JP2009003158A - 光源装置を収納した光源室及びこの光源室を備えたプロジェクタ - Google Patents

光源装置を収納した光源室及びこの光源室を備えたプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】 光源ランプの光がプロジェクタの外部に漏れないようにすると共に、光源装置61の冷却風を小さな通風抵抗によりプロジェクタの外部に排出することのできるプロジェクタ1を提供する。
【解決手段】 光源装置61を囲む区画壁131,132,133を有して光源収納部121が形成され、区画壁132,133の一部に冷却ファンの排気を流入させる空気取入口123を有し、区画壁131,133の一部に形成された空気を排出する排風口125には回転軸153に複数の羽根部155を有する回転可能な遮光部材151を有する光源室120を備えたプロジェクタ1とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プロジェクタに関するものであり、尚詳しくは、プロジェクタの光源装置を収納する光源室に関するものである。
今日、パーソナルコンピュータの画面に表示される画像やビデオ信号の画像、更にはメモリカードなどに記憶されている画像データによる画像、などをスクリーンに投影するデータプロジェクタが多用されている。
データプロジェクタは、多くの場合、メタルハイランドランプや超高圧水銀ランプなどの小型高輝度の放電ランプを備えた光源装置を用い、光源装置から射出された光をカラーフィルタにより3原色の光として光源側光学系により液晶やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれる表示素子に照射し、表示素子の透過光又は反射光をズーム機能を備えた投影側光学系とされるレンズ群を介してスクリーンに投影する構造とされている。
このデータプロジェクタにおいて用いられる光源装置は非常に高温となるため、プロジェクタには冷却ファンを筐体内に配置し、プロジェクタ筐体の周縁から外気をプロジェクタ筐体内に取込んで循環させ、高温となった排気を再び外部に排出することでプロジェクタ筐体内の温度を低減するようにしている。
そして、プロジェクタ内で最も高温の熱源となる光源装置を冷却した冷却風は、ダクトなどによりそのままプロジェクタの外部に排出するようにされている。
又、この光源装置を冷却した冷却風がプロジェクタからスクリーンに投射される投影光の方向に流れないようにすると共に光源装置からの光が外部に漏れないようにするため、光源装置を冷却した冷却風を排出する排気孔の近辺には、ルーバーが設けられるものである(例えば特許文献1)。
このように、光源装置及びその周辺を冷却して高温となった冷却風は、通常、プロジェクタの外部に直接に排出するものであり、この排気通路及び排気孔は通風抵抗を極力小さくして排気効率及び冷却効率を高くすることが望ましく、又、プロジェクタの小型化のために光源装置をプロジェクタ筐体内で外壁の近くに配置し、排出流路を短くして排気効率を高めることが行われている。
そして、光源装置からの光が外部に漏れないようにするための遮光物として、多くの場合、排気される冷却風の流れる方向に対して傾斜する整流板を並べたルーバーが使用されているものである。
特開2003−215710号公報
近年、明るい映像を投影する為に小型にして発光量の大きな光源ランプの使用が多くなっている。この光源ランプの発光量の増大により、排気孔からの僅かな光漏れであっても、光の漏れ量が増大し、プロジェクタの使用時に観者等に不快感を与えることがあり、遮光率を高める為の遮蔽物を多くすると通風抵抗が大きくなって冷却効率が低下し、風量を増大させるために冷却ファンの回転数を高くすると騒音が大きくなり、プロジェクタの使用者や観者に不快感を与えるという問題があった。
本発明は、この様な問題点を解消し、通風抵抗を増大させること無く、光源装置からの光を効果的に遮蔽する光源室、及び、この光源室を備えたプロジェクタを提供するものである。
本発明は、光源装置を囲む区画壁により光源収納部が形成され、区画壁の一部に冷却ファンの排気を流入させる空気取入口を有し、区画壁の一部に形成された空気を排出する排風口には回転軸に複数の羽根部を有する回転可能な遮光部材を備えて光源収納部に光源装置を収納した光源室とするものである。
そして、この排風口には、光源収納部からの排気を排気孔に導く排出流路を形成する流路区画壁を有し、前記遮光部材の回転軸が流路区画壁の近傍に配置されて羽根部が排出流路を塞ぎ、流路区画壁には羽根部を回転通過させる湾曲部が形成されている光源装置を収納した光源室とすることがある。
更に、排出流路には、複数の遮光部材が設けられ、この複数の遮光部材が排出流路に沿って配置されている場合や、複数の遮光部材が対向する流路区画壁の近傍に設けられて相互に羽根部の先端を重ねて配置されることがある。
又、遮光部材の回転軸がモータ軸に連結された光源装置を収納した光源室とすることもあり、遮光部材は排気風により回転するようにした光源装置を収納した光源室とすることもある。
更に、本発明は、筐体内に、光源装置と、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段とを内蔵するプロジェクタであって、吸気孔及び排気孔を筐体に有し、排気孔に接続される冷却ファンの排気流路に、回転軸に複数の羽根部を有する遮光部材を備えているプロジェクタとするものである。
このプロジェクタは、排出流路を形成する流路区画壁を有し、遮光部材の回転軸が流路区画壁の近傍に配置されて羽根部が排出流路を塞ぎ、流路区画壁には羽根部を回転通過させる湾曲部が形成されるものである。
