JP4888684B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオ信号等の画像情報に基づいて画像を投影するプロジェクタ装置に関するものであり、尚詳しくは、プロジェクタの冷却機構に関するものである。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ映像などをスクリーンに投影する画像投影装置としてビデオプロジェクタが多用されている。
このプロジェクタは、超高圧水銀ランプなどの高輝度の放電ランプを内蔵した光源装置からの光を、順次赤色フィルタ、緑色フィルタ、青色フィルタを用いて赤、緑、青の光とし、この赤、緑、青の光をレンズにより一般的にはDMDと呼ばれるマイクロミラー表示素子に集光させ、この表示素子によりプロジェクタ装置の投影口に向けて反射させる光の量によりスクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
また、このプロジェクタでは、プロジェクタ本体の上面パネルに設けられるキースイッチを操作することにより、又はリモートコントローラのスイッチを操作することにより、画面の大きさや明るさ、更には色合いなど、種々の設定を行って使用者の好みに合わせた美麗な画像を投影することができるようにされている。
そして、明るさや色合い、コントラストなどの調整設定は、本体に設けられたキースイッチやリモートコントローラのキースイッチを操作すると共に、メニュー画面をスクリーンに投影し、各種パラメータなどを投影表示させて調整内容の確認を行いつつ設定操作が行えるようにされている。
更に、このプロジェクタの内部には、発熱量の大きな光源装置、及び、光源側光学系や電源回路、表示素子などの発熱源をも内蔵するため、空冷ファンを設けて発熱源である光源装置や電源回路などを冷却する機構が組み込まれ、例えば光源側光学系の近くに設けた吸気口から外気を取り入れ、光源側光学系や電源回路、光源装置の周囲を通過した熱気をプロジェクタの側方から外部に排出するようにしている(例えば特許文献1)。
特開2003−121941
前述のように、プロジェクタは、光源装置や光源側光学系、及び、電源回路やプロジェクタ制御手段、更に表示素子などの複数の発熱源を内蔵し、特に光源装置が高温且つ高発熱量のため、他の発熱源を冷却した空気などを利用して光源装置を冷却することが多く、光源装置の配置を、他の部品への影響を低減させるために排気口側にする必要があり、設計の自由度が限定されるという問題があった。
また、既存のプロジェクタの排気口は、プロジェクタの側面などに設けられており、熱せられた空気がプロジェクタの側方に排気されるため、プロジェクタの投影画像を観覧している者に温風が当たり、観客などに不快感を与えることがあった。
更に、吸気口に排気温風が混入しないように吸気口と排気口とを対向する側面などに設けるため、外部からの冷却風が装置内部の部品により妨げられて排気口に流れ、プロジェクタを薄型や小型とするとこの流量抵抗が増加して冷却効果が低下するという問題もあった。
本発明は、このような欠点を排除し、冷却効率が良好であって小型化が容易であり、周囲の観客に排熱や騒音による不快感を与えないプロジェクタを提供するものである。
本発明に係るプロジェクタ(100)は、光源装置(210)、光源側光学系(220)、表示素子(230)、投影側光学系(250)、及び、電源回路(261)やプロジェクタ制御手段(263)、更に送風ファン(193)を装置本体ケースの内部に備えたプロジェクタ(100)であって、前記装置本体ケースの底面パネル(140)に排気口(145)を設け、装置本体ケースの底面パネル(140)には、排気口(145)よりも送風ファン(193)の側に排風口(195)を設け、この排風口(195)としては、装置本体ケースの吸気口(135)の近傍に配置された吸気用の送風ファン(193)からの送風の一部をプロジェクタ(100)の底面パネル(140)の下方に直接に導くとともに、前記外気の一部が前記底面パネル(140)の下方の空間において、前記プロジェクタ(100)の前方に向かって流れる空気層としてのエアカーテンを形成する流路を形成するものである。
そして、このプロジェクタ(100)としては、光源装置(210)の近傍下方に排気口(145)を設けることが好ましい。
更に、本発明は、装置本体ケースの底面パネル(140)には装置本体ケースを装置本体ケースの設置面から上昇させるリフト機構を設けることが好ましく、このリフト機構は、装置本体ケースの前方を大きく上昇させるリフト機構とすることがある。
そして、本発明のプロジェクタ(100)は、投影側光学系250の光軸を装置本体ケースの底面パネル(140)に対して前傾させて設けることもある。
