体を外部絶縁被覆の外側に折り返し且つ外部導体から内部電線を露出させてなる反転終端又は外部導体から内部電線を露出させてなる単純終端となったシールドケーブルと、このシールドケーブルの反転終端又は単純終端に接続された挟持シールドコネクタとを備えている。この挟持シールドコネクタは、内部導体が接続された導電性のコンタクトと、互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、このコンタクトが奥行き方向の手前側から取り付けられた絶縁性のハウジングと、このハウジングの少なくとも一部に外側から嵌まった嵌合体と、この嵌合体の奥行き方向手前側に配置されて嵌合体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側に向かって開放された開放体と、この開放体の奥行き方向手前側に配置されて開放体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側へ立ち上がり、反転終端の折り返された外部導体又は単純終端における外部絶縁被覆もしくは外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付いたかしめ片を有して反転終端又は単純終端に圧着接続したバレルとを備えた導電性の基本シェルと、この基本シェルの開放体を開放側から覆い、嵌合体の内部空間に連通する内部空間を形成するように基本シェルに取り付けられたカバー片と、このカバー片の奥行き方向手前側に配置されてカバー片に一体的に設けられ、反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入された支持片とを有する導電性のカバーシェルとを備えている。
このシールドケーブルハーネスにおける挟持シールドコネクタを相手側シールドコネクタに接続すると、コンタクトが相手側シールドコネクタのコンタクトと接触する。また、外部導体が基本シェル及びカバーシェルに導通するので、基本シェル又はカバーシェルが相手側シールドコネクタの導電部に接触するようにすれば、両方のシールドコネクタのシールドが良好に行われる。そして、バレルのかしめ片が外部導体又は外部絶縁被覆を締め付ける力が支持片で受け止められることで外部導体及び外部絶縁被覆又は外部導体がかしめ片と支持片とで挟持され、これによってシールドケーブルと挟持シールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度が確保される。その場合、挟持シールドコネクタと別にフェルールを設ける必要がないので、挟持シールドコネクタとシールドケーブルとの接続に要する部品点数が減る。また、シールドケーブルの外部導体の内側に円筒形のフェルールを設けるときにはシールドコネクタをシールドケーブルに接続する前に予めフェルールをシールドケーブルに通しておく必要がある。これに対し、本発明の挟持シールドコネクタ組立キットを用いれば、支持片を反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入し、カバーシェルのカバー片で基本シェルの開放体を開放側から覆い、カバー片を基本シェルに取り付ければよいので、シールドケーブルへの挟持シールドコネクタの接続作業が比較的容易であり、接続作業性がよい。
本発明のシールドケーブルハーネスは、バレルが、反転終端の折り返された外部導体又は単純終端の外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付いた第1かしめ片と、反転終端又は単純終端の外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付いた第2かしめ片とを備えていてもよい。
このようにすれば、第1かしめ片が外部導体に締め付け力をもって抱き付くのみならず、さらに第2かしめ片が外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付くので、シールドケーブルと挟持シールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度が高められる。
本発明の挟持シールドコネクタ組立キット及びシールドケーブルハーネスは、シールドケーブルと挟持シールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度を確保しながら、挟持シールドコネクタとシールドケーブルとの接続に要する部品点数を減らすことができ、また接続作業性を改善することができる。
基本シェルがハウジングと分離して用意された挟持シールドコネクタ組立キットでは、基本シェルに邪魔されることなく内部電線のコンタクトへの接続、又はコンタクトのハウジングへの取り付けが行われるので、作業性がよい。一方、このようにハウジングと基本シェルとによりコネクタ本体を構成すれば、ハウジングの基本シェルへの組み付けが不要となり、また挟持シールドコネクタ組立キットの部品点数が減る。
コンタクトがハウジングと分離して用意された挟持シールドコネクタ組立キットは、内部電線のコンタクトへの接続を圧着などにより行うときに、接続作業がしやすく、圧着コンタクトの使用時に好適である。一方、このようにコンタクトをハウジングに取り付けたときには、内部電線のコンタクトへの接続をハンダ付けにより行うとき、圧接により行うとき、又はピアシングにより行うときなどに、接続作業がしやすく、これらのコンタクトの使用時に好適である。
バレルに第1かしめ片及び第2かしめ片を設けたときには、第1かしめ片が外部導体に締め付け力をもって抱き付くのみならず、さらに第2かしめ片が外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付くので、シールドケーブルと挟持シールドコネクタとの引っ張りに対する接続強度が高められる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の挟持シールドコネクタ組立キットの一つの実施形態を示す。この挟持シールドコネクタ組立キットXは、シールドケーブル400の終端に組み付けられて挟持シールドコネクタYとなる。そして、シールドケーブル400と、このシールドケーブル400の終端に接続した挟持シールドコネクタYとにより、シールドケーブルハーネスZが構成される。
図7に示すように、シールドケーブル400は、内部導体411を内部絶縁被覆412で覆ってなる内部電線410と、この内部電線410を覆う外部導体420と、この外部導体420を覆う外部絶縁被覆430とを備えている。内部絶縁被覆412及び外部絶縁被覆430は樹脂で形成され、内部導体411は金属線を束ねて形成され、外部導体420は金属線を編んでなる編組線である。しかし、本発明が対象とするシールドケーブルは、内部導体を内部絶縁被覆で覆ってなる内部電線と、この内部電線を覆う外部導体と、この外部導体を覆う外部絶縁被覆とを備えておればよく、また、それ以外の要素を含んでいてもよい。それ以外の要素としては、例えば内部電線と外部導体との間に、これらを仕切るように設けられた中間絶縁被覆がある。また、この実施形態によって本発明が対象とするシールドケーブルの内部導体、内部絶縁被覆、外部導体、外部絶縁被覆の構成が限定解釈されることはなく、例えば外部導体は金属箔であってもよい。この実施形態のシールドケーブル400は、複数の内部電線410が外部導体420のなかに収容されている。図7では外部導体420のなかで二本の内部電線410が平行になるように収容されているが、これによって本発明の対象とするシールドケーブルが内蔵する内部電線の本数、配置が限定されることはない。本発明の対象とするシールドケーブルは、外部導体のなかで複数の内部電線を撚り合わせて収容され、内部電線が螺旋状になって互いに絡んでいてもよい。したがって、二本の内部電線を撚り合せたシールドケーブルであるツイストペア線も本発明の対象となる。図7では一本のシールドケーブル400に含まれる内部電線410の太さが同一であるが、太さの異なる複数の内部電線を有するシールドケーブルも本発明の対象となる。また、内部電線が一本であるシールドケーブルも本発明の対象となる。この実施形態では、シールドケーブル400の終端は、外部絶縁被覆430から露出した外部導体420を外部絶縁被覆430の外側に折り返し、外部導体420から内部電線410を露出させて反転終端に形成されている。このようにせずに、シールドケーブルの終端を、外部導体から内部電線を露出させて単純終端に形成してもよい。単純終端にする場合、外部導体を外部絶縁被覆から露出させてもいし、露出させなくてもよい。
