JP4895103B2 - ストレッチシュリンク積層フィルム及びその製造方法 - Google Patents
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(1)少なくとも3層から構成される積層フィルムであって、両表面層が、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、線状超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体及びエチレン−メタクリル酸エステル共重合体の中から選ばれる少なくとも1種のエチレン系重合体である(A)成分を主成分とし、中間層がアイオノマー系樹脂である(B)成分を主成分とし、さらに、示差走査熱量測定により、10℃/minの冷却速度にて冷却したときの(A)成分の結晶化ピーク温度が(B)成分の結晶化ピーク温度よりも低い関係にあり、かつ、中間層のフィルム全体の厚みに対する厚み比が35〜90%であるとともに、80℃オイルバス中10秒浸漬した時の縦方向及び横方向の熱収縮率の合計値が30%以上であることを特徴とするストレッチシュリンク積層フィルム。
(2)エチレン系重合体である(A)成分が、酢酸ビニル含量が15〜30質量%で、メルトフローレート(JIS K7210、190℃、荷重:21.18N)が0.2〜10g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする(1)記載のストレッチシュリンク積層フィルム。
(3)アイオノマー系樹脂である(B)成分が下記に示す(C)成分70〜30質量%と、(D)成分30〜70質量%とを含む混合樹脂組成物であることを特徴とする(1)記載のストレッチシュリンク積層フィルム。
(C)不飽和カルボン酸含量が10〜30質量%、金属イオンによる中和度が30〜80%のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体
(D)不飽和カルボン酸含量が5〜15質量%でメルトフローレート(JIS K7210、190℃、荷重:21.18N)が0.2〜5g/10分のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体
(4)溶融押出された樹脂を一旦冷却固化することなく、環状ダイから円筒状に押出し、この円筒の中にエアを吹き込み、溶融円筒を膨らませる方式であるインフレーション法で製造されたことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のストレッチシュリンク積層フィルム。
なお、本発明における数値範囲の上限値及び下限値は、本発明が特性する数値範囲内から僅かに外れる場合であっても、当該数値範囲内と同様の作用効果を備えている限り本発明の均等範囲に包含するものである。また、本発明における主成分とは、最も多量に含有されている成分のことであり、通常50質量%以上、好ましくは70質量%以上、更に好ましくは80質量%以上含有する成分のことである。
まず、本発明に用いられるアイオノマー系樹脂組成物である(B)成分は、エチレンと、不飽和カルボン酸と、任意成分として他の不飽和化合物からなる共重合体の不飽和カルボン酸成分の少なくとも一部を金属イオンもしくは有機アミンのうち少なくともいずれか一方で中和することにより得ることができる。また、アイオノマー系樹脂組成物は、エチレンと、不飽和カルボン酸エステルと、任意成分として他の不飽和化合物からなる共重合体の不飽和カルボン酸エステル成分の少なくとも一部を鹸化することによっても得ることができる。
(C)不飽和カルボン酸含量が10〜30質量%、金属イオンによる中和度が30〜80%のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体
(D)不飽和カルボン酸含量が5〜15質量%でメルトフローレート(JIS K7210、190℃、荷重:21.18N)が0.2〜5g/10分のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体
上記した(C)成分は、エチレン含量は50〜90質量%、好ましくは50〜88質量%、不飽和カルボン酸含量は10〜30質量%、好ましくは12〜20質量%、その他不飽和化合物は0〜40質量%、好ましくは0〜20%の重合組成のものが好適に用いられる。また、中和度は、前記金属の陽イオン共重合体成分中の不飽和カルボン酸量の30〜80%、好ましくは40〜60%が中和されたものが好適に用いられる。ここで、(C)成分が前記重合組成及び中和度の範囲内であれば、アイオノマー樹脂の結晶性がある程度低下するため、フィルムの透明性を保持することが可能となるため好ましい。また例えばインフレーション成形のような溶融状態からの冷却過程での延伸加工時には、イオン性架橋が擬似架橋状態のままになるためストレッチシュリンクフィルムに好適な低温での収縮特性(低温収縮性)を付与することが可能となるため好ましい。