なお、上部分流壁(160)及び隔壁部(163)により装置本体ケース内に区画された中央空間(170)を形成し、この中央空間(170)に光源装置(210)を配置収納すると共に中央空間(170)の底面パネル(140)に排気口を設けることが好ましい。
また、上部分流壁(160)及び隔壁部(163)により装置本体ケース内に区画された中央空間(170)を形成し、隔壁部(163)により中央空間(170)と区画されて中央空間(170)の前方に位置する前方空間(175)を形成し、上部分流壁(160)と上面パネル(110)との間の空間を前方空間(175)と連接し、前面パネル(120)に排気口(125)を設けることがある。
本発明に係るプロジェクタは、装置本体ケースの底面パネルに排気口を有するため、プロジェクタの側方に熱風を排気するのではなく、プロジェクタの底面パネルの下方に向かって排気することができ、観客に排気が向けられることを防ぐことができる。
また、熱源である光源装置の配置として、排気口などを設ける壁面に近接させる必要が無いため、プロジェクタの設計の自由度を大きくすることができる。
本発明に係るプロジェクタ100の最良の形態は、光源装置210、光源側光学系220、表示素子230、投影側光学系250、更に、電源回路261やプロジェクタ制御手段263を装置本体ケースの内部に備えたプロジェクタ100とし、後面パネル135に吸気口135を設けると共に、この後面パネル135の内側に送風ファン193を設け、装置本体ケースの内部には上部分流壁160を設け、上部分流壁160の前端を隔壁部163に接続して隔壁部163と前面パネル120との間に前方空間175を形成すると共に、この上部分流壁160の下方に光源装置210が設置される中央空間170を形成して隔壁部163により中央空間170と前方空間175とを分離し、この中央空間170の底面パネル140に排気口145を設置し、排気口145よりも送風ファン193の側には装置本体ケースの底面パネル140に排風口195を設け、この排風口195は、下部分流壁165により装置本体ケースの吸気口135近傍に配置された送風ファン193からの送風の一部をプロジェクタ100の底面パネル140から底面パネル140の下方外部に導き、底面パネル140の下方の空気をプロジェクタ100の前方に送風排気するものとする。
また、前方空間175には、電源回路261や制御手段263を配置し、上部分流壁160と上面パネル110との間の空間を介して送風ファン193からの送風の一部を前方空間175に導き、前面パネル120などに設けた排気口125から前面パネル120の前方に排出するようにする。
そして、装置本体ケースの底面パネル140には装置本体ケースを装置本体ケースの設置面から上昇させるリフト機構を設けて装置本体ケースの前方を大きく上昇させることができるようにすると共に、プロジェクタ100における投影側光学系250の光軸を装置本体ケースの底面パネ140ルに対して前傾させたプロジェクタ100とするものである。
本発明に係るプロジェクタとしては、図1に示すように、その両側の側面パネル及び後面パネルや前面パネル120、更に上面パネル110と底面パネルとで装置本体ケースを構成し、平面形状が矩形状をなすプロジェクタ100とするものであり、上面パネル110には、キーカバー112を有してキーカバー112の内部に画質や画像の微調整及びプロジェクタ100の各種動作設定を行うサブキーを有し、本体操作表示部114やスピーカ拡声穴116も上面パネル110に有するものである。
また、前面パネル120には投影口123や前面排気口125を有し、図示しない後面パネルには吸気口を有すると共に、電源コネクタやパーソナルコンピュータと接続するためのUSB端子、画像信号入力用のビデオ端子やミニD−サブ端子などの各種信号入力端子を有するものである。
そして、この装置本体ケースの内部に、図2に示すように、電源回路261やプロジェクタ制御手段263を固定した回路基板265、光源装置210、光源装置210からの射出光を表示素子230に入射させる光源側光学系220、及び、複数の画素を行方向及び列方向にマトリクス状に配列して入射した光の射出を制御することにより画像を表示する表示素子230、更に、前記表示素子230からの射出光をスクリーン等の投影面に投影する投影側光学系250である固定レンズ群253や可動レンズ群255を組み込んだプロジェクタ100とし、光源装置210及び光源側光学系220の一部の下方となる底面パネル140に排気口145を設けるものである。