以下、互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向を想定し、これらの方向付けを利用して説明する。図1及び図2に示すように、上記挟持シールドコネクタ組立キットXは、導電性のコンタクト100と、絶縁性のハウジング210と、導電性の基本シェル220と、導電性のカバーシェル300とを備えている。この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXでは、基本シェル220をハウジング210と分離して用意するのではなく、基本シェル220における後述する嵌合体221がハウジング210の少なくとも一部に外側から嵌っており、このハウジング210と基本シェル220とにより、コネクタ本体200を構成している。したがって、この実施形態では、上記挟持シールドコネクタ組立キットXは、導電性のコンタクト100と、コネクタ本体200と、導電性のカバーシェル300とを備えている。しかし、本発明は、ハウジングに基本シェルを組み付けず、基本シェルをハウジングと分離して用意した挟持シールドコネクタ組立キットの実施形態を含んでいる。この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXでは、コンタクト100をハウジング210と分離して用意した。しかし、本発明は、コンタクトをハウジングと分離して用意するのではなく、コンタクトをハウジングに取り付けた挟持シールドコネクタ組立キットの実施形態を含んでいる。
図1に示すように、コンタクト100は金属製の細長い板片により形成された雄形コンタクトであって、一端の片面に接触部110が設けられ、他端に接続部120が設けられている。コンタクト100は、内部電線410の数に応じた数だけあり、この実施形態では二本備えられている。この実施形態の場合、内部電線410のコンタクト100への接続を圧着により行うようにしており、コンタクト100が圧着形である。そのため、接続部120には奥行き方向の奥側に高さ方向にかしめ片が立ち上がって奥行き方向にみてほぼU字形のワイヤバレル121が設けられ、その手前に高さ方向にかしめ片が立ち上がって奥行き方向にみてほぼU字形のインシュレーションバレル122が設けられている。そして、ワイヤバレル121をシールドケーブル400の終端の内部導体411にかしめ、インシュレーションバレル122を内部絶縁被覆412にかしめることで、シールドケーブル400の終端の内部導体411がコンタクト100の接続部120に接続される。内部電線のコンタクトへの接続をハンダ付けにより行うときは、コンタクトの接続部はハンダ付けが可能な形状に形成される。また、内部電線のコンタクトへの接続を圧接により行うときは、コンタクトが圧接形となり、そのときは接続部は圧接スロットになる。さらに、内部電線のコンタクトへの接続をピアシングにより行うときは、コンタクトがピアシング形となり、そのときは接続部は内部電線を突き刺す突片状のピアシング片になる。コンタクトは雌形であってもよい。この実施形態によって本発明のコンタクトの形状、数などが限定解釈されることはなく、コンタクトは内部導体が接続されるように構成された導電性の部材であればよい。
ハウジング210の奥行き方向の奥側には嵌合部211が突出している。また、ハウジング210にはコンタクト100が装着される収容部212が設けられており、ここに上記コンタクト100が奥行き方向の手前側から取り付けられる。この収容部212はハウジング210を奥行き方向に貫通し、さらに嵌合部211の高さ方向の一方側の面では溝となっている。そして、収容部212に奥行き方向の手前側からコンタクト100を挿入すると、コンタクト100の接触部110が収容部212の溝に嵌り、高さ方向の一方側に露出するようになっている。収容部212は、コンタクト100の数に応じた数だけあり、この実施形態では二つ設けられている。収容部212は幅方向に並べられているが、これによって本発明の挟持シールドコネクタ組立キットのハウジングにおける収容部の配列が限定解釈されることはない。
上記基本シェル220は、ハウジング210に固定された筒形の嵌合体221と、この嵌合体221の奥行き方向手前側に配置されて嵌合体221に一体的に設けられた開放体222と、この開放体222の奥行き方向手前側に配置されて開放体222に一体的に設けられたバレル223とを備えている。嵌合体221は、ハウジング210に外側から嵌合しており、ハウジング210を覆っている。嵌合体は、ハウジングの少なくとも一部を覆っておればよい。嵌合体はハウジングに他の方法で固定してもよく、例えば嵌合体をハウジングと一体成型することで嵌合体をハウジングに固定してもよい。一体成形は、例えば、コネクタ本体の成形型に基本シェルを入れてハウジングを成形することで行われる。開放体222は、嵌合体221の幅方向両側の片及び高さ方向の低い側の片から奥行き方向の手前側へそれぞれ延びた片によって形成されており、奥行き方向にみてほぼU字形に形成されている。そして、高さ方向の高い側には片が無く、そのため、高さ方向の高い側に向かって開放された形状になっている。バレル223は、開放体222の幅方向両側の片及び高さ方向の低い側の片から奥行き方向の手前側へそれぞれ延びた片と、このうち幅方向両側にある片に一体的に設けられ、これらの片から高さ方向の高い側へ立ち上がるかしめ片223aとを備えており、バレル223は奥行き方向にみてほぼU字形に形成されている。かしめ片223aは幅方向にほぼ対向して一対設けられているが、いずれか一方だけを設けてもよい。そして、シールドケーブル400の反転終端の折り返された外部導体420を、バレル223の上に置き、かしめ片223aを幅方向の内側に曲げると、かしめ片223aが外部導体420に締め付け力をもって抱き付き、これによってバレル223が反転終端に圧着接続するようになっている。図6では、かしめ片223aが外部導体420のほぼ全周にわたって抱き付いているが、かしめ片が外部導体の高さ方向のほぼ中途部よりも高い側まで至っておればよい。
