JP4891796B2 - 作業管理装置、作業管理システム、及び作業管理方法 - Google Patents

作業管理装置、作業管理システム、及び作業管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業の開始状況を容易に管理することができる作業管理装置、作業管理システム、及び作業管理方法に関する。
従来、作業管理を行なう場合、作業実績収集システムの端末又は無線ハンディターミナルから、作業開始及び作業終了を入力する方法が一般的である。
また、作業管理のひとつの指標である作業時間を特定する方法として、作業者が携帯する作業者特定用ID(Identification)タグと、作業対象物品を特定する作業対象物特定用IDタグをIDタグ読取装置(IC(Integrated Circuit)タグ読取装置)で読み取り、その読み取った情報と、作業エリアを特定する情報及びその作業エリアの作業設備の稼動情報を実績管理CPU(Central Processing Unit)へ送信することで、作業時間を管理する技術について開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-182656号公報(段落0023〜0034、図1)
作業実績収集システムの端末又は無線ハンディターミナルを用いる方法では、作業者が組立作業を中断して作業実績を入力する必要があり、組立効率低下や作業者への負担が増大する問題があった。
特許文献1に記載された作業実績収集システムのICタグ読取装置は、作業エリアに設置され、作業対象物品が搬送された作業エリアの広範囲な領域をカバーする読取装置である。よって、ICタグ読取装置は、作業エリアにある全てのICタグを読み込むため、作業管理に必要な作業者特定用ICタグ、作業対象物特定用ICタグ以外の部材品のトレーサビリティ管理用のICタグの多くの情報を読み取ってしまい、誤動作を生じる問題がある。
また、作業者は、作業エリアで作業を開始したとしても、組立の際に取付用の部品が、作業途中で揃っていない状況が判明し作業が中断したり、同様に、取付作業用の工具が不足していた際、作業を中断する。このような状況の場合は、作業開始時間の測定が正確といえず、作業時間を正確に把握することができない問題がある。
さらに、精密作業など特定の技能を有する作業者(有資格者)がしなければならない作業を、無資格者が実施したり、作業図面を確認する作業を、作業図面を確認せずに実施したり、管理されていない工具を用いて作業を実施したり、また、正規の部品を使用せずに、品質が確認されていない部品を使用して作業を実施したりするおそれがある。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、作業の開始状況を容易に管理することができる作業管理装置、作業管理システム、及び作業管理方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、作業管理装置は、作業図面、工具、部品、及び作業者の各個体にそれぞれ付される個体識別用のICタグのIDと、作業内容を指示する指図に付される指図用のICタグの情報とを用いて、作業の開始を管理する作業管理装置であって、個体識別用のICタグには、IDとして、IDの種類とIDの値が書き込まれており、IDの種類は、個体識別用のICタグが、作業図面、工具、部品、及び作業者のいずれに付されるものであるかを識別可能とするものであり、IDの値は、その値自体で、又は、IDの種類との組み合わせにより、個体を識別可能とするものであり、指図用のICタグには、情報として、作業内容を特定する情報が書き込まれていると共に、作業の開始条件が個体識別用のICタグのIDとして書き込まれており、作業管理装置は、指図を置く置き場所(例えば、作業管理ボックス21)に付設され、その置き場所に置かれた指図に付された指図用のICタグ及び個体識別用のICタグの情報を読み取るICタグ読取手段(例えば、ICタグリーダライタ25)と、ICタグ読取手段の読取情報に基づいて作業の開始条件を判定する作業開始条件判定手段(例えば、制御部26)と、作業開始条件判定手段の指令により作業の開始を告知する告知手段(例えば、LEDランプ23)と、を有し、作業開始条件判定手段は、作業の開始の際に、ICタグ読取手段で読み取った指図用のICタグの情報における作業の開始条件として書き込まれた個体識別用のICタグのIDと、ICタグ読取手段で読み取った個体識別用のIDとを比較し、指図用のICタグから読み込まれたIDがIDの種類とIDの値が指定されているとき、IDの種類とIDの値とが合致していれば、合致するIDであると判定し、IDの種類とIDの値とのいずれかが合致していなければ、合致しないIDであると判定し、指図用のICタグから読み込まれたIDがIDの種類のみが指定されているとき、個体識別用のIDのうち該IDの種類と、指図用のICタグから読み込まれたIDの種類が合致しているか否かを判定し、IDの種類が合致していれば、合致するIDであると判定し、IDの種類が合致していなければ、合致しないIDであると判定し、指図用のICタグから読み込まれたすべてのIDに対し、合致するIDであるとの判定により作業の開始条件を満たしたとき、作業の開始と判定し、告知手段に該当する判定結果を指令する際に、合致するIDである判定、合致しないIDである判定、作業開始の判定で異なる色を指定して指令することを特徴とする。