この回路基板265には、マイクロコンピュータによるプロジェクタ制御手段263が取り付けられ、この制御手段263により、プロジェクタ内の各回路の動作制御を行い、電源スイッチがオン状態とされると光源装置210の放電ランプ211を点灯させると共に送風ファン193を駆動させてスタンバイ状態とし、放電ランプ211が所定温度に上昇すると画像信号の入力による画像の投影を可能とするものであり、また、電源スイッチがオフ状態とされると放電ランプ211を消灯すると共にタイマーにより所定時間だけ送風ファン193の駆動を持続させてプロジェクタ100の内部を冷却した後に全ての動作を停止させる等の制御も行なうものである。
また、表示素子230は、カラーフィルターのような入射光を着色する手段を備えない表示素子230であり、この実施例では、一般にDMDと略称されるマイクロミラー表示素子230(Digital Micromirror Device)を用いている。
このマイクロミラー表示素子230は、その正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から入射した光を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向と斜め方向とに反射して画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射し、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を表示するものである。
そして、光源装置210は、内部に放電ランプ211を備え、内面が反射面とされる楕円球面形状のリフレクタと、このリフレクタの前方にリフレクタ前方の開口を塞ぐように防爆面が設置されるものであり、放電ランプ211は電源回路261から電源を供給可能に導線により接続され、放電ランプ211が発光してリフレクタの反射面により反射して、光源装置210の前方に光を照射するものである。
また、光源装置210からの射出光をマイクロミラー表示素子230に入射させる光源側光学系220は、カラーホイール222や導光ロッド224、複数枚のレンズである光源側レンズ群226、及び、ミラー228で構成している。
このカラーホイール222は、光源装置210からの射出光を赤、緑、青の3色に順次着色するためのカラーフィルターを円周上に有するものであり、導光ロッド224は、光源装置210からの射出光の強度分布を均一にするためのものである
そして、カラーホイール222は、扇状の赤、緑、青の3色のカラーフィルターが周方向に並べて設けられた回転板であり、その中心が光源装置210からの射出光の光路の側方に配置されたカラーホイール回転モータの回転軸に固定され、ホイール周方向の一部を光源装置210からの射出光の光路に介在させるように配置するものである。
また、導光ロッド224は、カラーホイール222の射出側に入射面を対向させる位置として配置し、入射面から入射した光をロッド内周面の反射膜により反射しながら導いて射出面から均一な強度分布の光として射出するものである。
そして、光源側光学系220のミラー228は、光源装置210から射出され、導光ロッド224とカラーホイール222と光源側レンズ群226とを透過した光を、マイクロミラー表示素子230に向けて反射することによりマイクロミラー表示素子230にその正面方向に対して一方の方向に傾いた方向から光を投射するものである。
また、投影側光学系250は、固定レンズ群253を内蔵する固定鏡筒と、この固定鏡筒に係合され、回転操作により軸方向に進退移動可能とされる可動レンズ群255を内蔵する可動鏡筒とを備え、これらの鏡筒内に組み込まれた複数枚のレンズの組み合わせによりズームレンズを形成する投影側光学系250であり、その光軸は装置本体ケースの底面パネル140に対して5度から15度程度だけ前傾させるように入射側を底面パネル140から高くしているものである。
これにより、装置本体ケースの前方を上昇させてプロジェクタ100を傾斜させても、投影側光学系250のレンズ群の光軸を水平に近い状態とすることができ、スクリーンに投影される画像の歪みを少なくすることができる。
このように、このプロジェクタ100は、光源装置210から光を一方向に射出させ、光源側光学系220のカラーホイール222を高速で回転駆動させることにより、光源装置210から光源側光学系220に入射した光を、カラーホイール222により赤、緑、青の3色に順次着色し、さらに導光ロッド224により強度分布を均一にして、光源側光学系220としてのレンズ53及びミラーによりマイクロミラー表示素子230に向けて投射することができるものである。