上記カバーシェル300は、基本シェル220に取り付けられることになるカバー片310と、このカバー片310の奥行き方向手前側に配置されてカバー片310に一体的に設けられた支持片320とを備えている。カバー片310は、高さ方向にほぼ直交する板片であって基本シェル220の開放体222の開放部の形状に対応した形状の横片311と、幅方向にほぼ直交する板片であって横片311の幅方向両側から高さ方向の低い側へ延びる縦片312とを備えている。そして、カバー片310を開放体222の開放部に挿入すると、カバー片310の弾性により、縦片312が開放体222の幅方向両側の面に接触力をもって接触し、カバー片310が圧入状態で開放体222に取り付けられる。この場合、縦片312の低い側の先端が開放体222の内面に突き当たっているが、この内面に突き当たっていなくてもよい。そして、開放体222とカバー片310とにより、嵌合体221の内部空間に連通する内部空間が形成される。カバー片は、基本シェルの開放体を開放側から覆い、嵌合体の内部空間に連通する内部空間を形成するように基本シェルに取り付けられるものであれば他の構造であってもよい。支持片320は、高い側に向かって凸に湾曲する板片である。図6に示すように、支持片320は、反転終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入されるので、支持片320の高い側の面の曲率は、外部導体420の高い部分における内面の曲率にほぼ合っている。カバー片310の開放体222への連結強度は、支持片320がかしめ片223aから受ける締め付け力を充分に受け止められるように設定される。支持片は、終端が単純終端であるときも同様の方針で形状が設定される。本発明の支持片の形状は、例えば平面状又は他の形状であってもよく、この実施形態によって支持片の形状が限定解釈されることはない。
挟持シールドコネクタYは、相手側シールドコネクタ(図示省略)に接続し、また相手側シールドコネクタから外すようにしている。この相手側シールドコネクタは、絶縁性のハウジングと、このハウジングに設けられた導電性のコンタクトと、ハウジング及びコンタクトを覆うように設けられた導電性のシェルとを備えており、ハウジングには嵌合部が凹んで設けられている。そして、挟持シールドコネクタYの嵌合部211を相手側シールドコネクタの嵌合部に挿入すると、凹凸嵌合により挟持シールドコネクタYを相手側シールドコネクタに接続し、両コネクタのコンタクトの接触部同士が接触し、挟持シールドコネクタYの基本シェル220又はカバーシェル300が相手側シールドコネクタのシェルに接触するようになっている。また、挟持シールドコネクタYを相手側シールドコネクタから引き離すと、挟持シールドコネクタYは相手側シールドコネクタから外れる。この実施形態では、挟持シールドコネクタYのハウジング210に嵌合部211を突出させて設け、相手側シールドコネクタのハウジングに嵌合部を凹ませて設けたが、逆に挟持シールドコネクタのハウジングに嵌合部を凹ませて設け、相手側シールドコネクタのハウジングに嵌合部を突出させて設けてもよく、また他の接続構造であってもよい。この相手側シールドコネクタの構成により本発明の挟持シールドコネクタが接続する相手側シールドコネクタが限定解釈されることはなく、相手側シールドコネクタは本発明の挟持シールドコネクタが接続でき、そのときにコンタクト同士が接触できる構成であればよい。
次に、上記第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXの作用及び効果を説明する。まず、図3に示すように、コンタクト100をシールドケーブル400の反転終端における内部導体411に接続する。そして、図4に示すように、この内部電線付きのコンタクト100をハウジング210に奥行き方向の手前側から取り付け、シールドケーブル400の反転終端をバレル223のなかに配置する。次いで、カバーシェル300の支持片320を反転終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ける。そして、図5に示すように、かしめ片223aを、反転終端における折り返された外部導体420に締め付け力をもって抱き付かせて反転終端にバレル223を圧着接続する。そうすると、シールドケーブル400と、このシールドケーブル400の反転終端に接続された挟持シールドコネクタYとを備えたシールドケーブルハーネスZができる。そして、この挟持シールドコネクタYを相手側シールドコネクタに接続すると、コンタクト100が相手側シールドコネクタのコンタクトと接触する。また、外部導体420が基本シェル220及びカバーシェル300に導通するので、基本シェル220又はカバーシェル300が相手側シールドコネクタの導電部に接触するようにすれば、両方のシールドコネクタのシールドが良好に行われる。
図6に示すように、バレル223のかしめ片223aが外部導体420を締め付ける力が支持片320で受け止められることで外部導体420及び外部絶縁被覆430がかしめ片223aと支持片320とで挟持され、これによってシールドケーブル400と挟持シールドコネクタYとの引っ張りに対する接続強度が確保される。その場合、挟持シールドコネクタYと別にフェルールを設ける必要がないので、挟持シールドコネクタYとシールドケーブル400との接続に要する部品点数が減る。また、シールドケーブル400の外部導体420の内側に円筒形のフェルールを設けるときにはシールドコネクタをシールドケーブルに接続する前に予めフェルールをシールドケーブルに通しておく必要がある。これに対し、この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXを用いれば、支持片320を反転終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ければよいので、シールドケーブル400への挟持シールドコネクタYの接続作業が比較的容易であり、接続作業性がよい。
この第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、基本シェル220をハウジング210と分離して用意するのではなく、基本シェル220の嵌合体221をハウジング210の少なくとも一部に外側から嵌めて、ハウジング210と基本シェル220とにより、コネクタ本体200を構成したので、ハウジング210の基本シェル220への組み付けが不要となり、また挟持シールドコネクタ組立キットXの部品点数が減る。一方、この第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXにおいて基本シェルをハウジングと分離して用意した挟持シールドコネクタ組立キットも本発明の挟持シールドコネクタ組立キットに属する。そうしたときには、基本シェルに邪魔されることなく内部電線のコンタクトへの接続、又はコンタクトのハウジングへの取り付けが行われるので、作業性がよい。
この第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、コンタクト100をハウジング210と分離して用意したので、内部電線410のコンタクト100への接続を圧着により行うときに接続作業がしやすく、圧着コンタクトの使用時に好適である。一方、この第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXにおいてコンタクトをハウジングに取り付けてなる挟持シールドコネクタ組立キットも本発明の挟持シールドコネクタ組立キットに属する。そうしたときには、例えば、内部電線のコンタクトへの接続をハンダ付けにより行うとき、圧接により行うとき、又はピアシングにより行うときなどに、接続作業がしやすく、しかも内部電線付きのコンタクトをハウジングに奥行き方向の手前側から取り付ける手間が省けることから、これらのコンタクトの使用時に好適である。