また、上記した(D)成分は、エチレン含量は50〜90質量%、好ましくは60〜88質量%、不飽和カルボン酸含量は5〜15質量%、好ましくは6〜12質量%、その他不飽和化合物は0〜45質量%、好ましくは0〜20%の重合組成のものが好適に用いられる。ここで、前記重合組成の範囲であれば、アイオノマー樹脂との相溶性が比較的良好であり、フィルムの透明性を保持することが可能となるため好ましい。また同時に、自動機による包装に好適な耐引き裂き特性などの力学特性を付与することが可能となるため好ましい。なお、(D)成分としてのMFR(JIS K7210、190℃、荷重21.18N)は、0.2〜5g/10分であることが好ましい。
次に、上記両表面層に用いる主成分であるエチレン系重合体である(A)成分は、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、線状超低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン及びエチレンを主成分とする共重合体、すなわち、エチレンと、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1などの炭素数3〜10のα−オレフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどの不飽和カルボン酸エステル、共役ジエンや非共役ジエンのような不飽和化合物の中から選ばれる1種または2種以上のコモノマーとの共重合体又は多元共重合体或いはそれらの混合組成物が挙げられる。エチレン系重合体のエチレン単位の含有量は、通常50質量%を超えるものである。
上記したように、本発明のストレッチシュリンク積層フィルムは、エチレン系重合体である(A)成分を主成分とする両表面層とアイオノマー系樹脂組成物である(B)成分を主成分とする中間層を有する少なくとも3層から構成される積層フィルムであるが、本発明の主旨を越えない範囲で、力学特性や層間接着性の改良などを必要に応じて他の層(以下、P層と略することがある)を適宜導入してもかまわない。ここで、表面層(以下、S層と略することがある)は、両表面層以外に、すなわち、中間層に同様の層を有してもかまわない。また、中間層(以下、M層と略することがある)は、両表面層の間に少なくとも1層有してあれば良く、2層以上有してもかまわない。例えば(S層)/(M層)/(S層)からなる3層構成、(S層)/(P層)/(M層)/(S層)からなる4層構成、(S層)/(P層)/(M層)/(P層)/(M層)/(P層)/(S層)、(S層)/(M層)/(P層)/(M層)/(P層)/(S層)、(S層)/(M層)/(S層)/(M層)/(S層)などからなる5層以上の構成を代表的に挙げることができる。この場合、各層の樹脂組成や厚み比に関しては、同一であっても異なっていてもかまわない。
ここで、中間層のフィルム全体の厚みに対する厚み比がかかる範囲内であれば、例えば製膜方法として、インフレーション成形のような溶融状態からの冷却過程での延伸加工を用いても、安定した製膜加工性が得られ、また、ストレッチシュリンクフィルムに好適な低温収縮性などの熱収縮特性や透明性及び柔軟性などの力学特性を材料コスト面も含めて比較的容易に付与できるため好ましい。これらのことから、該厚み比は、安定した製膜加工性と柔軟性及び材料コスト面をより重視する場合には、好ましくは35〜60%、より好ましくは、35〜50%であり、インフレーション成形のような溶融状態からの冷却過程での延伸加工で大きな低温収縮性や収縮後のタイトなフィルムなどをより重視する場合には、好ましくは60〜90%、より好ましくは65〜85%である。ここで、該中間層が上記したように積層構成中に2層以上ある場合には、全ての中間層の合計厚みを用いて厚み比を計算すればよい。尚、本発明のストレッチシュリンク積層フィルムの全体の厚み比は、特に限定されるものではないが、通常のストレッチシュリンクフィルムの厚みと同じ程度の範囲、即ち5〜30μm程度、代表的には8〜20μm程度の範囲にある。
また、80℃オイルバス中10秒浸漬したときの縦方向及び横方向の熱収縮率の合計値が30%以上、好ましくは35〜100%であれば、本発明のストレッチシュリンク積層フィルムを用いてストレッチ包装した後のシワをシュリンクトンネルを通過させることにより解消できることが多く、また、トレーを変形させたり、トレーの底面に折り込まれたフィルムがヒートシールする際にカールしてしまったり、自然収縮などにより経的にロール状フィルム(巻物)に巻き締まりによる変形などの不具合が発生することが少ないため好ましい。
本発明のストレッチシュリンク積層フィルムには、本発明の主旨を超えない範囲で、防曇性、帯電防止性、滑り性、自己粘着性、力学特性等の諸物性を更に調整、向上させる目的で必要に応じて各種添加剤及び/又は上記した(A)成分、(B)成分以外の樹脂を表面層及び/又は中間層にそれぞれ適宜配合することができる。
次に、本発明のストレッチシュリンク積層フィルムの製造方法について説明する。製造方法は、公知の各種の製造方法が適用でき、本発明の主旨を超えなければ特に制限されるものではない。フィルムの積層方法としては、例えば、共押出積層法、ラミネーション法、ドライラミネーション法などを挙げることができる。これらのうち本発明においては、溶融接着する共押出積層法が好適に用いられる。具体的には、複層数に応じた複数の押出機を用いて溶融押出し、フィードブロックやマルチマニホールドなどにより溶融樹脂を展開、積層化する方法である。
