JP4894475B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンにより駆動されるオイルポンプを、そのエンジンとは異なる動力源により駆動するとともに、その動力源によりエンジンをクランキングして始動させるエンジン始動装置に関するものである。
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのエンジンを動力源として使用する場合、一般に、そのエンジンの出力側には変速機が設けられる。例えば、車両に搭載されたエンジンの変速機として、車両の走行状態に基づいて制御される自動変速機が広く普及している。この自動変速機には、有段式の変速機や変速比が連続的に変化する無段変速機が含まれるが、これらいずれの自動変速機であっても変速比の制御のために油圧が広く使用されている。例えば有段式の自動変速機であれば、エンジンの出力を変速機構に伝達するための入力クラッチや、変速段を設定するためのクラッチあるいはブレーキが、油圧サーボ機構によって係合および解放されるように構成されている。また、無段変速機であれば、その変速機構に対して動力を入力する入力クラッチを油圧によって係合するように構成され、また特に、ベルト式の無段変速機であれば、プーリに対するベルトの巻き掛かり径を変化させるため、あるいはベルトに対するプーリの挟圧力(狭持力)を設定するために、ベルトが巻き掛かるプーリの溝幅を変化させる変速機構を油圧によって動作させるように構成されている。
そして、エンジンに備えられた自動変速機を制御する油圧を発生させるためにオイルポンプが設けられている。従来、そのオイルポンプは、エンジンにより駆動するように構成されるのが一般的であるが、この場合、エンジンの停止に伴いオイルポンプも停止するため、エンジンを始動させて車両を発進させる際に、自動変速機で目標とする油圧を確保できなくなる可能性がある。そこで、エンジン停止時には、エンジンとは異なる動力源によりオイルポンプを駆動する装置が開発されている。その一例として、エンジン停止時に、エンジンを始動する際にエンジンをクランキングさせるスタータモータを利用してオイルポンプを駆動する装置に関する発明が、特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載された車両用アクチュエータの駆動装置は、スタータモータを油圧ポンプ(オイルポンプ)駆動用として用いる場合と、エンジン始動用として用いる場合とで、互いに逆方向に回転させるモータ駆動回路が設けられ、スタータモータとオイルポンプとがワンウェイクラッチを介して接続され、ポンプ作動時にだけオイルポンプにスタータモータの動力が伝達され、エンジン始動時にはオイルポンプにスタータモータの動力が伝達されないように構成されている。
また、特許文献2には、スタータモータと油圧ポンプ(オイルポンプ)とを連結するマグネットクラッチと、スタータモータと電源とを接続するリレーと、スタータスイッチの少なくともスタート接点と油圧作動スイッチとに接続されるとともに、スタータスイッチがスタート接点にないことを前提として前記マグネットクラッチと前記リレーとを駆動可能状態におくよう前記マグネットクラッチおよびリレーのそれぞれの駆動回路に接続されたコントローラを有するように構成され、スタータモータを利用してオイルポンプを駆動する油圧ポンプ駆動システムに関する発明が記載されている。
そして、特許文献3には、オイルポンプのポンプ駆動軸に連結された電動モータと、エンジン出力軸の回転数が所定値以下のときに電動モータのトルクをポンプ駆動軸に伝達する第1クラッチと、エンジン出力軸の回転数が所定値以上のときにエンジン出力軸の回転をポンプ駆動軸に伝達する第2クラッチとを有するように構成され、エンジン停止時あるいはエンジン出力軸の回転数が所定値以下の場合に、前記電動モータによりオイルポンプを駆動する自動車用自動変速装置に関する発明が記載されている。
実開平5−24959号公報 実開昭59−140966号公報 特開2002−227978号公報
上記の特許文献1および特許文献2に記載されている発明のように、エンジン停止時に、スタータモータを用いてオイルポンプを駆動するように構成することで、例えば特許文献3に記載されている発明のように、エンジン停止時にオイルポンプを駆動するための専用のモータを設ける必要がなくなり、装置の小型・軽量化やコストダウンを図ることができる。