また、排出流路には複数の遮光部材を設け、この複数の遮光部材が排出流路に沿って配置されている場合や、複数の遮光部材が対向する流路区画壁の近傍に設けられて相互に羽根部の先端を重ねて配置されることがある。
そして、遮光部材の回転軸がモータ軸に連結された光源装置を収納する光源室を備えたプロジェクタとすることもある。
また、遮光部材は、冷却ファンによる排気風により回転するようにした光源装置を収納する光源室を備えたプロジェクタとすることもある。
本発明によれば、遮光部材を回転させて通風抵抗を小さくしつつ光源装置からの光が排風口や排気孔から漏れることを防止でき、効率的に光源装置を冷却しつつ光漏れによる不快感を与えないようにした光源室を備えるプロジェクタを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態のプロジェクタ1は、右側板4や左側板5及び背面板の一部に複数の吸気孔8を有し、前面板3には複数の排気孔7を有する略直方体形状のプロジェクタ筐体であって、前面板3には更に投影口99を有し、このプロジェクタ筐体の内部には、光源装置61と、カラーホイール71や導光装置75及び光源側レンズ群62等で構成される光源側光学系と、表示素子50と、投影側光学系90と、冷却ファンであるブロア110と、プロジェクタ制御手段とが配置収納されているものである。
そして、光源装置61の近辺には光源装置61を囲む区画壁131,132,133を設けることにより光源収納部121が形成され、この光源収納部121と光源収納部121からの排気を排気孔7に導く排出流路141とを備えた光源室120をプロジェクタ筐体内に備えており、光源収納部121を形成する区画壁132,133の一部に冷却ファンの排気を流入させる空気取入口123を有し、この区画壁131,133の一部に形成された空気を排出する排風口125には回転軸153に複数の羽根部155を有する回転可能な遮光部材151を設けているものである。
更に、この排風口125は、光源収納部121からの排気を排気孔7に導く排出流路141を形成する流路区画壁145に接続されており、遮光部材151の回転軸153がこの流路区画壁145の近傍に配置されて羽根部155が排風口125の直近における排出流路141を塞ぐようにし、流路区画壁145には羽根部155を回転通過させる湾曲部147が形成された光源室120として形成されているものである。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明の一つの実施例に係るプロジェクタ1は、図1に示すように、略直方体形状であって、プロジェクタ筐体とする本体ケースの前方の側板である前面板3には複数の排気孔7が形成されると共に前面板3の側方端部近くに投影口99が設けられているものである。
又、本体ケースである上面板2にキー/インジケータ部37が形成され、このキー/インジケータ部37は、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、光源装置のランプを点灯させるランプスイッチキー及びランプの点灯を表示するランプインジケータ、光源装置等が過熱したときに報知をする過熱インジケータ等のキーやインジケータを備えているものである。
更に、本体ケースの背面には、USB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグやリモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部等の各種端子9を備え、図1には示していないが一部に吸気孔8を有しているものである。
又、図1では図示されない本体ケースの側板である右側板4、及び、図1に示した側板である左側板5には、各々複数の吸気孔8が形成されているものである。
そして、このプロジェクタ1のプロジェクタ制御手段である制御回路は、図2に示すように、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等を有するものであって、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に送られるものである。
この表示エンコーダ24は、送られてきた画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力するものである。
そして、表示エンコーダ24からビデオ信号が入力される表示駆動部26は、送られてくる画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子50を駆動するものであり、光源装置61からの光を光源側光学系を介して表示素子50に入射することにより、表示素子50の反射光で光像を形成し、投影側光学系とする投影系レンズ群を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示するものであり、この投影系レンズ群の可動レンズ群97は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われるものである。
又、画像圧縮伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADTC及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理や、再生モード時はメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長して画像変換部23を介して表示エンコーダ24に送り、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とするものである。