以下、他の実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットX及びシールドケーブルハーネスZを説明する。これらの実施形態の説明では、第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットX及びシールドケーブルハーネスZと同一の機能を発揮する部材、部分には第1実施形態で用いた符号と同一の符号を付して、その説明を省略することにする。図8ないし図14は第2実施形態を示す。この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXに対し、基本シェル220のバレル223の構成のみ異なっており、それ以外は同一の構成である。バレル223は、第1実施形態のバレル223と同様に、開放体222の幅方向両側の片及び高さ方向の低い側の片から奥行き方向の手前側へそれぞれ延びた片と、このうち幅方向両側にある片に一体的に設けられ、これらの片から高さ方向の高い側へ立ち上がるかしめ片とを備えており、奥行き方向にみてほぼU字形に形成されている。第2実施形態のバレル223の場合、奥行き方向の奥側にある第1かしめ片223aと、手前側にある第2かしめ片223bとの二組のかしめ片が設けられている。第1かしめ片223aは幅方向にほぼ対向して一対設けられているが、いずれか一方だけを設けてもよい。第2かしめ片223bも幅方向にほぼ対向して一対設けられているが、いずれか一方だけを設けてもよい。この実施形態では、シールドケーブル400の終端は、外部導体420から内部電線410を露出させて単純終端に形成されており、さらに外部導体420を外部絶縁被覆430から露出させている。そして、シールドケーブル400の単純終端を、露出した外部導体420が第1かしめ片223aの間に位置するようにバレル223の上に置き、第1かしめ片223aを幅方向の内側に曲げると、第1かしめ片223aが露出した外部導体420に締め付け力をもって抱き付き、第2かしめ片223bを幅方向の内側に曲げると、第2かしめ片223bが露出した外部導体420の奥行き方向手前にある外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付き、これによってバレル223が単純終端に圧着接続するようになっている。図12では、第1かしめ片223aが外部導体420のほぼ全周にわたって抱き付いているが、かしめ片が外部導体の高さ方向のほぼ中途部よりも高い側まで至っておればよい。シールドケーブルの終端が反転終端であっても、同様にして、第1かしめ片223aが反転終端の折り返された外部導体に締め付け力をもって抱き付き、第2かしめ片223bが折り返された外部導体の奥行き方向手前にある外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付き、これによってバレル223が反転終端に圧着接続するようになっている。
次に、上記第2実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXの作用及び効果を説明する。まず、図10に示すように、コンタクト100をシールドケーブル400の単純終端における内部導体411に接続する。そして、図11に示すように、この内部電線付きのコンタクト100をハウジング210に奥行き方向の手前側から取り付け、シールドケーブル400の単純終端をバレル223のなかに配置する。次いで、カバーシェル300の支持片320を単純終端における露出した外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ける。そして、図12に示すように、第1かしめ片223aを、単純終端における露出した外部導体420に締め付け力をもって抱き付かせ、第2かしめ片223bを露出した外部導体420の奥行き方向手前にある外部絶縁被覆430に締め付け力をもって抱き付かせて単純終端にバレル223を圧着接続する。そうすると、シールドケーブル400と、このシールドケーブル400の単純終端に接続された挟持シールドコネクタYとを備えたシールドケーブルハーネスZができる。そして、この挟持シールドコネクタYを相手側シールドコネクタに接続すると、コンタクト100が相手側シールドコネクタのコンタクトと接触する。また、外部導体420が基本シェル220及びカバーシェル300に導通するので、基本シェル220又はカバーシェル300が相手側シールドコネクタの導電部に接触するようにすれば、両方のシールドコネクタのシールドが良好に行われる。
図13に示すように、バレル223の第1かしめ片223aが外部導体420を締め付ける力が支持片320で受け止められることで外部導体420が第1かしめ片223aと支持片320とで挟持され、これによってシールドケーブル400と挟持シールドコネクタYとの引っ張りに対する接続強度が確保される。さらに、バレル223の第2かしめ片223bが外部絶縁被覆430を締め付ける力によってシールドケーブル400と挟持シールドコネクタYとの引っ張りに対する接続強度が補強される。その場合、挟持シールドコネクタYと別にフェルールを設ける必要がないので、挟持シールドコネクタYとシールドケーブル400との接続に要する部品点数が減る。また、シールドケーブル400の外部導体420の内側に円筒形のフェルールを設けるときにはシールドコネクタをシールドケーブルに接続する前に予めフェルールをシールドケーブルに通しておく必要がある。これに対し、この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXを用いれば、支持片320を単純終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ければよいので、シールドケーブル400への挟持シールドコネクタYの接続作業が比較的容易であり、接続作業性がよい。
ハウジング210と基本シェル220とによりコネクタ本体200を構成したことにより得られる作用及び効果は第1実施形態のときと同様であり、またコンタクト100をハウジング210と分離して用意したことにより得られる作用及び効果も第1実施形態のときと同様である。
図15ないし図18は第3実施形態を示す。この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、図1及び図2で示した第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXと同一である。しかし、シールドケーブル400の終端は、外部導体420から内部電線410を露出させて単純終端に形成されており、外部導体420が外部絶縁被覆430から露出していない。そして、かしめ片223aが単純終端における外部絶縁被覆430に締め付け力をもって抱き付き、これによってバレル223が単純終端に圧着接続するようになっている。
次に、上記第3実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXの作用及び効果を説明する。まず、図15に示すように、コンタクト100をシールドケーブル400の単純終端における内部導体411に接続する。そして、図16に示すように、この内部電線付きのコンタクト100をハウジング210に奥行き方向の手前側から取り付け、シールドケーブル400の単純終端をバレル223のなかに配置する。次いで、カバーシェル300の支持片320を単純終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ける。そして、図17に示すように、かしめ片223aを、単純終端における外部絶縁被覆430に締め付け力をもって抱き付かせて単純終端にバレル223を圧着接続する。そうすると、シールドケーブル400と、このシールドケーブル400の単純終端に接続された挟持シールドコネクタYとを備えたシールドケーブルハーネスZができる。そして、この挟持シールドコネクタYを相手側シールドコネクタに接続すると、コンタクト100が相手側シールドコネクタのコンタクトと接触する。また、外部導体420がカバーシェル300を介して基本シェル220に導通するので、基本シェル220及びカバーシェル300が相手側シールドコネクタの導電部に接触するようにすれば、両方のシールドコネクタのシールドが良好に行われる。