しかしながら、上記の特許文献1および特許文献2に記載されている発明では、エンジンを始動する際に、オイルの温度が低く、オイルの粘性が高くなっている状態では、そのオイルの粘性抵抗が大きいことにより、オイルポンプで油圧を必要とされる圧力まで上昇させるのに要する時間が長くなり、すなわちいわゆる油圧の立ち上がりが遅くなり、油圧を必要とする装置各部に適正な油圧を迅速に供給できなくなる場合があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、エンジン始動時に、オイルの粘性が高くその粘性抵抗が大きい状態であっても、油圧の立ち上がり遅れを回避し、装置各部に適正に油圧を供給することができるエンジン始動装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、エンジンにより駆動されるオイルポンプを前記エンジンとは異なる電動モータにより駆動するとともに、始動時に前記エンジンを前記電動モータによりクランキングするエンジン始動装置において、前記電動モータにより前記オイルポンプを駆動しかつ前記エンジンはクランキングしない第1の作動状態と、前記電動モータにより前記オイルポンプを駆動しかつ前記電動モータにより前記エンジンをクランキングする第2の作動状態と、前記電動モータにより前記オイルポンプおよび前記エンジンのいずれも駆動しない第3の作動状態とを、前記電動モータに印加する電圧の大きさに応じて、選択的に切り換えて設定するための機構であって、前記エンジンを始動するためのエンジン始動モードが開始された場合に、そのエンジン始動モードの開始から前記エンジンのクランキングを開始するための閾値として設定された第1所定時間が経過するまでの間は、前記電動モータに相対的に低電圧の第1電圧を印可することにより前記第1の作動状態を設定し、前記第1所定時間が経過した後に、前記電動モータに前記第1電圧よりも高電圧の第2電圧を印可することにより前記第2の作動状態を設定し、前記エンジン始動モードが開始されかつ前記第2の作動状態が設定された場合であって前記エンジン始動モードの開始から前記エンジンのクランキングを終了するための閾値として設定された前記第1所定時間よりも長時間の第2所定時間が経過した後に、前記電動モータに電圧を印加することなく前記第3の作動状態を設定する作動状態切換機構を備えていることを特徴とする装置である。
そして、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記エンジン始動装置が、前記エンジンと前記オイルポンプから供給される油圧により変速動作が制御されるベルト式無段変速機とが搭載された車両の前記オイルポンプを駆動するとともに、前記エンジンをクランキングする装置であることを特徴とするものである。
したがって、請求項1の発明によれば、通常、エンジンの動力により駆動されるオイルポンプが、エンジンが停止している際には、そのエンジンをクランキングして始動させるエンジン始動装置の動力源の動力により駆動される。その場合、エンジン始動装置は、その作動状態が、エンジン始動装置の動力源によりエンジンをクランキングせずにオイルポンプのみを駆動する第1の作動状態と、エンジン始動装置の動力源によりエンジンおよびオイルポンプを同時に駆動(もしくはクランキング)する第2の作動状態と、エンジンおよびオイルポンプのいずれも駆動(もしくはクランキング)しない第3の作動状態との3つの作動状態に適宜切り換えられて運転される。そのため、エンジンの運転状態に応じてエンジン始動装置を作動させて、エンジンのクランキングおよびオイルポンプの駆動を適切に行うことができる。例えば、エンジンの始動時に、油温が低くオイルの粘性が高い状態のときに、エンジン始動装置を第1の作動状態に設定し、予めオイルポンプのみを駆動させておき、その後、エンジン始動装置を第2の作動状態に切り換えて設定してオイルポンプを駆動しつつエンジンをクランキングして始動させることで、エンジン始動時のいわゆる油圧の立ち上がり遅れを回避し、油圧を必要とする装置各部に、速やかにかつ適切に油圧を供給することができる。
また、エンジンが停止している状態で、エンジンを始動させるための指令(制御信号)が出力されるエンジン始動モードが開始された場合、そのエンジン始動モードの開始から所定時間の間、すなわち油温が低くオイルの粘性が高い状態の間は、エンジン始動装置が第1の作動状態に設定され、その間オイルポンプのみが駆動される。そしてエンジン始動モードの開始から所定時間経過した時点、すなわちオイルポンプが駆動され油圧が上昇するとともに油温が所定温度まで上昇した時点で、エンジン始動装置が第2の作動状態に切り換えられて設定され、オイルポンプが駆動されるとともに、エンジンがクランキングされてエンジンの始動が行われる。そのため、エンジン始動時のいわゆる油圧の立ち上がり遅れを回避し、油圧を必要とする装置各部に、速やかにかつ適切に油圧を供給することができる。