そして、制御部38は、プロジェクタ1内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
又、本体ケースの上面板2に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に送られるものである。
尚、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されており、音声処理部47はPCM音源等の音源回路を備え、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させることができるものである。
この制御部38は、電源制御回路41等を制御するものであり、ランプスイッチキーが操作されると電源制御回路41により光源装置61の放電ランプを点灯させ、更に、冷却ファン駆動制御回路43には、光源装置61等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせて、図3に示す冷却ファンであるブロア110の回転速度を制御させ、又、タイマー等により光源装置61のランプ消灯後も冷却ファンの回転を持続させてクールダウンを行なうものであり、更に、温度センサによる温度検出の結果によっては光源装置を停止してプロジェクタ本体の電源をOFFにする等の制御も行うものである。
このプロジェクタ1の内部構造は、図3に示したように、光源装置61を囲むように区画壁131,132,133を設けて光源収納部121を形成すると共に、ブロア110近辺の第2区画壁132と第3区画壁133との間に間隔を設けて冷却ファンとしてのシロッコファンタイプのブロア110の吐出口113を位置させて冷却ファンの排気風を光源収納部121に流入させるようにし、前面板3の近くに設けた第1区画壁131とブロア110近辺の第3区画壁133との間に間隔を設けて排風口125とし、この排風口125を前面板3の排気孔7と連通するものである。
そして、この排風口125の光源収納部121外側には、排気風により回転する遮光部材151を配置し、第3区画壁133の排風口125側の端部と右側板4とを流路区画壁145により接続して排風口125からの冷却風が確実に前面板3の排気孔7からプロジェクタ1の外部に排出されるようにしている。
また、この流路区画壁145は、光源収納部121側において、遮光部材151の略半分近くを収納する円弧状の湾曲部147を有しているものであり、この湾曲部147の中心に遮光部材151の回転軸153を設けるように回転軸153を流路区画壁145の近傍に配置するものであり、この回転軸153には、回転軸153を中心に回転自在とした複数の板状の羽根部155を設けているものである。
尚、第1区画壁131の排風口125側の端部は、第2流路区画壁146として遮光部材151の羽根部155の先端の回転半径に合わせて僅かに湾曲させ、第2流路区画壁146を遮光部材151の羽根部155の先端直近に位置させることにより流路区画壁145と第2流路区画壁146とにより形成した排出流路141を羽根部155により塞ぎ、遮光部材151が回転しても光源収納部121に収納した光源装置61からの光が漏れないようにしている。
このように、第1区画壁131や第2区画壁132と第3区画壁133により光源装置61を囲み、光源装置61を収納する光源収納部121にブロア110からの冷却風を取り入れる空気取入口123と光源収納部121からの排気風を排出する遮光部材151を備えた排風口125をプロジェクタ1の排気孔7に連通させた光源室120を形成し、プロジェクタ筐体内を光源室120以外の吸気側空間と光源室120から排気孔7に至る排気側空間とに分けているものである。
そして、この光源室120の光源収納部121には、光源装置61と共に、光源装置61から射出された光をカラーホイール71に反射する第一反射ミラー72、及び、カラーフィルタを備えたカラーホイール71などの光源側光学系の一部を収納し、カラーホイール71のフィルタを透過した光を均一な強度分布の光線束とする導光装置75の入射側端部を第2区画壁132を貫通させるようにして光源収納部121の内部に位置させているものである。
そして、吸気側空間には、電源制御回路41を備えるランプ電源回路ブロック101等を取付けた電源制御回路基板102と、プロジェクタ制御手段を備える主制御回路基板103と、後述する光学系ユニット77の画像生成ブロック79及び投影側ブロック80とが配置されているものである。
又、ブロア110は、吸込み口111と吐出口113を備え、吐出口113は略正方形断面であって光源収納部121の区画壁132,133に接続されており、吸気側空間の空気を吸込み口111で吸込み、吐出口113より光源室120の光源収納部121に排出し、光源収納部121に配置された光源装置61等を冷却して前方の排気孔7から外部に排出するものである。
そして光学系ユニット77は、画像生成ブロック79と、投影側ブロック80とから構成され、画像生成ブロック79は、光源側光学系としてのミラーやレンズ群を内蔵し、導光装置75を透過した光を照射ミラーに向けて反射する第二反射ミラー74と、この第二反射ミラー74で反射された光を表示素子50に集光させる光源側レンズ群62及び光源側レンズ群62を透過した光を表示素子50に前方斜め下方から所定の角度で照射する照射ミラー84と、表示素子50とするDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)とを備えるものである。