このような構成によれば、ICタグを置き場所に置くと、作業開始条件判定手段は、その作業エリアでの作業開始条件が揃っているかが管理することができ、また、作業開始不許可(開始条件に不一致)、作業開始許可(開始条件に一致)であるかが告知手段で告知することができる。
本発明によれば、作業の開始状況を容易に管理することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
《第1の実施形態》
図1は、作業管理システム及び作業管理装置を示す構成図である。作業管理システム100は、指図(さしず)発行装置10と、作業管理装置20と、サーバ30とを備えている。指図発行装置10と、作業管理装置20と、サーバ30とは、LAN(Local Area Network)などのネットワーク40で接続されている。
指図発行装置10は、作業が必要になった際に、指図を発行する端末であり、サーバ30の記憶部31に、指図内容及び組付指示情報を登録する。なお、組付指示情報とは、製品・半製品を組立てていく(組付けていく)上で必要な部品及び手順の情報をいう。ここでは、組付指示情報として、電子回路基板74(図4参照)に部品を取付ける組立工程を一例としている。
指図発行装置10は、情報処理部11、キーボード13、表示装置14、ICタグリーダライタ15、及びシート書換えプリンタ16を備える。情報処理部11は、指図を発行する指図発行部12を有し、指図発行部12の指示により、指図50をシート書換えプリンタ16にて出力する。また、ICタグリーダライタ15は、指図発行部12の指示により、作業内容を特定する情報をICタグ51に書き込む。
作業内容を特定する情報とは、例えば、指図番号、製造する製品・半製品の品名又は型番、製作員数である。また、作業対象物品の作業内容を特定する情報の詳細情報として、作業員が、電子回路基板74(図4参照)に部品75(図4参照)を取付ける際の組付情報が記載されている。具体的には、部品75の種別、員数、及び部品の取付け順序である。さらに、作業内容を特定する情報としては、後記する作業開始条件がある。
指図50は、作業開始条件を含む作業内容を特定する情報が記載された書類である。作業開始条件とは、(i)指図の作業を行なうのに必要な部品が揃って、作業場に配膳されていること、もしくは、作業開始時間までに配膳されていること、(ii)指図の作業を行なうのに必要な図面が揃って、作業場に配布もしくは常備されていること、(iii)人数のみならず、作業適正者かどうかも含めて指図の作業を行なうのに必要な作業者が揃っていること、もしくは、該当者が作業に着手できること、(iv)指図の作業を行なうのに必要な冶具などが揃っていること、もしくは該当する冶具が揃うこと、である。指図50の具体的な例について図2を参照して説明する。
図2は、指図の一例を示す説明図である。指図番号A0011には、工程ID、指図内容、及び作業開始条件が記載されている。作業開始条件としては、作業図面ID(例えば、D1234)、作業者ID(例えば、M2342)、作業工具類ID(例えば、Tool345、Tool346、Tool347、Material233)、使用部品の配膳キットID(例えば、T0011)が指定されている。ここで、工具類には、使用冶具、工具、設備番号が含まれる。
なお、図2において、作業図面を識別する識別情報のうち、作業図面を特定する特定情報として作業図面IDが指定されている。作業特定用IDが指定されていない場合は、識別情報だけの作業開始条件となる。作業者ID、作業工具類ID、及び配膳キットIDも、同様であるので説明を省略する。
図1に戻り、ICタグ51は、RFID(Radio frequency identification)などの非接触の無線用ICタグを使用し、指図50としての書類に添付される。なお、ICタグ51は、例えば、電池未搭載型で受信電波から電力を得るものであれば、小型化や低コスト化などを実現しやすくて好ましいが、電池搭載型のものであってもよい。
作業管理装置20は、LED(Light Emitting Diode)ランプ23及び投入口24を有する作業管理ボックス21と、作業管理ボックス21の背面に付設される作業管理装置本体22とを備えている。構成の詳細は、図3を参照して説明する。
図3は、作業管理装置の構成を示すブロック図である。作業管理装置20は、各種のICタグを読み取り、指図の作業開始条件を判定し、その判定状況をLEDランプ23により表示する機能と、その読み取った情報をサーバ30へ送信する機能とを備えている。作業管理装置本体22は、ICタグリーダライタ25、制御部26、通信部27、入力部28、及び記憶部29を有している。
作業管理ボックス21は、指図50を、作業の開始時に投入するボックスである。また、作業者は、作業が終了すると、指図50を作業管理ボックス21から取り出し、電子回路基板74(図4参照)に取り出した指図50を添付して、次の工程に配送する。
ICタグリーダライタ25は、作業管理ボックス21に指図50が投入された際、ICタグ51との通信を確認すると、指図50に添付されているICタグ51の情報を読み取り、制御部26に通信開始情報と読取情報を送信する。また、ICタグリーダライタ25は、作業管理ボックス21から、指図50が取り出された際、ICタグ51との通信の断絶を確認すると、制御部26に通信終了情報を送信する。