さらに、エンジン始動モードの開始後に所定時間が経過し、エンジン始動装置が第2の作動状態に切り換えられて設定された場合、その後さらに所定の時間が経過した時点で、エンジン始動装置が第3の作動状態、すなわちエンジンのクランキングを停止するとともに、エンジン始動装置の動力源によるオイルポンプの駆動を停止する状態に切り換えられて設定される。そのため、エンジンの始動が完了したと判断できる所定の時間が経過した場合に、エンジンのクランキングを停止し、エンジン始動装置の動力源の動力によりオイルポンプを駆動していた状態からエンジンの動力によりオイルポンプを駆動する状態に切り換えることができる。
そして、請求項2の発明によれば、エンジン始動時に、エンジン始動装置によりエンジンがクランキングされるとともに、そのエンジン始動装置の動力源の動力により、エンジンの動力を連続的に変速するベルト式無段変速機を制御するための油圧を供給するオイルポンプが駆動される。その場合、エンジン始動装置は、その作動状態が、エンジンをクランキングせずにオイルポンプのみを駆動する第1の作動状態と、エンジンおよびオイルポンプを同時に駆動(もしくはクランキング)する第2の作動状態と、エンジンおよびオイルポンプのいずれも駆動(もしくはクランキング)しない第3の作動状態との3つの作動状態に適宜切り換えられて運転される。例えば、エンジンの始動時に、油温が低くオイルの粘性が高い状態の場合に、エンジン始動装置を第1の作動状態に設定し、予めオイルポンプのみを駆動させておき、その後、エンジン始動装置を第2の作動状態に切り換えて設定してオイルポンプを駆動しつつエンジンをクランキングして始動させることで、エンジン始動時のいわゆる油圧の立ち上がり遅れを回避し、油圧を必要とするベルト式無段変速機の各部に、速やかにかつ適切に油圧を供給することができる。そのため、エンジン始動時の油圧の立ち上がり遅れに起因するベルト式無段変速機のベルト滑りを防止もしくは抑制することができる。
つぎに、この発明を図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、この発明を適用したFF車(フロントエンジンフロントドライブ;エンジン前置き前輪駆動車)のスケルトン図である。図1において、1は車両の動力源としてのエンジンであり、このエンジン1としては内燃機関、具体的にはガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LPGエンジンなどが用いられる。そして、エンジン1のクランクシャフト2が車両の幅方向に配置されている。なお、以下の説明においては、エンジン1として便宜上、ガソリンエンジンを用いた場合について説明する。
エンジン1の出力側には、変速機3が設けられている。この変速機3は、具体的にはベルト式の無段変速機3であり、内部中空のケーシング4を有し、そのケーシング4の内部には、トルクコンバータ5と、前後進切り換え機構6と、ベルト式無段変速機構7と、最終減速機(言い換えれば差動装置)8とが設けられている。
トルクコンバータ5の構成について説明する。ケーシング4の内部には、クランクシャフト2と同一の軸線(図示せず)を中心として回転可能なインプットシャフト9が設けられており、インプットシャフト9におけるエンジン1側(図1の左側)の端部には、トルクコンバータ5のタービンランナ10が取り付けられている。
一方、クランクシャフト2の後端(図1の右側)には、エンジン1のフライホイール11を介して、トルクコンバータ5のフロントカバー12が連結されており、フロントカバー12には、トルクコンバータ5のポンプインペラ13が接続されている。これらタービンランナ10とポンプインペラ13とは対向して配置され、タービンランナ10およびポンプインペラ13の内側にはステータ14が設けられている。また、インプットシャフト9におけるフロントカバー12側(図1の左側)の端部には、ダンパ機構15を介してロックアップクラッチ16が設けられている。そして、上記のように構成されたフロントカバー12およびポンプインペラ13などにより形成されたケーシング(図示せず)内に、作動流体としてのオイルが供給されている。
上記構成により、エンジン1の動力(トルク)がクランクシャフト2からフロントカバー12に伝達される。この時、ロックアップクラッチ16が解放されている場合は、ポンプインペラ13のトルクが流体によりタービンランナ10に伝達され、ついでインプットシャフト9に伝達される。なお、ポンプインペラ13からタービンランナ10に伝達されるトルクは、ステータ14により増幅される。これに対して、ロックアップクラッチ16が係合されている場合は、フロントカバー12のトルクが機械的にインプットシャフト9に伝達される。
ケーシング4の内部におけるトルクコンバータ5のエンジン1と反対側(図1の右側)で、インプットシャフト9と平行な軸線上に、ベルト式無段変速機3の各部に圧油を供給するために必要な油圧を発生させるオイルポンプ17が設けられている。このオイルポンプ17は、例えばギヤポンプやベーンポンプあるいはトロコイドポンプなどの公知の構成のものであって、そのオイルポンプ17のロータ(図示せず)に、後述するワンウェイクラッチ55を介して連結されている駆動軸18を回転駆動させることにより、オイルを吸入し、圧油として吐出するように構成されている。
