JP4894396B2 - 車載電子制御装置の検査方法および検査装置 - Google Patents

車載電子制御装置の検査方法および検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載されられた電子制御装置(以下、「ECU」という。)を当該電子制御装置が備える自己診断機能を利用して検査する車載電子制御装置の検査方法および検査装置に関する。
近年、自動車等の車両では、エレクトロニクス化の進展により、エンジン制御、トランスミッション制御、ステアリング制御、エアバック制御、ABS制御等々、多くのECUが搭載されている。これらのECUは、各々の機能に必要な自己診断機能を有しており、自己診断開始条件(走行パターン)が成立したときに自己診断行為が実行される。
一般に、車両組み立ての最終工程には、搭載された全てのECUに組み付け誤りがないか、それらのECUは正常に動作するか、などの機能を車両外部に設けられた外部検査装置(機能検査設備)を用いて検査する工程が設けられる。この外部検査装置では、ECUの自己診断開始条件を成立させるため、作業者に走行パターンを指示する。そしてECUの検査をするために、車両に外部検査装置を接続し、車載ネットワークを通じてECUの自己診断結果を取得している。
しかし、全てのECUの機能検査は、車両組み立ての最終工程で行われる。このため、ECUの組み付け誤りおよびその作動の異常は、全ての組み付け作業が終了した後に一括して検出される。また、ECUの診断開始条件を成立させるために、外部検査装置で作業者に走行パターンを指示するが、電装機能の高度化に伴い、走行パターンが増加し、外部検査装置にかかる負荷や作業者の操作が増えて来ている。このため、外部検査装置でECUの機能検査を行う形式では検査タクト時間が伸び、生産予定タクトに収まらない場合が出てくる。
複数の検査ラインを効果的に利用する形態とすることも考えられるが(下記特許文献1参照)、このような構成とした場合でも、人為的な手段による調整を介在させなければ、機能検査が生産予定タクトに収まらない場合がある。
また、従来の外部検査装置においては、自己診断開始条件が既に成立し、既に自己診断により検査が完了している検査項目についても、再度、外部検査装置から走行パターンを指示して、やり直しているという無駄があった。
さらに、車両に外部検査装置を接続してECUの自己診断結果を取得するという構成になっていたため、ECUの自己診断開始条件が成立していないときに、診断結果を取得する動作を行うことがある。このような条件下で診断結果を取得しても、ECUの検査とはならないという問題があった。
特開2004−132808号公報。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、電子制御装置の機能検査にかかる検査時間の短縮を図り、生産予定タクトに収めることを可能にした車載電子制御装置の検査方法および検査装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明の車載電子制御装置の検査方法は、車両に搭載されられた電子制御装置を当該電子制御装置が備える自己診断機能を利用して検査する車載電子制御装置の検査方法において、前記電子制御装置が自己診断する診断項目およびその診断開始条件を記憶させた小型検査装置を車載ネットワークに接続し、前記小型検査装置により、車両の検査工程における車速、エンジン回転数、ATレンジ状態等から車両の動作状態を検出して、前記電子制御装置の診断開始条件が成立しているか否かを判定し、前記診断開始条件が成立していない診断項目を前記小型検査装置から外部検査装置へ通知し、前記外部検査装置側が、自己に検査責務のある検査対象項目のうち前記検査工程で前記診断開始条件が一度も成立していない診断項目に対応する未検査項目に対してのみ前記電子制御装置の自己診断による検査を実施することを特徴とする。
