JP4893910B2 - ランプユニット及びプロジェクタ - Google Patents
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Description
このプロジェクタは、高輝度の光源が用いられ、メタルハイランドランプや高圧水銀ランプなどの小型高輝度の放電ランプにリフレクタとしての凹面反射鏡を取り付けたランプユニットをプロジェクタに組み込むことが多い。
このランプユニットは、リフレクタの楕円焦点に高輝度の放電ランプを設置し、前方または後方に向けて光源である放電ランプから射出された射出光を、この回転楕円面形状のリフレクタで反射させ、ライトトンネルや導光ロッドに集光するものである。
そこで本発明は、冷却が容易な小型のランプユニットとすると共に、このランプユニットを用いた小型のプロジェクタを提供するものである。
前記リフレクタは、
前記ランプから前記導光孔側に出射された光を前記ランプ側に反射する前方リフレクタと、
前記ランプから前記導光孔と反対側に出射された光を前記導光孔側に反射する後方リフレクタと、
からなり、
前記前方リフレクタの中央に導光孔を有すると共に、前記ランプの長手方向が前記リフレクタの光軸方向に対して垂直とされ、
前記リフレクタの側方に切欠き部を有して前記ランプの側管を前記リフレクタの外部に突出させ、
前記ランプの側管周辺に間隙を備え、
前記固定台の中に、前記間隙より前記リフレクタに外気を送り込んで前記ランプを冷却する冷却装置を設けていることを特徴とする。
また、前記後方リフレクタの二つの楕円焦点のうち、前記導光孔側の楕円焦点を前記導光孔より外側に位置させていることが好ましい。
また、前記ランプの輝点中心が、前記前方リフレクタの曲率中心に位置することが好ましい。
前記リフレクタの切欠き部に冷却装置のダクトを接続してもよい。
前記リフレクタの両側に冷却装置のファンを配置してもよい。
前記リフレクタの両側の冷却装置のファンは、一方が前記リフレクタへの吸気、他方が前記リフレクタからの排気を行うように回転するようにすることが好ましい。
前記ランプユニットは、上記のいずれかの特徴を備えるランプユニットであることを特徴とする。
また、リフレクタの両側に設けた切欠き部から通気を行ってランプを効率良く冷却することができる。
従って、前方リフレクタ131に向けて射出された射出光は、内面を球面とした前方リフレクタ131により反射されたとき、その復路は往路を戻るようにして再度光源の位置を通り、後方リフレクタ133に向けて射出されることになる。
従って、後方リフレクタ133に向けて射出された射出光は、内面を回転楕円面とした後方リフレクタ133により反射され、後方リフレクタ133の他方の楕円焦点に向けて射出される。
このように、光源である放電ランプ120から発せられた光は、前方に射出される光が内面を球面とした前方リフレクタ131により反射され、その復路は往路とその軌跡を同じくして再度光源付近を通って後方に射出され、放電ランプ120から直接後方に射出される光と合わされて後方リフレクタ133により反射され、放電ランプ120から発せられる全ての光が後方リフレクタ133の他方の楕円焦点に集光されることになる。
これにより、リフレクタ130の放電ランプ120から導光ロッド170の射出端部までの距離をさらに短くすることができ、ランプユニット100の更なる小型化を可能とする。
また、ランプユニット100の他の側部は、支持台160から上方に延設した支持柱161により放電ランプ120の側管123を支持し、支持柱161から側方に延設した複数の支持部163によりリフレクタ130における切欠き部135の周縁を支持するものであり、支持部163と支持部163との間には間隙165を形成しているものである。
そして、放電ランプ120の別の一方の口金125を固定台150により固定するに際しては、リフレクタ130の側方に設置した固定台150により、ランプ口金125と切欠き部135との間に一定の隙間を設けるように固定することで、リフレクタ130内の空気と外部の空気との通気を良好に行えるようにしている。
この場合は、ランプユニット100の両側に固定台150を配置し、2つの固定台150における冷却ファン151を逆に回転させることにより、一方の固定台150における切欠き部135の近傍に位置する第2換気孔154を排気口とし、他方の固定台150における切欠き部135の近傍に位置する第2換気孔154を吸気口とするものであって、両側の固定台150における第2換気孔154とランプユニット100の両側の切欠き部135の周縁との接続にダクト155を用いることなく、空隙を備える支持部により切欠き部135の周縁と第2換気孔154の周縁とを接続するものである。
なお、本発明は、以上の実施例の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
120 放電ランプ 121 発光管部
123 側管 125 口金
130 リフレクタ 131 前方リフレクタ
133 後方リフレクタ 135 切欠き部
140 導光孔
150 固定台 151 冷却ファン
152 固定孔 153 第1換気孔
154 第2換気孔 155 ダクト
160 支持台 161 支持柱
163 支持部 165 間隙
170 導光ロッド
200 プロジェクタ
201 キー・インジケータ部 203 レンズカバー
205 通気孔 207 スピーカ穴
209 開閉蓋
210 カラーホイール 220 光源側光学系
230 ミラー 250 表示素子
270 投影系レンズ群
Claims (10)
- ランプとリフレクタと前記ランプを固定する固定台とで構成されるランプユニットであって、
前記リフレクタは、
前記ランプから前記導光孔側に出射された光を前記ランプ側に反射する前方リフレクタと、
前記ランプから前記導光孔と反対側に出射された光を前記導光孔側に反射する後方リフレクタと、
からなり、
前記前方リフレクタの中央に導光孔を有すると共に、前記ランプの長手方向が前記リフレクタの光軸方向に対して垂直とされ、
前記リフレクタの側方に切欠き部を有して前記ランプの側管を前記リフレクタの外部に突出させ、
前記ランプの側管周辺に間隙を備え、
前記固定台の中に、前記間隙より前記リフレクタに外気を送り込んで前記ランプを冷却する冷却装置を設けていることを特徴とするランプユニット。 - 前記前方リフレクタの内面形状は球面形状とされ、前記後方リフレクタの内面形状は回転楕円面形状とされていることを特徴とする請求項1に記載したランプユニット。
- 前記後方リフレクタの二つの楕円焦点のうち、前記導光孔側の楕円焦点を前記導光孔より外側に位置させていることを特徴とする請求項2に記載したランプユニット。
- 前記ランプの輝点中心が、前記前方リフレクタの曲率中心に位置することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載したランプユニット。
- 前記前方リフレクタの内面形状は平面とし、前記後方リフレクタの内面形状は回転楕円面とすることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載したランプユニット。
- 前記前方リフレクタの導光孔に導光ロッドが挿入されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載したランプユニット。
- 前記リフレクタの切欠き部に冷却装置のダクトを接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載したランプユニット。
- 前記リフレクタの両側に冷却装置のファンを配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載したランプユニット。
- 前記リフレクタの両側の冷却装置のファンは、一方が前記リフレクタへの吸気、他方が前記リフレクタからの排気を行うように回転することを特徴とする請求項8に記載したランプユニット。
- ランプユニット、光源側光学系、表示素子、投影系レンズ、更に、電源回路とプロジェクタ制御回路を備えたプロジェクタであって、
前記ランプユニットは、請求項1乃至請求項9の何れかに記載したランプユニットであることを特徴とするプロジェクタ。
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