そして、トルクコンバータ5と前後進切り換え機構6との間には、エンジン1の動力をオイルポンプ17へ伝達するためのチェーン伝動機構19が設けられている。このチェーン伝動機構19は、具体的には、ポンプインペラ13のケーシングの外側で、インプットシャフト9の外周側に、ポンプインペラ13と一体回転する中空軸状のハブ20が形成されていて、このハブ20に一体的に形成もしくは固定されたスプロケット21と、駆動軸18のトルクコンバータ5側(図1の左側)の端部に一体的に形成もしくは固定されたスプロケット22と、これらスプロケット21,22に巻き掛けられたローラチェーン23とから構成されている。この構成により、エンジン1の動力がチェーン伝動機構19を介して駆動軸18に伝達され、オイルポンプ17を駆動することができる。なお、この発明による装置においては、このオイルポンプ17は、上記のようにエンジン1の動力によって駆動される以外に、エンジン1とは異なる他の動力源の動力によっても駆動することができるように構成されている。その具体的な構成については後述する。
ベルト式無段変速機構7は、インプットシャフト9と同心状に配置された駆動側シャフト(プライマリシャフト)24と、そのプライマリシャフト24と相互に平行に配置された従動側シャフト(セカンダリシャフト)25とを有している。プライマリシャフト24には駆動側プーリ(プライマリプーリ)26が設けられており、セカンダリシャフト25側には従動側プーリ(セカンダリプーリ)27が設けられている。プライマリプーリ26は、プライマリシャフト24に固定された固定シーブ28と、プライマリシャフト24の軸線方向に移動できるように構成された可動シーブ29とを有している。また、この可動シーブ29をプライマリシャフト24の軸線方向に動作させることにより、可動シーブ29と固定シーブ28とを接近・離隔させる油圧アクチュエータ30が設けられている。この油圧アクチュエータ30は、プライマリシャフト24の軸線方向に動作するピストン(図示せず)およびリターンスプリング(図示せず)などを備えた公知のものである。
一方、セカンダリプーリ27は、セカンダリシャフト25に固定された固定シーブ31と、セカンダリシャフト25の軸線方向に移動できるように構成された可動シーブ32とを有している。また、この可動シーブ32をセカンダリシャフト25の軸線方向に動作させることにより、可動シーブ32と固定シーブ31とを接近・離隔させる油圧アクチュエータ33が設けられている。この油圧アクチュエータ33は、セカンダリシャフト25の軸線方向に動作するピストン(図示せず)およびリターンスプリング(図示せず)などを備えた公知のものである。さらに、プライマリプーリ26およびセカンダリプーリ27に対してベルト34が巻き掛けられている。
上記のように構成されたベルト式無段変速機構7においては、油圧アクチュエータ30に作用する油圧を制御することにより、固定シーブ28と可動シーブ29との間の溝幅が調整される。その結果、プライマリプーリ26におけるベルト34の巻き掛け半径が変化し、ベルト式無段変速機構7の入力回転数と出力回転数との比、すなわち変速比が無段階(連続的)に制御される。この変速にともない、油圧アクチュエータ33に作用する油圧を制御することにより、ベルト34に対する挟圧力(言い換えればベルト34の張力)が制御される。油圧アクチュエータ30,33に作用する油圧は装置の元圧であるライン圧を所定の値に制御したものである。
前後進切り換え機構6は、インプットシャフト9とベルト式無段変速機構7との間の動力伝達経路に設けられている。この前後進切り換え機構6はダブルピニオン形式の遊星歯車機構35を有している。この遊星歯車機構35は、インプットシャフト9のベルト式無段変速機構7側の端部(図1の右側)に設けられたサンギヤ36と、このサンギヤ36の外周側に、サンギヤ36と同心状に配置されたリングギヤ37と、サンギヤ36に噛み合わされたピニオンギヤ38と、このピニオンギヤ38およびリングギヤ37に噛み合わされたピニオンギヤ39と、これらピニオンギヤ38,39を、サンギヤ36の周囲を一体的に公転可能な状態で保持したキャリヤ40とを有している。そして、このキャリヤ40とプライマリシャフト24とが連結されている。また、キャリヤ40とインプットシャフト9との間の動力伝達経路を接続・遮断するクラッチCLが設けられている。さらに、ケーシング4側には、リングギヤ37の回転・固定を制御するブレーキBRが設けられている。