図18に示すように、バレル223のかしめ片223aが外部絶縁被覆430を締め付ける力が支持片320で受け止められることで外部導体420及び外部絶縁被覆430がかしめ片223aと支持片320とで挟持され、これによってシールドケーブル400と挟持シールドコネクタYとの引っ張りに対する接続強度が確保される。その場合、挟持シールドコネクタYと別にフェルールを設ける必要がないので、挟持シールドコネクタYとシールドケーブル400との接続に要する部品点数が減る。また、シールドケーブル400の外部導体420の内側に円筒形のフェルールを設けるときにはシールドコネクタをシールドケーブルに接続する前に予めフェルールをシールドケーブルに通しておく必要がある。これに対し、この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXを用いれば、支持片320を単純終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ければよいので、シールドケーブル400への挟持シールドコネクタYの接続作業が比較的容易であり、接続作業性がよい。
ハウジング210と基本シェル220とによりコネクタ本体200を構成したことにより得られる作用及び効果は第1実施形態のときと同様であり、またコンタクト100をハウジング210と分離して用意したことにより得られる作用及び効果も第1実施形態のときと同様である。
図19ないし図22は第4実施形態を示す。この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、図1及び図2で示した第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXと同一である。しかし、シールドケーブル400の終端は、外部導体420から内部電線410を露出させて単純終端に形成されており、さらに外部導体420が外部絶縁被覆430から露出している。そして、かしめ片223aが単純終端における外部絶縁被覆430から露出した外部導体420に締め付け力をもって抱き付き、これによってバレル223が単純終端に圧着接続するようになっている。
次に、上記第4実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXの作用及び効果を説明する。まず、図19に示すように、コンタクト100をシールドケーブル400の単純終端における内部導体411に接続する。そして、図20に示すように、この内部電線付きのコンタクト100をハウジング210に奥行き方向の手前側から取り付け、シールドケーブル400の単純終端をバレル223のなかに配置する。次いで、カバーシェル300の支持片320を単純終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ける。そして、図21に示すように、かしめ片223aを、単純終端における露出した外部導体420に締め付け力をもって抱き付かせて単純終端にバレル223を圧着接続する。そうすると、シールドケーブル400と、このシールドケーブル400の単純終端に接続された挟持シールドコネクタYとを備えたシールドケーブルハーネスZができる。そして、この挟持シールドコネクタYを相手側シールドコネクタに接続すると、コンタクト100が相手側シールドコネクタのコンタクトと接触する。また、外部導体420が基本シェル220及びカバーシェル300に導通するので、基本シェル220又はカバーシェル300が相手側シールドコネクタの導電部に接触するようにすれば、両方のシールドコネクタのシールドが良好に行われる。
図22に示すように、バレル223のかしめ片223aが外部導体420を締め付ける力が支持片320で受け止められることで外部導体420が、かしめ片223aと支持片320とで挟持され、これによってシールドケーブル400と挟持シールドコネクタYとの引っ張りに対する接続強度が確保される。その場合、挟持シールドコネクタYと別にフェルールを設ける必要がないので、挟持シールドコネクタYとシールドケーブル400との接続に要する部品点数が減る。また、シールドケーブル400の外部導体420の内側に円筒形のフェルールを設けるときにはシールドコネクタをシールドケーブルに接続する前に予めフェルールをシールドケーブルに通しておく必要がある。これに対し、この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXを用いれば、支持片320を単純終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ければよいので、シールドケーブル400への挟持シールドコネクタYの接続作業が比較的容易であり、接続作業性がよい。
ハウジング210と基本シェル220とによりコネクタ本体200を構成したことにより得られる作用及び効果は第1実施形態のときと同様であり、またコンタクト100をハウジング210と分離して用意したことにより得られる作用及び効果も第1実施形態のときと同様である。
図23ないし図26は第5実施形態を示す。この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXに対し、次の点で構成が異なっているが、それ以外は同一の構成である。まず、基本シェル220がハウジング210と分離して用意されている。また、コンタクト100がハウジング210と分離して用意されるのではなく、コンタクト100がハウジング210に取り付けられている。したがって、この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、コンタクト100が設けられたハウジング210と、基本シェル220と、カバーシェル300とを備えている。さらに、コンタクト100が圧着形ではなく、内部電線410のコンタクト100への接続をハンダ付けにより行うようにしている。
この実施形態のコンタクト100の接続部120はハンダ付けが可能な形状に形成されている。すなわち、ワイヤバレル121もインシュレーションバレル122も設けられておらず、接続部120の高い側の面はほぼ平面に形成されている。しかし、接続部の形状はこれに限定されず、ハンダ付けが可能な形状であればよい。そして、シールドケーブル400の終端の内部導体411を接続部120にハンダ付けすることで、シールドケーブル400の終端の内部導体411がコンタクト100の接続部120に接続される。
ハウジング210の奥行き方向の奥側には嵌合部211が突出している。また、ハウジング210にはコンタクト100が装着される収容部212が設けられており、ここに上記コンタクト100が奥行き方向に挿入され、取り付けられている。この収容部212はハウジング210を奥行き方向に貫通し、さらに嵌合部211の高さ方向の一方側の面では溝となっている。そして、収容部212に奥行き方向に沿ってコンタクト100を挿入すると、コンタクト100の接触部110が収容部212の溝に嵌り、ハウジング210の奥行き方向奥側において高さ方向の一方側に露出すると共に、コンタクト100の接続部120が収容部212の溝に嵌り、ハウジング210の奥行き方向手前側において高さ方向の一方側に露出するようになっている。収容部212は、コンタクト100の数に応じた数だけあり、この実施形態では二つ設けられている。収容部212は幅方向に並べられているが、これによって本発明の挟持シールドコネクタ組立キットのハウジングにおける収容部の配列が限定解釈されることはない。