また本発明の車載電子制御装置の検査装置は、車両に搭載された電子制御装置を当該電子制御装置が備える自己診断機能を利用して検査する車載電子制御装置の検査装置において、前記電子制御装置が自己診断する診断項目およびその診断開始条件を記憶しかつ車載ネットワークに接続された小型検査装置と、車両外部に設けられた外部検査装置とを有し、前記小型検査装置が、車両の検査工程における車速、エンジン回転数、ATレンジ状態等から車両の動作状態を検出する手段と、検出された車両の動作状態から、前記電子制御装置の診断開始条件が成立しているか否かを判定する手段と、前記診断開始条件が成立していない診断項目を前記小型検査装置から外部検査装置へ通知する手段とを有し、前記外部検査装置が、自己に検査責務のある検査対象項目のうち前記検査工程で前記診断開始条件が一度も成立していない診断項目に対応する未検査項目に対してのみ前記電子制御装置の自己診断による検査を実施するように指示する手段を有することを特徴とする。
本発明の検査方法および検査装置では、既に前の検査工程で診断開始条件が成立し電子制御装置の自己診断による検査が完了している診断項目については、再度外部検査装置側で重複的に検査をやり直す必要がなくなるため、外部検査装置側での設備負荷を分散させ、全ての検査対象項目の検査を実施するのに要する検査時間を低減し、予定生産タクトに収めることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用される車両組み立て工程の最終工程である電子制御装置(ECU)の機能検査工程を示す図である。
この機能検査工程は、先頭工程である小型レコーダ搭載工程K0、テスタ入口工程K1、アライメント工程K2、切角工程K3、F/C(ファンクションチェック)工程K4といった検査工程を有し、これに続けてサイドスリップ工程K5が設けられている。また、この機能検査工程K0〜K4とは別個にリペア工程K6という検査工程が設けられている。
先頭の小型レコーダ搭載工程K0は、車両に対応したECUの診断開始条件一覧を登録した登録用端末装置(コンピュータ)1と、これに接続され車両のVIDラベル2から車両情報(ID)を読み取る読取り装置3と、車両の診断開始条件一覧が記憶される車載端末装置としての小型レコーダ(小型検査装置)4とを有する。
図2は、小型レコーダ4の構成を示すブロック図である。小型レコーダ4は、CPU5を有し、CPU5には、ROM6、RAM7、車両通信インターフェース8、無線インターフェース9、入力装置10、出力装置11が接続されている。このRAM7に、車両のECUに対する診断開始条件一覧がIDによる車両情報、例えば車種別に予め記憶され登録される。車両通信インターフェース8は、小型レコーダ4を車両内部の車載ネットワーク(図示せず)に接続するためのインターフェースであり、車両の診断コネクタ(図示せず)と接続するコネクタ12を有している。無線インターフェース9は、主としてF/C工程K4の外部検査装置13と通信するためのインターフェースである。
小型レコーダ4は、上記ROM6またはRAM7に格納されたプログラムにより、CPU5と共働して、車両の検査工程における車速、エンジン回転数、ATレンジ状態等から車両の動作状態を検出する手段(車両の動作状態検出手段)と、検出された車両の動作状態から、ECUの診断開始条件が成立しているか否かを判定する手段(診断開始条件成否判定手段)と、診断開始条件が成立していない診断項目を小型レコーダ4から外部検査装置13へ通知する手段(未成立項目通知手段)を有する。また、外部検査装置13側は、自己に検査責務のある検査対象項目のうち検査工程で診断開始条件が一度も成立していない診断項目に対応する未検査項目に対してのみECUの自己診断による検査を実施するように指示する手段(実施指示手段)を有する。
F/C工程K4は、取り付けられた全てのECUに組み付け誤りがないか、それらのECUは正常に動作するか、等の機能を、車両外部に設けられた外部検査装置(機能検査設備)13より行わせる検査工程である。この外部検査装置13は、テスタライン用LAN14から成る検査ネットワークに接続されたホストコンピュータ15およびこれに接続されたモニタ16を有している。
図3の一覧表は、IDが車両識別番号“VIN”である車両の仕様“SIS”の一部を示したもので、ECUの診断項目(1)〜(7)について診断開始条件の一覧と上記の機能検査工程およびリペア工程との関係を一緒にして示している。以下必要に応じ、この一覧表全体を「全検査条件一覧表」とし、「診断開始条件一覧」と区別して用いる。