ベルト式無段変速機構7と最終減速機8との間の動力伝達経路には、セカンダリシャフト25と相互に平行なインターミディエイトシャフト41が設けられている。インターミディエイトシャフト41にはカウンタドリブンギヤ42とファイナルドライブギヤ43とが形成されている。セカンダリシャフト25にはカウンタドライブギヤ44が形成され、そのカウンタドライブギヤ44とカウンタドリブンギヤ42とが噛み合わされている。
そして、最終減速機8はリングギヤ45を有し、そのリングギヤ45とファイナルドライブギヤ43とが噛み合わされている。また、リングギヤ45はデフケース(図示せず)の外周に形成され、このデフケースの内部には複数のピニオンギヤ(図示せず)が取り付けられている。このピニオンギヤには2つのサイドギヤ(図示せず)が噛み合わされている。2つのサイドギヤには別個にフロントドライブシャフト46が接続され、各フロントドライブシャフト46には、駆動輪(前輪)47が接続されている。
前述したように、エンジン1の始動時に、油温が低くオイルの粘性が高くなっている状態では、オイルの粘性抵抗が大きくなる。そのため、エンジン1の始動と同時にオイルポンプ17が駆動されても、ベルト式無段変速機3の各部で必要とされる圧力まで油圧を上昇させる、いわゆる油圧の立ち上がりに時間が掛かり、油圧を必要とする装置各部に適正な油圧を迅速に供給できない場合があった。そこで、この発明におけるエンジン始動装置は、エンジン1の動力により駆動されるオイルポンプ17を、エンジン1とは異なる動力源の動力によっても駆動することができ、エンジン1のクランキングの有無およびオイルポンプ17の駆動・非駆動の組み合わせによる、エンジン1およびオイルポンプ17の作動状態を、適宜に選択的に切り換えることにより、エンジン始動時に装置各部に必要な適正な油圧を確保し、エンジン1を始動することができるように構成されている。
すなわち、エンジン1を始動する際にエンジン1をクランキングするスタータモータ51を動力源として備え、そのスタータモータ51によりオイルポンプ17を駆動することができ、さらに、エンジン1およびオイルポンプ17の作動状態を、エンジン1の始動の状況あるいは運転状態に応じて適宜に切り換えることが可能なエンジン始動装置50が設けられている。
具体的には、エンジン始動装置50は、駆動軸18と同一軸線上で、オイルポンプ17のチェーン伝動機構19と反対側(図1の右側)に、スタータモータ51が配置されている。このスタータモータ51は、バッテリ(図示せず)から電力が供給されることにより駆動されて動力(トルク)を出力する電動モータ部(図示せず)と、電圧が印加されることにより起動し、スタータモータ51のロータ(図示せず)と一体回転するとともに軸線方向に移動可能な出力軸52をその軸線方向に動作させるマグネットスイッチ部(図示せず)とを主体に構成されている。
より具体的には、上記のスタータモータ51のマグネットスイッチ部は、出力軸52を、駆動軸18と同一軸線上でオイルポンプ17の方向(図1の左方向)に、印加される電圧の大小に応じて2段階に突出させられるように構成されている。すなわち、マグネットスイッチ部に所定の電圧値よりも低い低電圧VLが印加された場合は、出力軸52を前記オイルポンプ17の方向の1段目の位置PVLに突出させ、マグネットスイッチ部に所定の電圧値よりも高い高電圧VHが印加された場合には、出力軸52を1段目の位置PVLよりもさらに前記オイルポンプ17の方向に突出した2段目の位置PVHに突出させることができる構成となっている。
また、出力軸52とオイルポンプ17のロータとが、出力軸52が1段目の位置PVLに突出させられた場合に係合する第1クラッチ53を介して連結されている。すなわち、スタータモータ51のマグネットスイッチ部に低電圧VLを印加することにより、この第1クラッチ53を係合させ、出力軸52とオイルポンプ17のロータとを動力伝達可能な状態に連結することができる構成となっている。したがって、スタータモータ51のマグネットスイッチ部に低電圧VLが印加されるようにスタータモータ51に供給する電力を制御することで、スタータモータ51が出力するトルクによりオイルポンプ17のみを駆動することができる。すなわち、エンジン1が停止している状態で、スタータモータ51のトルクにより、エンジン1をクランキングせずにオイルポンプ17だけを駆動することができる。なお、この場合、スタータモータ51のマグネットスイッチ部に高電圧VHが印加される場合と比較して、スタータモータ51に供給される電力量は少なくなり、スタータモータ51が出力するトルクも小さくなるが、オイルポンプ17を駆動するのに必要なトルクは、エンジン1をクランキングするのに必要なトルクに対して十分に小さいため、スタータモータ51が出力するトルクが小さくとも、オイルポンプ17を駆動することが可能である。
