JP2007091316A - 樹脂製ボトル - Google Patents

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Takayuki Kobayashi
隆之 小林
Takao Iizuka
高雄 飯塚
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Abstract

【課題】ボトルを搬送する場合に、ボトルの底部近辺の側面につぶれなどの変形が生じる。
【解決手段】角形の断面形状を有する樹脂製ボトルにおいて、胴部を、平板状の側壁を四面に具えた四角筒状とし、かつ胴部の下部に段差を胴部の周方向に形成した。
樹脂製ボトルは、胴部の下部に、周方向に延びる段差を形成したことにより、側方から押圧する力に対して十分な剛性を有し、かつ高い復元性を有する。したがって、軽量化した多数の樹脂製ボトルを搬送ライン上に搬送させても、ボトルの側面、特に底部近辺につぶれ変形による不具合を生じさせることがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送ラインなどにおいて側方から押圧力が加えられても所定の形状を保持し、つぶれによる不具合の発生を低減させた樹脂製ボトルに関する。
内容物をボトルに充填させる充填工程などにおいては、搬送ラインに多数の樹脂製ボトルを並べ、ボトル列を後方から押して、ボトル全体を移動させている。搬送ラインにおいては一般に、ボトルの下半部を押圧して搬送することから、列の後方ではボトルの底部近辺にボトル全体の重さがかかっており、特に内容物を充填したボトルでは、その圧力は相当な値となっていた。
一方軽量化を実現するため近年ボトルの肉厚が薄くなっており、それに伴って変形を生じさせないようにボトルの剛性を高める工夫がなされている。
また特開平11−11589号公報には、薄肉容器の充填や蓋締め工程などにおいて、保持具を用いて容器のつぶれを防止した発明が記載されている。
特開平11−11589号公報
しかしながら、搬送ラインなどにおいてボトルを多量に搬送すると側面につぶれが生じ、不良品が発生していた。つぶれ部分を発生させないことは剛性が低下した軽量化ボトルにおいて特に重要な課題であり、搬送ラインにおいて変形を生じさせない樹脂製ボトルが求められている。
また特開平11−11589号公報に記載の発明は、口部以外容器全体を保持具で包むようにしていることから、保持具の扱いに手間がかかり、作業が効率的でなかった。
本発明では、搬送ラインなどにおける圧力でつぶれなどの不具合を発生させることのない軽量化した樹脂製ボトルを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するため、樹脂製ボトルを次のように構成した。
角形の断面形状を有する樹脂製ボトルの胴部下部に、胴部の周方向に段差を設けた。
段差を胴部下部、すなわち搬送時にボトルどうしが当接する箇所に設けたことから、樹脂製ボトルはかかる当接圧力に対する剛性が高まり、つぶれが生じにくくなるとともに、押圧力を受けてたとえつぶれが生じた場合であっても、押圧力が解除されるとつぶれが元に戻る復元性を具え、所定の形状に復元される。すなわち段差を設けたことにより、その部分はボトルの内側に変形したつぶれ部分がその状態で安定せず、外側に押し戻されてつぶれ部分が解消されるようになる。
胴部横断面は、四角形に限らず、五角形、あるいはそれ以上の多角形でよい。
例えば胴部横断面を正方形、あるいは長方形とした場合は、隣接した側壁の間に補強用側壁を設け、補強用側壁と側壁とをほぼ45度の角度で連結させた形状が好ましい。ボトルは、例えばPET樹脂を原料として二軸延伸ブローで成形した樹脂製ボトルが主として考えられるが、他の素材からなるボトルでもよい。
段差は、胴部の下部の適宜な高さに形成してよいが、側壁と底部との境界部分に形成すると、剛性が高くなってつぶれにくくなり、またつぶれが生じた場合でもつぶれが残らず必ず復元する十分な復元性を有することから好ましい。
段差は、搬送などによりボトル同士が接触したとき、現実に当接する箇所、もしくはその近辺に設ければよく、周方向に沿った一部で、ボトルの全周に連続して形成する必要はない。また段差の高さも必要に応じて変更してよく、段差すべてを均一な高さにする必要はない。
胴部に補強用側壁を設けた場合は、少なくとも補強用側壁に段差を形成することとする。段差は水平、すなわち底部底面と平行に形成することが好ましいが、水平でなく、また直線状でなくともよい。
段差の高さ幅、段差を形成する位置、および段差を境にしてボトルの上下方向のいずれを外側に突出させるかなどは、ボトルの形状、ボトルを形成している樹脂の厚み、ボトルに要求される剛性などを考慮して適宜設定するものとする。
ただし、段差を境にして段差の下部をボトルの外側に突出させると、ボトルとボトルとが当接したとき、その突出部分のみが当接して、突出部分に生じる圧力が大きくなるおそれがあるので、上部を外方に突出させる方が好ましい。