制御部26は、具体的には、プログラムに従って動作するCPUによって実現される。制御部26は、指図50に添付されたICタグ51の通信開始情報を受信すると、記憶部29に、読取情報を登録する。読取情報は、指図番号、工程ID,指図内容、及び作業開始条件である。制御部26は、他のICタグ情報と、記憶部29に既に登録された作業開始条件が満たされた場合は、通信部27を介して、サーバ30に、作業開始条件が満たされたときの通信開始情報と、作業内容を特定する情報とを送信する。通信開始情報には、例えば、作業管理ボックス21のID、通信開始時刻がある。作業内容を特定する情報には、例えば、指図50の指図番号、製造する製品・半製品の品番、製作員数、作業開始条件がある。また、制御部26は、指図50に添付されたICタグ51の通信終了情報を受信すると、通信部27を介して、サーバ30に、ICタグ51との通信終了情報と、作業内容を特定する情報とを送信する。通信終了情報には、例えば、作業管理ボックス21のID、通信終了時刻がある。作業内容を特定する情報には、例えば、指図50の指図番号、製造する製品・半製品の品番、製作員数、作業開始条件がある。
なお、作業管理ボックス21には、複数のICタグが投入される。例えば、作業者を特定する情報が書き込まれた作業者特定用ICタグ、工具を特定する情報が書込まれた工具特定用ICタグ、作業図面を特定する情報が書込まれた図面特定用ICタグ、部品の配膳キットを特定する情報が書込まれた配膳キット特定用ICタグなどがある。ICタグリーダライタ25は、ICタグが投入された際、ICタグの情報を読み取り、制御部26に、ICタグとの通信開始情報と、特定する情報とを送信する。
作業者特定用ICタグ、工具特定用ICタグ、図面特定用ICタグ、配膳キット特定用ICタグは、作業者が、作業管理ボックス21の前面にかざしてもよい。ICタグリーダライタ25は、かざされたICタグを読取ることができる。
さらに、制御部26は、ICタグリーダライタ25の読取情報に基づいて作業開始条件を判定し、その判定結果に基づいて、表示色(発光色)をLEDランプ23に指令する。詳細な制御プログラムのフローチャートについては後記する(図7参照)。なお、入力部28は、制御部26の初期設定などの入力を行なう。
LEDランプ23は、例えば、光の3原色RGB(赤・緑・青)の発光ダイオードを有し、発光ダイオードの前面に長方形のレンズを有している。これにより、作業者及び作業管理者が、作業エリアの作業開始状態を確認することができる。LEDランプ23の発光色は、作業の開始状況に応じて異なることが好ましい。例えば、作業待ちの場合は白色、指図投入の場合は黄色、作業開始条件を満たし作業開始の場合は緑色、作業中の場合は青色、作業開始条件を満たさない場合は赤色とする。これにより、複数の作業エリアを管理する作業管理者は、LEDランプ23の発光色を確認することにより、どの作業エリアに、作業開始条件の問題を有しているかを判断することができる。なお、LEDランプ23は、詳細な作業の進捗状況の情報を表示する必要がある場合には、LEDディスプレイ形として、文字などを表示してもよい。
サーバ30(図1参照)は、複数の製造エリアからの作業実績情報を記憶し、作業実績情報を分析するサーバである。サーバ30は、指図発行装置10からの登録情報を、記憶部31に記憶する。また、サーバ30は、作業管理装置20からの情報、すなわち、通信開始情報、作業内容を特定する情報、通信終了情報を受信すると、記憶部31に記憶する。受信された情報には、年月日を含む時刻情報(タイムスタンプ)が付加されて記憶される。記憶部31に記憶される時刻情報には、通信開始情報に含まれる通信開始時刻、通信終了情報に含まれる通信終了時刻、及び受信された情報に付加される時刻情報(タイムスタンプ)がある。受信された情報に付加される時刻情報(タイムスタンプ)は、通信開始時刻及び通信終了時刻のバックアップとして利用してもよい。また、作業管理装置20から送付された情報に、時刻情報が含まれていない場合は、受信された情報に付加される時刻情報(タイムスタンプ)が、受信された情報の管理に利用される。サーバ30は、記憶部31の情報から、例えば、指図別の作業時間を演算し、演算結果を記憶部31に記憶する。
図4は、作業エリアの作業台の一例を示す外観斜視図である。作業台71の横には、自立型の作業管理装置20が設置されている。作業台71の上部(上面)は、電子回路基板74の組立作業エリアであり、作業者の前方には、複数の部品箱72、配膳キット(部品箱)63が設置されている。また、作業台71の上部(上面)には、複数の工具62、作業図面61、作業者ID証64が置かれている。作業図面61、工具62、配膳キット63、作業者ID証64には、各々を特定する作業図面特定用ICタグ61a、工具特定用ICタグ62a、配膳キット特定用ICタグ63a、作業者特定用ICタグ64aが設けられている。表示装置80は、作業補助台73の上部に設置されており、作業内容の情報が表示される。作業者は、表示装置80に表示された情報に従い、電子回路基板74の作業を行なう。