さらに、出力軸52と駆動軸18とが、出力軸52が2段目の位置PVHに突出させられた場合に係合する第2クラッチ54を介して連結されている。すなわち、スタータモータ51のマグネットスイッチ部に高電圧VHを印加することで、この第2クラッチ54を係合させ、出力軸52と駆動軸18とを動力伝達可能な状態に連結することができる構成となっている。したがって、スタータモータ51のマグネットスイッチ部に高電圧VHが印加されるようにスタータモータ51に供給する電力を制御することで、スタータモータ51が出力する動力によりエンジン1をクランキングすることができる。すなわち、スタータモータ51のトルクにより、エンジン1をクランキングしつつ、オイルポンプ17を駆動することができる。
そして、オイルポンプ17のロータと駆動軸18との間に、ワンウェイクラッチ55が設けられている。このワンウェイクラッチ55は、駆動軸18の回転数がオイルポンプ17のロータの回転数よりも大きい場合に係合状態となり、駆動軸18の回転数がオイルポンプ17のロータの回転数よりも小さい場合に解放状態となるように、すなわち空転するように構成されている。
したがって、上記のように構成されるエンジン始動装置50は、スタータモータ51に供給する電力およびその電圧を制御することにより、エンジン1およびオイルポンプ17の作動状態を、3つの状態に区分して設定することができる。具体的には、スタータモータ51のマグネットスイッチ部に低電圧VLが印加されるようにスタータモータ51に供給する電力を制御することで、エンジン1をクランキングせずにオイルポンプ17だけを駆動する第1の作動状態を設定することができる。また、スタータモータ51のマグネットスイッチ部に高電圧VHが印加されるようにスタータモータ51に供給する電力を制御することで、エンジン1をクランキングし、かつオイルポンプ17を駆動する第2の作動状態を設定することができる。そして、スタータモータ51に供給する電力を“0”にすること、すなわちスタータモータ51に電力が供給されないように制御することで、エンジン1およびオイルポンプ17のいずれも駆動(クランキング)しない第3の作動状態を設定することができる。
すなわち、上記のように、出力軸52を軸線方向に2段に突出させることができるスタータモータ51およびその出力軸52と、その出力軸52の突出状態に応じて係合・解放される第1クラッチ53および第2クラッチ54と、エンジン1からの動力が伝達されて駆動される駆動軸18と、その駆動軸18とエンジン1との間を動力伝達可能にするチェーン伝動機構19と、オイルポンプ17のロータと駆動軸18との間に設けられ、エンジン1の回転数とオイルポンプ17の回転数とに基づいて係合・空転するワンウェイクラッチ55と、などから構成される機構が、この発明におけるエンジン始動装置50の作動状態切換機構に相当している。
図2は、上記のように構成されたエンジン始動装置50を作動させる際の制御例を説明するためのフローチャートであって、このフローチャートで示されるルーチンは、所定の短時間毎に繰り返し実行される。図2において、先ず、現在の制御モードが、エンジン始動モードであるか否かが判定される(ステップS1)。エンジン始動モードとは、エンジン1を始動させるために設定される制御モードであり、例えば、運転者により車両のメインスイッチがONにされることなどにより、直後にエンジン1の始動が行われることが予測される場合、あるいは、エコランシステムが搭載された車両において、エコラン制御の実行中にエンジン1が自動停止された場合などに設定される制御モードである。
現在の制御モードがエンジン始動モードではないことにより、このステップS1で否定的に判断された場合は、ステップS2へ進み、エンジン始動モードが開始された場合にスタートするタイマの計測値、すなわちエンジン始動モードが開始されてから現時点までの経過時間を示すタイマ値Tmがクリアされる。続いて、スタータモータ51に供給される電力のスタータ電圧Vが“0”に設定される(ステップS3)。そしてその後、このルーチンを一旦終了する。
一方、現在の制御モードがエンジン始動モードであることにより、ステップS1で肯定的に判断された場合には、ステップS4へ進み、エンジン1が停止しているか否かが判断される。例えば、エンジン1の回転数が“0”もしくは所定の値よりも低い場合に、エンジン1は停止状態であると判定することができる。
エンジン1が停止状態であると判定されたことにより、このステップS4で肯定的に判断された場合は、ステップS5へ進み、タイマ値Tmが所定時間TVLよりも短いか否かが判断される。この所定時間TVLは、エンジン始動モードにおいてエンジン1のクランキングを開始するための閾値として設定される所定の値である。したがって、タイマ値Tmが未だ所定時間TVLよりも短いことにより、このステップS5で肯定的に判断された場合は、ステップS6へ進み、スタータモータ51に供給される電力のスタータ電圧Vが、低電圧VLに設定される。すなわち、エンジン始動装置50の作動状態が、エンジン1をクランキングせずに、スタータモータ51によりオイルポンプ17だけを駆動する第1の作動状態に設定される。そしてその後、このルーチンを一旦終了する。