この全検査条件一覧表中の診断開始条件一覧の欄においては、検査対象のECUとして、ECM(エンジンコントロールモジュール)、ATCU(ATコントロールユニット)、BCM(ボディコントロールユニット)を掲げている。なお、自動変速機(オートマチックトランスミッション)には無段階変速機(CVT)と有段変速機とがあり、ここでは、「AT」という略語を特に後者の意味で用いる。
これらのECUは、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、ROM)ならびに入出力インターフェースを主体として構成される。そして、例えばECMの場合、制御データとして、アクセル開度、スロットル開度、エンジン回転数、エンジン冷却水温度、吸入空気温度、排気温度、変速機の出力回転数などの信号が入力される。また、これらのECUは、小型レコーダ4や外部検査装置13との間でデータ通信を行うための診断コネクタ(図示せず)を備えている。
診断開始条件一覧中の「診断開始条件」は、これらのECUにおいて自己診断が開始される条件(走行パターン)を示したものであり、診断項目(1)〜(7)によって内容が異なる。診断項目(1)〜(3)の「VSP」は車速を意味し、「VSP=0」「VSP>10」「VSP>120」は、「車速ゼロ」「車速10km/h超」「車速120km/h超」をそれぞれ示す。また、「AT_POS」は変速機のポジション(ATレンジ)を意味し、「AT_POS=0」「AT_POS=2」は「パーキング」「ドライブ」を示す。また、「STRG」はステアリングを意味し、「STRG>+25」「STRG<25」は蛇角「右25°」「左25°」を示す。
「故障コード」は、これらの診断項目に関し、ECUに所定の診断開始条件が成立して自己診断がなされた結果、故障が発現された場合に通知されるコードである。自己診断の結果は、アクセスポイント17において、無線により、テスタライン用LAN14を通して外部検査装置13のコンピュータに通知されて集積されると共に、作業履歴管理端末装置18のコンピュータにも記録され集積される。
図3の全検査条件一覧表中の機能検査工程の欄に示される、「搭載」「入口」「アライメント」「切角」は、図1で説明した車両のテストライン上で順次行われる具体的な検査工程を示し、その各欄における丸印は、これらの検査工程において診断開始条件が成立することを示している。
例えば、「入口」工程においては、診断項目(1)の診断開始条件が満たされる。「アライメント」工程においては、診断項目(1)と(4)の診断開始条件が満たされる。「切角」工程においては、診断項目(1)(2)(4)(5)(6)(7)の診断開始条件が満たされる。従って、検査工程が「入口」「アライメント」「切角」の順に進んだ場合、診断項目(1)については「入口」工程において既に診断開始条件が成立して、自己診断が実施され、その結果が得られていることになり、それ以降の「アライメント」「切角」「F/C」の工程において再度自己診断を行う必要がないことを意味する。また検査項目(4)においては「アライメント」工程において既に診断開始条件が成立して、自己診断が実施され、その結果が得られていることになり、それ以降の「切角」「F/C」の工程において再度自己診断を行う必要がないことを意味する。同様に、診断項目(2)(5)(6)(7)は、「切角」工程において既に診断開始条件が成立して、自己診断が実施され、その結果が得られていることになり、それ以降の「F/C」の工程において再度自己診断を行う必要がないことを意味する。
「F/C」は上記の外部検査装置13により行われる検査工程であり、この「F/C」欄における丸印は、この検査工程において検査が行われるべき項目(検査対象項目)を示している。ここでは診断項目(1)(7)の全てが外部検査装置13において検査責務のある検査対象項目となっていることが示されている。しかし、このうち診断項目(1)(2)(4)(7)は既に自己診断が実施され、その結果が得られているので、「F/C」工程においては診断項目(3)のみの機能検査を実施すれば、その機能検査本来の目的が達成できることになる。
「リペア」は再度検査を行う工程であり、この欄の丸印は上記の検査工程K1〜K4での機能検査により否定的な検査結果が得られたために再度検査を行うべき項目となっていることを示している。この例では、診断項目(6)と(7)の2つがリペア工程で再検査を行うべき対象となっている。