図5は、作業中に表示装置に表示される画面の例を示す説明図である。適宜図1〜図4を参照して説明する。表示装置80は、作業に関する情報を表示するものであり、スイッチ76の押下によって画面が切り替わり、また、ネットワーク40を経由してサーバ30と接続されている。サーバ30は、作業管理装置20から送信された作業を特定する情報を受信すると、表示装置80に、該当する作業内容を表示する。表示装置80には、指図番号81、指図内容82(組付けする製品・半製品の型番、品名及び員数(個数)を含む。)、組付指示情報83(手順及び作業内容)、工程ID84、作業者ID85、完成員数(完成個数)86、作業着手日時・作業終了日時87及び詳細作業時刻88が表示される。
指図番号81には、ICタグ51に対応する作業内容を特定する情報(例えば、A0011)が表示される。また、指図内容82及び組付指示情報83には、指図番号81に関する詳細情報(手順、作業内容)が表示される。工程ID84には、工程を特定する情報(例えば、W0001)が表示される。作業者ID85には、作業者を特定する情報(例えば、M2342)が表示される。なお、作業者を特定する情報は、予めサーバ30の記憶部31に登録しておいてもよいし、あるいは、作業者を特定するためのICタグ(不図示)を作業者が作業管理ボックス21に投入することでサーバ30が認識し、作業者ID85に表示するようにしてもよい。
作業着手日時・作業終了日時87には、指図50が作業管理ボックス21に投入され、作業開始した時刻、及び、作業管理ボックス21から取り出された時刻が表示される。完成員数86には、製作員数(ここでは8枚)のうち完成した数が表示される。詳細作業時刻88には、各手順の終了時刻が表示され、例えば、各手順の終了時にスイッチ76が押されると、その時刻を表示する。このようにして、作業者は、表示装置80の表示画面による作業内容の指示に従い、作業を確実に進めることができる。
図6は、サーバの記憶部に記憶される作業工程毎の作業実績を示す説明図である。指図No毎に、指図50の作業開始時刻、作業終了時刻、作業工程に関する情報、作業者に関する情報、作業図面に関する情報、作業工具類に関する情報、使用部品(配膳キット)に関する情報が記憶されている。図6によれば、例えば、全体の作業工程W0001のひとつである作業内容(指図No)A0011は、2006年5月10日に作業者M2342により、時刻9:00に作業を開始し、時刻9:35に終了していることがわかる。また、作業内容(指図No)A0011は、作業図面D1234、工具類Tool345,Tool346,Tool347,Material233、配膳キットT0011を使用していることがわかる。
次に、作業管理装置20の作業開始状況の表示機能について説明する。
図7は、第1の実施形態における作業管理装置の作業開始の表示手順を示すフローチャートである。作業管理装置20の電源が入ると、制御部26は、LEDランプ23に初期告知指令を出し、白色を点灯する(ステップS101)。なお、LEDランプ23は、点灯された発光色の保持回路(図示せず)により、次の告知指令が来るまで発光色を保持する。発光色の保持回路は、ここでは、LEDランプ23側にあるが、制御部26側にあってもよい。図4に示すように、作業エリアの作業者は、指図50が添付された電子回路基板74を受理すると、指図50を、作業台71の横に設置されている作業管理ボックス21の投入口24から投入する。ICタグリーダライタ25は、ICタグリーダライタ25内のアンテナ(図示せず)から制御信号を含む電波を所定時間毎に発信しており、指図50の投入を検知したか否かを判定する(ステップS102)。なお、ステップS102において、制御信号を含む電波は、ICタグリーダライタ25内のアンテナ(図示せず)から連続的に発信しておいてもよい。
ICタグ51内のアンテナがICタグリーダライタ25からの電波を受信すると、アンテナの共振作用により起電力を発生する。発生した電力によりICタグ51内の回路が起動し、必要な処理を行なう。その処理結果をICタグ51側のアンテナから送信する。ICタグリーダライタ25は、ICタグリーダライタ25内のアンテナで、送信された電波を受信し、指図50の投入を検知する(ステップS102,Yes)。ICタグリーダライタ25が、指図50の投入を検知できない場合(ステップS102,No)は、ステップS102を継続する。
ICタグリーダライタ25は、検知したICタグ51の情報を読み取り、制御部26は、通信部27及びネットワーク40を介してサーバ30に、指図投入情報であるICタグ51との通信開始情報と、作業内容を特定する情報とを送信する(ステップS103)。そして、制御部26は、LEDランプ23に指図投入告知指令を出し、黄色を点灯する(ステップS104)。また、制御部26は、図8に示す作業開始条件フラグの管理テーブルを初期設定する。
図8は、第1の実施形態における作業開始条件フラグの管理テーブルを示す説明図である。図8(a)は、初期時の管理テーブルの状態であり、図8(b)は、作業者の作業開始準備途中時での管理テーブルの状態であり、図8(c)は、作業者の作業開始準備完了時での管理テーブルの状態である。作業開始条件フラグの管理テーブルは、記憶部29に記憶され、ID種類として、作業図面ID、作業者ID、作業工具類ID、配膳キットIDがあり、これに対応するフラグ種類(例えば、D,M,T,P)と、フラグ値(例えば、0、1、2)とがある。フラグ値が0は、初期設定の場合であり、フラグ値が1は、指図50のICタグ51の作業開始条件とIDの種類及びIDの値が一致した場合であり、フラグ値が2は、指図50のICタグ51の作業開始条件とIDの種類のみが一致した場合である。図8(b)、図8(c)の詳細は、後記する。
