JP4894271B2 - 電線保持具 - Google Patents

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Description

本発明は、電線保持具に関し、詳しくは、保持すべきコネクタを正規姿勢で確実に保持できるようにするものである。
従来、図5(A)〜(B)に示すように、ワイヤハーネスの組立作業に用いる電線保持具1としては、電線を保持するためのU字状の電線保持部2を上端に備えた支柱3と、この支柱3をワイヤハーネスの組立作業板上に取付固定するための取付部とを備えた金属製のものが一般に用いられている(特許文献1)。
この電線保持具1を用いてワイヤハーネスを組み立てるには、ワイヤハーネスの端末に取り付けられたコネクタCに導入された電線Wを電線保持部2の一対の支持棒2a間に上方から挿入するようにして保持すると共に、コネクタCの背面Caを一対の支持棒2aの一側面に当接させるようにして配置する(図5(A))。このようにすることで、コネクタCの背面Caが一対の支持棒2aによって電線Wの引っ張り方向に対し係止保持され、電線Wは支持棒2a間を通して所定の布線経路に沿って布線される。
特開平10−55725号公報
上記のように、電線保持部2に対しコネクタCが正規の姿勢で保持されている場合には、電線Wは一対の支持棒2aの間で余裕を持って保持されるため、圧迫を受けることはない。しかしながら、図5(B)(C)のように電線保持部2に対しコネクタCが傾いて保持されると、コネクタCの背面Caに導入された電線WがコネクタCの背面Caと支持棒2aとの間で挟まれて圧迫された状態となる。このような状況においては、電線Wの布線経路における寸法精度に影響すると共に、電線Wが被覆の薄い細径電線の場合、ワイヤハーネスの布線時における引張り作用によって電線Wの被覆が損傷するという問題がある。
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、電線保持部に対しコネクタを正規の保持姿勢で確実に保持することができる電線保持具を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、電線を保持するためのU字状の電線保持部を上端に備えた支柱と、該支柱をワイヤハーネスの組立作業板上に取付固定するための取付部とを備えた電線保持具において、
電線が挿入されたコネクタを保持するために、前記U字状の電線保持部の一対の支持棒に対して着脱自在に取り付けられる保持ブロックを備え、
前記保持ブロックは合成樹脂からなる一体成形品で、前記コネクタに挿入された電線を上方から挿入可能としたスリット部を備えた電線受部と、該電線受部のスリット部を挟む部分に下端から上向きに設けた支持棒挿通用の支持穴と、前記電線受部のスリット部の両側から後方へ向けて延出して前記電線保持部に対しコネクタを正規姿勢に規制すべくコネクタの両側壁を保持する一対の規制板と、該コネクタの下方位置を規制するために前記電線受部の下部に設けた段差部を備えていることを特徴とする電線保持具を提供している。
上記構成によれば、電線保持具に保持すべきコネクタは、電線保持部に設けた一対の規制板によりコネクタの両側壁が保持されるため、コネクタは電線保持部に対し傾いて保持されることなく正規の姿勢で保持される。このため、コネクタに導入された電線は電線保持部のスリットに対し、無理な圧迫を受けることなく余裕をもって保持することができる。
前記本発明の構成すれば、U字状の電線保持部を備えた汎用の電線保持具に対し、保持ブロックを着脱操作するのみで、ワイヤハーネスの端末に取り付けられたコネクタ保持用の電線保持具として機能させることができると共に、保持ブロックに備えた規制板によって保持すべきコネクタを正規の姿勢で確実に保持することができる。
更に好ましくは、前記保持ブロックは、各稜線のエッジ部には電線の接触による損傷防止のための面取り仕上げが施されている構成としている。
このようにすれば、ワイヤハーネスの布線時において端末のコネクタを電線保持具へ保持する作業中に電線が保持ブロックのエッジ部に接触しても電線の被覆に損傷を与えることがない。
以上の説明より明らかなように、本発明の電線保持具によれば、ワイヤハーネスの端末に取り付けたコネクタを電線保持具に保持するに際し、U字状の電線保持部に対し保持ブロックを取り付けるだけでコネクタを正規の姿勢で確実に保持することができる。よって、ワイヤハーネスの布線経路に対する寸法精度を向上できると共に、電線がコネクタの背面と支持棒との間に挟まって損傷を受けるという問題を解消することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3はワイヤハーネスの組立時に組立作業板Aに立設して使用する電線保持具の実施形態を示し、この電線保持具11はワイヤハーネスの端末に取り付けられたコネクタCと電線Wを受け入れて保持する電線保持部12を上端に備えた支柱13と、この支柱13をワイヤハーネスの組立作業板Aの所定位置に取付固定するための取付部14とから構成している。
電線保持部12は、金属製の棒材をU字状に曲げ加工して支柱13の上端に固定した一対の支持棒12aと、この支持棒12aに着脱可能に取り付けられる合成樹脂製の保持ブロック15とからなっている。保持ブロック15は、図2(A)(B)に示すように、保持すべきコネクタCの電線Wを余裕をもって挿通可能な幅を有するスリット部15aを備えたU字状の電線受部15bと、保持すべきコネクタCの幅寸法に対応してコネクタCの両側壁を規制すべく電線受部15bの一端面から所定間隔を有するようにして後方へ一体的に延出した一対の規制板15cとから構成している。また、電線受部15bの背面下部にはコネクタCの上方からの挿入高さ位置を規制する段差部15dを形成している。即ち、コネクタCは電線受部15bの後端面と両側の規制板15cによって回転方向の位置が規制され、段差部15dによって上下方向の位置が規制された正規姿勢で電線保持具11に保持されるようになっている。
また、保持ブロック15の電線受部15bには、底面側から上方へ向けて支持棒12aを挿通可能とするための支持孔15eと、支持棒12aの基部を嵌合するための凹部15fとを形成している。上記構成を備えた保持ブロック15は、各稜線におけるエッジ部15gにR面、C面等の面取り加工を施し、電線Wがこのエッジ部15gに接触しても電線Wの被覆に損傷を与えない構成としている。
支柱12の下部に設けた取付部14は、図1に示すように、外周に雄ネジ部12bが形成され、この雄ネジ部12bには、予め電線保持具11の立設高さ位置調整を兼ねたナット12cを取り付けておき、この雄ネジ部12bを組立作業板Aの取付孔Bに挿通した後、組立作業台Aの裏面側から他のナット12dを捻じ込むことにより組立作業板Aに電線保持具11を立設固定することができる。
次に、電線保持具11の作用について説明する。図3(A)(B)に示すように、組立作業板Aの所定位置に固定された電線保持具11に対し、ワイヤハーネスの布線工程において端末に取り付けられたコネクタCを電線保持部12に保持すると共に、コネクタCの背面Caに導入された電線Wをスリット部15aの上方から挿通するようにして保持する。このとき、コネクタCは電線受部15bの背面と両側の規制板15cによって正規の姿勢に保持された状態で上方から下方へ向けて挿入され、同時に背面Caに導入された電線Wもスリット部15aに沿って順次下方へ挿入される。そして、コネクタCが段差部15dに至った時点で高さ方向の位置規制も行われる。
このように、コネクタCを電線保持具11に保持するに際し、コネクタCは保持工程の最初の段階から電線保持部12に対する姿勢が正規の向きに規制された状態で挿入保持されるため、電線受部15bとコネクタCの背面Caとの間で電線Wを挟み込むことがなく、これに起因する電線Wの被覆の損傷を未然に防止できる。また、コネクタCに導入された電線WもコネクタCの向きが規制されるのに伴ってスリット部15aに対し余裕を持って上方から順次挿入されるので、挿入過程において電線Wの被覆を損傷させるおそれがない。また、保持ブロック15は合成樹脂製でかつ各エッジ部15gは面取り処理が施されているので、従来の金属製の支持棒のように布線工程において電線Wが電線保持部12に当接して擦れが生じても電線Wの被覆が損傷を受けるおそれはない。
また、保持ブロック15は支持棒12aに対し着脱可能となっているので、保持すべき電線W、コネクタCのサイズに応じて保持ブロック15を取り替えることにより、汎用の電線保持具11を有効に活用することができる。
また、コネクタCに対する規制は、コネクタCの両側面と背面Caに対応する部分のみで、コネクタCの嵌合面側は開放されているので、コネクタの形状に合わせて全周を規制するものに比べて作業性が良く、保持ブロック15自体も安価に提供することができる。
図4(A)〜(D)は電線保持具11の変形例を示し、電線Wに対する損傷防止をより一層確実にするため、取付部14のナット12cを覆う保護部材16を更に備えている。この保護部材16は合成樹脂製からなり、布線工程中の電線Wのナット12cとの当接による損傷を防止するため、ナット12c全体を覆うと共に、電線Wが引っ掛からないように略円錐台形状に形成している。また、支柱13が上下スライドして退避可能なタイプの電線保持具11に対しては、保護部材16aとして図4(C)に示すように、先窄まりで高さの短い形状のものを採用してもよい。
本発明の電線保持具の斜視図である。 保持ブロックを示し、(A)は平面図、(B)は支持棒に装着した状態の正面図、(C)はX−X断面図、(D)は底面図である。 電線保持具にコネクタを保持した状態を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 電線保持具の変形例を示し、(A)は斜視図、(B)(C)は保護部材の断面図である。 従来例を示し、(A)は正規のコネクタ保持状態を示す平面図、(B)はコネクタが斜めに保持された状態の斜視図、(C)は(B)の平面図である。
符号の説明
11 電線保持具
12 電線保持部
12a 支持棒
13 支柱
14 取付部
15 保持ブロック
15a スリット部
15b 電線受部
15c 規制板
15g エッジ部
A 組立作業板
W 電線
C コネクタ
Ca 背面