図4に、外部検査装置13で実施される検査方法を、従来と本実施形態(本発明)を比較して示す。この図4は、診断項目(1)(3)(4)(6)(7)のうちの(1)(4)(6)については、当該検査工程より前の検査工程で検査済みであることを前提としている。従来では、このように既に検査済みの診断項目がある場合であっても、外部検査装置13で全ての検査項目を検査している。これに対し本実施形態(本発明)では、当該検査工程より前の検査工程で検査済みである診断項目(1)(4)(6)については、検査の必要がないところから、外部検査装置13での検査は実施せず、診断項目(3)と(7)のみ実施している。この点に従来との相違がある。
検査工程K1〜K4で実施された機能検査の結果については、上記図3および図4のいずれにも明確には表記されていないが、図3は診断項目(6)(7)についての検査で機能不良と判断された場合を扱っており、これを反映して図3のリペア工程で診断項目(6)(7)が再度検査すべき対象(丸印有り)となっている。
次に図5図7のフローに従って、本発明の実施形態に係る車載電子制御装置の検査方法を説明する。
前提として、部品の組み付けを完了したオフライン後の車両には、当該車両のIDラベル(VIDラベル2)が貼り付けられ、図1のテスタ工程に送られる。
まず、作業者は、登録用端末装置1(コンピュータ1)に接続された読取り装置3により、VIDラベル2から車両情報(ID)を読み取ることにより、当該車両に対応した診断開始条件一覧を登録用端末装置1から取得して、小型レコーダ4の内部メモリに記憶させて登録する(S101)。
次に、作業者は、検査ラインの先頭工程である小型レコーダ搭載工程K0で、小型レコーダ4を車両の診断コネクタに接続し、車両に搭載する(S102)。これにより、電子制御装置が自己診断する診断項目およびその診断開始条件が記憶された小型レコーダ4が、その車両通信インターフェース8を介して、車両内部の車載ネットワークに接続される。
次に、作業者は小型レコーダ4の電源スイッチをONする。小型レコーダ4に電源(VDC)が供給され、小型レコーダ4の動作が開始される(S103)。小型レコーダ4は、車両側と相互に接続された診断コネクタを通じて、ECM、ATCU、BCMなどのECUと通信することにより、車速、エンジン回転数、ATレンジ状態等をモニタすることにより車両の動作状態を検出する。そして小型レコーダ4は、この検出された車両の動作状態を、自己のメモリ(RAM7)に記憶されている上述の診断開始条件一覧と対比することにより、当該ECUの診断開始条件が成立しているか否かを判定する。これにより車両の検査工程K1〜K3において、ECUの各診断項目の診断開始条件が満たされたか否かが順次監視される。
まず第1の検査工程(テスタ入口工程K1)においては、作業者による操作として、作業者がテスタ入口に車両を持ち来たす(S104)。
<テスタ入口工程K1>
小型レコーダ4は、ECUから、このテスタ入口工程K1における車両の動作状態をモニタし(S105)、記憶している診断開始条件一覧と照らし合わせ(S106)、モニタしている車両の動作状態がECUの診断開始条件を満たす状況となっているか否か、つまり診断開始条件の成立した診断項目が有るか否かの条件成立判定を行う(S106)。このステップS105の機能は上記の図2で述べた車両の動作状態検出手段に対応し、S106の機能は診断開始条件成否判定手段に対応する。そして、診断開始条件が成立した診断項目については、当該検査工程より前の検査工程で自己診断されていない場合に、ECUの自己診断を実施する。
図3の例の場合、小型レコーダ4は、テスタ入口工程K1で、診断開始条件の「VSP=0」(車速ゼロ)が満たされれば、検査完了フラグを立て記憶する(S107)。換言すれば、図3の全検査条件一覧表が未検査(×印)と検査済み(○印)を組み合わせた検査有無マップから成ると考えた場合、上記検査完了フラグを立てることで、この検査有無マップを更新する。その後、F/C工程K4に至っているか否かをチェックする(S108)。工程はまだF/C工程K4に至っていないので、そしてステップS108からステップS104に戻る。
<アライメント工程K2>
車両は第2の検査工程(アライメント工程K2)に入る。このアライメント工程K2では、作業者による操作として、作業者はドラム19上に車両を位置させ定置走行検査が可能な状態とした上で、車輪のアライメントを検査する(S104)。