これに対して、タイマ値Tmが所定時間TVL以上となったことにより、ステップS5で否定的に判断された場合、すなわちエンジン1のクランキング開始の判断がされた場合には、ステップS7へ進み、スタータモータ51に供給される電力のスタータ電圧Vが、高電圧VHに設定される。すなわち、エンジン始動装置50の作動状態が、スタータモータ51により、エンジン1をクランキングし、かつオイルポンプ17を駆動する第2の作動状態に設定される。そしてその後、このルーチンを一旦終了する。
そして、エンジン1のクランキングが開始され、エンジン1が停止状態ではなくなったことにより、前述ステップS4で否定的に判断された場合には、ステップS8へ進み、タイマ値Tmが所定時間TVHよりも短いか否かが判断される。この所定時間TVHは、エンジン始動モードにおいてエンジン1のクランキングを終了するための閾値として設定される所定の値である。したがって、タイマ値Tmが未だ所定時間TVHよりも短いことにより、このステップS8で肯定的に判断された場合は、前述のステップS7へ進み、スタータモータ51に供給される電力のスタータ電圧Vが、高電圧VHに設定される。すなわち、エンジン始動装置50の作動状態が、引き続き、第2の作動状態に設定される。言い換えると、タイマ値Tmが所定時間TVHに達するまで、この第2の作動状態が継続される。そしてその後、このルーチンを一旦終了する。
これに対して、タイマ値Tmが所定時間TVH以上となったことにより、ステップS8で否定的に判断された場合、すなわちエンジン1のクランキング終了の判断された場合には、前述のステップS3へ進み、スタータモータ51に供給される電力のスタータ電圧Vが“0”に設定される。すなわちエンジン1のクランキングが所定の時間以上行われたことにより、エンジン1の始動が完了したと判断されて、エンジン1のクランキングが終了される。また併せて、スタータモータ51の動力によるオイルポンプ17の駆動も終了される。すなわち、エンジン始動装置50の作動状態が、エンジン1およびオイルポンプ17のいずれも駆動(クランキング)しない第3の作動状態に設定される。なお、スタータモータ51の動力によるオイルポンプ17の駆動が終了された後は、オイルポンプ17はエンジン1の動力により駆動されることになる。そして、スタータモータ51に供給される電力のスタータ電圧Vが“0”にされると、その後、このルーチンを一旦終了する。
以上のように構成されたこの発明に係るエンジン始動装置50によれば、エンジン1が運転されている際に、そのエンジン1の動力により駆動されるオイルポンプ17が、エンジン1が停止している場合には、エンジン始動装置50のスタータモータ51の動力により駆動される。その場合、エンジン始動装置50は、その作動状態が、エンジン1をクランキングせずにスタータモータ51によりオイルポンプ17のみを駆動する第1の作動状態と、スタータモータ51によりエンジン1およびオイルポンプ17を同時に駆動(もしくはクランキング)する第2の作動状態と、エンジン1およびオイルポンプ17のいずれも駆動(もしくはクランキング)しない第3の作動状態との3つの作動状態に適宜切り換えられて運転される。
すなわち、エンジン1が停止している状態で、エンジン始動モードが開始された場合、そのエンジン始動モードの開始から所定時間TVLが経過するまでの間、すなわち油温が低くオイルの粘性が高い状態であると判断される間は、エンジン始動装置50が第1の作動状態に設定され、その間オイルポンプ17のみが駆動される。そしてエンジン始動モードの開始から所定時間TVLが経過した時点、すなわちオイルポンプが駆動され油圧が上昇するとともに油温が所定温度まで上昇したと判断された時点で、エンジン始動装置50が第2の作動状態に切り換えられて設定され、オイルポンプ17が駆動されるとともに、エンジン1がクランキングされてエンジン1の始動が開始される。
そのため、エンジン1の始動時に、油温が低くオイルの粘性が高い状態の場合に、エンジン始動装置50を第1の作動状態に設定し、予めオイルポンプ17のみを駆動させておき、その後、エンジン始動装置50を第2の作動状態に切り換えて設定してオイルポンプ17を駆動しつつエンジン1をクランキングして始動させることで、エンジン始動時のいわゆる油圧の立ち上がり遅れを回避し、油圧を必要とするベルト式無段変速機3の各部に、速やかにかつ適切に油圧を供給することができる。
