JP4900644B2 - プロジェクタ - Google Patents
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Description
このプロジェクタは、高輝度の光源が用いられ、メタルハイランドランプや超高圧水銀ランプなどの小型高輝度の放電ランプにリフレクタとしての凹面反射鏡を取り付けたランプユニットをプロジェクタの光源装置としてプロジェクタに組み込むことが多い。
また、このプロジェクタでは、プロジェクタ本体の上面パネルに設けられるキースイッチを操作することにより、又はリモートコントローラのスイッチを操作することにより、画面の大きさや明るさ、更には色合いなど、種々の設定を行って使用者の好みに合わせた美麗な画像を投影することができるようにされている。
この投影角調整機構としては、プロジェクタの底面の前方に孔が穿設され、この孔の上方には孔の中心を同軸とするようにナットが設置されるものがある(例えば特許文献1)。
支持部材が、前記プロジェクタの本体ケース前面の下方縁部近傍または底面の前方縁部近傍にストッパー機構を備えたヒンジ部により前面側から底面側方向または底面側から前面側方向に回動可能に軸止され、
前記支持部材は、その先端に回転可能に軸止されている接地ローラーを有し、
前記接地ローラーは、当該接地ローラーを接地面に接触させた状態で、前記支持部材を前記プロジェクタの前面側から底面側方向または底面側から前面側方向に回動させたときに、前記支持部材の回動方向及び角度に応じて回転することを特徴とする。
又、本発明において、前記支持部材は、周縁形状を環状体として中央に透孔を有するリング状であるようにしてもよい。
又、本発明において、前記支持部材が前記プロジェクタの前面中央付近に配置されているようにすることが望ましい。
そして、本発明において、前記回転ストッパー機構は、軸挿入部の内部にストッパーとしての突起体を有し、ヒンジピンにクラウンギアを有し、前記ストッパーとしての突起体とクラウンギアが歯合するで回動を停止させるようにするものである。
また、本発明において、前記本体ケースの底面パネルの後方両端部に、更に後足部材を備えるようにしてもよい。
このカラーホイール222は、光源装置210からの射出光を赤、緑、青の3色に順次着色するためのカラーフィルターを円周上に有するものであり、導光ロッド224は、光源装置210からの射出光の強度分布を均一にするためのものである
そして、光源側光学系220のミラー228は、光源装置210から射出され、導光ロッド224とカラーホイール222と光源側レンズ群226とを透過した光を、マイクロミラー表示素子230に向けて反射することによりマイクロミラー表示素子230にその正面方向に対して一方の方向に傾いた方向から光を投射するものである。
また、プロジェクタケースにおける前面パネル120の下端中央近傍には、2個の筒状体である軸挿通部330を設けるものであり、この2つの筒状体は、軸挿入部315を間に挿入することができるように、軸挿入部315の幅よりも僅かに広い間隔を開けて配設するものである。
そして、ヒンジピン350の内膨出部359は軸挿入部315の内壁と回転可能に摺動し、外膨出部353は、レール突起335とレール溝357とを摺動可能に嵌合させて軸方向に移動を可能としているも、軸挿通部330の内壁に対するヒンジピン350の回転は阻止しているものである。
又、ヒンジピン350のうちの1つは、図5に示すように、内膨出部359の内面に、等間隔に複数の突起を突出させてクラウンギア360を形成しているものである。
このため、この内膨出部359のクラウンギア360とストッパーとしての突起体319とを歯合させると、内膨出部359の軸挿入部315に対する回転を阻止することができ、ヒンジピン350を軸挿入部315に対して回転しないように固定することができる。
このため、通常時はクラウンギア360とストッパーとしての突起体319とを歯合させた回転ストッパー機構を構成することができる。
なお、スプリング370は、左右のヒンジピン350の間に圧縮状態で挿入し、クラウンギア360を有するヒンジピン350を外方に押圧しておくこともある。
このように、ヒンジピン350の先端であるボタンの押圧により解除可能な回転ストッパー機構を形成することができる。
また、支持部材310が板状体であることから、前面パネル120に密着させることができ、突出させることなくコンパクトに収納することができる。
また、この投影角調整機構300は、プロジェクタ100の本体ケースの表面に設けるものであり、本体ケースの内部に収納空間を必要としないため、プロジェクタ100を小型に設計製造することを容易とすることができる。