そして、赤色、緑色、青色の光の投射周期に同期させてマイクロミラー表示素子230に赤、緑、青の単色画像データを順次書込むことにより、マイクロミラー表示素子230に赤、緑、青の単色画像を順次形成させ、マイクロミラー表示素子230から順次射出する赤、緑、青の単色画像光を、投影側光学系250の投影側光学系250により拡大して投影面に投影するものであり、投影面に、赤、緑、青の3色の単色画像が重なったフルカラー画像を表示するものである。
また、このプロジェクタ100の前足部材150は、図3に示すように、装置本体ケースを設置面から上昇させることのできるリフト機構として、突出高さを調節可能な前足部材150としている。
なお、後足部材153も、前足部材150よりも短い長さとしつつ突出量を調整可能とし、プロジェクタ100の下方の載置台との間に十分な空間を形成できるようにすることもある。
これにより、投影側光学系250の投影側光学系250による投影方向を投影面に合わせことができると共に、本体ケースの底面パネル140と設置面との間に排気をするための空間を設けることができ、底面パネル140から下方に向かって排気するための空間を十分に確保することができるため、効率よく排気することができる。
そして、このプロジェクタ100の後面パネル130には吸気口135を設け、この吸気口135に隣接するように送風ファン193をプロジェクタ100の内部に設置し、プロジェクタ100の底面パネル140には底面排気口145を設けるものである。
この底面排気口145には導流フィン190を嵌め込むように設置するものであり、この導流フィン190は薄い板状体であって、図2に示したように、プロジェクタ100の後方側から前方側へ向かって、投影系光学系250のレンズ群と逆方向の向きにフィンを斜めに列設しているものである。
また、この装置本体ケースの内部には、図3に示すように、内部の空間を上部と中間部とに仕切るための上部分流壁160を設置し、この上部分流壁160の前方側を隔壁部163として底面パネル140に接続し、上部分流壁160及び隔壁部163により中間部の中央を中央空間170として当該プロジェクタ100の他の内部空間と仕切り、この中央空間170に光源装置210を配置すると共に光源側光学系220の一部を収納するものであり、この中央空間170の底面パネル140に底面排気口145を設けている。
また、上部分流壁160と上面パネル110との間の空間は、電源回路261や制御手段263を設けた回路基板265が設置される前方空間175と連続している。
更に、下部分流壁165と底面パネル140との間の空間は、プロジェクタ100の底面パネル140の下方外部に接続することにより、底面パネル140の下方でプロジェクタ100の前方に送風ファン193からの空気の一部を排風する流路としての排風口195を形成している。
これにより、電源スイッチをオン状態とすると、送風ファン193が回転し、吸気口135から装置本体ケースに外気を吸気すると、装置本体ケースに吸い込まれた外気は、上部分流壁160と下部分流壁165により3つに分流される。
そして、上部分流壁160により分流された外気の一部は、上部分流壁160と上面パネル110との間の空間を通じて前方空間175に導かれ、下部分流壁165により分流された外気の一部は、排風口195を通じてプロジェクタ100の底面パネル140の下部の空間に導かれ、上部分流壁と下部分流壁165との間に流れる外気は中央空間170に導かれる。
このように、外気の一部が前方空間175に導かれることにより、前方空間175に設置される回路基板265に取り付けた電源回路261や制御手段263を冷却することができ、電源回路261等を冷却した空気は前面パネル120に設けた前面排気口125などからプロジェクタ100の前方外部などに排出される。
従って、吸気口135からプロジェクタ100の内部に吸い込まれた外気を上部分流壁160の上方を介して直接的に前方空間175に導き、前方空間175に設置する電源回路261や制御手段263などの熱源を効果的に冷却し、前面パネル120に設けた前面排気口125からプロジェクタ100の前方外部に排出することができる。
なお、図1や図2に示したように、前面パネル120に前面排気口125を設けると共に側面パネルの前方部分にも排気口を設けることもあり、また、側面パネルには排気口を設けることなく、前面パネル120のみに排気口125を設けることもある。
また、送風ファン193により吸気された外気の一部が中央空間に170に導かれることにより、中央空間170に設置される光源装置210を冷却することができ、この光源装置210を冷却した空気は、底面排気口145からプロジェクタ100の外部に排出される。
そして、排風口195の流路を通じて送風ファン193により吸気された外気の一部が底面パネル140の下方に導かれることにより、プロジェクタ100の底面パネル140の下方の空間に、前方に向かって流れる空気層としてのエアカーテンを形成することができる。
