JP4893092B2 - プラスチック製容器 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図4および図9を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の第1の実施の形態を示す正面図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。また、図3は、図2のB部拡大図であり、図4は、プラスチック製容器内が減圧された状態における図2のB部拡大図である。さらに、図9は、ブロー成形中のプラスチック製容器を示す拡大断面図である。
図1に示すように、プラスチック製容器1は、胴部2と、胴部2上方に設けられた口部3と、胴部2下方に設けられた底部4とからなっている。このプラスチック製容器1は、容量が500ミリリットル程度の容器であり、ポリエチレンテレフタレート製のプリフォームを二軸延伸ブロー成形して製作される。なお、図1において、プラスチック製容器1の胴部2は減圧吸収パネルを有していないが、胴部2の一部に減圧吸収パネルが形成されていても良い。
また、各平面部5a、5bの表面積の合計は、胴部2の全表面積の15%以上となるのが好ましく、30%以上となるのが更に好ましい。平面部5a、5bの表面積の合計が、胴部2の全表面積の表面積の15%以上となる場合、プラスチック製容器内の減圧を吸収する効果が得られ、30%以上であると、更に大きな減圧吸収効果が得られる。
図1において、プラスチック製容器1内に内容液を充填して口部3を閉栓した後、プラスチック製容器1が冷却されたり内容液が酸化されることにより、プラスチック製容器1内が減圧される。
この際、図4に示すように、平面部5aがプラスチック製容器1の内面側に凹むように変形し(実線)、プラスチック製容器1の容量が減少し、プラスチック製容器1内の減圧を吸収する。この場合、平面部5aは、コーナー部9付近を支点として変形する。上述したように、隣接する2つの平面部5a間にはコーナー部9が2箇所設けられている。このため、平面部5aが変形したときの応力はこれら2箇所のコーナー部9に分散される。
また、同様にプラスチック製容器1に外力が加わった際も、2箇所のコーナー部9に応力が分散される。
なお、このようなコーナー部9を支点とする変形作用は、平面部5bと稜線部6bとの間においても同様に生ずる。
この場合、各平面部5aの表面積はそれぞれ約2.05cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約5.3%となる。また、各平面部5bの表面積は、それぞれ約2.36cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約6.1%となる。さらに、全ての平面部5a、5bの表面積の合計は26.46cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約68.6%となる。
次に、本発明によるプラスチック製容器の第2の実施の形態について図5および図6を参照して説明する。
ここで、図5は、本発明の第2の実施の形態を示す正面図であり、図6は、本発明の第2の実施の形態を示す平面図である。図5および図6に示す第2の実施の形態は、平面部5や稜線部6の配置が異なるものであり、他の構成や作用効果は上述した第1の実施の形態と略同一である。図5および図6において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、プラスチック製容器1の胴部2は、上方部に位置するとともに互い違いに環状に配置された3つの平面部5aおよび3つの曲面部11aと、平面部5aおよび曲面部11aの下方に位置するとともに互い違いに環状に配置された3つの平面部5bおよび3つの曲面部11bと、平面部5bおよび曲面部11bの下方に位置するとともに互い違いに環状に配置された3つの平面部5cおよび3つの曲面部11cと、平面部5cおよび曲面部11cの下方に位置するとともに互い違いに環状に配置された3つの平面部5dおよび3つの曲面部11dと、平面部5dおよび曲面部11dの下方に位置するとともに互い違いに環状に配置された3つの平面部5eおよび3つの曲面部11eとを有している。
なお、図5において、面取り部7a、7b、7c、7dの幅Lは幅方向に誇張して描かれている。
この場合、各平面部5aの表面積はそれぞれ約0.44cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約1.3%となる。また、各平面部5bの表面積は、それぞれ約0.69cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約2.0%となる。また、各平面部5cの表面積は、それぞれ約0.75cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約2.2%となる。また、各平面部5dの表面積は、それぞれ約0.59cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約1.7%となる。また、各平面部5eの表面積は、それぞれ約1.15cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約3.3%となる。
さらに、全ての平面部5a、5b、5c、5d、5eの表面積の合計は10.86cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約31.3%となる。
次に、本発明によるプラスチック製容器の第3の実施の形態について図7および図8(a)(b)(c)を参照して説明する。
ここで、図7は、本発明の第3の実施の形態を示す正面図である。また、図8(a)は、図7のA−A線断面図であり、図8(b)は、図7のB−B線断面図であり、図8(c)は、図7のC−C線断面図である。図7および図8(a)(b)(c)に示す第3の実施の形態は、平面部5や稜線部6の配置が異なるものであり、他の構成や作用効果は上述した第1の実施の形態と略同一である。図5および図6において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示すように、プラスチック製容器1の胴部2は、上方部に位置するとともに互いに稜線部6aを介して隣接する10個の平面部5aと10個の平面部5bと、中央部に位置するとともに稜線部6bを介して互いに隣接する長方形形状からなる10個の平面部5cと、平面部5cの下方に位置するとともに稜線部6dを介して互いに隣接する80個の三角形状の平面部5dと、下方部に位置するとともに稜線部6eを介して互いに隣接する台形形状からなる10個の平面部5eとを有している。このうち上方部に位置する平面部5a、5bは、いずれも2等辺三角形形状からなっている。また平面部5a、5bは、図8(a)に示すように、それぞれプラスチック製容器1の胴部2の上部において、上方から見て互い違いに環状に配置されている。なお、図7において、プラスチック製容器1の胴部2は減圧吸収パネルを有していないが、胴部2の一部に減圧吸収パネルが形成されていても良い。
なお、図7においても図1および図5と同様に、面取り部7a、7c、7eの幅Lは幅方向に誇張して描かれている。
この場合、各平面部5aの表面積はそれぞれ約0.78cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約2.2%となる。また、各平面部5bの表面積は、それぞれ約0.31cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約0.9%となる。また、各平面部5cの表面積は、それぞれ約1.08cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約3.1%となる。また、各平面部5eの表面積は、それぞれ約0.27cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約0.8%となる。
さらに、平面部5a、5b、5c、5eの表面積の合計は24.40cm2であり、プラスチック製容器1の胴部2の全表面積の約69.7%となる。
2 胴部
3 口部
4 底部
5a、5b、5c、5d、5e 平面部
6a、6b、6c、6d、6e 稜線部
7a、7b、7c、7d、7e 面取り部
8 溝部
9 コーナー部
10 肩部
11a、11b、11c、11d、11e 曲面部
20 金型
21 曲部
Claims (7)
- 胴部と、胴部上方に設けられた口部と、胴部下方に設けられた底部とからなるプラスチック製容器において、
胴部は、互いに稜線部を介して隣接する複数の平面部を含み、
各平面部間に設けられた稜線部は、それぞれ一定の幅Lを持つ平坦な細長い面取り部を有し、
各稜線部の面取り部の肉厚をtとしたとき、10t≧L≧tとなることを特徴とするプラスチック製容器。 - 各平面部は、多角形形状を有することを特徴とする請求項1に記載のプラスチック製容器。
- 各平面部の表面積は、胴部の全表面積の0.5%以上となり、かつ、各平面部の表面積の合計が胴部の全表面積の15%以上となることを特徴とする請求項1または2に記載のプラスチック製容器。
- 隣接する平面部同士のなす角がそれぞれ55°乃至170°となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプラスチック製容器。
- 胴部は、平面部および稜線部のみからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラスチック製容器。
- 二軸延伸ブロー成形方法により製作されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラスチック製容器。
- 材質がポリエチレンテレフタラートからなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプラスチック製容器。
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