また、接地ローラー320が支持部材310の先端に設けられていることから、支持部材310を回動させる際に、この支持部材310の先端が設置面に接触しても接地ローラー320が回転することにより、スムーズに支持部材310を回動させてプロジェクタを傾斜させることができる。さらに、支持部材310の先端に設けられている接地ローラー320により、プロジェクタ100の投影角を調整しつつ、接地ローラー320が回転するので設置面上でプロジェクタ100を前後に移動させてスクリーンとの距離を調整することも容易にできる。
また、図8及び図9に示すように、投影口123が、前面パネル120の中央付近に配置されるプロジェクタ100においては、投影角調整機構300の支持部材310を投影口123のレンズカバー121と兼用させることもある。
そして、プロジェクタ100を使用する際に、ヒンジ部の開閉ボタンを押して支持部材310を回動させ、図9に示すように、レンズカバーとしての支持部材310をヒンジ部を軸として回転させることにより底面もより下方に突出させてプロジェクタ100を支持することができる。
また、図10に示すように、投影角調整機構300を底面パネル160の前方縁部近傍に設け、底面パネル160の後方両端部には、従来と同様に後足部材175を設けることもある。
なお、表示素子230としては、透過型の液晶表示素子を3枚用い、赤色画像、緑色画像、青色画像を形成して合成し、フルカラーの画像を投影するプロジェクタ100とすることもある。
110 上面パネル 111 電源スイッチ
112 電源ランプインジケータ 113 手動画質調整キー
114 自動画質調整キー 115 光源ランプインジケータ
116 加熱インジケータ 119 開閉蓋
120 前面パネル 121 レンズカバー
123 投影口 130 後面パネル
140 右側面パネル 145 排気口
150 左側面パネル 155 吸気口
160 底面パネル
175 後足部材
190 冷却ファン
210 光源装置 211 放電ランプ
220 光源側光学系
222 カラーホイール 224 導光ロッド
226 光源側レンズ群 228 ミラー
230 表示素子
250 投影側光学系
253 固定レンズ群 255 可動レンズ群
269 回路基板
300 投影角調整機構
310 支持部材 315 軸挿入部
317 側壁 319 突起体
320 接地ローラー 330 軸挿通部
333 当接壁 335 レール突起
350 ヒンジピン 353 外膨出部
357 レール溝 359 内膨出部
360 クラウンギア 361 ピン軸
370 スプリング
Claims (7)
- 画像情報に基づいて画像を投影するプロジェクタであって、
支持部材が、前記プロジェクタの本体ケース前面の下方縁部近傍または底面の前方縁部近傍にストッパー機構を備えたヒンジ部により前面側から底面側方向または底面側から前面側方向に回動可能に軸止され、
前記支持部材は、その先端に回転可能に軸止されている接地ローラーを有し、
前記接地ローラーは、当該接地ローラーを接地面に接触させた状態で、前記支持部材を前記プロジェクタの前面側から底面側方向または底面側から前面側方向に回動させたときに、前記支持部材の回動方向及び角度に応じて回転する
ことを特徴とするプロジェクタ。
- 前記ヒンジ部は、前記プロジェクタの前面に設けられた投影口の下方に配置され、前記支持部材が投影口を覆うことを特徴とする請求項1に記載したプロジェクタ。
- 前記支持部材は、周縁形状を環状体として中央に透孔を有するリング状であることを特徴とする請求項1に記載したプロジェクタ。
- 前記支持部材が前記プロジェクタの前面中央付近に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載したプロジェクタ。
- 前記ヒンジ部は、前記支持部材の下方に突設される筒状の軸挿入部と、本体ケースに一体となって形成される筒状の軸挿通部と、これらの筒状体に挿入されるヒンジピンとからなることを特徴とする、請求項1乃至4の何れかに記載のプロジェクタ。
- 前記ストッパー機構は、軸挿入部の内部にストッパーとしての突起体を有し、ヒンジピンにクラウンギアを有し、前記ストッパーとしての突起体と前記クラウンギアが歯合することで回動を停止させることを特徴とする、請求項5に記載したプロジェクタ。
- 前記本体ケースの底面パネルの後方両端部に、更に後足部材を備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載したプロジェクタ。
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