このため、光源装置210の直近からプロジェクタ100の底面外部に高温の冷却風が排出されても、この高温の冷却風がプロジェクタ100の載置面となるテーブルなどの表面に直接に吹き付けられることを防止し、テーブルなどの台表面が高温になることを防止しつつプロジェクタ100の底面パネル140から高温の冷却風を排出することができる。
このように、電源回路261や制御手段263等の熱源を冷却することにより温度が上昇した冷却風は、前方空間175の前面パネル120に設けられた前面排気口125などから排出され、光源装置210等の熱源を冷却した中央空間170の冷却風は底面パネル140に設けた底面排気口145から排出されることになる。
そして、この前面排気口125は前面パネル120の投影側光学系250であるレンズ群と少し離れていることから、投影側光学系250群259とスクリーンとの間に熱風が入り込むことがなく、したがって、熱による投影画像の揺らぎを生じさせないようにすることができる。
また、底面パネル140の排気口145から排気された高温の冷却風は、排風口195から排出された空気により形成されるエアカーテンにより前方に向かって押し流され、且つ、投影側光学系250のレンズ群と反対の向きに傾斜させた導流フィン190を排気口145に形成しているために、投影側光学系250のレンズ群と反対方向に向かって斜めに冷却風が排出される。
したがって、投影側光学系250のレンズ群を避けるようにして底面排気口145からの排気をプロジェクタ100の斜め前方に排出することができる。
そして、エアカーテンにより底面パネル140の下方に熱気を含む排気が溜まることがなく、排気効率を上げることができ、リフト機構としての前足部材150などにより底面パネル140の下方空間を広くすることができるようにしているため、底面パネル140に向かって排気するための空間を十分に確保し、また、装置本体ケース前面に向かって排気することを可能とすることで後方に排気されることを防ぐことができるため、一般的に観客が着座しないプロジェクタ100の前方に排熱風を排出することができ、観客に不快感を与えないようにすることができる。
更に、投影側光学系250を前傾させているため、リフト機構を使用した状態でも、光軸を装置本体ケースの底面パネル140に対して水平に近い状態とすることができるため、スクリーンに投影される画像の歪みを少なくすることができる。
そして、このプロジェクタ100は、吸気口135の近くに送風ファン193を配置しており、底面排気口145や前面排気口125と送風ファン193との距離が比較的長く、送風ファン193の音がプロジェクタ100の外部に漏れる量を少なくし、騒音を低減することもできる。
また、本プロジェクタ100の実施例としては、図4に示すように、排風口195を設けない場合もある。
このプロジェクタ100では、図5に示すように、プロジェクタ100の底面パネル140の排気口145に、蓋体147を設けるものであって、排気口145の後方側の縁部にピンを用いて軸止することにより開閉可能した蓋体147を設置するものである。
この蓋体147は、先端をプロジェクタ100の載置台に接するように傾斜させ、又は先端を載置台の表面に近接させるように傾斜させて開くことができ、この蓋体147の上面に導流フィン190を設置しているものである。
また、この導流フィン190は、図4に示したように、プロジェクタ100の後方側から前方側へ向かって、投影側光学系250と逆方向に向かってフィン190を斜めに列設しているものである。
従って、この蓋体147により、排気が設置面に吹き付けられることを防止して設置面である載置台の表面が高温となることを防止することができると共に、底面パネル140の排気口145から排気された高温の冷却風は、底面パネル140に対して傾斜する蓋体147に沿って排出されることで、前方に向けて勢いをつけて排出され、且つ、投影側光学系250のレンズ群と逆の向きに導流フィン190によって排出され、投影側光学系250のレンズ群を避けるように底面排気口145からの排気を排出することができる。
このように底面パネル140に排気口145を設置することにより、プロジェクタ100の側方に排気するのではなく底面パネル140から前方に向かって排気することができ、観客に排気が向けられることを防ぐことができる。
したがって、底面パネル140に排気口145を設けることにより、プロジェクタ100の排熱を容易とすることができ、また、光源装置210を冷却した冷却風を光源装置210の近傍において底面パネル140から外部へ直接に排気することができるため、光源装置210の配置の設計自由度を向上させることができる。