インフレーション法とは、環状ダイより溶融樹脂を引き取り、薄膜化する過程で冷却効果が働き、フィルムを構成する分子が配向する、この配向の度合いは、用いる樹脂の溶融粘度と冷却過程における固化速度あるいは結晶化速度の相違やブローアップ比(バブル直径/ダイス直径)及びバブル形状等によって主に変化するものと考えられる。
パーキンエルマー社製、示差熱走査型熱量計DSC−7型を用い、JIS K7121に準じて、表裏層を構成するエチレン系重合体、及び中間層を構成するアイオノマー系樹脂組成物をDSC測定用アルミパンに約10mgを精秤し、室温から10℃/minの加熱速度にて200℃まで昇温し、2分間等温にて保持した後、10℃/minの冷却速度にて0℃まで冷却した。この冷却過程におけるサーモグラムから結晶化ピーク温度(Tc)を求めた。
JIS K−7105に基づいて、全光線透過率及び拡散透過率を求め以下の式で全ヘーズを算出した。
ヘーズ(%)=(拡散透過率(%)/全光線透過率(%))×100
得られたフィルムから縦方向及び横方向のそれぞれに、長さ140mm×幅10mmの短冊状にフィルムを切り出し、その中間に長さ100mm間隔の標線を記入した試験片を、80℃のオイルバスに10秒間浸漬し、取り出した後の標線間の長さを測定し、オイルバス浸漬前後の標線間の長さから収縮率を%値で求めた。なお、測定は各10回行い、その平均値を算出し、少数第一位を四捨五入した値を記載した。
幅400mmのフィルムを用い、横ピロー型包装機(大森機械(株)製STN7500)+シュリンクトンネル(大森機械(株)製ピロー包装機付属のC−300型、熱風設定温度:85℃、通過時間:3秒)により、200gの豚バラ肉を包装し、得られたパックサンプルを下記の基準で評価した。
(◎):トレー上面にシワやたるみがほとんどなく、フィルムの張りも十分あるもの
(○):トレー上面にシワやたるみがほとんどなく、フィルムの張りがあるもの
(×):トレー上面にシワやたるみが発生したり、フィルムの張りがないもの
上記方法にて得られたパックサンプルを蛍光灯の下に、蛍光灯との間隔が20cmとなるように置き、パックサンプルの中の豚バラ肉の見え具合を下記の基準で評価した。
(◎):フィルムに白濁感や濁り感がなく、肉の色味がフィルムが無い場合と同じに見える
(○):フィルムに白濁感や濁り感がほとんどかく、実用上問題とならないもの
(×):フィルムに白濁感や濁り感があり、肉の色味が悪く見えるもの
エチレン系重合体である(A)成分として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(日本ポリエチレン製:LV−440、酢酸ビニル含量:15質量%、MFR:2.2g/10分、融点:95℃)、(以下A−1と略する)100質量部に、防曇剤としてジグリセリンモノオレート5.0質量部を押出設定温度180〜200℃で溶融混練した樹脂組成物を両表面層とし、また、アイオノマー系樹脂組成物である(B)成分として、(C)成分となるアイオノマー(1)(三井・デュポンポリケミカル製:ハイミラン1706、ベースポリマー:エチレン・メタクリル酸共重合体、メタクリル酸含量:15質量%、中和金属イオン種:亜鉛、中和度:59%、MFR:0.7g/10分、融点:88℃)(以下C−1と略する)50質量%と、(D)成分となるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体としてエチレン・アクリル酸共重合体(日本ポリエチレン製:レクスパールA−210K、アクリル酸含量:7質量%、MFR:3.0g/10分、融点:98℃)(以下D−1と略する)50質量%を押出設定温度180〜200℃で溶融混練した樹脂組成物を中間層とし、それぞれ別々の押出機から合流させ、環状三層ダイ温度185℃、リップギャップ1.2mm、ブローアップ比10.0で共押出インフレーション成形して、総厚み13μm(厚み比:1/6/1)のストレッチシュリンク積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表1に示す。なお、アイオノマー系樹脂組成物である(B)成分の示差走査熱量測定により冷却した時の結晶化ピーク温度(Tc)は、C−1由来の結晶化ピーク温度が69.5℃に、D−1由来の結晶化ピーク温度が80.4℃に観察された。また、エチレン系共重合体である(A)成分の示差走査熱量測定により冷却した時の結晶化ピーク温度(Tc)は、77.4℃に観察された。
実施例1において、エチレン系重合体である(A)成分として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル社製:エバフレックス EV−460、酢酸ビニル含量:19質量%、MFR:2.5g/10分、融点:84℃)、(以下A−2と略する)とした以外は、実施例1と同様にしてストレッチシュリンク積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表1に示す。