このDMDは、その前方斜め下方から入射した光を、複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向に反射するオン状態光線と斜め上方方向に反射するオフ状態光線とに分けて反射することによって画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射するオン状態光線とし、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜めに反射してオフ状態光線とし、正面方向への反射によるオン状態光線により画像を生成表示するものである。
又、投影側ブロック80は、表示素子50で反射された画像を形成する光をスクリーンに投影する投影側光学系90のレンズ群を有しており、投影側光学系90は、固定レンズ群93や可動レンズ群97とにより構成され、ズーム機能を備えた可変焦点型レンズとしているものであり、レンズモータにより可動レンズ群97を移動させてズーム調整やフォーカス調整を可能としているものである。
このプロジェクタ1における冷却機構は、ブロア110の吸込み口111で周辺の空気を吸込むことにより、外気をプロジェクタ筐体の側板である右側板4や左側板5、及び背面板に設けた吸気孔8から吸気側空間に取込み、吸気側空間に配置された各種の部材を冷却した後、ブロア110の吐出口113から光源収納部121に冷却風を排出してこの排風で光源収納部121の各種部材を冷却し、高温となった排気を前面板3の排気孔7より外部に排出するものである。
この様に、プロジェクタ1の外部から新鮮な外気を側板の吸気孔8からプロジェクタ1の内部に取り込んで吸気側空間の各種部材を冷却し、冷却ファンとしたブロア110から吐出する冷却風を空気取入口123から光源室120の光源収納部121に吹き出し、光源収納部121に収納した高温の光源装置61などを冷却した冷却風を光源収納部121の排風口125から排出流路141を介してプロジェクタ1の外部に排出するものである。
そして、この光源室120の排風口125には遮光部材151を設けて遮光部材151の羽根部155により排出流路141を塞いでいる為、光源収納部121に収納した光源装置61からの光を遮断して光が排風口125及び排気孔7から外部に漏れることを防止し、この遮光部材151の羽根部155を回転自在として回転軸153により支持しているものであるから、遮光部材151の回転により冷却風に対する通風抵抗を小さくしてブロア110から光源収納部121への冷却風の吹き込みを容易とし、多量の冷却風を光源収納部121に流入させることができる。
従って、排気孔7からの光漏れが無く、且つ、光源装置61周辺の冷却効率を高めた低騒音のプロジェクタ1とすることができるものである。
又、他の実施例としては、遮光部材151を複数設けることもある。
この遮光部材151を複数個設ける場合として排出流路141に沿って遮光部材151を配置するときは、図4に示すように、流路区画壁145に2つの湾曲部147を形成して流路区画壁145に沿って遮光部材151を配置するものであり、第1区画壁131を排風口125から排出流路141の方向に延長した第2流路区画壁146を設けるものである。
この第2流路区画壁146は、第3区画壁133から連続する流路区画壁145と対向させて配置するものであり、流路区画壁145に沿って設けた2つの遮光部材151の羽根部155先端の至近位置を通るように設けるものである。
従って、2つの遮光部材151の回転軸153位置を結ぶ線の延長線上に対して光源装置61がずれている場合、光源収納部121に近い遮光部材151の回転により羽根部155の先端と第2流路区画壁146との間に生じる間隙から多少の光が漏れても排気孔7側の遮光部材151により遮断することができる。
尚、光源装置61が2つの遮光部材151の回転軸153位置を結ぶ線の延長線上に位置する場合は、第2流路区画壁146の内側に遮光部材151の羽根部155の先端の回転円弧に合わせた凹部を備えた部材を配置し、遮光部材151が回転しても第2流路区画壁146と羽根部155の先端との間に直線的な間隙が生じないようにするものである。
又、複数の遮光部材151を排出流路141に配置するに際し、2つの遮光部材151を対向させて配置することもある。
この実施例では、図5に示すように、第1区画壁131の排風口125の端部に連続する第2流路区画壁146に湾曲部147を形成して第2流路区画壁146の近くに回転軸153を有する遮光部材151を配置し、この遮光部材151の羽根部155の先端と、第3区画壁133から連続する流路区画壁145の近くに回転軸153を位置させた遮光部材151の羽根部155の先端とを重ねるようにし、両遮光部材151が回転しても光源収納部121からの光が排出流路141に漏れないようにするものである。
本実施例は、この様に光源装置61を光源収納部121の内部に配置して周囲を区画壁131,132,133で囲み、排風口125には回転自在な羽根部155を有する遮光部材151を配置して冷却風の通風抵抗を増大させることなく光源装置61からの光を遮断して光源収納部121から漏らさないようにする光源室120とするものである。
そして、排風口125の近傍の排出流路141に配置する遮光部材151は、1つに限ることなく複数個の遮光部材151を配置することがあり、更に光源収納部121から冷却風を排出する排風口125も1箇所に限るものでなく、複数の排風口125を設けて各排風口125に遮光部材151を配置することがある。