図7に戻り、制御部26は、他のICタグの検知(ID検知)があるか否かを判定する(ステップS105)。ID検知がある場合(ステップS105,Yes)、ステップS106へ進み、ID検知がない場合(ステップS105,No)、ステップS105を継続する。
ステップS106において、制御部26は、検知されたIDが作業図面IDか否かを判定する。検知されたIDが作業図面IDである場合(ステップS106,Yes)、ステップS107へ進み、検知されたIDが作業図面IDでない場合(ステップS106,No)、ステップS110へ進む。ステップS107において、制御部26は、検知された作業図面IDが指図50の作業開始条件の作業図面IDと一致するか否かを判定する。制御部26は、検知された作業図面IDが指定された作業図面IDと一致した場合(ステップS107,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Dフラグ)を1に設定する(ステップS108)。検知された作業図面IDが指定された作業図面IDと一致しない場合(ステップS107,No)、LEDランプ23に非該当ID告知指令を出して赤色を点灯し、該当するフラグ(Dフラグ)を2に設定する(ステップS109)。そして、ステップS110へ進む。
ステップS110において、制御部26は、検知されたIDが作業者IDか否かを判定する。検知されたIDが作業者IDである場合(ステップS110,Yes)、ステップS111へ進み、検知されたIDが作業者IDでない場合(ステップS110,No)、ステップS114へ進む。ステップS111において、制御部26は、検知された作業者IDが指図50の作業開始条件の作業者IDと一致するか否かを判定する。制御部26は、検知された作業者IDが指定された作業者IDと一致した場合(ステップS111,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Mフラグ)を1に設定する(ステップS112)。検知された作業者IDが指定された作業者IDと一致しない場合(ステップS111,No)、LEDランプ23に非該当ID告知指令を出して赤色を点灯し、該当するフラグ(Mフラグ)を2に設定する(ステップS113)。そして、ステップS114へ進む。
ステップS114において、制御部26は、検知されたIDが作業工具類IDか否かを判定する。検知されたIDが作業工具類IDである場合(ステップS114,Yes)、ステップS115へ進み、検知されたIDが作業工具類IDでない場合(ステップS114,No)、ステップS118へ進む。ステップS115において、制御部26は、検知された作業工具類IDが指図50の作業開始条件の作業工具類IDと一致するか否かを判定する。複数の作業工具類が指定されている場合、制御部26は指定員数全てを判定する。制御部26は、検知された作業工具類IDが指定された作業工具類IDと一致した場合(ステップS115,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Tフラグ)を1に設定する(ステップS116)。検知された作業工具類IDが指定された作業工具類IDと一致しない場合(ステップS115,No)、LEDランプ23に非該当ID告知指令を出して赤色を点灯し、該当するフラグ(Tフラグ)を2に設定する(ステップS117)。そして、ステップS118へ進む。
ステップS118において、制御部26は、検知されたIDが配膳キットIDか否かを判定する。検知されたIDが配膳キットIDである場合(ステップS118,Yes)、ステップS119へ進み、検知されたIDが配膳キットIDでない場合(ステップS118,No)、ステップS122へ進む。ステップS119において、制御部26は、検知された配膳キットIDが指図50の作業開始条件の配膳キットIDと一致するか否かを判定する。制御部26は、検知された配膳キットIDが指定された配膳キットIDと一致した場合(ステップS119,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Pフラグ)を1に設定する(ステップS120)。検知された配膳キットIDが指定された配膳キットIDと一致しない場合(ステップS119,No)、LEDランプ23に非該当ID告知指令を出して赤色を点灯し、該当するフラグ(Tフラグ)を2に設定する(ステップS121)。そして、ステップS122へ進む。
制御部26は、いずれかのフラグが変更されたか否かを判定する(ステップS122)。フラグ変更がなければ(ステップS122,No)、制御部26は、LEDランプに非該当ID告知指令を出して、赤色を点灯する(ステップS123)。フラグ変更があれば、ステップS124へ進む。
ステップS124において、制御部26は、各IDに対して、全フラグが1に設定されているか否かを判定する。全フラグが1に設定されていない場合(ステップS124,No)、ステップS105へ戻る。全フラグが1に設定されている場合(ステップS124,Yes)、ステップS125へ進む。ステップS125における詳細な作業開始条件フラグの管理テーブルの例を図8(b)及び図8(c)に示す。