小型レコーダ4は、ECUから車両の動作状態をモニタし(S105)、診断開始条件一覧と照らし合わせ(S106)、モニタしている車両の動作状態がECUの診断開始条件を満たす状況となっているか否か、つまり診断開始条件の成立した診断項目が有るか否かの条件成立判定を行う(S106)。そして、診断開始条件が成立した診断項目については、当該検査工程より前の検査工程で自己診断されていない場合に、ECUの自己診断を実施する。
図3の例の場合、小型レコーダ4は、診断項目(4)の診断開始条件である「AT_PS=0」(パーキング)が満たされて、対応するATCUの自己診断が実施されたときに、検査完了フラグを立て(S107)、対応する診断項目の欄に検査済み(○印)を記入して検査有無マップを更新する。なお、このアライメント工程K2においても、「VSP=0」(車速ゼロ)の診断開始条件が満たされるが、既にそれ以前のテスタ入口工程K1で検査済みであるので、この診断項目については検査を省略する。そしてステップS108からステップS104に戻る。
<切角工程K3>
車両は第3の検査工程(切角工程K3)に入り、作業者による操作として、車両の蛇角の検査がなされる(S104)。小型レコーダ4は、ECUから車両の動作状態をモニタし(S105)、診断開始条件一覧と照らし合わせ(S106)、動作状態が、診断開始条件が成立する状況となっているか否か、つまり診断開始条件の成立した診断項目が有るか否かの条件成立判定を行う。そして、診断開始条件が成立した診断項目については、当該検査工程より前の検査工程で自己診断されていない場合に、ECUの自己診断を実施する。
図3の例の場合、小型レコーダ4は、診断項目(2)の診断開始条件である「VSP>10」(車速>10km/h)が満たされたとき、検査項目(5)の診断開始条件「AT_PS=2」(ドライブ)が満たされたとき、診断項目(6)の診断開始条件「STRG>+25゜」(蛇角>右25゜)が満たされたとき、および、診断項目(7)の診断開始条件「STRG>25」(蛇角>左25゜)が満たされたとき、それぞれ自己診断が実施され、これに伴い検査完了フラグを立てる(S107)。なお、この切角工程K3においても、車速「VSP=0」と「AT_PS=0」の診断開始条件が満たされるが、既にそれ以前のテスタ入口工程K1とアライメント工程K2で検査済みであるので、この診断項目については検査を省略する。そしてステップS108からステップS104に戻る。
<F/C工程K4>
上記に続いて車両は第4の検査工程(F/C工程K4)に入る。ステップS108の判断が肯定的となり(S108)、プログラムはステップS109へ進む。小型レコーダ4は、上記の検査完了フラグが得られなかった項目、つまり診断開始条件が成立していない診断項目(診断開始条件未成立項目)(図3の全検査条件一覧表中の×印)を外部検査装置13へ通知する(S109)。このステップS109の機能は上記の図2で述べた未成立項目通知手段に対応する。この通知は、小型レコーダ4が、無線により、アクセスポイント20からテスタライン用LAN14を介して外部検査装置13のコンピュータにアクセスすることでなされる。
図6のフローに移り、外部検査装置13は、自己が担当する検査責務のある全ての検査対象項目に関して、上記の入口、アライメント、切角の検査工程ごとに通知された診断開始条件未成立項目を検索し(S110)、上記検査責務のある検査対象項目のその1つ1つについて、まだ診断開始条件が未成立(未検査)であるか否かをチェックする(S111)。当該検査対象項目が既に診断開始条件成立済みの検査項目である場合(S111でNO)には、既に機能検査が済んでおり、外部検査装置13で再度機能検査を行う必要がないので、検査対象項目のリストから該当検査対象項目を削除し、検査有無マップを更新する(S112)。
当該検査対象項目が、まだ診断開始条件未成立(未検査)のものである場合(S111でYES)には、外部検査装置13側における機能検査を実施する。図3の例では診断項目(1)〜(7)の全てが検査対象となっているが、このうち診断項目(1)(2)(4)〜(7)は既に自己診断が実施され、その結果が得られているので、F/C工程においては診断項目(3)についてのみ機能検査を実施することになる。