第5実施形態の基本シェル220及びカバーシェル300は、第1実施形態の基本シェル220及びカバーシェル300と構成が同一である。基本シェル220の嵌合体221は、シールドケーブル400の終端の内部導体411をコンタクト100にハンダ付けしたあとでハウジング210に嵌合されて固定され、ハウジング210を覆う。
次に、上記第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXの作用及び効果を説明する。まず、図24に示すように、シールドケーブル400の反転終端における内部導体411を、ハウジング210に取り付けられたコンタクト100の接続部120にハンダ付けにより接続する。そして、図25に示すように、この内部電線付きのコンタクト100及びハウジング210を基本シェル220の奥行き方向手前から奥へ入れ、ハウジング210を基本シェル220の嵌合体221に嵌合して固定する。そうすると、シールドケーブル400の反転終端がバレル223のなかに配置される。次いで、カバーシェル300の支持片320を反転終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ける。そして、図26に示すように、かしめ片223aを、反転終端における折り返された外部導体420に締め付け力をもって抱き付かせて反転終端にバレル223を圧着接続する。そうすると、シールドケーブル400と、このシールドケーブル400の反転終端に接続された挟持シールドコネクタYとを備えたシールドケーブルハーネスZができる。そして、この挟持シールドコネクタYを相手側シールドコネクタに接続すると、コンタクト100が相手側シールドコネクタのコンタクトと接触する。また、外部導体420が基本シェル220及びカバーシェル300に導通するので、基本シェル220又はカバーシェル300が相手側シールドコネクタの導電部に接触するようにすれば、両方のシールドコネクタのシールドが良好に行われる。
バレル223のかしめ片223aが外部導体420を締め付ける力が支持片320で受け止められることで外部導体420及び外部絶縁被覆430がかしめ片223aと支持片320とで挟持され、これによってシールドケーブル400と挟持シールドコネクタYとの引っ張りに対する接続強度が確保される。その場合、挟持シールドコネクタYと別にフェルールを設ける必要がないので、挟持シールドコネクタYとシールドケーブル400との接続に要する部品点数が減る。また、シールドケーブル400の外部導体420の内側に円筒形のフェルールを設けるときにはシールドコネクタをシールドケーブルに接続する前に予めフェルールをシールドケーブルに通しておく必要がある。これに対し、この実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXを用いれば、支持片320を反転終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入し、カバーシェル300のカバー片310で基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、カバー片310を基本シェル220に取り付ければよいので、シールドケーブル400への挟持シールドコネクタYの接続作業が比較的容易であり、接続作業性がよい。
この第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、基本シェル220をハウジング210と分離して用意したので、基本シェル220に邪魔されることなく内部電線410のコンタクト100への接続が行われることから、作業性がよい。一方、この第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXにおいて基本シェルをハウジングと分離して用意するのではなく、基本シェルの嵌合体をハウジングの少なくとも一部に外側から嵌めて、ハウジングと基本シェルとにより、コネクタ本体を構成した挟持シールドコネクタ組立キットも本発明の挟持シールドコネクタ組立キットに属する。そうしたときには、ハウジングの基本シェルへの組み付けが不要となり、また挟持シールドコネクタ組立キットの部品点数が減る。
この第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは、コンタクトをハウジングと分離して用意するのではなく、コンタクト100をハウジング210に取り付けたので、内部電線410のコンタクト100への接続をハンダ付けにより行うときに接続作業がしやすく、これらのコンタクト100の使用時に好適である。同様に、内部電線のコンタクトへの接続を圧接により行うとき、又はピアシングにより行うときなどに、接続作業がしやすく、これらのコンタクトの使用時に好適である。一方、この第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXにおいてコンタクトをハウジングと分離して用意した挟持シールドコネクタ組立キットも本発明の挟持シールドコネクタ組立キットに属する。そうしたときには、内部電線のコンタクトへの接続を圧着により行うときに接続作業がしやすく、圧着コンタクトの使用時に好適である。
図27ないし図30は第6実施形態を示す。第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXでは内部電線410のコンタクト100への接続をハンダ付けにより行ったが、第6実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXでは、コンタクト100が圧接形になっている。それ以外は第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXと同一の構成である。
この実施形態のコンタクト100の接続部120は、U字形の切り刃を備えた公知のスロットであり、シールドケーブル400の終端の内部電線410を高さ方向に沿ってスロットに押し付けると、スロットの切り刃が内部絶縁被覆412を破って内部導体411に接触し、シールドケーブル400の終端の内部導体411がコンタクト100のスロット、つまり接続部120に接続される。
上記第6実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXの作用及び効果は、内部導体411のコンタクト100への接続形態を除けば、第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXの作用及び効果と同一である。すなわち、まず、図28に示すように、シールドケーブル400の反転終端における内部導体411を、ハウジング210に取り付けられたコンタクト100の接続部120に高さ方向に沿って高い側から低い側へ押し付け、内部電線410を接続部120に圧接により接続する。そして、図29に示すように、ハウジング210を基本シェル220の嵌合体221に嵌合して固定し、カバーシェル300を基本シェル220に取り付け、図30に示すように、かしめ片223aにより反転終端にバレル223を圧着接続すると、シールドケーブルハーネスZができる。その他は記載を省略する。