尚必要な復元性と剛性は、ボトルに内容物を収納した状態でも、ボトルに内容物を充填していない状態のいずれを基準として設定してもよい。
また、面の高さを変更させる段差に代えて、面の高さを変更させずに溝、あるいは突条を胴部下部に形成してもよい。
本発明の樹脂製ボトルは、角形に形成した胴部の下部に、周方向に延びる段差を形成したことにより、側方からの押圧力に対して高い剛性を有するとともに、たとえつぶれた場合でもつぶれた部分が直ちに復元し、所定の形状を保持できる。したがって、軽量化して薄肉化された樹脂製ボトルにおいても、搬送ラインにおける不良品の発生を極力低減させることができる。
殊に隣接した側壁の間に設けられた補強用側壁に段差を形成することにより、樹脂製ボトルは、側壁が側壁に対して垂直な方向から押圧された場合の復元性と剛性をより高くできる。
段差は、樹脂製ボトルを成形する金型に若干の加工を施すことにより容易に成形でき、復元性と高い剛性とを有する薄肉の樹脂製ボトルを安価に提供できる。また段差は、樹脂製ボトルの底部近辺に形成することから、樹脂製ボトル全体の外観に大きな変更が加えられず、段差を形成したことによって美観を損ねるおそれがない。
図1に本発明にかかる樹脂製ボトル2を示す。
樹脂製ボトル2は、上部に口部4を具え、口部4に連続して胴部6を具え、胴部6の下部に底部8を具えたPETボトルと呼ばれる樹脂製ボトルである。
口部4の外周には雄ねじ5が形成してあり、雄ねじ5にキャップ(図示せず。)を螺合させることにより口部4が密閉される。
図2に、樹脂製ボトル2の底面を示す。胴部6は4枚の平板状の側壁10と、側壁10とほぼ45度の角度で連結された補強用側壁12からなり、図2に示すようにほぼ四角形に形成されている。側壁10は、表面に側壁10を補強するための凹凸や樹脂製ボトル2内の圧力を調整するための凹凸が形成してある。側壁10の下端は、下に凸の円弧状に形成してあり、円弧の最下部が底部8の最下面付近に位置している。
補強用側壁12は縦長で、ボトル2の縦方向中央付近に凹みを有する以外は平板に形成してある。補強用側壁12の下端は、側壁10の左右端部とほぼ同じ高さで、水平、すなわち底部8の最下底面と平行に形成されている。
底部8は、胴部6の下端、すなわち側壁10および補強用側壁12の下端に連続して設けてある。具体的には、側壁10の湾曲した下端と補強用側壁12の水平に延びる下端とから、樹脂製ボトル2の中心向けて円弧状に湾曲し、中心部分を、樹脂製ボトル2の上部に向けて盛り上がらせた形状を有している。
更に側壁10の下端と底部8との境界、および補強用側壁12の下端と底部8との境界には、図1および図3に示すように段差3が形成してある。段差3は、底部8が胴部6に対して樹脂製ボトル2の内側に後退するように形成してあり、側壁10の下端と補強用側壁12の下端に沿って樹脂製ボトル2の全周に渡って形成してある。
段差3の高さ幅は、樹脂製ボトル2の側壁10の厚みとほぼ同じか、側壁10の厚みの数倍程度である。側壁10の下端に設けられた段差3は、側壁10の下端に沿って円弧状に形成してあり、補強用側壁12の下端に設けられた段差3は水平に形成してある。
このように樹脂製ボトル2は、胴部6と底部8の境界部分に段差3を有していることから、薄肉に形成した場合であっても、胴部6を側壁10に対して垂直な方向から押圧する力に対する剛性と、つぶれに対する復元性を有している。特に樹脂製ボトル2は、側壁10に対してほぼ45度の角度で設けられた補強用側壁12の下端に段差3を具えていることから、つぶれにくく、かつたとえつぶれが生じた場合でも直ちに復元される。
したがって、図4に示すように搬送ライン等において多数の樹脂製ボトル2を互いに接触させて、ボトル2の列の後方から押して搬送させた場合でも、樹脂製ボトル2の底部8の近辺につぶれ変形による不具合が発生しない。
本発明にかかるボトルを示す側面図である。 ボトルの底面を示す図である。 ボトルの底部を示す斜視図である。 搬送状態を示す図である。
符号の説明
2 樹脂製ボトル
3 段差
4 口部
5 キャップ
6 胴部
8 底部
10 側壁
12 補強用側壁

Claims (4)

  1. 角形の断面形状を有する樹脂製ボトルであり、
    該樹脂製ボトルの胴部下部に、該胴部の周方向に形成した段差を設けたことを特徴とする樹脂製ボトル。
  2. 胴部は、隣接した側壁の間にほぼ45度の角度で補強用側壁を具えた四角筒状で、少なくとも該補強用側壁の下部に段差を設けたことを特徴とする請求項1に記載の樹脂製ボトル。
  3. 段差は、胴部と底部の境界部分に沿って設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂製ボトル。
  4. 樹脂製ボトルは、PET樹脂からなるPETボトルである請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂製ボトル。
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