そこで、この外部検査装置13と車両間を有線21により接続して、作業者に指示を伝達するための回線を確保する。しかし無線によりこの回線を確保することもできる。そして、外部検査装置13は、診断開始条件未成立の検査項目について、走行操作を行うよう作業者へ指示する。上記の例では検査項目(2)についてのみ、外部検査装置13が当該F/C工程での走行パターン(診断開始条件)を生成し(S113)、外部検査装置13から作業者へその走行指示を行う(S114)。これを受けて、作業者が所定の走行操作を行いECUの自己診断が行われることになる(S115)。このステップS110〜S115の機能は上記の図2で述べた実施指示手段に相当する。
最後に、車両に不具合があるか否かを検査する(S116)。不具合がなければ、小型レコーダ4を車両から取り外し(S117)、当該車両を出荷する(S118)。不具合がある場合は、図7に進み、次のリペア作業(S119)を行うことになる。
<リペア作業とその後の検査>
車両の組み立て工程や検査工程において車両に不具合があった場合、これを修正するリペア作業が行われる(図7のS119)。修正後、車両を再度検査ラインに投入し、再検査を実施する。
この工程を、図1の下側にリペア後再検査工程K6として示す。このリペア後再検査工程K6では、図1に示唆するように、それまでの作業履歴を記録したコンピュータから成る作業履歴管理端末装置18から再検査対象の車両のECUに対して、再度機能検査を行うよう指示が出される。この再検査の指示は、作業履歴管理端末装置18から無線によりアクセスポイント20およびテスタライン用LAN14を介して、ECUに接続された小型レコーダ4にアクセスすることでなされる。
ところで、検査によって発見される車両不具合には、ECUに故障履歴が残るものと残らないものがある。
図7のステップS120において、上述の故障コード(図3参照)がある場合(S120でYES)、つまり故障履歴がある場合は、その故障対象ECUの検査完了フラグを全ての診断項目についてクリア(S121)すると共に、このECUと通信している関連ECUの検査完了フラグを全てクリアする(S122)。そして検査工程の先頭(小型レコーダ搭載工程K0)へ車両を再投入して(S123)再検査を実施する。
このように故障対象ECUのみならず関連ECUの検査完了フラグをもクリアする理由は、関連ECUは、互いにメッセージのやり取りをしているので、一つのECUの状態は他の関連ECUの状態の影響を受けている可能性があるからである。図8は、この相互に関連するECUの関係を示したもので、そのようなECUの例として、ECM、BCM、AT、USM、4WD、4WS、A−Bag、VDCを掲げている。この図8の一覧中に丸印を付して示したように、例えば、一つのECMはAT、USM、VDCのECUと関連し、また一つのBCMはUSMと関連し、一つのATは、ECM、AT、USM、VDCのECUと関連する、…というように密接な関係にある。このため、関連ECUの一つが故障と判断されたとしても、実際には他の関連ECUと通信しているために故障と判断された可能性が残るためである。
図7のステップS120に戻り、上述の故障コード(図3参照)がない場合(S120でNO)、つまり故障履歴がない場合は、リペア作業者が作業履歴管理端末装置18でリペア作業実績(作業履歴)を入力し(S124)、その入力した作業履歴から作業対象ECU、正確にはこれを特定する情報を取得する(S125)。そして、作業対象ECU(故障履歴のあるECU)の検査完了フラグを全てクリア(S126)する。さらに、そのECUと通信している関連ECUの検査完了フラグも全てクリアする(S127)。
このようにリペア作業に伴って、関連ECUの検査完了フラグをもクリアするのは、次の理由による。例えばリペア作業においては、取り付け方や外観の不良等を理由として、図9中に事例として示すように、ドア取り外し、ドアミラー取り外し、AT取り外し、エアバッグ取り外し等の作業が行われる。これらの取り外し作業においては、図9に丸印を付して関連性の有ることが示されている、ECM、BCM、AT、USM、4WD、4WS、A−Bag、VDCなどの関連ECUとの間で、配線が一度切られる。具体的にはこれらの間を配線する接続コネクタが外される。このため、リペア作業の終了後に、配線の再接続に際して結線誤りが生じる可能性があり、再度ECUの機能検査を行う必要性が生じるからである。