以上の実施形態の記載により、次のシールドケーブルハーネスZも充分に開示された。すなわち、このシールドケーブルハーネスZは、内部導体411を内部絶縁被覆412で覆ってなる内部電線410と、この内部電線410を覆う外部導体420と、この外部導体420を覆う外部絶縁被覆430とを有し、終端が、外部絶縁被覆430から露出した外部導体420を外部絶縁被覆430の外側に折り返し且つ外部導体420から内部電線410を露出させてなる反転終端又は外部導体420から内部電線410を露出させてなる単純終端となったシールドケーブル400と、このシールドケーブル400の反転終端又は単純終端に接続された挟持シールドコネクタYとを備えている。そして、このシールドケーブルハーネスZの挟持シールドコネクタYは、内部導体411が接続された導電性のコンタクト100と、互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、このコンタクト100が奥行き方向の手前側から取り付けられた絶縁性のハウジング210と、このハウジング210の少なくとも一部に外側から嵌まった嵌合体221と、この嵌合体221の奥行き方向手前側に配置されて嵌合体221に一体的に設けられ、高さ方向の高い側に向かって開放された開放体222と、この開放体222の奥行き方向手前側に配置されて開放体222に一体的に設けられ、高さ方向の高い側へ立ち上がり、反転終端の折り返された外部導体420又は単純終端における外部絶縁被覆430もしくは外部絶縁被覆430から露出した外部導体420に締め付け力をもって抱き付いたかしめ片223aを有して反転終端又は単純終端に圧着接続したバレル223とを備えた導電性の基本シェル220と、この基本シェル220の開放体222を開放側から覆い、嵌合体221の内部空間に連通する内部空間を形成するように基本シェル220に取り付けられたカバー片310と、このカバー片310の奥行き方向手前側に配置されてカバー片310に一体的に設けられ、反転終端又は単純終端における外部導体420の高い部分と内部電線410との間に挿入された支持片320とを有する導電性のカバーシェル300とを備えている。さらに、このシールドケーブルハーネスZにおいて、バレル223が、反転終端の折り返された外部導体420又は単純終端の外部絶縁被覆430から露出した外部導体420に締め付け力をもって抱き付いた第1かしめ片223aと、反転終端又は単純終端の外部絶縁被覆430に締め付け力をもって抱き付いた第2かしめ片223bとを備えているシールドケーブルハーネスZも充分に開示された。
上記実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXのコンタクト100、基本シェル220、及びカバーシェル300はいずれも金属製であるが、導電性であれば他の材料で形成してもよい。また、上記実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットXは複数の極を設けたが、単極であってもよい。これらのことは、上記実施形態のシールドケーブルハーネスZについても同様に適用される。本発明の挟持シールドコネクタ組立キットは、以上の実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットの特徴を組み合わせた実施形態を全て含む。本発明のシールドケーブルハーネスは、以上の実施形態の挟持シールドコネクタの特徴を組み合わせた実施形態を全て含む。
第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットを構成する部材の斜視図である。 第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコネクタ本体を構成する部材の斜視図である。 第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト及びコネクタ本体の斜視図である。コンタクトにシールドケーブルの内部電線を接続している。 第1実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、コネクタ本体、及びカバーシェルの斜視図である。シールドケーブルの内部電線に接続されたコンタクトをコネクタ本体のハウジングに取り付け、カバーシェルをコネクタ本体の基本シェルに取り付けようとしている。 第1実施形態のシールドケーブルハーネスの斜視図である。 第1実施形態のシールドケーブルハーネスのシールドケーブル終端付近での拡大端面図である。 第1実施形態で用いたシールドケーブルの拡大端面図である。 第2実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットを構成する部材の斜視図である。 第2実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコネクタ本体を構成する部材の斜視図である。 第2実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト及びコネクタ本体の斜視図である。コンタクトにシールドケーブルの内部電線を接続している。 第2実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、コネクタ本体、及びカバーシェルの斜視図である。シールドケーブルの内部電線に接続されたコンタクトをコネクタ本体のハウジングに取り付け、カバーシェルをコネクタ本体の基本シェルに取り付けようとしている。 第2実施形態のシールドケーブルハーネスの斜視図である。 第2実施形態のシールドケーブルハーネスのシールドケーブル終端付近での拡大端面図である。第1かしめ片の端面があらわれる位置で切断している。 第2実施形態のシールドケーブルハーネスのシールドケーブル終端付近での拡大端面図である。第2かしめ片の端面があらわれる位置で切断している。 第3実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト及びコネクタ本体の斜視図である。コンタクトにシールドケーブルの内部電線を接続している。 第3実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、コネクタ本体、及びカバーシェルの斜視図である。シールドケーブルの内部電線に接続されたコンタクトをコネクタ本体のハウジングに取り付け、カバーシェルをコネクタ本体の基本シェルに取り付けようとしている。 第3実施形態のシールドケーブルハーネスの斜視図である。 第3実施形態のシールドケーブルハーネスのシールドケーブル終端付近での拡大端面図である。 第4実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト及びコネクタ本体の斜視図である。コンタクトにシールドケーブルの内部電線を接続している。 第4実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、コネクタ本体、及びカバーシェルの斜視図である。シールドケーブルの内部電線に接続されたコンタクトをコネクタ本体のハウジングに取り付け、カバーシェルをコネクタ本体の基本シェルに取り付けようとしている。 第4実施形態のシールドケーブルハーネスの斜視図である。 第4実施形態のシールドケーブルハーネスのシールドケーブル終端付近での拡大端面図である。 第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、ハウジング、基本シェル及びカバーシェル、並びにシールドケーブルの終端の斜視図である。 