又、図面に示した遮光部材151は回転軸153を垂直方向としているも、回転軸153を水平方向として遮光部材151を垂直に回転させ、プロジェクタ1の上面板2や底面板の内側に湾曲部を形成する部材を配置して遮光部材151の回転を円滑とすると共に、湾曲部の対向位置には遮光部材151の羽根部155の先端の移動に合わせた凹部を有する部材を配置して光漏れを防止することがある。
更に、これらの遮光部材151を回転させるモータを付設し、該モータの回転軸を遮光部材151の回転軸153と連結し、モータにより羽根部155を回転させて光源収納部121からの排気を促進するようにすることもある。
又、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明に係るプロジェクタの一例を示す正面斜視図。 本発明に係るプロジェクタの一例を示す制御ブロック図。 本発明に係るプロジェクタの一例における上面板を取り除いた上面図。 本発明に係るプロジェクタの変形例における上面板を取り除いた上面図。 本発明に係るプロジェクタに使用する光源室の要部変形例を示す図。
符号の説明
1 プロジェクタ 2 上面板
3 前面板 4 右側板
5 左側板 7 排気孔
8 吸気孔 9 各種端子
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 電源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 50 表示素子
61 光源装置 62 光源側レンズ群
71 カラーホイール 72 第一反射ミラー
73 ホイールモータ 74 第二反射ミラー
75 導光装置 77 光学系ユニット
79 画像生成ブロック 80 投影側ブロック
84 照射ミラー 90 投影側光学系
93 固定レンズ群 97 可動レンズ群
99 投影口
101 ランプ電源回路ブロック 102 電源制御回路基板
103 主制御回路基板 110 ブロア
111 吸込み口 113 吐出口
120 光源室 121 光源収納部
123 空気取入口 125 排風口
131 第1区画壁 132 第2区画壁
133 第3区画壁
141 排出流路
145 流路区画壁 146 第2流路区画壁
147 湾曲部
151 遮光部材
153 回転軸 155 羽根部

Claims (13)

  1. 光源装置を囲む区画壁により光源収納部が形成され、前記区画壁の一部に冷却ファンの排気を流入させる空気取入口を有し、前記区画壁の一部に形成された空気を排出する排風口には回転軸に複数の羽根部を有する回転可能な遮光部材を備えていることを特徴とする光源装置を収納した光源室。
  2. 前記排風口には、前記光源収納部からの排気を導く排出流路を形成する流路区画壁を有し、前記遮光部材の回転軸が前記流路区画壁の近傍に配置されて前記羽根部が前記排出流路を塞ぎ、前記流路区画壁には前記羽根部を回転通過させる湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載した光源装置を収納した光源室。
  3. 前記排出流路には、複数の前記遮光部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載した光源装置を収納した光源室。
  4. 複数の前記遮光部材が、前記排出流路に沿って配置されていることを特徴とする請求項3に記載した光源装置を収納した光源室。
  5. 複数の前記遮光部材の回転軸が、各々対向する前記流路区画壁の近傍に設けられて相互に前記羽根部の先端を重ねて配置されていることを特徴とする請求項3に記載した光源装置を収納した光源室。
  6. 前記遮光部材の回転軸がモータ軸に連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載した光源装置を収納した光源室。
  7. 前記遮光部材は排気風により回転することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載した光源装置を収納した光源室。
  8. 筐体内に、光源装置と、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段とを内蔵するプロジェクタであって、
    吸気孔及び排気孔を前記筐体に有し、前記排気孔に接続される前記冷却ファンの排気流路に、回転軸に複数の羽根部を有する遮光部材を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 前記排出流路を形成する流路区画壁を有し、前記遮光部材の回転軸が前記流路区画壁の近傍に配置されて前記羽根部が前記排出流路を塞ぎ、前記流路区画壁には前記羽根部を回転通過させる湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載したプロジェクタ。
  10. 複数の前記遮光部材が、前記排出流路に沿って配置されていることを特徴とする請求項9に記載したプロジェクタ。
  11. 複数の前記遮光部材の回転軸が、各々対向する前記流路区画壁の近傍に設けられて相互に羽根部の先端を重ねて配置されていることを特徴とする請求項9に記載したプロジェクタ。
  12. 前記遮光部材の回転軸がモータ軸に連結されていることを特徴とする請求項8乃至請求項11の何れかに記載したプロジェクタ。
  13. 前記遮光部材は前記冷却ファンによる排気風により回転することを特徴とする請求項8乃至請求項11の何れかに記載したプロジェクタ。
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