実施例1において、エチレン系重合体である(A)成分として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル社製:エバフレックス EV−360、酢酸ビニル含量:25重量%、MFR:2.0g/10分、融点:78℃)(以下A−3と略する)とした以外は、実施例1と同様にしてストレッチシュリンク積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表1に示す。
実施例1において、エチレン系重合体である(A)成分として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル社製:エバフレックス EV−260、酢酸ビニル含量:28重量%、MFR:6.0g/10分、融点:72℃)(以下A−4と略する)とし、アイオノマー系樹脂組成物である(B)成分として、(C)成分となるC−1を100質量%とし、厚み比を1/2/1とした以外は、実施例1と同様にしてストレッチシュリンク積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表1に示す。
実施例1において、エチレン系重合体である(A)成分を、エチレン−酢酸ビニル共重合体(日本ポリエチ製:LV−123、酢酸ビニル含量:4.5質量%、MFR:2.5g/10分、融点:106℃)、(以下A−5と略する)とした以外は、実施例1と同様にしてストレッチシュリンク積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表1に示す。
実施例1において、エチレン系重合体である(A)成分を、エチレン−酢酸ビニル共重合体(日本ユニカー製:NUC−3758、酢酸ビニル含量:15質量%、MFR:2.2g/10分、融点:92℃)、(以下A−6と略する)とした以外は、実施例1と同様にしてストレッチシュリンク積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表1に示す。
実施例1において、アイオノマー系樹脂組成物である(B)成分として、(D)成分となるD−1を100質量%とし、エチレン系重合体である(A)成分としてA−6を使用し、厚み比を1/3/1とした以外は、実施例1と同様にしてストレッチシュリンク積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表1に示す。
Claims (5)
- 少なくとも3層から構成される積層フィルムであって、両表面層が、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、線状超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体及びエチレン−メタクリル酸エステル共重合体の中から選ばれる少なくとも1種のエチレン系重合体である(A)成分を主成分とし、中間層がアイオノマー系樹脂である(B)成分を主成分とし、さらに、示差走査熱量測定により、10℃/minの冷却速度にて冷却したときの(A)成分の結晶化ピーク温度が(B)成分の結晶化ピーク温度よりも低い関係にあり、かつ、中間層のフィルム全体の厚みに対する厚み比が35〜90%であるとともに、80℃オイルバス中10秒浸漬した時の縦方向及び横方向の熱収縮率の合計値が30%以上であることを特徴とするストレッチシュリンク積層フィルム。
- エチレン系重合体である(A)成分が、酢酸ビニル含量が15〜30質量%で、メルトフローレート(JIS K7210、190℃、荷重:21.18N)が0.2〜10g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする請求項1記載のストレッチシュリンク積層フィルム。
- アイオノマー系樹脂である(B)成分が下記に示す(C)成分70〜30質量%と、(D)成分30〜70質量%とを含む混合樹脂組成物であることを特徴とする請求項1記載のストレッチシュリンク積層フィルム。
(C)不飽和カルボン酸含量が10〜30質量%、金属イオンによる中和度が30〜80%のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体
(D)不飽和カルボン酸含量が5〜15質量%でメルトフローレート(JIS K7210、190℃、荷重:21.18N)が0.2〜5g/10分のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体 - 溶融押出された樹脂を一旦冷却固化することなく、環状ダイから円筒状に押出し、この円筒の中にエアを吹き込み、溶融円筒を膨らませる方式であるインフレーション法で製造されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のストレッチシュリンク積層フィルム。
- インフレーション成形機により製造することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のストレッチシュリンク積層フィルムの製造方法。
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