JP2007025343A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
排気口をプロジェクタの下面に設置することにより、冷却効果を向上させ、且つ、排気を観客に向けることのないプロジェクタ100を提供する。
【解決手段】
光源装置210、光源側光学系220、表示素子230、投影側光学系250、更に、電源回路261やプロジェクタ制御手段263を装置本体ケースに備えたプロジェクタ100であって、前記本体ケース100の底面パネル140に排気口145が設置され、前記装置本体ケースの底面パネル140には送風ファン193からの送風の一部を装置底面パネル140に導く流路を有する排風口195が設けられ、装置本体ケース底面パネル140にはリフト機構を有して装置本体ケースの前方を上昇させることができ、プロジェクタ100における投影側光学系250の光軸が装置本体ケースの底面パネル140に対して前傾しているプロジェクタ100とするものである。
【選択図】 図2
Description
このプロジェクタは、超高圧水銀ランプなどの高輝度の放電ランプを内蔵した光源装置からの光を、順次赤色フィルタ、緑色フィルタ、青色フィルタを用いて赤、緑、青の光とし、この赤、緑、青の光をレンズにより一般的にはDMDと呼ばれるマイクロミラー表示素子に集光させ、この表示素子によりプロジェクタ装置の投影口に向けて反射させる光の量によりスクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
更に、吸気口に排気温風が混入しないように吸気口と排気口とを対向する側面などに設けるため、外部からの冷却風が装置内部の部品により妨げられて排気口に流れ、プロジェクタを薄型や小型とするとこの流量抵抗が増加して冷却効果が低下するという問題もあった。
この排風口(195)としては、装置本体ケースの吸気口(135)の近傍に配置された吸気用の送風ファン(193)からの送風の一部をプロジェクタ(100)の底面パネル(140)の下方に直接に導く流路を形成するものである。
そして、この蓋体(147)には駆動機構を設け、プロジェクタ(100)の電源スイッチをオン状態とすると蓋体(147)を開動させ、電源スイッチをオフ状態とすると閉動させる制御手段を設けることが好ましい。
なお、上部分流壁(160)及び隔壁部(163)により装置本体ケース内に区画された中央空間(170)を形成し、この中央空間(170)に光源装置(210)を配置収納すると共に中央空間(170)の底面パネル(140)に排気口を設けることが好ましい。
このマイクロミラー表示素子230は、その正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から入射した光を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向と斜め方向とに反射して画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射し、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を表示するものである。
このカラーホイール222は、光源装置210からの射出光を赤、緑、青の3色に順次着色するためのカラーフィルターを円周上に有するものであり、導光ロッド224は、光源装置210からの射出光の強度分布を均一にするためのものである
そして、光源側光学系220のミラー228は、光源装置210から射出され、導光ロッド224とカラーホイール222と光源側レンズ群226とを透過した光を、マイクロミラー表示素子230に向けて反射することによりマイクロミラー表示素子230にその正面方向に対して一方の方向に傾いた方向から光を投射するものである。
なお、後足部材153も、前足部材150よりも短い長さとしつつ突出量を調整可能とし、プロジェクタ100の下方の載置台との間に十分な空間を形成できるようにすることもある。
更に、下部分流壁165と底面パネル140との間の空間は、プロジェクタ100の底面パネル140の下方外部に接続することにより、底面パネル140の下方でプロジェクタ100の前方に送風ファン193からの空気の一部を排風する流路としての排風口195を形成している。
そして、上部分流壁160により分流された外気の一部は、上部分流壁160と上面パネル110との間の空間を通じて前方空間175に導かれ、下部分流壁165により分流された外気の一部は、排風口195を通じてプロジェクタ100の底面パネル140の下部の空間に導かれ、上部分流壁と下部分流壁165との間に流れる外気は中央空間170に導かれる。
そして、エアカーテンにより底面パネル140の下方に熱気を含む排気が溜まることがなく、排気効率を上げることができ、リフト機構としての前足部材150などにより底面パネル140の下方空間を広くすることができるようにしているため、底面パネル140に向かって排気するための空間を十分に確保し、また、装置本体ケース前面に向かって排気することを可能とすることで後方に排気されることを防ぐことができるため、一般的に観客が着座しないプロジェクタ100の前方に排熱風を排出することができ、観客に不快感を与えないようにすることができる。