図8(b)は、作業図面ID、作業者ID、作業工具類ID、配膳キットIDの検知ができているが、作業者IDが、指図で指定された作業者IDと異なるためMフラグが2に設定されている。同様に、作業工具類IDのひとつのTフラグが2に設定されている。このような場合には、ステップS105へ戻ることになる。図8(c)は、全てのフラグが1に設定されており、ステップS125へ進む。
図7に戻り、ステップS125において、制御部26は、LEDランプ23に作業開始告知指令を出し、緑色を点灯する。そして、制御部26は、作業開始情報をサーバ30に送信する(ステップS126)。送信完了後、制御部26は、LEDランプ23に作業中告知指令を出して青色を点灯し(ステップS127)、ステップS128に進む。
ステップS128において、ICタグリーダライタ25は、ICタグ51との通信を所定時間毎に実施しており、通信が確認できている場合は、作業者が指図50を、作業管理ボックス21の投入口24から取り出したとは検知せず(ステップS128,No)、ステップS128へ戻る。所定時間において通信が確認できない場合、作業者が指図50を、作業管理ボックス21の投入口24から取り出したと検知し(ステップS128,Yes)、ステップS129へ進む。
制御部26は、ネットワーク40を介して、サーバ30にICタグ取出情報であるICタグ51との通信終了情報と、作業内容を特定する情報とを送信する(ステップS129)。その後、制御部26は、ステップS101に戻り、LEDランプ23に初期告知指令を出し、白色を点灯する。また、制御部26は、図8(a)に示すように作業開始条件フラグの管理テーブルを初期化する。
本実施形態によれば、作業開始条件を含む作業内容を特定する情報が書き込まれたICタグ51を投入する作業管理ボックス21と、作業管理ボックス21に付設され、その作業管理ボックス21に投入されたICタグを検出してその情報を読み取るICタグリーダライタ25と、ICタグリーダライタ25の読取情報に基づいて作業の開始条件を判定する制御部26と、制御部26の指令により作業の開始を告知するLEDランプ23と、を有している。このため、ICタグ51を投入後の作業の開始状況は、LEDランプ23で告知されるので、作業者及び作業の管理者などが、作業の開始状態を容易に把握することができる。また、作業開始条件が整い、正確な作業開始時間に基づく作業開始時刻と、指図50が作業管理ボックス21から取り出された作業終了時刻が、サーバ30に記憶されるので、実質的な作業時間を収集することができる。
なお、図7に示すフローチャートによれば、指図50に指定された作業開始条件項目として、作業図面ID、作業者ID、作業工具類ID、配膳キットIDの4項目を使用し、作業図面IDを判定し(S106〜S109)、作業者IDを判定し(S110〜S113)、作業工具類IDを判定し(S114〜S117)、そして、配膳キットIDを判定(S118〜S121)して一連の動作として説明したが、前記したそれぞれの判定は、実際的には並行して実現されてもよい。ここでは便宜上一連の動作の流れとして示したものである。また、作業開始条件項目の順序は問わない。さらに、指図50に指定された作業開始条件により、作業開始条件項目の数は変動することが好ましい。例えば、管理者が指図50の発行の際に、特定技能を有する作業者だけを特定したい場合には、指図50の作業開始条件に、作業者IDを指定すればよい。
《第2の実施形態》
図9は、第2の実施形態における作業管理装置の作業開始の表示手順を示すフローチャートである。第1の実施形態においては、作業開始条件として、図2に示すように指図50で指定された作業開始条件のIDの種類及びIDの値が一致した場合に、作業開始条件を満たすことを示した。第2の実施形態は、指図50の作業開始条件に、IDの種類しか指定されていない場合(IDの値が指定されていない場合)について説明する。この場合、作業開始条件が指定されたIDの種類のみ満たせば、制御部26は、作業開始告知指令を出すことになる。図9において、図7に記載の同一のステップについては同一ステップ番号を付しており、説明は省略する。図9において、図7と比較して、ステップS107、ステップS111、ステップ115、ステップS119が除かれている。このため、ステップS106〜ステップS120について、次に説明する。
ステップS106において、制御部26は、検知されたIDが作業図面IDか否かを判定する。検知されたIDが作業図面IDである場合(ステップS106,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Dフラグ)を1に設定する(ステップS108)。この際に検知されたIDを、作業開始条件フラグの管理テーブルに登録し、ステップS110へ進む。検知されたIDが作業図面IDでない場合(ステップS106,No)、ステップS110へ進む。
ステップS110において、制御部26は、検知されたIDが作業者IDか否かを判定する。検知されたIDが作業者IDである場合(ステップS110,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Mフラグ)を1に設定する(ステップS112)。この際に検知されたIDを、作業開始条件フラグの管理テーブルに登録し、ステップS114へ進む。検知されたIDが作業者IDでない場合(ステップS110,No)、ステップS114へ進む。