また、前記蓋体147に駆動機構としてプロジェクタ制御手段263に制御されるモータを設け、装置本体ケースの電源スイッチがオン状態とされると、送風ファン193の始動に合わせて蓋体147を開く開動を行なわせ、電源スイッチがオフ状態とされると送風ファン193の停止後、蓋体147を閉じる閉動を行なわせるようにすることがある。
このように、制御手段263により電源スイッチのオンまたはオフが検出されて送風ファン193の駆動制御が行なわれる際、この送風ファン193の駆動制御に合わせて制御手段263により蓋体147の開閉を制御すれば、蓋体147の開閉を手動で行う必要が無く、より便利なものとすることができると共に、蓋体147を開き忘れることもなく、排気熱がプロジェクタ100の内部にこもってしまうことを防止できる。
なお、本発明は、以上の実施例の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明に係るプロジェクタの外観を示す図。 本発明に係るプロジェクタの内部構造の概略を示す平面図。 本発明に係るプロジェクタの内部構造の概略を示す垂直断面図。 本発明に係るプロジェクタの他の内部構造の概略を示す平面図。 本発明に係るプロジェクタの他の内部構造の概略を示す垂直断面図。
符号の説明
100 プロジェクタ
110 上面パネル 112 キーカバー
114 本体操作表示部 116 スピーカ拡声穴
120 前面パネル 123 投影口
125 前面排気口 130 後面パネル
135 吸気口 140 底面パネル
145 底面排気口 147 蓋体
150 前足部材 153 後足部材
160 上部分流壁 163 隔壁部
165 下部分流壁
170 中央空間 175 前方空間
190 導流フィン
193 送風ファン 195 排風口
210 光源装置 211 放電ランプ
230 表示素子
220 光源側光学系
222 カラーホイール 224 導光ロッド
226 光源側レンズ群 228 ミラー
250 投影側光学系
253 固定レンズ群 255 可動レンズ群
261 電源回路 263 制御手段
265 回路基板

Claims (7)

  1. 光源装置、光源側光学系、表示素子、投影側光学系、及び、電源回路やプロジェクタ制御手段、更に送風ファンを装置本体ケースの内部に備えたプロジェクタであって、前記装置本体ケースの底面パネルに、排気口が設けられ
    前記装置本体ケースの底面パネルには、前記排気口よりも前記送風ファン側に排風口が設けられ、
    前記排風口は、前記送風ファンからの送風の一部を、前記装置本体ケースの底面パネル下方へ直接に導くとともに、前記外気の一部が前記底面パネルの下方の空間において、前記プロジェクタの前方に向かって流れる空気層としてのエアカーテンを形成する流路を形成していることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記底面パネルに設けられた排気口は、前記光源装置の近傍下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記装置本体ケースの底面パネルには、前記装置本体ケースを前記装置本体ケースの設置面から上昇させるリフト機構を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記リフト機構は、前記装置本体ケースの前方を上昇させることを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。
  5. 当該プロジェクタにおける前記投影側光学系の光軸が、前記装置本体ケースの底面パネルに対して前傾していることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプロジェクタ。
  6. 上部分流壁及び隔壁部により前記装置本体ケース内に区画された中央空間を有し、この中央空間に前記光源装置が配置されると共に、この中央空間の底面パネルに前記排気口を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプロジェクタ。
  7. 前記隔壁部と前面パネルとの間に前方空間を有し、前記上部分流壁と上面パネルとの間の空間に連続する前記前方空間に制御手段などの熱源を配置し、前面パネルや側面パネルに排気口を有することを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタ。
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