第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト及びハウジングの斜視図である。コンタクトにシールドケーブルの内部電線を接続している。 第5実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、ハウジング、基本シェル及びカバーシェルの斜視図である。シールドケーブルの内部電線をハウジングのコンタクトに接続し、ハウジングに基本シェルを取り付け、カバーシェルを基本シェルに取り付けようとしている。 第5実施形態のシールドケーブルハーネスの斜視図である。 第6実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、ハウジング、基本シェル及びカバーシェル、並びにシールドケーブルの終端の斜視図である。 第6実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト及びハウジングの斜視図である。コンタクトにシールドケーブルの内部電線を接続している。 第6実施形態の挟持シールドコネクタ組立キットのコンタクト、ハウジング、基本シェル及びカバーシェルの斜視図である。シールドケーブルの内部電線をハウジングのコンタクトに接続し、ハウジングに基本シェルを取り付け、カバーシェルを基本シェルに取り付けようとしている。 第6実施形態のシールドケーブルハーネスの斜視図である。
符号の説明
X 挟持シールドコネクタ組立キット
100 コンタクト
200 コネクタ本体
210 ハウジング
220 基本シェル
221 嵌合体
222 開放体
223 バレル
223a かしめ片、第1かしめ片
223b 第2かしめ片
300 カバーシェル
310 カバー片
320 支持片
400 シールドケーブル
410 内部電線
411 内部導体
412 内部絶縁被覆
420 外部導体
430 外部絶縁被覆
Y 挟持シールドコネクタ
Z シールドケーブルハーネス

Claims (6)

  1. 内部導体を内部絶縁被覆で覆ってなる内部電線と、この内部電線を覆う外部導体と、この外部導体を覆う外部絶縁被覆とを備えたシールドケーブルの、外部絶縁被覆から露出した外部導体を外部絶縁被覆の外側に折り返し且つ外部導体から内部電線を露出させてなる反転終端又は外部導体から内部電線を露出させてなる単純終端に接続されることになる挟持シールドコネクタ組立キットであって、
    内部導体が接続されることになる導電性のコンタクトと、
    互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、このコンタクトが奥行き方向の手前側から取り付けられることになる絶縁性のハウジングと、
    ハウジングの少なくとも一部に外側から嵌まることになる嵌合体と、この嵌合体の奥行き方向手前側に配置されて嵌合体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側に向かって開放された開放体と、この開放体の奥行き方向手前側に配置されて開放体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側へ立ち上がるかしめ片を有して奥行き方向にみてほぼU字形に形成され、かしめ片が反転終端の折り返された外部導体又は単純終端における外部絶縁被覆もしくは外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付くことで反転終端又は単純終端に圧着接続することになるバレルとを備えた導電性の基本シェルと、
    この基本シェルの開放体を開放側から覆い、嵌合体の内部空間に連通する内部空間を形成するように基本シェルに取り付けられることになるカバー片と、このカバー片の奥行き方向手前側に配置されてカバー片に一体的に設けられ、反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入されることになる支持片とを有する導電性のカバーシェルとを備えた挟持シールドコネクタ組立キット。
  2. 基本シェルがハウジングと分離して用意されるのではなく、基本シェルの嵌合体がハウジングの少なくとも一部に外側から嵌っており、このハウジングと基本シェルとにより、コネクタ本体を構成している請求項1の挟持シールドコネクタ組立キット。
  3. コンタクトがハウジングと分離して用意されるのではなく、コンタクトがハウジングに取り付けられている請求項1又は請求項2の挟持シールドコネクタ組立キット。
  4. バレルが、反転終端の折り返された外部導体又は単純終端の外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付くことになる第1かしめ片と、反転終端又は単純終端の外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付くことになる第2かしめ片とを備えている請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項の挟持シールドコネクタ組立キット。
  5. 内部導体を内部絶縁被覆で覆ってなる内部電線と、この内部電線を覆う外部導体と、この外部導体を覆う外部絶縁被覆とを有し、終端が、外部絶縁被覆から露出した外部導体を外部絶縁被覆の外側に折り返し且つ外部導体から内部電線を露出させてなる反転終端又は外部導体から内部電線を露出させてなる単純終端となったシールドケーブルと、このシールドケーブルの反転終端又は単純終端に接続された挟持シールドコネクタとを備えたシールドケーブルハーネスであって、
    この挟持シールドコネクタが、
    内部導体が接続された導電性のコンタクトと、
    互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、このコンタクトが奥行き方向の手前側から取り付けられた絶縁性のハウジングと、このハウジングの少なくとも一部に外側から嵌まった嵌合体と、この嵌合体の奥行き方向手前側に配置されて嵌合体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側に向かって開放された開放体と、この開放体の奥行き方向手前側に配置されて開放体に一体的に設けられ、高さ方向の高い側へ立ち上がり、反転終端の折り返された外部導体又は単純終端における外部絶縁被覆もしくは外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付いたかしめ片を有して反転終端又は単純終端に圧着接続したバレルとを備えた導電性の基本シェルと、
    この基本シェルの開放体を開放側から覆い、嵌合体の内部空間に連通する内部空間を形成するように基本シェルに取り付けられたカバー片と、このカバー片の奥行き方向手前側に配置されてカバー片に一体的に設けられ、反転終端又は単純終端における外部導体の高い部分と内部電線との間に挿入された支持片とを有する導電性のカバーシェルとを備えているシールドケーブルハーネス。
  6. バレルが、反転終端の折り返された外部導体又は単純終端の外部絶縁被覆から露出した外部導体に締め付け力をもって抱き付いた第1かしめ片と、反転終端又は単純終端の外部絶縁被覆に締め付け力をもって抱き付いた第2かしめ片とを備えている請求項5のシールドケーブルハーネス。
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