ベルト式無段変速機3において、エンジン1の始動時に油圧の立ち上がりが遅くなると、前後進切り換え機構6のクラッチCLあるいはブレーキBRでの摩擦抵抗によるトルクが、ベルト式無段変速機構7に伝達されることで、ベルト滑りが発生する可能性がある。そこで、上記のように、エンジン始動装置50を制御・作動させて、エンジン1始動時の油圧の立ち上がり遅れを回避させることで、エンジン1始動時のベルト式無段変速機3でのベルト滑りの発生を防止することができる。またその結果、クラッチCLあるいはブレーキBRのクラッチパック(隙間)を小さくすることができ、それらクラッチCLおよびブレーキBRのクラッチパックの管理を容易にし、係合・解放制御時の制御性を向上させることができる。ひいては、ベルト式無段変速機3の小型・軽量化、およびコスト低減を図ることができる。
なお、この発明は、上記の具体例に限定されないのであって、上記の具体例では、この発明を適用したエンジン始動装置が、エンジン始動時に、エンジンのクランキングの開始もしくは終了を判断するための閾値として所定時間TVLもしくは所定時間TVHを用いて制御される例を示しているが、これら所定時間TVL,TVHに代えて、例えば油温センサによりエンジン始動時におけるオイルの温度を検出し、そのオイルの温度に基づいて、エンジンのクランキングの開始もしくは終了を判断するように制御することも可能である。さらに、所定時間TVL,TVHに代えて、例えば外気温、あるいはエンジンの冷却水温などに基づいて、エンジンのクランキングの開始もしくは終了を判断するように制御することも可能である。
また、上記の具体例では、この発明を適用したエンジン始動装置が、エンジンの出力側に設けられたベルト式無段変速機を制御するための油圧を発生させるオイルポンプを駆動する例を示しているが、ベルト式無段変速機以外に、他の方式の無段変速機、あるいは有段の自動変速機など、油圧を必要とする他の形式の変速機、さらには油圧を必要とする変速機以外の他の産業機械・装置であってもよい。
そして、上記の具体例では、この発明を適用したエンジン始動装置が、FF方式の車両に搭載されている例を示しているが、FR方式あるいはその他の方式の車両、あるいは四輪駆動車両、さらには車両以外の他の産業機械・装置に搭載することも可能である。
この発明のエンジン始動装置を搭載した車両の駆動系統の一例を示す模式図(スケルトン図)である。 この発明のエンジン始動装置を作動する際の制御例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…エンジン、 2…クランクシャフト、 3…ベルト式無段変速機、 17…オイルポンプ、 18…駆動軸、 19…チェーン伝動機構、 50…エンジン始動装置、 51…スタータモータ、 52…出力軸、 53…第1クラッチ、 54…第2クラッチ、 55…ワンウェイクラッチ。

Claims (2)

  1. エンジンにより駆動されるオイルポンプを前記エンジンとは異なる電動モータにより駆動するとともに、始動時に前記エンジンを前記電動モータによりクランキングするエンジン始動装置において、
    記電動モータにより前記オイルポンプを駆動しかつ前記エンジンはクランキングしない第1の作動状態と、前記電動モータにより前記オイルポンプを駆動しかつ前記電動モータにより前記エンジンをクランキングする第2の作動状態と、前記電動モータにより前記オイルポンプおよび前記エンジンのいずれも駆動しない第3の作動状態とを、前記電動モータに印加する電圧の大きさに応じて、選択的に切り換えて設定するための機構であって、前記エンジンを始動するためのエンジン始動モードが開始された場合に、そのエンジン始動モードの開始から前記エンジンのクランキングを開始するための閾値として設定された第1所定時間が経過するまでの間は、前記電動モータに相対的に低電圧の第1電圧を印可することにより前記第1の作動状態を設定し、前記第1所定時間が経過した後に、前記電動モータに前記第1電圧よりも高電圧の第2電圧を印可することにより前記第2の作動状態を設定し、前記エンジン始動モードが開始されかつ前記第2の作動状態が設定された場合であって前記エンジン始動モードの開始から前記エンジンのクランキングを終了するための閾値として設定された前記第1所定時間よりも長時間の第2所定時間が経過した後に、前記電動モータに電圧を印加することなく前記第3の作動状態を設定する作動状態切換機構を備えていることを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 記エンジン始動装置は、前記エンジンと前記オイルポンプから供給される油圧により変速動作が制御されるベルト式無段変速機とが搭載された車両の前記オイルポンプを駆動するとともに、前記エンジンをクランキングする装置であることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
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