そこで、作業対象ECUの検査完了フラグをクリアし且つこれと通信している関連ECUの検査完了フラグをクリアしてから、車両を検査工程の先頭(小型レコーダ搭載工程K0)へ再投入してECUの再検査をする(S128)。
上記実施形態では、各検査工程K0〜K3で診断開始条件が成立した診断項目については、当該検査工程より前の検査工程で自己診断されていない場合に、ECUの自己診断を実施すると共に、診断開始条件が成立していない診断項目のみを小型レコーダ4から外部検査装置13へ通知した。しかし、当該検査工程より前の検査工程で自己診断されているか否かに拘わらず、ECUの自己診断を実施すると共に、診断開始条件が成立していない診断項目を小型レコーダ4から外部検査装置13へ通知することもできる。
また、診断開始条件が成立していない診断項目を通知する代わりに、診断開始条件が成立した診断項目を小型レコーダ4から外部検査装置13へ通知することもできる。さらにまた、診断開始条件が成立していない診断項目と、診断開始条件が成立した診断項目の双方を、小型レコーダ4から外部検査装置13へ通知することもできる。
本発明の一実施形態に係る車載電子制御装置の検査方法を示す概略図である。 本発明の検査方法で用いる車載端末装置としての小型レコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の検査方法で用いる診断開始条件の一覧と機能検査工程およびリペア工程を一緒にした全検査条件一覧表を示した図である。 本発明の検査方法による外部検査装置で実施される機能検査の方法を、従来と比較して示した図である。 本発明の検査方法を示したフローの1/3を示した図である。 本発明の検査方法を示したフローの2/3を示した図である。 本発明の検査方法を示したフローの3/3を示した図である。 故障ECUと関連ECUとの関係を示した図である。 リペラ作業と関連ECUとの関係を示した図である。
符号の説明
1 登録用端末装置(コンピュータ)、
2 VIDラベル、
3 装置、
4 小型レコーダ(小型検査装置)、
5 CPU、
6 ROM、
7 RAM、
8 車両通信インターフェース、
9 無線インターフェース、
10 入力装置、
11 出力装置、
12 コネクタ、
13 外部検査装置(機能検査設備)、
14 テスタライン用LAN、
15 ホストコンピュータ、
16 モニタ、
17 アクセスポイント、
18 作業履歴管理端末装置、
19 ドラム、
20 アクセスポイント、
21 有線、
22 アクセスポイント。

Claims (12)

  1. 車両に搭載された電子制御装置を当該電子制御装置が備える自己診断機能を利用して検査する車載電子制御装置の検査方法において、
    前記電子制御装置が自己診断する診断項目およびその診断開始条件を記憶させた小型検査装置を車載ネットワークに接続し、
    前記小型検査装置により、車両の検査工程における車速、エンジン回転数、ATレンジ状態等から車両の動作状態を検出して、前記電子制御装置の診断開始条件が成立しているか否かを判定し、前記診断開始条件が成立していない診断項目を前記小型検査装置から外部検査装置へ通知し、
    前記外部検査装置側が、自己に検査責務のある検査対象項目のうち前記検査工程で前記診断開始条件が一度も成立していない診断項目に対応する未検査項目に対してのみ前記電子制御装置の自己診断による検査を実施する、
    ことを特徴とする車載電子制御装置の検査方法。
  2. 前記検査工程が複数個の検査工程から成り、その各検査工程が、前記診断開始条件が同じである診断項目をそれぞれ検査対象項目として含んでおり、
    前記各検査工程で前記診断開始条件が成立した診断項目については、当該検査工程より前の検査工程で自己診断されていない場合に、前記電子制御装置の自己診断を実施すると共に、前記診断開始条件が成立していない診断項目を前記小型検査装置から前記外部検査装置へ通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載電子制御装置の検査方法。
  3. 前記診断開始条件が成立していない診断項目を通知する代わりに、前記診断開始条件が成立した診断項目を前記小型検査装置から前記外部検査装置へ通知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載電子制御装置の検査方法。