そして、このプロジェクタ100は、吸気口135の近くに送風ファン193を配置しており、底面排気口145や前面排気口125と送風ファン193との距離が比較的長く、送風ファン193の音がプロジェクタ100の外部に漏れる量を少なくし、騒音を低減することもできる。
このプロジェクタ100では、図5に示すように、プロジェクタ100の底面パネル140の排気口145に、蓋体147を設けるものであって、排気口145の後方側の縁部にピンを用いて軸止することにより開閉可能した蓋体147を設置するものである。
また、この導流フィン190は、図4に示したように、プロジェクタ100の後方側から前方側へ向かって、投影側光学系250と逆方向に向かってフィン190を斜めに列設しているものである。
したがって、底面パネル140に排気口145を設けることにより、プロジェクタ100の排熱を容易とすることができ、また、光源装置210を冷却した冷却風を光源装置210の近傍において底面パネル140から外部へ直接に排気することができるため、光源装置210の配置の設計自由度を向上させることができる。
110 上面パネル 112 キーカバー
114 本体操作表示部 116 スピーカ拡声穴
120 前面パネル 123 投影口
125 前面排気口 130 後面パネル
135 吸気口 140 底面パネル
145 底面排気口 147 蓋体
150 前足部材 153 後足部材
160 上部分流壁 163 隔壁部
165 下部分流壁
170 中央空間 175 前方空間
190 導流フィン
193 送風ファン 195 排風口
210 光源装置 211 放電ランプ
230 表示素子
220 光源側光学系
222 カラーホイール 224 導光ロッド
226 光源側レンズ群 228 ミラー
250 投影側光学系
253 固定レンズ群 255 可動レンズ群
261 電源回路 263 制御手段
265 回路基板
Claims (11)
- 光源装置、光源側光学系、表示素子、投影側光学系、及び、電源回路やプロジェクタ制御手段、更に送風ファンを装置本体ケースの内部に備えたプロジェクタであって、前記装置本体ケースの底面パネルに、排気口が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
- 前記底面パネルに設けられた排気口は、前記光源装置の近傍下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
- 前記装置本体ケースの底面パネルには、前記排気口よりも前記送風ファン側に排風口が設けられていることを特徴とする請求項1又請求項2に記載のプロジェクタ。
- 前記排風口は、前記送風ファンからの送風の一部を、前記装置本体ケースの底面パネル下方へ直接に導く流路を形成していることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
- 前記底面パネルに設けた排気口に、開閉可能な蓋体を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタ。
- 前記蓋体は駆動機構を有し、当該プロジェクタの電源スイッチのオン及びオフを検知して前記蓋体を開又は閉とする制御手段を有することを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
- 前記装置本体ケースの底面パネルには、前記装置本体ケースを前記装置本体ケースの設置面から上昇させるリフト機構を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のプロジェクタ。
- 前記リフト機構は、前記装置本体ケースの前方を上昇させることを特徴とする請求項6記載のプロジェクタ。
- 当該プロジェクタにおける前記投影側光学系の光軸が、前記装置本体ケースの底面パネルに対して前傾していることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のプロジェクタ。
- 上部分流壁及び隔壁部により前記装置本体ケース内に区画された中央空間を有し、この中央空間に前記光源装置が配置されると共に、この中央空間の底面パネルに前記排気口を有することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載のプロジェクタ。
- 前記隔壁部と前面パネルとの間に前方空間を有し、前記上部分流壁と上面パネルとの間の空間に連続する前記前方空間に制御手段などの熱源を配置し、前面パネルや側面パネルに排気口を有することを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
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