Claims (3)

  1. 電線を保持するためのU字状の電線保持部を上端に備えた支柱と、該支柱をワイヤハーネスの組立作業板上に取付固定するための取付部とを備えた電線保持具において、
    電線が挿入されたコネクタを保持するために、前記U字状の電線保持部の一対の支持棒に対して着脱自在に取り付けられる保持ブロックを備え、
    前記保持ブロックは合成樹脂からなる一体成形品で、前記コネクタに挿入された電線を上方から挿入可能としたスリット部を備えた電線受部と、該電線受部のスリット部を挟む部分に下端から上向きに設けた支持棒挿通用の支持穴と、前記電線受部のスリット部の両側から後方へ向けて延出して前記電線保持部に対しコネクタを正規姿勢に規制すべくコネクタの両側壁を保持する一対の規制板と、該コネクタの下方位置を規制するために前記電線受部の下部に設けた段差部を備えていることを特徴とする電線保持具。
  2. 前記保持ブロックの各稜線のエッジ部には電線の接触による損傷防止のための面取り仕上げが施されている請求項1に記載の電線保持具。
  3. 前記保持ブロックは、保持すべきコネクタおよび電線のサイズに応じて取り変えて前記U字状の電線保持部に取り付けられる請求項1または請求項2に記載の電線保持具。
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