ステップS114において、制御部26は、検知されたIDが作業工具類IDか否かを判定する。検知されたIDが作業工具類IDである場合(ステップS114,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Tフラグ)を1に設定する(ステップS116)。この際に検知されたIDを、作業開始条件フラグの管理テーブルに登録し、ステップS118へ進む。検知されたIDが作業工具類IDでない場合(ステップS114,No)、ステップS118へ進む。
ステップS118において、制御部26は、検知されたIDが配膳キットIDか否かを判定する。検知されたIDが配膳キットIDである場合(ステップS118,Yes)、LEDランプ23に該当ID告知指令を出して黄色を点灯し、該当するフラグ(Pフラグ)を1に設定する(ステップS120)。この際に検知されたIDを、作業開始条件フラグの管理テーブルに登録し、ステップS122へ進む。検知されたIDが配膳キットIDでない場合(ステップS118,No)、ステップS122へ進む。
図10は、第2の実施形態における作業開始条件フラグの管理テーブルを示す説明図である。図10(a)は、初期時の管理テーブルの状態であり、図10(b)は、作業者の作業開始準備完了時での管理テーブルの状態である。作業開始条件フラグの管理テーブルは、記憶部29に記憶され、ID種類として、作業図面ID、作業者ID、作業工具類ID、配膳キットIDがあり、これに対応するフラグ種類(例えば、D,M,T,P)と、フラグ値(例えば、0,1)とがある。フラグ値が0は、初期設定値であり、フラグ値が1は、指図50のICタグ51の作業開始条件とIDの種類が一致した場合である。
第2の実施形態の場合、作業開始条件を、IDの種類だけで判断しているため、検知されたIDを、作業開始条件フラグの管理テーブルに登録していくのが特徴である。例えば、図10(b)によれば、作業図面には、D1234の図面が使用され、作業者は、M2343のIDの担当者が担当していることがわかる。制御部26(図3参照)は、作業開始情報送信(図9、ステップS126)の際に、作業開始情報として、図10(b)に示されるID値を含めて、サーバ30に送信する。
本実施形態によれば、作業開始条件として、制御部26は、IDの種類(識別情報)において、作業の開始条件を満たすか否かを判定し、検知されたIDの値(特定情報)は、サーバ30に送信している。このため、作業において使用された作業図面、作業者、作業工具類、配膳キットなどの情報は、サーバ30に登録される。これらの情報は、トレーサビリティ管理用情報として使用することができる。トレーサビリティ情報で基本となる情報は、その製造品がどのような部材品で構成されているかの情報であり、さらには、実際に使用されている部材品の個体識別情報である。すなわち、基本のトレーサビリティ情報とは、いわゆる部品表(BOM:Bill of Materials)であり、製造品1つ1つについての部材品の名称・型式及び製造シリアル番号又は製造ロット番号である。さらには、ここで管理される作業図面、作業者、作業工具類、配膳キットなどの情報を含んでもよい。
以上述べた実施形態においては、LEDランプ(告知手段)23により、作業開始状態を、作業者又は作業管理者に告知している。しかし、告知手段としては、例えば、アラームで作業開始状態を告知してもよい。
作業管理システム及び作業管理装置を示す構成図である。 指図の一例を示す説明図である。 作業管理装置の構成を示すブロック図である。 作業エリアの作業台の一例を示す外観斜視図である。 作業中に表示装置に表示される画面の例を示す説明図である。 サーバの記憶部に記憶される作業工程毎の作業実績を示す説明図である。 第1の実施形態における作業管理装置の作業開始の表示手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態における作業開始条件フラグの管理テーブルを示す説明図である。 第2の実施形態における作業管理装置の作業開始の表示手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における作業開始条件フラグの管理テーブルを示す説明図である。
符号の説明
10 指図発行装置
12 指図発行部
20 作業管理装置
21 作業管理ボックス
22 作業管理装置本体
23 LEDランプ
24 投入口
25 ICタグリーダライタ
26 制御部
27 通信部
28 入力部
29,31 記憶部
30 サーバ
40 ネットワーク
50 指図
51 ICタグ
61 作業図面
62 工具
63 配膳キット
64 作業者ID証
100 作業管理システム

Claims (4)

  1. 作業図面、工具、部品、及び作業者の各個体にそれぞれ付される個体識別用のICタグのIDと、作業内容を指示する指図に付される指図用のICタグの情報とを用いて、作業の開始を管理する作業管理装置であって、
    前記個体識別用のICタグには、前記IDとして、IDの種類とIDの値が書き込まれており、
    前記IDの種類は、前記個体識別用のICタグが、前記作業図面、前記工具、前記部品、及び前記作業者のいずれに付されるものであるかを識別可能とするものであり、
    前記IDの値は、その値自体で、又は、前記IDの種類との組み合わせにより、前記個体を識別可能とするものであり、