  4. 前記自己診断がなされた診断項目をその診断結果と共に前記小型検査装置から前記外部検査装置へ通知する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載電子制御装置の検査方法。
  5. 前記外部検査装置側が、前記小型検査装置から通知を受けた診断項目を検索して、当該外部検査装置より前の検査工程を通じて一度も前記自己診断がなされなかった未検査項目を判定し、その未検査項目について前記電子制御装置の検査を実施する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車載電子制御装置の検査方法。
  6. リペア作業後、再度電子制御装置の検査を行う場合、リペア作業に関係する検査項目だけ、前記電子制御装置の検査を実施することを特徴とする請求項1又は2記載の車載電子制御装置の検査方法。
  7. 前記小型検査装置から外部検査装置へ通知された前記電子制御装置の診断結果が機能不良であった場合、その機能不良の電子制御装置の検査完了フラグをクリアすると共に、当該機能不良の電子制御装置と関連のある他の電子制御装置の検査完了フラグをクリアし、
    最初からそれらの該電子制御装置をその自己診断機能を利用して検査する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車載電子制御装置の検査方法。
  8. 車両に搭載された電子制御装置を当該電子制御装置が備える自己診断機能を利用して検査する車載電子制御装置の検査装置において、
    前記電子制御装置が自己診断する診断項目およびその診断開始条件を記憶しかつ車載ネットワークに接続された小型検査装置と、車両外部に設けられた外部検査装置とを有し、
    前記小型検査装置が、車両の検査工程における車速、エンジン回転数、ATレンジ状態等から車両の動作状態を検出する手段と、検出された車両の動作状態から、前記電子制御装置の診断開始条件が成立しているか否かを判定する手段と、前記診断開始条件が成立していない診断項目を前記小型検査装置から外部検査装置へ通知する手段とを有し、
    前記外部検査装置が、自己に検査責務のある検査対象項目のうち前記検査工程で前記診断開始条件が一度も成立していない診断項目に対応する未検査項目に対してのみ前記電子制御装置の自己診断による検査を実施するように指示する手段を有する、
    ことを特徴とする車載電子制御装置の検査装置。
  9. 前記検査工程が複数個の検査工程から成り、その各検査工程が、前記診断開始条件が同じである診断項目をそれぞれ検査対象項目として含んでおり、
    前記小型検査装置が、前記各検査工程で前記診断開始条件が成立した診断項目については、当該検査工程より前の検査工程で自己診断されていない場合に、前記電子制御装置の自己診断を実施すると共に、前記診断開始条件が成立していない診断項目を前記外部検査装置へ通知する手段を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の車載電子制御装置の検査装置。
  10. 前記小型検査装置が、前記診断開始条件が成立していない診断項目を通知する手段の代わりに、前記診断開始条件が成立した診断項目を前記外部検査装置へ通知する手段を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の車載電子制御装置の検査装置。
  11. 前記小型検査装置が、前記自己診断がなされた診断項目をその診断結果と共に外部検査装置へ通知する手段を有する、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の車載電子制御装置の検査装置。
  12. 前記外部検査装置が、前記小型検査装置から通知を受けた診断項目を検索して、当該外部検査装置より前の検査工程を通じて一度も前記自己診断がなされなかった未検査項目を判定し、その未検査項目について前記電子制御装置の検査を実施するように指示する手段を有する、
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の車載電子制御装置の検査装置。
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