    前記指図用のICタグには、前記情報として、作業内容を特定する情報が書き込まれていると共に、前記作業の開始条件が前記個体識別用のICタグのIDとして書き込まれており、
    前記作業管理装置は、
    前記指図を置く置き場所に付設され、その置き場所に置かれた前記指図に付された前記指図用のICタグ及び前記個体識別用のICタグの情報を読み取るICタグ読取手段と、
    前記ICタグ読取手段の読取情報に基づいて作業の開始条件を満たしているか否かを判定する作業開始条件判定手段と、
    前記作業開始条件判定手段の指令により前記作業の開始許可を告知する告知手段と、を有し、
    前記作業開始条件判定手段は、
    作業の開始の際に、前記ICタグ読取手段で読み取った前記指図用のICタグの情報における前記作業の開始条件として書き込まれた前記個体識別用のICタグのIDと、前記ICタグ読取手段で読み取った前記個体識別用のIDとを比較し、
    前記指図用のICタグから読み込まれたIDがIDの種類と前記IDの値が指定されているとき、前記IDの種類と前記IDの値とが合致していれば、合致するIDであると判定し、前記IDの種類と前記IDの値とのいずれかが合致していなければ、合致しないIDであると判定し、
    前記指図用のICタグから読み込まれたIDが前記IDの種類のみが指定されているとき、前記個体識別用のIDのうち該IDの種類と、前記指図用のICタグから読み込まれたIDの種類が合致しているか否かを判定し、前記IDの種類が合致していれば、合致するIDであると判定し、前記IDの種類が合致していなければ、合致しないIDであると判定し、
    前記指図用のICタグから読み込まれたすべてのIDに対し、合致するIDであるとの判定により前記作業の開始条件を満たしたとき、前記作業の開始と判定し、
    前記告知手段に該当する判定結果を指令する際に、前記合致するIDである判定、前記合致しないIDである判定、前記作業開始の判定で異なる色を指定して指令する
    ことを特徴とする作業管理装置。
  2. 前記置き場所は、前記ICタグを投入する投入口を有するボックスであり、作業台又は作業エリアの近傍に設置された
    ことを特徴とする請求項1記載の作業管理装置。
  3. 作業の実績を入力する入力手段を作業場所に備えるとともに、前記入力手段により入力された作業実績を記憶するサーバを任意の場所に備え、作業員の所定の動作に対応して、入力される情報に基づいて作業実績情報を収集する作業管理システムであって、
    前記入力手段は、請求項1又は請求項2に記載の作業管理装置である
    ことを特徴とする作業管理システム。
  4. 作業図面、工具、部品、及び作業者の各個体にそれぞれ付される個体識別用のICタグのIDと、作業内容を指示する指図に付される指図用のICタグの情報とを用いて、前記指図を置く置き場所に付設され、その置き場所に置かれた前記指図に付された前記指図用のICタグ及び前記個体識別用のICタグの情報を読み取るICタグ読取手段と、前記ICタグ読取手段の読取情報に基づいて作業の開始条件を満たしているか否かを判定する作業開始条件判定手段と、前記作業開始条件判定手段の指令により前記作業の開始許可を告知する告知手段とを備える、作業の開始を管理する作業管理装置による作業管理方法であって、
    前記個体識別用のICタグには、前記IDとして、IDの種類とIDの値が書き込まれており、
    前記IDの種類は、前記個体識別用のICタグが、前記作業図面、前記工具、前記部品、及び前記作業者のいずれに付されるものであるかを識別可能とするものであり、
    前記IDの値は、その値自体で、又は、前記IDの種類との組み合わせにより、前記個体を識別可能とするものであり、
    前記指図用のICタグには、前記情報として、作業内容を特定する情報が書き込まれていると共に、前記作業の開始条件が前記個体識別用のICタグのIDとして書き込まれており、
    前記作業開始条件判定手段は、
    作業の開始の際に、前記ICタグ読取手段で読み取った前記指図用のICタグの情報における前記作業の開始条件として書き込まれた前記個体識別用のICタグのIDと、前記ICタグ読取手段で読み取った前記個体識別用のIDとを比較し、
    前記指図用のICタグから読み込まれたIDがIDの種類と前記IDの値が指定されているとき、前記IDの種類と前記IDの値とが合致していれば、合致するIDであると判定し、前記IDの種類と前記IDの値とのいずれかが合致していなければ、合致しないIDであると判定し、
    前記指図用のICタグから読み込まれたIDが前記IDの種類のみが指定されているとき、前記個体識別用のIDのうち該IDの種類と、前記指図用のICタグから読み込まれたIDの種類が合致しているか否かを判定し、前記IDの種類が合致していれば、合致するIDであると判定し、前記IDの種類が合致していなければ、合致しないIDであると判定し、
    前記指図用のICタグから読み込まれたすべてのIDに対し、合致するIDであるとの判定により前記作業の開始条件を満たしたとき、前記作業の開始と判定し、
    前記告知手段に該当する判定結果を指令する際に、前記合致するIDである判定、前記合致しないIDである判定、前記作業開始の判定で異なる色を指定して指令する
    ことを特徴とする作業管理方法。
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